JPH012573A - カルボキシペプチダーゼの製造方法 - Google Patents

カルボキシペプチダーゼの製造方法

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JPH012573A
JPH012573A JP62-81377A JP8137787A JPH012573A JP H012573 A JPH012573 A JP H012573A JP 8137787 A JP8137787 A JP 8137787A JP H012573 A JPH012573 A JP H012573A
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paecilomyces
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清 菱沼
仁志 和気
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なカルボキシペプチダーゼに関する。カル
ボキクペプチダーゼは、ペプチドおよび蛋白質をカルボ
キシル基末端よ〕順次遊離させる性質をもつ酵素である
。この酵素は、単独又はプロティナーゼ等との併用によ
り食品。
消化剤等の医薬品への利用、工業的にはアミノ酸混合物
製造への利用、生化学試薬として蛋白質のアミノ酸配列
の決定への利用、更に、苦味ペプチドの除去への利用な
ど、ますます重要な酵素となっている。
(従来の技術) 従来、カルボキシペプチダーゼとしては9例えば、牛の
膵臓より抽出されたカルボキシペプチダーゼA(メソッ
ズ・イン・工ンザイモロジ−Methods in E
nzymology 19巻475頁)I豚の膵臓より
抽出されたカルボキシペプチダーゼB(メソッズ・イン
・工ンザイモロジーMethods in Enzym
ology 19巻504頁)、また、植物においては
柑橘類の果皮のカルボキシペプチダーゼC(ネイチat
 −Nature(London)201巻613頁1
964年)、柑橘類の葉のカルボキシペプチダーゼ(ホ
ッベーザイラーズ・ツアイトシェリフト・フェール・フ
ィジオロギッシ晶・ケミストリーHoppe −8ey
lers Z。
Physiol、 Chem、 552巻、1524頁
、1971年)9477717葉の酵素(ジャーナル魯
オプ・バイオロジカル・ケミストリーJ 、 Biol
Ohem、 247巻、5573頁、1972年)。
発芽大麦の酵素(ヨーロピアン・ジャーナル・オプ・バ
イオケミストリー1i111. J 、 Bioche
m。
7巻、193頁、  1969年)1発芽小麦の酵素(
プラント・フィジオロジーPlant Physiot
58巻、516頁、1976年)2発芽綿実の酵素(ジ
ャニナル・オプ・バイオロジカル拳ケミ ス ト リ 
− J  、  Biol、  Chem、  2 4
 7  巻、   5034頁、5041頁、1972
年)、トマトの酵素(アグリカルチユラル・バイオロジ
カル・ケミス ト リ − Agric、  Biol
、  Ohem、   3 8  巻、    190
1頁、1974年)、スイカの酵素(アグリカルチユラ
ル・バイオロジカル・ケミストリーAgric、 Bi
ol、 Ohem、 58巻、  1891頁、197
4年)及びプロタライン粉末中の酵素(ジャーナル・オ
プ・バイオケミストリーJ* Biochemistr
y75巻、881頁、1974年)が知られている。
しかしながら、上述せるカルボキシペプチダーゼは、そ
の原料が資源的に工業的規模の生産には適していないた
め、資源的に問題のない糸状菌からカルボキシペプチダ
ーゼを得ることがなされている。例えば、−島等による
アスペル素(ビオキミカΦビオフィジカ・アクタBio
chim、 Biophys、 Acta 258巻、
274頁。
1972年)、中台等によるアスペルギルス・リカルチ
エラル・バイオロジカル・ケミストリー Agric、
 Bio、 Ohem、 56巻、  1343頁。
1474頁、1481頁、1972年、37巻。
1237頁、1973年)、森原等によるアメ4フー2
5382号公報)、横巾等によるベニ48−55084
号公報)、熊谷等によるアメ51−95182号公報)
、ホフマン等によるペニシリウム・ジャンチネラム(P
en1cil目um−ゼS−1とベニシロカルボキシペ
プチダーゼ5−2(メソッズ・イン・工ンザイモロジ−
Methods in Enzymology 45巻
t587頁)が知られている。
(発明の目的) 本発明は、新規なカルボキシペプチダーゼを得ることを
目的とする。
(目的を達成するための手段) 本願出願人は1種々の糸状菌についてスクリーニングを
した結果、パエシロマイセス属ボキシベブチダーゼを生
産することを見い出しついに本発明を完成したものであ
る。
即ち9本発明は、パエシロマイセス属に属する糸状菌か
ら得られるカルボキシペプチダーゼを要旨とするもので
ある。
以下、詳述する。
本発明に利用できるパエシロマイセス属に属する糸状菌
としては1例えば、パエシロマイセス・カルネクス(P
aecilomyces carneus )、パel
egans ) 、パエシロマイセス・ファリノサスr
oaeus ) 、パエシロマイセスeイサリオイデス
(Paecilomyces 1sarioides 
) 、パエシo−(イ七スeジャパニクス(Paeci
lomyces javanicus)。
パエシロマイセス・マルクアンディ(Paeci lo
mycesス拳バシリスボラス(Paecilomyc
es bacillisporus)+canaden
sis ) 、ノモエシロマイセス・クラビスボマイセ
ス・クレメオーロセイ(Paec i Iomyces
エチロモルフイス(Paecilomycesdact
ylethromorphis) 、パエシロマイセス
・フシスポラス(Paecilomyces fusi
sporus ) 2 パエシロマイセス働グリスオビ
リティス イセス・フミコラ(Paecilomyces hum
icola ) 。
パエシロマイセスーインフラッス (Paecilomyces 1nflatus ) 
、 パエシロマイセス・バリオティ・バライアティ・ア
ンティビオティクス(Paecilomyces va
rioti Vat。
antibioticus ) 、ノ(エシロマイセス
・)くリオティ・バライアティ・プランネオルム viridis )+  ハエシロマイセス・リラシネ
スパエシロマイセス・ペルシシヌス ハエシロマイセス・ストリアティスホラスパエシロマイ
セス串バリアヒリx (Paecilomycesva
riabilis )などが挙けられるが、糸状菌パエ
シロマイセス属に属するものであればその変種や変異種
に限ることなく利用でき、カルボキシペプチダーゼの生
産能の点でパエシロマイセましい。
また、カルボキシペプチダーゼは、大量に得る上で、上
記糸状菌を培養して得るが、その培養方法としては、固
体培養であっても液体培養であってもよく、固体培養を
行なう場合には。
適当な固体培地の原料9例えば、小麦皺、脱脂大豆、米
糠、菜種粕、小麦、米等から単独もしくは複数併用して
適宜選択すればよく、必要に応じて適当な栄養源を添加
してもよいものである。この原料に水を加えて蒸気加圧
殺菌後放冷し、これに糸状菌を接種して培養を行なう。
培養条件としては、糸状菌の増殖可能な温度で15〜3
5°C1好ましくは、20〜25℃付近がよく、培養日
数は3〜10日間でカルボキシペプチダーゼ生産能が最
大に達した時に培養を終了する。また、液体培養を行な
う場合には。
適当な炭素源、窒素源9例えば、小麦麩、脱脂大豆、米
糠、菜種粕、澱粉、ブドウ糠等を単独もしくは複数併用
して適宜選択したものを含有し、さらに糸状菌の生育に
必要な諸成分1例えば、リン酸塩などの無機塩、微量金
属塩を含有した培地に水を加えて、蒸気加圧殺菌後放冷
し。
これに糸状菌を接種して培養を行なう。培養条件として
は、使用菌や培地により、カルボキシペプチダーゼ生産
能が最大になるように調整され、一般に、培地のpHは
2.0〜6.0.培養温度は15〜35°Cで、3〜1
0日間培養を行なうのが好ましく、カルボキシペプチダ
ーゼ生産能が最大に達した時に培養を終了する。尚、液
体培養は、静置、振盪、攪拌1通気培養などいずれの培
養法を用いてもよい。
更に、固体培養をしたものでは、培養物に。
例えば、水又は適当な塩溶液、緩衝液等を加えて抽出し
た後濾過等によって処理した溶液を粗酵素液とする。液
体培養をしたものは、培養物を濾過等によって処理した
溶液な粗酵素液とすればよい。この粗酵素液は有機溶剤
等を添加することにより酵素が沈澱の形となシ、さらに
凍結乾燥等により粗酵素標品の形とするとともできる。
このようにして得た粗酵素液又は粗酵素標品は、限外濾
過等による濃縮、透析膜等を用いる透析、硫酸アンモニ
ウム、塩化ナトリウム等による塩析、各種のイオン交換
物質による吸着および溶出9分子量の差により分けるゲ
ル濾過などによって精製することができる。尚、精製法
は単独もしくは併用してもよい。
次に、このようにして得られたカルボキシペプチダーゼ
(以下本酵素と称す。)の性質について述べる。尚1本
酵素は、精製によってメイン部分である低分子型とマイ
ナ一部分である高分子型の2種・類の酵素が存在するこ
とが明らかになった。以下の性質は、低分子型の酵素に
ついて述べたものである。
(1)  酵素活性の測定 測定条件により適当に希釈した酵素液0.5艷に基質と
してカルボベンゾキシ−グルタミル−チロシンを1/2
0M酢酸ソーダー塩酸緩衝液(pH3,0)に10−3
Mとなるように溶解した基質溶液0.5mI!を加え、
30°Cで20分間反応させる。その後、ニンヒドリン
試薬1.0mJを加え反応を停止させる。更に。
172Mクエン酸ソーダークエン酸緩衝液。
(pH5,0)を3.0ml加え、100℃で15分間
加熱し9発色させた後氷水中で急冷した後2分光光度計
を用いて、570nmの波長で吸光度を測定した。対照
は酵素液にニンヒドリン試薬を加え、その後基質を加え
、以後同様の操作をして吸光度を測定した。ニンヒドリ
ン試薬は、メチルセロソルブ118ml!に1/100
M青酸カリ2mlを加え、更にニンヒドリン1gを溶解
させ調整したものを用いた。基質から遊離するアミノ酸
量の算定標準として各測定毎に10−4Mチロシン溶液
10m1にニンヒドリン試薬1.0m/を加え、以後同
様の操作をして吸光度測定した。酵素活性単位は、上記
条件で1秒間に1モルの遊離チロシンを生成することの
できる酵素を1酵素活性率位1カタール(1kat)と
した。尚。
1ナノカタール(Inkat)は10−9カタールであ
る。
(2)  作用 酸性下で蛋白質及びペプチドのカルボキシル末端のペプ
チド結合を加水分解し、アミノ酸を逐次遊離する。
(3)  基質特異性 第1表に、カルボベンゾキシジペプチド類及びベンゾイ
ル−グリシル−リシンのカルボベンゾキシ−グルタミル
−チロシンに対する相対酵素活性を示した。
第1表 基質特異性 ※)各種アミノ酸はL型アミノ酸である。
各基質の濃度は1反応時に1mMとなるように調整した
(4)  最適作用pH 第1図及び第2図に示すように1本酵素をンを基質とし
、pH2〜7の範囲で作用させたところ最適作用pHは
両基質に対しても。
p H4,0であった。
(5)pH安定性 第5図に示すように9本酵素は30℃、≠120分間の
処理後pH2〜8の間で安定であった。
(6)  各種阻害剤および金属塩の影響第2表に各種
阻害剤及び金属塩の影響を示した。フェニルメチルフル
オロスルホン酸(PMS F )で100%阻害され、
ペプスタチンAで阻害をうけないことがらセリンカルボ
キシペブチダーゼであることがわかった。
尚、セリン力ルポキ7ペプチダーゼは2国際生化学連合
の命名委員会により命名されており、工ンザイムノウメ
ンクレイチャー (Enzyrne Nomenclature、ed、
by NomenclatureCommittee 
of thr International Unio
n ofBiochemistry、Academic
 Press、New York。
1984、P2O3)に記載されている。また9本酵素
は、パラクロロマーキュリ−安息香酸により100%阻
害されることから、酵素活性にチオール基が関与してい
るものと思われる。
第2表 各種阻害剤及び金属塩の影響 (7)分子量 本酵素は分子量はアントリウスの方法に準シセフ1デッ
クスa−too(ファルマシアファインケミカル社製)
のゲル濾過法により求めると第4図に示すように約45
.000(低分子型)であった。また、高速液体クロマ
トグラムによるTSK−GELG− 50QQSW(東洋曹達工業■製)カラムを用いたゲル
ろ過法により求めると、約 47、 OOOであった。ちなみに、マイナ一部分であ
る高分子型はセファデックスQ−100のゲル濾過法に
より求めると約9 !S、OOOであった。
(8)  等電点 フ1ルマライトZ5〜5.0(スウェーデン。
ファルマシアファインケミカル社製)を用いた等電点電
気泳動法により2本酵素の等電点はp I 4.0であ
った。
(9)  吸光係数 本酵素を凍結乾燥し2重量を測定後、280nmにおけ
る吸光度を測定し吸光係数を求めたところAt’は14
.8であった。
(10)反応速度論的解析 第3表にカルボベンゾキシジペプチド及びベンゾイル−
グリシル−リシンを基質として用いた時の本酵素の反応
速度定数を示した。
第5表 反応速度定数 *ラインウェバーバノク(Lineweaver−Bu
rk)プロットより求めた。
(11)ディスク電気泳動 本酵素をポリアクリルアミドゲルp H4,5。
ゲル濃度7.5%を用いて1本のゲル当#)5mAで、
4℃4時間電気泳動を行ない2次いでクーマシーブリリ
アントプルーR250で染色した。その結果、第5図に
示すように原点(陽極端)より、陰極側約α7cmの所
に単一のバンドとして認められ2本酵素は電気泳動的均
一標品であることが明らか−になった。
100 m/三角フラスコ中で小麦皺3gに水2.1d
を加えてよく練り、120℃20分間加圧殺菌し放冷後
、予め線棒培養しておいた各種のパエシロマイセス属の
スラントカルチャーから1白金耳接種した。これを24
℃で1日に2回振盪してフラスコ中の糸状菌をよくほぐ
し通気させ、7日間静置培養した。培養後、固体培養物
に1/20M酢酸ノーグー塩酸緩衝液(pH五〇)50
mlを添加して激しく振盪し4℃で2時間放置後、濾過
を行ないこの戸液を粗酵素液とした。得られた粗酵素液
の酵素活性を測定し九結果を第4表に示す。
※1)醗酵研究所から入手(LIST 0FCULTU
RES 7th ed (1984)記載)※2)抽出
液1d当たりの酵素単位 実施例2(液体培養による生産) 500 mlの坂ロフラスコに、小麦瞭3gと脱脂大豆
1gにリン酸1カリウム12gを含む水道水5 mlを
加えてよ〈練シ、95m1の水道水を追加して、1M酒
石酸A 5 atでpHを五〇に調整後、120℃20
分間加圧殺菌し放冷後、予χ ゝ0.で7日間振盪培養した。酵素の抽出は、培養物;
ン を轟2の東洋濾紙(東洋濾紙■製)で濾過を行ない、こ
のF液を粗酵素液とした。得られた粗酵素液の酵素活性
を測定した結果を第5表に示す。
第5表 ※1)醗酵研究所から入手(LIST 0FCULTU
RES 7th ad (1984)記載)※2)抽出
液1 me当たりの酵素単位実施例5(カルボキシペプ
チダーゼの精製)小麦斂90gと水道水65m1をよく
練った後1を三角フラスコ3本に分注し、120℃で2
0分間殺舊し培地とした。パエシロマイセス・カルネウ
ス(Paecilomyces carneus) I
 F 07012を約1cdずつ切り取った後無菌的に
細かく砕いて培地に接種し24℃で7日間静置培養を行
なった。培養中、1日に2回振盪してフラスコ中の糸状
菌をよくほぐし通気した。培養後、培養物に1/20M
酢酸ソーダー酢酸緩衝液(p H4,0) 900履j
を加え激しく振盪後。
2時間静置し抽出を行なった。培養物と抽出液は、ム2
東洋F紙(東洋濾紙■製)にて濾過を行ない分離した。
このF液に硫酸アンモニウムを407g加えて溶解(8
0%飽和)後、1晩放置し塩析を行なった(80%硫安
塩析)。次に遠心分離(14,000Xg/ 10m1
n )より本酵素が沈殿として2.52g得られた。こ
の沈殿をt/20M酢酸ソーダー酢酸緩衝液(pH4,
0)に溶解後、透析チューブに入れ1/20゛:、10
 min ) L上清液a 2 atを得た。ここでの
本、!酵素回収率は、培養抽出物液の72.7%となっ
た。この上清液をセファデックスG−100カラム(1
,8φx72cm、1/20M酢酸ソーダー酢酸緩衝液
(p H4−0) )でゲル濾過を行なったところ第6
図に示す如くマイナ一部分である分子量的94000の
高分子型、メイン部分である分子量45.000の低分
子型のカルボキシペプチダーゼ画分に分かれた。メイン
部分である低分子型の酵素活性を測定したところ109
n k a t / rsl 、比活性74.7 n 
k a t / R1であった。この低分子画分は51
M/得られ1回収率は45.2%であった。次に、得ら
れた低分子画分を、1/20M酢酸ノーグー酢酸緩衝液
(pH4,5)で透析後、透析液をDEAE−セルロー
ス(DE32)(イギリス、ワットマシ社製)力2ム(
1,8φx 41 an 、 1 / 20 M酢酸ノ
ーグー酢酸緩衝液(p H4−5) )に吸着させた後
上記緩衝液p H4,5で1/20Mより1/2Mまで
の濃度勾配させて、イオン交換クロマトグラムを行なっ
た。(第7図にDEAE−セルロース(DE52)によ
るイオン交換クロマトグラムの溶出パターンを示した。
)得られたメイン画分は55dであり、酵素活性は5&
7nkat/ me 、比活性は245 nkat /
 A280 、回収率は24.0%であった。更に、D
EAE−セル′ロース(DE32)カラムを用いた再ク
ロマトグラムを行なった。カラムは1.8φX 41 
cm 。
1/20M酢酸ソーダー酢酸緩衝液(p H4,5であ
らかじめ平衡化しておき  m   −÷杢゛    
     上記後 漬液(p H4,5)で115Mよシ1/2Mまでの濃
度勾配溶出を行ない、カルボキシペプチダーゼ活性のメ
イン画分を精製酵素標品として増得した。この操作よシ
、酵素活性46.7 nkat/ml 、比活性515
 nkat/ A280の酵素液50m/を得た。(第
8図にDEAE−セルロース(DE32)によるイオン
交換クロマトグラムの溶出パターンを示した。)尚、抽
出工程以後の作業はすべて4℃で行なった。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、パエシロマイセス属に属す
る糸状菌から、新規なカルボキシペプチダーゼを得るこ
とができる。また、原料として糸状菌を用いていること
から、大量生産するための培養が容易であり工業的規模
の生産に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、カルボベンゾキシ−グルタミル−チロシンを
基質としたときの本酵素の作用pH範囲を示す図、第2
図は、カルボベンゾキシ−フェニルアラニル−アラニン
を基質としたときの本酵素の作用pH範囲を示す図、第
5図は本酵素の安定pH範囲を示す図、第4図は2本酵
素の分子量を示す図、第5図は2本酵素のディスク電気
泳動の図、第6図は2本酵素のセファデックスQ−10
0によるグル濾過の溶出パターンを示す図、第7図は2
本酵素のDEAE−セルロースによるイオン交換クロマ
トの溶出パターンを示す図、第8図は2本酵素のDEA
E−セルロースによるイオン交換再クロマトの溶出パタ
ーンを示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パエシロマイセス属に属する糸状菌から得られるカルボ
    キシペプチダーゼ。
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