JPH01257323A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JPH01257323A
JPH01257323A JP63191065A JP19106588A JPH01257323A JP H01257323 A JPH01257323 A JP H01257323A JP 63191065 A JP63191065 A JP 63191065A JP 19106588 A JP19106588 A JP 19106588A JP H01257323 A JPH01257323 A JP H01257323A
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reaction
chamber
substrate
reaction chamber
gas
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Akira Yoshino
明 吉野
Nobunori Omori
大森 宣典
Toshiji Onishi
大西 利治
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Daido Sanso Co Ltd
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Daido Sanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、真空室内、特に真空化学エピタキシー(V
CE)系において、化合物半導体層を成長させる半導体
の製造装置に関するものである。
〔従来の技術] 近年、化合物半導体、特に■−V族化合物(例えばGa
As)が、従来の珪素半導体よりも優れた性能を有する
としてその需要が増大している。
このような化合物半導体の製造方法として、超高真空中
で、エピタキシャル成長させる化合物に必要な原子を固
体材料からヒートガンによって1発させ、これを分子線
の形で基板に衝突させ、基板上に膜を成長させる分子線
エピタキシャル(〔MB E ) Mo1ecular
 Beam Epitaxy)法や金属のメチルまたは
エチル化合物の蒸気をIl、等のキャリアガスで送って
常圧ないし減圧の反応室に導入し、そこでV族の水素化
合物と混合したのち、加熱した基板上で反応させ結晶を
成長させる有機金属CV D ((MOCV D :l
 Metalorganic ChemicalVap
or Deposition)法等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記のうち、分子線エピタキシャル法は
、大量生産が難しく市場の需要に見合うだけの供給をす
ることが困難であるという問題点を有している。また、
有機金属CVD法は、生産能力は上記分子線エピタキシ
ャル法よりも高いが、使用する反応ガスが高価で、かつ
、その成長機構のために反応ガスの利用効率が悪(なる
という問題を有している。そのため、高価格を問題とし
ないような特殊用途以外に使用することは困難である。
また、上記有機金属CVD法は、上記のように反応ガス
の利用効率が悪いことから大量の未反応ガス(毒性ガス
)を生じるうえ、蒸気圧の低い■族化合物をガス化し搬
送する目的で、大量に用いるH8等のキャリアガスが、
上記未反応ガスに加わるため大量の毒性廃ガスを生じ、
これの廃棄等に大きな問題を有している。このような有
機金属CVD法による従来の装置は、第11図に示すよ
うになっている。すなわち、真空室1内に配設されたヒ
ータ2の上に基板3を載置し、この基板3に向けて真空
室1内の上部側に配設されたノズル4から半導体成長用
のガス状化合物を矢印Aのように吐出するようになって
いる。この装置は、基板3をヒータ2の上に載せ基板3
を下側から加熱するため、基板3の上方で矢印Bのよう
な熱対流が生じるとともに、ヒータ2によって加熱され
た基板3から放散される熱が基板3の上面近傍で矢印C
のように生じる。その結果、ノズル4から吐出されるガ
ス状化合物が上記矢印Bの熱対流。
矢印Cの放散熱により押し上げられてその流れが乱され
るため、基板3の上面に均一な膜成長が行われなくなる
。したがって、上記装置には、得られる半導体膜(半導
体層)の表面を平滑に仕上げることが困難であるという
大きな欠点がある。この欠点は、上記矢印Bの熱対流に
よって基板3面に到達しえず空中で接触反応して生成し
たGa・As粒子フラッグが空間を浮遊しランダムに半
導体膜に付着するということにより助長される。さらに
、上記装置は、製造がバッチ式であり生産効率が悪く、
また供給するガスの種類を変える場合は、上記ノズル4
に連結された複数のガス供給管のバルブ5,6.7を切
り替えるようになっているため、ノズル4内に、直前に
使用した化合物が残留しこれが不純物となり良質の半導
体を得にくいという問題も有している。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、上
記MBEとMOCVDの長所を組み合わせることにより
、半導体層表面が平滑で良質の半導体を、効率よく生産
できる半導体の製造装置の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この発明の半導体製造装置
は、高度に真空になしうる真空室と、この真空室内に配
設された基板支持用の基板支持具と、反応ガス供給手段
と、基板の加熱手段とを(iiifえた半導体製造装置
において、真空室を複数の帯域に区分し、この複数の帯
域に、底面部と、その外周縁部から起立する排出路付き
の周壁と、この周壁で囲われた反応空間を開閉自在に蓋
する上板とからなる反応室をそれぞれ設け、上記各反応
室の上板に、基板を上記反応空間に接した状態で保持す
る保持部を設けるとともに、所定の反応室の底面部に、
上記保持部に保持された基板に対して反応ガスを吐出す
る反応ガス供給手段を設け、かつ反応室の上板の上方に
加熱手段を設けるとともに、上記上板を複数の反応室に
順次移動させる移動手段を設けるという構成をとる。
〔作用効果〕
すなわち、この発明の半導体製造装置は、真空室を高度
に真空にして反応ガス分子の平均自由行程を大きくしガ
ス分子を分子線として基板に効率よく衝突させるようし
ているため、反応ガスの利用効率が大幅に向上するよう
になる。また、この装置は、基板に対して、上方から加
熱を施し、下方から反応ガスを吐出させるため、熱対流
は基板の上側で生じ基板の下側では生じない。したがっ
て、基板の下側から吐出された反応ガスは、熱対流によ
って影響を受けることなく基板面に到達し、基板面に極
めて表面平滑性に富んだ半導体層を形成するようになる
。また、真空室を複数の独立した帯域に区分し、各帯域
に反応室を設けているため、所定の反応室で基板に対し
加熱・冷却を施し、次の反応室で基板に対して反応ガス
を吐出させるようにすることができ、それによって半導
体の連続生産が可能になり生産効率の大幅な向上を実現
できるようになる。また、真空室が複数の独立した帯域
に区分され各帯域にそれぞれ反応室が設けられているた
め、各反応室ごとで異なる種類の反応ガスの使用ができ
る。そのため、異種反応ガスが混入して不純分となり、
得られる半導体の品質の低下をもたらすということがな
い。そのうえ、この装置は、真空室が高度に真空になっ
ていて蒸気圧の低い■族化合物でもそのままガス化して
使用できるため、■族化合物のガス化ならびに搬送用の
キャリアガスが不要になる。そのため使用後のガスの廃
棄処理も少星ですむようになる。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
〔実施例〕
第1図ないし第2図はこの発明の一実施例に用いる半導
体製造装置を示している。これらの図において200は
真空化学エピタキシー(VacuumChemical
 Epitaxy)系における円形の真空室であり、そ
の内部が3個の独立帯域100a、100b、100c
に区分され、各帯域100a、10Qb、100cにそ
れぞれ反応室10が設けられている。上記各反応室IO
の作用は、基板着脱室50に近い帯域100aの反応室
10が基板300の予熱、冷却用で、帯域100bの反
応室10が無ドープ層成長用で、帯域100cの反応室
lOがn型活性層の成長用である。このような各反応室
10は、第3図および第4図に示すように、四角板状の
床板12と、その四角板状の床板12の四方の周縁部か
ら上方に向かって延びる周壁16と、回転円板61の切
欠部に装着された上板18とから構成されている。上記
回転円板61は、真空室200よりも少し寸法が小さく
設定され、1回の作業終了ごとに、真空室200の中心
に設けられた回転軸400を中心にゆっくり回転し、各
反応室lOの上板18を回転方向側に位置する次の反応
室10に移動させるようになっている。
そして、上記回転円@、61の各反応室10に対応する
部分には、第5図に示すようにアーチ状の切欠部60が
形成され、そこに上記上板18が着脱自在に装着される
。18aは、上板18の上面の4隅部に設けられたフッ
クであり、アーチ状切欠部60に対する上板18の装着
に利用される。300は、上記上板18に形成された穴
部に、表面を下側にして着脱自在に装着された基板であ
り、穴部の周縁に設けられた段部に支受されている。
より詳しく述べると、上記上板18は上記アーチ状切欠
部60と略同形状をしていて、上記アーチ状切欠部60
の内周縁に形成された段部により着脱自在に支持され装
着される。この上板18のアーチ状切欠部60に対する
装着は、第6図に示すように、真空室200の外周部に
連設された基板着脱室50において、基板300が装着
された上板18のフック18aに、マジックハンド51
の棒状アームを係合させて上板18を持ち上げ、その状
態でマジックハンド51を真空室200内に延ばし上板
18を回転円板61のアーチ状切欠部60の段部に!!
置することにより行われる。上板18の載置後、マジッ
クハンド51の棒状アームは、少し下降して上1反18
のフック18aとの保合を解く。そして、その状態でマ
ジックハンド51が基板着脱室50に後退する。上板1
8の脱着は上記と逆の手順で行われる。第6図において
、52は基板着脱室50と真空室200とを区切る弁、
53は弁52を開く前に基板着脱室50を真空室200
と同程度の真空状態にする真空ポンプである。上記各反
応室100周壁には、外周に沿って所定間隙で排気口2
0が設けられ、反応室10内の未反応ガスないし余剰反
応ガスを真空室10に排出するようになっている。これ
ら排気口20の全体の面積は反応室10の上板18の面
積の略4%に設定されている。14はそれぞれ床板12
における上記基板300の真下の位置に一定間゛隔(2
5,4mm)で、かつ上記基板300に対して垂直にな
るように穿設された直径3.2 mmのノズル孔(下側
から上側にかけて逆向き円錐状になり、反応ガスを均一
吐出するようになっている)であり、反応室10の下側
に配設された第1の混合室24の天井部に穿設されてい
る孔26または34に連通している。この孔26および
34は第7図に示すように、同数個が交互に配設されて
おり、孔26は・第1の混合室24内に連通し、孔34
は第1の混合室24内を貫通しているダクト32を介し
て混合室24の下側に設けられた第2の混合室30に連
通している。第1の混合室24内には第2図に示すよう
に、側壁を貫通して原料注入管22が連通しており、こ
の原料注入管22からトリメチルガリウム(TMGa)
やトリエチルガリウム(TEGa)等の■族化合物(反
応ガス)が第1の混合室24に送り込まれ、またn型な
らびにp型ドーパントが単独でもしくは上記■族化合物
とともに第1の混合室24に送り込まれるようになって
いる。この化合物等は、第1の混合室24内で均一に混
合されたのち孔26およびノズル孔14を通って、上方
に配設されている基板300に向かって均一な分布状態
で吐出される。また、第2の混合室30の側壁には、原
料注入管2日が連結されている。この原料注入管28か
らn型、p型ドーパントもしくはトリエチルアルミニウ
ム(TEAl)等の■族化合物等が第2の混合室30に
送り込まれるようになっている。上記■族化合物は第2
の混合室30およびダクト32内で均一状態に混合され
たのち、孔34を介してノズル孔14から基板300に
向けて均一な分布状態で吐出される。なお、上記ダクト
32は、第1の混合室24内において、反応ガスの流通
抵抗になり撹拌作用を奏するため、第1の混合室24内
における反応ガスの混合性の向上に寄与する。また、上
記真空室200の全体1回転円板61.上板18、反応
室10および第1.第2の混合室24.30はステンレ
ス鋼でできており、ステンレス鋼製の支持体(図示せず
)で末持されている。42はA s H:1等の■族化
合物を反応室10内に供給するための供給管であり、第
7図のように床板12上の、孔26.34を左右同数に
2分割する位置に配設されている。そして、この供給管
42には複数個の孔42aおよび孔42bがそれぞれ一
定間隔を保った状態で左右2列に穿設されている。これ
により、上記V族化合物が反応室10(第2図参照)内
に均一な分布状態で供給される。
第2図において、44は反応室10の上板18の上方に
配設されたヒータ、44cは均熱板であり、基板300
を上方から主として輻射熱で加熱することにより、基板
300を、その表面で半導体化合物が成長できる温度ま
で加熱すると同時に、その加熱により、熱対流等の影響
を受けることなく半導体層が基板300の表面に均一に
成長しうるようにしている。上記ヒータ44は第8図に
示すように板状カーボングラファイトに筋状切り込み4
4aを交互に設け、両端に電極44bを取り付けて構成
されている。このヒータ44は面状に均一加熱可能であ
るが、ヒータ44の下側に設けられた均熱板44cによ
り、面状加熱の一層の均一化がなされるようになる。
上記の装置を用いての半導体の製造はつぎのようにして
行われる。すなわち、各帯域100a。
100b、100cの上板18にそれぞれ4個の基板3
00を表面を下側にした状態で配設し、1日2交替の作
業を行うことにより、1週間に1152個の半導体を製
造することができる。これを第9図のME S F E
Tエピタキシー層の成長プロセスのチャートおよび第1
図、第2図を用いてより詳しく説明する。まず、真空室
200内を、真空度が10−’l−ルの真空状態にする
とともに、ヒータ44に電荷を負荷してヒータ44を発
熱させ雰囲気温度を650 ’Cに加熱する。その状態
で、基板300が取り付けられた上板18を、基板着脱
室50からマジックハンド51を延ばして第1の帯域1
00aに対応する回転円板61のアーチ状切欠部60に
取付け、そこで略15分間加熱する。ついで基板300
を上板18ごと回転させて第2の帯域100bの反応室
10に移動させる。
この回転により、第1の帯域100aには、全ての処理
がなされた基板300を有する上板18が第3の帯域1
00cから到来する。そこで、上記マジックハンド51
を用い、これを回転円板61から取外したのち、空いた
スペースに、上記マジックハンド51を用い未処理の基
板を有する上板18を装着することが行われる。一方、
第20帯域100bに移動した上板18の基板300に
対しては、つぎのようにして反応ガスによる処理がなさ
れる。すなわち、第2の帯域100bの反応室lOと一
組になっている第1の混合室24内に、トリメチルガリ
ウム(TMGa)やトリエチルガリウム(TEGa)等
の■族化合物を送り込み混合室24内で均一状態に混合
したのち、ノズル孔14から、第2の帯域100bの反
応室10に位置する基板300に向けて均一な分布状態
で吐出させる。これと同時に、供給管42に、ASII
:1またはアルキルアルシン等の■族化合物、例えばト
リエチルアルシン(TEAs)を送り込み、これを孔4
2aおよび孔42bから上記反応室10内に過剰に吐出
させる。その結果、上記反応室10内に供給されるV族
化合物は、上記■族化合物等とともに基板300の表面
を横切って排気口20の方へと拡散しながら流れていく
。その間に、ASH3やTEAsは熱分解してAs、に
なり、基板300の表面に、上記ガリウム化合物のガリ
ウムとともに接触し、無ドープの砒化ガリウ1、(Ga
As)層等として成長する。また、基板300に接触し
ない未反応の化合物は、上記反応室10の排気口20か
ら外部に排出され、真空室200の側方に、排気手段に
よって吸い込まれる。上記GaAs層は、毎時路2μm
の成長速度で成長させることが好ましく、厚みを略10
’人に形成させることが好適である。この場合、上記無
ドープGaAs層内の不純分の濃度は1xio”原子/
 c4以下になるように設定することが好ましい。
つぎに、上記処理を終えた基板300を、回転円板61
0回転により上板18ごと第2の帯域100bから第3
の帯域100cの反応室10に移動させる。この回転に
より、第1の帯域100aで加熱処理された基板300
が第2の帯域100bに到来する。一方、第3の帯域1
00Cに移動した基板300に対しては、ドーピング処
理がなされる。すなわち、n型ドーパントを、■族化合
物とともに、第1の混合室24から第3の帯域100c
の反応室10に吐出させるか、または単独で第2の混合
室30から上記反応室10に吐出させることにより、上
記基板300の無ドープGaAs層の表面にn型活性層
が成長形成される。このn型活性層は、毎時路2μmの
成長速度で成長させることが好ましく、その厚みが2X
103人で、その中のn型ドーパントの濃度が略2XI
O”原子/C+aになるようにすることが好適である。
そののち、上記■族化合物等のガスの供給をすべて停止
した状態で略15分保持する。そして、さらに、回転円
板61を回転させて上記の処理を終えた基板300を第
1の帯域100aの反応室10に戻し、そこで冷却する
。この回転円板61の回転により、第2の帯域100b
で無ドープG ;] A s層を形成された基板300
が第3の帯域100cに到来し、ドーピング処理を受け
るようになる。
一方、第1の帯域100aで冷却された基板300は、
上板18ごと基板着脱室50ヘマジツクハンド51によ
り取り出される。この装置では、上記の操作を繰返すこ
とにより連続的に半導体を製造することができる。この
場合、上記装置の各反応室10では同時に各反応室に課
された処理がなされることとなる。このような一連の処
理に要する時間は、第1 IF域100aでの加熱、冷
却にそれぞれ略15分、第2帯域100bでの無ドープ
層成長に略30分、第3帯域100cでのn型活性層の
成長に略15分、無成長期間(ガス状化合物等の供給な
し)に略15分かかり、合計で略1゜5時間となる。し
たがって、12個の基板300の製造に対して1.5時
間を要し、これを1日2交替で連続運転すると、1週間
で1152個の半導体を製造することができることにな
る。
つぎに、第10図にHEMTエピタキシー層の成長プロ
セスのチャートを示す。すなわち、上記の方法と同様の
方法において、第2および第3の帯域100b、100
cで、第2の混合室30(第2図)からトリエチルアル
ミニウム(TE/1)等のAnを含有する■族化合物を
供給することによりHEMTエピタキシー層を成長させ
ることができる。この場合、まず、上記の方法と同様、
基板300を、第1の帯域100aで加熱したのち、第
2の帯域1oobでガス状の■族および■族化合物を用
いて、ドーパントの濃度がlXl0”原子/ c+fl
以下で、厚みが略10’人のGaAs層を成長させ、さ
らに上記ガスに加えて、Ae含有化合物を第2の混合室
30から吐出させ、上記GaAs層の表面に、厚みが3
0〜100人で、無ドープのA 12 G a 1−z
 A s層を成長させる。さらに、第3の帯域100c
で、上記ガス等に加えてn型ドーパントを吐出させ、上
記A2□G a +−zAs層の表面に厚みが500人
のn゛型八へ2Ga+−zAs層を成長させる。この場
合、上記の数Zは0.1〜0.9、好ましくは0.2〜
0.3である。
そののち、第2の混合室30の原料供給管28に設けら
れた排出弁(図示〜仕ず)を閉じることによって、上記
ガス等のうちのAffiff化合物の供給を止め、n型
ドーパントを含有する厚みが略10″人のn型GaAs
層を成長させる。そして、上記と同様、表面に半導体層
が形成された基板300を第1の帯域100aで冷却し
たのち、半導体製造装置の外部に取り出し信号源電極等
を付す。このようにして、HE M T半導体を得るこ
とができる。この場合に要する時間も上記の方法の場合
と同様である。
なお、上記の装置において、ノズル孔14から基板30
0までの距離を、その真空状態での■族化合物のガス分
子の平均自由行程(ガス分子が他の分子と衝突して反応
するまでに進む距離)よりも短く、かつ基板300の表
面への化合物の分散状態が均一になるように設定してお
く。これをより詳しく説明すると、各ノズル孔14から
上方に逆向き円錐状に拡散してい(■族化合物等の先端
に形成される各回が互いに交わる位置に基板300を配
設しておくとともに、基板300に到達するガス分子の
分布状態およびその衝突速度が、ガス分子が基板300
の表面に適当な速度で成長するために充分であるように
設定しておく。または、予め設定されたノズル孔14か
ら基板300までの距離に対応させて、真空室200内
の真空度やガス状化合物の吐出速度を調節したり、孔2
6.34およびノズル孔14の個数、直径等を調節する
。これにより、規定厚み±5%の範囲内の厚み、より好
ましくは規定厚み±1%の範囲の厚みを存する半導体層
を得るようにする。また、TEGaおよびAsH,等か
らGaAsを得る場合の反応速度は、一般に、基板30
0の温度が高いほど早く進行するようになっているが、
基板300の温度があまり高すぎると層状に形成された
ものが再蒸発し層成長速度を低下させる。このため基板
300の温度は500〜700″Cが好ましく、特に好
ましいのは600〜650℃である。また、反応室10
内の真空状態は1O−h)ル以下が好ましい、その外、
TEGaおよびAsH,等の速度、基板300の温度等
の種々の条件の関係を下記の式(1)、 (2)、 (
3)で表すことができる。
この式(1)において、fは横丁に示す化合物のビーム
流束、Fはその流量、Aは成長域面積、aは排気口20
の面積である。この排気口20の面積aは、成長域面積
Aの4%程度であることが好ましく、4%を越すとV族
化合物が外部に過剰に徘出され反応室10内での分布状
態が均一でなくなる。そのため、得られる半導体層の均
一性が悪くなる。また、4%以下になると、V族化合物
の反応室10内部から外部への流れが悪くなり■族化合
物の利用効率が低下し効果的な半導体層の成長が得られ
なくなる。この式(1)はAs、とGaの密度比が、成
長域面積Aと排気口20の面積aの比およびAsH,と
TEGaの流量比との積に比例することを示している。
λ−kTvb/ vda 2Vhp −・−・−・(2
)この式(2)において、λは■族化合物の平均自由行
程、d、は基板300に衝突する分子の平均直径、Tは
温度、■、はノズル孔14から吐出される■族化合物の
線分子の速度、vhは基板300の近傍で加熱された■
族化合物の分子の速度を示している。この式(2)によ
り反応室10の形状を適正に設定することができ、ノズ
ル孔14と基板300との間の距離は、■族化合物の平
均自由行程λよりも小さく、かつ基板300の表面でV
族化合物が均一に分布されるような距離にしておくこと
が重要である。
つぎに、反応室10内の中央部から排気口2゜までの間
の圧力低下は、排気口2oを挟んだ反応室10内と室外
との圧力差に比較して小さくなるようにしなければなら
ない。例えば反応室loの長さと幅が同じ場合であれば
、反応室lo内においてその中央部から側壁側までのコ
ンダクタンスCaと、上記反応室10の外部のコンダク
タンスCoとの比は下記の(3)式で表される。
Ca/Co ■4h /a   ・・・・・・(3)こ
の式において、hはノズル孔14から基板300までの
距離、aは排気口2oの面積を示している。この関係に
おいて、Ca / Coが4になることが好ましい。す
なわち、反応室lo内での圧力変動は略25%以下であ
ることが好ましい。さらに1.この反応室10内に吐出
される■族化合物は、この反応室10内の圧力変動に影
響されないように過剰に供給することが好ましい。その
場合でも従来の有機金属CVD法と比べてその使用量は
1/20程度ですむ。
二のように、この半導体の連続製造装置は、真空室20
0内を3個の帯域100a、100b。
100cに区分し、その各帯域100a、100b、1
00cに配設した反応室lOに基板300を順次移動さ
せながら連続的に異なる処理を行えるようになっている
。そのため、効率のよい生産ができる。また、それぞれ
の帯域100a、100b、100cに反応室10が設
けられ、その反応室10内で基板300の処理がなされ
るため、反応ガスを有効に使用できるうえ、各帯域10
0a、1oOb、100cの反応室10でそれぞれ異な
る化合物を使用することができる。したがって、反応ガ
スの利用効率の向上を実現できるとともに、異種の化合
物が他の化合物に不純物となって混入することにより、
半導体層の品質が低下するという事態の発生が防止でき
る。そのうえ、上記の装置では、未反応のガス状化合物
を排出口20から反応室10の外部に排出することによ
り、反応室10内に一定の流速の化合物の流れを生じさ
せるようにしているとともに、混合室24.30に連通
ずる複数個のノズル孔14を2分割する位置に供給管4
2を配設しているため、基板300の表面に均一状態で
V族化合物等を送ることができ■−V族化合物からなる
半導体層を均一な状態で成長させることができる。さら
に、キャリアガスを用いないため使用ガスが少量になり
、廃棄等の処理が容易になる。
なお、上記実施例において、反応室10を円筒形にする
とともに、各上板18もそれに合わせて円形にして独自
に各反応室10に移動できるようにし、かつ各上板18
をその反応室10の中心を軸としてゆっくり回転させる
ようにするようにしてもよい、これにより、半導体層を
一層均一状態に形成しやすくなる。また、上記の実施例
では、反応室10として、同形の装置を3個用いるよう
にしているが、これに限定するものではなく、さらに多
くの反応室を加え処理工程を増加させて多層状の半導体
を製造したり、加熱と冷却を別の装置で行ってもよい。
また、基板300の各反応室lOへの移動は、上記実施
例のように、回転円板610回転により上板18を回転
させて行うことに限定するものでなく、上板18および
混合室は固定しておき、底板12を周壁16ごと、次の
反応室へ移動させて行うようにしてもよい。さらに、第
1の帯域1otaで用いる反応室lOは、ノズル等を設
けなく、単に加熱および冷却ができる室として構成して
もよいし、他の帯域100 b。
100cの反応室10もそこで行われる処理に対応して
混合室を1個にしたり、さらに下方に追加して3個にす
るなど変形させてもよい。また、上記の実施例では反応
室lOの周壁16に排気口20を設けているが、周壁1
6に排気口20を設けず、周壁16と上板18との隙間
を排気路にするようにしてもよい。また、上記実施例で
は、混合室24と30を隔離した室とし、それぞれの混
合室に連通したノズル孔14から異なる原料ガスを反応
室10に送るようになっているが、混合室24および3
0を孔等により連通させ、それぞれの原料注入管22.
28から送られてくる原料ガスを混合室24内で混合し
たのち反応室lOに送るようにしてもよい。さらに混合
室に冷却用のジャケット等を設けてそれに冷却水等を送
ることにより、ガス状化合物を適正温度に冷却できるよ
うにしてもよい。これにより、ガス状化合物の温度が過
剰に高くなることを防止し、ガス状化合物の早期反応を
防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の平面図、第2図はそのA
−A’における溜断面図、第3図はさらにその反応室ブ
ロックの断面図、第4図は上板を除いた状態の反応室の
斜視図、第5図は回転円板ブロックの平面図、第6図は
基板供給装置を含めた平面断面図、第7図は反応室のノ
ズル孔および供給管の分布状態を示す平面図、第8図は
ヒータの平面図、第9図はMESFETエピタキシー層
の成長プロセスのチャート図、第10図はHE MTエ
ピタキシー層の成長プロセスのチャート図、第11図は
従来例の断面図である。 10・・・反応室 12・・・床板 14・・・ノズル
孔16・・・周壁 18・・・上板 20・・・排気口
 22゜28・・・原料注入管 24.30・・・混合
室 32・・・ダクト 42・・・供給管 44・・・
ヒータ 44c・・・均熱板 61 ・・・回転円板 
100a、100b。 100c・・・帯域 200・・・真空室 300・・
・基板400・・・回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高度に真空になしうる真空室と、この真空室内に
    配設された基板支持用の基板支持具と、反応ガス供給手
    段と、基板の加熱手段とを備えた半導体製造装置におい
    て、真空室を複数の帯域に区分し、この複数の帯域に、
    底面部と、その外周縁部から起立する排出路付きの周壁
    と、この周壁で囲われた反応空間を開閉自在に蓋する上
    板とからなる反応室をそれぞれ設け、上記各反応室の上
    板に、基板を上記反応空間に接した状態で保持する保持
    部を設けるとともに、所定の反応室の底面部に、上記保
    持部に保持された基板に対して反応ガスを吐出する反応
    ガス供給手段を設け、かつ反応室の上板の上方に加熱手
    段を設けるとともに、上記上板を複数の反応室に順次移
    動させる移動手段を設けたことを特徴とする半導体製造
    装置。
  2. (2)上記反応室の底面部に反応ガス吐出用の複数のノ
    ズル孔を設けるとともに、反応室の下側に第1および第
    2の混合室を多段式に設け、これら第1および第2の混
    合室にそれぞれ異種の反応ガスを注入する注入手段を設
    け、上記第1の混合室の天井部にその混合室内の反応ガ
    スを上記反応室の底面部の所定のノズル孔に導く出口を
    設け、かつ上記第2の混合室の天井部にその混合室内の
    反応ガスを取り出す出口を設けるとともに、この出口か
    ら上記第1の混合室を通り抜けて上記反応室の底面部の
    所定のノズル孔に延びる反応ガス流路を設けた請求項(
    1)記載の半導体製造装置。
  3. (3)上記反応室の底面部に設けられた反応ガス吐出用
    の複数のノズル孔を実質的に同数からなるノズル孔群に
    左右に分割するよう上記反応室の底面部上に設けられた
    反応ガス吐出用の吐出源を設けた請求項(1)または(
    2)記載の半導体製造装置。
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