JPH01256385A - 組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法 - Google Patents

組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法

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JPH01256385A
JPH01256385A JP8257688A JP8257688A JPH01256385A JP H01256385 A JPH01256385 A JP H01256385A JP 8257688 A JP8257688 A JP 8257688A JP 8257688 A JP8257688 A JP 8257688A JP H01256385 A JPH01256385 A JP H01256385A
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JP
Japan
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tissue
type plasminogen
culture
plasminogen activator
serum
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JP8257688A
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Itoshi Omori
大森 五十士
Hiroshi Izutsu
浩 井筒
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Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法に
関する。
〔従来の技術〕
現在、血栓症の治療薬としては、人尿から精製したウロ
キナーゼ、ヒト腎臓細胞の培養液から精製した組織培養
ウロキナーゼ、及び微生物の培養液から精製したストレ
プトキナーゼが用いられている。
しかし、これらの線維素溶解摩素を血栓を完全に溶かす
ため多量投与すると出血傾向の副作用がみられる。また
、ストレプトキナーゼはヒトにとっては異種たん白であ
るため抗原性があり、再度投与するとショックを起こす
など好ましからぬ性質がある。
そこでヒトに投与しても出血傾向の副作用がなく、かつ
抗原性の心配のない有効な血栓溶解剤が強く望まれてい
た。このような状況のなかで、ヒト黒色腫(メラノーマ
)細胞の培養液からウロキナーゼとは物理化学的にも免
疫化学的にも異なる組織型プラスミノーゲン活性化因子
が単離・精製され、この組織型プラスミノーゲン活性化
因子がウロキナーゼやストレプトキナーゼに代わる血栓
溶解剤の可能性を示唆されたので一躍注目されることと
なった〔ジャーナル オブ バイオロジカルケミストリ
ー(J、 Biol、 Chew、) 、 256巻。
7035〜7041頁(1981年)〕。しかしながら
メラノーマは腫瘍細胞の一種であるため、培養液あるい
は最終精製物に未知の危険因子が混入する恐れがある。
したがって、メラノーマ由来の組織型プラスミノーゲン
活性化因子は医療用としては決して適当なものであると
は言えない。
このような理由で、 It!瘍細胞ではなく安全性の高
い正常細胞を培養し、その培養液から組織型プラスミノ
ーゲン活性化因子を採取する試みがいくつかなされてい
る。例えばヒト胎児正常肺細胞由来の線維芽細胞の1種
IMR90が抗ウロキナーゼ抗体により活性を阻害され
ない分子量73,000のプラスミノーゲン活性化因子
と抗ウロキナーゼ抗体により活性を阻害される分子量5
0,000〜60.000のウロキナーゼ型プラスミノ
ーゲン活性化因子を産生ずることが見出されている〔ジ
ャーナル オブ バイオロジカル ケミストリー(J。
Biol、 Chell、) 、 254巻、575〜
578頁1979年及び同誌、255巻、 3665〜
3672頁(1980年)〕。
また、8週令のヒト胎児正常肺線維芽細胞が抗ウロキナ
ーゼ抗体によって活性を阻害されない分子量約70,0
00のプラスミノーゲン活性化因子と抗ウロキナーゼ抗
体によって活性を阻害される分子量約60,000のウ
ロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子を産生ずるこ
とが報告されている〔キャンサー リサーチ(Canc
er Res、 ) 40巻、933〜938頁(19
80年)〕。しかし、これらの抗ウつキナーゼ抗体によ
って活性を阻害されないプラスミノーゲン活性化因子は
単離・精製がなされておらず、その物性が明らかにされ
ていないため。
メラノーマ細胞由来の組織型プラスミノーゲン活性化因
子と同一物質であるか不明であった。
さらに、ヒト胎児正常節あるいは正常腎臓由来の線維芽
細胞の組織培養液から、たん白質化学において通常使用
される方法、すなわち亜鉛キレートセファロースカラム
、コンカナバリンAセファロースカラム、アルギニンセ
ファロースカラム。
抗ウロキナーゼポリクローナル抗体カラム等の方法の組
合せによって抗ウロキナーゼ抗体と反応しない組織型プ
ラスミノーゲン活性化因子が得られることが知られてい
る(特開昭59−51220号公報。
特開昭60−158116号公報、特開昭60−158
117号公報)。
これらヒト正常組織由来の線維芽細胞が産生ずる組織型
プラスミノーゲン活性化因子の生産に関して、最近いく
つかの方法が提案されている。
例えば、生産物収量を向上させる培養方法として、上記
正常細胞を細胞接着面いっばいに増殖させたのち、生産
誘導培地として血清を含まず、動物肉酵素分解のペプト
ン類を含む培地を用いる方法(特開昭59−13473
3号公報)、及び上記誘導培地としてペプトン類あるい
はラクトアルブミン加水分解物含有液を用いる方法(特
開昭61−249926号公報)、あるいは上記細胞を
ペプトン類とホスホリパーゼA2 (またはりポキシゲ
ナーゼ)賦活物質を添加した無血清培地で培養する方法
(特開昭62−205784号公報)などが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ヒト胎児正常肺細胞が産生ずる組織型プラスミノーゲン
活性化因子の製造上の問題点は第1に細胞が組織培養液
中に分泌する組織型プラスミノーゲン活性化因子の量が
微量であること、及び第2に−たん増殖した細胞を血清
を含まない誘導物質含有培地で培養すると、細胞の活性
保持に必須な血清成分を欠くため細胞の死滅が早まり、
貴重な細胞を最大限に利用することができないことにあ
る。
本発明は、このような問題点を解決するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞を血清及び
ペプトン類を含む培地で培養し、培養液を精製すること
を特徴とする組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造
法に関する。
ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞は、正常2倍体細胞で
あって、IMR−90(ATCC,CCL186) 。
HEL299 (ATCC,CCL137) 、 WI
−38(ATCC,CCL75)等のよく知られたもの
が使用でき、さらに、出願人が微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第9978号として寄託している細胞C46
0を使用することができ、常法に従ってヒト胎児節から
分離されたものであればよい。
ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞は、血清及びペプトン
類を含む培地(以下、「生産誘導培地」という)で培養
される(以下、これを「生産培養」という)。該血清と
しては、牛胎児血清、子牛血清、成牛血清、馬血清、鶏
血清など、動物の血清を用いることができる。ペプトン
類としては、牛乳カゼイン、動物肉、ダイズタンパク質
等のタンパク質をペプシン、トリプシン、パパインなど
のタンパク質分解酵素で部分的に加水分解して得られる
もの、該タンパク質を酸で部分的加水分解して得られる
ものなどを用いることができる。
基礎となる培地としては、イーグルの最小培地。
ダルベツコの最小培地、199培地、ハムF12培地、
 RPMI 1640培地などを用いることができる。
血清は生産誘導培地中に、0.5〜2%(V/V)含ま
れるのが好ましい。血清が存在すると細胞の寿命の向上
及び組織型プラスミノーゲン活性化因子の収量の向上に
効果がある。血清の量が少なすぎると細胞の寿命が短か
くなる。血清は2%(V/V)までで充分であるが、こ
れを超えて使用してもよく、この場合は゛、高価な血清
を多く使用することになる。
ペプトン類は生産誘導培地中に、0.2〜5%(W/V
)含まれるのが好ましい。ペプトン類の量は少なすぎて
も多すぎても組織型プラスミノーゲン活性化因子の収量
は少なくなる傾向がある。
生産培養は1〜3日間行なうのが好ましく、このあと培
養液(培地)は回収され、細胞の培養は新しい生産誘導
培地で継続する。
以上の生産培養及び培養液回収のサイクルを、細胞がも
はや組織型プラスミノーゲン活性化因子を分泌できなく
なるまで繰返す。通常、生産培養−培養液回収のサイク
ルは30〜100日間継続することができる。
好ましい培養温度は35〜38℃、雰囲気は4〜8%の
炭酸ガスを含む空気で満たすのが好ましい。培養器は一
般的に用いられているプラスチック製、ガラス製等の培
養フラスコ、ローラボトル。
ビーズ懸濁培養器などが使用できる。
この生産培養によって、著量の組織型プラスミノーゲン
活性化因子と共にウロキナーゼ型のプラスミノーゲン活
性化因子が細胞から分泌される。
細胞は、上記の生産培養に先立って、増殖させるのが好
ましい。増殖させるための培地(以下、増殖培地という
)は、血清を2〜20%(V/V)含むのが好ましい=
血清が少なすぎると細胞の増殖がみられないか、あるい
は少ない。血清は20%(V/V)までで充分であるが
、これを超えて使用してもよく、この場合には高価な血
清を多量に使用することとなる。
細胞の増殖に使用される血清、基礎となる培地。
温度、雰囲気、培養器等は前記培養の場合と同様である
が、ペプトン等の誘導物質は使用されない。
細胞の増殖は、培養器の細胞接着面にいっばいになるま
で4〜10日間培養し、細胞の増殖が旺盛で栄養源が不
足気味な場合は、途中で培地を新鮮なものと交換するの
が好ましい。細胞の増殖がピークに達したときに細胞培
養液を全量取り除き。
前記した生産培養を行なうのが好ましい。
培養液から組織型プラスミノーゲン活性化因子を分離精
製するためには、コンカナバリンAを固定化したアガロ
ースゲル、リジンを固定化したアガロースゲル等を用い
るアフイニテイクロマトグラフイー、特に組織型プラス
ミノーゲン活性化因子に対するモノクローナル抗体を固
定した担体を用いるアフイニテイクロマトグラフイーを
用いることができる。該モノクローナル抗体としては、
正常細胞から得られる組織型プラスミノーゲン活性化因
子に対するモノクローナル抗体だけでなく。
メラノーマから得られる組織型プラスミノーゲン活性化
因子に対するモノクローナル抗体を用いることができる
。モノクローナル抗体の製造及び担体への固定化は常法
により行なうことができる。
また、上記分離M長は、アフイニテイクロマトグラフイ
ー以外に、カルボキシメチル基結合担体等を用いるイオ
ン交換クロマトグラフィー、硫酸アンモニウム等を用い
る分別沈殿法、ゲルろ過法等を利用して行なうことがで
きる。以上の分離精製の手段は、適宜組み合わせて利用
することができる。上記したモノクローナル抗体を固定
した担体を用いるアフイニテイクロマトグラフイーを利
用するのが、分離精製が簡単で効率がよいので好ましい
本発明によって得られる組織型プラスミノーゲン活性化
因子は、抗ウロキナーゼポリクローナル抗体によって活
性が阻害されないことによって特徴づけられる。
本発明において、精製法を適当に選択することによって
(特に、組織型プラスミノーゲン活性化因子に対するモ
ノクローナル抗体を固定した担体を用いるアフイニテイ
クロマトグラフイーを利用することによって)、新規な
組織型プラスミノーゲン活性化因子を製造することがで
きる。この組織型プラスミノーゲン活性化因子は、次の
性質によって特徴づけられる。
a)分子量: 67.000±10,000b)等電点
:主に6,8〜8゜0の範囲内に分布する C)抗つロキナ・−ゼボリクローナル抗体による活性の
阻害:阻害されない No、−2HCQL:、対する解離定数:約4.X10
−’モル/Q f)熱安定性二60℃で10時間の加熱により約60%
が失活する 上記a)乃至f)の性質は1次の方法により、測定した
ものである。
a)分子量 セファデックスG−150を用いるゲルろ過法でカラム
は内径3゜2cm、長さ90anのものを用いた。試料
40,0OOIυ(たん白質として約0.08  m 
g)を分子量標準物質である牛血清アルブミン(分子量
67.000) 5 m g 、卵白アルブミン(分子
量45.000) 6 m g及びブルーデキストラン
2000 (平均分子量2,000,000 )ととも
に展開溶媒(0,1M EDTA・2Na。
0.1 Mアルギニン及び0.1  %ポリオキシエチ
レンソルビタンモノオレエートを含むo、oiMリン酸
緩衝液)10rnQに溶かし、この全量をカラムに負荷
して、上記の展開溶媒を用いてゲルろ過する。
b)等電点 試料をP H3,5〜10のアンホライン〔ファルマシ
ア・ファイン・ケミカルズ社(Pharmacia F
ine Chemicals AB)製〕を用いポリア
クリルアミドゲル等電点分離法でディスクゲル中に分離
した。分離後、ゲルを3rm等間隔にスライスし、直ち
にそのスライス片のP Hを微小PH主電極(株)富士
化学計測製〕で測定したのち、スライス片をフィブリン
平板上に置き、37℃で16時間保温して溶解窓の大き
さを測定する。
C)抗ウロキナーゼポリクローナル抗体による活  性
の阻害 ウサギをウロキナーゼで感作し、その抗血清から硫安分
画及びDEAE・セルロースクロマトグラフィーを組合
わせる常法で抗ウロキナーゼポリクローナル抗体を調製
する。生理食塩液に溶かした試料(1,0OOIU/m
Q)と抗ウロキナーゼポリクローナル抗体(0,1+n
g/mQ)を等量混合し、37℃で30分保温したのち
、世界保健機構(WHO)の組織型プラスミノーゲン活
性化因子標準品を比較物質としてフィブリン平板法で溶
解窓の大きさを測定する。なお、生理食塩液に溶かした
ウロキナーゼ(1oOIU/mff)と抗ウロキナーゼ
ポリクローナル抗体(0,1mg/mQ)を等量混合し
、37℃で30分保温したのち、WHOのウロキナーゼ
標準品を比較物質としてフィブリン平板法で溶解窓の大
きさを測定したところ、ウロキナーゼの活性は完全に阻
害された。
d)還元処理に対する挙動: 試料(約0 、5 m g / m Q ) 1容に対
し、β−メルカプトエタノール0.25容を加え。
100℃で5〜10分還元処理したものと、還元処理し
ないものについて、5DS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動し、クーマシーブリリアントブルーでたん白質を
染色した。
No2−2HCQ (S−2288) 試料の濃度を2001U/mQとし、上記合成基質S−
2288(カビ・ビトラム社(KablVitrum 
AB)製〕の濃度をO〜1 、25 m Mの範囲で変
動させ、37℃におけるS−2288の分解速度(40
5nmにおける吸光度変化)を測定した。 Linew
eaver−Burkの逆数プロットにより、S−22
88に対するKmを求める。なお上記反応で緩衝液は0
.1MNaCQ及び0.01%ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエートを含む0.1 Mトリス・塩酸緩
衝液を用いる。
f)熱安定性 生理食塩液に溶解した試料(2000IU/mQ)にヒ
ト血清アルブミンを1mg/mQとなるように加え、6
0℃で10時間加熱処理し、残存活性(IU/mQ)を
調べる。
また、各種合成基質に対する加水分解活性を。
第1表に示す。測定は次のg)の方法によって行なった
g)各種合成基質に対する加水分解活性0.1  mM
各種合成基質〔(株)ペプチド研究新製〕及び0.1 
 mM塩化ナトリウムを含む0.05MトIJX−塩酸
緩衝液(p H8、0)450μ桑に組織型プラスミノ
ーゲン活性化因子(2000IU/mQ) 50pQを
加え、37℃で15分間反応させる。反応後、20%酢
酸0.5+nfiを加えて反応を停止させ、生じたアミ
ノメチルクマリンを励起波長370 n m w蛍光波
長460nmで測定し、加水分解活性を求めた。その結
果を第1表に示した。
第   1   表 *1μMのアミノメチルクマリンの蛍光強度を100と
する メラノーマ由来の組織型プラスミノーゲン活性化因子に
対するモノクローナル抗体を固定した担体を用いるアフ
ィニティクロマトグラフィーを利用した組織型プラスミ
ノーゲン活性化因子の培養液からの分離方法について説
明する。
上記モノクローナル抗体の作製は常法に従って行なえば
よいが、例えば次の方法により行なうことができる。
(i)モノクローナル抗体を産生ずる融合細胞株の育種 ケーラー、ミルシュタインの方法〔ネイチャー (Na
ture) 、 256巻、495頁(1975年)〕
を基礎として、その接種々の改良が加えられた方法(岩
崎辰夫はが3名:単りローン抗体、&l!談社、 19
83年)で行うことができる。すなわちメラノーマ由来
の組織型プラスミノーゲン活性化因子をマウスに免疫し
、マウスの肺細胞とミエローマ細胞をポリエチレングリ
コールで細胞融合する。次いでヒポキサンチン−アミノ
プテリン−チミジン含有培地(以下HAT培地という)
で牌細胞とミエローマの融合細胞だけを選択的に生育さ
せる。
更に融合細胞が組織型プラスミノーゲン活性化因子に対
する抗体を生産していることを酵素抗体はうで確認した
のち、クローン化を繰返し、均一な融合細胞を取得する
(ii)組織型プラスミノーゲン活性化因子に対するモ
ノクローナル抗体の分離・精製 4〜6週令のB a l b / eマウスの腹腔内に
抗体産生性の融合細胞株の生着率を高めるためにあらか
じめプリスタン(2,6,10゜14−テトラメチルペ
ンタデカン)を注射し、1〜3週間後に3 X 10’
〜5 X 10’個の融合細胞をリン酸緩衝化食塩液に
懸濁してマウスa腔内に接種する。1〜2週間後に腹腔
内に腹水が貯まるので1〜2日ごとに腹水を採取する。
腹水からモノクローナル抗体を精製するには、硫安沈殿
、ジエチルアミノエチル(D E A E ) セルロ
ースクロマトグラフィー。
プロティンAクロマトグラフィーなどの通常の方法を単
独または組合わせて行えばよい。
このようにして得られる組織型プラスミノーゲン活性化
因子に対するモノクローナル抗体はCNBrNBr活性
化アゲロスゲルシル活性化アガロースゲル等〔例えば、
CNB r活性化セファロース4B、トレシル活性化セ
ファロース4B(いずれも。
ファルマシア・ファイン・ケミカルズ社製)等〕と反応
させて固定化し、カラムに充填して用いることができる
。例えば、トレシル活性化セファロースの乾燥ゲルを1
mM@酸に懸濁して膨潤させ、次いでゲルを0.5M塩
化ナトリウムを含む0.1M炭酸水素ナトリウム緩衝液
(pH8,0)で緩衝化する。次いで膨潤ゲル1mQに
対し抗体2〜8mgを加え、室温で数時間反応させると
抗体はアガロースゲルに固定化される。余分の活性基を
不活化するためトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタ
ン−HCQ緩衝液(0,1M、PI(8,0)を過剰量
加え、抗体を固定化したアガロースゲルをカラムに充て
んし、アフイニテイクロマトグラフイーに供する。
一方、細胞培養液は先ず遠心分離またはろ過により細胞
破片などの不溶物を取り除く。得られた清澄液を上で述
べた抗体カラムに通す。抗体カラムには組織型プラスミ
ノーゲン活性化因子及びその関連物質だけが特異的に吸
着され、ウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子や
種々雑多なたん白質や他の有機物は吸着させず素通りす
る。ついで、PH6〜9の緩衝液からなる洗浄液で抗体
カラムを洗浄する。洗浄液は、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェノールエーテル等のノニオン系界面活性剤及び塩化ナ
トリウム、塩化カリウム等の塩類を適当量含有する酢酸
緩衝液、リン酸緩衝液等を使用することができる。次に
、p H2〜3.5の緩衝液からなる溶出液で抗体カラ
ムに吸着した組織型プラスミノーゲン活性化因子を溶出
する。
溶出液としては、洗浄液と同様の成分を含む緩衝液を使
用することができる。溶出液は直ちにアルカリ溶液、例
えばトリス(ヒドロキシルメチル)アミノメタン溶液で
p Hを約7に中和する。この液の中にはウロキナーゼ
型プラスミノーゲン活性化因子や不純たん白質は含まれ
ない。
このようにして得られる第1の発明に係る組織型プラス
ミノーゲン活性化因子は、その関連たん白質を含み、分
子量が均一ではない。そこで、次に、上記溶出液を限外
濃縮器などで濃縮したのち、分子篩にかけるのが好まし
い。分子篩は、デキストラン、アガロース、ポリアクリ
ルアミド等の多孔性ゲル粒子〔例えば、セファクリルS
−200゜セファデックスG150 (いずれもファル
マシア・ファイン・ケミカルズ社製)等〕をカラム材と
し、pH6〜9の緩衝液からなる展開液を用いて行なわ
れる。
展開液は、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル等
のノニオン系界面活性剤及び塩化ナトリウム、チオシア
ン酸カリウム等の塩類を適当量含有するトリス緩衝液、
リン酸緩衝液等を使用することができる。280nmの
吸光度(A、、、)及びフィブリン平板法による組織型
プラスミノーゲン活性化因子の量を測定し、組織型プラ
スミノーゲン活性化因子の濃度が高く、かつ比活性〔組
織型プラスミノーゲンの濃度(IU/ml/A2.。X
o、738 (mg/mff))の高い分画を集める。
かくして、極めて純度の高い組織型プラスミノーゲン活
性化因子が得られる。
なお1本明細書において、組織型プラスミノーゲン活性
化因子の活性(I U / m Q )は、世界保健機
構(WHO)の組織型プラスミノーゲン活性化因子標準
品を比較物質としてフィブリン平板法で測定したもので
ある。
(実施例) 次に、本発明の実施例を示す。
実施例1 ヒト胎児肺細胞由来線維芽細胞C460(*1研菌寄第
9978号)を75cdプラスチック製培養フラスコ3
本にそれぞれ10”個の細胞及び増殖培地15mQ (
細胞濃度は6.7 X 10’個/mQ)を加え、37
℃、5%炭酸ガスの雰囲気下で培養した。増殖培地は1
0%牛脂児血清を含むダルベツコ最少培地を用いた。培
養開始後3日目に。
培地を全量、新鮮なものと交換し、更に4日間培養を続
けた6培養開始後7日目に、培養フラスコのうち1本を
とり出し、細胞数を常法により計数するとフラスコ当り
5.4X10“個であった。残りの2本のうち、1本に
は生産誘導物質のプロテオースペプトン1%を含むダル
ベツコ最少培地7゜5  mQを、他の1本には子牛血
清1%及び生産誘導物質のプロテオースペプトン1%を
含むダルベツコ最少培地7.5 mQを加え、培養を続
けた。
翌日にはそれぞれの培養フラスコから細胞培養液を回収
し、培養フラスコには上記のそれぞれの生産誘導培地を
加えて培養を続けた。生産培養−培養液回収のサイクル
を60日間継続した。回収した細胞培養液中の組織型プ
ラスミノーゲン活性化因子の量を経口的に測定した結果
を第1図に示す。
また、この時のピーク時及び培養60日間の平均の組織
型プラスミノーゲン活性化因子の産生量を第2表に示す
生産誘導培地としてプロテオースペプトン(1%)のほ
かに血清(1%)を加えたものを用いれば、ピーク時の
組織型プラスミノーゲン活性化因子の産生量が高まるう
え、組織型プラスミノーゲン活性化因子の産生量を高く
維持したまま長期間にわたり培養を継続できる。
なお、培養液中の組織型プラスミノーゲン活性化因子は
次のようにして測定した。先ずウサギにウロキナーゼを
免疫して得た抗ウロキナーゼポリクローナル抗体で検体
(細胞培養液)を前処理(37℃、1時間)し、検体中
のウロキナーゼ型プラスミノーゲン活性化因子の活性を
完全に阻害した。次いで、プラスミノーゲンに富んだウ
シフィブリノーゲン〔90%凝固性、マイルス・ラボラ
トリーズ社(Miles Loboratories、
 Inc、 ) Jl) )0.1  %、アガロース
GP−36(牛丼化学薬品(株)製)0.3 %、及び
トロンビン(持出製薬(株)製)2単位/mQで作成し
たフィブリン平板にWHOから入手したヒト組織型プラ
スミノーゲン活性化因子標準品Lot831517)を
希釈して調製した標準溶液250,500及び1000
IU/mQと先に前処理した検体液をそれぞれ10μQ
をのせ、37℃で16時間保温したのち、生じるフィブ
リン溶解窓の大きさを測定し、標準溶液の溶解窓の大き
さと比較することによって検体液中の組織型プラスミノ
ーゲン活性化因子の量を測定した。なお、検体または標
準品の希釈液としては、pH7,5の0.1Mリン酸緩
衝液にゼラチンを0.1 %加温溶解したものを用いた
以下余白 参考例1 組織型プラスミノーゲン活性化因子に対するモノクロー
ナル抗体の作製 (1) [la Q b/ C7ウスノ1雌のBaQb
/cマウス(5週令)を完全なフロイントのアジュバン
ト・とともにメラノーマ由来の組織型プラスミノーゲン
活性化因子〔−本鎖、アメリカン・ダイアグノスティッ
ク社(AmericanDiagnostic Inc
、 )製)50μgで背中の皮下に注射した。更に7日
目に同様に組織型プラスミノーゲン活性化因子50μg
を皮下に追加投与し、26日目に組織型プラスミノーゲ
ン活性化因子25μgを腹腔内に注射した。
(2)主玉且ユヱム豊亙 ミエローマはP3−NS I/1−Ag41−Ag4−
1(を使用した。通常の培養は8−アザグアニン2μg
 / m Q及び牛脂児血清10%を含むRPM116
40培地10mQの入った25cJの培養フラスコで行
った。継代は3〜4日ごとに行い、0.5〜1mQの細
胞浮遊液を新しい培地の入った25a(培養フラスコへ
接種した。融合に用いる1週間前から8−アザグアニン
を含まない培地で培養した。
(3)亙厨鬼査 免疫したマウスの肺臓を摘出し、ステンレスメツシュ上
でつぶして細胞浮遊液とし、牛脂児血清を含まないRP
M11640培地に懸濁した。一方、ミエローマも牛脂
児血清を含まない培地に懸濁した。
肺細胞5 X 10’個とミエローマ5 X 10’個
を15mQの遠沈管にとって混合し、11000rpで
5分間遠心分離したのち、上清を捨てた。
遠沈管の中の沈殿した細胞をほぐし、ポリエチレングリ
コール4000を含む融合剤(RPM11640で40
%W/Wに希釈した)1mQを1分間かけて加えた。更
に血清を含まないRP M−I培地2rnQを攪拌しな
がら2分間かけて加え、更に同培地10 m Qを3分
間かけて加えた。その後、11000rpで5分間遠心
分離して上清を捨て、10%牛脂児血清を含むRPM1
1640培地10muに培地1得 ト1枚に0.1  mQ/ウェルずつ接種した。
(4)翔涜]■1久這韮2友込穐亙 牌細胞とミエローマの融合細胞だけが増殖できるHAT
培地(ヒポキサンチン、アミノプテリン、チミジンを含
む培地)で融合細胞を選択した.すなわち、上述の96
ウエル細胞培養プレートに接種した細胞をそのまま5%
CO2雰囲下、37℃で培養を続け、1日後にHAT培
地に置換し,更に数週間(HAT培地は3〜4日ごとに
交換)、時々倒立型顕微鏡で細胞の状態を1iij!察
しながら培養を継続した。
融合細胞のコロニーが直径1〜2nnに成長したところ
で、培養上清中の抗組織型プラスミノーゲン活性化因子
抗体を酵素抗体法で検出した。
酵素抗体法で陽性のウェル中の融合細胞を次に24ウエ
ル細胞培養プレートに移し、HT培地(H A T培地
からアミノプテリンを除いた培地)で同様に培養した。
融合細胞が培養容器の器壁いっばいに増殖したところで
、再び培養上清中に抗組織型プラスミノーゲン活性化因
子抗体が産生されていることをチエツクし、次に限界希
釈法で融合細胞をクローン化した。すなわち、あらかじ
めフィーダー細胞としてマウスの胸腺細胞を増殖させた
96ウエル細胞培養プレートに、ウェル当り0.5 〜
1個の細胞が含まれるように融合細胞を接種し、HT培
地で培養した。
ウェル当り、コロニーが1つしかないことを確認し、そ
のウェルから融合細胞を24ウエル細胞培養プレートに
移し、細胞を増やした。上記のクローニング操作を繰返
し、細胞を純化し、細胞を液体窒素中に保存した。
かくして組織型プラスミノーゲン活性化因子に対する抗
体を産生する融合細胞株5EO1−GO5−BO6(微
工研菌寄第9977号)を得た。
(5)五本立止艮 抗体を多量得るためマウスの腹水に融合細胞株5EO1
−GO5−BO6を接種し、接種後1〜2週間後にマウ
ス腹腔から復水を採取した。
腹水を遠心分離して細胞やにごりを取除き、抗体に豊ん
だ上清液を得た。次いで上清液に40%飽和となるよう
に硫安を加え冷蔵庫内で一晩放置したのち遠心分離して
沈殿(抗体)を得た。本モノクローナル抗体は、IgG
1に分類され、ウロキナーゼと交差反応しないものであ
った。
参考例2 モノクローナル抗体カラムの作製 参考例1で得た抗体をトレシル活性化セファロース4B
に固定化した。すなわちトレシル活性化セファロース4
B20gを1mMHC(Iに懸濁して膨潤させ1次いで
0 、5 MNaCQを0 、 I MNallCOi
緩衝液(pH8,0)で平衡化したのち、上記抗体約4
00mgを加え、室温でゆっくりかき混ぜながら4時間
反応させた。反応後抗体を固定化したゲルをカラムにつ
め、0.1  Mトリス塩酸緩衝液(pH8,0)をカ
ラム容量の20倍量流し。
ゲル中の活性基を不活化した。
実施例2 490dロ一ラボトル10本にそれぞれ5%ウシ胎児血
清を含むダルベツコ最少培地各100mQを注ぎ、ヒト
胎児正常肺由来線維芽細胞0460(微工研菌寄第99
78号)をローラボトル1本当り6 X 10’個植付
けたのち、ローラボトル培養装置上、37℃で、毎分0
.5 回転の速さでローラボトルを回転しながら培養し
た。培養開始後4日目には培養液を同量の新鮮なものと
交換し、更に培養を続けた。培養開始後7日目には細胞
はローラボトルの器壁にほぼいっばいの状態で増殖して
いた。培養液を取除き、次に、それぞれのローラボトル
に1%トリプトン及び子牛血清1%を含むダブルベツコ
最少培地(生産誘導培地)各100mQを加え、更に2
日間培養する。該培養液を回収し、再び同量の上記の生
産誘導培地を加え、更に2日間同様に培養した。このよ
うにして培養液の回収・生産誘導のサイクルを合計20
回(40日間の誘導生産)繰返した。回収した培養液を
プールするとその液量は20Qで、その培養液中の組織
型プラスミノーゲン活性化因子の活性を実施例1と同様
に測定したところ900IU/mQであった。
このようにして得られた培養液20Qを、参考例2で得
たモノクローナル抗体カラムに通塔した。
カラムを0.1 %ポリオキシエチレンソルビタンモノ
オレエート及び0.5MNacQを含む0.2M酢酸ナ
トリウム溶液で十分洗浄し、次いでカラムに0.1  
%ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート及び0.
5MNaCQを含む0.2M酢酸緩衝液(pH3,0)
を流し、吸着たん白質を溶出した。溶出液をトリス(ヒ
ドロキシルメチル)アミノメタンでPHを約7に中和し
たのち、限外濃縮器で濃縮し、次いであらかじめPH7
,5のバッファで平衡化したセファクリル5200に負
荷し、ゲルろ過した。展開液は0.1  %ポリオキシ
エチレンソルビタンモノオレエート、1.6MKSCN
を含む0.01Mリン酸緩衝液(p H7。
5)である。ゲルろ過液は約3mQずつ分取し、分取液
の280nmの吸光度とフィブリン平板法による組織型
プラスミノーゲン活性化因子(TPA)の活性値を求め
、活性の高い両分をプールした。
活性の高い両分の液量は50m<1.たん白質の濃度は
0.40mg/ m Q 、 T P Aの濃度は20
8 、000丁U/mQ  、比活性は520,000
 I U / m gであった。
得られたTPAは前記したa)乃至f)及びg)の性質
を満足するものであった。特に、分子量については、上
記ゲルろ過の結果を第2図に示す。
第2図中、ピーク3はブルーデキストラン2000のピ
ーク、ピーク4は牛血清アルブミンのピーク、ピーク5
は卵白アルブミンのピーク及びピーク6は実施例2で得
られたTPAのピークである。等電点測定の結果を第3
図に示す。還元処理に対する挙動において還元処理しな
いものは分子量約67000に単一のたん白質がamさ
れたが、還元処理したものは分子量約67.000 に
たん白質はほとんどみとめられず、分子量30,000
付近に二つのたん白質を認めた。
上記組織型プラスミノーゲン活性化因子について、各種
合成基質に対する比活性及び血栓溶解能を次のとおり測
定した。
(i)比活性: 実施例2で得たたん白質(280nmの吸光度に係数0
.738  を乗じてたん白質の濃度とした)と組織型
プラスミノーゲン活性化因子の活性(IU)を測定し1
両者の比から比活性を求めると400,000 I U
 / m g であった。
(ii)血栓溶解能: 血栓溶解能をチャンドラ−・ループ法 (Chandler、 Lab、 Invest、 7
巻、110〜114頁(1958年)参照〕により測定
した。
血液はヒト新鮮血を用い、血栓形成時間は30分、血栓
溶解時間は4時間で行ったところ、血栓を50%溶解す
る実施例2のTPAの濃度は0.15 μg / m 
Qであるのに対し、ウロキナーゼでは0.85 μg 
/ m Qで、実施例2のTPAの血栓溶解能はウロキ
ナーゼに比べ約5倍強力であることがわかった。
〔発明の効果〕
本発明によると、ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞の培
養により、組織型プラスミノーゲン活性化因子を収率よ
く取り出すことができ、−たん増殖させた貴重な正常細
胞を短期の使い捨てではなく、1〜3力月間もの長期に
わたり繰返し、組織型プラスミノーゲン活性化因子の生
産用に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、血清及び生産誘導物質を含む培地で組織型プ
ラスミノーゲン活性化因子(TPA)を生産したときと
、比較として生産誘導物質は含むが血清を含まない培地
でTPAを生産させたときのTPA生産量の経口変化を
プロット及びグラフ示し、第2図は実施例2で得られた
TPAの分子量を測定した結果を示し、及び第3図は実
施例2で得られたTPAの等電点を測定した結果を示す
。 1・・・生産誘導物質は含むが血清を含まない培地、2
・・・血清及び生産誘導物質を含む培地、3・・・ブル
ーデキストラン2000.4・・・牛血清アルブミン、
5・・・卵白アルブミン、6・・・本発明物質。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞を血清及びペプト
    ン類を含む培地で培養し、培養液を精製することを特徴
    とする組織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法。 2、ヒト正常肺組織由来の線維芽細胞が血清を含む培地
    で増殖させたものである特許請求の範囲第1項記載の組
    織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法。 3、組織型プラスミノーゲン活性化因子が次の性質を有
    するものである特許請求の範囲第1又は第2項記載の組
    織型プラスミノーゲン活性化因子の製造法。 a)分子量:67,000±10,000 b)等電点:主に6.8〜8.0の範囲内に分布する c)抗ウロキナーゼポリクローナル抗体による活性の阻
    害:阻害されない d)還元処理に対する挙動:分解 e)合成基質▲数式、化学式、表等があります▼に対す
    る解離定数:約4×10^−^4モル/l f)熱安定性:60℃で10時間の加熱により約60%
    が失活する
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