JPH01256119A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH01256119A
JPH01256119A JP8438988A JP8438988A JPH01256119A JP H01256119 A JPH01256119 A JP H01256119A JP 8438988 A JP8438988 A JP 8438988A JP 8438988 A JP8438988 A JP 8438988A JP H01256119 A JPH01256119 A JP H01256119A
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JP
Japan
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inner cylinder
wafer
boat
objects
wafers
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JP8438988A
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Hiroo Tochikubo
栃久保 浩夫
Noboru Tatefuru
立古 昇
Keizo Inaba
稲庭 桂造
Shigeji Masuyama
増山 茂治
Junichi Hayakawa
淳一 早川
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NIPPON TOKYO ELECTRON KK
Hitachi Ltd
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NIPPON TOKYO ELECTRON KK
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱処理技術、特に、高温度で熱処理される時
における熱応力転位を抑制する技術に係り、例えば、半
導体装置の製造工程において、半導体ウェハに不純物を
拡散処理するのに利用して有効なものに関する。
〔従来の技術〕
一般に、半導体装置の製造工程において、半導体ウェハ
(以下、ウェハという、)に不純物をデボジッシッンお
よび引伸し拡散する場合、株式会社工業調査会発行「電
子材料1983年11月号別冊J昭和58年11月15
日発行 P75〜P79に示されているように、横形拡
散装置、または縦形拡散装置が使用されている。その使
用方法の概要は、ウェハを石英ボートに載せ、所定の温
度に設定され不活性雰囲気または酸化性雰囲気となって
いるプロセスチューブ内へボートを挿入し、所定の時間
の後、石英ボートを引出すことにより、熱処理を完了す
る。この際、ボートの挿入、引出しは手動、または自動
によってなされる。また、横形拡散装置の場合には、挿
入引出し時に石英ボートとプロセスチューブとが接し擦
ることなく行うため、ソフトランディング装置が用いら
れることもある。
そして、これらの拡散装置において、ウェハの挿入およ
び引出しスピード、隣合うウェハの間隔は、ウェハに降
伏応力以上の力が加わることによって熱応力転位が発生
しないように、実験により決められる。そのため、一般
に挿入引出しスピードは遅く、また、ウェハ間隔は広く
とることがなされている。これらはいずれにしても処理
能力の低下を来たす問題があり、ウェハ径が大きくなる
につれ、これは大きな問題になる。
さらに、より高温での熱処理を必要とする場合、プロセ
スチューブを低温度にしておいてウェハを挿入し、プロ
セスチューブを所定温度まで上げ、引出しはその逆を行
うランピング(炉冷炉熱)方法も用いられている。この
方法においても、ランピングに時間がかかり、少しの熱
処理時間が特性に大きく影ツを与えるプロセスでは問題
となる。
「マイクロエレクトロニクス・アンド・リライアビリテ
ィ第15巻P61−P66 (Micr。
clccLrontcs  and  Re1iabi
ILy、   Vol、   15.   pp、  
 61to  66、   Pergamon  Pr
ess。
1976、   Pr1nted  in  Grea
t  Br1tain)」、および米国特許第3737
282号明細書に示されている方法は、これを解決する
ものとして提案されている。
すなわち、ボートをインナ石英管で覆い、それごと挿入
引出しすることにより、早いスピードで出し入れし、ま
た、隣り合うウェハの間隔も広く設定することな(行な
えるようにした熱処理装置および熱処理方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したように、熱応力転位を防止するために、ウェハ
を載せたボートのプロセスチューブに対する挿入引出し
スピードを遅1し、また、隣り合うウェハの間隔を広く
とる方法においては、処理能力の低下を招くため、量産
の面から不利となるという問題がある。
また、横形拡散装置においてインナ石英管を使用する方
法においては、挿入引出しすべき重量が大きくなり、プ
ロセスチューブとの摩擦が大きくプロセスチューブを擦
るため、塵埃をまき上げウェハ上への異物付着が発生す
る。
さらに、縦形拡散装置および横形拡散装置のいずれにお
いても、インチ石英管を使用すると、インナ石英管内に
ガスが流れ難いので膜生成においては均一性が損なわれ
る。
本発明の目的は、これらの問題をすべて解決し、処理能
力を上げ、熱応力転位の発生を防止することができる熱
処理技術を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、本明
細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、次の通りである。
すなわち、複数枚の被処理物を1列縦隊に整列させた状
態で保持している治具を、縦割り構造に形成されている
内筒に収容して略全体的に包囲した状態で、処理室に対
して搬入搬出されるように構成するとともに、内筒の中
空部にガスを強制的に流通させるガス供給路を設けたも
のである。
〔作用〕
前記した手段によれば、被処理物の処理室に対する搬入
搬出時、処理室からの輻射熱により、まず、被処理物お
よび被処理物治具をカバーしている内筒が加熱および冷
却される。そして、内筒が全体的に、かつ均一に加熱さ
れた後、被処理物が加熱および冷却されるため、被処理
物内における温度分布差は小さくなり、熱応力転位欠陥
不良および被処理物の変形は抑制されることになる。
また、内筒中空部内に収容された被処理物への処理ガス
供給はガス供給路から内筒の中空部へガスが強制的に供
給されることにより、過不足なく実行されるため、被処
理物に対する処理は全体にわたって均一に実行されるこ
とになる。
〔実施例1〕 第1図は本発明の一実施例である横形拡散装置を示す縦
断面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3
図および第4図はその作用を説明するための各拡大部分
断面図である。
本実施例において、この拡散装置は石英ガラス等を用い
て略円筒状に形成されているプロセスチューブlを備え
ており、このプロセスチューブ1の中空部は処理室2を
形成している。プロセスチューブ1の外部にはヒータ3
が設置されており、ヒータ3は制御装置(図示せず)に
制御されて処理室2を略全長にわたって可及的に均一に
加熱するように構成されている。プロセスチューブlの
一端には酸素や窒素等のような雰囲気ガスを導入するた
めの供給口4が開設されており、プロセスチューブlの
他端には、被処理物としてのウェハ6を出し入れするた
めの開口部としての炉口5が開設されている。ウェハ6
は複数枚が、石英ガラスから成る棒状材等を用いてボー
ト形状に組み立てられている保持治具としてのボート7
上に、互いに平行に並ぶように略垂直に立てられて保持
されるようになっている。
この拡散装置は、ウェハを処理室2にソフトランディン
グ方式で出し−入れするためのフォーク8を備えており
、このフォーク8は石英ガラス等を用いてプロセスチュ
ーブlよりも小径の略円筒形状に形成されている。フォ
ーク8はプロセスチューブlの炉口5に対向してプロセ
スチューブlの軸心と平行方向に配設されており、適当
な駆動装置(図示せず)により処理室2に対して水平に
進退するように構成されている。フォーク8の先端部に
は円筒の上側半分を切除してなる略半円筒形状の保持部
9が形成されており、保持部9はウェハ6群を収容した
ボート7を載置状態に保持するようになっている。また
、フォーク8の後端部には処理ガス供給路lOが接続さ
れており、この供給路IOは酸素や窒素等のような雰囲
気ガスをフォーク8の中空部を通じてウェハ群に供給し
得るようになっている。
本実施例において、この拡散装置には内筒の一部を構成
するキャンプ11が用意されており、このキャップ11
は石英ガラス等のようなプロセスチューブ1と同じ材料
を用いて、略半円筒形状に成形されている。キャップ1
1はフォーク8の保持部9上に被せられるようになって
おり、フォーク8の保持部9と協働してウェハ6および
ボート7の周りを包囲し得る円筒形状を構成するように
形成にされている。キャップ11の両端部は供給口4か
ら導入されたガスがウェハ6に供給されるように、その
全体または一部が開設されている。
キャンプ11はボート7よりも長く、また、熱容量が大
きくなるように肉厚に設定されており、その内径寸法が
ウェハ6の外径寸法よりも若干大きく設定されている。
次に作用を説明する。
ウェハ6に拡散処理が施される場合、まず、プロセスチ
ューブ1の処理室2内に供給口4からガスGが流され、
処理室2内がヒータ3により処理温度よりも若干低い温
度に加熱される。他方、ウェハ6が複数枚、例えば、5
−間隔で1列縦隊に立てられたボート7は、フォーク8
の保持部9に設置される。続いて、保持部9上にキャッ
プ11が被せられる。これにより、フォーク8の保持部
9とキャップ11との協働によりウェハ6群およびボー
ト7を包囲する内筒12が実質的に構成されることにな
る。
この状態で、ウェハ6およびボート7はフォーク8の前
進に伴って、所謂ソフトランディングにより緩やかな速
度をもって処理室2に搬入される。
このとき、フォーク8後端部のガス供給路10からガス
Gがフォーク8の中空部を通してウェハ6群に供給され
る。
ウェハ6およびボート7がキャップ11および保持部9
によりカバーされた状態で、フォーク8により炉口5か
ら処理室2に搬入される時、ヒータ3からの輻射熱によ
りプロセスチューブlを加熱、ないしはこれを通してキ
ャップ11およびフォーク8の保持部9全体が加熱され
る。そして、キャップ11およびフォーク8が全体的、
かつ均−に加熱された後、ウェハ6およびボート7全体
が均一に加熱されることになる。
続いて、ヒータ3によりプロセスチューブlの処理室2
が処理に必要な所定温度(例えば、1200°C)まで
加熱されるとともに、供給口4および供給路10から所
定のガスGが供給され、所定の処理条件にて拡散処理が
実施される。このようにして、処理ガスGが供給路10
からフォーク8および内筒12を通じてウェハ6群に直
接的に供給されるため、ウェハ6群および各ウェハ6内
に対する処理が全体にわたって確実かつ均一に実施され
ることになる。
処理終了後に、ウェハ6およびボート7はキャンプ11
でカバーされた状態で、フォーク6の後退により、緩や
かな速度をもって処理室2から炉口5に搬送される。ウ
ェハ6およびボート7がキャップ11によりカバーされ
た状態で処理室2の炉口5から外部へ搬出される時、キ
ャップIIおよびフォーク8の保持部9が全体的、かつ
均一に冷却された後に、ウェハ6およびボート7全体が
均一に冷却されることになる。
フォーク8の保持部9が炉口5から外部へ引き出された
後、キャンプ11が保持部9から取り外され、保持部9
上からボート7が下ろされる。続いて、別のウェハ6を
収容したボート7が保持部9上に載せられる。
ここで、ウェハ6群およびボート7がプロセスチューブ
1に対して搬入または搬出されて行く際、ボート7の進
行方向前側領域におけるウェハ6群と、後側領域におけ
るウェハ6群との間において温度差が発生するのを防止
するために、フォーク8は緩やかな速度、例えば、20
0rMa/分の速度をもって徐々に移動される。また、
同様な理由で、搬入搬出時におけるプロセスチューブ1
のヒータ3による加熱温度は所定の処理温度よりも一時
的に降下される0例えば、処理温度が約1200 ”C
とした場合、搬入搬出時には温度が約800°Cに降下
される。
このようにして、搬入搬出時において、ヒータ3による
加熱温度が下げられ、かつ、ボート7が徐々に移動され
て行くことにより、ボート7上におけるウェハ6群の前
後部における温度差の発生が抑制される。その結果、ボ
ート7上におけるウェハ6群内(1バツチ内)の熱処理
レート(程度)についての差が抑制されることになる。
ところで、第3図に示されているように、ウェハ6群お
よびこれを保持するボート7がキャップ11により包囲
されない状態で、プロセスチューブlに対して搬入搬出
される従来例の場合、プロセスチューブ1の輻射熱がウ
ェハ群に対して斜め前方から照射した状態になることに
より、ウェハ6内に隣りに位置するウェハによる熱的な
影(第3図の斜線部を参照)が形成されるため、ウェハ
内の周辺部と中央部とで熱応力による転位欠陥やウェハ
変形が発生するという問題点があることが、本発明者に
よって明らかにされた。
しかし、本実施例においては、ウェハ6群およびこれを
保持するボート7がキャップ11およびフォーク8の保
持部9によって形成される内筒12により包囲された状
態で、搬入搬出されて行くため、プロセスチューブ1の
輻射熱による熱的な影はウェハ6に発生しない。
すなわち、ウェハ6群およびボート7がキャップ11に
より包囲された状態で、プロセスチューブlにその炉口
5から緩やかな速度をもって徐々に搬入されて行く際、
第4図に示されているように、進行方向に対して斜め前
方から照射するプロセスチューブ1の輻射熱により、ま
ず、キャップ11およびフォーク8の保持部9(以下、
内筒12という、)が加熱される。したがって、この内
筒12に包囲されているウェハ6群はプロセスチューブ
lの斜め前方からの輻射熱を遮られるため、斜め前方か
らの輻射熱の照射による熱的な影がウェハ6内に発生す
るのを回避することができる。
そして、ウェハ6群およびボート7が内筒12により包
囲された状態で、プロセスチューブlに緩やかな速度を
もって徐々に搬入されて行く間、内筒12がプロセスチ
ューブ1の輻射熱により全体的かつ均一に加熱される。
このとき、内筒12が肉厚に設定されているため、内筒
12の前後部における加熱時間差により発生ずる局部的
な温度差が抑制され、内筒12は全体的に略均−な温度
分布になる。そして、内筒12の内径がウェハ6の外径
と近似されているため、内筒12を通じてのウェハ6に
対する加熱がきわめて有効、かつ全体にわたって均一に
実行される。
このようにして、内筒12が全体的かつ均一に加熱され
ると、ウェハ6群およびボート7が内筒12の輻射熱お
よび内筒12を通してのプロセスチューブ1の輻射熱に
より加熱される。このとき、これらの輻射熱はウェハ6
群に対してその外周方から径方向に照射する状態になる
ため、隣り合うウェハ6同士による熱的な影は発生しな
いことになる。
したがって、ウェハ6内において周辺部と中央部とで温
度差は発生せず温度分布が均一になるため、温度差によ
る熱応力の発生が抑制され、その結果、熱応力に伴う転
位欠陥やウェハの変形の発生が防止され名ことになる。
ところで、ウェハ6群が内筒12によって包囲されるこ
とにより、供給口4から供給された処理ガスGがウェハ
6群に均一に接触しにくくなる。
しかし、本実施例において、フォーク8の後端部に接続
されたガス供給路10により、フォーク8の中空部(内
筒12の中空部に相当する。)を通じてウェハ6群に処
理ガスが強制的に供給されるため、処理ガスがウェハ6
群に確実、かつ均一に接触することになる。したがって
、処理ガスによる処理がウェハ6群および各ウェハ6内
全体にわたって均一、かつ、適正に実行される。
また、本実施例においては、ウェハ6群およびボート7
を略全体的に包囲する内筒12が、フォーク8の先端部
に半割り形状に形成されている保持部9と、この保持部
9の上に被せられる半円筒形状のキャップ11とにより
実質的に構成されているため、ボート7のフォーク8に
対する上げ下ろし作業がきわめて簡単化される。すなわ
ち、キャップ11を取り外すことにより、保持部9は上
方が開放する状態になるためである。
前記実施例によれば次の効果が得られる。
(+)  ウェハ群およびこれを保持したボートを内筒
により包囲した状態でプロセスチューブ内において熱処
理することにより、ウェハ群を均一に加熱することがで
きるため、熱応力転位を抑制することができる。
(2)  ウェハ群およびこれを保持したボートを、内
筒により包囲した状態でプロセスチューブに対して搬入
搬出することにより、ウェハ群に対するプロセスチュー
ブの斜めからの輻射熱の照射を内筒により遮ることがで
きるため、隣り合うウェハ同士による熱的な影の発生を
抑制することにより、ウェハをその径方向から均等に加
熱することができ、その結果、ウェハ内の周辺部と中央
部との温度差の発生を防止することができる。
(3)  ウェハ内の温度分布を均一化することにより
、熱応力の発生を抑制することができるため、過度の熱
応力の発生に伴う転位欠陥やウェハの変形の発生を防止
することができるとともに、熱処理レートをウェハ内に
おいて全体的に均一化させることができる。
(4)  ウェハの熱応力転位欠陥や変形等のようなウ
ェハ欠陥の発生を防止するとともに、熱処理レートをウ
ェハ内全体にわたって均一化させることにより、製造歩
留り、並びに製品の品質および信幀性を高めることがで
きる。
(5)  ウェハ群のプロセスチューブに対する搬入搬
出時におけるウェハ群に対するプロセスチューブの斜め
からの輻射熱照射によるウェハ内温度分布の不均一化の
回避を実現することにより、搬入搬出時にウェハ群を徐
々に進行させることができるため、ウェハ群の進行方向
前後部における温度差の発生を抑制させることができ、
その結果、熱処理レートをウェハ群内(1バツチ内)に
おいて全体的に均一化させることができる。
(6)  II大人搬出時おけるウェハ内温度分布の不
均一化の回避を実現することにより、搬入搬出時におけ
るヒータによる加熱温度降下を抑制させることができる
(例えば、l 200 ’C→800℃としていたのを
、1200°C→900°Cに抑制させることができる
。)ため、エネルギの損失を低減させることかできるば
かりでなく、処理温度復帰時間の短縮や温度管理の緩和
等により、生産性を高めることができる。
(7)内筒の中空部に処理ガスを強制的に流通させるこ
とにより、ウェハ群を内筒で包囲した状態にもかかわら
ず、処理ガスをウェハ群に確実、かつ、均一に接触させ
ることができるため、処理をウェハ群および各ウェハ内
全体にわたって均一、かつ、適正に実行させることがで
きる。
(8)内筒を一部縦割り構造に構成することにより、内
筒を大きく開放させることができるため、ウェハ群を保
持したボートの内筒に対する出し入れ作業を容易化させ
ることができる。
(9)前記(5)、(6)および(7)により、製造歩
留り、並びに製品の品質および信幀性を一層高めること
ができる。
〔実施例2〕 第5図は本発明の実施例2である拡散装置を示す縦断面
図である。
本実施例2が前記実施例1と異なる点は、キヤンプII
Aがフォーク8の保持部7の長さよりも短く形成されて
いるとともに、内筒12Aの中空部にガスを強制的に流
通させるためのガス供給路が、プロセスチューブlの一
端に開口されている供給口4に挿入されて内筒12Aの
中空部に臨まされたガス供給管10Aにより構成されて
いる点にあり、その作用および効果は前記実施例1と同
様である。
〔実施例3〕 第6図は本発明の実施例3である縦形拡散装置を示す縦
断面図である。
本実施例3が前記実施例1と異なる点は、本発明が縦形
拡散装置に適用されている点にある。
すなわら、本実施例3において、プロセスチューブIB
は炉口5が下を向くように垂直に配設されており、ボー
ト7Bはウェハ6群を1列縦隊に整列させた状態で水平
に保持するように構成されている。内筒12Bはプロセ
スチューブIBよりも小径で、ウェハ6よりも若干大径
の略円筒形状に形成されており、プロセスチューブIB
と同心的に配設されることにより、ボート7Bに保持さ
れたウェハ6群を略全体的に包囲するようになっている
。また、内筒12Bの上端部は半割り構造に形成されて
おり、その半割りにされた分割部分により内筒12Bに
対して着脱自在なキャップlIBが実質的に構成されて
いる。また、内筒12Bの下端部にはガス供給路10B
が内筒の中空部にガスを供給し得るように接続されてい
る。
本実施例3において、ウェハ6群はボート7Bに保持さ
れた状態で、プロセスチューブIBの炉口5下方に昇降
駆動されるように設備されたフォーク8Bにより、プロ
セスチューブIBに炉口5から搬入搬出される。この搬
入搬出時、フォーク8Bに支持された内筒12Bがウェ
ハ6群と共に移動されることにより、ウェハ6群は内筒
12Bにより包囲される。
処理中、内筒12Bの中空部には下端部に接続されたガ
ス供給路10Bからガスが強制的に流通される。
したがって、本実施例3によれば、横形拡散装置の一実
施例である前記実施例1のそれと同様の作用および効果
が得られることになる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではな(、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
例えば、内筒は全体的に縦割り構造に構成することもで
きる。
内筒の中空部にガスを強制的に流通させるためのガス供
給路を備えているので、プロセスチューブのガス供給口
は省略してもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である拡散技術に適用した
場合について説明したが、それに限定されるものではな
く、酸化膜形成技術やC■D技術等のような熱処理技術
全殻に適用することができる。
(発明の効果〕 本朝において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
ウェハ群およびこれを保持するボートを、内筒により包
囲した状態でプロセスチューブに対して搬入搬出するこ
とにより、ウェハ群およびウェハ内の温度分布を均一化
することにより、熱応力の発生を抑制することができる
ため、熱応力に伴う転位欠陥やウェハの変形の発生を防
止することができるとともに、熱処理レートをウェハ内
において全体的に均一化させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である横形拡散装置を示す縦
断面図、 第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第3図および
第4図はその作用を説明するための各拡大部分断面図で
ある。 第5図は本発明の実施例2を示す縦断面図である。 第6図は本発明の実施例3を示す縦断面図であ1・・・
プロセスチューブ、2・・・処理室、3・・・ヒータ、
4・・・ガス供給口、5・・・炉口、6・・・ウェハ(
被処理物)、7・・・ボート(ウェハ治具)、8・・・
フォーク、9・・・保持部、l05IOA、10B・・
・ガス供給路、11、IIA、IIB・・・キャップ、
12.12A、12B・・・内筒。 代理人 弁理士 梶  原  辰  也第2図 w&3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数枚の被処理物を1列縦隊に整列させた状態で保
    持している治具と、この治具を収容して略全体的に包囲
    するように構成されているとともに、その少なくとも一
    部が縦割り構造に形成されている内筒と、内筒の中空部
    にガスを強制的に流通させるガス供給路とを備えている
    ことを特徴とする熱処理装置。 2、内筒の一部が、治具を処理室内に搬入搬出させるた
    めのソフトランディング装置におけるフォークの一部を
    共用するように構成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の熱処理装置。 3、治具が各被処理物を水平方向に支持するように構成
    されており、内筒が垂直方向に配されて治具を取り囲む
    ように構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の熱処理装置。
JP8438988A 1988-04-06 1988-04-06 熱処理装置 Pending JPH01256119A (ja)

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