JPH01254788A - プレコート鋼板接着用樹脂組成物 - Google Patents

プレコート鋼板接着用樹脂組成物

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JPH01254788A
JPH01254788A JP8130588A JP8130588A JPH01254788A JP H01254788 A JPH01254788 A JP H01254788A JP 8130588 A JP8130588 A JP 8130588A JP 8130588 A JP8130588 A JP 8130588A JP H01254788 A JPH01254788 A JP H01254788A
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resin
acid
copolyester
resin composition
adhesive
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JP8130588A
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Kunio Tawara
邦夫 俵
Tomio Kanbayashi
富夫 神林
Shunryo Hirose
広瀬 俊良
Toshio Okuyama
奥山 登志夫
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭用電気製品、建材、家具および事務用備
品等の製造に有用なプレコート鋼板の接着に使用される
樹脂組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
亜鉛めっき鋼板、冷延鋼板、などの金属薄板をコイル状
のまま塗装し、−静的にプレコート鋼板と称される塗装
鋼板を得、しかる後に、この塗装板を用いて家庭用電気
器具、事務用品、家具などに成型加工Iするプレコート
という手法が最近急速に普及しつつある。プレコート鋼
板では一般に外(角面が2コート、裏面が1コートとな
っており、外面側には最上層にくる上ぬり塗料および防
錆性を備え上ぬり塗料と鋼板との密着力を向上させるた
めの下ぬり塗料が塗装されることが多い。また裏面側に
は鋼板の防錆の目的等に裏面塗料が塗装されるのが普通
である。このようなプレコート用塗料の特質として高速
ロール塗装が可能であること、高温短時間焼付けが可能
であること、更に塗装した後に加工成型されるため折り
曲げ、しぼり、衝撃などに対する高度の加工性等が要求
されるとともに、外面用上ぬり塗料については、ボスト
コート用塗料と同程度の光沢、硬度、耐汚染性、耐候性
などが必要となるために、従来外面下ぬり塗料及び裏面
塗料としては、エポキシ系塗料がひろく使用されており
、外面の上ぬり塗料としては、耐候性の良いポリエステ
ル系又はアクリル系塗料が一般に多用されている。
かかるプレコート鋼板の加工において、プレコート鋼板
同志を接合したり、プレコート鋼板とそれ以外の例えば
金属性基材、プラスチック性基材等の基材とを接合する
場合の接合方法として、従来かしめ、ビス止め、リベッ
ト等の機械的な接合方法が多く使用されてきたが、これ
らの方法は一般的に作業能率が悪いうえ、接合強度が低
かったり接合点が不連続で部分的であるため応力が集中
するという欠点があり、構造物の接合方法としては信頼
性に欠けるという問題があった。
上記問題点を解決するための一手段として、接着剤を使
用する接着による接合が提案されている(特開昭57−
57764号公報等)。かかる接着法において使用でき
る接着剤としては、コポリアミドとエポキシ樹脂とから
なる熱硬化型接着剤、共重合ポリエステルからなるホッ
トメルト型接着剤或いは2成型ウレタン液着剤等が一般
的に知られているが、前記熱硬化型接着剤およびホット
メルト接着剤は、接着強度が不十分であって実用化され
ておらず、ただ2液型ウレタン塗料のみが実用に用いら
れているに過ぎない。
しかしながら、2成型ウレタン液着剤は、それに用いら
れている溶剤に起因する中毒ないし臭気等の問題があり
、さらに2液の計量および混合等の作業が煩雑であり、
かつ混合後の可使時間が短いこと等の点で作業性に問題
があり、作業性の優れたプレコート鋼板用接着剤の出現
が望まれているのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、作業性に優れかつ強い接着力を有するプレコ
ート鋼板接着用樹脂組成物を提供しようとするものであ
る。
(ロ)発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは、上記問題点について鋭意検討した結果、
特定の特性を有する共重合ポリエステル、ポリエチレン
および常温で固体のエポキシ樹脂からなる樹脂組成物が
プレコート鋼板に対して極めて強力に接着し得る接着剤
であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、融点が100℃〜190’C−7
l−1190℃におけるメルト70−インデックスが1
0〜5005’/10分である共重合ポリエステル10
0重量部に対して、ポリエチレン1〜100重量部およ
び常温常圧で固体のエポキシ樹脂5〜50重量部を混合
して構成したことを特徴とするプレコート鋼板接着用樹
脂組成物である。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
〔共重合ポリエステル〕
本発明において使用する共重合ポリエステルは、融点が
100°C〜190℃で、190℃におけるメルトフロ
ーインデックスが10〜5001/10分である共重合
ポリエステルであり、かかる共重合ポリエステルは次に
示すようなジカルボン酸および/またはジカルボン酸ジ
アルキル、グリコールおよびオキシカルボン酸等の化合
物群から適宜選択した化合物を、公知の重縮合法を用い
て重縮合することより得ることができ、また東亜合成化
学工業■製のPE5−110H,PE5−120Hおよ
びPES−140H等の市販の共重合ポリニス夢ルを使
用することもできる。
上記共重合ポリエステルを形成し得るジカルボン酸また
はジカルボン酸ジアルキルとしては、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸
、ジフェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;ア
ジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン2酸、
コノ・り酸、ピメリン酸等の脂肪族ジカルボン酸;ヘキ
サヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘ
キサヒドロフタル酸等の脂環式ジカルボン酸;ジメチル
テレフタル酸、ジメチルイソフタル酸等のジカルボン酸
ジアルキル等が挙げられる。
グリコールとしては、エチレングリ;−ル、1,4−ブ
タンジオール、ヘキサメチレングリコール、ネオヘンチ
ルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタツール、
ジエチレングリコール、トリエチレンクリコール、ポリ
エチレンクリコール等が、またオキシ酸としては、p−
オキシ安息香酸、1,2−ヒドロキシステアリン酸等が
、それぞれ挙げられる。
更に、上記ジカルボン酸および/またはジカルボン酸ジ
アルキル、グリコールおよびオキシ酸以外に、1分子中
にエステル形成性基すなわちヒドロキシル基またはカル
ボキシル基を6個以上を有する化合物例えばトリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、グリセリン、ト
リメリット酸、ピロメリット酸等を必要に応じ適を併用
することもできる。
かかる原料からなる共重合ポリエステルの内、好ましい
共重合ポリエステルは、それを形成する主な酸単位がテ
レフタル酸、イソフタル酸および脂肪族ジカルボン酸か
らなる酸単位であり、主なグリコール単位が1.4−ブ
タンジオールからなるグリコール単位である共重合ポリ
エステルである。
なお、本発明における共重合ポリエステルの融点とは、
示差走査熱量計により測定される、該ポリエステルの融
解吸熱曲線におけるピーク温度を意味し、これは主に共
重合ポリエステルの組成に関連する物性値である。共重
合ポリエステルの融点が100℃未満の場合には、結晶
性に欠けるため形成される接着剤層の凝集力が弱(、ま
たフィルム状接着剤を成形する場合に、該接着剤が粘着
性を帯び成形が困難となり、−方190℃を超える場合
には、得られる樹脂組成物の基材への密着性が悪(なる
。より好ましい共重合ポリエステルは、その融点が11
0°C〜170℃の範囲にある共重合ポリエステルであ
る。
また、共重合ポリエステルにおけるメルトフローインデ
ックスとは、日本工業製品規格JISK6760(19
77年版)において規定された方法により測定されたメ
ルト70−インデックスであり、これは主に共重合ポリ
エステルの分子量に関連する物性値である。共重合ポリ
エステルの190℃におけるメルトフローインデックス
が1OL?/10分未満の場合には、得られる樹脂組成
物の溶融粘度が高く、また基材への密着性も不良となり
、一方5005’/10分を超える場合には、溶融粘度
が低過ぎて、接着剤として用いるとき流れ出しを生じ接
着不良を起こすとともに耐熱性が悪い。より好ましい共
重合ポリエステルは、そのメルトフローインデックスが
40〜250F/10分の範囲にある共重合ポリエステ
ルであり、特に好ましくは、その融点が110℃〜17
0℃で、メルトフローインデックスが40〜2505’
/10分の範囲にある共重合ポリエステルである。
〔エポキシ樹脂〕
上記共重合ポリエステルとともに使用されるエポキシ樹
脂は、エポキシ基を含有し、かつ常温常圧で固体のエポ
キシ樹脂であり、かかるエポキシ樹脂としては、油化シ
ェルエポキシ■製のエピコート1001、エピコート1
004、エピコート1007、エピコート1009等の
下記一般式(3)で示されるビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、日本化薬■製のEOCN−102S。
EOCN−103S、 EOCN−104S等の0−ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂および日本化薬■製
のEPPN−201、EPPN−202等の下記一般式
(I3)で示されるフェノールノボラ、り型エポキシ樹
脂等が挙げられる。
一般式(A) :ビスフェノールA型エボキー/m脂(
nは2以上の整数) 一般式(B)二ノボラック型エポキシ樹脂(Rはアルキ
ル基、nは正の整数) 上記エポキシ樹脂の使用量は、共重合ポリエステル10
0重蓋部あたり5〜50重量部である。5重量部未満で
あると、エポキシ樹脂の使用によって樹脂組成物に付与
される基材への密着性の向上が不十分であり、一方50
重量部を超えると形成される接着剤層が硬くなり過ぎ、
剥離強度が低下する。より好しい使用量は、10〜40
重量部である。
常温常圧で液状のエポキシ樹脂は、分子量が低過ぎ一般
に1分子中に存在するエポキシ基の数が少ないため、加
熱しても全ての分子が前記共重合ポリエステルと反応し
、高分子化合物な構成する成分とは成り得す、低重合体
として接着剤層に残存することになり、接着強度が上が
らない。
〔ポリエチレン〕
前記共重合ポリエステルおよびエポキシ樹脂とともに、
本発明の樹脂組成物を構成するポリエチレン−は、エチ
レンモノマーを公知のラジカル重合法によって重合して
得られる、フィルム等の一般的な用塗にも使用されるポ
リエチレン単独重合体または全単量体単位の合計量を基
準にしてエチレン単量体単位を90重量%以上含有して
なるポリエチレン系共重合体であり、かかるポリエチレ
ンとしては、チグラー触媒を使用し、低圧重合法により
製造される高密度ポリエチレン、高圧重合法により製造
される低密度ポリエチレン、溶液重合法によりチグラー
触媒を使用して製造される直鎖状低密度ポリエチレン、
直鎖状の中密度ポリエチレン等のポリエチレンおよびエ
チレンニフロピレン、スチレン、無水マレイン酸、酢酸
ビニル、アクリル酸、アクリル酸エステルまたはメタク
リル酸等を共重合させて得られるポリエチレン系共重合
体することが挙げられ、好ましくは、低密度ポリエチレ
ン又は直鎖状低密度ポリエチレンである。
さらに好ましくは、JIS K6760(1977年発
行)に準じて測定したメルトフローインデックスが0.
5〜100y−710分であるポリエチレンである。0
.5P/10分未満であると共に使用される他の樹脂と
の混合性が十分でなく接着性能が低下し、又1005’
/10分を越えると、接着性および接着耐久性が損なわ
れる。
本発明におけるポリエチレンの使用量は、前記共重合ポ
リエステル100重量部あたり1〜100重量部である
。1N量部未満では、共重合ポリエステルの結晶性を低
下させて樹脂組成物の基材への密着性を良好にするとい
うポリエチレンの添加効果が発現されず、一方100重
量部を超える量使用するとポリエチレンと共重合ポリエ
ステルとが良好に混和できなくなり、溶融接着に際して
相分離を生じ、十分な接着強度が得られない。より好ま
しいポリエチレンの使用量は10〜50重量部である。
〔その他の配合物〕
本発明の樹脂組成物に、前記必須構成成分以外の、次に
示す樹脂、無機充填剤、安定剤、着色剤およびアルコキ
シシラン化合物等を添加しても良い。
添加することができる樹脂としては、例えばポリエステ
ル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、エチレンエチルア
クリレートm脂、エチレン−メタアクリレート樹脂、エ
チレン−プロピレン樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリウレタン樹脂、フェノール樹脂、フェノヤシ樹
脂、石油樹脂、ロジン及び変性ロジン樹脂等が挙げられ
る。
無機充填剤として、粒径10μm以下の炭酸カルシウム
、酸化チタン、タルク、クレー、ベントナイト、シリカ
、酸化亜鉛等の粉末を、性能安定剤として、ヒンダード
フェノール系化合物等の酸化防止剤、サリチル酸系化合
物等の酸化防止剤を、また染料、顔料等の着色剤等を配
合することも可能である。
さらに、接着性を向上させる目的で、アルコキシシラン
化合物を配合することもできる。アルコキシシラン化合
物の具体例としては、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル
トリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシランおよびp−アミノ−フェニルトリ
エトキシシラン等が挙げられる。
これらアルコキシ7ラン化合物の好ましい配合割合は、
樹脂組成物全体に対して0.1〜5重量%でありさらに
好ましくは0.5〜3重量%である。配合割合が0.1
重量%未満であると接着性向上の効果は得られず、一方
5重量%な超えると、配合時及び配合層の組成物の安定
性に問題が生ずる。
〔樹脂組成物の調製〕
本発明の樹脂組成物の調製は、例えば単軸または2軸ス
クリユ一方式溶融混練機、ニーグー式加熱混線機等で代
表される一般的な熱可塑性樹脂用の混合機を使用して、
前記共重合ポリエステル、ポリエチレン、エポキシ樹脂
およびその他の配合物を、得られる樹脂組成物の溶融温
度より通常60℃程度高めの温度で溶融混合する方法等
により行うことができる。好ましい混合機は、2軸スク
リユ一方式押出機である。
上記混合方法等により溶融混合された樹脂組成物は、直
接被着材上に塗布しても良く、また−旦ペレット状、フ
ィルム状等に成形し、それを接着剤として用いることも
できる。
〔プレコート鋼板およびその他の被着材〕本発明の樹脂
組成物を接着剤として用いることができるプレコート鋼
板は、特に限定されるものでなく、エポキシ樹脂塗料、
アクリル樹脂塗料、ポリエステル樹脂塗料、アルキッド
樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料またはフェノール樹脂塗料
等がプレコートされた、たとえば冷延鋼板;亜鉛、スズ
、鋼、アルミニウム等の金属がメツキされた鋼板;クロ
ム処理鋼板;ステンレス板等を基材とするプレコート鋼
板であり、前記塗料が2コート2ベークまたは3コート
3ベーク等と称される塗工焼付は法で多層に積層された
プレコート鋼板であっても良い。好ましくは、エポキシ
系塗料が下塗りされ、その上にポリエステル・メラミン
系塗料たとえば特開昭58−120674号公報に記載
されているごとき塗料を上塗りしてなる各種プレコート
鋼板である。
本発明の樹脂組成物は、上記プレコート鋼板同志を接着
するのに好適である他、プレコート鋼板と他の基材との
接着においても好適であり、他の基材としては、鉄、銅
、真ちゅう、アルミニウム、ステンレス、クロムメツキ
された鉄、亜鉛メツキされた鉄、亜鉛メツキとクロメー
ト処理のされた鉄、亜鉛メツキとリン酸塩処理のされた
鉄等からなる金属製基材;ポリ塩化ビニル、ABS樹脂
、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ベークライト、  −メラミン系樹脂、FRP等
からなるプラスチック製基材;ガラス、コンクリート、
セメント等からなる基材;木材、布等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物を用いて、上記プレコート鋼板等を
接着する方法としては、例えばプレコート鋼板の表また
は裏の一方の面に、フィルム状に成形された接着剤を熱
ロール、熱プレス等により熱融着して固定した後、該プ
レコート鋼板と接着すべき基材と重ね、熱プレス、高周
波3導加熱、超音波加熱、遠赤外加熱またはオーブン加
熱等の方法により、接着剤溶融温度以上の温度、好まし
くは該温度より10℃以上高い温度と300℃の範囲内
の温度に加熱し、必要に応じてプレス、ロール等により
加圧しながら接着する方法等が挙げられる。
加熱接着温度が300℃を超えると、プレコート鋼板の
プレコート塗膜の変色、変質が起こる。
(ハ)発明の効果 プレコート鋼板の接合において、本発明の樹脂組成物を
接着剤として用いると、次に示すような利点が得られる
。従って、該樹脂組成物はプレコート鋼板用接着剤とし
て極めて有用である。
(1)常温でべとつきのない固体であるため、取扱いが
容易である。特に、複雑な形状の接合面で接合させたい
とき、事前に接着剤が塗布された被着材を所望の複雑な
形状に加工した後、相手基材と接着させる必要があるが
、接着剤がべとつかないために加工が容易になされる。
(1)接着強度および接着耐久性において、実用的な要
求水準に達しており、さらに従来の機械的接合法と比較
して、作業性が格段に優れている。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例および比較例を挙げ【、本発明を更に具体
的に説明する。なお、各側で得られた樹脂組成物の接着
特性の評価は、次に示す方法により行った。また、各側
における部は、全て重量部を意味する。
接着特性の評価方法 a)被着材 7’vコート鋼板として、市販の2コート2ベークのプ
レコート鋼板(原板:厚さ0.5m溶融、亜鉛メツキ、
リン酸塩処理鋼板、おもて面;アンダーコート:エポキ
シ樹脂塗料、ドッグコート:オイルフリーポリエステル
樹脂塗料、裏面二アンダーコート:エポキシ樹脂塗料)
(以下プレコート鋼板Aと称す)を用い、251に巾X
100in*長に裁断したものを用いた。又、その他の
基板も同様の形状に裁断した。
b)T剥離強度および引張せん断強度 各側で得られた樹脂組成物を使用して、上記被着材を接
着して得たテストピースを、■格別な処理をしないその
ままで、或いは■8゜℃のオープンで1週間放置したも
のおよび080℃、95%RHの雰囲気下で10日間放
置したものについて、JIS K 6854に規定され
た測定方法により、T剥離強度および引張せん断強度を
測定した。
なお、T剥離強度の測定は、引張速度200龍/駆で、
引張せん断強度の測定は引張速度1011 / N11
で、それぞれ行い、T剥離強度はに9/25n単位で、
また引張せん断強度はに9 / cI/を単位で示した
実施例1 攪拌器、留出管及び温度計を備えた4つロフラスコにジ
メチルテレフタル酸874部、1.4−ブタンジオール
180.2部及び公知の触媒を適当量加え、N、気流下
反応開始直後の温度を140℃とし序々に190℃にま
で昇温して2時間はどエステル交換反応を行ない、引続
きイソフタル酸91.4部を加え、温度を210℃に上
げて2時間維持した。その後250℃に昇温しながら同
時に減圧を開始した。反応途中に重合物をサンプリング
して、該重合物のメルト70−インデックスが目的の値
に達した時点で反応を終了させて、融点120℃、メル
ト70−インデツクス705’/10分の物性を有する
共重合ポリエステルAを得た。
上記共重合ポリエステルA100部に対し、低密度ポリ
エチレン樹脂ミランン10L(三井石油化学■R)(以
下ポリエチレンAと称す)30部及びビスフェノールA
型エポキシ樹脂エピコート1007(融点122〜13
2℃)(油化シェルエポキシ■製)(以下エポキシ樹脂
Aと称す)60部を二軸式押出機で混合し、次いでT−
ダイ式フィルム加工用押出し機により50μフイルムに
成形した。このフィルム状接着剤を、高周波誘導加熱装
置(発振周波数200KHz、  出力5請)で4秒間
発振してプレコート鋼板Aのおもて面に、接着ラップ面
積が25irxX 12.5at+aとなるように融着
した后、別のプレコート鋼板への裏面と重ね合せ、再度
前記高周波誘導加熱装置を用い発振時間6秒間で180
℃に加熱して接着した。表−1にその接着部のT剥離強
度を示す。
実施例2〜5 共重合ポリエステルおよびポリエチレンとして実施例1
で使用したと同じ共重合ポリエステルおよびポリエチレ
ンを使用し、エポキシ樹脂については実施例1で使用し
たエピコー) 1007(油化シェルエポキシ■製)ま
たはノボラ、り型エポキシ樹脂YDCN−704(東部
化成■製、以下エポキシ樹脂Bと称す)を表−1に示し
た量使用し、さらに実施例6と実施例5においては、ア
ルコキシシラン化合物としてβ−(3゜4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン(以下アルコ
キシシラン化合物Aと称す)を添加し、各種の樹脂組成
物を得、実施例1と同様な方法によって接着特性を評価
し、その結果を表−1に示した。
比較例1〜5 表−2に示した原料を使用して、本発明の構成とは異な
る各種樹脂組成物を得、それらの接着特性を実施例1と
同様な方法によって評価し、その結果を表−2に示した
なお、比較例5で使用した表−2記載のエポキシ樹脂C
とは、油化シェルエポキシ■製のエピコート828であ
り、これは常温液状のエポキシ樹脂である。また比較例
4で使用した表−2記載のエチレン−酢ビ樹脂Aとは、
三井石油化学■製のエバフレックスEV−150である
実施例6 実施例1において得られた樹脂組成物からなる接着剤を
、プレコート鋼板Aの裏面(エポキシ樹脂系塗装面)l
C熱ロールを用いて貼着した。
この接着剤の貼着されたプレコート鋼板を20枚重ねて
室温で6ケ月保管した。保管層、プレコート鋼板同士の
ブロッキングはな(、プレコート鋼板のおもて面(オイ
ルフリーポリエステル樹脂系塗装面)と重ね合わせて高
周波誘導加熱により接着した。そのときの接着性能は室
温でのはくり強度は20ky/25tgであり、保管前
と比べて強度は維持されていた。
実施例7〜10 実施例3において得られた樹脂組成物からなる接着剤フ
ィルムを、プレコート鋼板Aのおもて面に実施例6と同
様の方法により貼着した。
このプレコート鋼板を、高周波誘導加熱により表−3に
示す各種材料と接着した。
その引張せん断強度を表−6に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、融点が100℃〜190℃で、190℃におけるメ
    ルトフローインデックスが10〜500g/10分であ
    る共重合ポリエステル100重量部に対して、ポリエチ
    レン1〜100重量部および常温常圧で固体のエポキシ
    樹脂5〜50重量部を混合して構成したことを特徴する
    プレコート鋼板接着用樹脂組成物。
JP8130588A 1988-04-04 1988-04-04 プレコート鋼板接着用樹脂組成物 Pending JPH01254788A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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