JPH01253838A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光デイスク装置等の光学的に情報を記録し、
再生する光学式情報記録再生装置に関し、特に光学式情
報記憶担体の集光レンズに対する傾きの補正機構に関す
る。

従来の技術 近年、レーザ光を用いて情報を高密度に記録し、再生す
ることのできる光メモリ装置が開発され、画像、文書、
データ等の大量の情報の蓄積に応用されている。特に、
情報を追記あるいは書換えのできる光記録材料を用いた
追記型、或は書換え型の光メモリ装置は磁気ディスクに
変わる情報記憶装置として今後の発展が予想されている
。

以下、光メモリ装置の一例として光デイスク装置を例に
とって説明を行う。

これらの情報を追記できる光デイスク装置に於いては、
再生専用の光デイスク装置以上にディスク上に集光され
た光スポットの精度が要求される。

この為、使用する光学系の精度が高められるだけでなく
、使用する光ディスクの基板の厚みや光学系とデイヌク
基板の傾きにも大きな注意が払われている。特に樹脂基
板を用いた大きな直径を有する光ディスクに於いては、
基板のたわみや反りによって光学系に対するディスク基
板の傾きが大きくなり、精度のよい情報の記録再生には
この基板の傾きの補正が不可欠になっている。

従来、このような光ディスクの基板の傾きの補正には、
特に再生専用の光デイスク装置の場合、光ディスクに光
を照射し、光ディスクによって反射した光の出射方向を
光検出器で検出し、光デイスク基板の傾きの角度に対応
して、反射光の出射方向が変わることを利用して、基板
の傾きの角度を検出し、これを元に光学ヘッドのディス
クに対する設定角度を変化させ、常にディスクに対して
光が垂直に入射する方式が用いられている。

以下、図面を参照しながら、従来の光デイスク基板の傾
き補正の方法を説明する。第２図は従来例の光デイスク
基板の傾き補正を行う補正系の概要を説明する図である
。第２図に於て、ディスク２１の内周から外周へ移動す
る光学ヘッド２２と同じ移動ペー７２３上に、傾き検出
用の光源２４と、ディスクより反射した光を検出する光
検出器２５が配置されている。前記光源２４よ如出射し
た光は光学ヘッド２２から出射する光と同じ方向でディ
スクに入射し、ディスクの傾きに応じて光検出器の異な
った位置に反射される。従って、光検出器２６より得ら
れる信号はディスク基板の傾きを反映した信号になる。

この信号にしたがって、光学ヘッド移動ベース２３全体
がモータ２６によって、ディスク基板２７に光学ヘッド
２２からの光が垂直に入射するように傾けられ、これに
よってディスク基板の傾きが補正され、常に光ディスク
に対して垂直に光が入射するようになる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記の構成のディスク基板の傾き補正系
では、追記型あるいは反射率変化型の書換え型光ディス
クの傾きを補正することは難しい。

これは再生専用型の光ディスクでは光ディスクの反射率
は一様であるのに対して、これらの情報を追記あるいは
再記録するタイプの光ディスクでは、ディスク上の領域
によって光の反射率が異なり、傾き検出用の光がこの部
分的に異なる反射率を持ったディスクより反射されるた
めに、実際の傾き量とは異なる信号が光検出器で検出さ
れるだめである。

図を用いて追記型あるいは書換え型の光ディスクに於け
るディスク基板の傾きの誤検出の様子を説明する。第３
図は追記型あるいは書換え型の光デイヌクに於けるディ
スク基板の傾きの誤検出の様子を説明する図である。第
３図に於て、光デイスク３１上には情報が書かれている
エリア３２と未記録のエリア３３があるとする。第３図
ａの場合、傾き検出用の光は全て未記録部３３より反射
されるため、光検出器３５には正しい基板傾き量が検出
される。しかし、第３図すのように情報記録エリア３２
と未記録エリア３３の境界付近に光学ヘッド３４が移動
した場合、傾き検出用の光は記録済みエリア３２と未記
録エリア３３０反射率の差に対応して、入射光とは異な
った強度分布の光として光検出器３６上に入射する。従
って、本来の傾きの量とは異なる信号が光検出器から得
られるため、傾き補正は不可能となる。

このように追記型或は反射率変化型の書換え型光ディス
クの場合、従来のディスク基板の傾き補正方法では、正
しい傾き量が検出できず、ディスク基板の傾きに対して
精度のよい補正が出来ないという問題点を有していた。

本発明は、上記の問題点に鑑み、追記型或は反射率変化
型の書換え型光ディスクに於いても、ディスク基板の傾
きを正確に検出し、特に情報の追記、消去に大きく影響
するディスク基板の傾きの補正を精度良く行おうとする
ものである。

課題を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために本発明の光学式情報記録再
生装置は、第１の光源と、前記第１の光源より出射した
光束を回転する光学式情報記憶担体上に集光する第１の
光学系と、前記第１の光源とは波長の異なる第２の光源
と、前記第２の光源より出射した光束を前記情報記憶担
体に対してｎｉｌ記第１の光源を出射した光と路間−の
角度で入射するように前記第２の光源を出射した光を導
く第２の光学系と、前記第２の光源より出射され、前記
情報記憶担体によって反射された光束め位置を検出する
光検出器と、前記光検出器によって検出された前記反射
光束の位置情報に従って前記第１の光学系の前記光学式
情報記憶担体に対する配置を制御する機構とから成り、
前記第２の光学系の波長を、前記第２の光源より出射さ
れ、前記情報記憶担体で反射された光束が前記情報記憶
担体上に記録された情報信号によって変調を受けない波
長に設奈＼れている事を特徴とするものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、情報を記録した領域か
らも、未記録の領域からも同じ強度分布の反射光を得、
これによって、情報の記録、未記録に関わらずディスク
基板の傾き量を正しく検出し、ディスクに常に記録、再
生光が垂直入射するように光学ヘッドの位置を制御し、
精度の良い記録再生を行うことができる。

実施例 以下、本発明の光学式情報記録再生装置の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の光
学式情報記録再生装置の一実施例のディスク基板の傾き
を補正する系の構成を示す図である。第１図に於いて、
ディスク１１の内周から外周へ移動する光学ヘッド１２
と同じ移動ベース１３上に、傾き検出用の光源１４と、
ディスクより反射した光を検出する光検出器１６が配置
されている。前記光源１４より出射した光は光学ヘッド
１２から出射する光と同じ方向でディスクに入射し、デ
ィスクの傾きに応じて光検出器の異なった位置に反射さ
れる。従って、光検出器１５より得られる信号はディス
ク基板の傾きを反映した信号になる。この信号にしたが
って、光学ヘッド移動ベース１３全体がモータ１６によ
って、ディスク基板１７に光学ヘッド１２からの光が垂
直に入射するように傾けられ、これによってディスク基
板の傾きが補正され、常に光ディスクに対して垂直に光
が入射するようになる。

以上の構成は従来例のディスクの傾き補正系とほとんど
同じであるが、本発明に於いては、光ディスク１１に対
して情報を記録、再生する光学ヘッド１２で使用される
光の波長λ１　と、傾き検出用光源１４の波長λ２が異
なり、特に傾き検出用の光は、情報の記録再生に用いら
れる光ディスク１１に入射した光が、光デイスク上の情
報の有無によって変化を受けない波長に設定されている
。

波長λ２の設定の詳細について第４図を用いて説明する
。第４図は情報の記録に用いられる光記録材料の反射率
の波長依存性の一例を示すグラフである。第゛二図に於
いて、情報の記録前の反射率４１（太線のグラフ）に対
して、記録後の反射率４２（，１８線）は、情報の再生
波長４３に於いては大きく変化しているが、傾き検出用
光源波長４４に於いては全く変化していない。これは、
光記録膜の屈折率特性と膜厚によって決まる波長である
が、特に相変化型の光記録材料では安定にこのような特
性を得る事ができる。傾き検出用の光源波長として、こ
のように情報の記録前後で反射率の変化のない波長を選
ぶ事により、光デイスク上の情報が記録されたエリアと
未記録エリアの境界付近においても、安定にディスクの
傾きが検出できる。

以上のように本実施例によると、第１の光源と、前記第
１の光源より出射した光束を回転する光学式情報記憶担
体上に集光する第１の光学系と、前記第１の光源とは波
長の異なる第２の光源と、前記第２の光源より出射した
光束を前記情報記憶担体に対して前記第１の光源を出射
した光と路間−の角度で入射するように前記第２の光源
を出射した光を導く第２の光学系と、前記第２の光源よ
り出射され、前記情報記憶担体によって反射された光束
の位置を検出する光検出器と、前記光検出器によって検
出された前記反射光束の位置情報に従って前記第１の光
学系の前記光学式情報記憶担体に対する配置を制御する
機構とから成り、前記第２の光源より出射され、前記情
報記憶担体で反射された光束が前記情報記憶担体上に記
録された情報信号によって変調を受けない波長になるよ
うに前記第２の光源の波長を設定する事により、光デイ
スク上の情報を記録した領域からも、未記録の領域から
も同じ強度分布の反射光を得、これによって、情報の記
録、未記録に関わらずディスク基板の傾き量を正しく検
出し、ディスクに常に記録。

再生光が垂直入射するように光学ヘッドの位置を制御し
、精度の良い記録再生を行うことができる。

発明の効果 以上述べてきたように本発明は、第１の光源と、ｉＪ記
第１の光源より出射した光束を回転する光学式情報記憶
担体上に集光する第１の光学系と、前記第１の光源とは
波長の異なる第２の光源と、前記第２６光源より出射し
た光束を前記情報記憶担体に対して前記第１の光源を出
射した光と略同一の角度で入射するように前記第２の光
源を出射した光を導く第２の光学系と、前記第２の光源
より出射され、前記情報記憶担体によって反゛射された
光束の位置を検出する光検出器と、前記光検出器によっ
て検出された前記反射光束の位置情報に従って前記第１
の光学系の前記光学式情報記憶担体に対する配置を制御
する機構とから成り、前記第２の光源より出射され、前
記情報記憶担体で反射された光束が前記情報記憶担体上
に記録された情報信号によって変調を受けない波長にな
るように前記第２の光源の波長を設定したことを特長と
するものであり、これにより、光デイスク上の情報を記
録した領域からも、未記録の領域からも同じ強度分布の
反射光を得、これによって、情報の記録、未記録に関わ
らずディスク基板の傾き量を正しく検出し、ディスクに
常に記録、再生光が垂直入射するように光学ヘッドの位
置を制御し、精度の良い記録再生を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す主要部の構成図、第２
図は従来装置を示す構成図、第３図は従来装置の動作説
明図、第４図は本発明の実施例の動作説明するだめの波
形図である。 １１・・・・・・光ディスク、１２・・・・・・光学ヘ
ッド（波長λ１　）、１３・・・・・・移動ペース、１
４・・・・・・傾き検出用光源（波長λ２）、１５・・
・・・・光検出器、１６・・・・・・モータ、１７・・
・・・・ディスク基板、２１・・・・・・光ディスク、
２２・・・・・・光学ヘッド、２３・・・・・・移動ベ
ース、２４・・・・・・傾き検出用光源、２６・・・・
・・光検出器、２６・・・・・・モータ、２７・・・・
・・ディスク基板、３１・・・・・・光ディスク、３２
・・・・・・記録済エリア、３３・・・・・・未記録エ
リア、３４・・・・・・光学ヘッド、３５・・・・・・
光検出器、３６・・・・・・傾き検出用光源、４１・・
・・・・記録前反射率、４２・・・・・・記録後反射率
、４３・・・・・・再生波長、４４・・・・・・傾き検
出用光源波長。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名３ノ
ー−一尤ディスク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１の光源と、前記第１の光源より出射した光束を回転
   する光学式情報記憶担体上に集光する第１の光学系と、
   前記第１の光源とは波長の異なる第２の光源と、前記第
   ２の光源より出射した光束を前記情報記憶担体に対して
   前記第１の光源より出射した光と略同一の角度で入射す
   るように前記第２の光源を出射した光を導く第２の光学
   系と、前記第２の光源より出射され、前記情報記憶担体
   によって反射された光束の位置を検出する光検出器と、
   前記光検出器によって検出された前記反射光束の位置情
   報に従って前記第１の光学系の前記光学式情報記憶担体
   に対する配置を制御する機構とを備え、前記第２の光源
   の波長は、前記第２の光源より出射され、前記情報記憶
   担体で反射された光束が前記情報記憶担体上に記録され
   た情報信号によって変調を受けない波長に設定されてい
   る事を特徴とする光学式情報記録再生装置。