JPH01253171A - ナトリウム−硫黄電池 - Google Patents
ナトリウム−硫黄電池Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はナトリウム−硫黄電池に関し、さらに詳しくは
充放電反応時に陽極活物質としての溶融硫黄を含浸する
陽極用導電材から陽極容器の内周面に移行する電子の流
れを円滑にして、抵抗低減化を図り、電池エネルギー効
率を向上することができるナトリウム−硫黄電池に関す
るものである。
充放電反応時に陽極活物質としての溶融硫黄を含浸する
陽極用導電材から陽極容器の内周面に移行する電子の流
れを円滑にして、抵抗低減化を図り、電池エネルギー効
率を向上することができるナトリウム−硫黄電池に関す
るものである。
(従来の技jネi)
最近、電気自動車用、夜間電力貯蔵用の二次電池として
性能面及び経済面の両面において優れ、300〜400
℃で作動する高温型のナトリウム−硫黄電池の研究開発
が進められている。
性能面及び経済面の両面において優れ、300〜400
℃で作動する高温型のナトリウム−硫黄電池の研究開発
が進められている。
即ち、性能面では、ナトリウム−硫黄電池は鉛蓄電池に
比べて理論エネルギー密度が高く、充放電時における水
素や酸素の発生といった副反応もなく、活物質の利用率
も高く、経済面ではナトリウム及び硫黄が安価であると
いう利点を有している。
比べて理論エネルギー密度が高く、充放電時における水
素や酸素の発生といった副反応もなく、活物質の利用率
も高く、経済面ではナトリウム及び硫黄が安価であると
いう利点を有している。
従来のナトリウム−硫黄電池を第7図に基づいて説明す
ると、図中2は陽極端子lを備えた陽極容器、4は陽極
容器2に対し絶縁リング3を介して連結され、かつ溶融
金属すトリウムを貯留する陰極容器である。又、5は前
記絶縁リング3に固定した有底筒状の固体電解質管、6
は陰極容器4を貫通して固体電解質管5内へ進入した陰
極管であって、外端に陰極端子7を備えている。
ると、図中2は陽極端子lを備えた陽極容器、4は陽極
容器2に対し絶縁リング3を介して連結され、かつ溶融
金属すトリウムを貯留する陰極容器である。又、5は前
記絶縁リング3に固定した有底筒状の固体電解質管、6
は陰極容器4を貫通して固体電解質管5内へ進入した陰
極管であって、外端に陰極端子7を備えている。
前記陽極容32と固体電解質管5との間に収容され、か
つ導電性を有するカーボン繊維をマット状に、かつ円筒
状に形成してなる陽極用導電材Mは、そのカーボン繊維
の方向が任意の方向に不規則となっていた。そして、電
池の放電時には固体電解質管5内のナトリウムがナトリ
ウムイオンと電子に分かれて固体電解質管5を浸透し、
陽極用導電材M内の硫黄と反応して多硫化ナトリウムを
成形する。
つ導電性を有するカーボン繊維をマット状に、かつ円筒
状に形成してなる陽極用導電材Mは、そのカーボン繊維
の方向が任意の方向に不規則となっていた。そして、電
池の放電時には固体電解質管5内のナトリウムがナトリ
ウムイオンと電子に分かれて固体電解質管5を浸透し、
陽極用導電材M内の硫黄と反応して多硫化ナトリウムを
成形する。
又、従来のす) IJウムー硫黄電池として特開昭56
−35374号公報や特開昭55−133775号公報
に示すように導電性繊維の方向を陽極容器の半径方向に
配向したものもあった。
−35374号公報や特開昭55−133775号公報
に示すように導電性繊維の方向を陽極容器の半径方向に
配向したものもあった。
(発明が解決しようとする課題)
ところが、前者のナトリウム−硫黄電池は、第8図に示
すように陽極用導電材Mのカーボン繊維のうち陽極容器
2の内周面へ向かう半径方向の繊維の割合が少ないため
、前述した放電時において、陽極用導電材Mのカーボン
繊維に沿って陽極容器2側へ移行する電子eの方向が任
意の方向に指向し、陽極用導電材Mと陽極容器2の接触
界面での抵抗が増大し、電池エネルギー効率が低下する
という問題があった。
すように陽極用導電材Mのカーボン繊維のうち陽極容器
2の内周面へ向かう半径方向の繊維の割合が少ないため
、前述した放電時において、陽極用導電材Mのカーボン
繊維に沿って陽極容器2側へ移行する電子eの方向が任
意の方向に指向し、陽極用導電材Mと陽極容器2の接触
界面での抵抗が増大し、電池エネルギー効率が低下する
という問題があった。
又、半径方向に繊維配向を揃えた後者のナトリウム−硫
黄電池においては、陽極容器側までの電子の移行は円滑
になるが、陽極用導電材のカーボン繊維が陽極容器の内
周面と直交しているので、放電時において陽極用導電材
のカーボン繊維に沿って陽極容器の内周面に移行した電
子が陽極容器の下方へ90度偏向するため、この接触界
面においてやはり抵抗が増大し、電池エネルギー効率が
低下するという問題があった。
黄電池においては、陽極容器側までの電子の移行は円滑
になるが、陽極用導電材のカーボン繊維が陽極容器の内
周面と直交しているので、放電時において陽極用導電材
のカーボン繊維に沿って陽極容器の内周面に移行した電
子が陽極容器の下方へ90度偏向するため、この接触界
面においてやはり抵抗が増大し、電池エネルギー効率が
低下するという問題があった。
本発明の第1の目的は−F記問題点を解消して、陽極用
導電材内から陽極容器の内周面への電子の流れを円滑に
して電池エネルギー効率を向上することができるナトリ
ウム−硫黄電池を提供することにある。
導電材内から陽極容器の内周面への電子の流れを円滑に
して電池エネルギー効率を向上することができるナトリ
ウム−硫黄電池を提供することにある。
又、本発明の第2の目的は、第1の目的に加えて、陽極
用導電材の中間部における電子の移行を円滑にして一層
電池エネルギー効率を向上することができるナトリウム
−硫黄電池を提供することにある。
用導電材の中間部における電子の移行を円滑にして一層
電池エネルギー効率を向上することができるナトリウム
−硫黄電池を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
請求項1記載のナトリウム−硫黄電池は前記第1の目的
を達成するため、カーボン繊維あるいはグラファイト繊
維等の導電性繊維を集合してなり、かつ陽極活物質の硫
黄を含浸する筒状の陽極用導電材を収納する筒状の陽極
容器に対し、絶縁リングを介して、熔融金属ナトリウム
を貯留する陰極容器を接合固定し、前記陽極容器の内部
には、基端を前記絶縁リングの内周部に嵌合して前記陰
極容器内部と連通し、かつナトリウムイオンを選択的に
透過させる機能を有した有底筒状の固体電解質管を前記
陽極用導電材の中空部に挿入したナトリウム−硫黄電池
において、 前記陽極用導電材を陽極容器の内周面に接触する外側陽
極用導電層と、固体電解質管の外周面に接触する内側陽
極用導電層とに形成し、外側陽極用導電層を構成する導
電性繊維の方向を陽極容器の縦方向に80%以上配向す
るという手段をとっている。
を達成するため、カーボン繊維あるいはグラファイト繊
維等の導電性繊維を集合してなり、かつ陽極活物質の硫
黄を含浸する筒状の陽極用導電材を収納する筒状の陽極
容器に対し、絶縁リングを介して、熔融金属ナトリウム
を貯留する陰極容器を接合固定し、前記陽極容器の内部
には、基端を前記絶縁リングの内周部に嵌合して前記陰
極容器内部と連通し、かつナトリウムイオンを選択的に
透過させる機能を有した有底筒状の固体電解質管を前記
陽極用導電材の中空部に挿入したナトリウム−硫黄電池
において、 前記陽極用導電材を陽極容器の内周面に接触する外側陽
極用導電層と、固体電解質管の外周面に接触する内側陽
極用導電層とに形成し、外側陽極用導電層を構成する導
電性繊維の方向を陽極容器の縦方向に80%以上配向す
るという手段をとっている。
又、請求項2記載のナトリウム−硫黄電池は、第2の目
的を達成するため、請求項1記載のナトリウム−硫黄電
池の構成に加えて、前記内側陽極用導電層を構成する導
電性繊維の方向を陽掻容器の半径方向に30%以上配向
するという手段をとっている。
的を達成するため、請求項1記載のナトリウム−硫黄電
池の構成に加えて、前記内側陽極用導電層を構成する導
電性繊維の方向を陽掻容器の半径方向に30%以上配向
するという手段をとっている。
(作用)
請求項1記載のナトリウム−硫黄電池は、放電時に内側
陽極用導電層から外側陽極用導電層に移行した電子が、
外側陽極用導電層の縦方向に配列した導電性繊維に案内
されて偏向しながら陽極容器の縦方向に移行され、この
結果電子が陽極容器の基端へと円滑に収束され、抵抗が
低減化されて電池エネルギー効率が向上する。
陽極用導電層から外側陽極用導電層に移行した電子が、
外側陽極用導電層の縦方向に配列した導電性繊維に案内
されて偏向しながら陽極容器の縦方向に移行され、この
結果電子が陽極容器の基端へと円滑に収束され、抵抗が
低減化されて電池エネルギー効率が向上する。
又、請求項2記載のナトリウム−硫黄電池は、請求項1
記載のナトリウム−硫黄電池の作用に加えて、内側陽極
用導電層が陽極容器の半径方向に指向しているので、外
側陽極用導電層へ向かう電子の流れが円滑となるため、
電池エネルギー効率がさらに向上する。
記載のナトリウム−硫黄電池の作用に加えて、内側陽極
用導電層が陽極容器の半径方向に指向しているので、外
側陽極用導電層へ向かう電子の流れが円滑となるため、
電池エネルギー効率がさらに向上する。
(実施例)
次に、請求項1記載のナトリウム−硫黄電池をを具体化
した一実施例を第1図〜第2図に従って説明する。
した一実施例を第1図〜第2図に従って説明する。
この実施例のナトリウム−硫黄電池は、下部に陽極端子
1を備えた陽極容器2と、該陽極容器2の内部に収容さ
れ、かつカーボン繊維あるいはグラファイト繊維をマン
ト状、かつ円筒状に形成してなり陽極活物質である溶融
硫黄を含浸した陽極用導電材Mと、前記陽極容器2の上
端部に対し、α−アルミナ製の絶縁リング3を介して連
結され5かつ溶融金属ナトリウムNaを貯留する陰極容
器4と、前記絶縁リング3の内周部に固着され、かつ陰
極活物質であるナトリウムイオンを選択的に透過させる
機能を有した下方へ延びる円筒状の袋管を形成するβ−
アルミナ製の固体電解質管5とからなっている。又、陰
極容器4の上部蓋の中央部には、該陰極容器4を通して
固体電解質管5底部まで延びた細長い陰極管6が貫通支
持され、該陰極管6の上端部には、陰極端子7が固着さ
れている。
1を備えた陽極容器2と、該陽極容器2の内部に収容さ
れ、かつカーボン繊維あるいはグラファイト繊維をマン
ト状、かつ円筒状に形成してなり陽極活物質である溶融
硫黄を含浸した陽極用導電材Mと、前記陽極容器2の上
端部に対し、α−アルミナ製の絶縁リング3を介して連
結され5かつ溶融金属ナトリウムNaを貯留する陰極容
器4と、前記絶縁リング3の内周部に固着され、かつ陰
極活物質であるナトリウムイオンを選択的に透過させる
機能を有した下方へ延びる円筒状の袋管を形成するβ−
アルミナ製の固体電解質管5とからなっている。又、陰
極容器4の上部蓋の中央部には、該陰極容器4を通して
固体電解質管5底部まで延びた細長い陰極管6が貫通支
持され、該陰極管6の上端部には、陰極端子7が固着さ
れている。
そして、放電時には次のような反応によってナトリウム
イオンが固体電解質管5を透過して陽極容器2及び固体
電解質管5で区画形成された陽極用導電材Mの収容空間
に入り、該導電材M内の溶融硫黄と反応し、多硫化すl
−IJウム、特に最終的には三硫化ナトリウムを生成す
る。
イオンが固体電解質管5を透過して陽極容器2及び固体
電解質管5で区画形成された陽極用導電材Mの収容空間
に入り、該導電材M内の溶融硫黄と反応し、多硫化すl
−IJウム、特に最終的には三硫化ナトリウムを生成す
る。
2Na +XS−+Na2 S x
又、充電時には放電時とは逆の反応が起こり、ナトリウ
ム及び硫黄が生成される。
ム及び硫黄が生成される。
前記陰極容器4及び固体電解質管5内には、はぼ全体に
わたって該固体電解質管5が破…した場合の安全対策と
して、ステンレス製のウィック8が充填されている。
わたって該固体電解質管5が破…した場合の安全対策と
して、ステンレス製のウィック8が充填されている。
次に、本発明のナトリウム−硫黄電池の特徴的構成を説
明する。
明する。
前述したようにカーボン繊維をマント状に、かつ円筒状
に形成した前記陽極用導電材Mは、外側陽極用導電層M
aと内側陽極用導電層Mbの二層に形成されている。そ
して、外側陽極用導電層Maを構成するカーボン繊維の
うち、陽極容器2の41(長手)方向に指向するカーボ
ン繊維の割合を80%以上とし、横方向に指向する繊維
の割合を20%以下としている。
に形成した前記陽極用導電材Mは、外側陽極用導電層M
aと内側陽極用導電層Mbの二層に形成されている。そ
して、外側陽極用導電層Maを構成するカーボン繊維の
うち、陽極容器2の41(長手)方向に指向するカーボ
ン繊維の割合を80%以上とし、横方向に指向する繊維
の割合を20%以下としている。
前記外側陽極用導電材Maの厚さは、例えば1〜2龍に
設定すればよい。
設定すればよい。
又、内側陽極用導電層Mbを形成するカーボン繊維の方
向は任意に設定されている。
向は任意に設定されている。
さらに、外側陽極用導電層Maと内側陽極用導電層Mb
の充填率はいづれも10%に設定されている。
の充填率はいづれも10%に設定されている。
さて、この実施例上は、外側陽極用導電層Maの繊維の
うち縦方向に指向する繊維の割合を80%と多くしたの
で、電池の放電時において第1図に示すように内側陽極
用導電材層Mbの繊維に沿って陰極容器2の内周面側へ
移行する電子eが外側陽極用導電材Ma内に入ると、繊
維の方向が縦方向となっているため、電子eが陽極容器
2の内周面に接触するまでの間に、縦方向に偏向され、
従って、電子は陰極容器2の内周面に円滑に移行し、陽
極端子lへと円滑に収束される。この結果、抵抗低減化
され、電池エネルギー効率が向上するのである。
うち縦方向に指向する繊維の割合を80%と多くしたの
で、電池の放電時において第1図に示すように内側陽極
用導電材層Mbの繊維に沿って陰極容器2の内周面側へ
移行する電子eが外側陽極用導電材Ma内に入ると、繊
維の方向が縦方向となっているため、電子eが陽極容器
2の内周面に接触するまでの間に、縦方向に偏向され、
従って、電子は陰極容器2の内周面に円滑に移行し、陽
極端子lへと円滑に収束される。この結果、抵抗低減化
され、電池エネルギー効率が向上するのである。
次に、請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の一実施例
を第4図に基づいて説明する。
を第4図に基づいて説明する。
この実施例では内側陽極用導電層Mbの繊維のうち、陽
極容器2の半径方向に指向する繊維の割合を30%以上
としている。そして、固体電解質管5から陽極用導電材
Mbに移行した電子が前記外側陽極用導電層Maに向か
って迅速に移行し、全体として電子の流れが促進され、
電池エネルギー効率がさらに向上する。
極容器2の半径方向に指向する繊維の割合を30%以上
としている。そして、固体電解質管5から陽極用導電材
Mbに移行した電子が前記外側陽極用導電層Maに向か
って迅速に移行し、全体として電子の流れが促進され、
電池エネルギー効率がさらに向上する。
なお、本発明は次のように具体化することも可能である
。
。
(1)第4図に示す実施例において第5図に示すように
固体電解質管5の外周面にも繊維方向が縦方向に指向す
る別の内側陽極用導電材Mcを設けること、この場合に
は、縦方向配向した導電材Mcの毛細管現象により硫黄
活物質を固体電解質管5の外周面に保持させることがで
きるため、硫黄活物質の利用率を向上させることができ
る。
固体電解質管5の外周面にも繊維方向が縦方向に指向す
る別の内側陽極用導電材Mcを設けること、この場合に
は、縦方向配向した導電材Mcの毛細管現象により硫黄
活物質を固体電解質管5の外周面に保持させることがで
きるため、硫黄活物質の利用率を向上させることができ
る。
(2)第4図又は第5図に示す実施例において、図示し
ないが、内側陽極用導電層Mbと外側陽極用導電層Ma
の境界部を滑らかな円弧状に接続すること。この実施例
では内側陽極用導電層Mbから外側陽極用導電材Maへ
の電子の流れをさらに円滑にすることができる。
ないが、内側陽極用導電層Mbと外側陽極用導電層Ma
の境界部を滑らかな円弧状に接続すること。この実施例
では内側陽極用導電層Mbから外側陽極用導電材Maへ
の電子の流れをさらに円滑にすることができる。
なお、本発明と近似する技術として、第6図に示すよう
に外側陽極用導電材Maを省略したものが考えられる。
に外側陽極用導電材Maを省略したものが考えられる。
(発明の効果)
以上詳述したように、請求項1記載のナトリウム−硫黄
電池は、電池エネルギー効率を向上することができる効
果がある。
電池は、電池エネルギー効率を向上することができる効
果がある。
又、請求項2記載のナトリウム−硫黄電池は、請求項1
記載のナトリウム−硫黄電池よりもさらに、電池エネル
ギー効率を向上することができる効果がある。
記載のナトリウム−硫黄電池よりもさらに、電池エネル
ギー効率を向上することができる効果がある。
第1図は本発明のナトリウム−硫黄電池の要部の作用状
態を示す部分拡大断面図、第2図はナトリウム−硫黄電
池の中央部縦断面図、第3図は第2図のA−A線断面図
、第4図は請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の実施
例を示す中央部縦断面図、第5図は本発明の別の実施例
を示す中央部縦断面図、第6図は本発明と近似した技術
を示ず2・・・陽極容器、3・・・絶縁リング、4・・
・陰極容器5・・・固体電解質管、6・・・陰極管、M
・・・陽極用導電材、Ma・・・外側陽極用導電層、M
b、Mc・・・内側陽極用導電層、S・・・硫黄、Na
・・・ナトリウム。
態を示す部分拡大断面図、第2図はナトリウム−硫黄電
池の中央部縦断面図、第3図は第2図のA−A線断面図
、第4図は請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の実施
例を示す中央部縦断面図、第5図は本発明の別の実施例
を示す中央部縦断面図、第6図は本発明と近似した技術
を示ず2・・・陽極容器、3・・・絶縁リング、4・・
・陰極容器5・・・固体電解質管、6・・・陰極管、M
・・・陽極用導電材、Ma・・・外側陽極用導電層、M
b、Mc・・・内側陽極用導電層、S・・・硫黄、Na
・・・ナトリウム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、カーボン繊維あるいはセラミック繊維等の導電性繊
維を集合してなり、かつ陽極活物質の硫黄を含浸する筒
状の陽極用導電材(M)を収納する筒状の陽極容器(2
)に対し、絶縁リング(3)を介して、溶融金属ナトリ
ウム(Na)を貯留する陰極容器(4)を設け、前記陽
極容器(2)の内部には、基端を前記絶縁リング(3)
の内周部に嵌合して前記陰極容器(4)内部と連通し、
かつナトリウムイオンを選択的に透過させる機能を有し
た有底筒状の固体電解質管(5)を前記陽極用導電材(
M)の中空部に挿入したナトリウム−硫黄電池において
、 前記陽極用導電材(M)を陽極容器(2)の内周面に接
触する外側陽極用導電層(Ma)と、固体電解質管(5
)の外周面に接触する内側陽極用導電層(Mb)とに形
成し、外側陽極用導電層(Ma)を構成する導電性繊維
の方向を陽極容器(2)の縦方向に80%以上配向した
ことを特徴とするナトリウム−硫黄電池。 2、請求項1記載のナトリウム−硫黄電池において、前
記内側陽極用導電層(Mb)を構成する導電性繊維の方
向を陽極容器(2)の半径方向に30%以上配向したこ
とを特徴とするナトリウム−硫黄電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63080523A JP2568622B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | ナトリウム−硫黄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63080523A JP2568622B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | ナトリウム−硫黄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01253171A true JPH01253171A (ja) | 1989-10-09 |
JP2568622B2 JP2568622B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=13720675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63080523A Expired - Lifetime JP2568622B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | ナトリウム−硫黄電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568622B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03145069A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-20 | Ngk Insulators Ltd | ナトリウム―硫黄電池 |
JPH0428169A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-30 | Ngk Insulators Ltd | ナトリウム―硫黄電池に用いられる高抵抗層の形成方法 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63080523A patent/JP2568622B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03145069A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-20 | Ngk Insulators Ltd | ナトリウム―硫黄電池 |
JPH0428169A (ja) * | 1990-05-22 | 1992-01-30 | Ngk Insulators Ltd | ナトリウム―硫黄電池に用いられる高抵抗層の形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2568622B2 (ja) | 1997-01-08 |
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