JPH0125298Y2 - - Google Patents

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JPH0125298Y2
JPH0125298Y2 JP1981043167U JP4316781U JPH0125298Y2 JP H0125298 Y2 JPH0125298 Y2 JP H0125298Y2 JP 1981043167 U JP1981043167 U JP 1981043167U JP 4316781 U JP4316781 U JP 4316781U JP H0125298 Y2 JPH0125298 Y2 JP H0125298Y2
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piece
vibrating
vibrating element
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frequency
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動片形周波計の振動片、さらに詳し
く言えば改良された形状を有する振動片に関す
る。
携帯用可能なエンジンの回転数測定とか比較的
きびしい環境条件下で振動片形周波計を利用した
いという強い要請がある。その要請に応じるため
には周波計は小形で、堅牢であり、かつ一定以上
の測定精度を満足させなければならない。
従来実施されている商用電源周波数の測定等に
用いられている周波計の振動要素片の旗部は、振
動片の基部に対して大旨直角に曲げ起されてい
る。ここで旗部とは振動要素片の振動を目視によ
り確認するための部分を指称し、通常旗と文字盤
の表示等を対応させて被測定振動源の振動周波数
を知るために用いられる。
前述した従来の周波計は通常振動電流で駆動さ
れる電磁装置の振動数を測定することにより振動
電流周波数を指示するものであつて、前記要請に
応えることができるものではない。
本考案の目的は振動体の振動を直接測定するの
に適し、かつ製造調整が容易である周波計の振動
片を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案による周波
計の振動片は、異つた固有振動数を持つように複
数の弾性振動要素片を片持ち支持した周波計の振
動片において、振動要素片の基部方向に対して鋭
角をなす斜面を各振動要素片を一旦曲げ起こした
のちに曲げ戻して形成し、前記斜面の先端を前記
斜面から前記振動片の基部と略同一平面に位置す
るように鋭角に曲げ戻して曲げ戻し部を形成し、
前記斜面に塗料を付して旗面を形成して構成され
ている。
前記構成によれば本考案の目的は完全に達成で
きる。
以下図面等を参照して本考案をさらに詳しく説
明する。
第1図は本考案による振動片を用いた周波計の
実施例を示す正面図、第2図は同側断面図、第3
図は同背面図、第4図は振動片の実施例を示す背
面図、第5図は同側面図、第6図は振動片の先端
を拡大して示した図である。
振動片1は、ステンレス板や燐青銅板のような
弾性金属片をプレス加工により成形したものであ
り、各図に示されているように、1a〜1kの振
動要素片を基部1lで結合させ一体に加工されて
いる。第4図等から容易に理解できるように各片
は順次長さが異なつており、短いものほど高い振
動に共鳴して振動する。周波計が組立てられたと
きの各要素片の共鳴振動数を、それぞれ各要素片
の固有振動数ということにする。この振動片は第
1図から第3図に示すように周波計を被測定対象
の振動体に固定するための取付基台2と押え板3
間に挾み付けて固定される。2a,2bは基台2
に設けられた周波計固定用の孔である。基台2の
背面側には振動片の起立部1pと押え板3に対応
する段部が設けられておりこの段部で振動片1の
基部1lを受けて、押え板3をねじ4,5で固定
する。第4図に示す小判孔1m,1nはこれ等の
ねじ4,5に対応する孔で振動片要素の突出量を
わずかに調整できるようにしてある。
各振動要素片の先端部の形状を振動要素片1a
の先端を拡大して示した第6図を参照して説明す
る。
1ax部は基部に対してほゞ直角に曲げ起され
ている部分で、斜面形成部1ayは1ax部から約
45゜の角度で曲げ戻されている。折曲げ部1azは
1ay部からさらに約45゜の角度で基部方向に曲げ
戻されている。この実施例において、斜面形成部
の表面の前記基部方向に対してなす角αは約45゜
であつて鋭角をなしている。また曲げ戻し部1
azの形成する面は基部と平行または同一の面と
なつている。
斜面形成部表面1awおよび1bw,1cw(第1
図参照)の表面は白色の塗料が塗られる。
同様にして1dwから1hwまでは青色、同様に
1iwから1kwまでは赤色に着色されて、それぞ
れ旗面を形成する。この実施例は可搬形エンジン
の回転数測定用に好適に利用できる周波計であつ
て、振動要素片1aはエンジンが4000RPMで回
転するときに共鳴する固有振動数を持ち1cは
4400RPM,1dは4800RPM,1hは5400RPM,
1iは5600RPM,1kは6000RPMに対応する固
有振動数を持つように設計されている。
前述したように、各振動要素片はそれぞれ着色
されるのであるが、このための塗料の質量等々に
より、希望する固有振動数より固有振動数がずれ
ることがあるが、本考案では全体として調整は固
有振動数が低くなる傾向にしておいて、組立後の
最終調整は、各要素片の曲げ戻し部1az……1
kz(第6図および第3図参照)の先端部を切り落
すことにより固有振動数の最終調整を行なう。
次に前記構造の周波計の使用例を第7図を参照
して説明する。
第7図Aは可搬形エンジンなどの被測定振動体
6の側壁に前記周波計を固定した状態、同図Bは
上側に固定した状態を略図示してある。いずれの
場合も被測定振動体の斜め上方から振動要素片の
振動を観測することができる。周波計を透明カバ
ー等で囲み、カバーに目盛などを付しておけば、
被測定振動体の振動数、例えばエンジンの回転数
を容易に知ることができる。
図においてwの示す角度範囲は、振動要素片の
振動を良好に観察できる範囲を示している。
本考案による振動片は以上のように構成されて
いるので以下のような効果が得られる。
まず旗面を要素片を曲げた斜面上に形成してあ
るので旗を含めた振動片全体の厚さを従来の振動
片に比較して小さくすることができる。また周波
計の観測位置を振動片の延長方向に限られないよ
うにすることができる。
次に曲げ戻し部を形成してあるので、最終的な
固有振動数の調整を、この部分を切除することに
より簡単に行うことができる。
従来の振動片は先端部のウエイトを加減するこ
とにより調整を行なつていた。しかしこのような
ウエイトを設けることはウエイトの欠落等の事故
が予想され、厳しい環境条件下で使用される周波
計に適さない。
また前述した旗の着色塗料の質量を加減するこ
とも考えられるが重ね塗りや、削除は外観を損う
おそれがある上に、塗料が固化しないと正確な質
量は定まらないので塗料による調整は現実的でな
い。
本考案によれば曲げ戻し部を切除するのである
が、曲げ戻し部は周波計の背面側になるので、外
観を損うことはない。
次に本考案による振動要素片の旗部は、基部方
向に対して傾むきを持つているので、第7図に関
連して示した通常予想される垂直または水平の取
付け位置において、観察者に無理のない観察位置
を提供できる。旗部が90゜に曲げおこされている
ときは、被測定振動体の直上近辺とか、かなり低
い位置から観察しなければならない。
以上実施例につき詳細な説明を行なつたが、こ
の実施例につき本考案の範囲で種々の変形を施す
ことができる。前記実施例では振動片を取付基台
と押え板で挾持固定する例を示したが、これ等の
部分を樹脂として振動片と一体に成形することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による振動片を用いた周波計の
実施例を示す正面図、第2図は同側断面図、第3
図は同背面図、第4図は振動片の実施例を示す背
面図、第5図は同側面図、第6図は振動片の先端
を拡大して示した図、第7図は使用状態を説明す
るための説明図である。 1…振動片、1a,1b……1k…振動要素
片、1l…振動片の基部、1m,1n…小判孔、
1p…起立片、1ax…曲げ起し部、1ay…斜面
形成部、1az…曲げ戻し部、1aw…塗料、2…
取付基台、2a,2b…取付用孔、3…押え板、
4,5…ねじ、6…振動体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 異つた固有振動数を持つように複数の弾性振
    動要素片を片持ち支持した周波計の振動片にお
    いて、振動要素片の基部方向に対して鋭角をな
    す斜面を各振動要素片を一旦曲げ起こしたのち
    に曲げ戻して形成し、前記斜面の先端を前記斜
    面から前記振動片の基部と略同一平面に位置す
    るように鋭角に曲げ戻して曲げ戻し部を形成
    し、前記斜面に塗料を付して旗面を形成したこ
    とを特徴とする周波計の振動片。 (2) 前記鋭角はほゞ45゜である第1項記載の周波
    計の振動片。 (3) 前記振動片を用いて周波計を製造したときに
    各振動要素片につき最終的に固有振動数を調節
    するときは前記曲げ戻し部の先端を切除するこ
    とにより行なうようにした第1項記載の周波計
    の振動片。
JP1981043167U 1981-03-27 1981-03-27 Expired JPH0125298Y2 (ja)

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JPS57156867U JPS57156867U (ja) 1982-10-02
JPH0125298Y2 true JPH0125298Y2 (ja) 1989-07-28

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JPS6213014U (ja) * 1985-07-06 1987-01-26

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JPS57156867U (ja) 1982-10-02

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