JPS5911851B2 - 騒音計測装置 - Google Patents

騒音計測装置

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Publication number
JPS5911851B2
JPS5911851B2 JP15349979A JP15349979A JPS5911851B2 JP S5911851 B2 JPS5911851 B2 JP S5911851B2 JP 15349979 A JP15349979 A JP 15349979A JP 15349979 A JP15349979 A JP 15349979A JP S5911851 B2 JPS5911851 B2 JP S5911851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
sound
reflector
ground
wind
Prior art date
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Expired
Application number
JP15349979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5676019A (en
Inventor
博篤 福原
恒靖 大熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rion Co Ltd filed Critical Rion Co Ltd
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Publication of JPS5676019A publication Critical patent/JPS5676019A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、屋外における環境騒音測定、特に超低周波
音測定に際して有益な計測装置を提供するものである。
従来、上述した如き音響の一般的な測定は地上高1.2
rrL程度の位置に設置したマイクロホンによって行な
っている。
この地上高は、人の頭部付近での騒音測定という視点か
ら決定されたに過ぎない。
かような測定手段は、当該位置に到達する音波の平均的
なレベルをその地点の代表値とするという意味において
は問題は少なかった。
しかしながら従来の測定手段は下記に述べるような解決
すべき問題点を内包しているものであり、この観点に立
つと上述の測定は不正確なものであった。
■ まず第1に、ある単体の音源からの純物理的な量の
測定という場合には少なからず問題を含んでおり、かつ
その問題が結果的に大きな問題となり得ることがあった
即ち、マイクロホンを地上高1.2rrL程度に設置し
た場合、地面の影響で音源からマイクロホンまでの直接
音と音源から地面で反射した後、マイクロホンに到達す
る反射音の2つの音の合成値が得られることになる。
この場合、地面が完全反射面に相当し、かつ音源が純音
成分に近くなればなるほどマイクロホン近傍で直接音と
反射音の干渉により測定値が大きく変化する。
この変化の度合は一定でなく、音源とマイクロホンの距
離、音源の高さにより影響するレベルあるいは周波数が
違ってくる。
このような条件では環境騒音としての目安程度であれば
問題ないものの音源の純物理的な量の杷握のための方法
としては非常に曖昧なものとなる。
2 次に風による影響が問題となる。
即ち仮にマイクロホンに防風スクリーンを取り付けてい
たとしても強風時には風と防風スクリーンとの衝突によ
り発生する雑音のため、目的とする音源の測定が困難な
ことが多い。
特に超低周波音測定の場合、風の影響は無視できない大
きな要因であり、その影響を軽減することが重要となる
そもそも屋外の風の状態は、地面から手直方向に、ある
勾配を持っており、本発明者らの実測によるとある風速
時の地上高1.2mの位置における風速を100%とし
た場合、地面近傍では30%〜40%程度の風速でしか
ない。
従って風速が大となるにつれて風速勾配は大きくなり、
地上高1.2mでは風の影響は地面近傍に比し著しく大
きく不適当である。
本発明は、上記問題点を解消し、種々の悪条件下におい
て正確な騒音測定を可能とするものである。
直接音と反射音の干渉、及び゛マイクロホンに直接風が
当たることによる風雑音の発生を軽減するためにまずマ
イクロホンを地面近傍へ設置することが望ましい。
この場合、直接音と反射音の経路差は地上高1.2m程
度の位置にマイクロホンを置いた場合に比べ非常に小さ
くなり、しかも経路差は直接音波の波長に関係し、経路
差が大きい場合は低、中周波領域に、経路差が小さい場
合には高周波数領域に波の干渉が現われる。
従って同位相で干渉する場合音のエネルギーは増加の方
向へ、逆位相で干渉する場合にはエネルギーが減少の方
向となる。
つまり、経路差が小さくなれば波の干渉による影響は非
常に高い周波数領域にあられれるが、測定対象とすべき
周波数領域を越えているのでその影響は無視でき問題と
ならない。
このように地面近傍に設置したマイクロホン位置では、
直接音と反射音の単純なエネルギー加算のみで取扱え便
利である。
そこで反射部分を測定周波数範囲で完全反射体とみなせ
る反射板(たとえば鉄、アルミ、アクリルの平板など)
を用いその上にマイクロホンを設置すれば、電気的な処
理により反射のエネルギーのみを減算することにより忠
実なる音源のスペクトルおよびエネルギーを得ることが
可能となり、正確さを期せる。
また地面近傍では、風雑音の問題に対しては地上高1.
2 mに比べ、10%の強さでしかないために目的とす
る音に与える風の影響は少なく、割合に強風時でも目的
音の測定が容易となる。
そして、風速と、風によってマイクロホン近傍で発生す
る風雑音は対数的に比例関係があるため風がマイクロホ
ンに直接当たらないような場所でかつ直接音源が見通せ
るようにすれば問題はない。
以下、本発明の一実施例を図に沿って説明する。
図において1はマイクロホン保護用のカバーである。
材質はパンチングメタル、布等の丈夫でかつ音響的にマ
イクロホンに影響を与えないものであるので、音波は支
障なくマイクロホンに到達する。
カバー1の形状は、地面付近に存在する風の流れ、乱れ
を極力小さくして、目的音に対しての部分で発生する風
雑音の影響を軽減すべくなめらかな曲線を有する略半球
状にすることが望ましい。
2はマイクロホンであり、前面を下方に向けて、即ち後
述の反射板3に対向し、所定の距離を保って設置される
この実施例では約1(11771以内に設置したが良好
であった。
設置手段としては、カバー1から吊り下げる等適宜の手
段をとる。
反射板3は、完全反射体とみなせる反射板であり、凹凸
のない鉄板、アルミ板あるいはアクリル板等で構成され
ている。
この場合、マイクロホン2には、目的とすべき音源から
の直接音と、反射板3により反射してマイクロホン2に
到達する反射音の2つが入ることとなる。
そこで前述の干渉による影響を防ぐためにマイクロホン
と反射板3の距離を小さくすることが望ましい。
具体的には距離を1cm程度にしておくことが好ましい
4は音波を拡散させるための円錐状のユニットであり、
マイクロホン2の振動板の中心部分にその先端が若干の
間隙、例えば2〜3朋の間隔を保って、反射板3とマイ
クロホン2間に介在位置している。
材質としては、アルミ、鉄、硬質プラスチック等の略完
全反射体とみなせるもので構成されている。
このユニット4を設けることにより、マイクロホン2と
反射板3との間に生じるある周波数の定在波に寄与する
反射波を拡散することができる。
従って、このユニット4により、目的音源からの直接音
と一次反射波(反射面に一度当たってマイクロホンに到
達する音波)のみをマイクロホン2は集音することがで
きる。
集音された音波はマイクロホンで電気信号に変換され、
一般的な増幅器(例えば騒音計)へ到達する。
増幅器では反射音のエネルギー分だけ減算(この場合直
接音と反射音はほとんど同一エネルギーであるから約3
dB減算)する。
以上述べた如く、本発明はマイクロホンの前面を、地面
に設置した反射板に対向して設け、これらを保護カバー
で蓋ったものであり、従来存在していた騒音等の物理計
測における音響的な問題点を簡便に解決し、超低周波音
から可聴音まで正確に測定をすることが可能となる。
更に風による雑音の影響を軽減する有効な装置である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示す側断面図。 1・・・保護カバー、2・・・マイクロホン、3・・・
反射板、4・−・ユニット。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 地面に設置された略完全反射体とみなされる反射板
    3と、 この反射板3の上方であって、しかもこの反射板3近傍
    に所定の距離を有して、さらにこの反射板3にその全面
    を対向して設けたマイクロホン2と、 音響的にこのマイクロホン2に影響を与えない材質で構
    成され、前記反射板3と前記マイクロホン2を蓋う保護
    カバー1とでなる騒音計測装置。
JP15349979A 1979-11-27 1979-11-27 騒音計測装置 Expired JPS5911851B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15349979A JPS5911851B2 (ja) 1979-11-27 1979-11-27 騒音計測装置

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JP15349979A JPS5911851B2 (ja) 1979-11-27 1979-11-27 騒音計測装置

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Publication Number Publication Date
JPS5676019A JPS5676019A (en) 1981-06-23
JPS5911851B2 true JPS5911851B2 (ja) 1984-03-19

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ID=15563888

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5517256B2 (ja) * 2010-09-10 2014-06-11 株式会社巴川製紙所 マイクロホン用風防及びマイクロホン装置
JP5885951B2 (ja) * 2011-07-15 2016-03-16 株式会社アコー 低周波音測定装置と風雑音低減拡張方法及び風雑音低減拡張ユニット
JP6571142B2 (ja) * 2017-08-24 2019-09-04 株式会社アコー 低周波音測定装置と風雑音低減拡張方法及び風雑音低減拡張ユニット

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JPS5676019A (en) 1981-06-23

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