JP3765003B2 - 振動周波数簡易測定器 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に建物の固有振動数を測定するための振動周波数簡易測定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
３階建て住宅等においては、交通振動等による微振動が発生し易いが、これを抑制するために、建物の周期と同じ周期で揺れる重りを利用したＴＭＤ(Ｔｕｎｅｄ Ｍａｓｓ Ｄａｍｐｅｒ)が用いられている。一般に、ＴＭＤの建物への設置に際しては、まず、建物の固有振動数を測定して、この固有振動数を打ち消すようにＴＭＤを設置する必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、この固有振動数を測定するために非常に大掛かりな装置を用いていた。このため、装置の現場への搬入及び設置に多くの時間と手間を要するといった欠点があった。しかも、この種の装置は高価であるため、固有振動数の測定のために要する費用も高騰していた。
【０００４】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、建物の固有振動数の測定を手軽に行うことができ、しかも構造が簡単で安価な振動周波数簡易測定器の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の振動周波数測定器は、設置台上に、その設置台が設置された被測定物の振動に伴って振れる複数の針を立設して、これら針の先端から設置台の針立設面までの長さを針相互に異ならしめるとともに、設置台に、これら針が振れたときの状態から振動周波数を読み取るための表示がなされていることを特徴とする。
【０００６】
そして、前記設置台の方形に形成した針立設面を、設置台の設置面に対して横方向及び縦方向のいずれにも傾斜させるとともに、これら横方向の傾斜又は縦方向の傾斜のうちの一方の傾斜角を他方の傾斜角よりも大とした傾斜面とし、各針の先端を、設置面と平行な面に揃えるようにしている。
【０００７】
さらに、前記設置台の針立設面周りに、その針立設面の横方向と縦方向に沿って桁数の異なる振動周波数を夫々表示するようにしている。
【０００８】
さらにまた、各針として、同じ長さの針を使用している。
【０００９】
また、各針の先端に、金属製或いはプラスチック製の球体を取り付けるようにしている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る振動周波数簡易測定器は、図１に示すように、プラスチック製或いは金属製の設置台(１)上に、その設置台(１)が設置された建物の固有振動に伴って振れる複数の金属製の針(２)(２)…が林立した状態で立設されている。
【００１１】
設置台(１)は、針(２)(２)…を差し込む方形の針立設面(３)を備えた針保持部(４)と、この針保持部(４)の下端部に取り付けられた３０〜４０ｃｍ四方の大きさの方形の平盤部(５)とからなる。なお、この設置台(１)は、１人で簡単に持ち運びができるような重さに設定されている。
【００１２】
針保持部(４)の針立設面(３)は、平盤部(５)の下面すなわち設置面(６)に対して傾斜した傾斜面とされている。具体的には、横方向(以下、「Ｘ軸方向」と称する。)及び縦方向(以下、「Ｙ軸方向」と称する。)のいずれにも傾斜しており、Ｘ軸方向の傾斜の傾斜角がＹ軸方向の傾斜の傾斜角よりも大とされている。
【００１３】
平盤部(５)の上面には、針(２)(２)…が振れたときの状態から振動周波数を読み取るための表示(10)がなされている。具体的には、針立設面(３)周りにおいて、その針立設面(３)のＸ軸方向とＹ軸方向に沿って桁数の異なる振動周波数が目盛とともに夫々表示されている。すなわち、Ｘ軸方向に沿っては、１〜６Ｈｚの振動周波数が１Ｈｚ毎に目盛とともに表示され、Ｙ軸方向に沿っては、０．１〜０．９Ｈｚの振動周波数が０．１Ｈｚ毎に目盛とともに表示されている。なお、針立設面(３)におけるＸ軸方向の傾斜は、Ｘ軸方向の振動周波数の増加に伴って上り傾斜となっており、Ｙ軸方向の傾斜は、Ｙ軸方向の振動周波数の増加に伴って上り傾斜となっている。
【００１４】
針(２)(２)…は、それぞれ弾性を有し、直径が１ｍｍ程度で、長さの同じものが使用されている。これら針(２)(２)…は、図３に示すように、設置台(１)の針立設面(３)に、その先端を設置面(６)と平行な面に揃えるようにして、Ｘ軸方向及びＹ軸方向に適宜間隔をあけて差し込まれており、これによって針先端から針立設面(３)までの長さが針相互に異なった状態となっている。すなわち、設置台(１)の針立設面(３)に傾斜を与えることで、各針(２)(２)…の先端から針立設面(３)までの長さを異ならしめながら、各針(２)(２)…の先端を同一平面上に揃えている。そして、これら各針(２)(２)…の先端には、針(２)(２)…の振れを大きくして見易くするためのプラスチック製或いは金属製の球体(20)(20)…が夫々取り付けられている。
【００１５】
上記構成の測定器を、建物の安定した場所に設置すると、建物の固有振動によっていくつかの針(２)(２)…が共振して振れる。そして、このときの中心を見つけ、設置台(１)の表示(10)に照らし合わせて、この中心におけるＸ軸方向の振動周波数とＹ軸方向の振動周波数を読み取る。すなわち、中心からＸ軸方向に延ばした延長線上に位置するＹ軸方向の振動周波数と、中心からＹ軸方向に延ばした延長線上に位置するＸ軸方向の振動周波数を夫々読み取る。図２に示す例では、中心におけるＸ軸方向の振動周波数が約４Ｈｚ、Ｙ軸方向の振動周波数が約０．６５Ｈｚとなっている。
【００１６】
そして、これら読み取ったＸ軸方向及びＹ軸方向の振動周波数の和を求めることで、建物の固有振動数を導き出すようにしている。図２に示す例では、建物の固有振動数を約４．６５Ｈｚとして導き出すことができる。
【００１７】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【００１８】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の振動周波数測定器は、設置台に針を立てただけの極めて簡単な構造であって、１人で容易に運搬でき、建物の安定した場所に設置するだけで、建物の固有振動数を容易に短時間で測定することができる。しかも、製造コストも安価で、固有振動数の測定に要するコストも大幅に削減することができる。
【００１９】
さらに、設置台の針立設面に傾斜を与えることで、先端から針立設面までの長さの異なる各針の先端を設置面と平行な面に揃えているので、針の振れの状態を目視判断し易く、測定を確実に行うことができる。しかも、針の先端に球体を取り付ければ、針の振れの状態をより顕著に目視判断することができ、しかも針先端の損傷等も防止することができる。
【００２０】
また、針立設面の横方向と縦方向の傾斜の角度を異ならしめ、さらに針立設面の横方向と縦方向に沿って桁数の異なる振動周波数を夫々表示していることから、針の長さをきめ細やかに調節して、精度の高い測定を実現することができる。
【００２１】
また、同じ長さの針を使用することで、針の製造工程の簡略化及び製造コストの削減を図ることができ、より簡単な構造で安価な測定器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態に係る振動周波数測定器の斜視図である。
【図２】同じくその平面図である。
【図３】同じくその側面図である。
【符号の説明】
(１) 設置台
(２) 針
(３) 針立設面
(６) 設置面
(10) 表示
(20) 球体
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に建物の固有振動数を測定するための振動周波数簡易測定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
３階建て住宅等においては、交通振動等による微振動が発生し易いが、これを抑制するために、建物の周期と同じ周期で揺れる重りを利用したＴＭＤ(Ｔｕｎｅｄ Ｍａｓｓ Ｄａｍｐｅｒ)が用いられている。一般に、ＴＭＤの建物への設置に際しては、まず、建物の固有振動数を測定して、この固有振動数を打ち消すようにＴＭＤを設置する必要がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、この固有振動数を測定するために非常に大掛かりな装置を用いていた。このため、装置の現場への搬入及び設置に多くの時間と手間を要するといった欠点があった。しかも、この種の装置は高価であるため、固有振動数の測定のために要する費用も高騰していた。
【０００４】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、建物の固有振動数の測定を手軽に行うことができ、しかも構造が簡単で安価な振動周波数簡易測定器の提供を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の振動周波数測定器は、設置台上に、その設置台が設置された被測定物の振動に伴って振れる複数の針を立設して、これら針の先端から設置台の針立設面までの長さを針相互に異ならしめるとともに、設置台に、これら針が振れたときの状態から振動周波数を読み取るための表示がなされていることを特徴とする。
【０００６】
そして、前記設置台の方形に形成した針立設面を、設置台の設置面に対して横方向及び縦方向のいずれにも傾斜させるとともに、これら横方向の傾斜又は縦方向の傾斜のうちの一方の傾斜角を他方の傾斜角よりも大とした傾斜面とし、各針の先端を、設置面と平行な面に揃えるようにしている。
【０００７】
さらに、前記設置台の針立設面周りに、その針立設面の横方向と縦方向に沿って桁数の異なる振動周波数を夫々表示するようにしている。
【０００８】
さらにまた、各針として、同じ長さの針を使用している。
【０００９】
また、各針の先端に、金属製或いはプラスチック製の球体を取り付けるようにしている。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係る振動周波数簡易測定器は、図１に示すように、プラスチック製或いは金属製の設置台(１)上に、その設置台(１)が設置された建物の固有振動に伴って振れる複数の金属製の針(２)(２)…が林立した状態で立設されている。
【００１１】
設置台(１)は、針(２)(２)…を差し込む方形の針立設面(３)を備えた針保持部(４)と、この針保持部(４)の下端部に取り付けられた３０〜４０ｃｍ四方の大きさの方形の平盤部(５)とからなる。なお、この設置台(１)は、１人で簡単に持ち運びができるような重さに設定されている。
【００１２】
針保持部(４)の針立設面(３)は、平盤部(５)の下面すなわち設置面(６)に対して傾斜した傾斜面とされている。具体的には、横方向(以下、「Ｘ軸方向」と称する。)及び縦方向(以下、「Ｙ軸方向」と称する。)のいずれにも傾斜しており、Ｘ軸方向の傾斜の傾斜角がＹ軸方向の傾斜の傾斜角よりも大とされている。
【００１３】
平盤部(５)の上面には、針(２)(２)…が振れたときの状態から振動周波数を読み取るための表示(10)がなされている。具体的には、針立設面(３)周りにおいて、その針立設面(３)のＸ軸方向とＹ軸方向に沿って桁数の異なる振動周波数が目盛とともに夫々表示されている。すなわち、Ｘ軸方向に沿っては、１〜６Ｈｚの振動周波数が１Ｈｚ毎に目盛とともに表示され、Ｙ軸方向に沿っては、０．１〜０．９Ｈｚの振動周波数が０．１Ｈｚ毎に目盛とともに表示されている。なお、針立設面(３)におけるＸ軸方向の傾斜は、Ｘ軸方向の振動周波数の増加に伴って上り傾斜となっており、Ｙ軸方向の傾斜は、Ｙ軸方向の振動周波数の増加に伴って上り傾斜となっている。
【００１４】
針(２)(２)…は、それぞれ弾性を有し、直径が１ｍｍ程度で、長さの同じものが使用されている。これら針(２)(２)…は、図３に示すように、設置台(１)の針立設面(３)に、その先端を設置面(６)と平行な面に揃えるようにして、Ｘ軸方向及びＹ軸方向に適宜間隔をあけて差し込まれており、これによって針先端から針立設面(３)までの長さが針相互に異なった状態となっている。すなわち、設置台(１)の針立設面(３)に傾斜を与えることで、各針(２)(２)…の先端から針立設面(３)までの長さを異ならしめながら、各針(２)(２)…の先端を同一平面上に揃えている。そして、これら各針(２)(２)…の先端には、針(２)(２)…の振れを大きくして見易くするためのプラスチック製或いは金属製の球体(20)(20)…が夫々取り付けられている。
【００１５】
上記構成の測定器を、建物の安定した場所に設置すると、建物の固有振動によっていくつかの針(２)(２)…が共振して振れる。そして、このときの中心を見つけ、設置台(１)の表示(10)に照らし合わせて、この中心におけるＸ軸方向の振動周波数とＹ軸方向の振動周波数を読み取る。すなわち、中心からＸ軸方向に延ばした延長線上に位置するＹ軸方向の振動周波数と、中心からＹ軸方向に延ばした延長線上に位置するＸ軸方向の振動周波数を夫々読み取る。図２に示す例では、中心におけるＸ軸方向の振動周波数が約４Ｈｚ、Ｙ軸方向の振動周波数が約０．６５Ｈｚとなっている。
【００１６】
そして、これら読み取ったＸ軸方向及びＹ軸方向の振動周波数の和を求めることで、建物の固有振動数を導き出すようにしている。図２に示す例では、建物の固有振動数を約４．６５Ｈｚとして導き出すことができる。
【００１７】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【００１８】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明の振動周波数測定器は、設置台に針を立てただけの極めて簡単な構造であって、１人で容易に運搬でき、建物の安定した場所に設置するだけで、建物の固有振動数を容易に短時間で測定することができる。しかも、製造コストも安価で、固有振動数の測定に要するコストも大幅に削減することができる。
【００１９】
さらに、設置台の針立設面に傾斜を与えることで、先端から針立設面までの長さの異なる各針の先端を設置面と平行な面に揃えているので、針の振れの状態を目視判断し易く、測定を確実に行うことができる。しかも、針の先端に球体を取り付ければ、針の振れの状態をより顕著に目視判断することができ、しかも針先端の損傷等も防止することができる。
【００２０】
また、針立設面の横方向と縦方向の傾斜の角度を異ならしめ、さらに針立設面の横方向と縦方向に沿って桁数の異なる振動周波数を夫々表示していることから、針の長さをきめ細やかに調節して、精度の高い測定を実現することができる。
【００２１】
また、同じ長さの針を使用することで、針の製造工程の簡略化及び製造コストの削減を図ることができ、より簡単な構造で安価な測定器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態に係る振動周波数測定器の斜視図である。
【図２】同じくその平面図である。
【図３】同じくその側面図である。
【符号の説明】
(１) 設置台
(２) 針
(３) 針立設面
(６) 設置面
(10) 表示
(20) 球体
Claims (3)
- 設置台上に、その設置台が設置された被測定物の振動に伴って振れる複数の針を立設して、これら針の先端から設置台の針立設面までの長さを針相互に異ならしめるとともに、設置台に、これら針が振れたときの状態から振動周波数を読み取るための表示がなされた振動周波数簡易測定器であって、前記設置台の方形に形成した針立設面を、設置台の設置面に対して横方向及び縦方向のいずれにも傾斜させるとともに、これら横方向の傾斜又は縦方向の傾斜のうちの一方の傾斜角を他方の傾斜角よりも大とした傾斜面とし、各針の先端を、設置面と平行な面に揃えて、前記設置台の針立設面周りに、その針立設面の横方向と縦方向に沿って桁数の異なる振動周波数を夫々表示するようにしたことを特徴とする振動周波数簡易測定器。
- 同じ長さの針を使用するようにした請求項１記載の振動周波数簡易測定器。
- 各針の先端に、金属製或いはプラスチック製の球体を取り付けるようにした請求項１又は２記載の振動周波数簡易測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000303093A JP3765003B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 振動周波数簡易測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000303093A JP3765003B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 振動周波数簡易測定器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002107221A JP2002107221A (ja) | 2002-04-10 |
| JP3765003B2 true JP3765003B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=18784343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000303093A Expired - Fee Related JP3765003B2 (ja) | 2000-10-03 | 2000-10-03 | 振動周波数簡易測定器 |
Country Status (1)
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| JPS58104933U (ja) * | 1981-12-10 | 1983-07-16 | 日本精密測器株式会社 | 振動片型周波計 |
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| JPS62251670A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-02 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 加速度センサ− |
| JPH01224628A (ja) * | 1988-03-04 | 1989-09-07 | Mazda Motor Corp | 振動センサー構造 |
| JPH0926353A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多機能地震計 |
| US5856722A (en) * | 1996-01-02 | 1999-01-05 | Cornell Research Foundation, Inc. | Microelectromechanics-based frequency signature sensor |
| JPH09318431A (ja) * | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 振動の検出方法および構造 |
| JPH10157257A (ja) * | 1996-11-22 | 1998-06-16 | Xerox Corp | 故障検出用振動センサ及び該センサ付きプリンタシステム |
| JP3141830B2 (ja) * | 1997-11-28 | 2001-03-07 | 住友金属工業株式会社 | 音響センサ |
| JP3353728B2 (ja) * | 1999-01-06 | 2002-12-03 | 住友金属工業株式会社 | 音響振動センサ |
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2000
- 2000-10-03 JP JP2000303093A patent/JP3765003B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002107221A (ja) | 2002-04-10 |
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