JPH01252940A - エレクトロクロミック調光板 - Google Patents

エレクトロクロミック調光板

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JPH01252940A
JPH01252940A JP63080531A JP8053188A JPH01252940A JP H01252940 A JPH01252940 A JP H01252940A JP 63080531 A JP63080531 A JP 63080531A JP 8053188 A JP8053188 A JP 8053188A JP H01252940 A JPH01252940 A JP H01252940A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
torr
vapor deposition
vacuum vapor
light control
Prior art date
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Pending
Application number
JP63080531A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Mori
崇彰 森
Mamoru Kato
守 加藤
Masanobu Senda
昌伸 千田
Toshiyasu Ito
伊藤 敏安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は自動車のサンルーフ等の調光装置に使用される
エレクトロクロミック調光板に関するものである。 [従来の技術] 自動車用サンルーフ等として使用されるエレクトロクロ
ミック調光板としては、酸化発色膜としてポリアニリン
を用い、還元発色膜として酸化タングステン(WO3)
を用いたものが提案されている。このエレクトロクロミ
ック開光板は、光線透過率を5%以下まで低下させるこ
とができる。 [発明が解決しようとする課R] 上記エレクトロクロミック調光板においては、光の遮断
が基本的に光吸収で行われているため、次第にエレクト
ロクロミック開光板の温度が上昇するという問題点があ
り、またエレクトロクロミック調光板からの熱輻射によ
って車内の温度が上がるという問題点があった。 本発明の目的は、上記問題点を解消し、エレクトロクロ
ミック調光板の温度上昇がなく、遮熱効果を十分に発揮
するエレクトロクロミック調光板を提供することにある
。 [課題を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するために、透明基板上に透
明電極膜の形成された電極付基板が、電解質を介して電
極面が対向するように配置され、電極付基板の少なくと
も一方に還元発色膜が設けられたエレクトロクロミック
調光板であって、前記還元発色膜が10−5Torr以
下の圧力で真空蒸着により形成された膜と10−1ST
orrを超える圧力のガス雰囲気中で真空蒸着により形
成された膜とからなるという構成を採用している。 [作用] 上記構成を採用したことにより、エレクトロクロミ、り
調光板における還元発色膜のうち、特に10−5Tor
r以下の圧力で真空蒸着により形成された膜が熱線とし
ての赤外線を反射し、また熱輻射も少ない。 [実施例] 以下に本発明を具体化した実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。 第1図に示すように、下部電極付基板5は、透明ガラス
製の透明基板1aと、その上面に形成されたITO(5
重量%の二酸化スズ(Sn02)を含有した三酸化イン
ジウム(In203))よりなる透明電極膜2aとから
なっている。同下部電極付基板5の上面には、ポリアニ
リンからなる酸化発色膜4が設けられている。同酸化発
色膜4は電解重合法によって約6000人の膜厚に形成
されている。酸化発色膜4としては、ポリピロール、ポ
リチオフェン等も使用できる。 一方、上部電極付基板6は、同じく透明基板1bと、そ
の下面に形成されたITOからなる透明電極膜2bとか
らなっている。同透明電極膜2bの下面には、WO2か
らなる還元発色膜3が設けられている。 同還元発色膜3は、10−P′Torr以下の圧力で真
空蒸着により形成された膜3aと、その下面に形成され
た1 0−5Torrを超える圧力のガス雰囲気中で真
空蒸着により形成された膜3bとからなっている。上記
膜3aはW○3タブレットを使用して電子線(EB)照
射により基板温度150℃で真空蒸着することによって
得られる。その膜厚は約6000人で均一である。また
、I突3bは4×10−5Torrの圧力で窒素ガス中
WO3タブレットを使用してEB前照射より基板温度1
50℃で真空蒸着することによって得られる。その膜厚
は同じく約6000人で均一である。 また、上記膜3aの形成は、真空蒸着において10−5
Torr以下の圧力で行うことが必要で、そのような条
件下で行うと、膜3aの密度及び屈折率が大きくなるの
で、遮熱性が発揮される。一方、膜3bの形成は、10
−5Torrを超える圧力のガス雰囲気中で行うことが
必要で、そのような条件下で行うと、膜3bの密度及び
屈折率は小さくなるが、多孔度が大きいため、後記電解
質8中のリチウムイオン(Li”)が浸透しやすいので
、発色膜として機能する。 上記膜3a、3bからなる還元発色膜3は、woal外
に酸化チタン(Ti02)、酸化モリブデン(Mo03
)、酸化バナジウム(V20S )等のいずれかであっ
てもよく、またこれらを組み合わせたものでもよい。 また、10−5Torr以上のガス雰囲気にするガスと
しでは、窒素ガス以外にアルゴン、キセノン、ヘリウム
等のガスを用いてもよい。 前記膜3a、3bからなる還元発色膜3は、例えば自動
車のサンルーフとして使用した場合、車外側に設けるの
が好ましい。その場合、熱線は発色膜として機能する膜
3b及び酸化発色膜4に至る前の膜3aにおいて反射さ
れるので、!!熱効果が有効に発揮される。 上記透明基板1aとしては、ポリエーテルサルホン、ポ
リエーテルケトン等の耐熱透明樹脂も使用できる。また
、前記膜3a、3bの真空蒸着時における温度を100
℃以下に設定することによって、透明ガラス以外にポリ
カーボネート、ポリメチルメタクリレ−1・、ポリエチ
レンフタレート等の透明樹脂も使用できる。 前記透明電極膜2aとしてはITO以外にSnO2も使
用できる。また、上記透明電極膜2aとしては、超音波
洗浄により清浄化された透明基板1a上にスパッタリン
グ法によって+To膜が形成され、その膜厚は約200
0人、面抵抗は10Ω/口である。このITO膜の製膜
方法としては、スパッタリング法の他イオンブレーティ
ング法、有機金属を使用した化学堆積法(MOCVD)
等も↑采用される。 上記両電穫付基板5.6とスペーサ7とで形成された空
間に充填された電解質8を介して、下部電極付基板5と
上部電極付基板6とが各透明電極1iJ2a、2bが上
下に対向するように配置されている。 上記電解質8は、紫外線硬化型樹脂とプロピレンカーボ
ネート中に1モル濃度(M)の過塩素酸リチウム(L 
i Cl0a )又はテトラフルオロホウ酸リチウム(
LiBF4)を熔解した有機電解質を1:3の割合で混
合した電解液を、下部電極付基板5、上部電極付基板6
及びスペーサ7で囲まれた空間内に満たし、高圧水銀灯
(80W/cm)を使用して紫外線を照射し上記電解液
を硬化することによって得た。その際使用する紫外線硬
化型樹脂としては、ボ゛リエステル変性アクリル系+1
 脂、エポキシ変性アクリル系樹脂等の紫外線硬化型ア
クリル系樹脂があげられる。同電解質8は固体以外に、
半固体、液状のいずれでもよい。 前記下部電極付基板5の一端の透明電極膜2a上には、
導電ペーストが塗布されて電極取出部9aとされ、同’
21極取出部9aからリード線10aが取り出されてい
る。 一方、上部電極付基板6の一端の透明電極膜2bの下面
には同じく導電ペーストによる電極取出部9bが設けら
れ、同電極取出部9bからリード線10bが取り出され
ている。 前記下部電極付基板5及び上部電極付基板6の端面には
、封止材として常温硬化型エポキシ樹脂を使用して封止
された封止部11が設けられている。この封止材として
は、加熱硬化型エポキシ樹脂、ホットメルト型のブチル
ズム、多硫化ゴム、シリコンゴム等も使用できる。 このように構成されたエレクトロクロミック調光板につ
いて作用及び効果を説明する。 まず、リード線10a側に+1.4 Vの電圧を印加す
ると、電極取出部9aを経て透明電極1’J2aに同電
圧が印加されて、酸化発色膜3aにおいてポリアニリン
の酸化反応が起こると同時に、電解質8を介して還元発
色膜3中の1Q3bにおいて、電解質8中のLi+が浸
透してwo3の還元反応が起こり、エレクトロクロミッ
ク調光板は周辺部から中央に向かって無色から青色に速
やかに変化する。 次に、同じくリード線10a側に逆の−2,I Vの電
圧を印加すると、透明電極FJ2aに同電圧が印加され
て、酸化発色膜4及び還元発色膜3において上記と逆の
反応が起こってエレクトロクロミック国光板は消色する
。 その際、熱線としての赤外線は、特に還元発色II!J
3のうち10−5Torr以下の圧力で真空蒸着により
形成されたlll3aの密度及び屈折率が大きいので、
間膜3aにおいて反射されるため、遮熱効果が発揮され
る。即ち、第2図に示すように、膜3aの透過率は曲線
Aに示すように、赤外線領域の低波長側(900nm)
から波長が長くなるほど小さくなり、それと同時に反射
率は曲線Bに示すように、同じく赤外線領域の低波長側
から徐々に大きくなっている。従って、間膜3aは赤外
線領域において、熱線を十分に反射することがわかる。 一方、膜3bは曲線Cに示すように、透過率はあまり小
さくならず、また反射率は曲線りに示すように、あまり
大きくならない。従って、間膜3bは赤外線領域におい
て、熱線をあまり反射しない。 上記のように、本実施例のエレクトロクロミック開光板
は、還元発色膜3のうち前記1!J3aが熱線を有効に
反射するので、例えば自動車の車内へ熱線が透過しない
。 また、エレクトロクロミック偶光板自体が酸化発色膜4
及び還元発色膜3の光吸収に基づく熱輻射により発熱し
ないので、自動車内の温度上昇が防止される。 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。 即ち、前記実施例においては、下部電極付基板5にポリ
アニリンからなる酸化発色膜4を設け、上部電極付基板
6にWO3からなる還元発色膜3を設けたが、ポリアニ
リンからなる酸化発色膜4を省略することができる。
【発明の効果】
本発明のエレクトロクロミンク調光板は、熱線を反射す
るとともに、熱輻射がないので、エレクトロクロミック
調光板自体の温度上昇がなく、遮熱効果を十分に発揮す
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のエレクトロクロミック調光板
を示す断面図、第2図は赤外線領域におけるwo3膜の
光の透過率及び反射率を示すグラフである。 1a、1b・・・透明基板、2a、2b・・・透明電極
膜、3・・・還元発色膜、3a、3b・・・膜、4・・
・酸化発色膜、5・・・上部電極付基板、6・・・上部
電極付基板、8・・・電解質

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、透明基板(1a、1b)上に透明電極膜(2a、2
    b)の形成された電極付基板(5、6)が、電解質(8
    )を介して前記透明電極膜(2a、2b)が対向するよ
    うに配置され、前記電極付基板(5、6)の少なくとも
    一方に還元発色膜(3)が設けられたエレクトロクロミ
    ック調光板であって、前記還元発色膜(3)が10^−
    ^5Torr以下の圧力で真空蒸着により形成された膜
    (3a)と10^−^5Torrを超える圧力のガス雰
    囲気中で真空蒸着により形成された膜(3b)とからな
    ることを特徴とするエレクトロクロミック調光板。
JP63080531A 1988-03-31 1988-03-31 エレクトロクロミック調光板 Pending JPH01252940A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0697119A1 (en) * 1993-11-12 1996-02-21 Ppg Industries, Inc. Iridium oxide film for electrochromic device
JP2012098628A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Canon Inc エレクトロクロミック素子
JP2017111309A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 株式会社リコー エレクトロクロミック装置、及びエレクトロクロミック調光装置

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