JPH0125292Y2 - - Google Patents

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JPH0125292Y2
JPH0125292Y2 JP15157280U JP15157280U JPH0125292Y2 JP H0125292 Y2 JPH0125292 Y2 JP H0125292Y2 JP 15157280 U JP15157280 U JP 15157280U JP 15157280 U JP15157280 U JP 15157280U JP H0125292 Y2 JPH0125292 Y2 JP H0125292Y2
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ink
chamber
compensation chamber
air
recording
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は記録計器用のペンに関するもので、イ
ンク残量の目視を容易にすると共に、記録芯から
のいわゆるインクの“ぼたおち”を防止させるこ
とを目的とする。
この種のペンにおいてたとえば同一出願人の考
案に係る実開昭57−16385号においては、少くと
も3つの密閉形インク収容室を設けると共にその
中心部の室に綿状繊維等の吸液材を収容すると共
に記録芯、空気穴を設け、かつ吸液材を有する室
との間に導通穴を設けたことを特徴としている。
この場合、収容室を形成する材料としては収容
室に収容されるインクの残量が目視できるもので
あればよい。
また吸液材としては記録芯側に比較的インクの
通し易い綿状繊維、残りの部分に比較的インクの
通しにくい綿状繊維を用いている。
この際インクの通しにくい綿状繊維はインクの
通し易い綿状繊維部分にインク含浸可能以上のイ
ンクが流れ込んだ際それを蓄えることになるが、
綿状繊維が強い吸液性を持つているという性質
上、空気穴の方までインクが含浸されることにな
り空気穴からインクがにじみ出てしまうことがあ
る。
また綿状繊維を収容する室の外周を切溝とし、
空気穴と導通穴との間の空気の流通性を良くした
としてもインクの通しにくい綿状繊維およびこれ
に含浸されたインクでもつて空気穴を密閉した形
になると温度変化によるインク室の空気部分の膨
張により記録芯からいわゆるインクの“ぼたお
ち”を生じてしまう。
本考案はこのような欠点を除去したもので、以
下図面により説明する。第1図は本考案の一実施
例による記録計器用ペンの斜視図、第2図は同実
施例の下から見た斜視図、第3図は同実施例の断
面図、第4図〜第7図は同実施例の要部拡大断面
図、第8図〜第12図は他の実施例の断面図であ
る。
第1図〜第7図において、1は肉眼的に透明あ
るいは半透明の高分子材からなるインク容器で、
インク室2,3、補償室4を有する。5,6は導
通穴、7は空気穴、8は記録芯、9,10はイン
ク注入孔でインク注入後は密閉される。11は他
の部分に比べ肉薄とし、注射器等によつてインク
を補充される部分でインク補充後は密閉される。
補償室4は第4図のように少くとも二面に溝1
2を設けている。この場合、同室4には第6図、
第7図のようにガラスあるいは樹脂等からなる硬
質の棒体13が挿入され、第5図のように空気穴
7を有する蓋板15により補償室4の上部を覆つ
ている。
また、インク室2,3は、第3図のように、空
気部2a,3aと、インク部2b,3bからなり
記録計器ペン1の使用によりインク面4aがイン
ク導通穴5,6の高さまで下がると導通穴5,6
からインク部2b,3bのインクが補償室4に流
れ込むようになつている。もし、温度上昇により
空気部2a,3aが膨張したときにはインク部2
b,3bのインクが導通穴5,6を経由して補償
室4に流れ込む。補償室4では棒体13の毛細管
現象により、インク面4aがB方向に上昇して補
償室4の余分な空気が空気穴7から排出される。
このように、密閉された空気室2a,3aと補償
室4の棒体13の毛細管現象とのバランスによ
り、温度変化による記録芯8からのインクの“ぼ
たおち”を防止させる構成になつている。
次に上記実施例の使用法について説明する。第
1図〜第7図において、インク容器1にインクを
注入するには第2図のように記録芯8を上に向け
た状態でインク注入穴9,10の少くとも一方か
ら注入され、その後は接着剤等により密閉され
る。なおこの際インク注入穴9,10は記録芯8
側に設けているためにインクを注入する際には必
ず記録芯8を上に向けることになり、インク注入
時に記録芯8から流れでてしまうことがない。ま
た、インク注入穴9,10を密閉した後インク室
2,3は導通穴5,6以外に外部と通ずる穴はな
くなる。
このインク容器1を記録計器に取り付けると、
補償室4にインクがしみ込んでおり、記録芯8を
通じて外部の紙等にインクを供給し、記録ができ
る。棒体13の部分はインク含浸可能量がしみ込
んだ状態で棒状13の毛細管現象とインク室2,
3内の圧力がたとえばインク面4aでバランスを
保つている。
記録紙に記録をしてインクが記録芯8を流れ、
補償室4内のインクが減少すると、インク室2お
よび3内との平衡がくずれ、インク室2および3
内のインクは、導通穴5,6を通り、補償室4に
流れ込むとともにインク室2および3内の圧力が
減少して、補償室4内の空気が導通穴5,6を通
り、インク室2および3内に吸引されて再びバラ
ンス状態に戻る。このようにしてインクが補償室
4から消費される毎に、これをくりかえし、イン
ク室2および3内のインクは、導通穴5,6から
補償室4の棒体13を通り、記録芯8から消費さ
れることになる。
以上の状態では、上部の棒体13には、ごく少
量のインクが吸蔵された状態にある。ところが容
器1の周囲温度が上るとインク室2および3内の
空気が膨脹し、インク室2,3内の圧力が上昇す
る。したがつて今までバランス状態で導通穴5,
6からインクの流れがなかつたものが、インク室
2および3内の圧力の上昇により、インク室2お
よび3内のインクはA方向に押し出され導通穴
5,6から棒体13に流れ込み補償室4のインク
面4aがB方向に上昇して吸蔵される。
この場合、棒体13の部分に流れ込んだインク
は棒体13自身には吸液性がなく、棒体13同士
あるいは補償室4の内壁との間で形成される空隙
の毛細管現象でインクを保持することになり、イ
ンクの量に応じて空気穴7の方まで上ることにな
る。
次に容器1の周囲温度が下るとインク室2およ
び3内の空気が収縮し、インク室2および3内の
圧力が下がり、棒体13内に吸蔵されているイン
クが導通穴5,6からインク室2および3内に流
れ込む。インク面はインク室2,3ではB方向に
補償室4ではA方向に変化する。さらに温度が下
がると、棒体13内に吸蔵されたインクは、ほと
んどなくなり、インク面4aが導通穴5,6まで
くると導通穴5,6から補償室4内の空気がイン
ク室2および3内に流れ、バランス状態となる。
したがつて、容器1の周囲温度が変化しても記録
芯8から余分のインクが流れ出ることもない。
なお第3図のようにインク室2および3は複数
個から成る場合、記録作業と共にインク室2およ
び3の中のインクが消費される時に、インク室2
および3の消費量が常に同じであるとは限らず、
両者のインク室2,3からのインクの出易さの差
によつて、一方のインク室からの消費が大きく、
他方のインク室からの消費はほとんどなく、一方
のインク室内のインクが消費されつくしてから、
他方のインク室内のインクを消費する場合もあ
る。
このような場合には容器1の周囲温度が上つた
時、空になつたインク室内の空気の膨脹を導通穴
5あるいは6を通じ、補償室4内の壁に形成した
縦型の溝12あるいは棒体13を通じて、空気穴
7から外部に逃がすことができる。これにより空
になつたインク室内の空気の膨脹が導通穴5ある
いは6を通じて、補償室4内の圧力を上昇させる
ことがなくなり、記録芯19からのいわゆるイン
クの“ぼたおち”を防止させる。
また棒体13は第9図〜第11図のように板材
15としても、あるいは管状、粒状としても良
く、硬質部材自身に吸液性がないものが望まし
い。特に綿状繊維を使用したい場合でも、空気穴
7がインクでふさがれないよう、第8図のよう
に、上部に棒体13を使用することが望ましい。
さらにインク室はひとつであつても特に支障はな
く、第12図のようにしてもかまわない。
本考案は上記実施例から明らかなように、内壁
に溝を有し、毛細管現象を生ずる程度に複数の棒
体を収納する透明の補償室へ空気穴を設け、この
補償室へ密封された透明のインク室を導通穴で接
続した構成にしたので、インク残量の目視を容易
にし、記録芯から“ぼたおち”を防止できる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による記録計器用ペ
ンの斜視図、第2図は同実施例の下から見た斜視
図、第3図は同実施例の断面図、第4図〜第7図
は同実施例の要部拡大断面図、第8図〜第12図
は他の実施例の断面図である。 1……インク容器、2,3……インク室、4…
…補償室、5,6……導通穴、7……空気穴、8
……記録芯、12……溝、13……棒体、15…
…板材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録用紙にインクで記録する記録芯と、内壁に
    溝を有し、毛細管現象を生ずる程度に複数の棒
    体、板材のいずれか一方を収納し、上記記録芯が
    取り付けられた透明または半透明の補償室と、こ
    の補償室に設けられ、外部の空気および補償室の
    空気を流通させる空気穴と、密封され、上記補償
    室に導通穴で接続されたインク室とを具備する記
    録計器用ペン。
JP15157280U 1980-10-22 1980-10-22 Expired JPH0125292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15157280U JPH0125292Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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JP15157280U JPH0125292Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS5773623U JPS5773623U (ja) 1982-05-07
JPH0125292Y2 true JPH0125292Y2 (ja) 1989-07-28

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JP15157280U Expired JPH0125292Y2 (ja) 1980-10-22 1980-10-22

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2100977C (en) 1992-07-24 2000-02-08 Noribumi Koitabashi Ink container, ink and ink jet recording apparatus using ink container
JP2683187B2 (ja) * 1992-07-24 1997-11-26 キヤノン株式会社 液体収納容器

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JPS5773623U (ja) 1982-05-07

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