JPH01252909A - テープ型光ファイバー心線の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光フアイバー心線、特にテープ型光ファイバ
ー心線の製造装置に関する。

［従来の技術］ テープ型光ファイバー心線は、第３図に示すように、サ
プライスタンド（１′）に装架されたボビン（２゛）か
ら繰出し供給される各心線（ｒ）が、各心線毎にそれぞ
れ誘導用ガイドローラ（３°）および回転可能に立設さ
れた各−つの幅寄せガイドローラ（４゛）に案内されて
幅寄せされ、整列手段（５°）により互に横に接して並
列せしめられ、次いで紫外線硬化性樹脂の塗布成形手段
（６゛）及びその送出側に配された絞りダイス（図示せ
ず）を通過し、さらに紫外線照射手段（７°）を通過す
ることにより得られる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、上記従来の装置で製造されるテープ型光ファイ
バー心線を観察すると、しばしば第４図　（イ）（ロ）
に示すように樹脂被覆（ｂ）された中央部の心線（ｒ）
が互に接し得ないで心線間に隙間（ａ）が生ずることが
ある。これは構造上の不良でもあり、伝送特性に影響を
与えることにもなる。

前述の隙間が生ずる原因について考察するに、水平方向
に間隔をあけて供給される心ｎ＜ｎには、一定の最小限
の張力が加えられているが、この状態で幅寄せされて互
に隣接して紫外線硬化性樹脂の塗布成形手段（６°）お
よびその出口の絞りダイスを通過する心線（ｒ）には、
幅寄せ手段の各輪寄せガイドローラ（４゛）から前記整
列手段（５′）への進入角度等の関係で互いに離れよう
とするベクトルが働く。又、紫外線硬化性樹脂の塗布成
形手段（６゛）の槽内の樹脂の流れの状況は、並列され
た心線表面に樹脂が塗布されて槽外に樹脂が持ち出され
る。したがってその部分の樹脂内圧は局部的に低下する
ものと考えられ、これが前記のベクトルの働きと相俟っ
て、心線相互が離れるものと考えられる。

そこで、複数の心線の幅寄せ手段として、一つのガイド
ローラの周表面に複数の心線を上下に間隔をあけて接触
通過させることにより、前記水平方向のベクトルを生じ
させないようにして、テープ型光ファイバー心線を製造
することとしたものである。

この場合、一つガイドローラに接して幅寄せされる複数
の心線同士が擦れ合わないように配慮する必要がある。

すなわち心線同士の擦れが生じるとファイバー心線の張
力が不整となったり、表面に傷がついて伝送特性に影響
を与えるおそれがある。

これに鑑み、本発明は、複数の光フアイバー心線を、心
線相互に擦れを生じさせることなく確実に上下に間隔を
あけて幅寄せできるようにして、心線間に隙間を生じさ
せないテープ型光ファイバー心線の製造装置を提供する
ものである。

［課題を解決するための手段］ 上記の課題を解決する本発明は、供給される複数の心線
を幅寄せして通過させる幅寄せガイドローラと、幅寄せ
された心線を水平に互いに接触させて並列させる整列手
段と、並列した心線に紫外線硬化性樹脂をの塗布成形す
る手段と、塗布成形された樹脂に紫外線を照射し硬化さ
せる手段とを配設してなるテープ型光ファイバー心線の
製造装置であって、特に前記幅寄せガイドローラは、複
数の心線を上下に間隔をあけて接触通過させ得るように
回転自在に立設するとともに、心線の太さに略相当する
寸法で各心線通過部分に外径差が設けてなることを特徴
とする。

［作　用］ 上記の如く構成した本発明によれば、供給される複数の
心線が垂直方向には互に間隔をあけて幅寄せガイドロー
ラに接して通過するが、水平方向では全く間隔をあけず
に通過することになるので、紫外線硬化性樹脂の塗布成
形手段を通過する並列心線には、心線が互いに離れよう
とする水平方向のベクトルが生じず、上述のように心線
相互間に隙間が生じさせることがない。

特に、幅寄せガイドローラは、各心線通過部分に心線の
太さに略相当する寸法で外径差を設けであるので、この
外径差による段差によって各心線の他の心線通過部分へ
の移動を規制でき、心線同士の擦れを生じさせることな
くスムーズに幅寄せできる。

［実施例］ 次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。

本発明の装置は、第１図に示すように、基本的には第５
図と同じであり、サプライスタンド（１）に装架された
ボビン（２）から繰出し供給される各光フアイバー心線
（ｆ）を、ガイドローラ（３）で誘導し、幅寄せ手段即
ち幅寄せガイドローラ（４）を経て整列手段（５）に引
き入れ、この整列手段（５）ににより各心線（ｒ）を互
に横に接して並列させ、さらに紫外線硬化性樹脂の塗布
成形手段（６）を通過させ、さらに紫外線照射手段（７
）を通過させるように構成されている。

唯、本発明では、第１図および第２図に示すように、幅
寄せガイドローラ（４）は、複数の心線（ｆ）をローラ
周表面に上下に間隔をあけて接触させて通過させるよう
に軸心を垂直にして回転自在に立設してあり、特に心線
の太さに略相当する寸法で各心線通過部分（４ａ）　（
４ｂ）　（４ｃ）に外径差を設けており、上下に間隔を
おいて接触通過する各心線（ｆ）が他の心線通過部分へ
容易に移動できないようになっている。

すなわち、この幅寄せガイドローラ（４）によって供給
される各心線（ｆ）が水平方向に間隔をあけず通過する
ことになり、整列手段（５）により横に並列する心線（
ｆ）には水平方向ベクトルが生じない。しかも前記各心
線通過部分の外径差による段差によって各心線（ｒ）の
他の心線通過部分への移動を規制でき、心線同士の擦れ
を生じさせることなくスムーズに幅寄せできる。

前記の幅寄せガイドローラ（４）は、２本を第１図のよ
うに対向させて設けて、１本のガイドローラ（４）に各
々３本の心線（ｒ）を接触通過させると、合わせて６本
の心線（ｒ）が整列されることになる。この２本のロー
ラ（４）　（４）の間隔は、心線が通過できる範囲でで
きるだけ小さく設定しておくのが好ましい。

また前記の幅寄せをスムーズにするため、第１図に示す
ごとく幅寄せガイドローラ（４）に至る誘導用ガイドロ
ーラ（３）の軸位置に高低差を付けておくのが望ましい
。

さらに前記のようにして幅寄せすると、各心線（ｆ’）
には水平方向のベクトルは働かないものの、縦方向のベ
クトルが働くことになるので、これを打消すための対策
の一つとして、前記整列手段（５）の心線通過孔（５ａ
）は僅かに山型に形成され、該整列手段（５）を通過し
た複数の心線（ｆ）が水平方向よりやや行き過ぎた状態
で紫外線硬化型樹脂の塗布成形手段（６）及びダイスを
通過するようになっている。

上記のようにして幅寄せされ整列手段（５）により横に
並列した心線（１’）を、樹脂人口（６ａ）と樹脂出口
（６ｂ）を経て紫外線硬化性樹脂が循環している該樹脂
の塗布成形手段（８）を通し、その出口に設けられた絞
りダイスにより所定のサイズに仕上るよう余分に付着し
た樹脂を絞り取り、４さらに紫外線照射手段（７）を通
過させて紫外線照射により前記塗布樹脂を硬化させると
、心線間に隙間の生じない所望のテープ型光ファイバー
心線が得られる。

尚上記実施例は心線数を６本としたが、これに限られる
ものではない。

父上記実施例では、心線（ｒ）の整列手段（５）の心線
通過孔（５ａ）を山型に形成したが、垂直方向のベクト
ルを他の手段によって小さくする場合は必ずしも山型に
しておく必要はない。

［効　果］ 上記したように本発明によれば、極めて簡単な手段で複
数の心線を水平方向に全く間隔をあけずに通過させて幅
寄せでき、しかも各心線同士に擦れを生じさせることな
くスムーズに幅寄せでき、心線相互間に隙間が生じない
テープ型光ファイバー心線を確実に製造できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明製造装置の実施例を示す略示斜視図、第
２図は幅寄せガイドローラ部分の拡大斜視図、第３図は
従来の製造装置を示す略示斜視図、第４図（イ）（ロ）
はテープ型ファイバー心線の不良状態を示す断面図であ
る。 （１）・・・サプライスタンド、（２）・・・ボビン、
（３）・・・ガイドローラ、（４）・・・幅寄せガイド
ローラ、（５）・・・整列手段、（６）・・・紫外線硬
化性樹脂の塗布成形手段、（７）・・・紫外線照射手段
、（ｆ’）・・・心線。 特許出願人　タック電線株式会社 手続補正書動式） １．事件の表示 昭和６３年特許願第８０６４４号 ２、発明の名称 テープ型光ファイバー心線の製造装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 東大阪市岩田町２丁目３番１号 タック電線株式会社 代表者　大　石　健　雄 ４、代理人 〒５４１大阪市東区瓦町２丁目９番地ハラダビル８階（
発送臼：昭和６３年６月２８日） ６、補正の対象　図　面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、供給される複数の心線を幅寄せして通過させる幅寄
   せガイドローラと、幅寄せされた心線を水平に互いに接
   触させて並列させる整列手段と、並列した心線に紫外線
   硬化性樹脂をの塗布成形する手段と、塗布成形された樹
   脂に紫外線を照射し硬化させる手段とを配設してなるテ
   ープ型光ファイバー心線の製造装置であって、 前記幅寄せガイドローラは、複数の心線を上下に間隔を
   あけて接触通過させ得るように回転自在に立設されると
   ともに、心線の太さに略相当する寸法で各心線通過部分
   に外径差が設けられてなることを特徴とするテープ型光
   ファイバー心線の製造装置。