JPH01252662A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH01252662A
JPH01252662A JP63096762A JP9676288A JPH01252662A JP H01252662 A JPH01252662 A JP H01252662A JP 63096762 A JP63096762 A JP 63096762A JP 9676288 A JP9676288 A JP 9676288A JP H01252662 A JPH01252662 A JP H01252662A
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JP
Japan
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group
bis
examples
resin composition
parts
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Application number
JP63096762A
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English (en)
Inventor
Norimasa Yamatani
山谷 典正
Masahiro Ota
正博 太田
Teruhiro Yamaguchi
彰宏 山口
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた摺動特性を有する新規な硬化性樹脂組成
物に関する。
〔従来の技術] イミド構造を有する熱硬化性樹脂は耐熱性及び成形品の
寸法安定性、さらに耐摩耗性にも優れている為、摺動部
材として期待されている。なかでも芳香族系ビスマレイ
ミドと芳香族ジアミンよりなる熱硬化性樹脂は比較的成
型加工性が良く、優れた摺動特性を有している0例えば
、N、N’−(4゜4“−メチレンジフェニレン)ビス
マレイミドと4゜4゛−ジアミノジフェニルメタンとか
らなるポリアミノビスマレイミド樹脂成形品は摩擦・摩
耗特性が優れている為、摺動部品として広く用いられて
いる。
しかしながら、この樹脂を使用してなる各種成形材料は
摩擦係数を小さくすると、比摩耗量が大きくなり、逆に
比摩耗量を小さくすると摩擦係数が大きくなり。摩擦係
数と比摩耗量とのバランスのよいものが得られなかった
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的番よ、摩擦係数が小さく、且つ、耐摩耗性
にも優れた新規な熱硬化性樹脂組成物を得ることにある
c問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を行
った結果、新規なビスマレイミド化合物とジアミン化合
物よりなるポリアミノビスマレイミド樹脂と特定量の固
体潤滑剤よりなる熱硬化性樹脂組成物が特に有効である
ことを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の熱硬化性樹脂組成物は、−数式(1
) よりなる2価の基を表し、Xは直結または、炭素数1〜
10の2価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプピリ
デン基、カルボニル基、チオ基、スルフィニル基、スル
ホニル基又はオキソ基から成る群より選ばれた基を表す
、) にて表されるビスマレイミド化合物と一触式CI[)よ
りなる2価の基を表し、χは直結、炭素数1〜10の2
価の炭化水素基、六フッ素化されたイソブビリデン基、
カルボニル基、チオ基、スルフィニル基、スルホニル基
又はオキソ基から成る群より選ばれた基を表す、) にて表されるジアミン化合物よりなるポリアミノビスマ
レイミド樹脂100重量部と、固体潤滑剤5〜200重
量部よりなる熱硬化性樹脂組成物である。
本発明において使用するポリアミノビスマレイミド樹脂
の一成分となるビスマレイミド化合物(■)としては、
1.3−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ベンゼン、
ビス(4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]メ
タン、1.1−ビス〔4−(3−マレイミドフェノキシ
)フェニル〕エタン、 1.2−ビス(4−(3−マレ
イミドフエノキシ)フェニル〕エタン、2,2−ビス(
4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン
、2.2−ビス(4−(3−マレイミドフェノキシ)フ
ェニルコブタン、2,2−ビス(4−(3−マレイミド
フェノキシ)フェニル)−1,1,1,3,3,3−へ
キサフルオロプロパン、4,4°−ビス(3−マレイミ
ドフェノキシ)ビフェニル、ビス(4−(3−マレイミ
ドフェノキシ)フェニルコケトン、ビス(4−(3−マ
レイミドフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス(4
−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル〕スルホキシ
ド、ビス(4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニル
〕スルホン、ビス(4−(3−マレイミドフェノキシ)
フェニル〕エーテル等があげられ、これらは単独あるい
は二種以上混合して用いられ、これらのビスマレイミド
化合物は、それぞれ対応するジアミン化合物と無水マレ
イン酸を縮合・脱水反応させて容易に製造できる。
又、もう一方の成分であるジアミン化合物(■)として
は、具体的には1.3−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン、ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フェニ
ルコメタン、1.1−ビス〔4−(3−アミノフェノキ
シ)フェニル〕エタン、1.2−ビス(4−(3−7ミ
ノフエノキシ〕フエニル〕エタン、2.2−ビス(4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2.2
−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニルコブタ
ン、2.2−ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パン、4.4″−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェ
ニル、ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]
ケトン、ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フェニル
〕スルフィド、ビス(4−(3−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕スルホキシド、ビス〔4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル〕スルホン、ビス(4−(3−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕エーテル等があげられ、これらは
単独あるいは二種以上混合して用いられる。
上記ヒスマレイミド化合物とジアミン化合物よりなるポ
リアミノビスマレイミド樹脂としては、も(1)ビスマ
レイミドとジアミンを単に混合しただけのもの、或いは
(2)ビスマレイミドとジアミンを加熱処理した後、粉
砕してペレット又は粉状にしたもの、この場合の加熱条
件はプレポリマーの段階まで部分硬化させる条件がよく
、一般には70〜220°Cの温度で5〜240分、望
ましくは80〜200°Cの温度で10〜180分とす
ることが適当である。さらに(3)ビスマレイミドとジ
アミンを有機溶媒に溶解させ、次いで貧溶媒中に排出し
析出してきた結晶を濾過乾燥してベレット又は粉状とす
るか、又は有機溶媒に溶解後、加熱処理によりプレポリ
マーの段階まで部分硬化させた後、貧溶媒中に排出し析
出してきた結晶を濾過乾燥してベレット又は粉状にした
もの、この場合に使用できる有機溶媒としては、塩化メ
チレン、ジクロロエタン、トリクロロエチレンなどのハ
ロゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、ジイソプロピルケトンなどのケトン類
、テトラビトロフラン、ジオキサン、メチルセロソルブ
などのエーテル類、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼ
ンなどの芳香族化合物、アセトニトリル、N、N−ジメ
チルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、1
.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどの非プロト
ン性極性溶媒などである。
又、ビスマレイミド化合物とジアミン化合物はビスマレ
イミド化合物1モルに対し、ジアミン化合物0.1〜1
.2モル、好ましくは0.2〜0.8モルであり、ジア
ミン化合物の使用割合が少ないと硬化物にした場合、良
好な耐衝撃性及び可撓性を有するものが得られない、逆
に多すぎると硬化物の耐熱性に悪影響を与え゛る。
本発明に用いられる固体潤滑剤としては種々のものが用
いられ、例えば弗素樹脂、グラファイト、二硫化モリブ
テン、窒化ホウ素、二硫化タングステン、酸化鉛、鉛粉
末、銅粉末、青銅粉末、銀粉末などが挙げられが、特に
好ましく用いられるものは、弗素樹脂、グラファイト、
二硫化モリブテン、窒化ホウ素である。固体潤滑剤の粒
度分布は1〜50μlの範囲内にあるのが望ましい。
本発明に使用されるフッ素樹脂とは、分子中にフッ素原
子(F)を含有する合成高分子のことであり、一般に他
の合成樹脂と比較して耐熱性、耐薬品性、電気特性(特
に高周波特性)に優れ、また特有の低摩擦特性、非粘着
性をそなえている。
例えば代表的な例として次のような示性構造式からなる
ものが挙げられ、少なくとも1種用いる。
(1)  (ChCFt)−:四フッ化エチレン樹脂、
 PTFE(2)  (ChCFz)−(CF(CFs
)CFx ] p :四フッ化エチレン・六フッ化プロ
ピレン共重合樹脂、 FEP(3)  (cpzcpz
L  (CF(QC,Fz*−+)Ch ) e  :
四フッ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエーテル
共重合樹脂、 PFA (4)  (cttzcoz)a (CFオCFz)p
  ’四フン化エチレン・エチレン共重合樹脂、 ET
F[! (5)  (C)lICHりR(CFCICF□)、:
三フッ化塩化エチレン・エチレン共重合樹脂、 ECT
FE(6)  (CFxCHx)、l: 7 ッ化ビニ
IJデン樹脂、PVDFの中でも完全にフン化された四
フフ化エチレン樹脂(PTFE)はこれらの性質が抜群
であり、本発明では最も好ましく用いられる0本発明の
熱硬化性樹脂組成物に使用するフッ素樹脂は、通常粉末
状であり、約1〜約25ミクロン、好ましくは約5〜約
10ミクロンの粒度を有している。特に好ましいフッ素
樹脂は、三井フロロケミカル■が商標名「テフロンKP
L−610Jで市販しているPTF[+である。
本発明におけるフッ素樹脂は、ポリアミノビスマレイミ
ド樹脂100重量部に対して5〜200重量部、好まし
くは20〜150重量部を使用できる。フッ素樹脂が5
重量部以下では摩擦係数が小さく、且つ、耐摩耗性にも
優れている材料は得られず、またフッ素樹脂が200重
量部以上使用すると材料の耐熱性が低下して好ましくな
い。
また本発明において使用するグラファイトは、六方晶系
に属した結晶形をもつ炭素の一種で、耐熱性、耐薬品性
に優れ、なおかつ柔軟で潤滑性が大きい等の優れた性質
を有しており、天然グラファイトと人造グラファイトに
大別される。天然グラファイトは他の鉱物と同様の地下
資源にて地熱と高い地圧により長年月の間に黒鉛化され
たちので、一方、人造グラフディトはピッチコークスを
2300℃位で熱処理して黒鉛化したものである。いず
れもボールミル等で粉砕され一定の粒度分布に揃えられ
ている0本発明で使用できるグラファイトは天然グラフ
ァイト及び人造グラファイトのいずれでも良く、また両
者を混合して使用しても良い、グラファイトの粒度分布
は1〜501mのものが好ましい、また該グラファイト
の表面を種々の処理剤、例えばエポキシ樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアセタール樹脂等
で処理したもの、その他、目的に応じ公知の表面処理剤
を使用したものも用いられる。
本発明によるグラファイトは、ポリアミノビスマレイミ
ド樹脂100重量部に対して5〜200重量部、好まし
くは20〜150重量部が使用できる。グラファイトが
5重量部以下では摩擦係数が小さく、且つ、耐摩耗性に
優れている材料が得られず、またグラファイトを200
重量部以上使用すると材料の機械強度が低下して好まし
くない。
また本発明において使用される二硫化モリブデンは、大
方晶系の結晶形をもち、耐熱性、耐薬品性に侵れ、なお
かつ柔軟で潤滑性が大きい等の優れた性質を有しており
、天然鉱石モリブテナイトトシテ存在する0本発明で使
用される二硫化モリブデンはこの天然鉱石をボールミル
等で粉砕し、一定の粒度分布に揃えられたもので、粒度
分布は1〜50μmのものが好ましい。
本発明による二硫化モリブデンは、ポリアミノビスマレ
イミド樹脂100重量部に対して5〜200重量部、好
ましくは20〜150重量部が使用できる。
二硫化モリブデンが5重量部以下では摩擦係数が小さく
、且つ耐摩耗性に優れたいる材料が得られず、また二硫
化モリブデンを20帽1部以上使用すると材料の機械強
度が低下して好ましくない。
また、本発明において使用される窒化ホウ素は、大方晶
系の結晶形をもち、耐熱性、耐薬品性に優れ、なおかつ
柔軟で潤滑性が大きい等の優れた性質を有しており、ア
ンモニアと酸化ホウ素あるいは塩化アンモニウムとホウ
砂を加熱することによって工業的に製造されている。本
発明で使用される窒化ホウ素はボールミル等で粉砕し、
一定の粒度分布に揃えられたもので、粒度分布は1〜5
0μmのものが好ましい。
本発明による窒化ホウ素は、ポリアミノビスマレイミド
樹脂100重量部に対して5〜200重量部、好ましく
は20〜150重量部が使用できる。窒化ホウ素が5重
量部以下では摩擦係数が小さく、且つ耐摩耗性に優れた
いる材料が得られず、また窒化ホウ素を200重量部以
上使用すると材料の機械強度が低下して好ましくない。
本発明による熱硬化性樹脂組成物は、通常公知の方法に
よって製造できるが、特に次に示す方法が好ましい。
(1)ポリアミノビスマレイミド樹脂、固体潤滑剤を乳
鉢、ヘンシェルミキサー、ドラムブレンダー、タンブラ
ーブレンダー、ボールミル、リボンブレンダーなどを利
用して予備混合した後、通常公知の溶融混合機、熱ロー
ル等で混練した後、ペレット又は粉状にする。
(2)ポリアミノビスマレイミド樹脂粉末をあらかじめ
有機溶媒に溶解あるいは懸濁させ、この溶液あるいは懸
濁液に固体潤滑剤を添加し、然る後、溶媒を熱風オープ
ン中で除去したのち、ペレット又は粉状にする。この場
合混練に要する温度又は時間は使用するポリアミノビス
マレイミド樹脂の性状によって異なるが、組成物の軟化
温度が70゛C乃至180’C、ゲル化時間が200°
Cで30〜180秒の範囲に入るように適宜調整する。
また有機溶媒として、例えばN、N−ジメチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチ
ルアセトアミド、N、N−ジメチルメトキシアセトアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、1.3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン、N−メチルカプロラクタム、1
.2−ジメトキシエタン、ビス(2−メトキシエチル)
エーテル、l、2−ビス(2−メトキシエチル)エタン
、ビス〔(2−メトキシエトキシ)エチル]エーテル、
テトラヒドロフラン、1.3−ジオキサン、1.4−ジ
オキサン、ピリジン、ピコリン、ジメチルスルホキシド
、ジメチルスルホン、テトラメチル尿素、ヘキサメチル
ホスホルアミド、m−クレゾール、アセトン等が挙げら
れる。またこれらの有機溶媒は単独でも或いは2種以上
混合して用いても差し支えない。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は必要に応じて重合触媒を
添加してもよい、該触媒の使用量は特に限定しないが、
重合物全重量を基準として0.001〜lO重量%、特
に0.1〜5重量%の範囲が好ましい0重合触媒として
は、過酸化ベンゾイル、L−ブチルヒドロペルオキシド
、ジクミルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アブビスシクロヘキサンカルボニトリル等の公知の
フリーラジカル触媒が有効である。
なお、本発明の熱硬化性樹脂組成物に対して、ta維状
状補強材例えばガラス繊維、炭素繊維、芳香族ポリアミ
ド繊維、チタン酸カリウム繊維、炭化ケイ素繊維、アル
ミナ繊維、ボロン繊維、セラミック繊維などを一種以上
添加することができる。
なお、本発明組成物に対して、本発明の目的を損なわな
い範囲で酸化防止剤および熱安定剤、紫外線吸収剤、n
燃助剤、帯電防止剤、滑剤、着色剤などの通常の添加剤
を1種以上添加することができる。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、圧縮成形法、トランス
ファー成形法、押出成形法、射出成形性等公知の成形法
により成形され実用に供される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1〜4 撹拌機、還流冷却器及び窒素導入管を備えたステンレス
製容器に、4.4’−ビス(3−マレイミドフェノキシ
)ビフェニル1057g(2モル)と4.4゛−ビス(
3−アミノフェノキシ)ビフェニル368g(1モル)
を予め混合した粉末を装入し、180°Cで20分加熱
溶融反応した。その後、室温まで冷却し、褐色透明なガ
ラス状に固化した反応生成物を砕いて取り出し、さらに
乳鉢で粉砕して60メツシユのフルイに通し、部分硬化
したポリアミノビスマレイミド樹脂の黄色微粉末を得た
。収量1390g(97,5%)、軟化温度が118°
Cで、ゲル化時間は200“Cで59〜75秒であった
得られたポリアミノビスマレイミド樹脂粉100重量部
に対して、フッ素樹脂(三井フロロケミカル社製、商品
名テフロンKPL−610)を表−1に示したf添加し
、ヘンシェルミキサー(角田製作所製)で混合し、熱硬
化性樹脂組成物を得た。
該組成物をタブレット化し、予熱してトランスファー成
形機〔星野機械■製(最大型締め力50トン)〕にてシ
リンダー温度120°C1金型温度250°Cで摺動特
性測定用試験片の成形品を得た。さらに250’Cの熟
思ギヤーオーブン中で4時間ポストキュアーして、試験
片を得た。
摺動特性(動摩擦係数、比摩耗量)はスラスト式摩擦摩
耗試験機(東洋精機製作新製)を用い、測定条件を2d
(外径25.6φ、内径20.0φのシリンダ状、3S
仕上げ)のすべり面積をもつステンレススチール(45
°C)の金属で無潤滑、すべり速度6m / win、
加圧荷重10Kg/cdとしたときの動摩擦係数とすべ
り速度Loom/ sin、加圧荷重5 Kg/ciと
したときの比摩耗量とを測定し、表−1に結果を得た。
実施例5 4.4゛−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4.4′−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル221g(0,6モル)ヲ用い
て実施例1〜4と同様の方法により得たポリアミノビス
マレイミド樹脂100重量部に対して、実施例1〜4で
使用したフッ素樹脂(三井フロロケミカル社製、商品名
テフロンKPL−610)を表−1に示した量添加した
。以下、実施例1〜4と同様の操作をして表−1の結果
を得た。
実施例6 4.4′−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4,4”−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル515g(1,4モル)を用い
て実施例1〜5と同様の方法により得られたポリアミノ
ビスマレイミド樹脂100重量部に対して、実施例1〜
4で使用したフッ素樹脂(三井フロロケミカル社製、商
品名テフロンl[PL−610)を表−1に示した量添
加した。以下、実施例1〜4と同様の操作をして表−1
の結果を得た。
実施例7 実施例1〜4と同様にして得られたポリアミノビスマレ
イミド樹脂100重量部に対してアセトン150重量部
を加えて懸濁溶液とし、これに実施例1〜4で使用した
フッ素樹脂(三井フロロケミカル社製、商品名テフロン
KPL−610)を50重量部添加し、均一に分散させ
た。さらに、これを60″C熱風オーブン中で20時間
予備乾燥後、減圧乾燥器で50°C5時間減圧乾燥して
溶媒のアセトンを完全に除去し、フッ素樹脂含浸パウダ
ーを得た。以下、実施例1〜4と同様の操作をしてトラ
ンスファー成形により、物性測定様試験片を得た。得ら
れた試験片は実施例1〜4と同様の操作をして表−1の
結果を得た。
実施例8〜22及び比較例1〜3 表−1に示したビスマレイミド化合物2モルとジアミン
化合物1モルより得られたポリアミノビスマレイミド樹
脂100重量部に対して、実施例1〜4で使用したフッ
素樹脂(三井フロロケミカル社製、商品名テフロンKP
L−610)を表−1に示した量添加した。以下、実施
例1〜4と同様の操作にて表−1の結果を得た。
実施例23〜26 実施例1〜5と同様にして得られたポリアミノビスマレ
イミド樹脂粉100重量部に対して、粒度分布1〜50
〃mのグラファイト(日本黒鉛工業株式会社製、商品 
青P)を表−2に示した量添加し、ヘンシェルミキサー
(角田製作所製)で混合し、熱硬化製樹脂組成物を得た
以下、実施例1〜5と同様の操作をして表−2の結果を
得た。
実施例27 4.4’ −ヒス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェ
ニル1057g(2モル)と4,4°−ビス(3−アミ
ノフェノキシ)ビフェニル221g(0,6モル)を用
いて実施例23〜26と同様の方法により得られたポリ
アミノビスマレイミド樹脂100重量部に対して、実施
例23〜26で使用したグラファイト(日本黒鉛工業株
式会社製、商品名 青P)を表−2に示した量添加した
。以下、実施例23〜26と同様の操作をして表−2の
結果を得た。
実施例2日 4.4°−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4.4″−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル515g(1,4モル)を用い
て実施例23〜26で使用したグラファイト(日本黒鉛
工業株式会社製、商品名 青P)を表−2に示した量添
加した。以下、実施例23〜26と同様の操作をして表
−2の結果を得た。
実施例29 実施例23〜26と同様にして得られたポリアミノビス
マレイミド樹脂10帽1部に対して、アセトン15帽1
部を加えて懸濁溶液とし、これに実施例23〜26で使
用したグラファイト(日本黒鉛工業株式会社製、商品名
 青P)を50重量部を添加し、均一に分散させた。さ
らに、これを60″Cで熱風オーブン中で20時間予備
乾燥後、減圧乾燥器で50’C5時間減圧乾燥して溶媒
のアセトンを完全に除去し、グラファイト含有パウダー
を得た。 以下、実施例23〜26と同様の操作をして
表−2の結果を得た。
実施例30〜44及び比較例4〜6 表−2に示すビスマレイミド化合物とジアミン化合物よ
り得られたポリアミノビスマレイミド樹脂100重量部
に対して実施例23〜26で使用したグラファイト(日
本黒鉛工業株式会社製、商品名前P)を表−2に示した
量添加し、以下、実施例23〜26と同様の操作をして
表−2の結果を得た。
実施例45〜48 実施例1と同様にして得られたポリアミノビスマレイミ
ド樹脂1011部に対して、粒度分布が1〜50μmの
二硫化モリブデン(ダウコーニング社製、商品名モリコ
ー)Z)を表−3に示した量添加し、ヘンシェルミキサ
ー(角田製作所製)で混合し、熱硬化性樹脂組成物を得
た。
以下、実施例1〜5と同様の操作をして表−3の結果を
得た。
実施例49 4.4”−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4.4°−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル221g(0,6モル)を用い
て実施例45〜48で使用した二硫化モリブデン(ダウ
コーニング社製、商品名モリコートZ)を表−3に示し
た貴添加した。以下、実施例45〜48と同様の操作を
して表−3の結果を得た。
実施例50 4.4”−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4,4”−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル515g(1,4モル)を用い
て実施例45〜48で使用した二硫化モリブデン(ダウ
コーニング社製、商品名モリコートZ)を表−3に示し
た量添加した。以下、実施例45〜48と同様の操作を
して表−3の結果を得た。
実施例51 実施例45〜48と同様にして得られたポリアミノビス
マレイミド樹脂100重量部に対して、アセトン150
重量部を加えて懸濁溶液とし、これに実施例45〜4日
で使用した二硫化モリブデン(ダウコーニング社製、商
品名モリコートZ)を5帽1部添加し、均一に分散させ
た。さらに、これを60°Cで熱風オープン中で20時
間予備乾燥後、減圧乾燥器で50°C5時間減圧乾燥し
て溶媒のアセトンを完全に除去し、二硫化モリブデン含
有パウダーを得た。
以下実施例45〜48と同様の操作をして表−3の結果
を得た。
実施例52〜66及び比較例7〜8 表−3に示すビスマレイミド2モルとジアミン1モルよ
り得られたポリアミノビスマレイミド樹脂10帽1部に
対して、実施例45〜48で使用した二硫化モリブデン
(ダウコーニング社製、商品名そりコートZ)を表−3
に示す量を用い、以下、実施例45〜4日と同様の操作
をして表−3の結果を得た。
実施例64〜70 実施例1〜5と同様にした得られたポリアミノビスマレ
イミド樹脂粉10帽1部に対して、粒度分布が1〜50
μmの窒化ホウ素(和光純薬工業■製)を表−4に示し
た量添加し、ヘンシェルミキサー(角田製作所製)で混
合し、熱硬化製樹脂組成物を得た。
以下、実施例1〜5と同様の操作をして表−4の結果を
得た。
実施例71 4.4°−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4,4°−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル221g(0,6モル)を用い
て実施例64〜70と同様の方法により得られたポリア
ミノビスマレイミド樹脂100重量部に対して、実施例
64〜70で使用した窒化ホウ素(和光純薬工業■製)
を表−4に示した量添加した。以下、実施例64〜70
と同様の操作をして表−4の結果を得た。
実施例72 4.4゛−ビス(3−マレイミドフェノキシ)ビフェニ
ル1057g(2モル)と4,4゛−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル515g(1,4モル)を用い
て実施例64〜70で使用した窒化ホウ素(和光純薬工
業■製)を表−4に示した量添加した。以下、実施例6
4〜70と同様の操作をして表−4の結果を得た。
実施例73 実施例64〜70と同様にして得られたポリアミノビス
マレイミド樹脂100重量部に対して、アセトン150
重量部を加えて懸濁溶液とし、これに実施例64〜70
で使用した窒化ホウ素(和光純薬工業■製)を50重量
部添加し、均一に分散させた。
さらに、これを60°Cで熱風オーブン中で20時間予
備乾燥後、減圧乾燥器で50°C15時間減圧乾燥して
溶媒のアセトンを完全に除去し、窒化ホウ素含有パウダ
ーを得た。以下実施例64〜70と同様の操作をして表
−4の結果を得た。
実施例74〜89及び比較例10〜12表−4に示すビ
スマレイミド2モルとジアミン1モルより得られたポリ
アミノビスマレイミド樹脂100重量部に対して、実施
例64〜70で使用した窒化ホウ素(和光純薬工業■製
)を表−4に示す量を用い、以下実施例64〜70と同
様の操作をして表−4の結果を得た。
〔発明の効果〕
本発明の熱硬化製樹脂は、摩擦係数が小さく、然も優れ
た耐摩耗性を有しており、スラストベアリングやジャー
ナルベアリングなどの各種軸受材、ピストンリング、ピ
ストンスカート、ギアー、ホッパー、シュータ−、フッ
ク、各種ポンプ部品、カム、ローラー、スラストワッシ
ャー、各種バルブ部品などの摺動部材用途に活用するこ
とができる。
特許出願人  三井東圧化学株式会社

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中、Rは▲数式、化学式、表等があります▼または
    ▲数式、化学式、表等があります▼ よりなる2価の基を表し、Xは直結、炭素数1〜10の
    2価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプピリデン基
    、カルボニル基、チオ基、スルフィニル基、スルホニル
    基又はオキシドから成る群より選ばれた基を表す。) にて表されるビスマレイミド化合物と一般式(II)▲数
    式、化学式、表等があります▼ (II) (式中、Rは▲数式、化学式、表等があります▼または
    ▲数式、化学式、表等があります▼ よりなる2価の基を表し、Xは直結、炭素数1〜10の
    2価の炭化水素基、六フッ素化されたイソプピリデン基
    、カルボニル基、チオ基、スルフィニル基、スルホニル
    基又はオキソ基から成る群より選ばれた基を表す。) にて表されるジアミン化合物よりなるポリアミノビスマ
    レイミド樹脂100重量部と、固体潤滑剤5〜200重
    量部よりなる熱硬化性樹脂組成物。
  2. (2)固体潤滑剤の粒度分布が1〜50μmの範囲内に
    ある請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
  3. (3)固体潤滑剤が弗素樹脂である請求項1記載の熱硬
    化性樹脂組成物。
  4. (4)固体潤滑剤がグラファイトである請求項1記載の
    熱硬化性樹脂組成物。
  5. (5)固体潤滑剤が二硫化モリブデンである請求項1記
    載の熱硬化性樹脂組成物。
  6. (6)固体潤滑剤が窒化ホウ素である請求項1記載の熱
    硬化性樹脂組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002105201A (ja) * 2000-10-02 2002-04-10 Mitsui Chemicals Inc ワニス及びそれを含浸したプリプレグ
JP2013044272A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 往復動圧縮機

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JPS62252455A (ja) * 1986-04-25 1987-11-04 Yobea Rulon Kogyo Kk ポリアミドビスマレイミド樹脂組成物
JPS6354435A (ja) * 1986-07-15 1988-03-08 Mitsui Toatsu Chem Inc 熱硬化性樹脂組成物

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