JPH01252271A - 脂質代謝改善機能を有する食品 - Google Patents

脂質代謝改善機能を有する食品

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JPH01252271A
JPH01252271A JP63081612A JP8161288A JPH01252271A JP H01252271 A JPH01252271 A JP H01252271A JP 63081612 A JP63081612 A JP 63081612A JP 8161288 A JP8161288 A JP 8161288A JP H01252271 A JPH01252271 A JP H01252271A
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JP
Japan
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food
green powder
leaves
lipid metabolism
stems
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Application number
JP63081612A
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English (en)
Inventor
Mika Aoki
青木 みか
Koshi Wakazono
若園 紘志
Toshioki Kawakami
敏興 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUDAIRA TENNENBUTSU KENKYUSHO KK
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
MATSUDAIRA TENNENBUTSU KENKYUSHO KK
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、健康食品、より詳しくは脂質代謝改善機能を
有する食品に関する。
(従来技術〕 食生活の変化に伴って、最近では高エネルギー食、高脂
肪食等の摂取が多くなり、高脂血症者が増加している。
この高脂血症は、血清脂質が増加し、動脈硬化を生じた
り、更にはこれに付随する各種疾患の原因となる。しか
して、従来かかる高脂血症音用食品としては、マンネン
タケ属に属する担子菌と穀類又はイモ類と豆類とよりな
り、β−ローグルカンと、サポニンとエルゴステロール
とを含有する醗酵食品が提案されている(特開昭62−
234027号公報)。また、霊芝の熱水抽出物を更に
含酸素系有機溶媒で抽出した抽出物を含有する食品も提
案されている(特開昭60−34914号公報)。
〔解決しようとする課題〕
本発明は、従来家畜の飼料程度にしか用いられていなか
ったハトムギの茎葉を活用し、脂質代謝改善機能を有す
る食品を提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は、ハトムギの茎葉を有効成分として含有するこ
とを特徴とする脂質代謝改善機能を有する食品にある。
ハトムギは、一般にその種子をお茶等の食品原料として
用いたり、イボ取り、利尿等の漢方薬(ヨクイニン)と
して利用されてきている。また。
漢方薬の底置によると、ヨクイ葉、ヨクイ根等の記載を
認めることはできるが、実際には殆どハトムギの種子を
粉砕するなどして用いるものであり。
種子以外は利用されていない。そして、ハトムギの茎葉
は馬、牛、山羊等の家畜飼料として利用されているにす
ぎない。
本発明は、上記ハトムギの草葉部に着目し、これを活用
すべく鋭意研究を重ね、脂質代謝改善機能を有する食品
として有効であることを確認したものである。
上記茎葉としては、ハトムギの種子から発芽した初期段
階の茎葉(通称もやし)、またもう少し成長した新葉、
更に成長した茎葉等を用いる。このうち、特にもやし、
新葉が脂質代謝改善機能に優れている。
また、茎葉はこれを粉末状に粉砕し5緑茶、紅茶、ウー
ロン茶等と共に水中で加熱して、お茶湯等の形で飲食す
ることができる。また、草葉をプレス等で圧搾し、その
搾汁をお茶、ジュース等の飲料に添加すること、或いは
ビスケット等の固形食品に添加すること等により食品と
することもできる。
上記のうち、特に搾汁を用いる場合には、前記粉砕によ
る場合に比して、非繊維部分のみとなり。
脂質代謝改善機能が一層高い食品とすることができる。
つまり、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、グル
コマンナン等の繊維物質は含有していない、エキス分の
みとすることができる。
しかして、かかる搾汁を用いる場合には、これをスプレ
ードライヤー等により乾燥して細粉来状(グリーンパウ
ダー)となすことが好ましい。このような絹粉末とする
ことにより、脂質代謝改善機能を有するエキス分のみと
することができ、これを前記飲料、固形食品等の食品に
容易に添加でき、極めて効果的に脂質代謝改善機能を有
する食品を得ることができる。
次に1本発明にかかる食品の摂取量は、高脂血症等の症
状1年令5個人差等によって異なるが。
上記絹粉末を用いた場合には、1日当り10〜3000
mg用いることが好ましい。この場合、該絹粉末を前記
飲料中に懸濁又は溶解する場合は、飲料11に絹粉末1
〜30gを加える。ビスケット等の固形食品には固形食
品1kgに当たって、絹粉末1〜30g加える。また、
該茎葉を含有した食品には、毒性、副作用は認められな
い。
(効 果〕 本発明によれば、優れた脂質代謝改善機能を有する食品
を提供することができる。
即ち、後述するSD系ラット実験より知られるごとく1
本発明の食品は血清総コレステロール値を抑制すると同
時に、俗に善玉コレステロールと称されるHDLコレス
テロール値を上昇せしめ。
動脈硬化指数を対照区(高脂食のみ投与)の約5分の1
に低下せしめる。また、血清蛋白、肝機能(GOT、G
PT)においては、対照区と有意な差は認められず、肝
機能、血清蛋白代謝には影響を与えない。また、糞中へ
排泄される中性脂肪量が、対照区は21.8■/匹/日
であるのに対し。
本発明品は51.35mg/匹/日と極めて多い。
上記より知られるごとく9本発明にかかるハトムギの茎
葉は、近年増力旧頃向が顕著である虚血性疾患の危険因
子である動脈硬化の予防に強力な作用を有し、脂質代謝
改善機能を有する食品材料として、その利用価値は高い
また、従来は家畜飼料程度しか利用していなかったハト
ムギ茎葉を、脂質代謝改善機能性食品として利用するこ
とは、ハトムギの稲作転換作物としての可能性を高める
ものである。
(実施例〕 発芽後約2カ月のハトムギを刈り取り、その茎葉のみを
集めて、圧搾し、搾汁を得、これを乾燥して粉末グリー
ンパウダーとした。次いで、これをビスケットに添加し
て食品とした。
上記粉末は、まず上記ハトムギ茎葉460kgを準備し
、これをプレス機にて圧搾し、得られた搾汁をフィルタ
ープレスにて濾過し、約3171の搾汁を得た。次いで
、この搾汁をスプレー乾燥器内において約90°Cで噴
霧乾燥し2粒径約80〜100メツシュのグリーンパウ
ダー9kgを得た。
次いで、このグリーンパウダー100gをビスケット材
料5kgと共に混合し、ビスケットを作製した。
〔一般行動試験〕
マウスのオス20g±2gの10例に対し、上記グリー
ンパウダー100mg/日をゾンデにて経口投与し、一
般行動観察を2時間行った。また。
その後72時間の生存観察を行った。その結果。
投与後も何らの異常行動も見られず、また72時間後も
10例とも何の異常もなく生存していた。
〔抗高脂血症作用の実験] ハトムギの脱脂根、ぬか(糠)2種実胚乳、芽(もやし
)、脱脂ぬか、ぬか油、及び上記実施例に示したグリー
ンパウダーの7種のハトムギ材について、ラット試験を
行った。
即ち、上記各ハトムギ材を合成飼料に20%添加して、
試験飼料とした。対照区の飼料(上記合成飼料と同じ)
の組成は、該飼料100g中に。
α−ポテトスターチ35.75g、 シヨ1!18g。
カゼイン20g、ラード20g、ミネラル混合4g、ビ
タミン混合1g、コレステロール1g、コール酸−Na
p、25gとした。そして、前飼料とも等エネルギーと
なるようコーンスターチで調整し、ぬか油はラードと置
換した。また、上記ハトムギ材中、脱脂根、芽は粉砕し
たものを用いた。
ラットは、SD系、雄、6週令、各群6匹づつとした。
2週間試験食を投与した後、肝及び血清脂質を臨床検査
法に基づいて定量し、糞排泄量や糞中脂質も測定した。
また、上記各ハトムギ材の一般成分を法衣に示す。
表(1) 表(2) 上記ラット試験の結果を、第1図ないし第23図を用い
て説明する。各図とも縦軸はハトムギ材の各区分を、横
軸は検査結果を示す。
(1)血清総コレステロール (第1図)同図より知ら
れるごとく、芽(もやし)およびグリーンパウダーは血
清総コレステロールが低いことが分る。
(2)血清HD L−コレステロール(第2図)グリー
ンパウダーは5いっゆる善玉のHDL−コレステロール
が、対照区に比して極めて高いことが分る。
(3)動脈硬化指数 (第3図) この指数(A I )は、〔(血清総コレステロール)
−(血清HDL−コレステロール)〕/〔血清HDL−
コレステロール〕の比である。グリーンパウダーは低い
指数を示している。
(4)血清燐脂質 (第4図) グリーンパウダーは、対照区とほぼ同程度の値を示して
いる。
(5)血清総脂質 (第5図) グリーンパウダーは低い値を示している。
(6)血清トリグリセライド (第6図)グリーンパウ
ダーは、対照区に比して高い値を有している。
(7)血清アルブミン (第7図) グリーンパウダーは、対照区と同等の値を示している。
(8)血清総コレステロール/燐脂質比(第8図)グリ
ーンパウダー及び芽は低い値を示している。
(9)血清総蛋白 (第9図) グリーンパウダーは、対照区とほぼ同程度である。
00)血清アルブミン/グロブリン比(第10図)グリ
ーンパウダーは、対照区とほぼ同程度である。
01)血清GOT  (第11図) グリーンパウダーは、対照区とほぼ同程度である。
02)血清GPT (第12図) グリーンパウダーは、対照区よりも若干大きい。
03)肝臓総脂質 (第13図) グリーンパウダーは、低い値を示している。
04)  肝臓トリグリセライド (第14図)グリー
ンパウダーは、対照区に比してかなり低い値を示してい
る。
05)肝臓コレステロール (第15図)グリーンパウ
ダーは、低い値を示している。
06)糞重量 (第16図) グリーンパウダーは、対照区に比して高い値を有してい
る。
θカ 糞中トリグリセライド (第17図)グリーンパ
ウダーは、極めて高い値(51,35±73)を示して
いる。
08)糞中総脂質 (第18図) グリーンパウダーは、対照区に比して高い値を示してい
る。
(+9)  体重増加比 (第19図)投与前後(2週
間)の体重増加比は、グリーンパウダーは対照区に比し
て極めて低い。
C!0  肝重量/体重比 (第20図)グリーンパウ
ダーは、対照区とほぼ同程度であ1す る。
(21)肺臓重量/体重比 (第21図)グリーンパウ
ダーは、対照区とほぼ同程度である。
(22)心臓重量/体重比 (第22図)グリーンパウ
ダーは、対照区とほぼ同程度である。
(23)脂質組織/体重 (第23図)グリーンパウダ
ーは、対照区とほぼ同程度である。
以上より知られるごとく、血清総コレステロールはグリ
ーンパウダーと芽において低下し、HDL−コレステロ
ールはグリーンパウダーとぬか油で上昇している。また
、動脈硬化指数は、グリーンパウダーくぬか油〈根、脱
脂ぬか、胚乳、ぬか脱脂根、対照区の順に増加している
。嵩量は粗繊維の多い群(脱脂根、根)がおおむね増加
したが糞中トリグリセライドはグリーンパウダーが上昇
している。また、グリーンパウダーは血清総脂質。
肝総脂質、トリグリセライド、コレステロールも低い値
を示し、良好な結果を示している。このことからも、新
葉搾汁から得たグリーンパウダーは。
特に優れた抗高脂血症抑制物質を含んでいることが分る
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第23図は、抗高脂血症作用に関する各種
実験の結果を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハトムギの茎葉を有効成分として含有することを
    特徴とする脂質代謝改善機能を有する食品。
  2. (2)ハトムギの茎葉を圧搾して得られた搾汁を有効成
    分として含有することを特徴とする脂質代謝改善機能を
    有する食品。
  3. (3)ハトムギの茎葉を圧搾して得られた搾汁を、乾燥
    し、粉末状となしたことを特徴とする脂質代謝改善機能
    を有する食品。
JP63081612A 1988-04-01 1988-04-01 脂質代謝改善機能を有する食品 Pending JPH01252271A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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