JPH01250948A - 着色画像板とその製造方法 - Google Patents

着色画像板とその製造方法

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JPH01250948A
JPH01250948A JP63079793A JP7979388A JPH01250948A JP H01250948 A JPH01250948 A JP H01250948A JP 63079793 A JP63079793 A JP 63079793A JP 7979388 A JP7979388 A JP 7979388A JP H01250948 A JPH01250948 A JP H01250948A
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JP
Japan
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thin film
porous thin
transition metal
salt solution
colored image
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Pending
Application number
JP63079793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Masaki
正木 健一
Tatsuo Ishibashi
達男 石橋
Yoshinori Hirama
平間 義教
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Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01250948A publication Critical patent/JPH01250948A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/40Chemically transforming developed images
    • G03C5/46Toning

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、着色された画像板に関するものである。本発
明にかかる着色画像板は、各種表示や装飾などに用いる
のに適したものであって、特に表面の硬度、平滑性に優
れていることから液晶表示装置用カラーフィルターとし
て有用な着色画像板に関するものである。
〈従来の技術〉 従来の着色画像板の構成を説明するために液晶表示装置
用カラーフィルターを代表例として以下説明する。
液晶表示装置は、近年、卓上電子計算機、電子時計、計
測・計装機器、家庭用電子機器、音響機器等における表
示用として、多く使用されている。
特に最近は各種機器の周辺端末表示用として、さらに自
動車内における各種計器、電話機、テレビ受像機におけ
る表示用として、この液晶表示装置のカラー表示化に対
する要望が増加しつつある。
この要望に応えんとして、種々のカラー液晶表示装置が
提案されており、このうちあるものはすでに実用化され
ている。しかしながら、現在、提案されている液晶表示
方式はいずれもこれを使用する者の要望を十分に満足さ
せるには至ってはいないものであった。
従来、カラー表示をすることができる液晶表示装置に適
用されるカラーフィルターとしては次のようなものがあ
った。
A、透明基板上に水溶性高分子層(例えばゼラチン、カ
ゼイン等)を形成し、この水溶性高分子層を酸性染料で
染色したもの。
B、透明基板上に染色可能な樹脂層を形成し、この樹脂
層を酸性染料で染色したもの。
C0透明基板上にハロゲン化銀を分散したゼラチン等の
乳剤層を形成し、この乳剤層に発色現像法等の手法によ
り着色画像を形成したもの。等があった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前記した従来のカラーフィルターには次のよう
な欠点があった。
(1)透明基板上に形成される着色層は水溶性高分子層
、樹脂層あるいは乳剤層を染色したものであるため、表
面の硬度が低い。その結果、損傷が起こりやすく、取扱
いが困難である。
(2)透明基板上に各色毎に染色された複数の水溶性高
分子層、樹脂層あるいは乳剤層などが順次積層されてい
るため、表面に段差を生じる。その結果、配向不良を生
じる。
(3)染色される染料、あるいは発色現像法等により形
成される色素は有機物であり、さらにそれを保持する水
溶性高分子層、樹脂層あるいは乳剤層も有機物であるか
ら熱、光、湿気に対する耐性が劣る。その結果、耐久性
に欠ける。
本発明は表面の硬度と平滑性と耐性に優れた着色画像板
とその製造方法を得ることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、以上のような問題点を解決するために、次の
ような構成とした。すなわち、本発明に係る着色画像板
は、支持体1上に、ゾルゲル法によって無機酸化物より
なる透明な多孔性薄膜2が設けられ、該多孔性薄膜2の
微細孔3中に、写真現像処理することにより得られる銀
画像を赤血塩溶液処理および遷移金属塩溶液処理するこ
とによって生成される無機色素4を有することを特徴と
するものである。そして、本発明に係る着色画像板のの
製造方法は、支持体(1)上に、ゾルゲル法によって無
機酸化物よりなる透明な多孔性薄M(2)を設け、前記
多孔性薄膜(2)の微細孔(3)中に、ハロゲン化銀を
含有させ、露光、現像、赤血塩溶液処理、遷移金属塩溶
液処理の順からなる工程をn回(ただしn>0、nは整
数)だけ繰り返したのち、■露光、現像、赤血塩溶液処
理、遷移金属塩溶液処理、定着、水洗、乾燥の順からな
る工程あるいは ■露光、現像、定着、赤血塩溶液処理、遷移金属塩溶液
処理、水洗、乾燥の順からなる工程を行なうことによっ
て生成される無機色素(4)を含有させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
以下、図面を参照しながら、この発明の着色画像板をさ
らに詳しく説明する。
第1図、第2図は本発明の着色画像板の断面図である。
図面中、1は支持体、2は多孔性薄膜、3は微細孔、4
は無機色素、5はオーバーコート層をそれぞれ示す。
支持体1は多孔性薄膜2が形成可能な耐熱性を有する材
料である。例えば、ソーダガラス、ホウ珪酸ガラス、ア
ルミノ珪酸ガラス、合成石英ガラスなどの透明な基材を
用いる。才たは、セラミックなどの不透明な基材を用い
てもよい。
多孔性薄膜2は、無機酸化物よりなる透明な薄膜であり
、前記支持体1上にゾルゲル法によって形成される。こ
の多孔性薄膜2は、表面に多数の微細孔3を有し、この
微細孔3が色素画像を形成するための無機色素4を吸着
し保持する機能を有する。前記支持体1上に、透明な多
孔性薄膜2を形成させるには次のようにすればよい。す
なわち、一般式M (OR□>−(OR2) nXpY
(l−(1)(ただし、(1)式中Mはマグネシウム、
カルシウム、ジルコニウム、チタニウム、八ツニウム、
ゲルマニウム、イツトリウム、アルミニウム、ガリウム
、スズ、ケイ素からなる群より選ばれた少なくとも一つ
の元素、R1およびR2はそれぞれ水素原子、アルキル
基、アシル基を示し、それらは同一であっても異なって
いてもよく、X、Yはそれぞれ水素原子、塩素原子また
は水酸基を示し、それらは同一であっても異なっていて
もよく、m、n、p、qは0〜8の整数でありかつm 
十n + p + qはMの原子価に等しくなるように
とられる。)で表わされる化合物の水性液を前記支持体
1上に塗布する。一般式(1)で示される化合物の例と
しては、テトラエチルシリケート、アルミニウムトリイ
ソプロポキシド、チタンテトラブトキシド、ジルコニウ
ムテトラブトキシドあるいはこれらの部分加水分解物が
ある。この水性液とは必要量の水および塩酸、硫酸、硝
酸、酢酸などの加水分解の触媒、およびアルコールを含
むものである。この水性液を前記支持体1上に塗布する
方法には、バーコーティング法、ロールコーティング法
、スピンナーコーティング法、ディッピング法などの方
法がある。前記水性液を支持体1上に塗布したのち乾燥
し、300〜600℃の温度で加熱することにより透明
な多孔性薄膜2を得ることができる。形成された多孔性
薄膜2の膜厚は、1〜20μm程度とすることがよく、
好ましくは2〜12μm程度の膜厚がよい。
なぜなら、20μmより厚い場合は解像度が低下する。
また1μmより薄い場合は発色色素濃度が低くなり、し
たがって光学濃度が著しく低下するからである。このよ
うにして得られた多孔性薄膜2は、支持体1との密着性
がよく平滑性に優れ、しかも膜表面の硬度は高いもので
ある。なお、多孔性薄膜2の微細孔3の大きさは、平均
して0.1μm以下、多くの場合には0.05μm以下
であることが認められているので、表面の平滑性に影響
を及ぼすようなことはない。
前記多孔性薄膜2を着色するための無機色素4は、ハロ
ゲン化銀に所定のパターンを露光、現像、定着し、その
銀画像を赤血塩にて酸化し、黄血銀と黄血塩として、さ
らにこれを遷移金属塩溶液処理することによって生成さ
れるものである。
つぎに、前記赤血塩溶液処理、遷移金属塩溶液処理につ
いて説明する。
まず、支持体1上に設けられた多孔性薄膜2の微細孔3
中に、ハロゲン化銀を含有させるため、多孔性薄膜2を
硝酸銀10〜50重量%およびゼラチン0.1〜2.0
重量%を含む混合水溶液に1〜20分間接触させる。十
分脱液した後、これを塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カリウム、ヨウ
化ナトリウム、ヨウ化カリウムなどを単独あるいは混合
して用いたハロゲン化物水溶液に1〜30分間接触させ
る。このようにすることによって、微細孔3中にハロゲ
ン化銀、すなわち、塩化銀、臭化銀、ヨウ化銀もしくは
これらの混合物を形成沈着させる。その後、十分水洗し
乾燥させると多孔性薄膜2の微細孔3中に、ハロゲン化
銀が含有された感光性材料が得られる。さらに多孔性薄
膜2の微細孔3中に、ハロゲン化銀を含有する方法とし
て、この逆の順序、すなわち、多孔性薄膜2をハロゲン
化物水溶液に接触させた後、前記混合水溶液に接触させ
てもよいのは言うまでもない。
このようにして得られた感光性材料は通常のハロゲン化
銀写真材料の調色と同様に、以下の工程、すなわち露光
、現像、水洗、赤血塩溶液処理(漂白)、水洗、遷移金
属塩溶液処理(調色)、水洗、乾燥の各処理の順からな
る工程を0回(n≧0、nは整数)繰り返し行なったの
ち、最後に前記工程において現像、あるいは遷移金属塩
溶液処理後の水洗の後に未感光のハロゲン化銀を溶解除
去するための定着処理を行なうことによって、多孔性薄
膜2の微細孔3中にn+1種類の無機色素4が生成され
着色される。
以下、順を追ってこの各処理工程の具体的に説明する。
跋ず、発色させたいパターン形状を有するネガティブパ
ターンマスクを用意し、そのパターンを介して、前記感
光性材料を露光し、無機色素4を生成しない部分に選択
的に感光させる。
次に、露光された感光性材料に現像液を用いて現像処理
を施す。現像剤としては、一般に知られているハイドロ
キノン、パイロカテキノン、クロルハイドロキノン、ブ
ロムハイドロキノン、ピロガロール、パラフェニレンジ
アミン、ジメチルパラフェニレンジアミン、パラアミノ
フェノール、メトール、ニジノール、アミトール、アイ
コノゲン、グリシンなど、あるいはこれらの混合物に、
必要により反応調節添加剤としてたとえば無水炭酸ナト
リウム、水酸化ナトリウム、ホウ砂などを加えてもよい
。抑制剤としては、たとえば臭化カリウムなど、pH調
製剤としてたとえばリン酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナト
リウムなどを加えてもよい。定着剤としては、一般に知
られているハロゲン化銀の溶剤、たとえばチオ硫酸ナト
リウム、シアン化カリウム、チオシアン酸アンモニウム
、チオシアン酸アルミニウム、チオ尿素、チオシアン酸
法 酸カリウム、亜硫酸ナトリウムなどを用い、pH調製剤
としてたとえば氷酢酸などを加えてもよい。
また、現像の進行を速やかに停止し、定着液の疲労を防
ぎ、寿命を長くして、定着ムラや汚染を防止するために
、現像浴と定着浴の間に停止浴を設けてもよい。最後に
水洗、乾燥を行なう。
このようにして、金属銀による画像が形成された前記感
光性材料を、赤血塩溶液を主体とした漂白液にて処理し
て銀画像を酸化し黄血銀とし、次いで、遷移金属塩溶液
を主体とした調色液にて処理して黄血銀の銀イオンとこ
の遷移金属イオンとを置換させるか、あるいは赤血塩と
遷移金属塩を含む混合溶液を主体とした漂白調色液で処
理して銀画像を同様に置換させて、無機色素である遷移
金属黄血塩が微細孔中に生成されるのである。
赤血塩(漂白剤)としては、フェリシアン化カリウム、
フェリシアン化ナトリウム、フェリシアン化アンモニウ
ム、フェリシアン化リチウム等を単独あるいは混合物と
して用いる。この場合のpH調製剤として、アンモニア
、水酸化アルカリ、有機酸アルカリ、リン酸アルカリ、
塩酸、酢酸等を用いる。
遷移金属塩(調色剤)として塩化第2鉄、硫酸銅、硝酸
ウラニル、硝酸鉛、硝酸コバルト、硝酸ニッケル、硫酸
ニッケル、塩化モリブデン、塩化   。
バナジウム等を用いる。
また、別に露光→現像→(停止)→水洗→漂白→水洗→
調色→水洗→定着→水洗→乾燥というプロセスを採るこ
とも可能である。すなわち、調色後定着を行なうことに
より多孔性薄膜2の微細孔中に還元されずに残っている
未感光部分のハロゲン化銀を可溶性とし、水洗によって
溶解除去するのである。したがって、このプロセスを採
れば、複数の露光パターンを用いて露光、現像、停止、
水洗、漂白、水洗、調色、水洗、乾燥の順番がらなる工
程を複数回繰り返したのち、最後に定着を行なって水洗
、乾燥をすれば、複数色からなるマルチカラー画像を得
ることができる。
また、色素粒子が形成された微細孔3を封孔するために
前記多孔性薄膜2上に透明な合成樹脂等によってなるオ
ーバーコート層5を形成することによって、色素粒子の
拡散散逸、温湿度による退色を改善できる。さらに、オ
ーバーコート層5中に紫外線吸収剤を混入することによ
って、耐光性を向上することができるなど、色素画像の
保存性をさらに向上させることができる。この透明なオ
ーバーコート層5としては、例えばアクリル系、エステ
ル系、メラミン系の樹脂の単品あるいは混合タイプを使
用することができる。そのなかに混入する紫外線吸収剤
としてはベンゾフェノン系あるいはトリアゾル系を用い
る。
〈作用〉 このようにして得られた着色画像板は、以下に示すよう
に従来技術の問題点を解消するのである。
ゾルゲル法により得られた無機酸化物よりなる透明な多
孔性薄膜2は、表面硬度が鉛筆硬度で5H以上(500
g荷重)程度であり、非常に高い値であることがわかる
。したがって、該多孔性薄膜2中に含有されたハロゲン
化銀および該多孔性薄膜2中に形成された色素画像も無
機酸化物に保護されているため、表面硬度が高くなり、
耐擦傷性が向上する。
また、無機色素による着色画像は、多孔性薄膜2の内部
に含有形成されるため、表面平滑性の優れたものとなる
そのうえ、本発明の着色画像は、無機化合物の色素より
なるため、発色現像法等による有機色素の画像に比べて
耐熱性、耐候性等に優れる。しかも、この無機色素が、
従来の有機物よりなる着色層に比べて表面特性の優れた
無機酸化物中に含有される。したがって、その相乗効果
によって色素画像の耐久性が特に良好となる。
さらに、複数の異なるパターンとそれに対応した異なる
色を呈する調色剤を用いて上記の各工程を繰り返すこと
のよってマルチカラー画像を得ることができる。
そしてさらに、多孔性薄膜2の微細孔3の大きさは、平
均して0.1μm以下、多くの場合には0.05μm以
下であることが認められているので、該微細孔3中に含
有されたハロゲン化銀結晶の大きさは微細孔3の大きさ
程度に限定されるため、現像処理によって得らる無機色
素粒子も微粒子となり画像は高鮮鋭度のものとなる。
〈実施例〉 実施例1 アルミニウムイソプロポキシド2.0gをイソプロピル
アルコール50m1に溶解させた後、IN酢酸水溶液1
1を加え、50℃で1時間撹拌し、加水分解を行なった
。得られたゾル液を1.1mm厚のソーダガラス上にバ
ーコーティング法により塗布し、3時間風乾後、500
℃で1時間加熱した。得られた多孔性薄膜基板を次に示
す処理液1および2を用いて暗室内で処理したのち乾燥
を行なった。
処理液1 硝酸銀         25g ゼラチン       0.3g 重クロム酸カリウム  0.01g 濃硝酸        0.5ml 水               100m l処理液
2 臭化カリウム       4g 重クロム酸カリウム   4g 水               100m1まず、基
板を25℃に保った処理液1に5分間浸漬し、引き上げ
た後、基板上に余分に付いた液を拭き取り、暗室内で風
乾した。次に、この基板を25℃に保った処理液2に1
0分間浸漬し、引き上げた後、余分に付いた液を拭き取
り、水洗の後暗室内で風乾し、感光性材料を得た。次に
、その感光性材料を適当なネガティブパターンマスクあ
るいはポジティブパターンマスクにて露光し、下記の組
成の現像液、停止液、定着液を用いて処理をして銀画像
を得た。各処理時間は、現像5分、停止30秒、定着1
0分、水洗20分であった。
次に漂白液に15分間浸漬後30分間水洗を行い、その
後下記の組成の調色液に5分間浸漬後、さらに30分間
水洗を行なって、乾燥し、青色画像を得た。
以下に現像液、停止液、定着液、漂白液、調色液の処方
を示す。
現像液 メトール             3.1gハイドロ
キノン          12.5 g硫酸ナトリウ
ム          45.5g炭酸ナトリウム(−
水塩)      67.5g臭化カリウム     
       1.9g水を加えて10100Oにする
停止液 氷酢酸               15m1水  
                     1000
+nl定着液 温水                500m1チオ
硫酸ナトリウム(結晶)      240 g亜硫酸
ナトリウム           3g氷酢酸    
           5ml硫酸カリウムアルミニウ
ム       3g水を加えて1000m lにする
漂白液 フェリシアン化アンモニウム     10gアンモニ
ア             10m l水     
                 200m l調色
液 塩化第2鉄             1g35%塩酸
                  4ml水   
                   200m1実
施例2 実施例1と同様に現像、停止、定着、水洗後、下記処方
の漂白液に15分間浸漬し、30分間水洗し、その後下
記処方の調色液に5分間浸漬後さらに30分間水洗を行
なって、乾燥後、青緑色の着色画像を得な。
処理処方 漂白液 硫酸ニッケル            5g60%硝酸
                  1滴フェリシア
ン化カリウム       2gクエン酸カリウム  
        15g水             
          200m1調色液 硫酸鉄アンモニウム         2g35%塩酸
                  2n+1水  
                    200m 
l実施例3 実施例1と同様に現像、停止、定着、水洗後下記処方の
調色液に10分間浸漬して、30分間水洗して乾燥後、
赤紫色の着色画像を得た。
漂白調色液 10%シ笠つ酸カリウム水溶液     10m110
%硫酸銅水溶液          4mlフェリシア
ン化カリウムと フェリシアン化アンモニウムの 等モル混合物10%水溶液       3m110%
酢酸                 3ml水  
                     80m 
l実施例4 実施例1と同様に現像、停止、定着、水洗後、下記処方
漂白液を用いて10分間浸漬、漂白した後、30分間水
洗し、下記の調色液に10分間浸漬後、さらに30分間
水洗を行なって、乾燥後青緑色の着色画像を得た。
処理処方 漂白液 A液 硝酸ニッケル        10gクエン酸カ
リウム       30g水           
       200m1B液 フェリシアン化カリウ
ム    4g水                 
 100m1使用直前にA液り0部十B液10部+10
%稀硝酸1部を混合する。
調色液 35%塩酸                  4m
l硫酸鉄アンモニウム         4g水   
                    200m 
l実施例5 実施例1と同様に現像、停止、定着、水洗後、下記漂白
液にて漂白、水洗後、重クロム酸カリウム0.5%液に
10分間浸漬後、硝酸1%水溶液にて濯ぎ、チオ硫酸ナ
トリウム1%水溶液に浸漬し、水洗、乾燥後黄色の着色
画像を得た。
漂白液 7%硝酸鉛              50m11.
4%フェリシアン化ナトリウム    60m1氷酢酸
               1ml実施例6 パターン■を露光後、現像、停止、水洗を行ない、銀画
像を実施例1の漂白、調色の方法により処理し、パター
ン■に対応した青緑色の着色画像を得る。
上記感光性材料を水洗、乾燥後、パターン■とは異なる
パターン■を露光後、現像、停止、水洗を行ない、銀画
像を実施例3の漂白、調色の方法によりパターン■に対
応した赤紫色画像を得た。
最後に定着し、未露光部のハロゲン化銀を除去した後、
水洗、乾燥を行なった。
結果的に、青緑色と赤紫色よりなるマルチカラーの着色
画像を得た。
〈発明の効果〉 本発明の着色画像板は以上のような構成であるから、次
のような効果を有する。
本発明は、支持体上に形成された無機酸化物よりなる多
孔性薄膜中に、調色法を用いることによって無機色素が
生成されるものであるがら、無機色素が無機酸化物に保
護される。よって、従来のものに比べて高い表面硬度を
持つ着色画像板が得られ、液晶表示用カラーフィルター
などとして用いる場合には損傷しにくいので取り扱いが
容易になる。
また、単一被膜内に、色素画像を形成するので表面を平
坦にできる。よって、多孔性薄膜の平滑性を損なうこと
なく着色でき、液晶表示装置などに組み込んだ場合、表
面段差による配向不良もなくなる。
また、本発明は、無機酸化物よりなる透明多孔性薄膜中
に無機物よりなる色素を含有させたものであるから耐熱
性、耐光性、耐湿性が向上し、耐久性に優れた着色画像
を得ることができる。
したがって本発明の着色画像板は各種デイスプレィ用と
して、各種の産業方面において広く用いられるものであ
り、本発明の効果は絶大なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の着色画像板の模式的拡大断面図、第2
図は本発明の着色画像板の他の態様を示す模式的拡大断
面図を示す。 1・・・支持体、2・・・多孔性薄膜、3・・・微細孔
、4・・・無機色素、4A・・・色素画像■、4B・・
・色素画像■、5・・・オーバーコート層。 特許出願人 日本写真印刷株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体(1)上に、ゾルゲル法によつて無機酸化物
    よりなる透明な多孔性薄膜(2)が設けられ、前記多孔
    性薄膜(2)の微細孔(3)中に、写真現像処理するこ
    とにより得られる銀画像を赤血塩溶液処理および遷移金
    属塩溶液処理することによって生成される無機色素(4
    )を有することを特徴とする着色画像板。 2、前記多孔性薄膜(2)が、一般式 M(OR_1)_m(OR_2)_nX_pY_q・・
    ・(1)(ただし、(1)式中Mはマグネシウム、カル
    シウム、ジルコニウム、チタニウム、ハフニウム、ゲル
    マニウム、イットリウム、アルミニウム、ガリウム、ス
    ズ、ケイ素からなる群より選ばれた少なくとも一つの元
    素、R_1およびR_2はそれぞれ水素原子、アルキル
    基、アシル基を示し、それらは同一であっても異なって
    いてもよく、X、Yはそれぞれ水素原子、塩素原子また
    は水酸基を示し、それらは同一であっても異なっていて
    もよく、m、n、p、qは0〜8の整数でありかつm+
    n+p+qはMの原子価に等しくなるようにとられる。 )で表わされる化合物の水性液を塗布し加熱することに
    より支持体(1)上に形成されたものであることを特徴
    とする請求項1に記載の着色画像板。 3、微細孔(3)中に無機色素(4)を有する多孔性薄
    膜(2)上にオーバーコート層(5)が形成されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の着色画像板。 4、支持体(1)上に、無機酸化物よりなる透明な多孔
    性薄膜(2)をゾルゲル法によつて設け、前記多孔性薄
    膜(2)の微細孔(3)中に、ハロゲン化銀を含有させ
    たのち、露光、現像、赤血塩溶液処理、遷移金属塩溶液
    処理の順からなる工程をn回(ただしn≧0、nは整数
    )だけ繰り返したのち、[1]露光、現像、赤血塩溶液
    処理、遷移金属塩溶液処理、定着、水洗、乾燥の順から
    なる工程あるいは [2]露光、現像、定着、赤血塩溶液処理、遷移金属塩
    溶液処理、水洗、乾燥の順からなる工程を行なうことに
    よって生成される無機色素(4)を含有させることを特
    徴とする着色画像板の製造方法。 5、赤血塩溶液処理および遷移金属塩溶液処理の工程を
    、赤血塩と遷移金属塩の混合溶液を用いることにより一
    浴で行なうことによって前記多孔性薄膜(2)の微細孔
    (3)中に無機色素(4)を生成させことを特徴とする
    請求項4に記載の着色画像板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06130214A (ja) * 1992-10-12 1994-05-13 Nissha Printing Co Ltd 液晶用ガラス基板、tft液晶用カラーフィルター、プロジェクション用tft液晶表示装置、カラーtft液晶表示装置

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JPS5126108A (ja) * 1974-08-24 1976-03-03 Kuranosuke Ito Sukuriinkankomaku
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