JPH01249726A - カンキツ類の緑色乾燥物 - Google Patents
カンキツ類の緑色乾燥物Info
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- JPH01249726A JPH01249726A JP63078555A JP7855588A JPH01249726A JP H01249726 A JPH01249726 A JP H01249726A JP 63078555 A JP63078555 A JP 63078555A JP 7855588 A JP7855588 A JP 7855588A JP H01249726 A JPH01249726 A JP H01249726A
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- Japan
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- dried
- citrus fruits
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Landscapes
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔イ〕産業上の利用分野
本発明はカンキツ類の未熟果実を温風を用いて短時間で
乾燥することにより、有効成分を多く含む医薬原料を供
給することを目的としたものである。
乾燥することにより、有効成分を多く含む医薬原料を供
給することを目的としたものである。
〔旧従来の技術とその問題点
従来、夏ミカン、温州ミカンその池のカンキツ類の未熟
果実をそのままあるいは半切りにして天日乾燥したもの
はキジツと呼はれ、漢方製剤の製造原料として用いられ
てきた。そして、黄褐色及全褐色を呈し、気味が殆んと
ないものが良品とみなされてきた。しかし。
果実をそのままあるいは半切りにして天日乾燥したもの
はキジツと呼はれ、漢方製剤の製造原料として用いられ
てきた。そして、黄褐色及全褐色を呈し、気味が殆んと
ないものが良品とみなされてきた。しかし。
化学分析の結果、従来法では有効成分のフラボノイド配
糖配糖体が加水分解を受けて減少することが明らかとな
り、また天候の具合によっては製品が生乾きとなりカビ
が生えることが多かった。ざらにこれは生薬全般にいえ
ることであるが、保存中に虫が発生するという問題点が
あった。しかしながら、天日乾燥が優れるという従来の
考え方に縛られ、新しい乾燥法はこれまで検討されなか
ったのである。
糖配糖体が加水分解を受けて減少することが明らかとな
り、また天候の具合によっては製品が生乾きとなりカビ
が生えることが多かった。ざらにこれは生薬全般にいえ
ることであるが、保存中に虫が発生するという問題点が
あった。しかしながら、天日乾燥が優れるという従来の
考え方に縛られ、新しい乾燥法はこれまで検討されなか
ったのである。
〔ハ〕問題点を解決するための手段
これらの問題点は、カンキツ類の未熟果実をそのままあ
るいは半切りもしくは薄切りにし温風乾燥して得られる
本発明の乾燥物によって解決された。
るいは半切りもしくは薄切りにし温風乾燥して得られる
本発明の乾燥物によって解決された。
本発明′で原料として使用されるカンキツ類には特に限
定はないが、好ましい例としてハツサク、アマナツ、タ
ノウラ、ナツダイダイ。
定はないが、好ましい例としてハツサク、アマナツ、タ
ノウラ、ナツダイダイ。
ランシュウ等があげられる。
本発明の乾燥物は、カンキツ類の未熟果実をそのまま、
あるいは大きざにより適宜半切りもしくは薄切りにし、
これに、５０°Ｃ以下、好ましくは３０−４０’ Ｃの
風を通し、乾燥することによって製造される。風量及び
送風時間は果実の乾燥程度をみながら適宜決定されるが
。
あるいは大きざにより適宜半切りもしくは薄切りにし、
これに、５０°Ｃ以下、好ましくは３０−４０’ Ｃの
風を通し、乾燥することによって製造される。風量及び
送風時間は果実の乾燥程度をみながら適宜決定されるが
。
通常３０３０−４Ｏ／ｍｉｎで３０−４０時間である。
〔二〕実施例
次に具体例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
実施例１
カンキツ類未熟果実３種（アマナツツハツサク、タノウ
ラ）の直径３−４ｃｍのもの３０Ｋｇを半切りにし、温
度を４０°Ｃ以下に保ちながら温風（３０ｍ３／ｍ１ｎ
）を２４時間通過させて大部分の水を蒸発させ、ついて
空気の半量を循環させながら１２時間、空気の全量を循
環させて２４時間以上乾燥した。収量はそれぞれ２９．
３．２５−１゜２８．０％で２表皮の色は濃い緑色を呈
した。
ラ）の直径３−４ｃｍのもの３０Ｋｇを半切りにし、温
度を４０°Ｃ以下に保ちながら温風（３０ｍ３／ｍ１ｎ
）を２４時間通過させて大部分の水を蒸発させ、ついて
空気の半量を循環させながら１２時間、空気の全量を循
環させて２４時間以上乾燥した。収量はそれぞれ２９．
３．２５−１゜２８．０％で２表皮の色は濃い緑色を呈
した。
別に同一試料について天日乾燥を行ったところ、乾燥に
１５日以上を要し、製品はいずれも褐色となった。
１５日以上を要し、製品はいずれも褐色となった。
以下に各製品のフラボノイド含量についてのデータを示
す。
す。
果実 温風乾燥品 天日乾燥品 ゛含ｆ
ｆ１（％） Ｎａｒ Ｈｅｓ Ｎｅｏ Ｎ
ａｒ Ｈｅｓ Ｎｅ。
ｆ１（％） Ｎａｒ Ｈｅｓ Ｎｅｏ Ｎ
ａｒ Ｈｅｓ Ｎｅ。
アマナラ １３．３ ０．７ ３．２ ９．０ ０．
３ １．３ハツサク ９．７ １．４ ４．０ ７
．３ ０．６ ２．０タノウラ １０．０ ０．５
３．２ ８．７ ０．２ １．０Ｎａｒ；ナリンＸシ
、 Ｈｅｓ；ヘスベリジンｓ Ｎｅｏ；ネオヘスベ
リジン実施例２ ウンシュウ、カラタチの各品種みかん直径２−４ｃｍの
もの２０Ｋｇを半切りにし、温度を５０’Ｃ以下に保ち
ながら温風 （２５ｍ３／ｍ１ｎ）を３００時間通過せ
て大部分の水分を蒸発させ、ついて空気の半量を循環さ
せながら１５時間、空気の全量を循環させて４０時間乾
燥した。収量はそれぞれ１６．２．２６．０％で８表皮
の色は濃い緑色を呈した。別に同一試料について天日乾
燥を行ったところ、乾燥に１５日以上を要し、！！品は
いずれも黄褐色となった。
３ １．３ハツサク ９．７ １．４ ４．０ ７
．３ ０．６ ２．０タノウラ １０．０ ０．５
３．２ ８．７ ０．２ １．０Ｎａｒ；ナリンＸシ
、 Ｈｅｓ；ヘスベリジンｓ Ｎｅｏ；ネオヘスベ
リジン実施例２ ウンシュウ、カラタチの各品種みかん直径２−４ｃｍの
もの２０Ｋｇを半切りにし、温度を５０’Ｃ以下に保ち
ながら温風 （２５ｍ３／ｍ１ｎ）を３００時間通過せ
て大部分の水分を蒸発させ、ついて空気の半量を循環さ
せながら１５時間、空気の全量を循環させて４０時間乾
燥した。収量はそれぞれ１６．２．２６．０％で８表皮
の色は濃い緑色を呈した。別に同一試料について天日乾
燥を行ったところ、乾燥に１５日以上を要し、！！品は
いずれも黄褐色となった。
以下に各製品のフラボノイド含量についてのデータを示
す。
す。
名称 温風乾燥品 天日乾燥品含ｆｆ１
（ｃＡ） Ｎａｒ Ｈｅｓ Ｎｅｏ Ｎａ
ｒ Ｈｅｓ Ｎｅ。
（ｃＡ） Ｎａｒ Ｈｅｓ Ｎｅｏ Ｎａ
ｒ Ｈｅｓ Ｎｅ。
カラタチ １．１ − − ０．７− −ラン
シュウ −５−９−−３，７ Ｎａｒ；ナリン（ン、 Ｈｅｓ；ベスペリジン＊
Ｎｅｏ；ネオヘスベリジン実施例３ アマナツツハツサクの直径５−１０ｃｍのもの２０Ｋｇ
を厚さ約１ｃｍの薄切りにし、温度を５０’Ｃ以下に保
ちながら温風 （３０ｍ３／ｍ１ｎ）を３００時間通過
せて大部分の水分を蒸発させ、ついで空気の半量を循環
させながら１５時間、空気の全量を循環させて４０時間
乾燥した。収量はそれぞれ１５．２．１６．８％で９表
皮の色は濃い緑色を呈し、内容物 〔砂じよう〕は容易
に剥離した。
シュウ −５−９−−３，７ Ｎａｒ；ナリン（ン、 Ｈｅｓ；ベスペリジン＊
Ｎｅｏ；ネオヘスベリジン実施例３ アマナツツハツサクの直径５−１０ｃｍのもの２０Ｋｇ
を厚さ約１ｃｍの薄切りにし、温度を５０’Ｃ以下に保
ちながら温風 （３０ｍ３／ｍ１ｎ）を３００時間通過
せて大部分の水分を蒸発させ、ついで空気の半量を循環
させながら１５時間、空気の全量を循環させて４０時間
乾燥した。収量はそれぞれ１５．２．１６．８％で９表
皮の色は濃い緑色を呈し、内容物 〔砂じよう〕は容易
に剥離した。
〔ネ〕発明の効果
以上のような方法で製造したカンキツ類各種の未熟果実
の表皮は緑色で著しく堅く、こうばしい香りを示した。
の表皮は緑色で著しく堅く、こうばしい香りを示した。
半切り薄切り共砂じよう内容物は乾燥して縮むが、内果
皮部の隔壁が硬度を保ったまま残るため、断面は放射状
の模様を呈した。また薄切りでは、乾燥した砂じよう内
容物が容易に剥離した。
皮部の隔壁が硬度を保ったまま残るため、断面は放射状
の模様を呈した。また薄切りでは、乾燥した砂じよう内
容物が容易に剥離した。
氷晶の芳香成分は、 Ｂスクロマトクラフィ−マスλベ
クトロメトリーの結果より常成分の精油のみではなく新
たにに生成した物質を含んでいるものと推定された。
クトロメトリーの結果より常成分の精油のみではなく新
たにに生成した物質を含んでいるものと推定された。
また、温風乾燥品では、有効成分のフラボノイド配糖体
含量は天日乾燥品の１．４倍以上となった。
含量は天日乾燥品の１．４倍以上となった。
さらに、製品を温度８°Ｃ以下に調節した保冷庫に２箇
月保存すると、天日乾燥したランシュウは果肉部分に虫
が発生したが、温風乾燥品は４箇月保存後も虫の発生は
認められなかった。
月保存すると、天日乾燥したランシュウは果肉部分に虫
が発生したが、温風乾燥品は４箇月保存後も虫の発生は
認められなかった。
これまで、キジツの品質に関して、なるべく原石て２色
は暗褐色で気味の弱いものが良品であると言われてきた
。しかし、これは、近代的乾燥技術の無かった千年以上
昔の文献を基本にして論じられているものであり、現代
科学の成果に基づき変更されなければならない。
は暗褐色で気味の弱いものが良品であると言われてきた
。しかし、これは、近代的乾燥技術の無かった千年以上
昔の文献を基本にして論じられているものであり、現代
科学の成果に基づき変更されなければならない。
すなわち９本発明の乾燥物は物性面で多くの特長を有し
、新たな医薬資源となるのみなららず、安定した品質の
新素材の供給を通じて伝統医学の近代化に役立つもので
ある。
、新たな医薬資源となるのみなららず、安定した品質の
新素材の供給を通じて伝統医学の近代化に役立つもので
ある。
Claims (1)
- カンキツ類の未熟果実をそのままあるいは半切りもしく
は薄切りにし温風乾燥して得た表皮が濃い緑色を呈する
乾燥物
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63078555A JPH01249726A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | カンキツ類の緑色乾燥物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63078555A JPH01249726A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | カンキツ類の緑色乾燥物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01249726A true JPH01249726A (ja) | 1989-10-05 |
Family
ID=13665161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63078555A Pending JPH01249726A (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | カンキツ類の緑色乾燥物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01249726A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005132792A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Univ Kinki | 抗掻痒剤 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110272A (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-15 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 朝鮮人参茶の製造方法 |
| JPS6279760A (ja) * | 1985-10-03 | 1987-04-13 | Tomio Ishizaki | しそ茶 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP63078555A patent/JPH01249726A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60110272A (ja) * | 1983-11-21 | 1985-06-15 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 朝鮮人参茶の製造方法 |
| JPS6279760A (ja) * | 1985-10-03 | 1987-04-13 | Tomio Ishizaki | しそ茶 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005132792A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-26 | Univ Kinki | 抗掻痒剤 |
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