JPH01248995A - 可変速誘導電動機 - Google Patents

可変速誘導電動機

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JPH01248995A
JPH01248995A JP63077636A JP7763688A JPH01248995A JP H01248995 A JPH01248995 A JP H01248995A JP 63077636 A JP63077636 A JP 63077636A JP 7763688 A JP7763688 A JP 7763688A JP H01248995 A JPH01248995 A JP H01248995A
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Toshihiko Satake
佐竹 利彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トルク特性および効率が良く速度制御が容易
な可変速誘導電動機に関する。
従来技術とその問題点 誘導電動機の速度を制御する方法の一つとして電源周波
数を変える方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な
速度制御が可能である半面、この方法で必要とする周波
数変換装置を高価とし、また周波数変換装置により交流
を直流に変換して再度交流に変換する過程において一般
に高調波および電波が発生し、これらによってコンピュ
ーター、その地名種電気制am器の誤動作あるいはコン
デンサーの過熱等の障害を招くことがあり、このうち高
調波障害に対しては、フィルターを設置することにより
対策を講じることもできるが、フィルターの設置にはコ
ストがかかる。また低速時において一般に性能が不十分
となる等の欠点を有するものである。
また、電動機の極数を変えて速度を制御する方法は、極
数の変換によって段階的に速度を変えることができても
、無段階的に滑かな速度制御をすることができない欠点
がある。
また、電源の電圧を変えて速度を制御する方法では、速
度制御が連続的に行える半面特に低速度領域において効
率が悪くなる欠点がある。
そして巻線型電動機において二次抵抗を変化させすべり
を変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的な
速度制御が可能である半面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子巻線回路へ抵抗を挿入するために
、ブラシの消耗による保守点検を必要とし、また、かご
形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行う
ことができない問題点がある。
上記問題点に対処するものとして、例えば、特開昭54
−29005号公報にその技術が開示されている。この
ものは、2組の回転子鉄心に対向してそれぞれ独立する
固定子巻線を有する2組の固定子と、2組の回転子鉄心
に跨って共通に設置され、かつ両端にてそれぞれ短絡環
を介して相互間を短絡したかご形導体と、2組の回転子
鉄心間におけるかご形導体の中央箇所にてかご形導体の
相互間を短絡する高抵抗体とを備え、始動時には各組固
定子巻線の相互間の位相を180°ずらせ、始動後の運
転時には位相を合わせて給電する双鉄心かご彫型動機で
あるが、始動時に固定子巻線の相互間の位相を180°
ずらすことにより始動トルクを大にして始動特性を向上
し、運転時には固定子巻線の相互間の位相を合わせて通
常のトルク特性で運転できる点に特徴を有するものであ
る。したがって、始動性を向上する効果は認められたと
しても、この電動機は可変速電動機ではないから変速を
必要とする負荷の動力源として使用することができない
ものである。
なお、上記特開昭54−29005号公報において、起
動時から運転時への移行に際し、トルクの急激な変動に
よるショックを緩和する目的により瞬間的に固定子巻線
の相互の給電回路を直列接続の中間ステップを設けるこ
とも1例にあるが、この場合は、回転磁界の位相のずれ
が0°と 180°の両時点のみに限定されるもので変
速目的のものではない。しかも直列に切り換えたことに
より固定子に加わる電圧は半減されるのでトルクは1/
4に減殺されることも相俟って変速制御が全く不可能に
なることは、この公報に開示する要旨が変速を目的とし
ないことからも明白なところである。
要するに特開昭54−29005号公報のものは、仮に
「固定子巻線を給電回路に対して直列接続と並列接続と
に切り換える中間ステップ」云々とあるが、この直列接
続は変速目的には全く用をなさない接続に過ぎない。
また、特開昭49−86807号公報に提案されている
ものは、多相巻線とかご形ロータとを備えたステータを
有する非同期電気モータであって伝導バー、短絡回路端
点および強磁積層からなるものにおいて、ステータは第
一と第二の巻線区分からなり、これらの区分は相互にお
よびロータの異なる部分に隣接して共軸状に配置され、
かつ同じ周波数の交流を供給されることができ、また第
二巻線区間によりロータの巻線に誘導される起電力を変
化する手段を設けた非周期電気モータであるが、このも
のは、機械的あるいは電気的手段により、2個のステー
ター区分間の位相差を設けて一応回転速度を変えること
ができるものではあるが、2個のステーター区分間の位
相角が同相のときを除いてトルクが小さく、負荷が掛か
ると直ちに運転が停止する欠陥を持つ実用に全く供しな
いものであり、負荷を連結した状態において、起動・停
止を頻繁に反復する動力源として運転することのできな
い重大な問題点を未解決とするものであった。
発明の目的 本発明は、上記従来技術の欠点を改善するためのもので
、速度制御領域を広範囲に且つその速度制御を無段階的
として任意の所望速度に設定できると共に、任意のトル
クで起動させることができ、また起動点から最高回転速
度までの全速度領域に亘り、トルク特性と効率の優れた
可変速誘導電動機を提供することにある。
なお、本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相電
源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご形
、二重かご形、深溝かご形。
特殊かご形2巻線形等のいずれの形式のものにも適用で
きるものであり、本発明の説明に用いる導体とは、かご
形回転子コアに装設した導体、および巻線形回転子コア
に巻装した巻線のそれぞれを総称するものである。
問題点を解決するための手段 上記技術的課題を達成するために、本発明は、複数個の
回転子コアのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞ
れを連結して一体的な回転子に形成し、前記複数個の回
転子コア間において、前記複数個の導体を抵抗材によっ
て連結し、前記複数個の回転子コアに対峙する外周部に
複数個の固定子を機枠に並設し、前記複数個の固定子と
対峙しない前記複数個の回転子コアにおいて、前記複数
個の導体のそれぞれを抵抗材を介して短絡すると共に、
前記複数個の固定子のそれぞれに巻装した巻線のそれぞ
れを直列に連結し、前記複数個の固定子のうち、少なく
とも1個の固定子に関連して前記複数個の固定子のうち
いずれか一方の固定子に対峙する回転子導体部分に誘起
する電圧と他方の固定子に対峙する前記回転子の対応す
る導体部分に誘起する電圧との間に位相差を生じさせる
電圧移相装置を設けた電動機において、前記抵抗材の固
定子側がらみた抵抗値を前記回転子導体の固定子側がら
みた抵抗値で除した値を25より小さくしたことにより
解決の手段とした。
作  用 本発明は、任意手段により、それぞれの固定子間に生起
する回転磁界の磁束に位相のずれを生じさせると、磁束
の位相のずれに応じて回転子導体に誘起する合成電圧が
変化し、回転子導体に誘起する合成電圧を増減制御して
回転子の回転速度を任意に変えることができる。
ところで、複数個の回転子コアに装設した複数個の導体
を回転子コア間において抵抗材を介して短絡した構成と
複数個の固定子の巻線を直列に連結した構成とにより、
前記位相のずれに応じて前記抵抗材に電流が流れて大き
なトルクを出すことができるとともに、前記抵抗材の固
定子側からみた抵抗値を前記回転子導体の固定子側から
みた抵抗値で除した除を25より小さくすれば標準的な
負荷である定トルク特性の負荷に対して不安定領域のな
い安定した速度調節ができるという新しい事実を解明し
た。
この結果、前記位相のずれの大きさを操作することによ
り、トルクを安定的にかつ広範囲の変速が可能となった
のである。
なお、本発明においては、巻線形の回転子を有し、ブラ
シとスップリングを介して外部に抵抗材を設けて2次抵
抗を変化させてすべりを変えて変速する可変速誘導電動
機とは構成と特性が全く異なる。すなわち、前記巻線形
回転子を有し、ブラシとスリップリングを介して外部に
設けた抵抗材の1イ抗埴を変化させる方式のものは抵抗
は回転子導体に直列にそう人されるのでいわゆる比例推
移の原理が成立するから本発明の可変速誘導電動機にお
いては抵抗材は回転子導体に並列的にそう人されトルク
特性は前記の巻線形の二次抵抗調節形のものとは異なる
実施例 本発明の実施例を第1図〜第19図に基づき説明する。
第1図〜第4図により本発明の一実施例を説明する。(
第1図、第3図参照)示す符号1は誘導電動機であり、
該誘導電動機1は以下のように構成しである。鉄心から
なる回転子コア2゜3を任意の間隔を設けて回転子軸4
に装着し、回転子コア2,3間に非磁性体コア9を介設
しである。回転子コア2.3に装設した複数個の導体5
・・・のそれぞれを直列に連結して一体的な回転子8を
形成し、その直列に連結した複数個の導体5・・・の両
端部を短絡環6.7に連結しである。また回転子コア2
.3.9に回転子8の両側部10.11に連絡する複数
個の通風胴12・・・を設け、通風胴12・・・から直
交状に回転子8の外周部に貫通する複数個の通気孔13
・・・を穿設しである。回転子8は回転子コア2.3間
の非磁性体コア9部において、複数個の導体5・・・の
それぞれを任意のベクトルの差の電流が流れると通電す
る連結材としてニクロム線、炭素混入鋼9通電性セラミ
ック等の抵抗材r・・・を介して短絡しである。(第1
図、第2図参照)円筒状の機枠14の両側部に設けた軸
受盤15゜16を連結棒17・・・にナツト18・・・
留めして一体的に組付け、回転子8の両側部に冷却用翼
車19.20を装着し、回転子軸4の両端部を軸受盤1
5.16に嵌装した軸受21.21に軸支し、回転子4
を回転自在としである。
前記のように回転子コア2.3間を非磁性体で構成する
ことは漏れリアクタンスの減少によるトルク特性の向上
、および効率の向上の他に前記抵抗材および前記回転子
コア2.3間の強度の向上にも貢献する。
回転子コア2,3に対峙する外側部に巻線22.23を
施した第1固定子24と第2固定子25を機枠14に並
設し、機枠14と第1固定子24.第2固定子25との
間にすべり軸受26.27を装設し、すべり軸受26.
27を機枠14に嵌装したストップリング28・・・に
よって固定し、第1固定子24と第2固定子25の一側
外周面にギヤー33A、33Bを嵌着しである。(第2
図、第3図参照)機枠14の外周部に固設したパルスモ
ータ−35に駆動用歯車36を軸着し、機枠14の外側
部に装着した軸受台32に中継軸29を回転自在に軸架
し、中継軸29の両端部に中継用歯車30と回動用歯車
31とを軸着し、機枠14に設けた開口部37.37か
ら駆動用歯車36と回動用歯車31とを機枠14内に挿
入し、回動用歯車31を第2固定子25に嵌着したギヤ
ー338に係合させ、駆動用歯車36を第1固定子24
に嵌着したギヤー33Aに係合させると共に、駆動用歯
車36と一体的に形成した連動歯車34に中継用歯車3
0を係合し、第1固定子24と第2固定子25とを回転
子8と同心的に回動自在に形設し、第1固定子24と第
2固定子25とにより電圧移相装置38に形成し、可変
速誘導電動機としある。39は排風孔、40は、軸受盤
15.16に複数個穿設した通風孔である。
次に第1固定子24と第2固定子25のそれぞれに巻装
した巻線22.23の結線について説明する。(第4図
参照)第1.第2固定子24.25のそれぞれにスター
結線を施した巻線22.23とを直列に連結する。即ち
、第1固定子24の巻線22の端子A、B、Cを商用3
相電源A、B、Cに連結すると共に、巻線22の端子a
、b、cを第2固定子25の巻線23の端子A、B、C
に連結し、巻線23の端子a。
b、cを短絡して連結しである。
以下に上記構成における作用を説明する。
第1固定子24の巻線22に商用3相電源から通電する
と、固定子24.25に回転磁界が生じて回転子8に電
圧が誘起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れて
回転子8は回転する。
第1固定子24に対して第2固定子25それぞれの回動
帛をゼロとしたときには、それぞれの固定子24.25
に生じる回転磁界の磁束に位相のずれがなく、その詳細
は後述する如く連結材となす抵抗材r・・・には電流が
流れないので、一般の誘導電動機と同一のトルク特性を
持つものである。
次に、パルスモータ−35を作動して第1固定子24と
第2固定子25のそれぞれを逆方向に回動して位相角で
θだけ回動した場合について説明する。電圧移相装置3
8となす第1固定子24と第2固定子25が作る回転磁
界の磁束φ1.φ2の位相はθだけずれており、そのた
め第1固定子24と第2固定子25により回転子8の導
体5・・・に誘起される電圧tQ+  、62の位相は
θだけずれている。今、第2固定子25によって回転子
8の導体5・・・に誘起される電圧d2を基準にとし、
該電圧をω=SEとする。ここでSはすべり、Eはすべ
り 1のときの誘起電圧である。このとき第1固定子2
4によって導体5Aに誘起される電圧d1は、gl=s
Eεj8となる。
(E=ずべり1の時の誘起電圧) 第5図に示すものは、非磁性体コア9部において複数個
の導体5・・・を短絡する抵抗材「・・・が装着されて
いない場合の回転子8のすべりSと回転子入力の有効電
力Pとの関係を示すもので、電圧の位相がθ=0°のと
き有効電力Pは最大となり、0°くθ<180°のとぎ
はそれよりも小さなものとなる。ここで導体5・・・の
抵抗およびインダクタンスをRおよびLとし、電源の角
周波数をωとすれば、有効電力Pの極大はS= (R/
ωL) のとき現われる。
有効電力Pは誘導電動機1の駆動トルクと比例するので
、パルスモータ−35を作動して電圧移相装置38の第
1固定子24と第2固定子25とを回動させることによ
って回転子8に誘起する電圧を調整し、回転子の速度を
無段階的に制御することができる。
次に、回転子8の導体5・・・の短絡環6,7から連結
材までのそれぞれの抵抗をR1,R2、またインダクタ
ンスをLl、L2とし、電源の角周波数をωとし、各導
体5・・・のそれぞれを短絡する抵抗材の抵抗をrとす
れば、回転子8の電気的等価回路は第6図のようになり
、符号11.12.I3は各枝路を流れる電流を示すも
のである。
次に、第6図に示すものを両固定子24.25側からみ
た等価回路に変換すると第7図のようになり、RI=R
2,L+=L2でθ= O”のときにはl3=1+−1
2= Oとなり抵抗材rには電流が流れないことになる
。このことはθ=0°のときにはトルクTは「がないと
きの値に等しいことを意味している。従って、θ=0°
のときは従来の誘導電動機と同一のトルク特性を持つこ
とになる。
次に、RI=R2,LI=L2でθ=180゜のときに
は、I+=−I2,13=II−1,2=211となり
、従来の誘導電動機において回転子導体の抵抗をRI+
−R2=RとすればRはR+2rに増加したと同様な結
果となっている。
上記回転子8の回転により、軸受盤15.16に穿設し
た通風口40・・・から冷却用翼車19゜20により機
枠14内に外気を吸引し、冷却用翼車19.20により
第1.第2固定子24゜25、巻線22.23に通風し
て冷却し、また通風胴12・・・を介し通気孔13・・
・に流通させる風により回転子コア2,3、導体5・・
・、抵抗材r・・・等を冷却してそれぞれの機能を安定
的に作用さける。また、第1.第2固定子24.25の
回動はパルスモータ−35をスイッチにより正・逆回転
させて行うが、パルスモータ−35に限定されるもので
はなく他の正逆転モータでも、また気体、液体シリンダ
ー等によるサーボ機構等任意の駆動装置を転用できるも
のであり、また手動ハンドルによつ′て操作する場合と
第1固・定子24と第2固定子25のいずれか一方のみ
を回動する場合もある。そして、固定子の回動駆動装置
の作動に関連して固定子の回動を任意の作動機構により
開放またはロックをする。
次に、第1固定子24と第2固定子25のそれぞれに巻
装した巻線22.23を直列に連結した作用につぎ説明
する。
巻線22.23を直列に連結しであるために、巻線22
に商用3相電源から入力して巻線22゜23間に電流は
流れるが、仮に巻線22.23のそれぞれの抵抗の相違
あるいは両固定子24゜25の容量の大きさに相違があ
っても、それとは無関係に、それぞれの巻線22.23
に流れる電流の大ぎさは等しく、したがって第1固定子
24と第2[i!it定子25のそれぞれから回転子8
の導体5・・・に誘起して流れる電流の大きさは等しく
なる作用と、電圧移相装置38の第1固定子24と第2
固定子25の回動差、即ち回転磁界の磁束に生じる位相
のずれに応じて両固定子24.25のそれぞれから回転
子8の導体5・・・に流れる電流の大きさが等しくなる
という強制力が生じる作用と、両固定子24.25間の
電圧の位相差に起因するベクトル差分の電流は複数個の
導体5・・・のそれぞれを連結材となす抵抗材r・・・
を介して必然的に流れるという強制力が生れる作用との
相乗効果により、第8図に示すすべりとトルク特性のよ
うに効率の改善とそれぞれの変速領域において大きなト
ルクを出すことができ、負荷を連結した状態においても
それぞれの速度領域ごとに起動を容易とするもので、負
荷の起動特性に順応して滑らかな起動とすること、ある
いは高出力で起動すること等任意に使い分けができ、起
動・停止を頻繁に反復する動力源に最適に対応できる。
上記のように回転子8の変速は、電圧移相装置38によ
り位相のずれを制御して回転子8の導体5・・・に流れ
る電流を増減に変化させる制御のみで回転子8の回転速
度を任意に変速することができる。
なお、巻線、22.23を直列に連結した第1固定子2
4と第2固定子25のそれぞれから回転子8の導体5・
・・に流れる電流の大ぎさに対し、複数個の導体5・・
・間に抵抗材r・・・を介して短絡して流れる電流の比
率は、抵抗材r・・・の抵抗値およびすべりとは無関係
にPθ(P=極対数、θ=位相角)の値によって決定さ
れ、(上記比率は、Pθ=πが最大でPθ=0でゼロと
なる)Pθが一定であれば、一般の巻線形誘導電動機の
二次挿入抵抗を一定とした場合と同様のすべりとトルク
特性になり、Pθが小になると回転子8の導体5・・・
に流れる電流の比率が小となり、Pθを小さくすること
は一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗を小さくする
ことと同等の作用をすることとなる。そして両固定子2
4,25に定格電流を流した場合において、位相差θを
任意に変えてもすべり値の選定と連結材の抵抗値の設計
次第により、最高速度の持つ定格電流と定格トルク特性
とを、それぞれの変速領域においてもほぼ同時に作用さ
せることができる。
また、第1.第2固定子24.25の巻線22゜23を
直列に連結してあっても、仮に導体5・・・聞に連結材
を設けて短絡していない場合は、−方の固定子から回転
子導体5・・・にはほとんど電圧が誘起されない状態と
なり、両固定子24゜25の巻線22.23それぞれを
並列に電源に連結しものよりも効率、トルクは低下する
現象となる。
上記に対し、第1固定子24と第2固定子25の巻線2
2.23のそれぞれを並列に商用3相電源に連結した場
合には、第1固定子24と第2固定子25の巻線22.
23に入力する電圧は等しく、両固定子24.25のそ
れぞれから回転子8の尋体5・・・に誘起する電圧は同
等でその電圧の位相はPθだけ異なり、複数個の導体5
・・・間を連結材となす抵抗材r・・・を介して流れる
電流は、(1/ 2) x (第1.第2固定子のそれ
ぞれから回転子導体に誘起した差電圧)÷く抵抗材r・
・・の抵抗値)にほぼ比例した電流となる。しかしなが
ら、回転子8の導体5・・・には抵抗材r・・・に流れ
る電流の他に(第1.第2固定子の回転子導体に誘起す
る和電圧)÷(回転子導体のインピーダンス)にほぼ比
例した電流が重畳して流れる。(上記和電圧は、Pθ=
πがゼロで、Pθ=0で最大となり、回転子導体のイン
ピーダンスは導体の抵抗と二次漏れリアクタンスのそれ
ぞれよりなるのですべりによって異なる)したがって、
回転子8の導体5・・・に流れる電流の大きさに対し、
複数個の導体5・・・間を抵抗材r・・・を介して流れ
る電流の比率は、Pθが一定でもずへりおよび抵抗値に
よっても異なり、Pθを一定とした場合のすべりとトル
り特性は、一般の巻線形誘導電動機の二次挿入抵抗を一
定とした場合の特性と、一般の誘導電動機の一次電圧を
制御した場合の特性とを混合した特性とした第9図に示
す如くなり、この特性は、第1.第2固定子24.25
の巻線22゜23を直列に連結した場合の特性に対して
標準的な0荷である定トルク特性の負荷に対して速度制
御の範囲が狭くなるものとなる。ただし、前記抵抗材の
抵抗値の選択により、たとえばファン、ポンプのような
低減トルク特性の負荷とか変速範囲は小さくてもより負
荷に対しては利用づることかできる。
次に、第10図により第1固定子24および第2固定子
25のそれぞれに施した複数種の極数に形成する巻線の
結線について説明する。
第1固定子24に2重巻線41へ、41Bを施し、また
第2固定子25にも2重巻線42A。
42Bを施し、巻線41A、42Aのそれぞれには4極
1.用と8極用の端子tJ2.V2.W2およびU4.
V4.W4を設け、巻線418.42Bのそれぞれには
6極用と12極用の端子LJ+、V+、W1おにびU3
.V3.W3とを設けである。第1固定子24の巻線4
1Aと第2固定子25の巻線42Aとを直列に連結し、
同様に両固定子24.25の巻線41Bと巻線42Bと
を直列に連結しである。さらに詳細説明すると、第1固
定子24の巻線41Aの端子LJ4.V4.W4は極数
切換スイッチS1を介し、また巻線41Bの端子U3.
V3.W3は極数切換スイッチS5を介しそれぞれ商用
3相電源に連結し、巻線41Aの端子LJ2.V2゜W
2は極数切換スイッチS3.S8を介し、また巻線41
Bの端子LI+、V+、W+は極数切換スイッチS7.
Sl+を介しそれぞれを商用3相電源に連結しである。
第1固定子24の巻線41Aの端子X2.Y2、z2を
第2固定子25の巻線42Aの端子V2.W2.U2に
連結し、第1固定子24の11m41Bの端子X+、Y
+、Z+’E:第2固定子25の巻1i!42Bの端子
V1.W+、L11に連結し、第2固定子25の巻線4
2Aの端子×2、Y2.Z2は極数切換スイッチS4.
S9を介し、また巻線42Aの端子L14.V4.W4
は極数変換スイッチS2を介しそれぞれ商用3相電源に
連結してあり、第2固定子25の巻線42B(7)端子
X+ 、Y+ 、Z+ はmt切換スイッチSm、S+
2を介し、また巻線42Bの端子U3.V3.W3は掩
数切換スイッヂS6を介しそれぞれ商用3相電源に連結
しである。第1、第2固定子24.25に施した巻線4
1A。
41Bおよび巻線42A、42Bの結線と極致切換スイ
ッチ$1〜S 12以外の構成については第1図〜第3
図に示すものと同一であるので詳細説明を省略する。
上記構成における作用を第1図〜第3図、第10図を併
用して説明する。
第1.第2固定子24.25のそれぞれに巻装した巻線
41A、42Aの極数は4極と8楡であり、巻線41B
、42Bの極数は6極と12極であるから、それぞれの
極数における同期速度は下表のようになる。
上記極数と同期速度との関係から、今仮に60ト1z地
区において回転子軸8に求められる回転速度が1l10
0rp、である場合には、極数切換スイッチS!1.8
s、8+1.S+2を投入し、その他のスイッチは開放
すると゛、商用3相電源から第1、第2固定子24.2
5の巻線41B、42Bに通電され、両固定子24.2
5から回転子8の導体5・・・に誘起する電圧により回
転子軸4は6極の同期速度の120Orpm、どなるの
で、さらに1l100rp、までのioorpm0分の
回転速度を低下させるために、パルスモータ−35を作
動して第1.第2固定子24.25それぞれを異方向に
回動させ、両固定子24.25間に生じる位相のずれを
制御して所望回転速度に調整する。
次いで回転子軸4に求められる回転速度が400rpm
、である場合に、極数切換スイッチ37゜SIlを投入
してその他のスイッチを開放すると共に、12極の同期
速度soorpm、から4QOrpm、までの20Or
pm、の小範囲の速度制御をパルスモータ−35により
再固定子24.25を回動させて調整する。
次に、回転子軸4に求められる回転速度が80Orpm
、である場合には、極数切換スイッチ38゜S9を投入
してその他のスイッチを開放すると、回転子軸4は8極
の同期速度となるので、さらにパルスモータ−35によ
って再固定子24゜25を回動して位相のずれを制御し
800rpm、どなるように調整する。
そして、回転子軸4にieoorpm、が求められると
きには、極数切換スイッチ81.S2.S3゜S4を投
入し他のスイッチを開放すると、回転子軸4は4極の同
期速度となるので、パルスモータ−35により再固定子
24.25を回動して1600rpm、どなるように位
相のずれを制御する。
上記実施例における回転数の制御は、極致切換スイッチ
81〜S 12を適宜操作することにより、所望回転速
度近辺に大幅な変速を即時に行うこと共に、再固定子2
4.25の回!!7Jmを小さくできて迅速な速度制御
を無段階的に実施でき、速度制御領域を広範囲にするこ
とに併せ、それぞれの同期速度近辺で作用することがで
きるので効率がよく、第11図に示した4極と8極のと
きのずべりとトルクの関係からもそのことが理解できる
。勿論前記実施例で説明した再固定子24.25それぞ
れに巻装した巻線を直列に連結した作用との相乗効果に
より、広範囲な制御領域において効率を改善すると共に
大きなトルクを出すことができ、起動・停止・変速制御
を頻繁に、かつ広範囲に必要とする動力源に用いて顕著
な効果を秦する。
なお、上記に説明した実施例の他に、再固定子24.2
5に巻装する巻線の極数は速度制御領域に合せ、任意の
極数を選定して採用できるものであり、例えば、固定子
を4個設けてそれぞれに複数種の巻線を施し、極数切換
スイッチと電圧移相装置により回転速度に求められる極
数に通電すると共に位相のずれを制御すればさらに広範
囲な回転速度の制御ができる。なお、極数変換により段
階的な速度制御が行えるので小範囲の変速調節として電
圧移相装置38となす再固定子24.25の回動量は小
さくてよいため、この場合、再固定子24.25のうち
いずれか一方のみを回動させてもよく、また双方の回v
J量に差を設けて同一方向に回動させることにより正確
な位相の制御を行うこともある。
次に、第12図により電圧移相装置の別実施例として、
固定子に巻装した巻線に位相切換スイッチを連結して電
圧移相装置とした構成につぎ説明する。
第1.第2固定子24.25のそれぞれに施した単一巻
線43.44それぞれに2つの極数に変換する端子を設
けてあり、第1.第2固定子24.25の巻線43.4
4のそれぞれには、端子U+、V+、W+およびLJ2
.V2.W2を設け、巻線43の端子U2.V2.W2
の端子は極数切換スイッチS 13を介し、また、端子
U+、V+、W+は極数切換スイッチS 14を介して
それぞれ商用3相電源に連結し、巻線43の端子U1と
zlを、端子■1とWlを、端子W1とYlとを位相切
換スイッチ5IIiを介してそれぞれを連結し、巻線4
3と巻線44とを直列に連結する連結行程路45と商用
3相電源との連結行程路46とに電圧移相装置47とな
す位相切換装置を複数個介設しである。
即ち、位相切換スイッチ85に連結した巻線43の回路
を巻線44の端子LI2.V2.W2に位相切換スイッ
チS+7を介して連結し、巻線44の端子UlとZlを
、端子V+とX+を、端子W1とYlとを位相切換スイ
ッチ816を介して連結し、その各端子の回路は位相切
換S2Sを介して商用3相電源に連結することにより、
巻線43と巻線44とは直列の同相に連結されたことに
なる。
さらに、巻線43と巻線44との直列連結行程路45と
巻線44の各端子と商用3相電源との連結行程路46に
は位相切換スイッチS +a〜S24.Sに〜829の
それぞれを介設してあり、それぞれのスイッチと巻線4
4の各端子との連結の詳細は後述する作用の説明に併せ
て行うものとし、この実施例において、電圧移相装置3
8となす第1.第2固定子24.25を回動させること
なく、第1.第2固定子24.25の双方を機枠14に
固着し、極数切換スイッチS13 、814を設けると
共に、位相切換スイッチ815〜S29により電圧移相
装置47に形成した点のみ第1図、第2図に示すものと
異なり、その他の構成については同一であるのでその詳
細説明を省略する。
以下に上記実施例における作用を第1図、第2図、第1
2図を併用して説明する。
先ず、最高速度において運転するときは、極数切換スイ
ッチSoと、位相切換スイッチSI!i。
Sr6.Sr1.S2Sのそれぞれを投入しその他のス
イッチを開放にすると、巻線43.44の結線は同相に
直列に連結されて一般の誘導電動機と同一のトルク特性
となる。次いで、極数切換スイッチS 13を投入のま
まの状態において、位相切換スイッチSIS、SI6.
SI9.S22を投入して他のスイッチを開放にすると
、位相切換スイッチS +sに連結した巻線43の各端
子と、巻線44の位相切換スイッチ816に連結した各
端子の回路とは位相切換スイッチ322を介して通電し
、その電流は巻線44の端子tJ2.V2゜W2から位
相切換スイッチS 19を介して商用3相電源に流れ、
巻線43に入力する電圧の位相に対して巻線44に入力
する電圧の位相は60゜ずれたものとなり、それぞれの
巻線43.44の位相が同相のときよりも位相のずれ6
0°に応じて回転子8の回転速度が低下する。
次いで、極致切換スイッチS Dを投入のままの状態に
おいて、位相切換スイッチSI5.8I6゜S20.S
24を投入すると巻線43に入力する電圧の位相に対し
て、巻線44に入力する電圧の位相は120°ずれたも
のとなり、位相のずれが60°のときよりも低速度回転
となる。この状態よりもさらに低速度回転とするには、
極数切換スイッチSoを投入のままとし、位相切換スイ
ッチSI5.816.822.8ZIを投入し他のスイ
ッチの全てを開放すると、巻線43に入力する電圧の位
相と巻線44に入力する電圧の位相はiao’ずれ、同
一極数においては最低速回転とすることがきるが、この
場合、トルクが低下するので、巻線43.44に施した
前記極数よりも多極数とした別の極数に切換えて回転速
度を制御するのが効率的であり、以下にその操作につぎ
説明する。
先ず、巻線43側の極数切換スイッチS 14を投入し
、また位相切換スイッチ821.S26を投入して他を
開放すると、巻線43と巻線44とは連結行程路45に
介設した位相切換スイッチS26を介して通電し、その
電流は位相切換スイッチS 21を介して商用3相電源
に流れ、巻線43.44のそれぞれに入力する電圧の位
相は同相となり、この極数における最高回転速度となる
。次いで、極致切換スイッチS 14を投入のままとし
て位相切換スイッチ825.827を投入しその他のス
イッチを17111すると、巻線43の端子X+、Y+
、Z+は巻線44の端子Y+、Z1、×1に通電し、巻
線44の端子U+、V+。
Wlは位相切換スイッチ825を介して商用3相電源に
通電し、巻線43.44のそれぞれに入力する電圧の位
相は60°ずれたものとなり、それぞれの位相が同相の
ときよりも低回転速度となる。
次いで、極数切換スイッチS 14を投入のままとして
位相切換スイッチS24,32Bを投入し他のスイッチ
を開放すると、巻線43.44それぞれの位相は120
’ずれて、位相のずれが60″のときよりも低回転速度
となる。さらに最低回転速度とするときには、極数切換
スイッチS 14を投入のままとし、位相切換スイッチ
322. S6を投入し他のスイッチを開放すると、巻
線43.44のそれぞれに入力の電圧の位相は180°
ずれ、位相のずれに応じた回転速度となる。
上記したように電圧移相装置47となす位相切換スイッ
チ815〜829と極数切換スイッチS13 、814
とを適宜操作することにより、効率のよい回転数制御を
行うことができる。
そして、電圧移相装@47を用いて単一極数巻線を施し
た複数個の固定子間に入力する電圧の位相を制御するこ
とができ、電圧移相装置47を位相切換スイッチとした
。この実施例における特徴は、無段階的に回転速度の制
御ができないが、極数と位相の切換により多段階的に迅
速に回転速度を変えることができる点にある。なお、こ
の実施例に第1.第2固定子24.25の双方あるいは
一方を回動させて補助的に位相を制御すれば無段階的に
変速することができ、その制御も迅速に行うことができ
、また、電圧移相装置47に電圧調整装置を付設しても
回転速度を任意に変速することができる。
次に、第13図に基づき電圧移相装置の別実施例を説明
する。
第1固定子24の巻線22の端子A、B、Cを商用3相
電源A、B、Cに連結し、巻線22の端子a、b、cを
第2固定子25の巻線23の端子A、B、Cに直列連結
する行程路中に、単相変圧器49と結線切換スイッチ4
8とにより形成する電圧移相装置50を介設しである。
その構成を詳細説明すると、巻線22の端子へ。
B、Cに単相変圧器の一次側49.結線切換スイッチ8
31. S33を図に示す如く連結し、単相変圧器49
の二次側に結線切換スイッチ832゜334を連結し、
巻線23の端子A、B、Cは結線切換スイッチ831〜
834のそれぞれに連結しである。
以下にこの実施例にお番プる作用につき説明する。商用
3相電源A、B、Cから巻線22にに通電すると共に、
結線切換スイッチ48の電磁スイッチS31のみを投入
し他を開放すると、巻線22.23のそれぞれの電圧の
位相は同相で最高回転速度となる。次に結線切換スイッ
チS32のみを投入して他スイッチを開放にすると、巻
線23に変圧器49を介して入力する電圧の位相は巻線
22に入力する電圧の位相に対して60°進んだ電圧と
なり、電圧の位相がそれぞれ同相のときよりも遅い回転
速度となる。
そして、結線切換スイッチS33のみを投入すると、巻
線23に入力する電圧の位相は巻線22に入力する電圧
の位相に対して1206進んだ電圧となり、位相のずれ
が60°のときよりも遅い回転速度となる。次に結線切
換スイッチ834のみを投入すると、巻線22に入力す
る電圧の位相は巻線23に入力する電圧の位相に対して
180°進んだ電圧となり、最低回転速度となる。
この実施例におけるトルク特性も第8図に示すものと同
一である。なお、それぞれの結線切換によって第1固定
子24.第2固定子25間に生じる電圧の位相のずれは
段階的に変化するものとなるが、第1.第2固定子24
.25の双方またはどちらか一方を回動させることによ
り任意の回転速度に制御することができる。この場合、
大幅な回転速度の変速を結線切換スイッチにより行い、
補助的に固定子の回動により制御するので、固定子の回
動量を小範囲として迅速な変速制御を行うことができる
次に、電圧移相装置のさらに別の実施例を第14図によ
って説明する。
第1固定子24の巻線22の端子A、B、Cを商用3相
電源A、B、Cに連結し、固定子を固設したその内側部
に回転子を回動自在とし、固定子に一次巻線52と、回
転子に二次巻線53を施して形成する3相誘導電圧調整
器51を電圧移相装置とし、3相誘導電圧調整器51の
一次巻線52の端子A、B、Cを第1固定子24の巻線
22の端子a、b、cに連結し、二次巻線53の端子a
、b、cを第1固定子24の巻線22の端子a、b、c
に連結し、二次巻線−53の端子A、B、Cに第2固定
子25の巻線23の端子A、B、Cを連結し、巻線22
,23のそれぞれを直列に連結した行程路中に電圧移相
装置となす3相誘導電圧調整器51を介設しである。
この実施例においては、二次巻線53を茄した3相誘導
電圧調整器51の回転子を任意量回勤することにより、
第1.第2固定子24.25の巻線22.23に入力す
る電圧の位相を変更することができ、回転子軸4に要求
される回転速度に応じて回転数を制御することができる
次に第15図に基づき第1.第2固定子24゜25に巻
装した巻線とその結線について説明する。第1固定子2
4に巻装した巻線22の端子LI+、V+、W+はスイ
ッチM1を介し、端子X、Y、Zには短絡用スッチM6
を介設すると共にスイッチM5を介してそれぞれを商用
3相電源に連結し、また巻線22の端子U、V、Wと端
子X、Y、ZとはスイッチM2を介し連結しである。巻
線23の端子U、V、WはスイッチM3を介し、端子X
、Y、Zには短絡用スイッチM7を介設すると共にスイ
ッチM9を介して商用3相電源に連結しである。そして
巻線22.23それぞれの端子U、V、Wの相互をスイ
ッチM8を介して連結し、巻線22.23のの端子X、
Y、Zの相互をスイッチMw+を介して巻線22.23
を直列に連結しである。
以下に上記構成における作用を第1図、第15図を併用
して説明する。
第1.第2固定子24.25の巻線22,23の結線を
スイッチM1〜M4およびMmを投入したその伯のスイ
ッチを開放してデルタ結線とした巻線22.23に商用
3相電源から通電すると、固定子24.25に回転磁界
が生じて回転子8に電圧が誘起され、回転子8の導体5
・・・に電流が流れて回転子8は回転する。第2固定子
25に対して第1.第2固定子24.25の回動昂をゼ
ロとしたときには、それぞれの固定子24.25の巻線
22.23に入力する回転磁界の位相にはずれがなく、
一般の誘gJ7[動機と同一のトルク特性を持つものと
して最高回転速度となる。
パルスモータ−35を作動し第1.第2固定子24.2
5を回動させることによって回転速度を連続的に制御す
ることができが、両固定子24.25間の電圧の位相が
180°ずれたときには回転速度が一応限界に達する。
デルタ結線したときの位相角θ=O″からθ=180°
までにおけるすべりとトルクの関係は第16図に示すと
おりであり、すべり81〜S2の範囲において任意回転
速度に制御して使用できる。
しかしながら、上記状態においては、すべりSが5=S
2からS=1.0の範囲において速度制御が不能となる
。即ち第16図のハツチングで示す領域の速度制御は不
能となる。
上記現象に対処するために、スイッチM5〜M9を投入
して巻線22.23の結線をスター結線に切換えて他の
スイッチを開放にすると、この状態において、第1固定
子24と第2固定子25の作る回転磁界の磁束φ1′、
φ2′は同相となる。しかも第1.第2両固定子24゜
25の巻線22.23のそれぞれがスター結線としであ
るから、巻線22.23に加わる電圧はデルタ結線のと
きの1/f3になる。したがって磁束φ1′、φ2′に
よって回転子8の導体5・・・に誘起する電圧も1/f
3となり、回転子8のトルクは電圧の2乗に比例するの
で電圧が1/f3になるとトルクは1/3となる。
したがって、第16図においてθ==06 S=1.0
のとぎのトルクをT1とし、θ=180゜S=1.0の
ときのトルクをT2とすると、第1゜第2固定子24.
25の巻線22.23の結線をスイッチによってスター
結線に切換えることにより、そのトルク特性は第17図
に示す如く、θ=180° s=i、oのときの1〜ル
クはT+/3、θ= O”  S=  1.0のときの
トルクはT2/3となり、ハツチングで示す速度制御不
能領域は非常に小さくなる。そこで、T2=TI/3と
なるように設計し、第1.第2固定子24゜25の巻線
22.23の結線をスイッチによってデルタ結線とし、
第1.第2固定子24,25を回動して回転子8の導体
5・・・に誘起する電圧の位相角を0°から180°ま
で変化させ、次いで両固定子24.25の巻線22.2
3の結線をスイッチによってスター結線に切換えると両
固定子24.25間の位相は同相となるので、第1.第
2固定子24.25を上記とは逆回動しC電圧の位相を
Ooから1800に向けて変化させると、負荷の反抗ト
ルクTrの大きな変化に対応して広範囲な速度制御を行
うことができ、その低速度制御I領域における大きなト
ルクを確保することもできる。
第18図に示すものは、回転子コア2.3間の空間また
は非磁性体コア9部において、回転子コア2.3のそれ
ぞれに装設した複数個導体5・・・のそれぞれをと回転
子軸4に嵌挿する高抵抗環54とを連結材となす抵抗材
r・・・により短絡する一実施例である。なお、連結材
となす抵抗材r・・・は全での導体5・・・に連結され
ていなくても応分の作用を得ることができる。
そして、電圧移相装置は上記実施例に限定されるもので
はなく、両固定子間に位相のずれを生起する装置を任意
に選択して実施できるものである。また、回転子コアに
装設する導体は低抵抗性のものであっても各導体間に連
結材を設【プて短絡すれば、上記に説明した本発明のト
ルク特性と効率の改善を確保することができ、固定子に
巻装する巻線が数種の極数変換を施したものでない場合
には、回転子を巻線形にして複数個の回転子コアそれぞ
れに巻線を施して各相毎に連結し、その連結行程中に連
結材として抵抗材を介設すれば、前記した作用と同一効
果を得られ、その巻線はスター結線あるいはデルタ結線
のいずれをも選択して使用できるものである。選択して
実施できるものである。
次に、第19図に示すブロック図により、可変速誘導電
動機の自動制御の一実施例を説明する。
(第1図参照)入出力制御回路56.制御回路57.演
算回路58.記憶回路59等からなる制御装置55の入
力側に、速度表示器61を備えたタコゼネレーター等の
速度検出器60と、磁気センサー等の固定子回動位置検
出器62と、機枠14内の適所に装着した温度検出器6
3と、デイスプレィを備えたキーボード64とを連結し
、制御装置55の出力側にパスルモーター35、回動側
固定子の回動をロックまたは開放をする電磁石65と、
巻線22.’23.導体5°°°。
抵抗材r・・・等を冷却する空気を機枠14の適所から
送風する送風機を駆動する電動機66とを連結してあり
、キーボード64から制御装置55の記憶回路5つには
以下のような制御値が入力されている。即ち、位相角O
°〜180°に対する固定子の回動量と、固定子の回動
mに対するパルスモータ−35のパルスυ制御値と、位
相角O°〜180°に対する固定子の位置検出器62と
の関係と、機枠14内を冷却する作用を与える温度基準
値とを入力してあり、キーボード64から回転子軸4の
速度制御値を制御装置55に入力すると、入力した速度
制御値とするために固定子の回動量が演算され、その固
定子の回動量に対するパルスモータ−35のパルス制御
値が演算される。制御装置55から出力する信号により
電磁石65を作動し、固定子のロックを開放すると共に
、制御装置55の信号を受けてパルスモータ−35を作
動して変速制御し、回転子軸4に装着した速度検出器6
0の検出値を連絡した速度値と速度制御値とを比較して
その速度に相違がある場合には、制御装置55からパル
スモータ−35に出力して回転速度を補正制御すると共
に、電磁石65によって固定子の回動をロックする。
制御装置55に連絡された温度検出器63の温度検出値
が記憶回路59に設定された温度基準値よりも高温にな
ると、制御装置55から出力する信号により送風機の電
!j+ 機66を起動し、機枠14内に送風して巻線2
2,23.導体5・・・、抵抗材「・・・等を冷却する
。上記運転中において、キーボード64から新たに回転
速度値を入力したり、あるいは負荷に連結した制御盤か
ら直接に速度制御値をキーボード64を介して自動的に
制御装置55に入力すると、固定子回動位置検出器62
から連絡された固定子の現在位置を基準とし、所望速度
値に対してパルスモータ−35を作動するパルス値とが
演算され、制御装置55からの出力信号により電磁石6
5およびパルスモータ−35を作動して回転速度を制御
する。
なお、制御装置55の出力側に極数切換スイッチ68、
位相切換スイッチ69等を連結し、制御装置55に入力
される速度制御値に対応して自動制御することもあり、
また、送風機に空気冷却装置67を連結し、制t211
装置55に設定した温度基準値に対して空気冷却装置6
7を作用させる場合もある。
ところで第20図から第27図は複数個の固定子の巻線
を互いに直列にn結した場合の、各回転子導体抵抗値(
複数個の回転子導体の並列合成としたもの)、各抵抗材
の抵抗値、各位相差におけるすべりとトルクの関係を表
すものである。
一般に、負荷には低速になると反抗トルクが増大するタ
イプのものと、ファンやポンプのように高速から低速に
なるに従って負荷が低減するタイプのものと高速から低
速まで原則的に定トルク特性の負荷がある。そして、標
準的な負荷である定トルク特性の負荷に対して可変速電
動機のすべとトルクの特性曲線と負荷のトルク特性曲線
がすべりが大きくなるにつれてトルクが下がる傾向の位
置で交わると負荷の変動につれて速度に不安定な変動が
起こる。
従って、標準的な負荷である定トルク特性の負荷の速度
制御が安定して行れるためには、すべりが大きくなるに
つれてトルクがほぼ変化しないか、または増大傾向の位
置で負荷のトルク曲線と交わる必要がある。
第20図から第27図までにおいて、R2は回転子導体
の抵抗を代表する数値、R3は抵抗材の抵抗を代表する
数値であり、R3をR2で除したものが25以下であれ
ば前記の条件を満たし、標準的負荷である定トルク特性
の負荷に対して安定した速度制御ができるので、広範囲
な速度制御が可能で、可変速誘導電動機として極めて有
効に使用できる。
本発明において、仮に、複数個の固定子の巻線が直列に
連結されて電源に接続されるように成されている場合に
、回転子コア間において回転子導体を短絡連結する抵抗
材を設【プない場合、位相差0°の場合はよいが、位相
差を設けると一方の固定子から対応する回転子導体部分
には電圧がほんど誘起されない状態となり、負荷をかけ
れば前記電動機が停止してしまうこともある。抵抗材を
設けないということは抵抗が無限大に近いということで
あり、仮に前記抵抗材を設けたとしてもその抵抗値が非
常に大きい場合には前記のことと類似した現象が起こる
ことになる。
要するに本発明の構成の可変速誘導電動機においては、
前記抵抗材の抵抗値があまり大きければトルク特性が不
良となり、標準的な負荷である定トルク特性の負荷の広
範囲の変速が不能となるのである。
なお、このような特性となる原因を更に考察すると次の
ようになる。すなわち、位相差θを設けると回転子導体
の対応するそれぞれの部分に誘起する電圧間には位相差
が生じる。ところが抵抗材の抵抗値があまり大きければ
一定の位相差に対して電流が流れにくくなり、等価的リ
アクタンスが大きくなり力率が悪くなっているのと同等
な結果となる。
本発明においては前記の新しい事実の解明に基づいて、
回転子導体の抵抗値と抵抗材の抵抗値の関係を実験を併
用して解明したのである。
なお、本発明は広い範囲にわたって速度制御を行う可変
速モーターとしてでなく、始動させる際に始動電流を抑
えて、かつ大きな1−ルクを得て始動し、始動後は位相
差は小さくあるいはゼロにして運転する始動性改善モー
ターにも応用できて、前記と同様な理由により安定した
増速または減速が可能となるのである。
ところで、回転子導体の抵抗値と前記抵抗材の抵抗値に
よって位相のずれを生じさせた場合にトルク特性が異な
ることはもちろんであるが、回転子導体の固定子側から
みた抵抗値と前記抵抗材の固定子側からみた抵抗値の2
倍の和を前記回転子導体の前記抵抗値で除した値を前記
複数個の固定子間に電圧の位相差を設けない場合の前記
電!1]機の定格負荷トルクT1時におけるすべりの値
S1の逆数と原則的に等しくすることにより電圧の位相
差θを180°にした場合に、すべりSとトルクTの関
係を示す特性グラフのすべりS= 1のときのトルクが
前記定格トルクT1と等しくなるという新しい事実を解
明した。
第28図が前記のように回転子導体の抵抗値と抵抗材の
抵抗値を定めた場合の特性図であり、第29図は回転子
導体の固定子側からみた抵抗値と前記抵抗材の固定子側
からみた抵抗値の2倍の和を前記回転子導体の前記抵抗
値で除した値が前記複数個の固定子間に電圧の位相差を
設けない場合の前記電動機の定格負荷トルクT1時にお
けるすべりの値S+よりも小さい場合の特性図であり、
変速可能な範囲は狭くなることはもちろん標準的な負荷
である定トルク特性の負荷をゼロ回転近くの低速域で回
転させられないことになる。
一方、第30図は本発明の一実施例図で回転子導体の固
定子側からみた抵抗値と前記抵抗材の固定子側からみた
抵抗値の2倍の和を前記回転子導体の前記抵抗値で除し
た値が、前記複数個の固定子間に電圧の位相差を設けな
い場合の前記電動機の定格負荷トルク時におけるすべり
Slの愛の逆数よりも大きくなるようにした場合の特性
図で、標準的な負荷である定トルク特性の負荷で定格ト
ルクT1よりも小さい負荷についてもゼロ回転近くの低
速域で運転できるとともに変速領域を大きくとることが
でき可変速モーターとして優れたものとづることができ
たのである。
なお、前記回転子コア間を空間または非磁性体とすれば
漏れリアクタンスが減少しトルク特性と効率のより優れ
た可変速誘導電動機となる。
また空間でなく非磁性体とすれば回転子コア間の抵抗材
を設けた部分の発熱等による強度低下を防止できてより
優れたものとなる。
さらに本発明の可変速誘導電動機を誘導発電機としても
使用することができるものであり、回転子軸4にタービ
ン等を直接連結して発電すれば高価な調速機を省略する
こともできる。また内燃機を原動機として連結した場合
には、その内燃機の最小燃費の回転数に対応することが
でき、風水をエネルギー源とするパワーが弱く不安定な
場合においても、その最高出力を取出せる回転数で発電
することができ、水力発電においては流速に応じて効率
よ(発電でき、それぞれ複雑高価な可変ピッチ装置ある
いは調相機を省略できる。また外部電力に対しての同期
も高価な同期装置なしで行える。また、回転子軸に伯の
回転軸を連結すると共に固定子巻線の入力側の2相を入
替えるスイッチを設け、該スイッチにより回転子軸を正
転、逆転自在とすれば、該スイッチと電圧位相装置との
操作より電機制動機としても使用することができ、電圧
位相装置により回転速度を制御することにより、回転子
軸に連結した回転軸の制動力を効率よく調整できる。
発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、複数個の回転子コ
アのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞれを連結
して一体的な回転子に形成し、前記複数個の回転子コア
間において、前記複数個の導体を抵抗材によって連結し
、前記複数個の回転子コアと同心的に、かつその外周部
に複数個の固定子を対峙並設して前記複数個の固定子の
巻線を直列に連結して電源へ接続するように成し、前記
複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子に電圧移
相装置を設け、前記抵抗材の固定子側からみた抵抗値を
前記回転子導体の固定子側からみた抵抗値で除した値を
25よりも小さくしたので、標準的な負荷である定トル
ク特性の負荷に対して速度制御の不安定領域がなくなり
、安定した広範囲の速度制御が可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第30図は、本発明の実施例図であり、第1図
は誘導電動機の側断面図、第2図は固定子の回動機構を
示す側面図、第3図は固定子の回動機構を示す一部を破
断した側面図、第4図は固定子に巻装した巻線のそれぞ
れを直列に連結した結線図、第5図は回転子のすべりと
有効電力の関係を示す図、第6図は回転子の電気的等価
回路図、第7図は固定子側からみた電気的等価回路図、
第8図は複数個の導体のそれぞれを抵抗材により短絡す
ると共に固定子に巻装した巻線を直列に連結した場合の
速度とトルクの関係を示す図、第9図は固定子の巻線そ
れぞれを並列に電源に連結したときの速度とすべりの関
係を示す図、第10図は固定子に複数種の極数を形成す
る巻線を施した結線図、第11図は4極と8極における
速度とトルク特性との関係を示す図、第12図は電圧移
相装置となす位相切換スイッチを固定子の巻線に連結し
た構成図、第13図は電圧移相装置を単相変圧器と位相
切換スイッチにより形成した実施例図、第14図は電圧
移相装置を誘導電圧調整器とした実施例図、第15図は
固定子の巻線をデルタ結線またはスター結線に切換える
結線説明図、第16図および第17図は速度とトルク特
性どの関係図、第18図は複数個の導体間に抵抗材を連
結した部分断面図、第19図は自動制御の構成を示すブ
ロック図、第20〜30図は1〜シルク性図である。 1・・・誘導電動t53i     2.3・・・回転
子コア4・・・回転子軸     5・・・導体6.7
・・・短絡環   8,8A〜8C・・・回転子9・・
・非磁性コア   10.11・・・側部12・・・通
FA111     13・・・通気孔14・・・軸 
      15.16・・・軸受盤17・・・連結棒
     18・・・ナツト19.20・・・冷却用翼
車 21・・・軸受22.23・・・巻線   24・
・・第1固定子25・・・第2固定子   26.27
・・・すべり軸28・・・ストップリング 29・・・
中継軸30・・・中継用歯車   31・・・回動用歯
車32・・・軸受台     33A、33B・・・ギ
ヤー34・・・ボルト     35・・・パルスモー
タ−36・・・駆動用歯車   37・・・開口部38
・・・電圧移相装置  39・・・排風孔40・・・通
風孔     41A、41B・・・巻線42A、42
B・・・巻線 45.46・・・連結行程路47・・・
電圧移相装置  48・・・結線切換スイッチ49・・
・単相変圧器   50・・・電圧移相装置51・・・
誘導電圧調整器 52・・・−次巻線53・・・二次巻
線    54・・・高抵抗環55・・・制御装置  
  56・・・入出力回路57・・・制御回路    
58・・・演算回路59・・・記憶回路    60・
・・速度検出器61・・・速度表示器 62・・・固定子回動位置検出器 63・・・温度検出
器64・・・キーボード   65・・・電磁石66・
・・電動機     67・・・空気冷却装置68・・
・極数切換スイッチ 69・・・位相切換スイッチ 特許出願人 株式会社佐竹製作所 0   5 口 寵ミ用!!W曖 S=1       速度510 第5図 第6図 第7図 第8図 S、1.Os=。 速度 S 第9図 第11図 第18図 収暇用;ν磁 ぼ旺1191sl隘 第16図 第17図 第19図 第20図 (直列) 第21図 〔直列) (直列) 第23図 第24図 (直列) 第25図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、複数個の回転子コアのそれぞれに装設した複数
    個の導体のそれぞれを連結して一体的な回転子に形成し
    、前記複数個の回転子コア間において前記複数個の導体
    を抵抗材によつて連結し、前記複数個の回転子コアと同
    心的に、かつ、その外周部に複数個の固定子を対峙並設
    し、前記複数個の固定子の巻線を直列に連結し、前記複
    数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子に関連して
    前記複数個の固定子のうちいずれか一方の固定子に対峙
    する回転子の導体部分に誘起する電圧と他方の固定子に
    対峙する前記回転子の対応する導体部分に誘起する電圧
    との間に位相差を生じさせる電圧移相装置を設けた電動
    機において、前記抵抗材の固定子側からみた抵抗値を前
    記回転子導体の固定子側からみた抵抗値で除した値を2
    5より小さくしたことを特徴とする可変速誘導電動機。
  2. (2)、前記回転子導体の固定子側からみた抵抗値と前
    記抵抗材の固定子側からみた抵抗値の2倍の和を前記回
    転子導体の抵抗値で除した値が、前記複数個の固定子間
    に電圧の位相差を設けない場合の前記電動機の定格負荷
    トルク時におけるすべりの値の逆数よりも大きくした請
    求項(1)に記載の可変速誘導電動機。
  3. (3)、前記回転子コア間は空間または非磁性体とした
    請求項(1)または(2)に記載の可変速誘導電動機。
  4. (4)、前記複数個の固定子間に加える電圧の位相を0
    °から180°の範囲内において任意の位相のずれに設
    定できるように、前記抵抗材を関連的に前記固定子間に
    位置させて少なくとも1個の固定子を前記回転子と同心
    的に回動自在に形設して前記電圧移相装置に形成した請
    求項(1)〜(3)項のいずれかに記載の可変速誘導電
    動機。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62262690A (ja) * 1986-05-08 1987-11-14 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機
JPS62268391A (ja) * 1986-05-15 1987-11-20 Satake Eng Co Ltd 誘導電動機
JPS62268390A (ja) * 1986-05-13 1987-11-20 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機

Patent Citations (3)

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