JPS62268390A - 可変速誘導電動機 - Google Patents

可変速誘導電動機

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JPS62268390A
JPS62268390A JP61111367A JP11136786A JPS62268390A JP S62268390 A JPS62268390 A JP S62268390A JP 61111367 A JP61111367 A JP 61111367A JP 11136786 A JP11136786 A JP 11136786A JP S62268390 A JPS62268390 A JP S62268390A
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rotor
voltage
stator
voltage regulator
speed
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JP61111367A
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Toshihiko Satake
佐竹 利彦
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Satake Engineering Co Ltd
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Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転数を無段階的に変速制御できる可変速誘
導電動機に関する。
従来技術とその問題点 一般的に昨今の機械は、単一機械に多機能機構を装備し
、作業の効率化と省力化を達成する配慮がなされている
ところで、上記機械等の駆動諒となる電動機には必然的
に変速制御機構が求められ、変速制御機構としては種々
形態のものがあるが、その一つとして電源周波数を変え
る方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な速瓜制御
が可能である反面、この方法で必要とする周波数変換装
置を高価とし、また周波数変換装置により交流を直流に
変換して再麿交流に変換する過程において一般に高調波
および電波が発生し、これらによって」ンビューター、
その地名種電気制御機器の誤動作あるいはコンデンサー
−の過熱等の障害を招くことがあり、このうち高調波障
害に対しては、フィルターを設置することにより対策を
講じることもできるが、フィルターの設置にはコストが
かかり、また低速時において一般に性能が不十分となる
等の欠点を有するものである。
また巻線塑電動機において二次抵抗を変化させすべりを
変えて速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的%速
1腹制御が可能である反面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子の巻線回路へ抵抗を挿入するため
に、ブラシの消耗により保守点検を必要とし、また、か
ご形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行
うことができない欠点がある。
また、電動機の極数を変えて速度を制m+する方法は、
極数′a換用のスイッチを多数必要とすると共に、極数
の変換によって段階的な速度を変えることができても無
段階的に滑らかな速度制御をすることができない欠点が
あった。
そして、従来の電源の電圧を変えて速度を制御する方法
では、速度制御が連続的に行える反面、特に低速度領域
における力率を悪くして大きなトルクを出せないことと
、効率を悪くする欠点があった。
発明の目的 本発明は、上記従来技術の欠点を改善し、速度制御領域
を広範囲にでき、またその速度制御を無段階的に実施で
きると共に、特に低速度領域におけるトルク特性を向上
し、頻繁な起動・停止ど変速を必要とする動力源として
汎用性のある可変速誘導電動機を提供することにある。
なお、本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相電
源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご形
、二重かご形、深溝かご形。
特殊かご形9巻線形等のいずれの形式のものにも適用で
きるものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、複数個の回転子コ
アのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞれを連結
して一体的な回転子に形成し、同一回転軸に任意の間隔
を設けて軸着した前記複数個の回転子コアに対峙する外
周部に複数個の固定子を並設し、前記複数個の固定子の
うち少なくとも1個の固定子に巻装した巻線を電圧調整
器の一次側に連結すると共に、その二次側に前記巻線と
同一結線としたダイオードを連結して問題点を解消する
手段とした。
作  用 上記構成により、複数個の固定子のうち1個の固定子に
商用3相電椋から通電すると、他方の固定子に連結した
電圧調整器からの出力がゼロのときには、商用3相電踪
に連結した固定子からのみ回転子の導体に電流が流れ、
一般の誘導電動機と同一の特性を持つものであるが、固
定子に連結した電圧調整器から出力する電圧を制御する
ことにより回転子の回転速度を無段階的に制御すること
ができる。
即ち、商用3相電源に連結した固定子から回転子の導体
に流れる電圧に対し、任意の電圧が加わると通電するダ
イオードを介し、電圧調整器の制御により固定子から回
転子に出力する電圧との差に応じて回転子の回転速度が
制御できる。したがって、電圧調整器の制御によりダイ
オードを介して固定子から回転子に流れる電圧が小さい
ときには回転子は高速回転し、電圧調整器の制御により
ダイオードを介し固定子に流れる電圧が順増するにした
がって回転子の回転速度は順減し、電圧調整器からの出
力を大きくしてそれぞれの固定子から回転子の導体に流
れる電圧が同一となったとぎには、回転子の導体に流れ
る電圧がそれぞれ相殺されて回転子の回転は停止するこ
ととなる。
実施例 本発明の実施例を第1図〜第7図に基づぎ説明する。
第1図および第2図に示す符号1は誘導電動機の全体を
示し、該電動機1は以下のように構成しである。機枠1
4内に任意の間隔を設けて第1固定子24.第2固定子
25を並設し、巻線22.23を施した第1固定子24
.第2固定子25を機枠14に螺装したボルト26.2
6により固定する。回転子軸4に鉄心からなる回転子コ
ア2,3を第1.第2固定子24.25と対峙するよう
に装着し、回転子コア2.3間に非磁性体コア9を介設
し、それぞれのコアー6= 2.3.9に連通しで装設した複数個の導体5・・・の
両端部を短絡環6.7に連結して一体的な回転子8に形
成号−る。またコア2,3.9に回転子8の両側部10
.11に連結する複数個の通風胴12・・・を設()、
通風胴12・・・から直交状に回転子8の外周部に貫通
する複数個の通気孔13・・・を穿設しである。円筒状
の機枠14の両側部に設けた軸受盤15.16を連結棒
17・・・にナツト18・・・留めして一体的に組付け
、第1゜第2固定子24.25に内装した回転子8の両
側部に冷却用翼中19.20を回転子軸4に装着し、回
転子軸4の両端部を軸受盤15.16に嵌装した軸受2
1.21に軸支し、回転子8を回転自在としてあり、2
7は軸受盤15,16に複数個91設しIこ通風孔であ
る。
次に第3図に基づき第1固定子24と第2固定子25に
施した巻線22.23と、第1固定子24の巻線22を
電圧調整器28の一次側に連結し10巻線22と同一結
線したダイオードD・・・を電圧調整器28の二次側に
連結した構成につき説明する。
第2固定子25にデルタ結線した巻線23の端子を商用
3相電源に連結し、第1固定子24にデルタ結線した巻
線の端子を電圧調整器28の一次側に連結しである。電
圧調整器28は、サイリスを応用した電圧調整器、摺動
電圧調整器、誘導電圧調整器、変圧器に複数の端子を設
け、該端子に切換スイッチを連結した電圧調整器とした
任意の電圧調整器を使用できる。さらに任意の電圧が加
わると通電する逆極性に直列に連結して1組とした低電
圧ダイオードD・・・をデルタ結線して電圧調整器28
の二次側に連結しである。
以下に上記構成における作用につき説明する。
電圧調整器28の出力をゼロとしたときにはダイオード
D・・・には電流が流れないので、第2固定子25の巻
線23に商用3相電源から入力する電圧により回転磁界
が生じ、第2固定子からのみ回転子8の導体5・・・に
電圧が誘起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れ
て回転子8は一般の誘導電動機と同一の特性による回転
をする。
回転子8から第1固定子240巻線22に励磁する電圧
を電圧調整器28により増減に制御すると、任意の電圧
が加わると通電するデルタ結線した低電圧ダイオードD
・・・を介し回転子8の導体5・・・に電圧が流れ、そ
の電圧値の増減に応じて回転子8の回転速度を制御する
ことができる。
そこで、回転子8の導体5・・・に誘起する電圧を5E
(S=tlべり、E−すべり1のときの誘起電圧)とし
、回転子8の導体5・・・の抵抗をR、インダクタンス
をL1電源の角周波数をω、低電圧ダイオード1)・・
・のツェナー電圧をVO,電圧調整器28によって制御
する電圧をnと゛づれば、その回転子8の電気的等価回
路は第4図に示すとおりで、3E>n Vo  ときに
は回転子8の導体5・・・に電流が流れ、5E=n V
(l  のときには回転子8の導体5・・・には電流が
流れなく、回転子8は停止することになる。
即ち、電圧調整器28の制御に応じて第1固9一 定子24から回転子8の導体5・・・に流れる電圧値だ
け第2固定子25から回転子8の導体5・・・に流れる
電圧が消去され実質的に回転子8の導体5・・・に流れ
る電圧値に応じて回転子8の回転速度が制御される。
第5図に示すものは、第1固定子24に連結した電圧調
整器28によって回転子8の導体5・・・に誘起する電
圧の制御により、回転子8の導体5・・・に流れる電流
とすべりの関係を示したものであり、電圧調整器28に
より制御してダイオードD・・・を介し回転子8の導体
5・・・に流れる電圧値が大きくなるにともなってすべ
りS−〇からs=i、oに近付き、回転子8の回転速度
が変化することが解り、電圧調整器28により回転子8
の導体5・・・に流れる電圧を制御するだけで無段階的
に回転子8の回転速度を制御できるものであり、この制
御に伴うトルク特性は第6図に示すとおりで、電圧調整
器28からの出力がゼロで固定子24を介して回転子8
の導体に電圧が流れないときには、一般の誘導電動機と
同−のn=oの特性でSoの点で回転し、電圧調整器2
8の電1i−制御に伴いそれぞれ81〜S3の点で回転
りるものであるが、低電圧ダイオードD・・・の作用に
よりトルク曲線が急峻に低下する特性を持つので、回転
子軸4に連結した負荷変動に対して回転子8の速度変動
が小さく、負荷を安定して駆動することができる。
軸受盤15.16に穿設した通風口27・・・から流入
する空気を冷却用W車19.20により巻線22.23
.低電圧ダイオードD・・・等に通風し、回転子コア2
,3に設けた通風[]12に流通する空気を通気孔13
・・・に流出し、それぞれを通気により冷却して電動機
1を長時間安定的に機能さぜる3゜ 次に、第7図によって回転速度を自動制御する装置の一
例を説明する。
誘導電動機1の第1固定子24に巻装した巻線22の一
次側を二次側にダイオードD・・・を連結した摺動式電
圧調整器28Aに連結し、摺動式電圧調整器28Aの回
動軸29に歯車30を軸着し、パルスモータ−31に軸
着した駆動歯車32を歯車30に係合させである。第2
固定子25の巻線23の端子に連結したリード線に電磁
開閉器36を介して商用3相電源A、B。
Cを連結し、回転子軸8に夕]ゼネレーター等の速度検
出器33を装着し、摺動式電圧調整器28Aの回動軸2
9の回動量に対して変化する電圧値と回転子8の速度と
の関係と、回動軸29の回動量に対するパルスモータ−
31のパルス制御値とを入力した記憶装置と演算装置を
有する制御装置34を設け、回転子軸4の回転速度を設
定覆るキーボードおよび外部から速度制御値を入力する
制御盤35を制御装置34に連結し、さら−に制御装置
34には速度検出器33と、パルスモータ−31と、電
磁開閉器36のそれぞれが連結しである。
上記構成により、制御盤35から誘導電動機1の回転子
軸4に求める回転速度値を制御装置34に入力すると、
回転子軸4に求める回転速度とリ−るに電圧値をいくら
に制御するか演算され、その演粋飴に基づいCパルス七
−ター31のパルス制御値が演算され、制御装置34が
ら電磁開閉器36、パルスモータ−31に信号が出され
、誘導電動機1は起動すると共に、パルスモータ−31
により摺動式電圧調整器28Aの回動軸29は所望制御
I雷電圧なるように回動させられる。この制御が適切で
きが速度検出器33から制御装置34に入力した検出値
が、制御盤35から入力した回転速度と異なるときには
、制御装置34からの出力信号によりパルスモータ−3
1を作動し、電磁を制御して所定回転速度となるように
再調整する。上記運転中において、回転子軸4の回転速
度を高低に変速する必要に応じ、制御盤35のキーボー
ドあるいは外部の制御信号を制御盤35を介し制御装置
34に入力し、上記した制御によって任意な回転速度に
自動制御することができる。そして第1、第2固定了2
4.25のそれぞれがら回転子8の導体5・・・に流れ
る電圧を同一としたときに電動機1を起動り−れば、起
動制御機に流れる電流を小さくして起動制御器を小容量
化することもできる。
なお、第1固定子24の巻線22を電圧調整器28の一
次側に連結し、電圧調整器28の二次側にダイオードD
・・・を連結したことのみについて説明したが、巻線2
2を商用3相電源に連結し、二次側にダイオードD・・
・を連結した電圧調整器28の一次側に第2固定子25
の巻線23を連結しても同様の作用を得られるものであ
り、固定子は第1.第2固定子のみに限定されるもので
はなく、任意数の固定子のうち任意数の固定子に電圧調
整器を連結することは電動機の容量9回転速度の制御領
域等によって自由に選択できるものである。
また、回転子は回転子コアに巻線を巻装して一体的な回
転子としても同一機能が得られ、回転子および固定子に
巻装する巻線およびダイオードの結線はスター結線ある
いはデルタ結線のいずれをも選択でき、逆極性に直列に
連結した定電圧ダイオードの代りに同一機能を有するダ
イオードを種々構成して使用できることは勿論のことで
ある。
発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、一方の固定子から
回転子に誘起する電圧に対し、他の固定子に連結した電
圧調整器からダイオードを介して回転子に流れる電圧を
制御する簡単な操作により、回転子に流れる電圧値によ
って回転子の回転速度を無段階的に容易に制御すること
ができる。
また、任意の電圧が加わると通電するダイオードの作用
によりトルク曲線が急峻に低下する特性を持つので、回
転子軸に連結した0荷の変動に対して回転子の速度変動
が小ざく、n荷を安定して駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は誘導電!!II機の側断面図、第2図は同側面
図、第3図は固定アイれぞれの巻線と電圧調整器にダイ
オードと一方の巻線を連結した構成図、第4図は回転子
の電気的等価回路図、第5図は電圧値によるすべりと電
流との関係図、第6図は電圧値によるトルクと速度の関
係を示す説明図、第7図は自動制御装置を示す構成図で
ある。 1・・・誘導電動機    2.3・・・コア4・・・
回転子軸     5・・・導体6.7・・・短絡環 
   8・・・回転子9・・・非磁性コア   10.
11・・・側部12・・・通風胴     13・・・
通気孔14・・・機枠      15.16・・・軸
受盤17・・・連結棒     18・・・ナツト19
.20・・・冷却用翼車 21・・・軸受22.23・
・・巻線   24・・・第1固定子25・・・第2固
定子   27・・・通風孔28.28A・・・電圧調
整器  29・・・回動軸30・・・歯車      
31・・・パルスモータ−32・・・駆動歯車    
33・・・速度検出器34・・・制i装@    35
・・・制御盤36・・・電磁開閉器 特許出願人 株式会社佐竹製作所 第5図 速度S 手続補正書 昭和61年5月14日 特許庁長官  宇 賀 道 部 殿 昭和61年5月13日付特許願 2、発明の名称  可変速誘導電動機 3、補正をする者 事件どの関係  特許出願人 住所 東京都台東区上野1丁目19番10号4、補正命
令の日付 な  し   (自発) 5、補正の対象 図面の第2図 6、補正の内容 第20 手続?rlj 、tlz口4 (自発)昭和61年5月
16日 特許庁長官  宇 賀 通 部 殿 嘘キ1、事件の表
示  1/−//バメ′ノ昭昭和6伴 2、発明の名称  可変速誘導電動機 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都台東区上野1丁目19番10号4、補正命
令の日付 な し  (自発) 5、補正の対象 明細書全文おJ、び回向の第4図。 補  jl   明  細  −1 、発明の名称 可ゆ速読導電動機 2、特許請求の範囲 (1)、複数個の回転子」アのそれぞれに装設した複数
個の導体のそれぞれを連結して一体的な回転子に形成し
、同一回転軸に任意の間隔を設けて軸着した前記複数個
の回転子コアに対峙する外周部に複数個の固定子を並設
し、前記複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子
に巻装した巻線を電圧調整器の一次側に連結すると共に
、たことを特徴とりる可変速誘導電動機。 (2)、前記ダイオードを定電圧ダイオードとした特許
請求の範囲第(1)JI4記載の可変速誘導電動II。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、回転数を無段階的に変速制御できる可変速誘
導電動機に関する。 従来技術とその問題点 一般的に昨今の機械は、単一機械に多機能機構を装備し
、作業の効率化と省力化を達成する配瞠がなされている
。 ところで、上記機械等の駆動源となる電動機には必然的
に変速制御機構が求められ、変速制御機構としては種々
形態のものがあるが、その一つとして電源周波数を礎え
る方法がある。この方法は連続的かつ広範囲な速度制御
が可能である反面、この方法で必要とする周波数変換装
置を高価とし、また周波数変換装置により交流を直流に
変換して再度交流に変換する過程においC一般に高調波
および電波が発生し、これらによってコンビコーター、
その地名種電気制御機器の誤動作あるいはコンデンサー
の過熱等の障害を招くことがあり、このうち高調波障害
に対しては、フィルターを設置することにより対策を講
じることもできるが、フィルターの設置にはコストがか
かり、また低速時において一般に性能が不十分となる等
の欠点を有するものである。 また巻線型電動機において二次抵抗を変化させすべりを
変え一C速度制御を行う方法は、比較的簡単に連続的な
速度制御が可能である反面、外部からブラシとスリップ
リングを介して回転子の巻線回路へ抵抗を挿入するため
に、ブラシの消耗により保守魚検を必要とし、また、か
ご形誘導電動機は、二次抵抗を変化させて速度制御を行
うことができない欠点がある。 また、電動機の極数を変えて速度を制御する方法は、極
致変換用のスイッチを多数必要とすると共に、極数の変
換によって段階的な速度を変えることができても無段階
的に滑らかな速度制御をすることができない欠点があっ
た。 そして、従来の電源の電圧を変えて速度を制御する方法
では、速度制御が連続的に行える反面、特に低速麿領域
における力率を悪<t,r大きなトルクを出けないこと
と、効率を悪くする欠点があった。 発明の目的 本発明は、上記従来技術の欠点を改善し、速度制御領域
を広範囲にでき、またその速度制御を無段階的に実施で
きると共に、特に負荷の変動に伴う速度変動率を小さく
し、頻繁な起動・停止と変速を必要とする動力諒として
汎用性のある可変速誘導電動機を提供することにある。 なお、本発明の可変速誘導電動機は、単相または3相雷
源等に接続して使用され、回転子の形態は、普通かご形
、二重かご形、深溝かご形。 特殊かご形1巻線形等のいずれの形式のものにも適用で
きるものである。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、複数個の回転子コ
アのそれぞれに装設した複数個の導体のそれぞれを連結
して一体的41回転子に形成し、同一回転軸に任意の間
隔を設けて軸着した前記複数個の回転子コアに対峙する
外周部に複数個の固定子を並設し、前記複数個の固定子
のうち少なくとも1個の固定子に巻装した巻線を電圧調
整器の一次側に連結すると共に、ぞの二次側に連結した
端子間に少なくとも1組の逆極性に直列に連結したダイ
オードを介設して間νQ点を解消する手段どした。 作  用 上記構成により、複数個の固定子のうち1個の固定子に
商用3相電源から通電すると、他方の固定子に連結した
電圧調整器からの出力がゼロのときに番よ、商用3相電
源に連結した固定子からのみ回転子の導体に電流が流れ
、一般の誘導電動機と同一の特性を持つものであるが、
固定子に連結した電圧調整器から出力する電圧を制御す
ることにより回転子の回転速度を無段階的に制御するこ
とがぐぎる。 即ち、商用3相電源に連結した固定子から回転子の導体
に誘起する電圧に対し、任意の電圧が加わると通電する
逆極性に直列に連結して1組としたダイオードを介し、
電圧調整器の制御により固定子から回転子に作用する電
圧との差に応じて回転子の回転速度が制御できる。した
がって、電圧調整器の制御によりダイオードを介して固
定子から回転子に作用する電圧が小さいときには回転子
は高速回転し、電圧調整器の制御によりダイオードを介
し固定子に作用する電圧が順増するにしたがって回転子
の回転速度は順減し、電圧調整器からの作用を大きくし
てそれぞれの固定子から回転子の導体に誘起または作用
する電圧が同一となったときには、回転子の導体に誘起
または作用する電圧がそれぞれ相殺されて回転子の回転
は小さくなることとなる。 実施例 本発明の実施例を第1図〜第7図に基づき説明する。 第1図および第2図に示す符号1は誘導電動機の全体を
示し、該電動1s1は以下のように構成しである。機枠
14内に任意の間隔を設けて第1固定子24.第2固定
子25を並設し、巻線22.23を施した第1固定子2
4.第2固定子25を機枠14に螺装したボルト26,
26により固定する。回転子軸4に鉄心からなる回転子
コア2,3を第1.第2(i!it定子24.25と対
峙女るよ・)に装着し、回転1172.3間に非磁性体
X1ア9を介設し、それぞれの]コア、3.9に連通し
て装設した複数個の導体5・・・の両端部を短絡環6.
7に連結して一体的な回転子8に形成Jる。またコア2
,3.9に回転子8の両側部10.11に連結する複数
個の通風胴12・・・を設()、通風胴12・・・から
直交状に回転子8の外周部に貫通Jる複数個の通気孔1
3・・・を穿設しである。円筒状の機枠14の両側部に
設けた軸受盤15.16を連結棒17・・・にナツト1
8・・・留めして一体的に組付【ノ、第1゜第2固定子
24.25に内装した回転子80両側部に冷却用翼車1
9.20を回転子軸4に装着し、回転子軸4の両端部を
軸受盤15.16に嵌装した軸受21,21に軸支し、
回転子8を回転自在としてあり、27は軸受盤15.1
6に複数個穿設した通風孔(゛ある。 次に第3図に基づき第1固定了24と第2固定子25に
施し!、:巻線22.23と、第1固定子240巻線2
2を電圧調整器28の一次側に連結し、ダイオードD・
・・を電圧調整器28の一次側に連結した構成につぎ説
明する。 第2固定子25にデルタ結線した巻線23の端子を商用
3相電源に連結し、第1固定子24にデルタ結線した巻
線の端子を電圧調整器28の一次側に連結しである。電
圧調整器28は、サイリスタを応用した電圧調整器、摺
動電圧調整器、誘導電圧調整器、変圧器に複数の端子を
設け、該端子に切換スイッチを連結した電圧調整器とし
た任意の電圧調整器を使用できる。ざらに任意の電圧が
加わると通電する逆極性に直列に連結して1組とした定
電圧ダイオードD・・・をデルタ結線して電圧調整器2
8の二次側に連結しCある。 以下に上記構成における作用につき説明する。 電圧調整器28の出力をゼロとしたとぎにはダイオード
D・・・には電流が流れないので、第2固定了25の巻
線23に商用3相電源から入力する電圧により回転磁界
が生じ、第2固定子がらのみ回転子8の導体5・・・に
電圧が誘起され、回転子8の導体5・・・に電流が流れ
て回転子8は一般の誘導電動機と同一の特性による回転
をする。 回転子8から第1固定子24の巻線22に励磁する電圧
を電圧調整器28により増減に制御すると、任意の電圧
が加わると通電するデルタ結線した定11?ILダイオ
ードD・・・を介し回転子8の導体5・・・に電圧が作
用し、その電圧値の増減に応じて回転子8の回転速度を
制御することができる。 そこで、回転r8の導体5・・・に誘起する電圧を5E
(S−ηべり、[−すべり1のときの誘起電圧)とし、
回転子8の導体5・・・の抵抗を1<、インダクタンス
を[、電源の角周波数をω、定電圧ダイオード1〕・・
・のツ1ノー電圧をVo、電圧調整器28によって制御
する電圧比をnど1れば、その回転子8の電気的等価回
路は第4図に示すとおりで、SE>n Vo  ときに
は回転子8の導体5・・・に電流が流れ、SE<IIV
(+のとぎには回転子8の導体5・・・には電流が流れ
なく、回転子8は停止1ニすることになる。 即ち、電圧調整器28の制御に応じて第1固定子24か
ら回転子8の導体5・・・に作用する電圧値だけ第2固
定子25から回転子8の導体5・・・に誘起する電圧が
消去され実質的に回転子8の導体5・・・に流れる電圧
値に応じて回転子8の回転速度が制御される。 第5図に示すものは、第1固定子24に連結した電圧調
整器28によって回転子8の導体5・・・に作用する電
圧の制御により、回転子8の導体5・・・に流れる電流
とすべりの関係を示したものであり、電圧調整器28に
より制御してダイオードD・・・を介し回転子8の導体
5・・・に作用する電圧値が大きくなるにともなってす
べりS−〇からs=i、oに近付き、回転子8の回転速
度が変化することが解り、電圧調整器28により回転子
8の導体5・・・に流れる電圧を制御するだけで無段階
的に回転子8の回転速度を制御できるものであり、この
制御に伴うトルク特性は第6図に示すとおりで、電圧調
整器28からの出力がゼロで固定子24を介して回転子
8の導体に電圧が作用しイ「いときには、一般の誘導電
動機と同一のn=oの特性でSoの点で回転し、電圧調
整器28の電圧制御に伴いそれぞれ81〜 S3の点で
回転するものであるが、定電圧ダイオードD・・・の作
用によりトルク曲線が急峻に低下する特性を持つので、
回転子軸4に連結した負荷の変動に対し゛C回転子8の
速度変動が小さく、負荷を安定して駆動することができ
る。 軸受盤15.16に穿設した通風口27・・・がら流入
する空気を冷却用翼車19.20により巻線22.23
.低電圧ダイオードD・・・等に通風し、回転子ファ2
,3に設けた通風012に流通する空気を通気孔13・
・・に流出し、それぞれを通気により冷却して電動機1
を長時間安定的に機能させる。 次に、第7図によって回転速度を自動制御する装置の一
例を説明する。 誘導電動機1の第1固定子24に巻装した巻線22.の
−次側を二次側にダイオードD・・・を連結した摺動式
電圧調整器28Aに連結し、摺動式電圧調整器28Aの
回動軸29に歯車30を軸着し、パルスモータ−31に
軸着した駆動歯車32を歯車30に係合さけである。第
2固定子25の巻線23の端子に連結したリード線に電
磁開閉器36を介して商用3相電?lIA、B。 Cを連結し、回転子軸8にタコゼネレーター等の速度検
出器33を装着し、摺動式電圧調整器28Aの回動軸2
9の回動量に対して変化する電圧値と回転子8の速度と
の関係と、回動軸29の回動量に対するパルスモータ−
31のパルス制御値とを入力した記憶装置と演算装置を
有する制御装置34を設け、回転子軸4の回転速度を設
定するキーボードおよび外部から速度制御値を入力する
制御盤35を制御装置34に連結し、さらに制御装置3
4には速度検出器33と、パルスモータ−31と、電磁
開閉器36のそれぞれが連結しである。 上記構成により、制御盤35から誘導電動機1の回転子
軸4に求める回転速疫値を制m装置34に入力すると、
回転子軸4に求める回転速度とするに電圧値をいくらに
制御するが演鋒され、その演輝値に基づいてパルスモー
タ−31のパルス制御器が演算され、制御I装置34−
hs rら電磁開閉器36、パルスモータ−31に信号
が出され、誘導雷!II機1は起動すると共に、パルス
モータ−31IJより摺動式電圧調整器28Aの回動軸
29は所望制御電圧となるように回動させられる。この
制御が適切できが速度検出器33から制御装置34に入
力した検出値が、制御盤35から人力した回転速度と異
なるときには、制御装置34からの出力信号によりパル
スモータ−31を作動し、電圧を制御して所定回転速度
となるように再調整する。上記運転中において、回転子
軸4の回転速度を高低に変速する必要に応じ、制御盤3
5のキーボードあるいは外部の制御信号を制御盤35を
介し制御装置34に入力し、上記した制御によって任意
な回転速度に自動制御・Iることができる。そして第1
、第2固定子24.25のぞれぞれがら回転子8の導体
5・・・に流れる電F[を同一どしたときに電動機1を
起動すれば、起動制御機に流れる電流を小さくして起動
制御器を小容量化することもできる。 なお、第1固定子24の巻線22を電圧調整器28の一
次側に連結し、電圧調整器28の二次側にダイオードD
・・・を連結したことのみについて説明したが、巻線2
2を商用3相電源に連結し、二次側にダイオードD・・
・を連結した電圧調整器28の一次側に第2固定子25
の巻線23を連結しても同様の作用を得られるものであ
り、固定子は第1.第2固定子のみに限定されるもので
はなく、任意数の固定子のうち任意数の固定子に電圧調
整器を連結することは電動機の容量2回転速度の制御領
域等によって自由に選択できるものである。 また、回転子は回転子コアに巻線を巻装して一体的な回
転子としても同一機能が得られ、回転子および固定子に
巻装する巻線およびダイオードの結線はスター結線ある
いはデルタ結線のいずれをも選択でき、逆極性に直列に
連結した14一 定電圧ダイオードの代りに同一機能を有するダイオード
を種々構成して使用できることは勿論のことである。 発明の効果 上記に説明した如く本発明によれば、一方の固定子から
回転子に誘起する電圧に対し、他の固定子に連結した電
圧調整器からダイオードを介して回転子に作用する電圧
を制御する簡単な操作により、回転子に加わる電圧値に
よって回転子の回転速度を無段階的に容易に制御するこ
とができる。 また、任意の電圧が加わると通電するダイオードの作用
によりI・ルク曲線が急峻に低下する特性を持つので、
回転子軸に連結した負荷の変動に対して回転子の速度変
動が小ざく、負荷を安定して駆動することができる。 4、図面の簡単な説明 第1図は誘導電動機の側断面図、第2図は同側面図、第
3図は固定子それぞれの巻線と電圧調整器にダイオード
と一方の巻線を連結した構成因、第4図は回転子の電気
的等価回路図、第5図は電圧値によるすべりと電流との
関係図、第6図は電圧値によるトルクと速度の関係を示
す説明図、第7図は自動制御装置を示す構成図である。 1・・・誘導電動機    2,3・・・コア4・・・
回転子軸     5・・・導体6.7・・・短絡環 
   8・・・回転子9・・・非磁性コア   10.
11・・・側部12・・・通風胴     13・・・
通気孔14・・・機枠      15.16・・・軸
受盤17・・・連結棒     18・・・ナツト19
.20・・・冷却用翼車 21・・・軸受22.23・
・・巻線   24・・・第1固定子25・・・第2固
定子   27・・・通風孔28.28A・・・電圧調
整器  29・・・回動軸30・・・歯車      
31・・・パルスモータ−32・・・駆動歯車    
33・・・速度検出器34・・・制御装置    35
・・・制御盤36・・・電磁開閉器 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、複数個の回転子コアのそれぞれに装設した複数
    個の導体のそれぞれを連結して一体的な回転子に形成し
    、同一回転軸に任意の間隔を設けて軸着した前記複数個
    の回転子コアに対峙する外周部に複数個の固定子を並設
    し、前記複数個の固定子のうち少なくとも1個の固定子
    に巻装した巻線を電圧調整器の一次側に連結すると共に
    、その二次側に前記巻線と同一結線としたダイオードを
    連結したことを特徴とする可変速誘導電動機。
  2. (2)、逆極性に直列に連結した1組の低電圧ダイオー
    ドを前記ダイオードとした特許請求の範囲第(1)項記
    載の可変速誘導電動機。
JP61111367A 1986-05-13 1986-05-13 可変速誘導電動機 Pending JPS62268390A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01231681A (ja) * 1988-03-08 1989-09-14 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機
JPH01238492A (ja) * 1988-03-17 1989-09-22 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機
JPH01248995A (ja) * 1988-03-28 1989-10-04 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機
JPH01248994A (ja) * 1988-03-28 1989-10-04 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機
JPH01255498A (ja) * 1988-04-05 1989-10-12 Satake Eng Co Ltd 可変速誘導電動機の速度制御装置

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