JPH01247467A - 顔料分散剤および顔料組成物 - Google Patents

顔料分散剤および顔料組成物

Info

Publication number
JPH01247467A
JPH01247467A JP7697488A JP7697488A JPH01247467A JP H01247467 A JPH01247467 A JP H01247467A JP 7697488 A JP7697488 A JP 7697488A JP 7697488 A JP7697488 A JP 7697488A JP H01247467 A JPH01247467 A JP H01247467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
pigment
formula
optionally substituted
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7697488A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Sawamura
勝彦 澤村
Mikio Hayashi
三樹夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP7697488A priority Critical patent/JPH01247467A/ja
Publication of JPH01247467A publication Critical patent/JPH01247467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は使用適性、特に非集合性、非結晶性、流動性に
優れた顔料分散体を提供する顔料分散剤に関する。
(従来の技術) −iに各種コーティングまたはインキ組成物中において
鮮明な色調と高い着色力を発揮する実用上有用な顔料は
微細な粒子からなっている。しかしながら顔料の微細な
粒子は、オフセットインキ、グラビアインキおよび塗料
のような非水性ビヒクルに分散する場合、安定な分散体
を得ることが難しく、製造作業上および得られる製品の
価値に重要な影響を及ぼす種々の問題を引き起こすこと
が知られている。
例えば、微細な粒子からなる顔料を含む分散体は往々に
して高粘度を示し製品の分散機からの取出し。
輸送が困難となるばかりでなく、更に悪い場合は貯蔵中
にゲル化を起し使用困難となることがある。また異種の
顔料を混合して使用する場合、凝集による色分れや、沈
降などの現象により展色物においてて色むらや著しい着
色力の低下となって現われることがある。さらに展色物
の塗膜表面に関しては光沢の低下、レベリング不良等の
状態不良を生ずることがある。
また、顔料の分散とは直接関係しないが一部の有機顔料
では顔料の結晶状態の変化を伴う現象がある。
すなわちオフセットインキ、グラビアインキおよび塗料
等の非水性ビヒクル中でエネルギー的に不安定な顔料の
結晶粒子がその大きさ、形態を変化させて安定状態に移
行するため展色物において著しい色相の変化1着色力の
減少、粗粒子の発生等により商品価値を損なうことがあ
る。
以上のような種々の問題点を解決するためにこれまでも
銅フタロシアニンおよびキナクリドン系顔料を中心とし
て数多くの提案がされている。
その内容を技術的手法から分類すると大きく次のような
2つに分けられる。
第1法はUSP3370971およびUSP29655
11号公報に見られるように酸化ケイ素、酸化アルミニ
ウムおよび第3級ブチル安息香酸のように無色の化合物
で顔料粒子表面を被覆するものである。
第2法は特公昭41−2466号公報およびUSP28
55403号公報に代表されるように有機顔料を母体骨
格とし側鎖にスルフォン基、スルフォンアミド基、アミ
ノメチル基、フタルイミドメチル基等の置換基を導入し
て得られる化合物を混合する方法である。
第2の方法は第1の方法に比べ非水性ビヒクル中での顔
料の非集合性、結晶安定性等に関する効果が著しく大き
くまた顔料組成物の製造の容易さから判断しても非常に
有利な方法である。
(発明が解決しようとする諜8) 本発明は、オフセットインキ、グラビアインキおよび塗
料等を製造する場合に、非集合性、非結晶性。
流動性に優れた安定な分散体を得るための顔料分散剤お
よび顔料組成物を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は1式(I)で表わされる顔料分散剤に関する。
−0−(CH,)n−R,、−OR,、−NR,、R1
1+   CI、   Fまたは−X !  X 1−
〇を表す。
または −〇−(CHz )n−Rsを表し、Aがを表
す場合には、Bが −OR1または−X z  X +  Qである場合を
除く。
Q:有機色素残基を表す。
X+  :  SO2、CHz NHCOCHz−9−
〇〇−または炭素数10以下の側鎖を有していてもよい
アルキレン基を表わす。
Xz:X+ と窒素原子で結合し、トリアジン環と。
X、と結合する窒素原子とは異なる窒素原子で結合する
連結基を表す。
Y、: −NR’−または一〇−を表す。ただし、R′
は水素原子、炭素数20以下の置換されていてもよい飽
和もしくは不飽和のアルキル基またはアリール基を表わ
す。
なお、以下に示されるR′、R−は、上記のR′と同様
の内容を表わす。
R+ 、Rz  :それぞれ独立に、置換されていても
よい飽和もしくは不飽和のアルキル基またはR,、R2
で窒素、酸素または硫黄原子を含む置換されていてもよ
い複素環を表わす。
Yz:NR’−または−O−を表す。
Y3 :直接結合するかあるいは−E−3o□−NR′
−または−E−Co−NR”−を表す。ただし。
Eは炭素数20以下の置換されていてもよい飽和もしく
は不飽和のアルキレン基またはアリーレン基を表す。
なお、以下に示されるEは、上記のEと同様の内容を表
す。
Zl :直接結合するかあるいは−NR’−または一〇
−を表す。
Z2 :直接結合するかあるいは−NR′−,−NR’
−E−Co−,−NR’−E−CONR”−、−NR’
−E−3O□−、−NR’−E−3o□NR”−、−0
−E−Co−、−0−E−CONR’−。
OE  Sow−または−0−E−3o□NR′−を表
す。
R:l 、 Ra 、 Rs 、 R6、Rq 、 R
+。、し、:それぞれ独立に、水素原子、炭素数20以
下の置換されていてもよい飽和もしくは不飽和のアルキ
ル基またはアリール基を表わす。
R1:置換されていてもよい飽和または不飽和のアルキ
ル基を表わす。
R6:窒素原子を含む置換されていてもよい複素環を表
わす。
i:1〜20の数を表す。
j、に、It、m、n:それぞれ独立に0〜20の数を
表わす。ただし、j+に、(I+mがゼロであることは
ない。
p:ゼロでない4以下の数を表わす。
式(I)で表わされる本発明の顔料分散剤の原料となる
有機色素としては、一般に市販されている染料または顔
料を使用することもできる。
例えば、アントラキノン系色素、ジアンステキノニル系
色素。フタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、ジ
オキサジン系色素、アンスラピリミジン系色素、アンサ
ンスロン系色素、インダンスロン系色素、フラバンスロ
ン系色素、ピランスロン系色素。
ペリノン系色素、ペリレン系色素、チオインジゴ系色素
などの顔料または染料である。
式(I)において、Yt 、Yy中のEは、炭素数20
以下の置換されていてもよい飽和もしくは不飽和のアル
キレン基またはアリーレン基を表わすが。
好ましくは置換されていてもよいフェニレン基、ナフチ
レン基または炭素数が10以下である側鎖を有していて
もよい飽和のアルキレン基である場合が挙を形成するた
めに使用されるアミン成分またはアルコール成分は、た
とえば、N、N−ジメチルアミノメチル、N、N−ジメ
チルアミノエチル、N、N−ジメチルアミノプロピル、
N、N−ジメチルアミノアミル、N、N−ジメチルアミ
ノブチル、N、N−ジエチルアミノエチル、N、N−ジ
エチルアミノプロピル、N、N−ジエチルアミノへキシ
ル、  N、 N−ジエチルアミノエトキシプロピル、
N、N−ジエチルアミノブチル、N、N−ジエチルアミ
ノペンチル、N、N−ジプロピルアミノブチル、N、N
−ジエチルアミノペンチル、N、、N−ジプロピルアミ
ノブチル、N、N−ジブチルアミノプロピル、  N、
  N−ジブチルアミノエチル、N、N−ジブチルアミ
ノブチル、N、N−ジイソブチルアミノペンチル、N。
N−メチル−ラウリルアミノプロピル、N、N−エチル
−ヘキシルアミノエチル、N、N−ジステアリルアミノ
エチル、N、N−ジオレイルアミノエチル。
N、N−ジステアリルアミノブチルのアミンまたはアル
コール。
あるいはN−アミノエチルピペリジン、N−アミノエチ
ル−4−ピペコリン、N−アミノエチルモルホリン、N
−アミノプロピルビベリジン、N−アミノプロピル−2
−ピペコリン、N−アミノプロピル−4−ピペコリン、
N−アミノプロピルモルホリン。
N−アミノメチルピペリジン、またはN−ヒドロキシメ
チルピペリジン、N−ヒドロキシエチルピペリジン、N
−ヒドロキシプロピルビベリジン、N−ヒドロキシエチ
ルピペリコン、N−ヒドロキシプロピルピペコリン、N
−ヒドロキシメチルピロリジン。
N−ヒドロキシブチルピロリジン、N−ヒドロキシエチ
ルモルホリン、N−ヒドロキシプチルモルホリン等であ
る。
または 式−式(I)j! R)+z を形成するために使用されるアミン成分またはアルコー
ル成分は、たとえばN−メチルピペラジ7、 N−メチ
ルビペラジン、N−エチルピペラジン、N−ブチルピペ
ラジン、1−アミノ−4−メチルビペラジン、l−アミ
ノ−4−シクロペンチルピペラジン。
1−シクロペンチルピペラジン、N−メチル−3=ピペ
リジンメタノール、N−メチル−3−ヒドロキシピペリ
ジン、N−エチル−3−ヒドロキシピペリジン、N−メ
チル−4−ピペリジツール、N−メチル−2−ヒドロキ
シエチルピロリジン等である。
また、XtはXlと窒素原子で結合し、トリアジン環と
、X+ と結合する窒素原子とは異なる窒素原子で結合
する連結基を表わし、Xtを形成するために使用される
成分は、たとえばヒドラジン、1.2−ジメチルヒドラ
ジン、エチレンジアミン、1.2−ジアミノプロパン、
1.3−ジアミノプロパン、N−メチルエチレンジアミ
ン、t−ブチルヒドラジン。
1.4−ジアミノブタン、1,2−ジアミノ−2−メチ
ルプロパン、1,2−ジエチルヒドラジン、N。
N′−ジメチルエチレンジアミン、N−エチルエチレン
ジアミン、N−メチル−1,3−プロパンジアミン、1
.5−ジアミノペンクン、2,2−ジメチル−1,3−
プロパンジアミン5 N−イソプロピルエチレンジアミ
ン、N、N’−ジエチルエチレンジアミン、l、6−ヘ
キサンジアミン、1.7−ジアミノへブタン、N、N’
−ジエチル−1,3−プロパンジアミン、N′ −イソ
プロピル−2−メチル−1,2−プロパンジアミン、■
、8−ジアミノオクタン、N、N′−ジメチル−1,6
−ヘキサンジアミン、1,9−ジアミノナノン、1.1
0−ジアミノデカン、1.2−フェニレンジアミン、1
.3−フェニレンジアミン、1.4−フェニレンジアミ
ン。
2.5−ジアミノベンゼンスルホン酸、ビス−(3−ア
ミノプロピル)−エーテル、1,2−ビス−(3−アミ
ノプロポキシ)−エタン、1.3−ビス−(3−アミノ
プロポキシ)−2,2−ジメチルプロパン、ラウリルア
ミノプロピルアミン、メチルイミノ−ビス−プロピルア
ミン、2−アミノメチルピペリジン、4−アミノメチル
ピペリジン、1.3−ジー(4−ピペリジニル)−プロ
パン、ホモピペラジン、N−アミノプロピルピペラジン
、2−メチルビペラジン、2,6−ジメチルピペラジン
、2.5−ジメチルピペラジン、ピペラジン等である。
本発明にかかわる顔料分散剤を製造するには、数種の合
成経路が考えられるが1式(n)で表わされる顔料分散
剤を例として1代表的な3つの製造方法を下記に1)、
2)、3)として示す。
(CuPcは銅フタロシアニン残基を表わす)1)まず
、弐(I[l)で示されるアミンとを反応させて式(T
V)で示される化合物を製造する。
次に、弐(TV)で示される化合物とエチレンジアミン
を反応させて式(V)で示される化合物を製造する。
弐(V)で示される化合物と常法によりクロルスルホン
化したフタロシアニンとを反応させて式(II)で示さ
れる顔料分散剤を製造する。
2)まず、常法によりクロルスルホン化したフタロシア
ニンとエチレンジアミンを反応させて1式(■)で示さ
れる化合物を製造する。
弐(VI) Cu P CSOh NH(CHz)z NHz次に2
式(Vl)で示される化合物と塩化シアヌルを反応させ
て式(■)で示される化合物を製造する。
式(■)で示される化合物と式(I[[)で示されるア
ミンを反応させて式(II)で示される顔料分散剤を製
造する。
3)式(IV)で示される化合物と式(VI)で示され
る化合物を反応させて2式(II)で示される顔料分散
剤を製造する。
本発明にかかわる顔料分散剤を製造する場合3反応時に
、酸結合剤として水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、ピ
リジン、P−ジメチルアミノピリジン等の塩基性化合物
を併用して用いてもよい。また。
反応に使用される溶媒としては水またはメタノール。
エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、アセトン、ジオキサン、N、N−ジメチルホルム
アミド、N−メチル−2−ピロリジノン。
ジメチルスルホキシド、シクロヘキサン、トルエン。
キシレジ等の一般の有機溶剤が挙げられる。 本発明で
得られる顔料分散剤は、一般に市販されているほとんど
全ての顔料に優れた分散効果を発揮する。
例えば可溶性および不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料等の
アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔
料、イソインドリノン系顔料、ペリレン・ペリノン系顔
料、ジオキサジン系顔料、アントラキノン系顔料、ジア
ンスジキノニル系顔料。アンスラピリミジン系顔料、ア
ンサンスロン系顔料、インダンスロン系顔料、フラバン
スロン系顔料、ビランスロン系顔料、建染染料系顔料、
塩基性染料系顔料等の有機顔料およびカーボンブランク
、酸化チタン。
黄鉛、カドミウムエロー、カドミウムレッド、弁柄。
鉄黒、亜鉛華、紺青9群青等の無機顔料に用いることが
できる。
本発明で得られる顔料分散剤の顔料に対する配合は、顔
料100重量部に対し、0.1〜30重量部が好ましい
。0.1重量部より少ないと本発明で得られる顔料分散
剤の効果が得られず、また、30重量部より多く用いて
も用いた分の効果が得られない。
本発明にかかわる顔料分散剤の使用方法としては。
例えば次のような方法がある。
1、顔料と顔料分散剤を予め混合して得られる顔料組成
物を非水系ビヒクルなどに添加して分散する2、非水系
ビヒクルなどに顔料と顔料分散剤を別々に添加して分解
する。
3、非水系ビヒクルなどに顔料と顔料分散剤を予め別々
に分散し得られた分散体を混合する。
この場合、1!i料分散剤を溶媒のみで分散してもよい
4、非水系ビヒクルなどに顔料を分散した後、得られた
分散体に顔料分散剤を添加する。
等の4つの方法があり、これらのいずれによっても目的
とする効果が得られる。
上記lで示した顔料組成物の調整法としては、H料粉末
と本発明に関わる顔料分散剤の粉末を単に混合しても充
分目的とする効果が得られるが、ニーダ−、ロール、ア
トライター、スーパーミル、各種粉砕機等により機械的
に混合するか、顔料の水または有機溶媒によるサスペン
ション系に本発明に係わる顔料分散剤を含む溶液を添加
し、顔料表面に顔料分散剤を沈着させるか、硫酸等の強
い溶解力をもつ溶媒に有機顔料と顔料分散剤を共溶解し
て水等の貧溶媒により共沈させる等の緊密な混合法を行
えば更に良好な結果を得ることができる。
また、上記2〜4で示した。顔料と顔料分散剤との使用
においては、非水系ビヒクルまたは溶剤中への顔料ある
いは顔料分散剤の分散、これらの混合等に分散機械とし
てデイシルバー、ハイスピードミキサー、ホモミキサー
、ニーダ−、ロールミル、サンドミル、アトライター等
を使用することにより顔料の良好な分散ができる。
したがって本発明によれば、ライムロジンワニス。
ポリアミド樹脂フェスまたは塩化ビニル樹脂フェス等の
グラビアインキ、ニトロセルロースラッカー。
アミノアルキッド樹脂の常乾もしくは焼付は塗料。
アクリルラッカー、アミノアクリル樹脂焼付は塗料。
ウレタン系樹脂塗料等の非水性ビヒクルにおいて。
顔料を単独で使用した場合に比べ分散体の粘度の低下お
よび構造粘性の減少等良好な流動性を示すと同時に色分
れ、結晶の変化等の問題もなく印刷物あるいは受膜の光
沢が良く、従って美麗な製品を得ることができる。
特に2本発明にかかわる顔料分散剤は、油変性アミノア
ルキド樹脂塗料は勿論のことオイルフリーアルキド樹脂
塗料でも極めて優れた分散効果を有している。
また5本発明にかかわる顔料分散剤の使用は非水系ビヒ
クルだけに限定されず、その他の印刷インキや塗料5 
さらにはプラス千ツクの着色においても。
分散効果に潰れ1着色力のある着色物が得られる。
以下に1本発明にかかわる顔料分散剤の製造例を示す。
なお、以下の「部」とは「重量部」を表わし。
型造例中の顔料分散剤の番号は表−1に示される顔料分
散剤の略号と一致する。
〔製造例1〕 ジ(クロルスルホン)化したフタロシアニン50部を水
700部に分散し、エチレンジアミン8.4部を加えて
20℃で2時間攪拌した。次に、塩化シアヌル26部を
加えて同温度で3時間攪拌し、撹拌終了1.N−メチル
ピペラジン28部を加えて、60℃に昇温し、さらに2
時間攪拌した。沈澱物を濾過。
水洗、乾燥して、顔料分散剤(I)92部を得た。
〔型造例2〕 クロルアセトアミドメチル化したキナクリドン50部を
水700部に分散し、2.5−ジアミノベンゼンスルホ
ン酸21部を加えて20°Cで2時間撹拌し、攪拌終了
後、塩化シアヌル21部を加えて同温度で1時間攪拌し
た。次に、N、N−ジブチルアミノプロビルアミン21
部を加えて50℃に昇温し。
1時間攪拌した。反応液を20℃以下に冷却してから、
1−アミノ−4−メチルピペラジン13部を加えて、7
0℃に昇温し、さらに1時間P#、拌した。沈澱物を濾
過、水洗、乾燥して、顔料分散剤(5)101部を得た
クロルスルホン化したジオキサジン50部を水700部
に分散し、N−メチルエチレンジアミン5.4部を加え
て10℃で1時間攪拌し、攪拌終了後、塩化シアヌル1
3.5部を加えて20℃まで昇温し、1時間攪拌した。
次に、N、N−ジエチルアミノエチルアミン8.4部を
加えて50℃に昇温し、1時間攪拌した0反応液を20
1.!下に冷却してから、下記構造のアミン25部を加
えて90℃に昇温し、さらに3時間攪拌した。沈澱物を
濾過、水洗、乾燥して。
顔料分散剤(I0)89部を得た。
82N−@r−coNH<cH2>3N(CzH9)2
原料としてアントラキノン系色素、ジアンスラキノニル
系色素、フタロシアニン系色素、キナクリドン系色素、
ジオキサジン系色素、アンスラピリミジン系式、アンサ
ンスロン系色素、インダンスロン系色素、フラバンスロ
ン系色素、ピランスロン系色素。
ペリノン系色素、ペリレン系色素またはチオインジゴ系
色素を使用して、製造例1〜3と同様な方法により多数
の顔料分散剤を製造した。その例を表−1に示した。
// 表〜I 顔イ4分11女剤のイ:4造と略号略号   
     構造 C)+3 本発明にかかわる顔料分散剤の効果を評価するため、下
記配合の塗料を作成した。
配合(I) 顔料                  9・5部顔
料分散剤               0.5部アル
キド樹脂系フェス(不揮発分60%)26.4部メラミ
ン樹脂系ワニス(不揮発分50%)13.6部シンナー
                20 部(キシレン
/n−ブタノール−8/2)分散後添加する混合フェス
       48.3部(アルキド/メラミン−7/
3 (固形分))配合(2) 顔ギ■9・5部 顔料分散剤               0.5部オ
イルフリーポリエステル樹脂系フェス 26.4部(不
揮発分60%) メラミン樹脂系フェス(不揮発分50%)13.6部ス
ワゾール             20 部分数後添
加する混合フェス       48.3部(アルキド
/メラミン−7/3 (固形分))上記の配合をしたも
のを容器に入れ、スチールボールを加えてペイントシェ
イカーにて分散し、塗料を作成した。これらの塗料を、
顔料分散剤未添加の塗料(上記配合において顔料分散剤
を添加せず、顔料を10部とした塗料ンと、下記の評価
方法に従って比較した0表−2にその結果の例を示した
。なお。
表−2における顔料分散剤の番号は表−1中に示される
略号と一致する。
評価法(I) 得られた塗料の粘度をB型粘度計にて測定して4J1定
した(測定温度25℃)。なお、評価は顔料分散剤未添
加の塗料との相対比較で行ない、粘度の低いものを良好
とした。
○ : 良好 △ : やや良好 × : 不良 評価法(2) 得られた塗料を最終塗料粘度ガフオードカップ4で23
秒になるようにシンナーで調整し、エアースプレーガン
でブリキ板に吹き付けた後焼き付け、目視およびグロス
メーターでの20’グロスの測定により、塗面の鮮映性
の総合評価を行なった。
○  :  優 Δ:良 ×:劣 表−2評価結果 C,1,PIg、BIue15  −    x   
 x    x    xl     000   0 I2    △   ○   Δ   ○C,1,Pi
g、Red17?   −x    x    x  
  I8   0   △   O○ 19   0   △   O△ C,f、Pi(Jed168  −    x    
x    x    I8   0  0   Δ  
 Δ 4    Δ   0  0  0 C,1,Pig、Yellow 108 −    x
    x    x    I9   0   Δ 
  ○   O 13    0   0   △   ○C,1,Pi
gJioleL19 −    x     x   
  x     x6    0  0   Δ   
O 170△   Δ   △ C,1,Pig、ν1olet23 −    x  
  x    x    xlo    0  0  
0  0 11      Δ   0  0  02     
o    ○    Δ    △14     0 
   Δ   ○    ΔC,1,Pi(、旧ue6
0  −    x     x     x    
 x13     Δ   0   △   03  
   Δ   Δ   ○   OC,1,Pil、Y
ellow24 −    x     x     
x     xl3     △   ○   ○  
 09    0   0    Δ    ΔC,1
,P1g、Orange 43        X  
  x    x    x8   0  0  0 
  Δ 9   0   Δ   ○   ○ C,1,P1g、Red178  −    x   
 x    x    xl6   0  0  0 
 0 18    0   0    Δ   05   0
  0   △   Q C,1,Pig、Red 179          
x    x    x    xl7    0  
 0   0  020    Δ   Δ   00 15   0   Q   △   OC,1,Pig
、Red149  −    x    x    x
    xl8   0  0  0   △ 13   0   Q   Δ   OC,1,Pig
、Red 123         x    x  
  x    xl9   0  0  0  0 20     Δ    Oo    ○4     
Δ    Δ    Δ    ○C,1,Pig、R
ed190   −     x     x    
 x     x20    0    Q    ○
    ○17    0   0    Δ    
Δ6     o    Δ    ○    ΔC,
1,P1g、Yellow12  −     x  
   x     x     x9    0   
 Δ    ○    Δ13     0    0
    Δ    ΔC,1,Pig、Red  17
6      □       ス       ××
×4      o    ○    Δ    Δ5
    0    Δ    ○    ○18   
  Δ   OΔ   Q C,1,Ptg、R1ack6  −     x  
   x     x     xl      00
0   0 3     000     Δ 5    0    Δ    ○    Δ10  
    0    0    △    △14   
   Δ    ○    △    ○これらの塗料
は、1週間放置後に同じ粘度計で粘度を測定しても、粘
度の増加はほとんど認められなかった。また、チタン白
で調整した自塗料で1/10カツトの淡色塗料を作成し
、粘度をフォードカップ4で23秒に調整し、試験管に
取って凝集状態を観察したが、1ケ月後でも色分れや沈
陣は認められなかった。
さらに9本発明にかかわる顔料分散剤を添加した顔料は
、ニトロセルロースラッカー、アクリル樹脂塗料および
グラビーインキ中でも凝集を起こさず良好な分散性を示
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式( I )で表わされる顔料分散剤。 式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ −O−(CH_2)_n−R_8、−OR_9、−NR
    _1_0R_1_1、−Cl、−Fまたは−X_2−X
    _1−Qを表す。 ただし、A、Bの少なくとも一方は ▲数式、化学式、表等があります▼ または−O−(CH_2)_n−R_8を表し、Aが▲
    数式、化学式、表等があります▼を表す場合には、Bが ▲数式、化学式、表等があります▼、 −OR_9または−X_2−X_1−Qである場合を除
    く。 Q:有機色素残基を表す。 X_1:−SO_2−、−CH_2NHCOCH_2−
    、−CO−または炭素数10以下の側鎖を有していても
    よいアルキレン基を表わす。 X_2:X_1と窒素原子で結合し、トリアジン環と、
    X_1と結合する窒素原子とは異なる窒素原子で結合す
    る連結基を表す。 Y_1:−NR′−または−O−を表す。ただし、R′
    は水素原子、炭素数20以下の置換されていてもよい飽
    和もしくは不飽和のアルキル基またはアリール基を表わ
    す。 なお、以下に示されるR′、R″は、上記のR′と同様
    の内容を表わす。 R_1、R_2:それぞれ独立に、置換されていてもよ
    い飽和もしくは不飽和のアルキル基またはR_1、R_
    2で窒素、酸素または硫黄原子を含む置換されていても
    よい複素環を表わす。 Y_2:−NR′−または−O−を表す。 Y_3:直接結合するかあるいは−E−SO_2−NR
    ′−またはE−CO−NR′−を表す。ただし、Eは炭
    素数20以下の置換されていてもよい飽和もしくは不飽
    和のアルキレン基またはアリーレン基を表す。 なお、以下に示されるEは、上記のEと同様の内容を表
    す。 Z_1:直接結合するかあるいは−NR′−または−O
    −を表す。 Z_2:直接結合するかあるいは−NR′−、−NR′
    −E−CO−、−NR′−E−CONR″−、−NR′
    −E−SO_2−、−NR′−E−SO_2NR″−、
    −O−E−CO−、−O−E−CONR′−、−O−E
    −SO_2−または−O−E−SO_2NR′−を表す
    。 R_3、R_4、R_5、R_6、R_9、R_1_0
    、R_1_1:それぞれ独立に、水素原子、炭素数20
    以下の置換されていてもよい飽和もしくは不飽和のアル
    キル基またはアリール基を表わす。 R_7:置換されていてもよい飽和または不飽和のアル
    キル基を表わす。 R_8:窒素原子を含む置換されていてもよい複素環を
    表わす。 i:1〜20の数を表す。 j、k、l、m、n:それぞれ独立に0〜20の数を表
    わす。ただし、j+k、l+mがゼロであることはない
    。 p:ゼロでない4以下の数を表わす。 2、式( I )のQで表わされる有機色素がアントラキ
    ノン系色素、ジアンスラキノニル系色素、フタロシアニ
    ン系色素、キナクリドン系色素、ジオキサジン系色素、
    アンスラピリミジン系色素、アンサンスロン系色素、イ
    ンダンスロン系色素、フラバンスロン系色素、ピランス
    ロン系色素、ペリノン系色素、ペリレン系色素またはチ
    オインジゴ系色素である請求項1記載の顔料分散剤。 3、顔料および請求項1または2記載の顔料分散剤から
    なる顔料組成物。
JP7697488A 1988-03-30 1988-03-30 顔料分散剤および顔料組成物 Pending JPH01247467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7697488A JPH01247467A (ja) 1988-03-30 1988-03-30 顔料分散剤および顔料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7697488A JPH01247467A (ja) 1988-03-30 1988-03-30 顔料分散剤および顔料組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01247467A true JPH01247467A (ja) 1989-10-03

Family

ID=13620756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7697488A Pending JPH01247467A (ja) 1988-03-30 1988-03-30 顔料分散剤および顔料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01247467A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03153780A (ja) * 1989-11-10 1991-07-01 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルター用着色組成物
US5318627A (en) * 1991-03-22 1994-06-07 Hoechst Aktiengesellschaft Process for the preparation of pigment preparations based on C.I. pigment violet 23
JP2003519130A (ja) * 1999-12-28 2003-06-17 ファーマコペイア, インコーポレイテッド N−ヘテロ環TNF−α発現阻害剤
JP2005010604A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 感光性黒色組成物、それを用いたブラックマトリックス基板およびカラーフィルタ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305173A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 顔料分散剤
JPH01217077A (ja) * 1988-02-25 1989-08-30 Toyo Ink Mfg Co Ltd 顔料組成物,分散方法および塗料

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63305173A (ja) * 1987-06-05 1988-12-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 顔料分散剤
JPH01217077A (ja) * 1988-02-25 1989-08-30 Toyo Ink Mfg Co Ltd 顔料組成物,分散方法および塗料

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03153780A (ja) * 1989-11-10 1991-07-01 Toyo Ink Mfg Co Ltd カラーフィルター用着色組成物
US5318627A (en) * 1991-03-22 1994-06-07 Hoechst Aktiengesellschaft Process for the preparation of pigment preparations based on C.I. pigment violet 23
JP2003519130A (ja) * 1999-12-28 2003-06-17 ファーマコペイア, インコーポレイテッド N−ヘテロ環TNF−α発現阻害剤
JP4794793B2 (ja) * 1999-12-28 2011-10-19 ファーマコペイア, インコーポレイテッド N−ヘテロ環TNF−α発現阻害剤
JP2005010604A (ja) * 2003-06-20 2005-01-13 Toyo Ink Mfg Co Ltd 感光性黒色組成物、それを用いたブラックマトリックス基板およびカラーフィルタ
JP4601267B2 (ja) * 2003-06-20 2010-12-22 東洋インキ製造株式会社 感光性黒色組成物、それを用いたブラックマトリックス基板およびカラーフィルタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2584515B2 (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
US4310359A (en) Pigment compositions
JP3518300B2 (ja) 顔料分散剤、及びそれを含有する顔料組成物
KR100588884B1 (ko) 페릴렌 화합물 및 안료 조제물
GB2173812A (en) Triazine dyes and pigments for use as pigment dispersants
JP2001214085A (ja) ジケトピロロピロール化合物を主成分とする顔料分散剤及び顔料配合物
JP3975500B2 (ja) 顔料組成物およびその製造方法
GB1568574A (en) Phthalocyanine pigment compositions
JPS63305173A (ja) 顔料分散剤
KR100740040B1 (ko) 디케토피롤로피롤 안료 및 염기성 페릴렌 분산제에 기초한안료 제제
JPH01217077A (ja) 顔料組成物,分散方法および塗料
KR100614715B1 (ko) 2종 이상의 페릴렌 화합물을 포함하는 안료 제제
JPH01247468A (ja) 顔料組成物
JPS61246261A (ja) 顔料分散剤
JP2507810B2 (ja) 顔料分散剤,顔料組成物,塗料および印刷インキ
JPH01247467A (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
JPH01217078A (ja) 顔料分散剤および顔料組成物
EP1108001B1 (en) Use of pigment compositions containing substituted amido phthalocyanine derivatives in a thermoplastic resin composition
JPH039961A (ja) 顔料組成物および顔料の分散方法
JP3389808B2 (ja) 顔料組成物およびその製造方法
JPH02305862A (ja) 顔料組成物および顔料分散体
JP4536909B2 (ja) 顔料分散剤およびこれを含んだ顔料組成物
JP2000273346A (ja) 顔料分散剤およびそれを用いた顔料組成物
JPH09137075A (ja) 顔料分散剤及びこれを用いた顔料組成物
JP2003165922A (ja) 顔料分散剤、及びそれを含有する顔料組成物