JPH01242913A - スチールコーテイング材料の耳ゴム付着量測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スチールコーティング材料の耳ゴム付着量
測定方法に係わり、更に詳しくはスチールコーティング
材料の蛇行の影響を受けることなく側縁部側のスチール
材料からゴム材料の端末部までのゴム付着量を精度良く
測定するスチールコーティング材料の耳ゴム付着量測定
方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、複数本並列に配列されたスチール材料に、ゴム材
料をコーティングした帯状のスチールコーティング材料
は、スチールコーティング材料を所定の長さに切断し、
この切断されたスチールコーティング材料をスチール材
料の配列方向と直交する方向に接続して使用するもので
ある。従って、所定の長さに切断されたスチールコーテ
ィング材料を接続する場合には、側縁部側のスチール材
料からゴム材料端末部までのゴム材料の幅、即ち耳ゴム
量が重要な問題となって来る。

即ち、上記の耳ゴム量が極端に少なかったり多い場合に
は、スチール材料の長手方向同志を精度良く、かつ均一
に接合するのが難しくなるのである。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来では、上記耳ゴム量を測定する方法としては、例え
ばＸ線を使用し、スチール材料と耳ゴムとを区別して画
像処理して計測する方法、または細いＸ線ビームをスチ
ールコーティング材料の幅方向にスキャンすることによ
り側縁部側のスチール材料からスチールコーティング材
料の側縁部までのゴム材料の幅を測定していた。

然しなから、このような従来の方法では、測定器具が高
く、コストアップとなる問題があり、またスチールコー
ティング材料が搬送されている状態にて耳ゴム量を連続
して測定を行うのが非常に難しいと言う問題があった。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところはスチールコーティング
材料の側縁部側に位置するスチール材料から側縁部まで
のゴム材料の幅を安価に、しかも精度良く測定すること
が出来るとともに、搬送されるスチールコーティング材
料においても、連続して測定することが出来るスチール
コーティング材料の耳ゴム付着量測定方法を提供するも
のである。

〔作用〕

この発明は上記目的を達成するため、複数本並列に配列
されたスチール材料に、ゴム材料をコーティングし、こ
のスチールコーティング材料の両側縁部に成形される耳
ゴム付着量を自動的に測定する方法であって、前記所定
の速度で搬送されるスチールコーティング材料の側縁部
に、該側縁部側に位置するスチール材料を磁気ヘッドの
中央を基準点として追従移動させる渦流式変位磁気セン
サーを配設し、この渦流式変位磁気センサー中央基準点
に光学式光センサーの視野中心を一致させて取付け、前
記側縁部側のスチール材料からゴム材料の端末部までの
ゴム付着量を前記光学式光センサーの遮光量を換算して
測定することにより、スチールコーティング材料の蛇行
の影響を受けることなく、耳ゴムの付着量を精度良く測
定して′、スチールコーティング材料の耳ゴムの付着量
を均一にすることが出来、これにより次工程の切断工程
にてスチール材料同志を接合する場合の均一化を図るこ
とが出来るようにしたことを要旨とするものである。

〔実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施したスチールコーティング材
料Ｗの耳ゴム付着量測定装置の概略構成図、第２図は第
１図のｎ−ｎ矢視断面図であって、複数本並列に配列さ
れたスチール材料（金属線）Ｓに、ゴム材料Ｒをコーテ
ィングして成形されたスチールコーティング材料Ｗは、
第１図の斜め矢印方向に搬送され、次工程の図示しない
切断装置により所定の長さに切断されて、スチール材料
Ｓの長手方向と直交する方向、即ち第１図の幅Ｈ方向に
接続される。

前記、耳ゴム付着量測定装置は、スチールコーティング
材料Ｗの幅方向の側縁部、即ちスチール材料Ｓの側縁部
Ｓａ両側（但し第１図の他方は図示していない）に配設
され、耳ゴム付着量測定装置の構成は、渦流式変位磁気
センサーｌと、この渦流式変位磁気センサー１に一体的
に取付けられた光学式光センサ−２（平行レーザー型セ
ンサー）と、前記渦流式変位磁気センサー１をスチール
コーティング材料Ｗの幅Ｈ方向に進退移動させる制御装
置３とで構成されている。

前記渦流式変位磁気センサー１は、断面コ字状に形成さ
れたフレーム４の上下相対向する位置に、所定の間隔を
隔てて磁気ヘッド４ａ、４ｂが取付けられ、この磁気ヘ
ッド４ａ、４ｂは渦流増幅器（磁気増幅抵抗器）５及び
サーボ増幅器６を介して、前記フレーム３にアーム７及
びロッド８を介して連結支持するサーボ操作シリング−
９に接続されている。

また、前記光学式光センサ−２は、投光器２ａと受光器
２ｂとで構成され、また所定幅のレーザ光を投光、受光
するように構成され、かつその視野中心には、渦流式変
位磁気センサー１の中央と一致させて取付けられている
。

受光器２ｂには、記録計及びアラームを備えた検出手段
１０が接続されている。

次に、スチールコーティング材料Ｗの側縁部側のスチー
ル材料Ｓからゴム材料Ｒの幅方向端末部までのゴム材料
幅Ｘ、即ち耳ゴム付着量の測定方法を説明する。

まず、第１図に示すようにスチールコーティング材料Ｗ
の搬送方向（矢印方向）に対して、その側縁部に、渦流
式変位磁気センサー１と、この渦流式変位磁気センサー
１に一体的に取付けられた光学式光センサ−２を所定位
置にセットする。

上記渦流式変位磁気センサー１の磁気ヘッド４ａ、４ｂ
は、側縁部側スチール材料Ｓａを挟むように配設され、
また光学式光センサ−２の投光器２ａと受光器２ｂとは
、スチール材料Ｓａからゴム材料Ｒの幅方向端末部まで
を挟むように配設されるとともに、投光器２ａからは上
記のゴム材料只の幅に対応する平行レーザが発信されて
いる。

また、前記渦流式変位磁気センサー１の磁気ヘッド４ａ
、４ｂは、側縁部側スチール材料Ｓａを検出して、その
出力がある一定値、即ち側縁部側スチール材料Ｓａが磁
気ヘッド４ａ、４ｂの中心Ｃに位置するように、渦流増
幅器５及びサーボ増幅器６を介して、サーボ操作シリン
ダー９により常に移動調節され、搬送されているスチー
ルコーティング材料Ｗの蛇行に追従させている。従って
、渦流式変位磁気センサー１の磁気ヘッド４ａ、４．ｂ
の中央Ｃは、側縁部側スチール材料Ｓａの位置と一致し
、かつ渦流式変位磁気センサー１に取付けられた光学式
光センサ−２の投光器２ａと受光器２ｂとの位置も常に
一定位置にある。

従って、搬送されているスチールコーティング材料Ｗの
側縁部におけるゴム材料幅Ｘ、即ち耳ゴム付着量は、光
学式光センサ−２の平行レーザの遮光量により計測され
、この値を検出手段ｌＯでゴム材料Ｒの幅Ｘに換算して
検出する。

このようにして、スチールコーティング材料Ｗの側縁部
におけるゴム材料幅Ｘを迅速に計測するのである。

もし平行レーザの遮光量が設定された遮光量に対して少
ない場合や多い場合には、遮光量から換算したゴム材料
幅Ｘが検出手段１０に異常値であることが表示されたり
、不良部分を検出した警報が発せられて、スチールコー
ティング材料Ｗの側縁部における異常部分を即座に知る
ことが出来るのである。

以上のような方法により、スチールコーティング材料Ｗ
の不良部分を検出した場合には、その部分に何等かの表
示を付して、次工程の切断工程で、その部分を排除する
か、スチールコーティング材料Ｗの搬送を停止させてそ
の不良部分の排除が考えられる。

上述のような方法により、成形されたスチールコーティ
ング材料Ｗの側縁部におけるゴム材料幅Ｘ（耳ゴム付着
量）は、常に一定に保つことが出来、次工程の切断工程
にて所定の長さのスチールコーティング材料Ｗの側縁部
側スチール材料Ｓａ同志を接合する場合にも、接合の均
一化を図ることが出来、製品精度を向上させることが出
来るのである。

また、スチールコーティング材料Ｗが蛇行していたとし
ても、側縁部側スチール材料Ｓａに渦流式変位磁気セン
サーｌの磁気ヘッド４ａ。

４ｂ及び渦流式変位磁気センサー１を追従させるので、
蛇行の影響は全くなく、精度の高い計測が可能となるの
である。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のように複数本並列に配列されたスチ
ール材料に、ゴム材料をコーティングし、このスチール
コーティング材料の両側縁部に成形される耳ゴム付着量
を自動的に測定する方法であって、前記所定の速度で搬
送されるスチールコーティング材料の側縁部に、該側縁
部側に位置するスチール材料を磁気ヘッドの中央を基準
点として追従移動させる渦流式変位磁気センサーを配設
し、この渦流式変位磁気センサーに光学式光センサーを
取付けて、前記側縁部側のスチール材料からゴム材料の
端末部までのゴム付着量を前記光学式光センサーの遮光
量を換算して測定するので、スチールコーティング材料
の側縁部側に位置するスチール材料から側縁部までのゴ
ム材料の幅を安価に、しかも精度良く測定することが出
来、また搬送されて来るスチールコーティング材料の蛇
行に影響されることなく連続して耳ゴムを測定すること
が出来ると共に、その異常を早期に検知するすることが
出来、次工程の切断工程にて所定の長さのスチールコー
ティング材料の側縁部側スチール材料同志を接合する時
に、接合の均一化を図ることが出来て製品精度を向上さ
せることが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明を実施したスチールコーティング材
料の耳ゴム付着量測定装置の概略構成図、第２図は第１
図のｒＩ−Ｉｆ矢視断面図である。 １・・・渦流式変位磁気センサー、２・・・光学式光セ
ンサ−，２ａ・・・投光器、２ｂ・・・受光器、３・・
・制御装置、４ａ、４ｂ・・・磁気ヘッド、Ｗ・・・ス
チールコーティング材料、Ｓ・・・スチール材料、Ｒ・
・・ゴム材料、Ｓａ・・・側縁部、Ｃ・・・磁気ヘッド
中央。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数本並列に配列されたスチール材料に、ゴム材料をコ
   ーティングし、このスチールコーティング材料の両側縁
   部に成形される耳ゴム付着量を自動的に測定する方法で
   あって、前記所定の速度で搬送されるスチールコーティ
   ング材料の側縁部に、該側縁部側に位置するスチール材
   料を磁気ヘッドの中央を基準点として追従移動させる渦
   流式変位磁気センサーを配設し、この渦流式変位磁気セ
   ンサーに光学式光センサーを取付けて、前記側縁部側の
   スチール材料からゴム材料の端末部までのゴム付着量を
   前記光学式光センサーの遮光量を換算して測定すること
   を特徴とするスチールコーティング材料の耳ゴム付着量
   測定方法。