JPH01242794A - 水酸化ナトリウムの製造法 - Google Patents

水酸化ナトリウムの製造法

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JPH01242794A
JPH01242794A JP1019944A JP1994489A JPH01242794A JP H01242794 A JPH01242794 A JP H01242794A JP 1019944 A JP1019944 A JP 1019944A JP 1994489 A JP1994489 A JP 1994489A JP H01242794 A JPH01242794 A JP H01242794A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、陽極液と陰極液が膜によって互いに隔離され
ている電気分解槽において濃塩化ナトリラム溶液から濃
水酸化ナトリウムを製造するための電気分解法に関する
陽極液と陰極液が水圧的に不透過性のカチオン膜によっ
て隔離されている陽極と陰極を有する電気分解槽におけ
る食塩水(即ち水性塩化ナトリウム)の電気分解によっ
て水性水酸化ナトリウム溶液(工業的にはしばしば苛性
と言及される)を製造することは公知である。電気分解
の条件に依存して、得られる水酸化ナトリウム溶液は約
20〜55重量%のNaOHの濃度を有することができ
、電流効率は約60%の低値から約97%の高値に至る
まで変えることができる。普通には高い電流効率におい
て、より低濃度の水酸化ナトリウム溶液が得られる。市
販の苛性は普通50%のNaOH濃度を有するから、よ
り希薄の溶液は当然水蒸気又はある他のエネルギー源を
用いることによってその濃度まで更に濃縮しなければな
らない。電気分解法で製造される少くとも約45重量%
の苛性は、それ自体に適した熱を用いて50%苛性まで
直接濃縮することができる。従って、高NaOH濃度を
有する水性水酸化ナトリウム溶液、特に更なるエネルギ
ーの消費なしに50%のNaOH市販品まで濃縮しうる
少くとも45%のNaOH濃度の溶液を食塩水の電気分
解により高電流効率で製造しうろことは望ましいであろ
う。
濃苛性・、を高電流効率で製造するという基本的な必要
条件に加えて、この高電流効率を長期間維持するような
方法で実際的な運転を行なうことは重要である。斯くし
て、種々の文献報告及び特許は高濃度の苛性がかなりの
高電流効率で得られるということを示唆するけれど、こ
の方法の長期間にわたる安定性については不十分な情報
しかなく、これらの方法の多くは数ケ月の運転の間その
効率を維持しないと思われる理由がある。
この分野でかなりの努力が払われ且つ依然努力が続いて
いるけれど、代表的な技術は次のものを含む: 米国特許筒4,025,405号[ドットラン(I) 
oLson)ら、ダイヤモンド・シャムロツタ(D i
amond S hamrock)社1は、すべてがス
ルホニル基を有する膜を用いる食塩水の電気分解を記述
している。これには、定常状態での運転において水を添
加せずに55%NaOHまでの苛性が製造できたと報告
されている。しかしながら実施例は電流効率が42%N
aOHの苛性濃度において決して89.5%を越えない
ことを示す。
特開昭55−158283号(旭ガラス)は690の当
量重量を有するすべてカルボキシル基の膜を用いる方法
を開示している。1つの実施例は88%の電流効率で5
5%苛性の製造を記述している。
特開昭60−243292号(旭ガラス)は、スルホニ
ル膜を用いることによる電流効率90〜91.5%で4
5%苛性の製造を報告している。
この特許願は長期間高温下に高濃度の苛性ソーダにさら
した時のカルボン酸基の不安定性を特記している。
米国特許筒4,202.743号(オダら、旭ガラス)
は、667当量重量のカルボキシル膜を用いる場合、最
初97%の電流効率(運転10日後)で40%の苛性倉
製造すると述べているが、これは運転360日で93%
まで低下する。
米国特許筒4,135,996号[ポイ(B ouy)
ら、ロン−ブーラン(Rhone −P oulenc
) ] は、無孔性のパーフルオルスルホネート膜を用
いる食塩水の電気分解を記述している。この場合微孔性
層例えばアスベスト又はポリテトラフルオルエチレンが
陰極に隣って配置される。44%NaOH濃度の苛性が
60〜・61%の電流効率で製造される。
米国特許筒4,212.713号(スハラ、旭ガラス)
は、より希薄な苛性がより高い当量重量(即ちより低い
イオン交換容量)のカルボキシル膜を用いて製造できる
ことを教示している。しかしながら、それは膜のカルボ
キシル基が著しく不安定であり、80℃以上の高温下及
び40重量%以上の濃度のアルカリ金属水酸化物溶液中
において徐々に分解することも特記している。
最後に、旭ガラスのに、サトウは、1986年5月のポ
ストン市での電気化学協会学会にむける「塩素−アルカ
リ電気分解に対してパフレミオン(F lemion)
 ”を用いる運転技術」という論文において、濃苛性を
製造するためのその技術膜の状態の不安定性を示してい
る。その論文に記述されている特別な膜は45%苛性濃
度において数時間でさえも耐えることができず、一方7
0℃で2ケ月間、38%苛性濃度で運転すると膜が修復
できない程損傷する。
いくつかの代表的な特許及び技術文献の上述した議論か
ら理解できるように、陽極と陰極が水を透過しない膜で
隔離されている電気分解槽において食塩水を電気分解す
ることにより高濃度の苛性を製造することに関し、満足
できる工程条件について意見の一致は依然見られていな
い。
発明の要約 本発明によれば、今や陽極室と陰極室が互いにカチオン
交換膜で隔離されている電気分解槽において塩化ナトリ
ウムの水溶液を約70〜110℃の温度で電気分解する
ことにより、但しより濃度の高い塩化ナトリウム溶液を
連続して陽極室に導入し、より濃度の低い塩化ナトリウ
ム溶液を連続的に陽極室から取出し、そして得られる水
酸化ナトリウム溶液を連続的に陰極室から回収するとい
う電気分解により水酸化ナトリウムを製造する際に、少
くとも陰極に最も近い層の材料がテトラフルオルエチレ
ンの一般式 %式% [式中、nはO,l、又は2であり;そしてY=F又は
CF、] の単量体Zとの共重合体であり、但し樹脂中のテトラフ
ルオルエチレン対単量体Zのモル比が約7゜6〜.8.
2であり、陰極液にさらされる側の膜材料がそれ自体無
孔性であるが、それと直接接触して或いは膜と陰極の間
のその近傍に有孔性の陰極液拡散層を有するという少く
とも1つの層からなる膜をカチオン交換膜として用い、
供給溶液中の塩化ナトリウムの濃度が運転温度における
飽和食塩水の濃度に凡そ等しく、また陽極室を出る塩化
ナトリウム溶液の濃度が約18〜24重量%であり、定
常状態運転中動極室から陰極室へ膜を通して通過する水
以外陰極液に水を添加せず、そして水酸化ナトリウム濃
度が約42〜54重量%である陰極液を陰極室から回収
することにより、水酸化ナトリウム濃度における乱調に
耐える持続方式で運転を行なう該水酸化ナトリウムの製
造法が提供される。
発明の詳細 第1,2及び8図はNaOH濃度に対する電流効率のプ
ロットであって、第1及び2図は本発明の方法を表わす
第3及び7図は本発明による運転日数に対するNaOH
濃度のプロットである。
第4及び6図は本発明による運転日数に対するtiズε
効率のプロットである。
第5図は本発明による運転日数に対する摺電位のプロッ
トである。
第3〜7図におけるすべての曲線は1年間までの運転に
対する1日の変動を示す。
陰極液と接触する膜層の厚材のカルボン酸重合体は弗素
化炭化水素主鎖を有し、これにアルカリ性媒体中でカル
ボキシレート基に加水分解されうるある種の官能基例え
ばニトリル又はエステル基を有する側鎖が結合する。こ
れらの重合体は例えば −(OCF2CF)n−0−CF2−CF2−W[式中
、YはF又はCF 3であり;nは0、■又は2であり
;そしてWはC0OR又は−CNであり、但しRは低級
アルキルである1の側鎖を有するものを含む。そのよう
な重合体は米国特許第4,138.426号[イングラ
ンド(E、、ngland) 、デュポン1に記述され
ている。これらの重合体の中でn−1及びY=CF、の
ものは好適である。
好ましくは本発明の方法による電気分解槽に用いる膜は
少くとも2つの層からなり、陽極液と接触する少くとも
1つの層はペンダントのスルホニル基を有する。
本発明による陽極液と接触する少くとも1つの膜層が作
られるスルホニル重合体は、基CF2CFR’ 5O2
X [式中、R′かF、CI、CF、CI又は61〜C3゜
バーフルオルアルキル基であり、モしてXはF又はCI
、好ましくはFである1 を含む側鎖を有する弗素化重合体である。通常この側鎖
は−OCF 2CF 2CF 2S O2X又は−0C
I7□CF25o2F基、好ましくは後者を含むであろ
う。バー弗素化重合体は好適である。
側鎖 −−0(CF 2CF O)k  (CF 2)jS 
O2FCF□ [式中、kはO又はlであり、そしてjは3.4又は5
である1 を含む重合体は使用することができる。これらは米国特
許箱4.329,435号(キモトら、旭ガラス)に記
述されている。
側鎖−CF、CF、5O2Xを含む重合体は米国特許箱
3.71’8,627号[グロット(Grot)、デュ
ポン]に記述されている。
好適な重合体は側鎖 (OCF 2 CF Y )r  OCF 2 CF 
R’ SO3X[式中、R’ 、X及びYは上述と同義
であり:そしてrはO,l、2、又は3である]を含む
。これらの重合体のいくつかは米国特許箱3.282.
875号[コンツリー(Connolly)ら、デュポ
ン]に記述されている。特に好適なものは側鎖〜OCF
 2 CF OCF 2 CF z S O2Fを含C
F。
有するを共重合体である。
重合は上記参考文献に記述された方法で行なうことがで
きる。特に有用なものは、I、2.2−トリクロル−2
,1,1−hリフルオルエタンを溶媒として用い且つパ
ーフルオルプロピオニルパーオキサイドを開始剤として
用いる溶液重合である。重合は水性粒状重合によっても
行なうことができる。
本発明の方法で用いる膜層の製造に使用される共重合体
は、その溶融加工しうる(前駆物質の)形及び加水分解
されたイオン交換形の双方において自己支持性であるフ
ィルムを製造するのに十分高い分子量のものであるべき
である。
溶融加工しうる形でスルホニル基を有する共重合体の少
くとも1つの層及び溶融加工しうる形でカルボキル基を
有する共重合体の1層ををする例えば共押出しによって
作られる膜は、本発明の方法で使用しうる膜を製造する
際の成分フィルムの1つとして使用することができる。
そのような積層構造は時に本明細書においてバイメンプ
ラン(bimembrane)として言及されよう。バ
イメンプランは技術的に良く知られている。
事実本方法においてカルボキシル/スルホニルバイメン
ブランを用いることは好適であり、そしてスルホニル層
は少くとも50単位だけカルボキシル層よりも低い当量
重量を有することができる。
陽極液側においてより低い当量重量の層を有するすべて
カルボキシルの膜を用いることも可能である。
本発明で使用される膜は3層を含んでいてもよい: a)陰極液側に、Nag原子当り水3.0〜4゜0モル
の水の輸送を提供するのに適当な当量型1を有する厚さ
5〜50μm、好ましくは20〜40μmのカルボキシ
ル層、 b)中央に、低い当量重量と(a)と同一の範囲の厚さ
を有する随意のカルボキシル層、及びC)陽極液側に、
厚さ50〜250μm、好ましくは75〜100μmの
スルホニル層。
膜は普通全厚さが50〜300μm1特に125〜20
0μmである。
この分野においてフィルム又は膜の構造的組成を特定す
る通常の方法は、重合体の組成、イオン交換容量又は当
量重量、及び溶融加工し得形体における膜加工しうる膜
の原料の重合体フィルムの厚さを特定することである。
これは測定される厚さが、膜が乾燥しているか或いは水
又は電解質でlb3潤しているかどうかに、また例え重
合体の量が一定のままであっても電解質のイオン種及び
イオン強度に依存して変化するために行なわれる。
食塩水の電気分解に用いるため番こ、膜は官能基のすべ
でかイオン化しうる官能基に転化されているべきである
。これらはスルホン酸及びカルボン酸基、又は好ましく
はそのナトリウム塩であるであろう。「スルホン酸イオ
ン交換基」又は「スルホニル」という用語を用いる場合
、それはスルホン酸基ばかりでなく、特にそのナトリウ
ム塩も含む。同様に、「カルボン酸イオン交換基」又は
「カルボキシル」はカルボン酸基及び特にそのナトリウ
ム塩を意味する。
イオン化しうる官能基への転化は、溶融加工しうる重合
体と関連して上述した種々の官能基がそれぞれ遊離の酸
又はそのナトリウム塩に転化されるように、通常且つ簡
便には酸又は塩基での加水分解によって達成される。そ
のような加水分解は鉱酸又は水酸化ナトリウムのいずれ
かの水浴中で行なうことかできる。アルカリ性の加水分
解は迅速且つ完全なので好適である。溶液の沸点付近の
ような熱い加水分解浴を用いることは迅速な加水分解の
ために好適である。加水分解に必要とされる時間は構造
体の厚さと共に増大する。加水分解浴中には、膜を膨潤
させ且つ斯くして加水分解速度を増大させるために、水
と混和しうる有機化合物例えばジメチルスルホキンドを
含有せしめることは有利である。
膜中の重合体の当量重量は、通常のように水素を発生す
る陰極を用いると仮定してNaモル当り水3.0〜4.
0モルの水輸送を与えるように選択される。酸素を消費
する陰極を用いるならば水の輸送はNaモル当2り水2
.0〜3.0モルである。この水の輸送に必要とされる
当量重量は、各重合体上の酸含有側鎖の構造に依存し、
7.6〜8.2というカルボキシレート共重合体中のテ
トラ7、ルオルエチレンと共単量体2のモル比を用いて
得られる。カルボキシル側鎖が一〇CF2−CF (C
FI)−0−CF2−CF2−C○○Hである場合、陰
極液と接触する無孔性層の当量重量は1170〜123
0であるべきである。
スルホネート重合体の当量重量はそれほど数奇でない。
それは低膜抵抗又は低電気分解電位を与えるのに十分低
くあるべきであるが、槽中での取扱い及び設置が簡便で
あるt;めに湿った時に柔らかすぎる又は粘着性すぎる
膜を与えるほど低くあるべきでない。側鎖が一〇−CF
2−CF (CF3)OCF2  CF2 5O3H又
はその塩である場合、その当量重量は800〜1500
、好ましくは900〜1300、最も好ましくは100
0〜1200であるべきである。随時スルホン酸層は隣
るカルボキシル層のそれよりも低い当量重量を有しうる
膜は強化されていなくてもよいが、寸法安定性とより大
きい刻み目入りの引裂き抵抗性のために強化材料を用い
るのが普通である。フルオルカーボン樹脂例えばポリテ
トラフルオルエチレン或いはテトラフルオルエチレンの
ヘキサフルオルプロピレンとの又はパーフルオル(プロ
ピルビニルエーテル)との溶融加工しうる共重合体から
作られた織布を用いることが通常である。これらは種々
の織り方で例えば平織り、バスケット織り、レノ織りな
どで織布に織ることができる。電気抵抗がより小さいか
ら比較的目の開いた織り方が好適である。孔性のシート
も支持体として使用しうる。
他のパーハロゲン化重合体例えばポリクロルトリフルオ
ルエチレンも使用しうるが、パーフルオル化支持体は熱
及び化学品に対して最良の耐性を有する。支持体の織布
に使用される繊維はモノフィラメント又はマルチフィラ
メントヤーンであってよい。それらは通常の丸い断面の
ものであり、或いは特別な断面のものであってよい。適
当に膜に配向できるならば、楕円形又は長方形の断面は
より薄い全体の膜の場合により大きい強化作用を得るこ
とを可能にする。米国特許第4,437,951号[ビ
ッソト(B 1ssot)ら、デュポン1に記述されて
いるように、フルオルカーボン繊維と一緒にレーヨン、
紙又はポリエステルのような電気防食用繊維を用いるこ
とも望しい。しかしながら可溶性又は分解性の繊維が1
つの表面から他の表面まで延び、無孔性の膜が孔性の隔
膜になり、そして苛性生成物が多すぎる塩を含有しない
ように注意を払うべきである。フルオルカーボン繊維の
布又はfR(mesh)を用いてさえも、布が陰極側の
膜の表面に突きでていないことが望しい。用いる織布は
積層する前にカレンダー処理してその厚さを減じてもよ
い。バイメンプランにおいて、織布はスルホネート又は
カルボキシレート層に或いは双方に存在していてよいが
、より多くは通常厚いスルホネート層に存在する。
膜又はバイオメンプランは種々の公知のフィルタープレ
ス槽において平板で使用されるが、電極の周囲にその形
に適合せしめられていてもよい。
後者は、より高い品質の苛性を製造するために現存する
隔膜槽を膜種へ転換することが望しい時に特に有用であ
る。
膜は極性溶媒(例えば低級アルコール又はエステノ呟テ
トラヒドロフラン、又はクロロホルム)で膨潤させ、次
いで好ましくは平板間で乾燥してその電気分解の性能を
改善することができる。1面が1〜5mであってよい商
業的槽の支持体フレームに取りつける前に、膜をフレー
ムにはさみ且つ電気分解液にさらしてもしわがよらない
ように、それを膨潤させるとよい。使用しうる膨潤剤に
は、水、食塩水、苛性、低級アルコール、グリコール又
はこれらの混合物である。参照例えば米国特許第4,5
95,476号(ビッソト、デュポン)。
槽は2つ又は3つ或いはそれ以上の室を持つことができ
る。3つ又はそれ以上の室を用いるならば、膜は通常陰
極室に隣って配置され、そして他の隔離材(divid
er)は末端−CF、−3O,Na基だけを有するペン
ダント側鎖の重合体に基づく孔性の隔膜又は膜であって
よい。槽は直列に(所謂バイポーラ−槽)又は並列に(
所謂モノポーラ−槽)連結することができる。
膜は槽内に水平に又は垂直に或いは垂直からいずれかの
角度で配置することができる。
通常の電極又は電極形のいずれかが使用しうる。
陽極は食塩水及び塩素による腐食に対して及び侵食に対
して耐性であるべきであり、好ましくは塩素の過電圧を
最小にするために電解触媒(electr−ocata
lyst)を含有すべきである。寸法的に安定な陽極(
D S A)として公知の商業的に普及している陽極は
適当なものの1つである。適当な基本金属はチタンであ
り、そして電解触媒は還元された白金族金属酸化物(例
えばRuなど)を単独で或いは随時Ti、Ta、Cb、
Zr5Hf%VsPt又はIrの還元された酸化物と混
合した混合物で含有する。電解触媒は安定化のために熱
処理することができる。
陽極は、膜が押付けられている且つ陽極が液体及び気体
の両方に対して透過性である「ゼロ−ギャップ(Z e
ro −gap)J陽極であってよい。陽極はスペーサ
ーによって膜からある短い距離のところに保持されてい
てもよく、このスペーサーに膜が膜の他の側にかかる小
水圧によって押しつけられる。スペーサーは陽極液中の
化学品に耐えるプラスチック例えばポリテトラフルオル
エチレン、エチレン/テトラフルオルエチレン共重合体
、又はポリクロルトリフルオルエチレンから作られてい
てよい。スペーサー又は電極は開放した垂直の通路又は
溝を有していて陽極で発生する気体の消散を容易にする
ことが望しい。スペーサーの有無にかかわらず、気体が
膜から運びさられ且つ膜を通る陽極循環物が最大となる
ように陽極の開口が傾斜していることが望ましい。この
効果は上昇する気泡によって持ち上げられた陽極液に対
して降水管(dovncomer)を用いることにより
増大せしめることができる。陽極は部分的にバイメンプ
ランの陽極表面層に埋めこまれたスクリーン又は有孔板
又は粉末であってよい。この場合電流は多くの近い間隔
の点において陽極と接触する電流分配器によって陽極に
適用することができる。陽極は膜に取り付けられた又は
圧着された或いは有孔層に取り付けられ又は圧着され、
順次膜に取り付けられた又は圧着された孔性の触媒陽極
であってよい。
陰極は陰極液による腐食に耐性があり、耐侵食性である
べきであり、好ましくは水素過電圧を最小にする電解触
媒を含有するであろう。陰極は例えば軟鋼、ニッケル、
又はステンレススチールであってよく、そして電解触媒
は白金黒、パラジウム、金、スピネル、マンガン、コバ
ルト、ニッケル、う不一ニッケル、還元された白金族金
属酸化物、σ−鉄などであってよい。
陰極は、膜が押付けられている且つ陰極が液体及び気体
の両方に対して透過性である[ゼロ−ギヤ・、・ブ(Z
 era −gap)J陰極であってよい。陰極はスペ
ーサーによって膜からある短い距離のところに保持され
ていてもよく、このスペーサーに膜が膜の他の側にかか
る小水圧によって押しつけられる。3室槽の場合、両方
の膜は中央室にかかる水圧によって電極又はスペーサー
に対して押しつけられていてよい。スペーサーは陰極液
中の化学品に耐えるプラスチック例えばポリテトラフル
オルエチレン、エチレン/テトラフルオルエチレン共重
合体、又はポリクロルトリフルオルエチレンから作られ
ていてよい。陰極スペーサー又は電極は開放した垂直の
通路又は溝を有していて陰極で発生する気体の消散を容
易にすることが望しい。スペーサーの付熱にかかわらず
、気体が膜から運びさられ且つ膜を通る陰極液流が最大
となるように陰極の開口が傾斜していることが望ましい
。この効果は上昇する気泡によって持ち上げられた陰極
液に対して降水管(aowncomer)を用いること
により増大せしめることができる。陰極は膜に対して圧
着された或いは孔性層に対して圧着され、順次膜にとり
つけられた又は圧着された孔性陰極であってよい。
酸素を陰極に供給し且つ実質的に水素が発生しない、結
果として槽の電位が低くなる酸素陰極を使用してもよい
。酸素は陰極液を通して又は陰極に対してバブリングす
ることにより、或いは酸素含有の気体を陰極としても役
立ち且つ電気触媒で被覆されている孔性の導入管を通し
て供給することによって適用することができる。
食塩水の電気分解において低Ca及びMg含量の塩化ナ
トリウムを用いることが望ましいということは長い間知
られてきた。また塩化ナトリウム溶液から硬物(har
dness)を非常に低量まで除去する方法も良く知ら
れている。鉄及び水銀のような重金属及びヨウダイトの
ような異質アニオンも実質的に除去すべきである。食塩
水を作る際に汚染物のいくらかは、それを膜種系へ供給
する前に食塩水を隔膜槽へ通すことによって除去するこ
とができる。更なる硬物の低下は食塩水をキレートイオ
ン交換体、好ましくは−NHCH2COOHを含有する
ものの中を通過させることによって達成することができ
、或いはホスフェートを食塩水に添加して不溶性の塩を
沈殿させてもよい。
槽に供給される食塩水は普通その飽和濃度に近く、室温
及び約80℃の双方において約26重量%であるが、そ
れより僅かに低い食塩水濃度も許容しうる。陽極室にお
ける食塩水濃度は出口の食塩水について測定される。食
塩水濃度を液体比重計(hydro+nete r )
で測定する場合には、普通それよでに食塩水を室温近く
にまで冷却する。出口の食塩水の濃度は、42%の苛性
を製造したい場合約18%又は204g/Q程度の低濃
度であってよいが、54%の苛性を製造したい場合には
非常に高濃度、好ましくは25%又は2979/Qでな
ければならない。食塩水の濃度を制御する普通の方法は
陽極液を再飽和装置へ溢流せしめる食塩水の供給速度を
調節することである。
本方法は濃苛性を製造するけれど、それはより通常の条
件下に開始すべきである。第一に、膜を約2%の水酸化
ナトリウム又は炭酸水素ナトリウムの水溶液で処理する
ことによってNa塩形に転化し、そして槽中に取りつけ
る。槽には2に等しい又はそれ以上のpHで、苛性を3
5%以下、好ましくは30%以下の濃度で及び15〜2
6%、好ましくは約18%の食塩水を仕込む。電気分解
槽を65〜90℃まで加熱し、槽の電位が4.OVを越
えないように電流を徐々に通じる。陽極液への飽和食塩
水及び陰極への水を流し始め、そして1〜2日間25〜
35%、好ましくは30〜32%の苛性で運転を安定化
させる。次いで陰極液への水を停止し、そして出口食塩
水の濃度を約18%に調節し、徐々に約42%の苛性濃
度にもっていく。それより高苛性濃度は出口食塩水濃度
を高めることによって達成することができる。
1つ又はそれ以上のスルホニル層を含むバイメンプラン
又は多層膜はすべてがカルボキシレートの膜よりも電気
抵抗か低いから、より低い電圧で又はより高い電流密度
で運転することができる。
良好な結果は2〜5、好ましくは3〜4kA/m”で得
ることができる。
陽極における酸素と塩素の生成を最小にするために陽極
液を酸性にすることは望ましい。過度の酸性は、−CF
2So、H基が一〇F、C0OH基よりも強酸であるか
らすべてがカルボキシレートの膜の場合よりもカルボキ
シル/スルホニルのバイメンプランの場合に深刻な誤差
とならず、そしてスルホネート形−CF、So、−はカ
ルボキシレートイオン形よりも強い酸性化による酸形へ
の転化に耐える。遊離の酸は、それが膜電位を上昇させ
るから回避すべきである。
陽極液の酸性は普通塩酸又は塩化水素を循環食塩水に添
加することによってl〜5の範囲pH値に調節される。
循環食塩水は固体の塩の添加により及び/又は流れから
水を蒸発又は蒸留することにより濃くすることができる
膜の槽はしばしば凡そ大気圧で運転されるけれど、昇圧
下に運転することは有利である。通常は直流を膜の槽に
用いるけれど、パルス型の直流、半波交流又は整流した
交流又は四角波の直流をも用いることができる。
食塩水の電気分解は普通約70〜110℃1好ましくは
80〜100℃の温度で行なわれる。約100℃以上の
温度においては、加圧槽を用いるべきである。
本発明で用いる膜は孔性陰極液拡散層を陰極液表面上に
有すべきである。この層は孔性膜コーティング又はアス
ベスト紙の隣る層であってよい。このアスベスト紙は厚
さが4〜20ミル(102〜508μm)、好ましくは
6−10ミル(152〜254μm)である。
好、ましくは、陰極液拡散層は気体及び液体透過性の孔
性、非電極層である。そのような非電極層は薄い親水性
コーティング又はスペーサの形であってよく、且つ通常
不活性な電気不活な又は非電気触媒物質のそれである。
そのような非電極層は10〜99%、好ましくは30〜
70%の孔性、0゜01〜2000pm、好ましくは0
.1〜1000μmの平均孔直径、及び一般に0.1〜
500μm1好ましくは1〜300μmの範囲の厚さを
有すべきである。非電極層は通常無機成分及び結合剤を
含んでなり、この無機成分は熱濃苛性及び塩素中で化学
的に安定な無機化合物であることができ且つ米国特許第
4,661,218号(オダら、旭ガラス)に記述され
ている種類のもの、好ましくは酸化スズ、酸化チタン、
炭化珪素又は酸化ジルコニウムであってよい。無機材料
の粒径は約1−100μm、好ましくはll−1Opで
ありうる。
コーティングの密度は1〜10g/′膜m2、好ましく
は2〜6g/m2であるべきである。
非電極層中の結合剤成分は例えばポリテトラフルオルエ
チレン、少くとも表面が、空気中でイオン照射処理する
、或いは改変剤での処理により官能基例えば−C00H
又は−5O,Hを導入する[米国特許第4,287,0
32号(ペレグリ(P el legri) 、オロン
ジオ・ド・ノラ(Qrc)nzi。
de N ora))に記述されている通り]或いは液
体アンモニア中ナトリウムのような試剤での処理するこ
とにより親水性にされたフルオルカーボン重合体、カル
ボキシレート又はスルホネート官能基を有する官能基の
置換されたフルオルカーボン重合体又は共重合体、そし
て表面が酸型官能基で改変されたポリテトラフルオルエ
チレン粒子[米国特許第4,661,218号(オダら
、旭ガラス)]であってよい。そのような結合剤は非電
極層の約10〜50重量%の量で使用することができる
無機成分及び結合剤のほかに、無機成分を適用するため
に用いられる分散液は増粘剤例えばメチルセルロース又
はポリビニルアルコール及ヒ少量の非イオン性表面活性
剤を含むことができる。
非電極層を上に有する複合構造体は、続いて膜表面上に
圧着されるデカール(decal)の製造、結合剤の液
体組成物(例えば分散液又は溶液)中スラリーの噴霧に
よる適用及び乾燥、ペースト形の組成物のスクリーン又
はグラビヤ印刷、膜表面上に分散させた粉末の熱プレス
、及び技術的に開示されている他の方法を含む技術的に
公知の種々の技術によって作ることができる。そのよう
な溝遺体は指示する層を溶融加工しうる形で膜上に適用
することにより、及びイオン交換形の膜上べの方法のい
くつかにより製造しうる;得られる構造体の重合体成分
は溶融加工しうる形のとき、公知の方法でイオン交換形
に加水分解することができる。
濃苛性を製造する膜による方法において孔性陰極液拡散
層が何故助けになるかは明らかでない。
いずれの仮定によっても束縛されたくはないが、そのよ
うな層が助けとなる1つの理由を呈示することは可能で
ある。濃苛性を製造するために意図された現代のクロル
アルカリ膜は種運転条件下に不均一な水含量を有する。
陰極室における濃苛性は強力な脱水剤であり、接触して
いる膜の表面から水をとる。運転している膜を通して輸
送されるナトリウムイオンと会合した水は膜のかさを水
和状態のかさ高さに保つ。これらの効果の組合せは低含
水量の膜の陰極面上に脱水された層又は被膜を作り、一
方膜断面の残りの部分は実質的に高い含水量である。こ
の脱水された陰極の被膜は現代のクロルアルカリ膜で得
られる高ヒドロキシルイオン反発を提供し、結果として
96〜97%まで電流効率をもたらす。膜の厚さの残り
は必要な機械的強度を提供するが、それは高含水量を有
するが故に膜を介しての圧力降下にそれほど関係しない
膜の陰極面に結合した親水性であるが、非電導性の粒子
からなる孔性陰極液拡散層が提供されている場合、それ
はその表面において拡散層の厚さを増大させ、これによ
って苛性濃度の関数としての陰極表面の脱水の程度を減
する。その時陰極の被膜層の水含量は膜を通る水輸送速
度にいくらか大さ、く依存するようになり、そして陰極
室の実際の苛性濃度により依存しなくなる。斯くして陰
極表面のコーティングは、膜種において高電流効率を得
る可能性を、より高い且つより低い苛性濃度範囲にまで
かなり拡張することができる。
陽極液側において、膜は泡を遊離するコーティングを有
していてもよい。これは上述の如き非電極コーティング
であってよく、また適当にはZr0□であってよい。こ
の気体遊離コーティングを提供する他の方法は、熱ロー
ルによるエンボス加工によって又は孔性紙でのエンボス
加工により最適な表面の粗さ又は平滑さを与えることで
ある。
孔性紙でエンボス加工する時、剥離紙は用いる積層機を
通過させる、例えば膜に補強材を導入する前に適用する
ことができる。そのような表面のエンボス加工は、米国
特許第4.349.422号[マロニー(Malone
y) 、デュポン]に更に記述されており、得られる表
面の粗さは倒えばベンディックス(Bendix) l
 020型プロフイロメータで測定して好ましくは約2
〜5μmである。
1つ又はそれ以上の非電極層を上に有する膜は、電気化
学的槽において上述した如きナロウーギャップ(nar
row −gap)又はゼロ−ギャップの配置で使用す
ることができる。
本発明の方法を用いることにより、持続した形で、電流
効率を93〜97%にして42〜43%の苛性を、また
電流効率を93〜96%にして44〜46%の苛性を製
造することが可能であつた。これらの実験のいくつかは
殆んど一年間行なった。これらの優秀な結果の故に、最
初に生成した44〜46%の苛性から、更なる熱エネル
ギーを適用することなしに溶液の顕熱を用いて陰極液を
蒸発させることにより48〜50%の苛性を製造するこ
とが可能であった。この結果は、カルボン酸膜が高苛性
濃度及び昇温下に不安定であるということについて特許
及び技術文献が繰返し記述していることを考えると全く
驚くべきことである。
本発明の方法は更に驚くべき利点を有する。即ち本方法
を用いる槽は、陽極室への食塩水の流れが中断した時に
起こりうる苛性濃度の乱れに耐える。更に連続法の条件
下において、苛性濃度は陽極液中の食塩水の濃度を制御
することによって自動的に調節される。更に本発明の方
法は、カチオン交換膜、特にカルボキシル基を含むもの
を用いた時に問題となることが良く知られている少量の
カルシウムイオンの存在下における性能の低下に驚くほ
ど耐える。
最後に、本発明の方法は広い範囲の苛性濃度にわたって
一定に近い電流効率を与える。
今や本発明をそのある代表的な具体例によって例示する
、実施例中すべての水酸化ナトリウムの濃度は重量によ
るものとする。
実施例では次の略号を使用する: TFEはCF、=CF2である。
EVEはCF、=CFOCF、CF(CF3)QCF 
2 CF 2 COOCHsである。
PSEPVEはCFz=CFOCFzCF(CFs)O
CF 2 CF z S O2Fである。
Vce1lは槽の電圧である。
CEは電気分解槽を流れた電流によって理論的に製造さ
れる量に対して実際に製造された苛性の量のパーセント
として計算される苛性の電流効率である。
O5Aは寸法安定性陽極である。
実施例 l 電極活性面積45cm2を有する小さい実験室用のクロ
ルアルカリ試験槽を次の要素で組立てた:A、平らにさ
れたチタンの広がった( ezpanded)金属網上
のRuO2、TiO2コーティングから作られたDSA
陽極。
B、当量重量1200を有する加水分解されt;TFE
/EVA共重合体の厚さ1.0ミル(25μm)の陰極
表面層及び当量重量1080を有する加水分解されたT
FE/PSEPVE共重合体の厚さ3.1ミルの陽極表
面層からなる補強されていないバーフルオル化されたイ
オン交換膜。この膜の陰極及び陽極表面には、当量重量
950を有する加水分解されたTFE/PSEPVE共
重合体のアルコール溶液を用いて、ZrO,粒子が表面
に結合した薄層をコーティングした。この膜を陽極と接
触させて取りつけlこ。
C9平に広げられた金属網から作った軟鋼の陰極。
槽を電流密度3.lkA/m”で90℃下に運転した。
陽極出口の塩1度を、飽和の精製した(Ca+50pp
b以下)食塩水の添加によって200〜240y/Qに
制御した。
電流効率の意図する傾向を付与するために苛性の濃度を
変化させた。電流効率は32%NaOHから41%Na
OHまで本質的に一定であった。
これは32〜38%NaOHにおいて電流効率が最大と
なり且つ苛性濃度の増大と共に減少するコーティングさ
れてない膜(対照例A)と対比することができる。
結果を下表及び第1図に示す。
22.1    93.7   3.32     7
〜2018.3    91.4   3.35   
 28〜3425.3    92.9   3.42
    36〜4228.5    94.5   3
.41    48〜5431.9    96.5 
  3.47    55〜6235.1    96
.7    :C5363〜7038.3    96
.6   3.61    71〜7941.4   
 96.2   3.68    92〜9022.2
    92.8   3.35    93〜98本
実施例は、同一の膜が22〜42%のいずれかの濃度の
苛性を高電流効率で製造でき、41%苛性での運転後に
22%苛性で運転でき、そして故意に停止するまで98
日間運転できたことを示す。
実施例 2 苛性濃度を小さく変えて実施例1を繰返した。
下表及び第2図は性能を要約する。
21.9    94.2   3.40     3
〜2120.2    93.0    3.42  
   22〜2524.8    94.1   3.
49    31〜3728.6    96.4  
 3.54    43〜493L9    97.6
   3.60    50〜5735.3’    
98.1   3.66    58〜6538.3 
   97.2   3.71    66〜7441
.0    95.9   3.77    77〜8
022.2    93.4   3.46    8
7〜93本実施例は、実施例1と非常に類似している。
ただし電流効率は高かったが、32〜42%苛性間にお
いて全く一定ということではなかった。
実施例 3 電極活性面積45cm”を有する小さい実験室用のクロ
ルアルカリ試験槽を次の要素と組立てた:A、平らにさ
れたチタンの広がった金属網上のRuO□、TiO2コ
ーティングから作られたDSA陽極。
B、当量重量1200を有する加水分解されたTFE/
EVA共重合体の厚さ1.0ミル(25μm)の陰極表
面層とそれに接合した当量重量+080を有する加水分
解されたTFE/PSEPVE共重合体の厚さ3.0ミ
ル(76、um)の層からなる補強されたパーフルオル
化イオン交換膜。200デニル(2,22X 10−’
kg/m)のPTTEフィラメント及び40デニル(4
、44x 10”’kg/m)のマルチフィラメントポ
リエステルのカレンダー処理した平織りからなる補強織
布を使用した。この織布は8PTFEフィラメント/2
.5cm及びPTFEフィラメントの各対間の8ポリエ
ステルマルチフイラメントによって記述される。織布は
4゜0ミル(102μm)部分と当量重量1080を有
する加水分解されたTFE/PSEPVE共重合体の1
.0ミル(25μm)層との間でしっかり接合されてい
る。膜の陽極表面はシリコーン処理した紙に対して溶融
圧着されて粗い表面を提供した。膜のTFE/EVE側
には、当量重量950を有するTFE/PSEPVE共
重合体のアルコール溶液を用いて、ZrO。
粒子が表面に結合した薄層をコーティングした。
この膜を陽極と接触させてTFE/PSEPVE側で取
りつけた。
C0平らにしたニッケルの広げられt;金属網に担持さ
れた白金化20メツシユのニッケル網から作った低水素
過電圧陰極。この陰極はZrO,を膜のコーティングし
たTFE/EVE側と直接接触させて取りつけた。
槽を実施例1と同様の条件下に運転した。最初苛性濃度
を40%NaOH以上及び20〜35%NaOH間で循
環して電流効率(CE)への影響を決定した。高NaO
H濃度でのCEは94%以上であり、サイクル後40%
NaOH以上において94%CE以上に回復した。これ
は40%以上のNaOH濃度へのサイクル時にCEの不
可逆的低下を示すTFE/EVE当量重量1050を有
するコーティングした膜に対して異例である。
膜を93〜96%CE及び3.5〜3.5ボルトで30
0日以上運転した。第3〜5図はその性能を要約し、4
2〜47%、多くは44〜45%の苛性で約1年間運転
した槽が良好な電流効率、即ち殆んど毎日が93〜96
%の範囲に入る数値を維持したことを示す。槽の電位を
3.5Vという魅力的な数値で開始したが、230日後
に電位は3.6Vを越えた。
本実施例は、濃苛性が電流効率の致命的な悪化なしに長
期間製造しうろことを示す。またこれは、電流効率の永
久的な劣化なしに20〜40%苛性間で工程がサイクル
しうろことを示す。
実施例 4 平らにし、広げた金属網から作った軟鋼陰極を用いて実
施例3を繰返した。膜のTFE/EVE側を運転中鋼製
陰極と接触させなかった。
結果は、長期間(運転300日以上)性能が94〜97
%CE及び3.8〜4.0ボルトであって、実施例3の
ものと非常に類似していた。第6及び7図は44〜45
.5%苛性での性能を要約するが、時に42%程度の低
い又は47%程度の高い時の性能も含む。電位は殆んど
3.9〜4゜0Vであった。
対照例 A 膜をコーティングしない以外実施例4を繰返した。電流
効率は32〜38%苛性で95〜97%であった。しか
しながら、膜はコーティングされていないから、電流効
率は42〜48%苛性で91〜94%まで低下した。こ
れは実施例1と及び実施例4(コーティングした膜)と
対照的であった。実施例4において電流効率は44〜4
5.5%苛性において約95〜96%で平らなままであ
り、42又は47%苛性まで偏差した。
実施例 5 使用した膜は、当量重量1200を有する加水分解した
TFE/EVE共重合体の1ミル(25μm)を陰極側
に、そして当量重量1080を有する加水分解したTF
E/PSEPVE共重合体の3ミル(76μm)の陽極
表面層を有した。この膜を、補強及び防食糸の双方を含
むカレンダー処理した平織りの織布で補強した。この補
強糸は、厚さ19μm及び巾508μmのポリテトラフ
ルオルエチレンの200デニル(22,22x 10−
’kg/m)モノフィラメントであり、インチ当り10
回(4回/cm)ねじり且つ平らにしたもので、縦と横
糸数は8糸/インチ(3,1糸/am)であった。各ね
じりだ糸は厚さに対して巾が約4倍であった。防食糸は
40デニル(4,44XlO−’kg/ m )のポリ
エチレンテレフタレートであり、縦と横糸の和が64糸
/インチ(25糸/Cl11)であった。2102層を
実施例1における如く陰極側につけた。陽極はDSAで
あり、陰極は無垢のニッケル電流分配器によって支持さ
れた白金化ニッケル網であった。槽をゼロ−ギャップ槽
として90℃、3.1kA/m”で運転した。
結果を下表に示す: 42−46   65−90   16−19   低
食塩水濃度22−23   91−93   25−2
7   再びガスケット取りつけ48−54   90
−93 .110−13821−10+   86−9
2  139−1479−5 +91−94  148
−16330−33   79−82  164−16
9   高電流効率回復せず:停止。
本実施例は、良好な電流効率が54%苛性まで達成でき
ること;低食塩水濃度での乱れが膜を永久的に損傷しな
いこと;再びガスケット処置後に槽が回復したこと:約
46%苛性を22%苛性或いは31%苛性へと変え、次
いで約46%苛性へ戻した時性能が悪くならなかったこ
と;工程は長寿命であったこと;そして約50%苛性で
運転後の5〜9%苛性濃度での運転は、苛性濃度をより
正常な範囲に上昇させた時良好な槽の性能を妨害したこ
とを示す。
実施例 6 本実施例は、カルボキシル層の当量重量が最も好適な範
囲にあり且つ孔性陰極液拡散層が陰極液側にある膜は、
種々の他の膜で許容されない食塩水中のCa濃度に耐え
るということを示す。
陰極側に当量重量1200のTFE/EVE共重合体を
有し、ZrO2でコーティングされた膜を、カルシウム
イオンを異常なほど高濃度のl ppmで含有する食塩
水を供給するクロルアルカリ槽中で運転した。槽を32
%苛性で152日間運転し、そして96%以上の苛性電
流効率を維持した。
比較のために、陰極側に当量重量1050のカルボキシ
ル層ををする同様の膜を、Calppmを含む食塩水を
用いて同一の条件下に運転した。電流効率は10日間で
90%以下まで低下した。必要とされる当量重量範囲以
外のいくつかの他の膜は、Calppmを含む食塩水を
用いる運転の5〜40日において電流効率を90%まで
低下させた。
いくつかは繊維補強材を有し、いくつかは有さなかった
。いくつかはZrO,コーティングを陰極側に有し、い
くつかは有さなかった。すべて当量重量1050を有す
るカルボキシル層を用いた。
対照例 B 実施例1〜5における如く低カルシウムの食塩水を用い
た場合、カルボキシル層が当量重量1050を有する以
外実施例5と同様の膜は不安定な結果を与えた。膜の両
側がZrO2コーティングを有するものでの実験の場合
、苛性濃度は電流効率が94.5%の高い値のまま47
.6%まで増大しえた;しかじカルボキシル側だけがコ
ーティングされた膜を用いる他の実験では、電流効率が
32〜40%の苛性濃度で96%以上であり、これは苛
性濃度を更に46%まで増力aしたとき75%まで減少
し、苛性濃度を32%まで或いは22%までさえ徐々に
減少しても88%以上に回復しなかった。
nq述のものと同様の膜を用いる他の実験において電流
効率は32%苛性で約95%であったが、苛性濃度を4
0〜42%まで上昇させた時、電流効率は91%以下ま
で低下した。カルボキシル層が1050の当量重量を有
する時一定の良好な結果が得られないと結論される。
対照例 C 当量重量1287を有する加水分解したTFE/EVE
共重合体の0.8ミル(20μm)の陰極表面層及び当
量重量1080を有する加水分解されたTFE/PSE
PVE共重合体の3.0ミル(76μm)からなる陽極
表面層を含んでなる補強されてないパーフルオル化イオ
ン交換膜に対して実施例1を繰返した。この膜は実施例
1における如くコーティングした。
この膜は12重量%以上のNaOH濃度の増大と共にC
Eを定常的に低下させた。最大の電流効率は11.5%
NaOHで95.1%であり、最小のCEは37.8%
NaOHで90.9%であった。本実施例は当量重量の
増加の、槽の性能に及ぼす影響を示す。
下表及び第8図は性能を要約する: 22.0    94.1   3.29   10〜
2720.0    94.3   3.27   2
9〜3019.0    94.2   3.26  
 31〜3525.2    92.2   3.33
   41〜4528.1    91.8   3.
38   49〜5231.9    92.0   
3.50   54〜6334.8    91.9 
  3.61   64〜7137.8    90.
9   3.72   72〜8022.3    9
2.0   3.35   83〜9417.0   
 93.5   3.32   98〜10411.5
    95.1   3.31   105〜120
対照例 D 本発明で用いるのに好適な膜は、当量重量1050を有
するカルボキシル層を含む同様の膜よりもサルフェート
含有食塩水を用いることによる劣化にも良好な耐性を有
する。実施例5のような膜を、それが当量型[1050
を有する以外同一の膜と比較した。すべての槽を3.1
kA/m”の電流密度で116日間運転し、Na2sO
*159 /Qで汚れているものの高品質の食塩水ら3
2%苛性を製造した。結果を下表に示す: カルボキシル当量重量 1200  1050   1
050初期CE、%      97.6  96.4
   96.4最終CE、%      97.2  
94.4   95.2運転日当りの CEの低下     0.002 0.016  0.
008本発明の特徴及び態様は以下の通りである:1、
陽極室と陰極室が互いにカチオン交換膜で隔離されてい
る電気分解槽において塩化ナトリウムの水溶液を約70
〜110℃の温度で電気分解することにより、但しより
濃度の高い塩化ナトリウム溶液を連続して陽極室に導入
し、より濃度の低い塩化ナトリウム溶液を連続的に陽極
室から取出し、そして得られる水酸化ナトリウム溶液を
連続的に陰極室から回収するという電気分解により水酸
化ナトリウムを製造する際に、少くとも陰極に最も近い
層の材料がテトラフルオルエチレンの一般式 %式% [式中、nは0、l、又は2、好ましくはlであり:そ
してY−F又はCF、、好ましくはCF3] の単量体2との共重合体であり、但し樹脂中のテトラフ
ルオルエチレ″ン対単量体Zのモル比が約7゜6〜8.
2であり、陰極液にさらされる側の膜材料がそれ自体無
孔性であるが、それと直接接触して或いは膜と陰極の間
のその近傍に有孔性の陰極液拡散層を有するという少く
とも1つの層からなる膜をカチオン交換膜として用い、
供給溶液中の塩化ナトリウムの濃度が運転温度における
飽和食塩水の濃度に凡そ等しく、また陽極室を出る塩化
ナトリウム溶液の濃度が約18〜24重量%であり、定
常状態運転中陽極室から陰極室へ膜を通して通過する木
繊外陰極液に水を添加せず、そして水酸化ナトリウム濃
度が約42〜54重量%である陰極液を陰極室から回収
することにより、水酸化ナトリウム濃度における乱調に
耐える持続方式で運転を行なう該水酸化ナトリウムの製
造法。
2、電気分解温度が80〜100℃である上記lの方法
3、カチオン交換膜が、ペンダントのスルホネート基を
含有するパーハロゲン化共重合体からなる材料の、陽極
室に面する少くとも1つの層及びテトラフルオルエチレ
ンの単量体Zとの共重合体の、陰極室に面する少くとも
1つの層を含んでなる上記lの方法。
4、スルホネート基を含む共重合体が基−CF。
CFR’ SO,Naを含むペンダントの側鎖を有し、
但しR′がF、CI、cFzc 】、又はC1〜CIO
パーフルオルアルキル基である上記3の方法。
5、側鎖が式−(OCF 2 CF Y ) r OC
F ! CFR’ SO,Naを有し、但しYがF又は
CF3であり、rが0〜3の整数であり、そして好まし
くはR’ −F 、Y−CF、及びr−1である上記l
の方法。
6、約44〜46重量%の水酸化ナトリウム濃度の陰極
液を得、この回収された陰極液を、溶液の顕熱を用いる
一部の水の蒸発によって約48〜50重量%の水酸化ナ
トリウムまで濃縮する上記lの方法。
7、単量体Zの式中のnが1であり;約44〜46重量
%の水酸化ナトリウム濃度の陰極液を得、この回収され
た陰極液を、溶液の顕熱を用いる一部の水の蒸発によっ
て約48〜50重量%の水酸化ナトリウムまで濃縮する
上記lの方法。
8、陽極室から除去される溶液中の塩化ナトリウムの濃
度が約21〜24重量%であり、そして回収された陰極
液が約47〜54重量%の水酸化ナトリウム濃度を有す
る上記lの方法。
9.42〜46%の水酸化ナトリウムを持続様式で少く
とも93%の電流効率下に製造する、好ましくは44〜
46%の水酸化ナトリウムを約93〜96%の電流効率
下に製造する上記lの方法。
10.42〜43%の水酸化ナトリウムを約93〜97
%の電流効率下に製造する上記9の方法。
【図面の簡単な説明】
第1,2及び8図はNaOH濃度に対する電流効率のプ
ロットであって、第1及び2図は本発明の方法を表わし
、 第3及び7図は本発明による運転日数に対するNaOH
濃度のプロットであり、 第4及び6図は本発明による運転日数に対する電流効率
のプロットであり、 第5図は本発明による運転日数に対する摺電位のプロッ
トであり、そして 第3〜7図におけるすべての曲線は1年間までの運転に
対する1日の変動を示す。 特許出願人 イー・アイ・デュポン・デ・外1名 CE  % CE % N0OHtt% CE % cell CE % N a OH,1ia CE % 手続補正書 平成1年4月28日 特許庁長官  吉 1)文 毅 殿 1、事件の表示 平成1年特許願第19944号 2、発明の名称 水酸化ナトリウムの製造法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称  イー・アイ・デュポン・デ・ニモアス・アンド
・カンパニー 4、代  理  人  〒107 電話    585−2256 5、補正命令の日付  自発 6、補正の対象 明細書の特許請求の範囲及び発明の詳細な説明の欄別紙 (1)  明細日特許請求の範囲を次のとおり訂正する
。 rl、陽極室と陰極室が互いにカオチン交換膜で隔離さ
れている電気分解槽において塩化ナトリウムの水溶液を
約70〜110℃の温度で電気分解することにより、但
しより濃度の高い塩化ナトリウム溶液を連続して陽極室
に導入し、より濃度の低い塩化ネトリウム溶液を連続的
に陽極室から取出し、そして得られる水酸化ナトリウム
溶液を連続的に陽極室から回収するという電気分解によ
り水酸化ナトリウムを製造する方法において、少くとも
陰極に最も近い層の材料がテトラフルオロエチレンの一
般式 %式% 〔式中、nは0.11又は好ましくはlであり;そして
Y−F又はCF2、好ましくはCF3] の単量体Zとの共重合体であり、但し樹脂中のテトラフ
ルオロエチレン対単量体Zのモル比が約7.6〜8.2
であり、陰極液にさらされる側の膜材料がそれ自体無孔
性であるが、それと直接接触して或いは膜と陰極の間の
その近傍に有孔性の陰極液拡散層を存するという少くと
も1つの層からなる膜をカオチン交換膜として用い、供
給溶液中の塩化ナトリウムの濃度が運転温度における飽
和食塩水の濃度の凡そ等しく、また陽極室を出る塩化す
) IJウム溶液の濃度が約18〜24Ii量%で餌。 あり、定常状態運転中陽極室から陰極室へ膜を通して通
過する木瓜外陰極液に水を添加せず、そして水酸化ナト
リウム濃度が約42〜54重量%である陰極液を陰極室
から回収することにより、水酸化ナトリウム濃度におけ
る乱調に耐える持続方式で運転を行なうことを特徴とす
る方法。」(2) 明細書第8頁第7行及び第50頁第
3行の式 %式% と訂正する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、陽極室と陰極室が互いにカチオン交換膜で隔離され
    ている電気分解槽において塩化ナトリウムの水溶液を約
    70〜110℃の温度で電気分解することにより、但し
    より濃度の高い塩化ナトリウム溶液を連続して陽極室に
    導入し、より濃度の低い塩化ナトリウム溶液を連続的に
    陽極室から取出し、そして得られる水酸化ナトリウム溶
    液を連続的に陰極室から回収するという電気分解により
    水酸化ナトリウムを製造する方法において、少くとも陰
    極に最も近い層の材料がテトラフルオルエチレンの一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0、1、又は2、好ましくは1であり;そ
    してY=F又はCF_3、好ましくはCの単量体Zとの
    共重合体であり、但し樹脂中のテトラフルオルエチレン
    対単量体Zのモル比が約7.6〜8.2であり、陰極液
    にさらされる側の膜材料がそれ自体無孔性であるが、そ
    れと直接接触して或いは膜と陰極の間のその近傍に有孔
    性の陰極液拡散層を有するという少くとも1つの層から
    なる膜をカチオン交換膜として用い、供給溶液中の塩化
    ナトリウムの濃度が運転温度における飽和食塩水の濃度
    に凡そ等しく、また陽極室を出る塩化ナトリウム溶液の
    濃度が約18〜24重量%であり、定常状態運転中陽極
    室から陰極室へ膜を通して通過する水以外陰極液に水を
    添加せず、そして水酸化ナトリウム濃度が約42〜54
    重量%である陰極液を陰極室から回収することにより、
    水酸化ナトリウム濃度における乱調に耐える持続方式で
    運転を行なうことを特徴とする方法。
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