JPH01242422A - ガラスの溶解方法 - Google Patents
ガラスの溶解方法Info
- Publication number
- JPH01242422A JPH01242422A JP63070367A JP7036788A JPH01242422A JP H01242422 A JPH01242422 A JP H01242422A JP 63070367 A JP63070367 A JP 63070367A JP 7036788 A JP7036788 A JP 7036788A JP H01242422 A JPH01242422 A JP H01242422A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- raw material
- heat
- material batch
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 title claims abstract description 66
- 238000002844 melting Methods 0.000 title claims description 33
- 230000008018 melting Effects 0.000 title claims description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 14
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims abstract description 54
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 31
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 25
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L Sodium Carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims abstract description 20
- 239000003575 carbonaceous material Substances 0.000 claims abstract description 13
- 229910000029 sodium carbonate Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 235000017550 sodium carbonate Nutrition 0.000 claims abstract description 10
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 4
- 238000011978 dissolution method Methods 0.000 claims 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 18
- 239000004575 stone Substances 0.000 abstract description 9
- 238000007664 blowing Methods 0.000 abstract description 6
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 abstract description 6
- 238000002156 mixing Methods 0.000 abstract description 5
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 abstract description 3
- 238000005352 clarification Methods 0.000 abstract description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 2
- 238000003723 Smelting Methods 0.000 abstract 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 10
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 description 8
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000007496 glass forming Methods 0.000 description 3
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 3
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010309 melting process Methods 0.000 description 2
- 239000010446 mirabilite Substances 0.000 description 2
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 2
- RSIJVJUOQBWMIM-UHFFFAOYSA-L sodium sulfate decahydrate Chemical compound O.O.O.O.O.O.O.O.O.O.[Na+].[Na+].[O-]S([O-])(=O)=O RSIJVJUOQBWMIM-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- -1 carbon Chemical compound 0.000 description 1
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 1
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 1
- 239000006025 fining agent Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 description 1
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000010583 slow cooling Methods 0.000 description 1
- 239000005361 soda-lime glass Substances 0.000 description 1
- 230000004083 survival effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/235—Heating the glass
- C03B5/237—Regenerators or recuperators specially adapted for glass-melting furnaces
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、ガラス原料バッチをガラス溶解炉投入前に予
熱し、その後にガラス溶解炉内へ投入して溶解するガラ
スの溶解方法に関する。
熱し、その後にガラス溶解炉内へ投入して溶解するガラ
スの溶解方法に関する。
ガラス溶解炉の放散熱あるいはその排ガスには大量の熱
エネルギーか含まれており、これを回収して利用すれば
ガラス溶解プロセスの全体の熱効率を高めることかでき
ることが知られている。
エネルギーか含まれており、これを回収して利用すれば
ガラス溶解プロセスの全体の熱効率を高めることかでき
ることが知られている。
この熱エネルギー回収方法として、例えば蓄熱炉や換熱
炉にガラス溶解炉の排ガスを導びいて熱エネルギーを固
体の熱媒体に回収し、その固体を介して燃焼空気を予熱
することが古くから行なわれているが、固体と空気との
熱伝達率の悪さからその効果は限られていた。
炉にガラス溶解炉の排ガスを導びいて熱エネルギーを固
体の熱媒体に回収し、その固体を介して燃焼空気を予熱
することが古くから行なわれているが、固体と空気との
熱伝達率の悪さからその効果は限られていた。
このような燃焼空気予熱による熱回収方法よりもさらに
ガラス溶解プロセス全体の熱効率を高めるためには、ガ
ラス溶解炉の排カスの持つエネルギーを原料バッチの予
熱に利用することの方か右利なことがある。例えば、ガ
ラス溶解炉排カスをガラス溶解炉投入前の原料バッチと
接触させて予熱することにより熱エネルギーを回収する
ことか古くから行なわれてきた。
ガラス溶解プロセス全体の熱効率を高めるためには、ガ
ラス溶解炉の排カスの持つエネルギーを原料バッチの予
熱に利用することの方か右利なことがある。例えば、ガ
ラス溶解炉排カスをガラス溶解炉投入前の原料バッチと
接触させて予熱することにより熱エネルギーを回収する
ことか古くから行なわれてきた。
[従来の反衝および発明が解決しようとする課題]前述
したようなガラス溶解炉の排ガスを原料バッチの予熱に
利用する従来例にあっては、熱効率をより向上させるた
め予熱温度を500°C以上にとることが多い。
したようなガラス溶解炉の排ガスを原料バッチの予熱に
利用する従来例にあっては、熱効率をより向上させるた
め予熱温度を500°C以上にとることが多い。
例えば、ヘイソフ等の特開昭62−191037号では
、ロータリーキルン式のガラス原料予熱方式に回転窯式
ガラス溶解炉を組み合わせたものにおいてガラス原料成
分の一部の液状化によるロータリーキルン内での固着化
防止のために予熱温度を593℃以下にする方式が開示
されている。
、ロータリーキルン式のガラス原料予熱方式に回転窯式
ガラス溶解炉を組み合わせたものにおいてガラス原料成
分の一部の液状化によるロータリーキルン内での固着化
防止のために予熱温度を593℃以下にする方式が開示
されている。
この方式においては、原料バッチ中にカーボンを含んだ
場合には前記のような温度域での予熱中にカーボンが酸
化燃焼により失われてしまう。
場合には前記のような温度域での予熱中にカーボンが酸
化燃焼により失われてしまう。
また、サクージャ等の特公昭58−36933号におい
ては、ガラス原料バッチを蓄熱炉付きのガラス溶解炉の
排ガスにより流動床にて予熱する方式が開示されている
が、この例にあっても、予熱に用いる排ガス温度を53
6°Cとしており、原料バッチは500°C以上に加熱
されるので原料バッチ中にカーボンを含有すれば酸化燃
焼により焼失してしまう。
ては、ガラス原料バッチを蓄熱炉付きのガラス溶解炉の
排ガスにより流動床にて予熱する方式が開示されている
が、この例にあっても、予熱に用いる排ガス温度を53
6°Cとしており、原料バッチは500°C以上に加熱
されるので原料バッチ中にカーボンを含有すれば酸化燃
焼により焼失してしまう。
また、バウワ等の特公昭60−35292号においては
、ガラス原料バッチをブリケット化した後柱々の処理を
施して816°Cで1〜4時間予熱する方式が開示され
ている。この例でも原料バッチ中にカーボンを含んだ場
合には予熱中に酸化燃焼により失われてしまう。
、ガラス原料バッチをブリケット化した後柱々の処理を
施して816°Cで1〜4時間予熱する方式が開示され
ている。この例でも原料バッチ中にカーボンを含んだ場
合には予熱中に酸化燃焼により失われてしまう。
なお、その他ネルソン等の特公昭59−25730号あ
るいはピバール等の特開昭60−145916号のいず
れの場合も500°C以上にてガラス原料バッチを予熱
する方式が開示されているか、これらの方式でも原料バ
ッチ中にカーボンを含んだ場合には予熱中に酸化燃焼に
より失われてしまう。
るいはピバール等の特開昭60−145916号のいず
れの場合も500°C以上にてガラス原料バッチを予熱
する方式が開示されているか、これらの方式でも原料バ
ッチ中にカーボンを含んだ場合には予熱中に酸化燃焼に
より失われてしまう。
一方、カーボンが高温度にて酸化燃焼するのを考慮して
防止しようとした従来例が数例開示されている。
防止しようとした従来例が数例開示されている。
例えば、高橋等の特開昭56−114837号では、ガ
ラス原料を2種類あるいは3種類に分離してそれぞれを
予熱1多混合する方式が開示されているが、主要原料を
500℃以上に予熱しておいて、カーボン等の炭素材料
は当初分離して予熱せずにおぎ主要原料をガラス溶解炉
投入直前に混合するとしても、投入までに500 ℃以
上に加熱されてしまい、短時間のうちに酸化燃焼により
その大部分を失ってしまう。
ラス原料を2種類あるいは3種類に分離してそれぞれを
予熱1多混合する方式が開示されているが、主要原料を
500℃以上に予熱しておいて、カーボン等の炭素材料
は当初分離して予熱せずにおぎ主要原料をガラス溶解炉
投入直前に混合するとしても、投入までに500 ℃以
上に加熱されてしまい、短時間のうちに酸化燃焼により
その大部分を失ってしまう。
また、畑中等の特公昭56−45860号では、ガラス
原料をガラス溶解炉排ガスにて流動状態で予熱する方式
が開示されている。この場合も高温でのカーボンの酸化
燃焼を予想して、カーボンを主要原料から分けて主要原
料を予熱した後最後にカーボンを混ぜてガラス溶解炉に
投入するようにしている。
原料をガラス溶解炉排ガスにて流動状態で予熱する方式
が開示されている。この場合も高温でのカーボンの酸化
燃焼を予想して、カーボンを主要原料から分けて主要原
料を予熱した後最後にカーボンを混ぜてガラス溶解炉に
投入するようにしている。
[課題を解決するための手段]
ところで、ソーダライム系のガラス原料では芒硝が清澄
剤として使われ、その分解促進剤として古くからコーク
ス粉等のカーボンが使われている。
剤として使われ、その分解促進剤として古くからコーク
ス粉等のカーボンが使われている。
これらカーボン等の炭素材料はガラス溶解炉内に投入さ
れると、酸化焼失前に原料中の珪砂等と反応して還元物
質を生成し、芒硝の分解促進作用を発揮する。これがも
ともと耐熱性が600 ℃以下でしかない炭素材料がガ
ラス原料として使用される理由である。
れると、酸化焼失前に原料中の珪砂等と反応して還元物
質を生成し、芒硝の分解促進作用を発揮する。これがも
ともと耐熱性が600 ℃以下でしかない炭素材料がガ
ラス原料として使用される理由である。
このため、これらカーボン等の炭素材料の配合ωは、ガ
ラス溶解清澄に大きな影響を及ぼすために精度よく調節
される。
ラス溶解清澄に大きな影響を及ぼすために精度よく調節
される。
ところが、前述のごとくカーボンを含んだ原料バッチを
高温で長時間予熱すると含有カーボンが酸化燃焼してし
まう。すなわち、カーボンは内部での自己酸化を起こす
上に、高温では炭酸ガスと反応して一酸化炭素を生ずる
酸化反応があるため、ガラス溶解炉において石油系燃料
を使用した場合の燃焼排ガスのような低酸素濃度ガス中
でも焼失してしまうのである。
高温で長時間予熱すると含有カーボンが酸化燃焼してし
まう。すなわち、カーボンは内部での自己酸化を起こす
上に、高温では炭酸ガスと反応して一酸化炭素を生ずる
酸化反応があるため、ガラス溶解炉において石油系燃料
を使用した場合の燃焼排ガスのような低酸素濃度ガス中
でも焼失してしまうのである。
一方、このような状況に加えて、発明者は、炭素材料は
単体で空気中でそれぞれ500℃から550°C程度の
耐熱限界温度を有するのに比べ、ソーダ灰との共存下で
はどのように耐熱温度の高い炭素材料でも420℃uか
耐熱性かない事実を発見した。
単体で空気中でそれぞれ500℃から550°C程度の
耐熱限界温度を有するのに比べ、ソーダ灰との共存下で
はどのように耐熱温度の高い炭素材料でも420℃uか
耐熱性かない事実を発見した。
第2図に炭素材料中量も耐熱性の良いグラファイトと一
般的にガラス原料として使用されるコークス粉をそれぞ
れ単独とそれぞれソーダ灰と共存下で380℃〜620
°Cにて90分間熱処理した時の残存率を示す。この場
合、熱処理後の残存率が70%以上おる温度が耐熱限界
と考えられる。
般的にガラス原料として使用されるコークス粉をそれぞ
れ単独とそれぞれソーダ灰と共存下で380℃〜620
°Cにて90分間熱処理した時の残存率を示す。この場
合、熱処理後の残存率が70%以上おる温度が耐熱限界
と考えられる。
また、単体で560℃まて耐熱性を有するグラファイト
も、同じく単体で460℃まで耐熱性を有するコークス
粉もどちらもソーダ灰と共存下では420℃以下でない
と熱処理90分にて70%以上の残存率を示さない。
も、同じく単体で460℃まで耐熱性を有するコークス
粉もどちらもソーダ灰と共存下では420℃以下でない
と熱処理90分にて70%以上の残存率を示さない。
したがって、前述のように原料バッチを500°C以上
で予熱する方式では、ソーダ灰を原料の一部に含有すれ
ばカーホン等の炭素材料を共存せしめることは困難であ
ることがわかった。
で予熱する方式では、ソーダ灰を原料の一部に含有すれ
ばカーホン等の炭素材料を共存せしめることは困難であ
ることがわかった。
本発明は、前記のような知見に基づいてなされたもので
あって、ソーダ灰とカーボン等の炭素材料を成分として
含むガラス原料バッチを予熱した後ガラス溶解炉に役人
し高温度にて溶解するガラス製造方法において、ガラス
溶解炉の排ガスの熱エネルギーを別の送入した清浄空気
等の気体に伝達しその気体を加熱し、その熱エネルギー
をガラス原料の予熱源として、ガラス溶解炉投入前のガ
ラス原料ハツチの予熱温度を420℃以下としたもので
ある。
あって、ソーダ灰とカーボン等の炭素材料を成分として
含むガラス原料バッチを予熱した後ガラス溶解炉に役人
し高温度にて溶解するガラス製造方法において、ガラス
溶解炉の排ガスの熱エネルギーを別の送入した清浄空気
等の気体に伝達しその気体を加熱し、その熱エネルギー
をガラス原料の予熱源として、ガラス溶解炉投入前のガ
ラス原料ハツチの予熱温度を420℃以下としたもので
ある。
[作用]
本発明においは、ソーダ灰とカーボン等の炭素材料を含
有する原料バッチを、予熱する場合に、原料バッチ温度
が420°を越えないように制御する。
有する原料バッチを、予熱する場合に、原料バッチ温度
が420°を越えないように制御する。
すなわち、蓄熱炉からの排ガスにより加熱された加熱空
気に外部からの空気を混合することにより原料バッチの
予熱温度が420℃を越えないようにする。
気に外部からの空気を混合することにより原料バッチの
予熱温度が420℃を越えないようにする。
したがって、カーボンが予熱中に酸化燃焼により焼失す
ることがなく、排熱エネルギーの効果的な回収を実現す
ることができるとともに、ストーンを充分抑制した高品
質の仮ガラスを製造することかできる。
ることがなく、排熱エネルギーの効果的な回収を実現す
ることができるとともに、ストーンを充分抑制した高品
質の仮ガラスを製造することかできる。
[実施例]
以下、本発明をざらに具体的に明らかにするために、本
発明の詳細な説明するが、本発明ががかる実施例の記載
により何等の制約を受けるちのではない。
発明の詳細な説明するが、本発明ががかる実施例の記載
により何等の制約を受けるちのではない。
実施例1゜
以下に本発明の実施例のうちで実験室規模のものを取り
上げて説明する。
上げて説明する。
表1のような配合の仮ガラス原料バッチ200グラムを
400 ℃から460℃の間で10°C間隔で90分間
それぞれ予熱した後、実験室電気炉中1450℃にて3
0分間加熱溶解した後急冷してガラス100グラム当り
のストーン個数を計数したところ、予熱温度による差は
表2のようになった。
400 ℃から460℃の間で10°C間隔で90分間
それぞれ予熱した後、実験室電気炉中1450℃にて3
0分間加熱溶解した後急冷してガラス100グラム当り
のストーン個数を計数したところ、予熱温度による差は
表2のようになった。
た。
予熱を全く行なわない場合は同様の溶解条件でストーン
個数はガラス100グラム当り3個なので、表2から明
らかなように、予熱温度が420°C以下の場合のみ実
用化レベルである。
個数はガラス100グラム当り3個なので、表2から明
らかなように、予熱温度が420°C以下の場合のみ実
用化レベルである。
表1.ガラス原料バッチ配合
表29表1のガラス原料200グラムを1450℃30
分加熱溶解後のカラ ス100グラム当りのストーン個数 実施例2゜ まず、第1図に基づいて本発明を実用化規模で実施する
ための装置を説明する。
分加熱溶解後のカラ ス100グラム当りのストーン個数 実施例2゜ まず、第1図に基づいて本発明を実用化規模で実施する
ための装置を説明する。
第1図において、1は1日の溶解量250トンで容ff
11000トンの蓄熱炉2A、2Bを備えたシーメンス
式ガラス溶解炉であり、このガラス溶解炉1は図中左側
に原料バッチ投入口3を有している。
11000トンの蓄熱炉2A、2Bを備えたシーメンス
式ガラス溶解炉であり、このガラス溶解炉1は図中左側
に原料バッチ投入口3を有している。
原料バッチ投入口3には原料バッチ投入ホッパー4が接
続され、原料バッチ投入ホッパー4には原料バッチ予熱
用のロータリーキルン式原料予熱装@5が接続されてい
る。
続され、原料バッチ投入ホッパー4には原料バッチ予熱
用のロータリーキルン式原料予熱装@5が接続されてい
る。
蓄熱炉2A、2Bから出る700℃の出口排ガスは排ガ
ス輸送導管6A、6Bを介して熱交換機7に導入され、
外部空気吸込み装置8により熱交換機7に吹き込んだ外
部空気を加熱する。一方、加熱空気、外部空気混合比調
節ダンパー9で熱交換機7を出た加熱空気に外部空気を
適当量混合して所定の温度として予熱装置5へ送る。
ス輸送導管6A、6Bを介して熱交換機7に導入され、
外部空気吸込み装置8により熱交換機7に吹き込んだ外
部空気を加熱する。一方、加熱空気、外部空気混合比調
節ダンパー9で熱交換機7を出た加熱空気に外部空気を
適当量混合して所定の温度として予熱装置5へ送る。
一方、10はガラス溶解炉1に連続した清澄槽、11A
、11Bは清澄槽10に連続した仮ガラス成形装置、1
2A、12Bは板ガラス成形装置11A、11Bに連続
した仮ガラス製品徐冷炉である。
、11Bは清澄槽10に連続した仮ガラス成形装置、1
2A、12Bは板ガラス成形装置11A、11Bに連続
した仮ガラス製品徐冷炉である。
次に、前記の装置を用いて予熱温度を400℃として、
仮ガラス製品を製造した例を以下に、示す。
仮ガラス製品を製造した例を以下に、示す。
蓄熱炉2A、2Bから出る7 00 ℃の出口排カスを
熱交換機7に通気して外部空気吹込み装置8により熱交
換は7に吹き込んだ外部空気を加熱するとともに、加熱
空気・外部空気混合比調節ダンパー9において熱交換機
7を出た加熱空気に外部空気を適当量制御しながら混合
させて400℃になるようにし、このガスを予熱装置5
に吹き込んで原料バッチを予熱後ガラス溶解炉1内へ投
入し1550℃にて溶解して板ガラス製品を製造した。
熱交換機7に通気して外部空気吹込み装置8により熱交
換は7に吹き込んだ外部空気を加熱するとともに、加熱
空気・外部空気混合比調節ダンパー9において熱交換機
7を出た加熱空気に外部空気を適当量制御しながら混合
させて400℃になるようにし、このガスを予熱装置5
に吹き込んで原料バッチを予熱後ガラス溶解炉1内へ投
入し1550℃にて溶解して板ガラス製品を製造した。
予熱のない場合に比べ燃料は8%節約できるとともに、
製品中のシードはトン当り200個以下、製品中のスト
ーンはトン当り60個以下の品質良好なガラス製品が得
られた。この品質は予熱のない場合のトン当り300個
のシード、トン当り50個のストーンに比べ悪化してい
ない。
製品中のシードはトン当り200個以下、製品中のスト
ーンはトン当り60個以下の品質良好なガラス製品が得
られた。この品質は予熱のない場合のトン当り300個
のシード、トン当り50個のストーンに比べ悪化してい
ない。
なお、全く同じ装置で原料バッチ予熱装置5へ、加熱空
気・外部空気混合比調節ダンパー9において外部空気吹
き込みによる温度調節を行なわないで480℃の熱交換
機7の出口空気をそのまま吹き込んで原料バッチを予熱
した後、同様にガラス溶解炉1に投入して溶解して製造
した板ガラス製品は、トン当りシード1000個、トン
当りストーン1200個で、この品質は大巾に悪化した
。
気・外部空気混合比調節ダンパー9において外部空気吹
き込みによる温度調節を行なわないで480℃の熱交換
機7の出口空気をそのまま吹き込んで原料バッチを予熱
した後、同様にガラス溶解炉1に投入して溶解して製造
した板ガラス製品は、トン当りシード1000個、トン
当りストーン1200個で、この品質は大巾に悪化した
。
[発明の効果]
以上説明してきたように、本発明によれば、ソーダ灰と
カーボン等の炭素材料を含有する原料バッチを420℃
以下になるように予熱したため、カーボンが酸化燃焼に
より焼失することなく、排熱エネルギーの効果的な回収
を実現することができるとともに、ストーンを充分抑制
した高品質板ガラスを製造することができる。
カーボン等の炭素材料を含有する原料バッチを420℃
以下になるように予熱したため、カーボンが酸化燃焼に
より焼失することなく、排熱エネルギーの効果的な回収
を実現することができるとともに、ストーンを充分抑制
した高品質板ガラスを製造することができる。
第1図は本発明を実施するための装置の概略図、第2図
はグラファイトとカーボンの耐熱性およびそれぞれをソ
ーダ灰と共存させた時の耐熱性を示すグラフである。 図中、 1・・・ガラス溶解炉、 2A、2B・・・蓄熱炉、 3・・・原料バッチ投入口、 4・・・原料バッチ投入ホッパー、 5・・・原料バッチ予熱装置、 6A、6B・・・排ガス輸送導管、 7・・・熱交換機、 8・・・外部空気吹込み装置、 9・・・加熱空気、外部空気混合比調節ダンパー、10
・・・清澄槽、 11A、11B・・・仮ガラス成形装置、12A、12
B・・・板ガラス製品徐冷炉。 持訂出願人 日本坂哨子殊式会社 代理人 弁理士 宮 内 佐一部
はグラファイトとカーボンの耐熱性およびそれぞれをソ
ーダ灰と共存させた時の耐熱性を示すグラフである。 図中、 1・・・ガラス溶解炉、 2A、2B・・・蓄熱炉、 3・・・原料バッチ投入口、 4・・・原料バッチ投入ホッパー、 5・・・原料バッチ予熱装置、 6A、6B・・・排ガス輸送導管、 7・・・熱交換機、 8・・・外部空気吹込み装置、 9・・・加熱空気、外部空気混合比調節ダンパー、10
・・・清澄槽、 11A、11B・・・仮ガラス成形装置、12A、12
B・・・板ガラス製品徐冷炉。 持訂出願人 日本坂哨子殊式会社 代理人 弁理士 宮 内 佐一部
Claims (1)
- ソーダ灰とカーボン等の炭素材料を成分として含むガラ
ス原料バッチを予熱した後ガラス溶解炉に投入し高温度
にて溶解するガラス製造方法において、ガラス溶解炉の
排ガスの熱エネルギーを別の送入した清浄空気等の気体
に伝達しその気体を加熱し、その熱エネルギーをガラス
原料の予熱源として、ガラス溶解炉投入前のガラス原料
バッチの予熱温度を420℃以下にすることを特徴とす
るガラスの溶解方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63070367A JPH01242422A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | ガラスの溶解方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63070367A JPH01242422A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | ガラスの溶解方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01242422A true JPH01242422A (ja) | 1989-09-27 |
Family
ID=13429400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63070367A Pending JPH01242422A (ja) | 1988-03-24 | 1988-03-24 | ガラスの溶解方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01242422A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104909541A (zh) * | 2015-05-25 | 2015-09-16 | 秦皇岛玻璃工业研究设计院 | 玻璃熔炉以及玻璃熔化方法 |
CN110451777A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-11-15 | 蚌埠中光电科技有限公司 | 一种浮法玻璃耐火砖预热装置及其预热方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241621A (en) * | 1975-09-27 | 1977-03-31 | Central Glass Co Ltd | Method of preheating glass material |
JPS5761636A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-14 | Asahi Glass Co Ltd | Heat recovery in glass-melting furnace |
-
1988
- 1988-03-24 JP JP63070367A patent/JPH01242422A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5241621A (en) * | 1975-09-27 | 1977-03-31 | Central Glass Co Ltd | Method of preheating glass material |
JPS5761636A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-14 | Asahi Glass Co Ltd | Heat recovery in glass-melting furnace |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104909541A (zh) * | 2015-05-25 | 2015-09-16 | 秦皇岛玻璃工业研究设计院 | 玻璃熔炉以及玻璃熔化方法 |
CN110451777A (zh) * | 2019-09-09 | 2019-11-15 | 蚌埠中光电科技有限公司 | 一种浮法玻璃耐火砖预热装置及其预热方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100417201B1 (ko) | 고상 철 및 탄소 생성물의 제조방법, 철 생성물의 제조방법 및 이를 위한 장치 | |
US4634461A (en) | Method of melting raw materials for glass or the like with staged combustion and preheating | |
CA1269249A (en) | Melting raw materials for glass or the like using solid fuels or fuel-batch mixtures | |
US4790516A (en) | Reactor for iron making | |
KR100388329B1 (ko) | 산화물의 환원용 이동형 노상로 및 그 조업방법 | |
KR100423014B1 (ko) | 합성 규산염의 제조방법 및 유리생산에서 이의 용도 | |
KR920019952A (ko) | 직접환원 방법 및 장치 | |
JPH0297434A (ja) | バッチ材料を予め反応させるガラス製造方法 | |
EP1027461A1 (en) | Method and apparatus for making metallic iron | |
US5571301A (en) | Apparatus for making crystallized glass | |
SK281585B6 (sk) | Spôsob výroby surového železa a cementových tehál | |
JPH11172312A (ja) | 移動型炉床炉の操業方法および移動型炉床炉 | |
US3979168A (en) | Apparatus for the manufacture of light granulates | |
CN106967877A (zh) | 含碳团块矿、含碳团块矿的制造方法及其制造装置 | |
JPH01242422A (ja) | ガラスの溶解方法 | |
NO326336B1 (no) | Fremgangsmate for sintring av finfordelt manganholdig materiale | |
JPH07188670A (ja) | 低温乾留による冶金用成型コークス製造方法 | |
JP3176785B2 (ja) | 高炉用コークスの製造方法 | |
US11858811B2 (en) | Phosphorus production methods and systems and methods for producing a reduction product | |
US3891734A (en) | Process for the manufacture of light granulates | |
JP4408546B2 (ja) | 鉄分含有廃棄物の有効活用方法 | |
US1961902A (en) | Making base exchange silicates | |
JP2001518440A (ja) | 産業廃棄物からのセラミック・タイルの製造 | |
CN116395970A (zh) | 危险废物焚烧灰渣竖炉-电熔玻璃窑生产微晶玻璃的工艺 | |
JPH07126650A (ja) | 急速加熱塊成炭の搬送方法 |