JPH01240704A - 回転機器のカップリング冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は蒸気タービン等の回転機器に用いられるカップ
リング冷却装置に係り、特にカップリングを覆うカップ
リングガードに冷却装置を有する回転機器のカップリン
グ冷却装置に関する。

（従来の技術） 一般に回転機器の隣接する回転軸間を接続するカップリ
ングにおいて、大型回転軸を有する回転機器あるいは高
速回転軸などを有する回転機器に対して、その回転機器
に付属する他の機器あるいはカッ、プリング付近を往来
する人との接触等の危険を防止する目的で、そのカップ
リングをカップリングガードで覆う場合がある。

しかしその場合、回転するカップリングとカップリング
ガードとの間では、カップリング部の風損あるいは回転
軸自体の温度上昇にともなう過熱を防止するため、カッ
プリングガードに冷却油を噴霧する複数の冷却油噴出孔
を備えた冷却油噴霧管を有するカップリングハウジング
をそのカップリングガードの外側に設置している。

従来の技術について第９図および第１０図にて説明する
。隣接する回転軸１Ａ、１Ｂの間のカップリング２は、
その接続具２Ａを用いて接続されている。この接続され
たカップリング部２の回転時等危険防止のため、カップ
リング部２の外側にカップリングガード３が設置されて
いる。

−これら要素の構成によるカップリング装置において、
軸１Ａ、１Ｂが回転することにより、カップリング２お
よびその接続具２Ａの風損あるいは回転軸自体ＩＡ、１
Ｂの温度上昇にともない、カップリング部２とカップリ
ングガード３との空間が過熱される。そこでカップリン
グガード３が過熱されるのを防止するため、冷却油噴霧
管５が設けられており、冷却油が冷却油入ロアにより供
給される。

しかるのち、冷却油は冷却油噴霧管５において、カップ
リングガード３に向って複数の冷却油噴出口６を通過せ
しめ、カップリングガード３の外壁の一部に噴霧されて
カップリングガード３を冷却し、カップリング部２の過
熱を防止するものである。この冷却油噴霧管５はカップ
リングハウジング４に支持されており、またカップリン
グガード３に噴霧された冷却油を受は止め、外部への飛
散を防止するためカップリングハウジング４および油切
り３Ａが設置されている。

従来、この種のカップリング冷却装置として実開昭５４
−３８７０５号公報に示されたもので知られている。こ
のカップリング冷却装置はカップリングハウジングに設
置された冷却油噴霧管からカップリングガードの一部に
対して冷却油を噴霧するものである。

（発明が解決しようとする課題） しかして前記の従来技術による回転機器のカップリング
冷却装置にお゛いては、冷却油噴霧管５の噴出口６より
冷却油を噴霧し、カップリングガード３の高温部分が冷
却されることになるが、カップリングガード３の一部に
しか噴霧されないため、冷却効果を向上させるためには
多量の冷却油を噴霧する必要がある。

また多量の冷却油を噴霧すれば、外部への飛散防止のた
め確実な軸シール装置３Ａを設置しなければならない。

係る軸シールについても高速回転軸との間隙の管理等の
多くの問題点をもっている。

本発明の目的は、冷却効果を向上させ、外部への冷却油
の飛散も直接考慮しなくてもよいような回転機器のカッ
プリング冷却装置を提供することにある。

［発明の構成］ （ｉｆ！題を解決するための手段） 本発明の回転機器のカップリング冷却装置は、相対向す
る一対の回転軸を連結するカップリングの周りを２重構
造のカップリングガードで覆い、そのカップリングガー
ドの２重構造内に冷却油を循環させるよう構成したこと
を特徴とするものである。

（作　用） 本発明においては、カップリングの周りを２重構造のカ
ップリングガードで覆い、そのカップリングガードの２
重構造内に冷却油を循環させる構成により、カップリン
グの風損による発熱を吸収して冷却し、また騒音の漏洩
もカップリングガードおよび循環する冷却油の吸音効果
によって抑制される。

（実施例） 以下本発明を第１図および第２図に示す一実施例を参照
して説明する。第１図および第２図において、隣接する
回転軸ＩＡ、１８間をカップリング２を介して接続具２
Ａにより接続し、そのカップリング２の外側にこれを覆
うようにカップリングガード８，９が設置されている。

このカップリングガード８，９にはそれぞれ冷却油の排
油ロアおよび給油口１０が付属設置されている。

また、カップリングガード８，９はその断面が二重構造
になっており、外壁８，９と内壁８Ａ。

９Ａとの間に給油口１０より冷却油を注入して保持し、
排油ロアへ導き出すよう構成されており、外内部への冷
却油漏洩は無いものとする。なお、給油口１０および排
油ロアは逆となり冷却油の循環経路が逆転してもさしつ
かえないものとするが、本発明では図示の通りとして説
明を続ける。

給油管１０Ａより供給された冷却油は、カップリングガ
ード下半部９に付属する給油口１０よりカップリングガ
ードの外壁９と内壁９Ａとの間に注油される。ざらにカ
ップリングガード上半部８の外壁８と内壁８Ａとの間へ
も冷却油が満たされ、カップリングガード上半部８に付
属している排油ロアを通って排油管７Ａに導かれている
。

すなわち、接続具２Ａで接続されたカップリング部２と
カップリングガード８，９との空間において、主として
カップリング部の風損により発生する熱がカップリング
ガードの内壁８Ａ、９Ａに伝達されるが、カップリング
ガード８，９の内部を常時循環する冷却油により熱交換
され、カップリング２の過熱を防止することを可能なら
しめる。

次に第３図および第４図に示す本発明の他の実施例にお
いては、カップリングガードの外壁８゜９と内壁８Ａ、
９Ａで構成される冷却油の循環路のための２重構造部は
、第４図に示すカップリングガード８，９に付属してい
る連絡管１３．１４により接続されている。

ざらに第５図および第６図に示す本発明の他の実施例に
おいては、冷却油給油口１０および排油ロアを２分割の
カップリングガードの片側８に付属させ、かつ給排油が
各出入口１０，７において干渉せず、冷却油に十分な熱
交換循環機能を与えるようにカップリングガード８の内
面の一部にダム１５を有する構造を特徴とするものであ
る。

ざらに第７図および第８図に示す本発明の他の実施例に
おいては、隣接する回転軸ＩＡ、１Ｂを接続するカップ
リング２を覆うカップリングガード３が設置され、ざら
にその外側に冷却油を満たし得る内壁１１Ａにより形成
される空間を有し、内壁１１Ａにはカップリングガード
３に向って冷却油が噴霧される複数の孔１２を有するカ
ップリングハウジング１１により構成されることを特徴
とするものである。

カップリングハウジング１１に付属設置された冷却油給
油ロアより導かれた冷却油は、カップリングハウジング
１１．　ＩＩＡの空間部分に満され、油噴出口１２より
カップリングガード３に向って噴霧される。これにより
カップリングの過熱を防止する機能を有することになる
。

［発明の効果］ 以上のように本発明においては、相対向する一対の回転
軸を連結するカップリングの周りを２重構造のカップリ
ングガードで覆い、そのカップリングガードの２重構造
内に冷却油を循環せしめるよう構成したことにより、回
転軸のカップリングの風損等による過熱を有効に冷却さ
せることが可能となり、またカップリングの回転時に発
生する風切り音などの騒音に対してもカップリングガー
ドあるいはその内部に満されている冷却油の吸音効果に
より、外部への騒音漏洩を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転機器のカップリング冷却装置の一
実施例を示す断面図、第２図は第１図■−ｎ線に沿う断
面図、第３図は本発明の他の実施例を示す断面図、第４
図は第３図■−■線に沿う断面図、第５図は同じく本発
明の異なる他の実施例を示す断面図、第６図は第５図Ｖ
ｌ　−Ｖｌ線に沿う断面図、第７図は本発明のざらに異
なる他の実施例を示す断面図、第８図は第７図■−■線
に沿う断面図、第９図は従来の回転機器のカップリング
冷却装置を示す断面図、第１０図は第９図Ｘ−Ｘ線に沿
う断面図である。 ＩＡ、ＩＢ・・・回転軸 ２・・・カップリング ２Ａ・・・カップリング接続具 ３・・・カップリングガード ４・・・カップリングハウジング ５・・・冷却油噴霧管 ６・・・冷却油噴出口 ア・・・冷却油排油口 ８．９・・・二重構造カップリングガード１０・・・冷
却油給油口 １１・・・二重構造カップリングハウジング１２・・・
冷却油噴出口 １３、１４・・・冷却油連絡管 １５・・・ダム 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　第子丸　健 第１図 第２図 第５図 第　６　図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 相対向する一対の回転軸を連結するカップリングの周り
   を２重構造のカップリングガードで覆い、そのカップリ
   ングガードの２重構造内に冷却油を循環させるよう構成
   したことを特徴とする回転機器のカップリング冷却装置
   。