JPH01240358A

JPH01240358A - 鉄道車両

Info

Publication number: JPH01240358A
Application number: JP6572188A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Ikio; 壱岐尾　篤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1988-03-22
Filing date: 1988-03-22
Publication date: 1989-09-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、鉄道車両に係り、特に車両内が空調される鉄
道車両に関するものである。

〔従来の技術〕

車両内が空調される鉄道車両においては、従来、空調手
段は、床上、床下、屋根上に集中式もしくはセパレート
式として設置されている。

なお、この種の鉄道車両として関連するものには、例え
ば、時開５０−１０６３１１号、特開昭５０−１５０１
０８号、特開昭５９−１８６７６３号等が挙げられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

空調手段は、その容積が大きいために床上、床下、屋根
上の何れの場所に設置された場合にも特別のスペースを
必要とし、空調された空気の車両内への供給のためにダ
クトが必要であり、特別の設計と工事施行が必要であっ
た。特に、製造後の車両に空調化改造工事を施こす場合
には、車両本体の取付外の付帯工事、つまり、ダクトの
取付工事の占める比率が極めて大きいものになる。

また、車両内部において１日射を受ける側と受けない側
とでは温度差が生じて車両内空調がアンバランスになり
、乗客が不快感を覚えるといった不都合が生じる。

本発明の目的は、空調手段の設置において特別の設計と
工事施行を不要にできる鉄道車両を提供することにある
。

また、本発明の他の目的は、乗客に不快感を与えること
な（空調可能な鉄道車両を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、鉄道車両を、車両内に空調手段を配設した
ものとすることにより、達成される。

また、上記他の目的は、鉄道車両を、車両内で、かつ、
該車両長手方向に独立して空＃Ｉ４可能な空調手段を分
散し配設したものとすることにより、達成される。

〔作　　　用〕

空調手段を車両内に配設することで、特別の設置スペー
スが不要となる。また、車両内に配設された空調手段で
空調された空気は、直接、車両内に供給され、従って、
空調手段で空調された空気を車両内に供給するダクトが
不用となる。また、車両内、かつ、該車両長手方向に独
立して空調可能な空調手段を分散し配設することで、車
両内部での日射側と非日射側との温度差が日射量に応じ
て制御される。

〔実　施　例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図により説明す
る。

第１図〜第４図で、空調手段ｌＯは、この場合、圧縮＆
１１　、凝縮器稔、送風機１３．１４．蒸発器１５゜リ
ターングリル１６および吐出口１７を有している。

圧縮ａ１１．凝縮器、送ｊｉＬ９１３．１４．蒸発器す
は、車両加の長平方向に使用される腰掛（ロングシート
）３０内にそれぞれ配設されている。リターングリル１
６はロングシード（９）の足元部に設けられ、吐出口１
７はロングシート（資）の背もたれ部上部に設けられて
いる。蒸発器１５は、リターングリル１６と対応して設
けられている。送Ｊ［１３は、蒸発器１５の後流側に設
けられ、その吐出口は、吐出口１７に一致して設けられ
ている。凝縮器化は、その冷媒と車両回外から取り入れ
られた空気とが熱交換可能に設けられている。送風ａ１
４は、凝縮器認で熱又換後の空気を車両回外へ放出可能
に設けられている。凝縮器認と蒸発器１５とは、凝縮器
νで凝縮さ・　３　・れた冷媒が蒸発器１５へ供給されるように連結され、ま
た、蒸発器比で蒸発した冷媒が圧縮ａ１１を介して凝縮
器１２へ戻されるように連結されている。

第１図〜第４図で、車両回内の空気は、リターングリル
１６よりロングシート（資）内部に吸い込まれる。ロン
グシート園内部に吸い込まれたリターン空気は、蒸発器
１５で凝縮冷媒と熱交換することにより冷却され、該空
調された空気は、送風ａ１３によ゛り吐出口１７から車
両加西に吐出、循環させられる。蒸発器１５でリターン
空気を冷却することで蒸発した冷媒は、圧縮機１１を介
して凝縮器νに戻される。凝縮器νに戻された蒸発冷媒
は、車両回外から取り入れられた空気と熱交換すること
で、再び凝縮され、該凝縮冷媒は、蒸発器！５に供給さ
れる。凝縮器ｎを出た空気は、送風ａ！１４により車両
回外へ放出される。

本実施例では、空調手段を設置するだめの特別の設置ス
ペースが不要であり、また、ダクトが不用−であるため
、空調手段の設置において特別の設計と工事施行を不要
にできる。また、製造後の車、　４　。

両に空調化改造工事を施工する場合、ダクトの取付工事
が不要のため、車両本体の取付外の付帯工事を簡略化す
ることができる。

なお、ロングシートを車両側面外側より車両内部に組み
込む形とし、水蜜構造とすれば、ユニット化された空調
手段を外部取付けすることができ、取付がより容易とな
る。また、ユニット化された空調手段が車両側面を構成
する骨組と同等の強度を与えることができるため、車両
側面の骨組を省略することが可能であり、車両軽量化を
図ることが可能である。

また、上記一実施例での空調手段を、上記構成品の他に
温度調節器を有し、独立して空調可能な空調手段とすれ
ば１個別に各ユニット毎の制御を行うことにより、車両
内部の日射側、非日射側の温度差を日射量に応じて制御
することができ１乗客に不快感を与えない車両内空調が
行える。

〔発明の効果〕

本発明によれば、空調手段の設置において特別な設計と
工事施行を不要にできる鉄道車両を提供でき、また、乗
客に不快感を与えることなく空調可能な鉄道車両を提供
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の鉄道車両の第２図のＡ−
Ａ断面図、第２図は、同じく全体平面図、第３図は、第
１図のＢ−８断面図、第４図は、第３図の０−０断面図
である。ｌＯ・・・・・・空調手段、１７・・・・・・吐出口、
加・・・・・・車両、（資）・・・・・・ロングシ一ト

Claims

【特許請求の範囲】１、空調手段を車両内に配設したことを特徴とする鉄道
車両。２、空調手段を車両長手方向に使用される腰掛内に設け
、前記空調手段で空調された空気を前記車両内に分配す
る開口を前記腰掛の背もたれ部上部に設けた第１請求項
に記載の鉄道車両。３、独立して空調可能な空調手段を車両内で、かつ、該
車両長手方向に分散し配設したことを特徴とする鉄道車
両。