JPH01240117A - 生きた樹皮による緑化方法 - Google Patents

生きた樹皮による緑化方法

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JPH01240117A
JPH01240117A JP63066225A JP6622588A JPH01240117A JP H01240117 A JPH01240117 A JP H01240117A JP 63066225 A JP63066225 A JP 63066225A JP 6622588 A JP6622588 A JP 6622588A JP H01240117 A JPH01240117 A JP H01240117A
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JP
Japan
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tree
bark
hole
living
trunk
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Yoshihiro Toda
戸田 義宏
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Tokai University
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  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は伐採後に不要となった樹幹、(封技あるいは樹
皮等を利用した緑化方法に関する。
(従来の技術とその課H) 従来、建築用材、バルブ用材等として伐採された)封木
は必要部分が利用された残りの部分は、せいぜい燃料と
して利用されているに過ぎない。
一方、我々の居住家屋内や地下空間、アーケード街、巨
大ビル内等には植物が少なく、環境悪化の方向をたどっ
ている。
これを防ぐ方法として緑の草木等を持ち込み、生活に潤
いを与えることは年々必要となって来ている。
このような場合、狭い室内であれば草花程度の小さいも
のでも良いが、地下空間、アーケード街、巨大ビル内等
の広い空間の場合には、それ相当の大きな植物が必要で
ある。
しかし、鉢植の大きな植物はそれ自体が重く、移動や管
理が困難な場合が少なくない。
そこで、これらの問題を解決する方法として、前記伐採
後不要となった廃材を利用して、上記大型の鉢植植物の
問題を解決することを課題とする。
(課題を達成するための手段) 上述の課題を達成するために、伐採直後の生きている樹
幹、樹枝の木質部1に穿孔し、この穿孔部に養分を含ん
だ水を注入して樹皮8がら発芽せしめるものである。こ
の場合、穿孔部が有底孔2で、その内部に前記水を注入
したものと、穿孔部が貫通孔6で、この貫通孔6に挿入
した多孔性の管7より前記水を補給するものとがある。
また、伐採直後の生きている樹皮8を、その形成層4を
含むようにして剥離し、少なくとも1面が多孔性の側面
を持った容器9の多孔性側面に形成層4を対向させて貼
付し、この容器9に前記水を注入して樹皮8から発芽せ
しめるものもある。
さらに、伐採直後の生きている樹幹、樹枝1oを切断し
、容器11に入れた養分を含んだ水に半没状態で固定し
、この水をエアポンプ12で撹拌せしめて樹皮から発芽
せしめるものもある。
(作用) 本発明は上述のように、燃料にしがならない伐採後の生
きている廃材に水及び養分を与えることにより、古木と
か老木を思わせる樹木に仕立てたり、壁掛は式の緑化装
飾物に仕立てるものである。
(実施例) 古木とか老木と言われる樹令を経た樹々の多くは、その
幹の中がウドと呼ばれる空洞となりながらも生きながら
えている。
この現象は幹の中心部(木質部)が死細胞がら構成され
、その周辺部に形成層を含んだ生きた細胞から成り立っ
た樹皮層が成長に必要な水分と養分を茎頂や葉に送って
いることによる。
本発明はこの原理を利用し、幹の中心部を人為的に空洞
化し、その部分に水分と養分、あるいはさらに新鮮な空
気を供給出来るならば伐採された樹木を蘇生させること
も可能であり、また空洞化して枯死しようとする貴重な
樹木を救命することも可能である。
また、この原理を積極的に応用することにより、室内緑
化等も可能である。この方法としての次の各実施例を説
明する。
実施例1 第1図は本実施例の外観図である。伐採直後の樹幹ある
いは太い樹枝の木質部lに有底の孔2を穿設し、この有
底孔2に樹木の養分を熔解した水溶液を注入する。この
場合、木質部は多孔性であり、水溶液が底を通して下側
に浸出して来ることがあるので、水漏れ防止のために防
水容器3に底部を入れておく。このような状態にしてお
くと、有底孔2内の水と養分は木質部1に浸透して樹皮
8の形成層4に到達し、形成層4は生存を続けるので、
やがて発芽して芽5が発生する。
なお、水溶液を入れた有底孔2を切花等の花瓶として利
用することも可能である。
実施例2 第2図は本実施例の外観図である。本実施例は前記の樹
幹、樹枝の木質部Iに貫通孔6を穿孔し、この貫通孔6
に内接する太さの管7を挿嵌する。
この管7は樹幹、樹枝を挿嵌する部分は多孔質の素材で
作られたもので、内部に注入した液体が外部に浸出する
ような管であることが必要である。
この管7に前記水溶液を注水装置で空気と共に連続して
注入すると、この水溶液は管7の外部に浸出して来、さ
らに周囲の木質部1に浸透して外周の形成層4に到達す
る。
このような状態にしておくと、形成N4は成長を続け、
やがて芽5が発芽して来る。
実施例3 本実施例は前記2つの実施例と異なり、樹皮8のみを使
用したものである。
少なくとも1面を多孔性側面とした容器9の多孔性側面
に樹皮8の形成層4を多孔性側面に対向させて貼付する
。容器9には注水孔9−1と排水孔9−2とが設けられ
ており、注水孔9−1から前記水溶液を注入しておく。
このような状態で放置しておくと、容器9内の水溶液は
多孔性側面から外部に浸出し、この面に接している樹皮
8の形成層4に到達するので、この形成層は成長を続け
、やがて芽5が発芽して来る。
実施例4 第4図は本実施例の外観図で、(イ)は全体の外観図で
ある。伐採直後の樹幹あるいは太い樹枝を適当な長さに
切断し、この切断された樹幹、樹枝を、容R11内に充
満せしめた樹木の養分を溶解した水溶液に半没状態で容
器11に固定する。容器11には水溶液注入口1l−1
が設けてあり、水溶液補給に使用する。
また、容器上面に設けたエアポンプ12により、水溶液
は容器11内で撹拌され、腐敗防止作用を備えている。
なお、太い樹幹の場合にはff1ffi軽減のために第
4図(ロ)示のように縦に半分に切断した状態の樹幹1
0゛若しくは同図(ハ)示のように中心部をくり抜いた
状態の樹幹10”を使用しても良い。
(発明の効果) 本発明は上述のように、伐採直後の生きている樹幹、樹
枝あるいは樹皮に上述のような加工を施すことにより、
成長を続けさせ、蘇生が可能である。
また、樹木の成長に直接必要な形成層を利用するもので
あるので、成長に直接必要でない木質部を穿孔すること
により、全体の軽量化が可能であり、ある程度の大木を
使用することも可能であるので移動、管理が容易となり
、アーケード街、ビル内、地下街等の特殊空間の緑化が
容易である。
実施例1の場合のように、樹木の芽生えと生花の両方を
同時に楽しむことも可能である。
実施例2の場合のように、異なった樹種を並べて使用す
ることにより、狭い範囲で複雑な緑化が可能である。
実施例3の場合のように、壁掛式の緑化装置を作ること
も可能である。
実施例4の場合のように、太い樹幹等を使用することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の外観図、第2図は実施例2
の外観図、第3図は実施例3の外観図、第4図は実施例
4の外観図で、(イ)は全体の外観図、(ロ)は太い樹
枝の一例の外観図、(ハ)は同じく太い樹枝の他の例の
外観図である。 1:木質部、 2:有底孔、 4:形成層、6:貫通孔
、 7:管、 8:樹皮、 9:容器、10:樹幹、樹
枝、 11:容器、 12:エアポンプ。 箋・1目 箋3圏

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)伐採直後の生きている樹幹、樹枝の木質部に穿孔し
    、この穿孔部に養分を含んだ水を注入して樹皮から発芽
    せしめることを特徴とした生きた樹幹、樹枝による緑化
    方法。 2)前記穿孔部が有底孔である第1項記載の生きた樹幹
    、樹枝による緑化方法。 3)前記穿孔部が貫通孔であり、この貫通孔に挿入した
    多孔性の管より前記水を補給することを特徴とする第1
    項記載の生きた樹幹、樹枝による緑化方法。 4)伐採直後の生きている樹皮を、その形成層を含むよ
    うにして剥離し、少なくとも1面が多孔性の側面を持っ
    た容器の多孔性側面に形成層を対向させて貼付し、この
    容器に前記水を注入して樹皮から発芽せしめることを特
    徴とした生きた樹皮による緑化方法。 5)伐採直後の生きている樹幹、樹枝を切断し、容器に
    入れた養分を含んだ水に半没状態で固定し、この水をエ
    アポンプで撹拌せしめて樹皮から発芽せしめることを特
    徴とする生きた樹幹、樹枝による緑化方法。
JP63066225A 1988-03-18 1988-03-18 生きた樹皮による緑化方法 Expired - Lifetime JP2574373B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5283942U (ja) * 1975-12-19 1977-06-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5283942U (ja) * 1975-12-19 1977-06-22

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