JPH01239152A - 刺しゅう縫ミシンにおける布送り枠駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は刺しゆう縫ミシンにおいて、布送り枠を何し
ゆう模様に従って移動制御するための布送り枠駆動装置
に関する。

（従来の技術） 従来の布送り枠駆動装置では第７図に示すように、布送
り枠ｆに連繋された送りベルトｂを、制御モータｍの出
力＠Ｓに訳者された駆動プーリｐ１と、従動プーリｐ２
とに）卦装して駆動プーリｐ１を七−タｍの出力＠Ｓで
直接に間欠駆動していた。

（発明が解決しようとする課題） 上記布送り枠駆動装置の場合には制御モータｍの出力軸
Ｓが送りベルトｂを駆動するベルト駆動軸となっている
ため、送りベルトｂの間欠駆動毎に送りベルトｂを起動
させる起動力を送りベル１へｂに伝達するために大きな
定格出力をもつ制御モータを選定する必要があった。

本発明は布送り枠駆動時の制御モータに対する負荷を低
減させ、負荷に対して充分な余裕をもって布送り枠を駆
動することを課題とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は布送り枠に連繋された送りベルトを間欠駆動す
るベルト駆動軸と、刺しゆう模様に対応する移送信号に
従って回転制御される制御モータの出力軸とを、この出
力軸の回転を前記ベルト駆動軸に対し減速して伝達する
ために設けた伝動機構を介して連繋した構成を有する。

（作　用） 送りベルトを駆動するベルト駆動軸を、制御モータの出
力軸の回転数取■の回転数で回転駆動して前記出力軸の
出力トルクを前記ベルト駆動軸に増幅して伝達し、ベル
ト駆動軸を駆動する伝動機構の出力トルクを増大させる
。

（発明の効果） 本発明は上記のように構成したので、制御モータに対す
る布送り枠駆動時のｔ１荷を低減させて小さな定格出力
をもつυ１ｔｉｌモータを選定しえるとともに、布送り
枠を安定に駆動制御しつる効果を有する。

（実施例） 次に、本発明の第１実施例を第１図〜第４図に従って説
明する。

第３図に示す多頭型刺しゆう縫ミシンにおいて、横長状
の基台１土には方形板状のテーブル２と、正面が横長口
形状で多数個のミシンヘッド４〜４を備えたミシン本体
３とが設置され、また、テーブル２上には２１落を原点
とする平面直交座標系のＸ軸方向及びＹ軸方向へ刺しゆ
う模様にしたがって移送されるイｈ地をＩＮ張把持する
ために方形枠状に形成された布送り枠５が水平状に設置
されている。

基台１上にはそれぞれ縦断面がほぼ口形状に形成された
２個の横レール台６．６がＸ＠力方向沿って並行状に設
置されるとともに、横レール台６と同形状の３個の縦レ
ール台７〜７がＹ＠力方向沿って並行状に設置されてい
る。各レール台６゜７の上端にはそれぞれ１対のガイド
レール８．８が長手方向に沿って並行状に取着され、各
ガイドレール８の内側面にはそれぞれ断面がほぼ横■形
状のガイド溝８ａが長手方向に沿って凹設されている。

各レール台６．７の長手方向の両端部の上端にはそれぞ
れタイミングベルト用の南ＡＴが周方向に配列された各
１対のガイドプーリ９Ａ、９Ｂがそれぞれ支軸９ａを介
して回転可能に支持され、また、両横レール台６の中央
部の若干下方及び各縦レール台７の中央部の若干下方に
はそれぞれ軸受け２３を介して回転可能に支持されたベ
ルト駆動軸１１Ａ、１１Ｂがそれぞれ横架されている。

７ｊのベルト駆動軸１１Ａには両横レール台６の中央部
−ト方にそれぞれ配設された２つのベルト駆動プーリ２
５と、軸端に配設されてベルト駆動プーリ２４の２倍の
ブーり径を有する伝動プーリ２４とがそれぞれ嵌着され
る一方、他方のベルト駆！１１ＩｌｔｌｌＢには各縦レ
ール台７の中央部下方にそれぞれ配設された３つのベル
ト駆動プーリ２５と、ベルト駆動＠１１Ａの中央部付近
に配設された伝動プーリ２４とがそれぞれ嵌着されてい
る。

両横レール台６にそれぞれ支持された各１対のガイドプ
ーリ９Ａ、９Ｂと、ベルト駆動プーリ２５とに（よそれ
ぞれ第１送りベルト１０Ａが循回動可能に掛装され、両
筒１送りベルト１０△の下側循回部１０ｂの中央部付近
は横レール台６の中央部に可転支持された１対のガイド
ローラ１４，１４とベルト駆動プーリ２５とに１卦装さ
れてほぼ（口形状に湾曲され、ベルト駆動プーリ２５に
ｌｊ）装された駆動部１０ｅは第１送りベルト１０Ａの
両折り返しＧ１０Ｇ、１０ｄの中間部に配設されている
。

各縦レール台７にそれぞれ支持された各１対のガイドプ
ーリ９Ａ、９Ｂにはそれぞれ第２送りベルト１０Ｂが循
回動可能に掛装され、各第２送りベル）−１０Ｂのｒ側
循回部１０ｂの中央部付近は縦レール台７の中央部に可
転支持された１対のがイドローラ１４とベルト駆動プー
リ２５とに掛装されてほぼ口形状に湾曲され、ベルト駆
動プーリ２５に掛装された駆動部１０ｅは第２送りベル
ト１０Ｂの両折り返し端１０ｃ、１０ｄの中間部に配設
されている。

基台１の上端には刺し−う模様に対応して指令装置から
発信される布地移送信号に基づいてそれぞれ回転制御さ
れる第１制御玉−タ１２Ａと、第２制御モータ１２Ｂと
がそれぞれモータベース２２を介して装着されている。

両制御を−９１２△。

１２Ｂの出力軸１３Ａ、１３Ｂにはこの出力軸１３Ａ、
１３Ｂの回転をベルト駆動軸１１△、１１Ｂに１７２に
減速して伝達するためにベルト駆動プ−リ２５のブーり
径と等しいプーリ径を有する出力プーリ２７がそれぞれ
嵌着されるとともに、この両出力ブーリ２７と両伝動プ
ーリ２４とにはそれぞれ伝動ベルト２６がｌＩ）装され
ている。そして、出力プーリ２７と、伝動プーリ２４と
、伝動ベル１〜２６と、ベルト駆動プーリ２５とによっ
てベルト駆動軸１１Ａ、１１Ｂに制御モータ１２△、１
２Ｂの回転を伝達するための伝動機構が構成され、出力
プーリ２７と伝動プーリ２４と、ベルト駆動プーリ２５
とのブーり径の比は１：２：１に設定されている。従っ
て、ベルト駆動＠１１Ａ、１１Ｂの回転数は制御モータ
１２Ａ、１２Ｂの出力軸１３Δ、１３Ｂの回転数の１７
２に減速されている。

布送り枠５と各送りベルトＩＯＡ、１０Ｂとを連繋する
上ド各１対の連結プレート１６．１６は各送りベルト１
０△、１０Ｂの上側循回部１０ａの一部を挟止した状態
でＦ側循回部１０ａに締着され、下側の各連結板１６の
下面には各送りベルト１０Ａ、ＩＯＢの上側循回部１０
ａをＸ＠方向若しくはＹ軸方向へ直進移動させるために
各対のガイドレール８の両ガイド溝８ａに対し転勤可能
に係合された各２対のコロ１７〜１７がそれぞれ回転可
能に軸支されている。両送りベルト１０Ａにそれぞれ締
着された上側の連結板１６上にはそれぞれ横送りローラ
１８Ａが水平回転可能に軸支され、この両横送りローラ
１８Ａは布送り枠５の片側の縦枠部５ａに形成された断
面口形状の縦係合満１９内に対しそれぞれ転勤可能に嵌
合されている。両横送りローラ１８Ａは送りベルト１０
Ａの駆動によって布送り枠５をＸ＠力方向移動させると
ともに、縦係合溝１９内を転動することによって布送り
枠５のＹ軸方向への移動を許容するようにそれぞれ縦枠
部５ａに連繋されている。また、各送りベルトＩＯＢに
それぞれ締着された上側の連結板１６上にはそれぞれ縦
送りローラ１８Ｂが水平回転可能に軸支され、この縦送
りローラ１８は布送り枠５の片側の横枠部５ｂに形成さ
れた断面口形状の横係合溝２０内に対しそれぞれ転勤可
能に嵌合されている。各縦送りローラ１８Ｂは送りベル
ｌ−１０Ｂの駆動によって布送り枠５をＹ軸方向へ移動
させるとともに、横係合溝２０内を転勤することによっ
て布送り枠５のＹ軸方向への移動を許容するようにそれ
ぞれ横枠部５ｂに連繋されている。

そして、布送り枠５は両制御（−夕１２△、１２Ｂの回
転によってＸ軸方向及びＹ軸方向へ同期的に移動制御さ
れ、両制御モータ１２Ａ、１２Ｂの回転毎にＸ軸方向へ
の移動量とＹ＠力方向の移動量とを合成した移動量だ（
〕刺しゆう模様に従って移動制御される。

続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。

本例では布送り枠５に連繋された送りベルト１０Ａ、１
０Ｂを間欠駆動するベルミル駆ＩＩＩＩＪ軸１１Ａ。

１１Ｂと、刺しゆう模様に対応する移送信号に従って回
転制御される制御１ｌＩｌ七−夕１２Δ、１２Ｂの出力
軸１３Δ、１３Ｂとを、この出力軸１３Δ。

１３Ｂの回転を前記ベルト駆動軸１１Ａ、１１Ｂに対し
減速して伝達するために設けた伝動機構を介して連繋し
である。

このため、制＠七−夕として例えば指令周波数によって
回転制御されるインダクションモータ等を使用し、モー
タの出力軸の回転数と、送りベルトを駆動する駆動軸の
回転数との比を１：１とした場合には指令周波数範囲の
上限でのし一部の出力トルク、すなわちモータの出力ト
ルクの下限を布送り枠５を駆動するために必要な駆動ト
ルク以−トに設定して大ぎな定格出力をもつモータを選
定する必要があるのに対し、本例では制御モータ１２Ａ
、１２Ｂの出力軸１３Ａ、１３Ｂの出力回転数と、ベル
ト駆動軸１１Δ、１１Ｂの回転数の比を２：１に設定し
、出力軸１３Δ、１３Ｂの回転を１７２に減速してベル
ト駆動＠１１Δ、１１Ｂに伝達するようにしであるため
、出力軸１３Δ、１３Ｂの出力１−ルクが増幅されてベ
ルト駆！ｐＨ＠１１Ａ、１１Ｂに伝達され、送りベルト
１０Δ、１０Ｂを駆動する伝動機構の出力］・ルクを増
大させることができる。

従って、布送り枠５を間欠駆動するために必要な制御モ
ータ１２Ａ、１２Ｂの９４荷を低減させ、小さな定格出
力をもつ制御モータ１２Ａ、１２Ｂを選定しうるととも
に、布送り枠５を安定に駆動制御して消費動力費を節減
しつる効果がある。

また、各送りベルトＩＯＡ、ＩＯＢの上側循回部１０ａ
において、連結板１６からガイドプーリ９Ａ側折り返し
ｒ５１０　Ｃまでの長さをＬｌとし、連結板１６からが
イドプーリ９Ｂ側折り返し喘１０　ｄまでの長さを１２
とし、また、各送りベルト１０Δ、１０Ｂの下側循回部
１０ｂにおいて、ベルト駆動プーリ２５に掛装された送
りベルト１０Ａ、１０Ｂの駆動部１０ｅから両側の折り
返し端１０ｃ、１０ｄまでの長さをそれぞれＬ３とする
と、布送り枠５をガイドプーリ９Ａ側へ牽引して移動さ
せるためにベルト駆動プーリ２５が送りベルト１０Ａ、
１０１３を駆動するときの送りベルト１０Ａ、ＩＯＢの
有効牽引長、すなわち、送りベルト１０△、１０Ｂの駆
動部１０ｅからガイドプーリ９Ａを経て連結板１６に至
るベルト艮はＬ１＋１３となり、また、布送り枠５をガ
イドプーリ９Ｂ側へ移動さゼるときの送りベルト１０Ａ
、１ＯＢの有効牽引長はｌ　２　十１３となる。

ここで、１記両有効牽引長の差【よ ｌ　Ｌ１＋１３−Ｌ２−Ｌ３１＝　ｌ　Ｌｌ−Ｌ２　ｌ
となる。つまり、送りベルト１０△、１０Ｂの上側循回
部１０ａの中央部において、両有効牽引良が等しくなる
とともに、その両側へ遠ざかるに伴って生ずる両有効牽
引長の差は、上側循回部１０ａの中央部を中心として同
じ比率で漸増し、その差Ｉ　Ｌｌ−１２１は最大でも上
側循回部１０ａの長さと同等程度にしか過ぎないので、
両有効牽引長の差が最大時には上側循回部１０ａの長さ
の２１８となる従来装置に比して大幅に減少する。

従って、布送り枠５が駆動される位置によって、ミシン
ヘッド４の縫い針のＦ降タイミングに対する布送り枠５
の停止タイミングが大きくずれる不具合が防止され、こ
れにより、布送り枠５の駆動域全体にわたってほぼ均整
な刺しゆう模様を形成することができる。

次に、本発明の第２実施例を第５図、第６図に従って説
明すると、本例では布送り枠５に連繋された送りベルト
６０はレール台５６の一端部に設りたベルト駆動軸６１
に嵌着されたベルト駆動プーリ７５と、レール台５６の
他端部に支持されたガイドプーリ５９とに掛装されてい
る。制御モータ６２はベルト駆動軸６１の下方に配設さ
れ、ベルト駆動軸６１に嵌着された伝動プーリ７４と、
制御モータ６２の出力＠６３に嵌着された出力ブーリフ
７とには伝動ベルト７６が掛装されている。

出力ブーリフ７と伝動プーリ７４と、ベルト駆動プーリ
７５とのブーり径の比は１：２：１に設定され、出力軸
６３の回転が１／２に減速されてベルト駆動軸６１に伝
達される。

なお、第２実施例の作用と効果は第１実施例とほぼ同様
であるため、その説明を省略する。

【図面の簡単な説明】

第１図へ・第４図は本発明の第１実施例を示すもので、
第１図は警部の縦断面図、第２図は同じく一部破断乎面
図、第３間は刺しゆう縫ミシンの全体斜視図、第４図は
布送り枠駆動機構の平面図、第５図は本発明の第２実施
例を示す要部の縦断面図、第６図は同じく一部破断乎面
図、第７図は従来の布送り枠駆動機構の路体平面図であ
る。 ５・・・布送り枠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 布送り枠に連繋された送りベルトを間欠駆動するベルト
   駆動軸と、刺しゆう模様に対応する移送信号に従って回
   転制御される制御モータの出力軸とを、この出力軸の回
   転を前記ベルト駆動軸に対し減速して伝達するために設
   けた伝動機構を介して連繋した刺しゆう縫ミシンにおけ
   る布送り枠駆動装置。