JPH01238617A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明はパーソナルコンピュータやワードプロセッサ
なとにて使用される液晶表示装置に関し、さらに詳しく
は２層型、ゲスト−ホスト型まｆ二はＯＭＩ（Ｏｐｔｉ
ｃａｌ　　ＩＶｌｏｄｅ　　Ｉｎ−ｔｅｒｆｅｒｅｎｃ
ｅ）型白黒表示液晶モジュールを有する液晶表示装置に
関する。

（ロ）従来の技術 一般に、液晶表示装置は、ガラス基板−Ｆに酸化スズ−
インジウム合金（ＩＴＯ膜）からなる透明電極パターン
を形成し、この上に液晶を配向せしめる有機高分子配向
膜を形成し、かつラビング法などによりその有機高分子
配向膜を配向処理しｆ二のち、この基板をスペーサを介
在させて２枚対向さけ、形成された間隙に液晶を封入し
、周辺部をソール材で封止して液晶セルとし、その上下
両側に偏光板か配置されて形成されている。そして時分
割特性を向上させるために、液晶表示装置は従来の９０
°から１８０°ないし２６０°程変の高ねしれ角を有す
る液晶を用いて構成され、その結果液晶の急峻性が著し
く改善され、マルチプレクス駆動の度数を高くしても高
コントラストか得られるため大容量の表示体を提供でき
るようになった。使用される液晶のねしれ角か１８０°
〜２６０°　ぐらいの６のは、ＳＴＮ（ＳｕｐｅｒＴｗ
ｉｓｔｅｄ　　Ｎｅｍａｔｉｃ）液晶表示装置と呼ばれ
ろ。このＳＴＮ液晶表示装置は液晶のねしれ効果と複屈
折効果を利用し１こ表示装置てめるために、たとえばボ
ン表示のとき黄色〜黄緑色（イエローモート）に、又ネ
ガ表示のとき青色（ブルーモート）に着色する。このた
め、色調に対し違和感を伴うとともに、よりコントラス
トのよい表示体への改良いわゆるペーパーホワイト表示
体への改良が望まれた。これを実現したものがホワイト
モード液晶表示装置である。ホワイトモードにするため
の手法には２層型、ゲスト−ホスト型およびＯＭＩ型の
各方法か提案されている。いずれの場合も白黒表示のた
め通常のＳＴＮ液晶表示装置と比べ、色調的な違和感が
なく、またコントラストも優れている特徴を有する。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上述したホワイトモード液晶表示装置の中で、とくにコ
ントラストおよび応答速度に優れ、色調の鮮明な２層型
ホワイトモート液晶表示装置について、Ｃ光源（全波長
を含む白色光源）を用いて駆動さけたときの色調を調べ
ると、最適表示状態の得られる最適電圧印加時に白表示
となるが、白色かやや青みかかった白色をしていること
がわかった。またこのホワイトモード液晶表示装置を３
波長型冷陰極蛍光管を光源とするバックライトを用いて
駆動させた場合も同様にやや青みがかった白色を示すこ
とが目視によって確認された。この着色を解消しより白
くするには、赤色を補色として加色してやればよく、た
とえばバックライト自体をやや赤っぽくするかあるいは
赤のフィルターを設置するかしてやればよい。しかしな
がら、こうした場合には一義的に白色の色あいが決定さ
れてしまい、ユーザーの多様性に適さないという問題か
あった。

この発明は上述の事情を考慮してなされたもので、ホワ
イトモート表示におけるやや青みがかった白色を解消す
るとともに、加色してやる赤色の量を調整することで白
色の色あいを可変てきる液晶表示装置を提供しようとす
るものである。

（ニ）課題を解決するための手段 この発明は、スーパーツィステッドネマティック液晶か
封入された表示用液晶セルを有する白黒表示型液晶モジ
ュールと、白黒表示型液晶モノニールの表示面側に配設
される赤系色素か添加されへ色補正用液晶セルとからな
ることを特徴とする３一 液晶表示装置を提供する。

液晶セルとしては、ねじれ角が１８０°〜３６０°好ま
しくは２００°〜２４０°であるスーパーツィステッド
ネマティック液晶を封入したものが好適である。

白黒表示型液晶モジュールとしては、従来当該分野で公
知の２層型、ゲスト−ホスト型またはＯＭＩ型のホワイ
トモード液晶表示装置が使用できる。

色補正用液晶セルの赤系色素としては、アゾ系やアント
ラキノン系の色素（染料）などが好ましく、その添加量
としては００５〜３．０ｗｔ％、好ましくは０１〜ｌ　
０％が好適である。

（ホ）作用 色補正用液晶セルは赤系色素が添加されているので、白
黒表示型液晶モジュールを透過した光の色調を、やや青
みがかった白色からより白い白色に調整する。

（へ）実施例 以下この発明の実施例を図面にて詳述するが、−４＝ この発明は以下の実施例に限定されるものではない。

第１図において、ｌは白黒表示型液晶モジュールで、こ
の実施例においては２層型ホワイトモード液晶表示装置
であり、下側偏光板２と、下側偏光板２の上面に設けら
れるスーパーツィステッドネマティック液晶が封入され
た液晶セル（ＳＴＮ液晶パネル）３と、液晶セル３の上
面に設けられる液晶セル３とは逆位相を有する光学的補
償板（液晶セル）４と、光学的補償板４の上面に設けら
れる上側偏光板５とて構成されている。そしてそれぞれ
の偏光板２．５の吸収軸２ａ、５ａは、本実施例では第
２図に示すように直交しており、また同じく同図に示す
ように、液晶セル３の上側配向膜と下側配向膜（ともに
図示しない）とのそれぞれのラビング方向３ａ、３ｂは
１２０°の角度て、光学的補償板４の上側配向膜と下側
配向膜（ともに図示しない）とのそれぞメｔのラビング
方向４ａ。

４ｂは６０°の角度て、そメ１ぞれ交差するしのである
。この白黒表示型液晶モジュールｌに最適表示の得られ
る最適電圧を印加し、Ｃ光源を用いて分光透過率を測定
した場合の結果を第３図に曲線ａにて示す。曲線ａから
判るように、この白黒表示型液晶モジュール１の分光透
過率は、波長が４００〜７００ｎｍの範囲で全体的には
フラットであるものの、波長が短い領域では吸収かやや
大きくなっているので、やや青みを帯び几白色に見える
ものである。

６は色補正用液晶セル（以下色調調整板と記す）で、白
黒表示型液晶モジュールｌの表示面側つまり上面側に配
設される。色調調整板６は通常の液晶セルと同様に、ガ
ラス基板上に酸化スズーインンウム合金の薄膜を形成し
、その薄膜上に有機高分子配向膜を形成したのち配向処
理して得られた基板を、スペーサを介して２枚対向させ
、形成された間隙に赤系色素が添加された液晶を封入し
、その周辺部をシール材て封止した構造を有する。

赤系色素としては日本感光色素（株）製Ｇ２０２を用い
、その添加量は９．５ｗｔ％とする。

以上の構成において、Ｃ光源を用い白黒表示型液晶モジ
ュールｌに最適電圧を印加した状態で、色調調整板６の
液晶分子のダイレクタの傾きを調整すべく色調調整板６
に電圧を印加してやれば、赤色の度合いが変化して最適
の白色が得られる。

すなわち、第３図に曲線す、ｃ、ｄにて示すように、上
記状態におけるこの実施例の分光透過率は、色ｉｌ！ｌ
調整板６に印加する電圧によって変化するもので、その
電圧が、高電圧の場合は曲線す、最適電圧の場合は曲線
Ｃ９低電圧の場合は曲線ｄになっ１こ。このことは色調
調整板６に印加する電圧を調整することにより白色の色
合いを調整できることを意味するしので、第４図に示す
ように、従来のホワイトモード液晶表示装置の白色ポイ
ントＡに比へ、真の白色ポイント（同図中にＸ印にて示
す）に近い白色ポイントＢが得られた。

（ト）発明の効果 この発明によれば、ホワイトモード表示におけろやや青
みかかった白色を解消することかできるとともに白色の
色合いを調整できるので、多様化しているユーザーの好
みに合わせて色調を選択す＝７− ることかできる液晶表示装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の構成を示す縦断面分解構成
図、第２図は実施例における液晶セル。 光学的補償板のそれぞれの配向膜のラビング方向とそれ
ぞれの偏光板の吸収軸方向の関係を示す説明図、第３図
は実施例および従来例の分光透過率特性を示すグラフ、
第４図は実施例および従来例の白色ポイントを示す色度
図である。 １・　白黒表示型液晶モジュール、 ３　・・液晶セル、６・　色補正用液晶セル。 第１図 ［２図 第　３図 第４８ ０゜２５

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、スーパーツィステッドネマティック液晶が封入され
   た液晶セルを有する白黒表示型液晶モジュールと、白黒
   表示型液晶モジュールの表示面側に配設される赤系色素
   が添加された色補正用液晶セルとからなることを特徴と
   する液晶表示装置。