JPH0123691Y2 - - Google Patents
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- JPH0123691Y2 JPH0123691Y2 JP1985041176U JP4117685U JPH0123691Y2 JP H0123691 Y2 JPH0123691 Y2 JP H0123691Y2 JP 1985041176 U JP1985041176 U JP 1985041176U JP 4117685 U JP4117685 U JP 4117685U JP H0123691 Y2 JPH0123691 Y2 JP H0123691Y2
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- collet
- drawbar
- workpiece
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Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、回転する被加工物を保持するための
コレツトチヤツクに関する。
コレツトチヤツクに関する。
(従来技術)
この種のコレツトチヤツクは、旋盤等の工作機
械に使用されるものであり、回転される被加工物
は、コレツトの外周面によつて保持されて切削等
の機械加工が行われる。
械に使用されるものであり、回転される被加工物
は、コレツトの外周面によつて保持されて切削等
の機械加工が行われる。
このコレツトチヤツクの特徴は、被加工物が加
工されて、次の被加工物が保持される工程におい
て工作機械の主軸を停止することなく連続的に加
工を行うことができるので、量産に適しているこ
とである。
工されて、次の被加工物が保持される工程におい
て工作機械の主軸を停止することなく連続的に加
工を行うことができるので、量産に適しているこ
とである。
第9図および第10図に示す従来のコレツトチ
ヤツク40は、工作機械に回転自在に連結された
外枠部41内にテーパ部42を有するアーバ43
が嵌挿し、またアーバ43内にドローバ44が摺
動自在に嵌挿して、ドローバ44の頭部45が、
その外径よりもわずかに大きい口径を有するコレ
ツト46の開口部47から嵌挿されて、ドローバ
44とコレツト46を係止するために、開口部4
7から表板47aの内側に形成された段部48に
スナツプリング49が、はめ込まれたものであ
る。
ヤツク40は、工作機械に回転自在に連結された
外枠部41内にテーパ部42を有するアーバ43
が嵌挿し、またアーバ43内にドローバ44が摺
動自在に嵌挿して、ドローバ44の頭部45が、
その外径よりもわずかに大きい口径を有するコレ
ツト46の開口部47から嵌挿されて、ドローバ
44とコレツト46を係止するために、開口部4
7から表板47aの内側に形成された段部48に
スナツプリング49が、はめ込まれたものであ
る。
このようにして、被加工物50がコレツトチヤ
ツク40によつて保持される際、ドローバ44が
工作機械(図示省略)側へ引込むようにアーバ4
3内を摺動することによつて、コレツト46の外
周面が拡大するように変位して被加工物50の内
周面を押圧することによつて行う。また、被加工
物50がコレツトチヤツク40の保持から解放さ
れる際、ドローバ44が工作機械から離れるよう
に摺動することによつて、ドローバ44の頭部4
5がスナツプリング49を介してコレツト46を
押圧し、コレツト46は、アーバ43のテーパ部
42を摺動して、その拡大された外周面は元に復
帰することによつて被加工物50は取外すことが
できるものである。
ツク40によつて保持される際、ドローバ44が
工作機械(図示省略)側へ引込むようにアーバ4
3内を摺動することによつて、コレツト46の外
周面が拡大するように変位して被加工物50の内
周面を押圧することによつて行う。また、被加工
物50がコレツトチヤツク40の保持から解放さ
れる際、ドローバ44が工作機械から離れるよう
に摺動することによつて、ドローバ44の頭部4
5がスナツプリング49を介してコレツト46を
押圧し、コレツト46は、アーバ43のテーパ部
42を摺動して、その拡大された外周面は元に復
帰することによつて被加工物50は取外すことが
できるものである。
(考案が解決しようとする問題点)
このように従来のドローバ44とコレツト46
との係止は、スナツプリング49によるもので、
ドローバ44が、コレツト46を工作機械側に引
込むように摺動した時、コレツト46がアーバ4
3のテーパ部42に食いつく時がある。そして、
被加工物50を取外すためにドローバ44でコレ
ツト46を押圧すると、スナツプリング49が、
ドローバ44の推力に耐えきれずに、段部48か
ら外れてしまいドローバ44がコレツト46を動
かすことができない状態となり、被加工物50を
取外すことができなくなる等の問題が生じ、加工
作業の妨げとなつている。又コレツト46を交換
するときは、ドローバ44ごと取り出して、次に
スナツプリング49を外すことにより、コレツト
46とドローバ44とを分離し、次に取替えるコ
レツトをアーバ43に装着した後にドローバ44
を挿入し、両者をスナツプリングで係止するとい
う作業が必要である。
との係止は、スナツプリング49によるもので、
ドローバ44が、コレツト46を工作機械側に引
込むように摺動した時、コレツト46がアーバ4
3のテーパ部42に食いつく時がある。そして、
被加工物50を取外すためにドローバ44でコレ
ツト46を押圧すると、スナツプリング49が、
ドローバ44の推力に耐えきれずに、段部48か
ら外れてしまいドローバ44がコレツト46を動
かすことができない状態となり、被加工物50を
取外すことができなくなる等の問題が生じ、加工
作業の妨げとなつている。又コレツト46を交換
するときは、ドローバ44ごと取り出して、次に
スナツプリング49を外すことにより、コレツト
46とドローバ44とを分離し、次に取替えるコ
レツトをアーバ43に装着した後にドローバ44
を挿入し、両者をスナツプリングで係止するとい
う作業が必要である。
その結果スナツプリングを取外して行うコレツ
トの交換に長時間を要し、生産性が低いという問
題がある。
トの交換に長時間を要し、生産性が低いという問
題がある。
そこで、本考案は、このような問題を解消する
ために、ドローバの推力が、付属部品を介してで
はなく、直接、かつ確実にコレツトに伝達される
と共にコレツトの取替えを容易にしたコレツトチ
ヤツクを提供することを目的とする。
ために、ドローバの推力が、付属部品を介してで
はなく、直接、かつ確実にコレツトに伝達される
と共にコレツトの取替えを容易にしたコレツトチ
ヤツクを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するために、本考案では、ドロ
ーバの軸方向の進退動に伴つて筒状のコレツトを
アーバに対して摺動し、これによつてコレツトを
変形して被加工物をコレツト上に保持するように
設けたコレツトチヤツクにおいて、前記ドローバ
の一端に頭部を設け、該頭部の外周に突出部を設
ける。
ーバの軸方向の進退動に伴つて筒状のコレツトを
アーバに対して摺動し、これによつてコレツトを
変形して被加工物をコレツト上に保持するように
設けたコレツトチヤツクにおいて、前記ドローバ
の一端に頭部を設け、該頭部の外周に突出部を設
ける。
一方前記コレツトの一端に前記頭部が係合する
断面コ字状の環状溝を設け、該環状の溝に向つて
前記ドローバの突出部が通過する切欠部を設け
る。
断面コ字状の環状溝を設け、該環状の溝に向つて
前記ドローバの突出部が通過する切欠部を設け
る。
そして前記ドローバの頭部と前記コレツトの切
欠部とに亘つて係止手段を固設した構成にしたも
のである。
欠部とに亘つて係止手段を固設した構成にしたも
のである。
(作用)
このような構成とすることにより、被加工物を
コレツトにはめ込み、ドローバを工作機械側へ引
込むように摺動させることにより、被加工物は保
持されるが、被加工物をコレツトから取外すと
き、ドローバがコレツト自体に形成された内周係
合部を工作機械から離れる方向へ押圧することに
よつて、たとえ、コレツトがアーバのテーパ部に
食いついたとしても、ドローバの推力を付属部品
を介してではなく、直接、かつ確実にコレツトに
伝達することができるので、被加工物の保持およ
び解放による事故は解消できる。
コレツトにはめ込み、ドローバを工作機械側へ引
込むように摺動させることにより、被加工物は保
持されるが、被加工物をコレツトから取外すと
き、ドローバがコレツト自体に形成された内周係
合部を工作機械から離れる方向へ押圧することに
よつて、たとえ、コレツトがアーバのテーパ部に
食いついたとしても、ドローバの推力を付属部品
を介してではなく、直接、かつ確実にコレツトに
伝達することができるので、被加工物の保持およ
び解放による事故は解消できる。
又コレツトの取り外しは、ドローバと共にコレ
ツトをチヤツク本体から取り外し、係止手段を解
除してコレツトを回しながら突出部と切欠部とを
合せてドローバとコレツトとを分離する。
ツトをチヤツク本体から取り外し、係止手段を解
除してコレツトを回しながら突出部と切欠部とを
合せてドローバとコレツトとを分離する。
次にコレツトを装着するときは、先にコレツト
をアーバに嵌装し、ドローバを差し込みながら突
出部と切欠部とを合せ、頭部を環状の溝に係合さ
せてどちらかを回し、係止手段にて両者を係止す
る。
をアーバに嵌装し、ドローバを差し込みながら突
出部と切欠部とを合せ、頭部を環状の溝に係合さ
せてどちらかを回し、係止手段にて両者を係止す
る。
(実施例)
以下に本考案をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
第1図に示すコレツトチヤツク1は、被加工物
2を保持から解放した状態にある。このコレツト
チヤツク1は、円筒状であつて、かつ連結用のフ
ランジ4aを有する外枠部4と基準金3との間
に、同じく円筒状であつて、フランジ5aと、テ
ーパ部5bを有するアーバ5が位置してなる。ア
ーバ5のテーパ部5bは、基準金3の中心孔内に
緩嵌挿されてアーバ5のフランジ5aと基準金3
とは六角穴付ボルト7によつて一体に固定されて
いる。外枠部4のフランジ4aは六角穴付ボルト
8によつてアーバ5のフランジ5aと一体に固定
されている。この外枠部4のフランジ4aには、
ボルト穴10が設けられて、図示されていないが
工作機械の主軸に、回転できるように連結され
る。
2を保持から解放した状態にある。このコレツト
チヤツク1は、円筒状であつて、かつ連結用のフ
ランジ4aを有する外枠部4と基準金3との間
に、同じく円筒状であつて、フランジ5aと、テ
ーパ部5bを有するアーバ5が位置してなる。ア
ーバ5のテーパ部5bは、基準金3の中心孔内に
緩嵌挿されてアーバ5のフランジ5aと基準金3
とは六角穴付ボルト7によつて一体に固定されて
いる。外枠部4のフランジ4aは六角穴付ボルト
8によつてアーバ5のフランジ5aと一体に固定
されている。この外枠部4のフランジ4aには、
ボルト穴10が設けられて、図示されていないが
工作機械の主軸に、回転できるように連結され
る。
アーバ5のテーパ部5bが、基準金3の中心孔
内に緩嵌挿されることによつて、形成された環状
の間隙には筒状のコレツト11が挿入され、コレ
ツト11のテーパ面11a(第4図)はテーパ部
5bに当接する。
内に緩嵌挿されることによつて、形成された環状
の間隙には筒状のコレツト11が挿入され、コレ
ツト11のテーパ面11a(第4図)はテーパ部
5bに当接する。
このコレツト11は第3図および第4図に示す
ように略筒状であつて、外周面の両端部の外径
が、わずかに小さく形成されていて、外径の大き
い個所は、被加工物2に当接されるところであ
る。コレツト11には外周面から内周面に貫通
し、その長手方向に延び、かつ両端部に達しな
い、略I字形状のスリツト12が、等間隔に複数
個設けられている。このスリツト12には、耐油
性硬質ゴムが充填されている。コレツト11の両
端の内周面には、環状の断面コ字状溝13,1
3′が形成されて、この二個所の断面コ字状溝1
3,13′に挟まれた中央箇所には、アーバ5の
テーパ部5bの傾斜角と等しいテーパ面11aが
形成されている。この内周の径が小さくなつてい
る側のコレツト11の端面14には、第5図に示
すように、円形開口16に対し三個所に切欠部1
5が形成されている。
ように略筒状であつて、外周面の両端部の外径
が、わずかに小さく形成されていて、外径の大き
い個所は、被加工物2に当接されるところであ
る。コレツト11には外周面から内周面に貫通
し、その長手方向に延び、かつ両端部に達しな
い、略I字形状のスリツト12が、等間隔に複数
個設けられている。このスリツト12には、耐油
性硬質ゴムが充填されている。コレツト11の両
端の内周面には、環状の断面コ字状溝13,1
3′が形成されて、この二個所の断面コ字状溝1
3,13′に挟まれた中央箇所には、アーバ5の
テーパ部5bの傾斜角と等しいテーパ面11aが
形成されている。この内周の径が小さくなつてい
る側のコレツト11の端面14には、第5図に示
すように、円形開口16に対し三個所に切欠部1
5が形成されている。
このコレツト11の端面14から挿入されるド
ローバ17は、第6図に示すように、軸部18と
軸部18の他端にはネジ部18aが形成され、ま
た軸部18の中間には、第7図に示すように、対
向する位置において、長手方向中心軸に沿う溝2
0が形成されている。頭部19には、第8図に示
すように、その外周面に等間隔に突出部22が形
成されている。頭部19の外径は、コレツト11
の円形開口16に適合し、突出部22はコレツト
11の切欠部15に適合すると共に断面コ字状溝
13に適合するため突出部22は第6図に示すよ
うに頭部19の先端面23から軸部18側に寄つ
て形成されている。また、頭部19の先端面23
において、突出部22の間には、周縁に及ぶ窪み
部24が形成されている。この窪み部24には、
第6図および第8図に点線で示す略L字状のドラ
イブキー25が嵌合され、ねじ止めされる。これ
については、後述することにする。
ローバ17は、第6図に示すように、軸部18と
軸部18の他端にはネジ部18aが形成され、ま
た軸部18の中間には、第7図に示すように、対
向する位置において、長手方向中心軸に沿う溝2
0が形成されている。頭部19には、第8図に示
すように、その外周面に等間隔に突出部22が形
成されている。頭部19の外径は、コレツト11
の円形開口16に適合し、突出部22はコレツト
11の切欠部15に適合すると共に断面コ字状溝
13に適合するため突出部22は第6図に示すよ
うに頭部19の先端面23から軸部18側に寄つ
て形成されている。また、頭部19の先端面23
において、突出部22の間には、周縁に及ぶ窪み
部24が形成されている。この窪み部24には、
第6図および第8図に点線で示す略L字状のドラ
イブキー25が嵌合され、ねじ止めされる。これ
については、後述することにする。
このようなドローバ17は、突出部22が夫々
切欠部15に位置するようにして、コレツト11
の端面14からアーバ5内へ嵌挿され、その後、
突出部22は、切欠部15の設けていない部分ま
で溝13中を回転させ、第2図の状態とする。こ
の状態では、コレツト11の切欠部15とドロー
バ17の窪み部24とが整合されるので、窪み部
24と切欠部15に亘つて係止手段であるドライ
ブキー25が嵌合されて、ネジ止めされる。頭部
19の側部21から突き出るドライブキー25の
個所は、コレツト11の切欠部15に接するよう
に設けられて、ドローバ17は、コレツト11に
対し不回転に支持される。
切欠部15に位置するようにして、コレツト11
の端面14からアーバ5内へ嵌挿され、その後、
突出部22は、切欠部15の設けていない部分ま
で溝13中を回転させ、第2図の状態とする。こ
の状態では、コレツト11の切欠部15とドロー
バ17の窪み部24とが整合されるので、窪み部
24と切欠部15に亘つて係止手段であるドライ
ブキー25が嵌合されて、ネジ止めされる。頭部
19の側部21から突き出るドライブキー25の
個所は、コレツト11の切欠部15に接するよう
に設けられて、ドローバ17は、コレツト11に
対し不回転に支持される。
ドローバ17の中間部に形成された溝20に
は、アーバ5のフランジ5aのネジ孔から螺込め
られた六角穴付ボルト27の先端部が係合して、
ドローバ17は、アーバ5に対して長手方向に摺
動するが、回転方向には固定される。ドローバ1
7に形成されたネジ部18aは、外枠部4内に嵌
挿されているジヨイント28に螺合している。ジ
ヨイント28の外周にも軸方向に向う溝28aが
形成されており、外枠部4のネジ孔から螺込まれ
た六角穴付ボルト29の先端部が溝28aに係合
することによつてジヨイント28は、外枠部4に
対して長手方向に摺動するが回転方向には固定さ
れる。ジヨイント28から延びる軸部28bは、
工作機械の主軸に長手方向中心軸に摺動できるよ
うに連結されている。
は、アーバ5のフランジ5aのネジ孔から螺込め
られた六角穴付ボルト27の先端部が係合して、
ドローバ17は、アーバ5に対して長手方向に摺
動するが、回転方向には固定される。ドローバ1
7に形成されたネジ部18aは、外枠部4内に嵌
挿されているジヨイント28に螺合している。ジ
ヨイント28の外周にも軸方向に向う溝28aが
形成されており、外枠部4のネジ孔から螺込まれ
た六角穴付ボルト29の先端部が溝28aに係合
することによつてジヨイント28は、外枠部4に
対して長手方向に摺動するが回転方向には固定さ
れる。ジヨイント28から延びる軸部28bは、
工作機械の主軸に長手方向中心軸に摺動できるよ
うに連結されている。
次にその作用を説明する。
はじめに、コレツト11は、ドローバ17の摺
動によつてコレツトチヤツク1の最先端に位置し
ている。この状態でコレツト11に被加工物2が
はめ込まれる。そして、ドローバ17が工作機械
側へ引込むように摺動すると、コレツト11のテ
ーパ面11aは、アーバ5のテーパ部5bの外周
面に沿つて摺動する。この摺動によつてコレツト
11の外周面は、スリツト12が設けられている
のでわずかに拡大するように変形して、被加工物
2の内周面を押圧し、コレツト11上に保持する
ことになる。
動によつてコレツトチヤツク1の最先端に位置し
ている。この状態でコレツト11に被加工物2が
はめ込まれる。そして、ドローバ17が工作機械
側へ引込むように摺動すると、コレツト11のテ
ーパ面11aは、アーバ5のテーパ部5bの外周
面に沿つて摺動する。この摺動によつてコレツト
11の外周面は、スリツト12が設けられている
のでわずかに拡大するように変形して、被加工物
2の内周面を押圧し、コレツト11上に保持する
ことになる。
加工が終了して、被加工物をコレツトチヤツク
1から取外すときは、ドローバ17が工作機械か
ら離れる方向に摺動することによつて、ドローバ
17の頭部19の突出部22が、コレツト11内
の断面コ字状溝13の内壁26を押圧し、アーバ
5に対しコレツト11を押出すので、コレツト1
1は、アーバ5のテーパ部5bの外周面に沿つて
摺動する。この摺動によつて、コレツト11の外
周面の変形は元に復帰し、被加工物2の内周面へ
の押圧を解除し、被加工物2はコレツト11から
取外すことができる。被加工物2を保持する際、
コレツト11がアーバ5のテーパ部5bに強く嵌
合したり、食いついたとしても、ドローバ17の
強い推力をスナツプリングのような付属部品を介
してではなく、直接、かつ確実にコレツト11へ
伝達して被加工物2の保持から解放できるのであ
る。
1から取外すときは、ドローバ17が工作機械か
ら離れる方向に摺動することによつて、ドローバ
17の頭部19の突出部22が、コレツト11内
の断面コ字状溝13の内壁26を押圧し、アーバ
5に対しコレツト11を押出すので、コレツト1
1は、アーバ5のテーパ部5bの外周面に沿つて
摺動する。この摺動によつて、コレツト11の外
周面の変形は元に復帰し、被加工物2の内周面へ
の押圧を解除し、被加工物2はコレツト11から
取外すことができる。被加工物2を保持する際、
コレツト11がアーバ5のテーパ部5bに強く嵌
合したり、食いついたとしても、ドローバ17の
強い推力をスナツプリングのような付属部品を介
してではなく、直接、かつ確実にコレツト11へ
伝達して被加工物2の保持から解放できるのであ
る。
次にコレツト11の交換は、ドローバ17と共
にコレツト11を取外す。そしてドライブキー2
5を外してコレツト11を回し、突出部22と切
欠部15とを合せてドローバ17とコレツト11
とを分離する。
にコレツト11を取外す。そしてドライブキー2
5を外してコレツト11を回し、突出部22と切
欠部15とを合せてドローバ17とコレツト11
とを分離する。
次に別のコレツト11を装着する場合は、先ず
コレツト11をアーバ5に嵌装し、ドローバ17
を挿入する。そして頭部19が当該コレツト11
の所まで挿入されたとき、コレツト11を回して
突出部22と切欠部15とを合せてコレツト11
を引き出し、頭部19を環状溝13に係合させて
回し、ドライブキー25にて両者を係止する。こ
の状態でドローバ17を所定の所までジヨイント
28に螺合させる。
コレツト11をアーバ5に嵌装し、ドローバ17
を挿入する。そして頭部19が当該コレツト11
の所まで挿入されたとき、コレツト11を回して
突出部22と切欠部15とを合せてコレツト11
を引き出し、頭部19を環状溝13に係合させて
回し、ドライブキー25にて両者を係止する。こ
の状態でドローバ17を所定の所までジヨイント
28に螺合させる。
(考案の効果)
以上述べたことから、ドローバの推力を直接、
かつ確実にコレツトへ伝達できるので、被加工物
の保持および解放による事故は解消できる。これ
によつて、作業能率の格段な向上が達成できるの
である。
かつ確実にコレツトへ伝達できるので、被加工物
の保持および解放による事故は解消できる。これ
によつて、作業能率の格段な向上が達成できるの
である。
又ドローバの頭部に設けた突出部とコレツトに
設けた切欠部及び係止手段とにより、コレツトの
取替えを容易にし、かつ上記効果をも同時に満足
したコレツトチヤツクを得ることができた。
設けた切欠部及び係止手段とにより、コレツトの
取替えを容易にし、かつ上記効果をも同時に満足
したコレツトチヤツクを得ることができた。
このように被加工物の保持と解放の作業性向上
とコレツトの取替えの容易性の相乗効果により、
一段と生産性を向上することができる。
とコレツトの取替えの容易性の相乗効果により、
一段と生産性を向上することができる。
第1図は、本考案のチヤツクを示す縦断面図、
第2図は、第1図に矢印A−Aで示し、被加工物
を省略した側面図、第3図は、コレツトの上面
図、第4図は、第5図に矢印B−Bで示す縦断面
図、第5図は、第4図に矢印C−Cで示す側面
図、第6図は、ドローバを示す部分断面よび側面
図、第7図は、第6図に矢印D−Dで示す断面
図、第8図は、第6図に矢印E−Eで示す正面
図、第9図は、従来のチヤツク構造を示す縦断面
図、第10図は、第9図に矢印F−Fで示す側面
図である。 1:チヤツク、2:被加工物、3:基準金、
4:外枠部、5:アーバ、5b:テーパ部、1
1:コレツト、13:断面コ字状溝、17:ドロ
ーバ。
第2図は、第1図に矢印A−Aで示し、被加工物
を省略した側面図、第3図は、コレツトの上面
図、第4図は、第5図に矢印B−Bで示す縦断面
図、第5図は、第4図に矢印C−Cで示す側面
図、第6図は、ドローバを示す部分断面よび側面
図、第7図は、第6図に矢印D−Dで示す断面
図、第8図は、第6図に矢印E−Eで示す正面
図、第9図は、従来のチヤツク構造を示す縦断面
図、第10図は、第9図に矢印F−Fで示す側面
図である。 1:チヤツク、2:被加工物、3:基準金、
4:外枠部、5:アーバ、5b:テーパ部、1
1:コレツト、13:断面コ字状溝、17:ドロ
ーバ。
Claims (1)
- ドローバの軸方向の進退動に伴つて筒状のコレ
ツトをアーバに対して摺動し、これによつてコレ
ツトを変形して被加工物をコレツト上に保持する
ようにしたコレツトチヤツクにおいて、前記ドロ
ーバの一端に頭部を設け、該頭部の外周に突出部
を設け、一方前記コレツトの一端に前記頭部が係
合する断面コ字状の環状溝を設け、該環状の溝に
向つて前記ドローバの突出部が通過する切欠部を
設け、前記ドローバの頭部と前記コレツトの切欠
部に亘つて係止手段を固設したことを特徴とする
コレツトチヤツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985041176U JPH0123691Y2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985041176U JPH0123691Y2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61159109U JPS61159109U (ja) | 1986-10-02 |
JPH0123691Y2 true JPH0123691Y2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=30550754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985041176U Expired JPH0123691Y2 (ja) | 1985-03-22 | 1985-03-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0123691Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49145279U (ja) * | 1973-04-11 | 1974-12-14 |
-
1985
- 1985-03-22 JP JP1985041176U patent/JPH0123691Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61159109U (ja) | 1986-10-02 |
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