JPH01236708A - マイクロ波コンバータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は主として衛星放送用受信器に使用されるマイク
ロ波コンバータに関する。

〈従来の技術〉 最近、放送衛星を利用した衛星放送が実施されるに至り
、−味違ったメディアが提供されるとして期待されてい
る。だが新たに購入せねばならない放送衛星用受信器が
未だ割高である故に、衛星放送の普及が阻まれる形とな
っており、メーカーとしても割安でコンパクトな放送衛
星用受信器を製造開発することが急務の課題とされてい
る。この放送衛星用受信器が割高であるのは、放送術Ｋ
から発せられた電波の周波数がマイクロ波帯であること
に基づくが、マイクロ波で伝送された画像情翰等をテレ
ビに映すために放送衛星用受信器に、はマイクロ波信号
をＬＩＨＦ帯信号定信号するマイクロ波コンバータが必
要となる。

第３図は従来のマイクロ波コンバークの断面図である。

そこでは、固定側金属ケース１１と着脱側金属ケース１
２からなるコンバータ本体１０には、導波管２０を介し
て人力されたマイクロ波信号をＵ　ＨＦ帯信号に変換せ
しめる基板５０Ａ　、５０Ｂが内蔵されており、ここで
変換されたＵ　Ｉ−Ｉ　Ｆ帯信号を同軸コネクタ３０を
介して同軸ケーブル（図示せず）に出力するような基本
構成となっている。更に詳しく説明すると、固定側金属
ケース１１の図中右側内壁には、導波管２０の終端を短
絡する金属部材で、基板５〇八、５０Ｂの取付台をも兼
ねている導波管終端部４０が固着されている。また導波
管終端部４０に導かれたマイクロ波信号は、これに設け
られている同軸管７０を介して取り出され、基板５０Ｂ
の上面に形成されているパターン、基板５０Ｂ上の機能
部品、基数連絡用ケーブル、基板５〇へ上の機能部品（
何れも図示せず）を順次的に介してＵＨＦ帯信号に変換
されることになる。一方固定側金属ケース１１の上面に
は、同軸コネクタ３０を挿入固着するためのコネクタ取
付穴１１１が設けられており、同軸コネクタ３０におけ
る芯線接続ピン３１１の先端を基板５０Ａ上に形成され
ているＵＨＦＨＦ分信号出力用ターン（図示せず）にハ
ンダ付けすることにより、Ｕｌ−Ｉ　Ｆ帯信号を同軸ケ
ーブルに出力するような構成となっている。なお、ａは
？８着された半田である。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来例による場合には、着脱側金属
ケース１２を取り外せば、基板５０Ａ　、５０Ｂの調整
部位が露出状態となるので基板調整を効率よく行うこと
ができるという点ではメリットがあるものの、一連の組
立作業の中に芯線接続ピン３１１を半田付けするという
ことが必要となり、これがマイクロ波コンバータは勿論
のこと、放送衛星用受信器のコストダウンを図る上でも
大きな障害となっている。この半田付は作業を効率良く
行うための対処策として、固定側金属ケース１１と基板
５０Ａとの間に半田コテが入るに見合ったスペースを設
けるということが掲げられるが、これはコンバータ本体
１０の大型化に繋がり放送衛星用受信器のコンパクト化
を推進する上で問題となる。

本発明は上記事情に迄みて創案されたものであり、コス
トダウンと小型化とを共に図ることができるマイクロ波
コンバータを提供することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 本発明にかかるマイクロ波コンバータは、導波管の終端
に連結してある一方、同軸コネクタをコネクタ取付穴に
挿入固着してあるコンバータ本体と、コンバータ本体の
導波管側内壁に固着してある金属部材であって、導波管
の内部伝送路に連通ずる四部を形成してある導波管終端
部と、導波管終端部に設けてあり、凹部に導かれたマイ
クロ波信号を取り出すとともに導波管終端部の外部に導
（ピックアップ部と、コンバータ本体に内蔵してあり、
ピックアップ部を介して導かれたマイクロ波信号をＵ　
ＨＦ帯信号に変換せしめる機能部品を実装してある基板
と、基板に立設してあるＵＨＦ帯信号の出力ピンであっ
て、同軸コネクタの芯線接続ビンに付勢接触する弾性ピ
ンとを具備している。

〈作用〉 ＵＨＦ帯信号の出力ピンである弾性ピンが同軸コネクタ
の芯線接続ピンを付勢接触することにより、ＬＩＨＦ帯
信号定信号コネクタに導かれることなる。

〈実施例〉 以下、本発明にかかるマイクロ波コンバータの一実施例
を図面を参照して説明する。第１図はマイクロ波コンバ
ータの断面図、第２図は弾性ピンの一部切欠平面図であ
る。

ここに掲げるマイクロ波コンバータは放送衛星用受信器
に搭載されているもので、図外の小型パラボラアンテナ
にて受信されたマイクロ波信号が方形タイプの導波管２
０を介して伝送入力されるようになっており、これを受
けてＵＨＦ帯信号に変換するとともに、同軸コネクタ３
０、同軸ケーブルを順次的に介してＢＳチューナー（何
れも図示せず）に出力するような基本構成となっている
。

以下、各構成部について説明すると、固定側金属ケース
１１と着脱側金属ケース１２との分断構造となっている
コンバータ本体１０は、マイクロ波信号をＵＨＦ帯信号
に変換させるための機能部品（図示せず）が実装されて
いる基板５０Ａ　、５０Ｂを収納する金属容器であって
、基板５０Ａ　、５０Ｂの調整部位を覆う着脱側金属ケ
ース１２が固定側金属ケース１１に対し着脱自在となっ
ている。固定側金属ケース１１の図中左側外壁には、導
波管２０の終端が連結されており、一方固定側金属ケー
ス１１の図中左側内壁には、導波管２０の終端を短絡す
る金属部材で、基板５０Ａ　、５０Ｂ’の取り付は台を
も兼ねている導波管終端部４０が固着されている。また
固定側金属ケース１１の図中左面には導波管２０の内部
伝送路２１に連通する連通穴１１２が、一方固定側金属
ケース１１の上面には同軸コネクタ３０の基端部３１が
挿入されるコネクタ取付穴１１１が夫〜設けられている
。なお、基板５０＾、５０Ｂの導波管終端部４０に対向
する各裏面には、高周波電気特性向上の観点から接地導
体パターン５３が形成されており、取付螺子５１でもっ
て導波管終端部４０と接地導体パターン５３とが完全密
着するようになっている。

更に導波管終端部４０の図中左側面には、内部伝送路２
１、連通穴１１２に夫々段差なく連通ずる凹部４１が形
成されており、この凹部４１における右側奥壁が導波管
２０に対する短絡板を構成するようになっている。また
この短絡板から約λ、／４（λ。

二マイクロ波信号の管内波長）の距離だけ戻り離れた位
置には、上記短絡板で反射されたマイクロ波信号をピッ
クアップする同軸管７０（ピックアップ部に相当する）
が立てられている。この同軸管７０は内部導体７１の回
りに絶縁体７２を被覆せしめて二重構造としてあり、凹
部４１と基板５０Ｂとの間を貫通する形で導波管終端部
４０に固着されている。

つまり導波管終端部４０、絶縁体７２、内部導体７１と
から所謂同軸管を構成することになり、ピックアップさ
れたマイクロ波信号を基板５０Ｂに形成してあるパター
ン（図示せず）に導くようになっている。なお、基板５
０Ｂを貫通した内部導体７１の先端部と基Ｆｉ５０Ｂに
形成されたパターンとは半田付けで接続されるようにな
っている。

このように基板５０Ｂのパターンに導かれたマイクロ波
信号は、基板５０Ｂに実装された機能部品、基板連絡用
ケーブル、基板５０Ａに実装された機能部品（何れも図
示せず）を夫々順次的に介してＵＨＦ帯信号に変換され
、基板５０Ｂの上面に形成してあるパターン５２に取り
出されるようになっている。このパターン５２における
同軸コネクタ３０に対向する位置には、後述する弾性ピ
ン６０を挿入し、半田付けするためのスルーホール５４
が設けられている。なお、基板５０Ａの裏全面に形成さ
れた接地導体パターン５３の中でスルーホール５４の回
りだけは絶縁除外されている。

弾性ピン６０は上部にフランジを有する中空円筒体６１
の内部に二重に折り曲げた板バネ６２を収納する導体ピ
ンであって、板バネ６２の上部面が同軸コネクタ３０の
基端部３１から下方に向けて延出した芯線接続ピン３１
１に付勢接触するような構成となっている。なお、４２
は弾性ピン６０に対する導波管終端部４０に形成した絶
縁逃げ穴４２である。

従って、本実施例による場合には、芯線接続とン３１１
をパターン５２に対して半田付けする必要が無いことか
ら、これに見合ったコストダウンを図ることができるこ
とになる。しかも基板５０Ａと固定側金属ケース１１と
のスペースを可なり小さく採ることができることから、
コンバータ本体１ｏを小型化できることは勿論のこと、
導波管終端部４ｏが基板取り付は台をも兼ねていること
も併せて材料費の節減を図ることができ、結果としてマ
イクロ波コンバータのコストダウンを大幅に促進するこ
とができる。これは、予てから要望されている衛　　　
　　゛星放送用受信器のコストダウン、コンパクト化を
推進する上で大きな意義がある。

なお、本発明にかかるマイクロ波コンバータは放送衛星
用受信器だけの適用に止まらずこれ以外の高周波装置に
も適用可能であることは勿論のこと、種々多様な導波管
に応じて導波管終端部及びピックアップ部の構成は変化
し得るものであり、更に弾性ピンの構造及び基板に対す
る固着方法も限定されることはない。

〈発明の効果〉 以上、本案マイクロ波コンバータによる場合には、芯線
接続ピンの半田付けを行なう必要が無くなるので、これ
に見合ったコストダウンを図ることができる。しかも基
板とコンバータ本体との隙間を小さく採ることができる
ことから装置の小型化を実現できる。更に同軸コネクタ
の芯綿接続ピンを可なり短くすることが可能となること
から、高周波電気的特性をも向上できるというメリント
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明にかかるマイクロ波コンバー
タの実施例における説明図であって、第１図はマイクロ
波コンバータの断面図、第２図は弾性ピンの一部切欠平
面図であり、第３図は従来のマイクロ波コンバータの断
面図である。 １０・・・コンバータ本体 １１１　　・・・コネクタ取付穴 ２０・・・導波管 ２１・・・内部伝送路 ３０・・・同軸コネクタ ３１１　　・・・芯線接続ピン ４０・・・導波管終端部 ４１・・・凹部 ５０Ａ　、５０Ｂ　　・・・基板 ６０・・・弾性ピン ７０・・・同軸管 特許出願人　　　　シャープ株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　（１）導波管を介して入力されたマイクロ波信号をＵ
   ＨＦ帯信号に変換するとともに該ＵＨＦ帯信号を同軸コ
   ネクタを介して同軸ケーブルに出力するマイクロ波コン
   バータにおいて、前記導波管の終端に連結してある一方
   、前記同軸コネクタをコネクタ取付穴に挿入固着してあ
   るコンバータ本体と、コンバータ本体の導波管側内壁に
   固着してある金属部材であって、前記導波管の内部伝送
   路に連通する凹部を形成してある導波管終端部と、導波
   管終端部に設けてあり、前記凹部に導かれたマイクロ波
   信号を取り出すとともに前記導波管終端部の外部に導く
   ピックアップ部と、前記コンバータ本体に内蔵してあり
   、前記ピックアップ部を介して導かれたマイクロ波信号
   をＵＨＦ帯信号に変換せしめる機能部品を実装してある
   基板と、基板に立設してある前記ＵＨＦ帯信号の出力ピ
   ンであって、前記同軸コネクタの芯線接続ピンに付勢接
   触する弾性ピンとを具備することを特徴とするマイクロ
   波コンバータ。