JPH01236520A - 磁気変換器用の線材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、磁気変換器（磁気ヘッド、トランス、チョー
クコイルなど）に使用して好適な磁気変換器用の線材に
関するものである。

（従来の技術） 磁気変換器は磁性材よりなるコアに導電性の線材を巻回
し、磁気と電気との間（または磁気と磁気との間あるい
は電気と電気との間）の変換を行なう変換器であり、そ
の１つどじて磁気ヘッドがある。

そして、ビデオテープレコーダなどに使用される磁気ヘ
ッドは記録時には高磁束密度であることが要求され、一
方、再生時には高感度であることが要求される。

このような諸々の要求に答えるために従来より様々の複
合型磁気ヘッドが促案されている。第３図は複合型磁気
ヘッドの一例を示すもので、コア］の中心部を飽和磁束
密度の高い第１の磁性材（例えば、ヒンダスト）２より
形成して高磁束密度化をはかり、コア１の両面部には透
磁率の高い第２の磁性材（例えば、フェライト）３を用
いて高感度化を【まかり、上記特性の要求を満たしてい
る。なお、４はコア１に巻回された導電性の線材５より
なるコイルである。この導電性の線材５は第４図に示す
ように、銅やアルミニウムイエどの導電率の高い導電材
６にポリウレタンなどの絶縁材７を被覆したものである
。

（発明が解決しようとづる課題） このように、性質の異なる複数の磁性材２．３によりコ
ア１を構成した複合型磁気ヘッドでは、コア（材）の成
型、コアの組立てが複雑であり、手１？ｊｌがかかる。

特にビデオテープレコーダに使用される小型の複合型磁
気ヘッドではコストが高く、大間生産には不適当であっ
た。

そこで、本出願人は複合型磁気ヘッド（ｌａ磁気変換器
のコアに巻回される線材を工夫して上記課題を解決しよ
うとしたものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するために、第１図（Ａ）〜（
Ｃ）、第２図（Ａ）〜（Ｃ）に示すように、磁気変換器
１０の磁性材よりなるコア１１に巻回される線材であっ
て、導電性の線材１２ｂに磁性材１２ａを被覆した磁気
変換器用の線材１２を提供するものである。

（作　用） 導電性の線材１２ｂに被覆した磁性材１２ｂが磁気変換
器１０の補助コアとして働く。

（実施例） 本発明になる磁気変換器用の線４１（以下、単に線材と
称する）の一実施例を以下図面とともに詳細に説明する
。第１図＜Ａ）〜（Ｃ）は線材の断面図である。

同図（Δ）に示すように、線材１２は、銅、アルミニウ
ムなどの導電性の線材（以下、導電材と称する）１２ｂ
の外側に磁性材（パーマロイやセンダストなどの金属磁
性材、フェライトなどのセラミック系磁性材、またア［
ルフ？スなど）１２ａを被覆したものである。この線材
１２は磁性材よりなる磁気変換器のコアに巻回して使用
される。

次に、磁気変換器の一例として複合型磁気ヘッドをあげ
て、本磁気変換器用の線材について説明する。なお、磁
気変換器（１１気ヘツド）のコアをなす磁性材を第１の
磁性材とし、線材１２に被覆された磁性材を第２のｒａ
ｆＩ材とする。

第２図（Ａ）〜（Ｃ）は複合型磁気ヘッドを示す図で、
同図（Ａ）は斜視図、同図（Ｂ）は同図（Ａ）中Ｂ−Ｂ
線における断面図、同図（Ｃ）は同図（Ａ）中Ｃ−Ｃ線
における断面図である。

複合型磁気ヘッド１０は第１の磁性材よりなる一対のコ
ア１１に、第２の磁性材１２ａが被覆された線材１２を
巻回して構成されている。

コア１１を構成する第１の磁性材は飽和磁束密度（Ｂｓ
）の高い、例えばセンダストで形成されている。これに
対して、線材には被覆された第２の磁性材は透磁率（μ
）の高い、例えばフェライトで形成されている。

なお、第２の磁性材１２ａは、パーマ０イ、センダスト
などの金属磁性材やフェライトなどのセラミック系磁性
材など、複合型磁気ヘッドに要求される特性に応じて、
コア１１を構成する第１の磁性材と組み合せて適宜選択
される。

また、第２の磁性材１２ａとして金属磁性材を選択した
場合には、線材１２を第１図（Ｂ）及び（Ｃ）に示すよ
うに、導電材１２ｂの最外周部にポリウレタンなどの絶
縁材１２Ｃを被覆したり、導電材１２ｉ）と磁性材１２
ａとの間に絶縁材１２Ｃを被覆介在させておく。

このように構成された複合型磁気ヘッド１０は、第２図
（Ｂ）及び（Ｃ）に示寸断面図から明らかなように、第
１の磁性材からなるコア（主コア）１１の回りに（線材
１２の）導電４４１２ｂが巻回され、さらに導電材１２
ｂに被覆した第２の磁性材１２ａが全体として補助的な
コア（補助コア）として添接され重なった構造となる。

したがって、第３図に示してすでに説明した従来の複合
型磁気ヘッド１と同様に、第１の磁性材として飽和磁束
密度の高いセンダストを、第２の磁性材として透磁率の
高いフェライトを組み合せて使用すれば、高磁束密度で
あり、かつ、高感度である複合型磁気ヘッドとなる。

よって、従来のように、複数のコア材を成型して積層組
み立てる必要がなく、単にコア１１に線材１２を巻回す
るだけで諸性性を満たす複合型磁気ヘッド１０を製作す
ることができる。なお、線材１２に被覆される第２の磁
性材１２ａは、導電材１２ｂの全周、全長にわたって被
覆する必要はなく、要求される特性に応じて部分的に被
覆すれば十分である。

また、導電材１２ｂに被覆する第２の磁性材１２ａの機
械的性質（強度、延性、ヤング率など）により、コア１
１に巻回する！ａ０１２全体の機械的性質を制御するこ
とができる。よって小型な…気ヘッドを製作する場合で
も線材１２の機械的性質を適宜制御して巻回の作業効率
を向上させることもできる。

なお、磁気変換器として複合型磁気ヘッドを例として説
明したが、本線材１２はトランス、チ］−クコイルなど
のコアを有する磁気変換器一般に使用できることは言う
までもない。

（発明の効果） 以上詳；ホしたように、本発明になる磁気変換器用の線
材は、磁気変換器の磁性材よりなるコアに巻回される線
材であって、導電性の線材に磁性材を被覆したものであ
るから、導電性の線材に被覆されたｔａ磁性材磁気変換
器の補助コアとして動いて全体として特性の異なるコア
材として作用するので、従来のように磁気変換器のコア
として複数のコア材を成型したり、組み立てたりする必
要がなく、緒特性を満足１−る磁気変換器を容易に天吊
生産することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）〜（Ｃ）は本発明になる磁気変換器用の線
材を示す各断面図、第２図（Ａ）〜（Ｃ）は上記線材に
より構成した磁気変換器（複合型磁気ヘッド）を示す図
で、同図（Ａ＞は斜視図、同図（［３）は同図（Ａ）中
Ｂ−Ｂ線における断面図、同図（Ｃ）は同図（Ａ）中Ｃ
−Ｃ線における断面図、第３図は従来の複合型磁気ヘッ
ドの斜視図、第４図は従来の線材を示す断面図である。 １０・・・磁気変換器（複合型磁気ヘッド）、１１・・
・コア（第１の磁性材）、１２・・・（磁気変換器用の
）線材、１２ａ・・・第２の磁性材、１２ｂ・・・導電
性の線材（導電材）、１２Ｇ・・・絶縁材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気変換器の磁性材よりなるコアに巻回される線材であ
   つて、導電性の線材に磁性材を被覆したことを特徴とす
   る磁気変換器用の線材。