JPH0123532Y2 - - Google Patents

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JPH0123532Y2
JPH0123532Y2 JP4054182U JP4054182U JPH0123532Y2 JP H0123532 Y2 JPH0123532 Y2 JP H0123532Y2 JP 4054182 U JP4054182 U JP 4054182U JP 4054182 U JP4054182 U JP 4054182U JP H0123532 Y2 JPH0123532 Y2 JP H0123532Y2
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JP
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sewage
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compartment
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  • Sewage (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、浄化槽等の処理槽内の汚水を該処理
槽所在の場所において固形分(SS)と過水と
に分理処理する移動式汚水処理装置に関するもの
で、従来のバキユーム車又はダンパー車等の汚水
汲取車に極めて簡単な改造等を施すだけで、上述
の如く処理槽所在の場所において汚水を効果的に
分離処理することができ、その場合汚水の汲取と
同時に固形分の濃縮脱水を行ない、固形分の運搬
量を従来の1/10〜1/30迄低減することも可能な移
動式汚水処理装置を提供するものである。
即ち、本考案の移動式汚水処理装置は、汚水を
汚泥等の固形分と過水とに分離処理する移動式
汚水処理装置であつて、吸引及び排出機能を有す
る汚水槽を装備させた自動車と、凝集剤液槽、
過機構、過水受槽及び固形分受槽を装備させ且
つ上記自動車に脱着自在に牽引連結させた台車と
を構成主体とし、上記汚水槽内に撹拌機構を設
け、該汚水槽内に汚水及び上記凝集剤液を移行し
てここで上記撹拌機構により撹拌混合し、撹拌混
合して得られた一次処理水を上記過撹拌機構に
移行して分離処理するように構成したことを特徴
とするものである。
以下、本考案の移動式汚水処理装置を図面に示
す実施例について説明する。
第1図は汚水を汚泥等の固形分(SS)と過
水とに分離処理する本考案の移動式汚水処理装置
の一実施例の概略を示すものであつて、同図にお
いて1は自動車、2は該自動車1に脱着自在に牽
引連結された台車であり、本考案の移動式汚水処
理装置は上記自動車1及び台車2を主体として構
成してある。
3は、自動車1に装備させた吸引及び排出機能
を有する従来の汚水汲取車と同様な汚水槽で、本
考案の移動式汚水処理装置においては、該汚水槽
3内に、或は該汚水槽3内に区画形成した区画室
4内に、撹拌機構5を設けてあり、第1図の実施
例の場合は後者の改造を採用し汚水槽3の内部を
区画室4′により区画して区画室4を形成し該区
画室4内に撹拌機構5を設けてある。尚、この実
施例の場合区画室4は後述するように汚水・凝集
剤液混合槽として機能し、区画室4を除く汚水槽
3の残部6は過水槽として機能する。その他、
7は吸排水ホース(図示せず)の巻取リールで、
該吸排水ホースは図示してはないが、上記区画室
4及び上記残部6に連通させてある。又8は処理
水の水量及び状態確認のための窓、9は過水の
水量及び状態確認のための窓である。
一方、本考案の移動式汚水処理装置においては
上記台車2に凝集剤液槽10、過機構(過濃
縮脱水槽)11、過水受槽12、及び固形分受
槽13を装備させてある。
上記凝集剤液槽10は第2図に示す如く貯留槽
10A及び計量槽10Bで構成してある。更に詳
述すると、貯留槽10A及び計量槽10Bはその
下部においてコツクab付の連通パイプ10ABに
より連通させてあつて、貯留槽10Aにはこの他
その上部にコツクa付の吸排気パイプ10a設け
てあり、又計量槽10Bには、その上部にコツク
b付の吸排気パイプ10b、側面部に上下に亘る
液面計10B′、下部にコツクc付の凝集剤液吸
引ホース10cをそれぞれ設けてあり、更に計量
槽10Bにはコツクd付の吸気パイプ10d及び
コツクe付の凝集剤液送出パイプ10eをそれぞ
れ設けて、該吸気パイプ10d及び凝集剤液送出
パイプ10eを合流パイプ10fに合流させ、合
流パイプ10fを前記自動車1における汚水槽3
の区画室4の上部に脱着自在に連通させてある。
尚、本考案の移動式汚水処理装置においては処理
槽所在の場所において汚水を分離処理する必要上
可及的にコンパクト化を図ることが要求されるた
め、上記凝集剤液槽10もコンパクト化を図るこ
とが要求されるが、上記凝集剤液槽10は、後述
のように区画室4内の減圧を利用して外部から凝
集剤液を吸引できるから、コンパクト化を図つた
ため凝集剤液の収納作業が頻繁になつたとして
も、その作業効率を向上させることができ、そし
て又構造的には約760Kg/cm2の負圧に耐え得る構
造となしてある。又本考案の移動式汚水処理装置
においては後述のように汚水を凝集剤により凝集
させるため、汚水の汚泥濃度に応じた適切な凝集
剤液を汚水に混合することが要求されるが、計量
槽10Bを図示の如く縦長の構造にすることによ
つて、液面計10B′による凝集剤液の計量を正
確に行ない、上記混合量を適切にすることができ
る。
又、台車2に装備させた過機構11、過水
受槽12、及び固形分受槽13は第3図に示す如
く構成配置してある。これを詳述すると、過機
構11は、一端を一次処理水(汚水)導入部11
a、他端を固形分排出部11bとなし、内側面に
上記一次処理水導入部11aから上記固形分排出
部11bに向けて連続した螺旋状の汚泥堰11c
を固設した横型の回転式過網筒よりなり、その
下方に配した過水受槽12内の過水に一次処
理水導入部11a側を一部浸漬させて矢標方向に
俯仰自在に且つ筒軸11dに関し回転速度調整可
能に配設してある。又固形分受槽13はその上部
の開口部を上記過機構11の固形分排出部11
bの下方に位置させて配設してある。又14は一
次処理水導入パイプで、前記自動車1の区画室4
の下部に脱着自在に連通させてある。更に又、1
5は過水受槽12の水位調整パイプで、例えば
俯仰又は上下動することによりその上部の開口部
において過水受槽12内の過水の水位を調整
し、調整した水位を越えた余剰の過水をその内
部を通して過水受槽12の下方の補助過水槽
16内に流下させるようになしてある。上記補助
過水槽16はこの場合前記自動車1における汚
水槽3の残部6内に脱着自在にパイプ(図示せ
ず)を介して連通させてある。その他17は過
機構11への洗浄水噴射ノズルである。
次に、以上の構成からなる本考案の一実施例の
使用態様を説明すると、まず処理槽所在の場所ま
で走行するに先立つては、自動車1に台車2を連
結牽引させ、それらの間に合流パイプ10f、一
次処理水導入パイプ14等の所定のパイプを接続
した後、凝集剤槽10に凝集剤液を吸引する。凝
集剤液の吸引は、第2図におけるコツクdを開放
し汚水槽3の区画室4を負圧とすることによつて
合流パイプ10f及び吸気パイプ10dを介して
計量槽10Bを負圧とした状態において、コツク
cを開放することにより行なうことができ、その
結果凝集剤吸引ホース10cから計量槽10B内
に凝集剤が装置外から吸引される。このようにし
て計量槽10Bに凝集剤液が充填されたら、コツ
クc,bを開鎖する一方コツクbを開放して計量
槽10Bを大気圧下とした後、コツクab及びa
を開放することにより計量槽10B内の凝集剤液
の一部を貯留槽10Aに移行させれば良く、水位
の下がつた計量槽10B内には、再び上述の操作
を施せば凝集剤液を更に吸引することができる。
上述の如く凝集剤液を吸引収容したら、処理槽
所在の場所まで走行し、吸排水ホースリール7よ
り吸排水ホースを繰り出し汚水槽3における区画
室4を負圧にすることによつて吸排水ホースを介
し処理槽内の汚水を汚水槽3における区画室4内
に吸引収容する一方、凝集剤液を区画室4内に吸
引して両者を撹拌機構5によつて撹拌混合し汚泥
のフロツク状態を形成する。凝集剤液の吸引は、
第2図においてコツクbを開放した状態において
液面計10B′を注意深く監視しながら、汚水槽
3における区画室4内の汚泥濃度及び汚水量に応
じた適切な量の凝集剤液をコツクeを開放するこ
とにより行なうことができ、このようにすること
により上記区画室4内の負圧を利用して上記区画
室4内に適正量の凝集剤液を吸引することができ
る。この場合凝集剤液の量が少ないと、汚泥の凝
集力が弱く後述する過機構11における過濃
縮脱水効率が低下し、逆に凝集剤液の量が多いと
汚泥は凝集しなくなる。
而して、上述の如く撹拌機構5により撹拌混合
して得られた一次処理水は、汚水槽3における区
画室4の圧力を加圧状態に変化させることによ
り、一次処理水導入パイプ14を介して第3図に
示す過機構11に圧送されここで過水と固形
分とに分離処理される。過機構11における分
離処理は、過機構11の回転式過網筒の網目
から過水を過水受槽12内に流下又は滴下さ
せる一方、螺旋状の汚泥堰11cにより固形分を
回転式過網筒の回転に伴い固形分排出部11b
側に搬送することによつて行なうことができ、搬
送される固形分は、汚泥堰11cによつて汚水導
入部11a側への逆流を阻止されつつ回転式過
網筒の内側面をころがりながら互いに吸着し濃縮
脱水された大きな塊となつて固形分排出部11b
から落下して固形分受槽13内に貯留される。
尚、過機構11における分離処理効率は回転式
過網筒の回転速度及び傾斜角度を調整し、固形
分の搬送速度を調整することによつて行なうこと
ができる。又回転式過網筒の一次処理水導入部
11aを第3図に示す如く過水に浸漬しておく
ことにより、一次処理水導入部11aから一次処
理水が回転式過網筒の内側面に直接流下して目
詰まりを起こしたり網目が傷んだりするのを防止
することができる。
過機構11で分離処理され過水受槽12内
に流下又は滴下した過水は、水位調整パイプ1
5を介して補助過水槽16内に流下し、次いで
補助過水槽16と前述の如くパイプ(図示せ
ず)を介して連通する汚水槽3における残部6を
負圧とすることにより、該残部6内に吸引収容さ
れる。吸引収容された過水は次いで上記残部6
を加圧状態におくことにより、前記吸排水ホース
を介し前記処理槽に環流される。
第4図は、本考案の移動式汚水処理装置の別の
実施例を示すもので、この実施例においては、汚
水槽3を区画せず汚水槽3内に直接撹拌機構5を
設けてあり、汚水槽3は、汚水・凝集剤液混合槽
の機能の他、分離処理された過水が環流する
過水槽としての機能も併有している。又過水受
槽12は、汚水槽3が完全に空にならないと過
水を汚水槽3内に環流させることができないか
ら、先の実施例に比較し大きく形成してある。
又第5図は、本考案の移動式汚水処理装置の更
に別の実施例を示すもので、最初の実施例と同様
に区画されているが、区画室4は二番目の実施例
と同様分離処理された過水を一旦貯留する過
水槽としても機能しており、又汚水槽3における
残部6は分離処理された固形分の固形分受槽13
に脱着自在に連通する固形分貯留槽となしてあ
る。
叙上の如く、本考案によれば、従来のバキユー
ム車又はダンパー車等の汚水汲取車に撹拌機構を
設ける等の極めて簡単な改造を施し、且つ過機
構、凝集剤液槽等を装備させた台車を上記改造自
動車に脱着自在に牽引連結するだけで、処理槽所
在の場所において汚水を効果的に分離処理するこ
とができ、汚水処理場との頻繁な往復を節減でき
る他、凝集剤及び効果的な過機構の使用により
汚水の汲取と同時に固形分の濃度脱水を行ない固
形分の運搬量を従来の1/10〜1/30迄低減すること
もできる等の極めて多大な実用的効果が奏せられ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略を示す側面
図、第2図はその凝集剤液槽の斜視図、第3図は
その過機構を過水受槽及び固形分受槽等と共
に示す概略図、第4図は本考案の別の実施例の概
略を示す側面図、第5図は本考案の更に別の実施
例の概略を示す側面図である。 1……自動車、2……台車、3……汚水槽、4
……区画室、5……撹拌機構、6……残部、10
……凝集剤液槽、11……過機構、12過水
受槽、13……固形分受槽。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 汚水を汚泥等の固形分と過水とに分離処理
    する移動式汚水処理装置であつて、吸引及び排
    出機能を有する汚水槽を装備させた自動車と、
    凝集剤液槽、過機構、過水受槽及び固形分
    受槽を装備させ且つ上記自動車に脱着自在に牽
    引連結させた台車とを構成主体とし、上記汚水
    槽内に撹拌機構を設け、上記汚水槽内に汚水及
    び上記凝集剤液を移行してここで上記撹拌機構
    により撹拌混合し、撹拌混合して得られた一次
    処理水を上記過機構に移行して分離処理する
    ように構成したことを特徴とする移動式汚水処
    理装置。 (2) 上記汚水槽に区画室が区画形成されており、
    分離処理された過水が上記過水受槽を介し
    て上記区画室を除く上記汚水槽の残部内に還流
    される一方、分離処理された固形分が上記固形
    分受槽内に貯留されるようになしてある、実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の移動式汚水処
    理装置。 (3) 上記汚水槽に区画室が区画形成されており、
    分離処理された過水が上記過水受槽を介し
    て上記区画室に還流される一方、分離処理され
    た固形分が上記固形分受槽を介して上記区画室
    を除く上記汚水槽の残部内に貯留されるように
    なしてある、実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の移動式汚水処理装置。
JP4054182U 1982-03-23 1982-03-23 移動式汚水処理装置 Granted JPS58146600U (ja)

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JPS58146600U JPS58146600U (ja) 1983-10-01
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JPS60132900U (ja) * 1984-02-17 1985-09-05 山田 量一 移動式簡易汚泥脱水機
JPH0113566Y2 (ja) * 1984-09-28 1989-04-20
JPH0111317Y2 (ja) * 1985-04-11 1989-04-03
JP3506603B2 (ja) * 1998-03-12 2004-03-15 株式会社クボタ 移動式浸漬型膜分離汚水処理装置

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