JPH01234711A - リトラクタブルスーツブロワの作動方法及びその方法を使用するリトラクタブルスーツブロワ - Google Patents

リトラクタブルスーツブロワの作動方法及びその方法を使用するリトラクタブルスーツブロワ

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JPH01234711A
JPH01234711A JP6131588A JP6131588A JPH01234711A JP H01234711 A JPH01234711 A JP H01234711A JP 6131588 A JP6131588 A JP 6131588A JP 6131588 A JP6131588 A JP 6131588A JP H01234711 A JPH01234711 A JP H01234711A
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lance tube
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piping
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Teruji Genkou
玄行 照治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ボイラ内の配管、エアヒータなどに付着した
スス、ダストなどを蒸気噴射により除去するリトラクタ
ブルスーツブロワの改良すれた作動方法及びその方法を
使用するリトラクタブルスーツブロワに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のスーツブロワは第7図で示されるような構造にな
っている。
即ち、この図において、符号1はボイラ内の配管を示し
、符号2はボイラ外に設置されたスーツブロワ本体して
おり、スーツブロワ2は、ボイラの配管1のトンネル状
の隙間に出入り可能な、周壁の相反する箇所に蒸気噴出
孔3.4が設けられたランスチューブ5と、上記隙間外
にあって上記ランスチー−ブ5内に相対的に出入り可能
であるとともに高圧蒸気を上記ランスチューブ5内に供
給するフィードチューブ6と、該フィードチューブ6を
上記隙間外ンごて格納する筒状ケーシング7と、上記ラ
ンスチューブ5を保持して上記筒状ケーシング7内を往
復動するトラベリングボックス8と、該トラベリングボ
ックス8内に収納され、該トラベリングボックス8に対
して上記ランスチューブ5を回転せしめる回転装置と、
上記トラベリングボックス8を上記筒状ケーシング7内
にて往復動させる移動装置と、上記フィードチューブ6
への高圧蒸気の供給を断続するヘッド弁9とを備えてい
る。
ボイラの配管1は第8図及び第9図に示されるように各
種のトンネル状の隙間10を備えている。スーツブロワ
2はこのような隙間に対応して一基または複数基設置さ
れる。
しかして、このようなスーツブロワ2が始動すると、移
動用モータ及び回転用モータが同時に起動し、ランスチ
ューブ5は前進と回転とを開始する。そしてランスチュ
ーブ5が前進を開始すると同時にヘッド弁9が開き、高
圧蒸気の供給が開始される。
高圧蒸気はフィードチューブ6を経てランスチューブ5
内に流入し、その噴出孔3.4から外部に噴出し、周囲
の配管などに付着した煤、ダストなどを吹き飛ばし、配
管などの表面を奇麗にする。
しかし、スーツブロワ2による清掃作業開始当初はスー
ツブロワ本体が蒸気の飽和温度下に冷えていることから
、蒸気がドレン化し、従ってランスチューブ5の噴出孔
3,4からはドレン混じりの蒸気が噴出する。このよう
な蒸気はボイラの配管1などに対してドレンカットと呼
ばれる侵食現象を生じさせる。
従来、このようなドレンカットを防止するため、第7図
で示されるようにヘッド弁9に至る高圧蒸気の配管11
に勾配を設けておき、配管内に生じるドレンを予めドレ
ントラップ(気水分離器) 12にて排除したり、ある
いは、スーツブロワ2の始動前に高圧蒸気の配管中の弁
を開けて蒸気を流し、配管内を高温にするなどの対策が
なされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のように高圧蒸気の配管に勾配を設ける等の措置を
とれば大量のドレンが配管中に存在することはないが、
ランスチューブ中、各種バルブ中には多少残存している
このためドレンカットは依然として発生し、これは特に
スーツブロワのスタート時において顕著である。
また第10図で示されるようにドレンカットを生じ易い
配管部分にプロテクタ13を被せることもなされている
が、かなり広範囲にわたってプロテクタを被せなけハば
ならず、面倒であり、かつ高価につく。
本発明はプロテクタを全く設けないが又は少しだけ設け
るようにしてもドレンカットの発生を防止することので
きるリトラクタブルスーツブロワの作動方法及びその方
法を使用するリトラクタブルスーツブロワを提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明のリトラクp−y’ルス
ーyブロワの作動方法は、リトラクタブルスーツブロワ
によるボイラ内の清掃に際し、該ブロワのランスチュー
ブの蒸気噴出孔をボイラの配管に対向しない方向に指向
させ、次いで該蒸気噴出孔から蒸気を噴出させてドレン
切りを行ない、しかる後ランスチューブに往復直線運動
及び回転運動させつつ蒸気噴出孔から蒸気を噴出させる
という手順を採用している。
なお、ドレン切りのための蒸気は清掃用の蒸気よりも流
量を小さくすることもできる。
また、本発明のリトラクタブルスーツブロワは上記目的
を達成するため、ボイラの配管の隙間に出入り可能な、
周壁の相反する箇所に蒸気噴出孔が設けられたランスチ
ューブと、上記隙間外にあって上記ランスチューブ内に
相対的に出入り可能であるとともに高圧蒸気を上記ラン
スチューブ内に供給するフィードチューブと、該フィー
ドチューブを上記隙間外にて格納するケーシングと、上
記ランスチューブを保持して上記ケーシング内を往復動
するトラベリングボックスと、該トラベリングボックス
内に収納され、該トラベリングボックスに対して上記ラ
ンスチューブを回転せしめる回転装置と、上記トラベリ
ングボックスを上記ケーシング内にて往復動させる移動
装置と、上記フィードチューブへの高圧蒸気の供給を断
続するヘッド弁とを備えたリトラクタブルスーツブロワ
ニオいて、上記ランスチューブが上記ケーシング内に復
帰した状態にあり、かつ該ランスチューブの蒸気噴出孔
がボイラの配管に対向しない角度位置またはプロテクタ
で覆われた配管部分に対向する角度位置に来たことを検
知すると、上記回転装置に対して停止信号を発する蒸気
噴出孔の角度位置検出装置が所定箇所に設置された構成
を採用している。
〔作   用〕
上記構成のリトラクタブルスーツブロワの作動方法によ
れば、ボイラ内の清掃開始にあたり、あらかじめドレン
切りを行ない、そのドレンをボイラの配管に対向しない
方向に飛散させることができる。
従ってドレンカットを生じることカナイ。
またその場合ドレンカットを行なうための蒸気流量は後
の清掃用蒸気流量よりも小さくしておけば、蒸気の消費
を少なくすることができる。
また上記構成のりトライタプルスーツブロワの作動は次
のようになる。
ランスチューブがケーシング内に復帰した際又は筒状ケ
ーシング外に出ようとする際に、回転装置が作動する。
これによりランスチューブは、トラベリングボックスに
対して回転し、蒸気噴出孔の角度位置検出装置における
ランスチューブ側固定部材の突起が回転駆動停止用スイ
ッチを動作させると同時に、停止する。
このようにランスチューブ内が回転を停止した位置では
蒸気噴出孔はボイラの配管に対向しないか、又は配管に
施されたプロテクタに対向する。
しかしてスーツブロワによる清掃の開始にあたり、まず
ヘッド弁が開かれて高圧蒸気がフィードチューブを経て
ランスチューブに至り蒸気噴出孔から噴出してドレンを
排出する。
このドレンはボイラの配管に当らないか又は当ったとし
てもプロテクタで覆われた箇所であるから、ドレンカッ
トを生じさせることもない。
このようにドレンが排出された後に、移動装置及び回転
装置が作動し、ランスチューブは回転しりつボイラの配
管の隙間内に入って行く。
そして先端から高圧蒸気を噴出させて、ボイラ配管等に
付着した煤等を除去する。
ランスチューブは突出し切ると今度は復動作を開始し、
回転しつつ、かつ高圧蒸気を噴出しつつ筒状ケーシング
内に戻る。
そして次の清掃指令を待つことになる。
〔実 施 例〕
第1図ないし第6図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。
第1図ないし第3図で示されるように、リトラクタブル
スーツプロワ14はボイラの配管の隙間10に出入り可
能なランスチューブ15と、上記隙間10外にあって上
記ランスチューブ15内に相対的に出入り可能であると
ともに高圧蒸気を上記ランスチューブ15内に供給する
フィードチューブ16と、該フ)−ドチューブ16を上
記隙間10外にて格納する筒状ケーシング17と、上記
ランスチューブ15を保持して上記筒状チーシンク1フ
内を往復動するトラベリングボックス18と、該トラベ
リングボックス18内に収納され、該トラベリングボッ
クス18に対して上記ランスチューブ15を回転せしめ
る回転装置と、上記トラベリングボックス18を上記筒
状ケーシング17内にて往復動させる移動装置と、上記
フィードチューブ16への高圧蒸気の供給を断続するヘ
ッド弁19とを備えている。
ランスチューブ15の先端には、第7図で示されるラン
スチューブ5におけると同様にチェープ壁の相反する箇
所に蒸気噴出孔3.4が設けられている。
このため、蒸気は2つの蒸気噴出孔3.4から相反する
方向に放射状に噴出することとなる。
フィードチューブ16は筒状ケーシング17内にて片持
状に支持されており、ランスチューブ15とテレスコー
プ状に係合している。
筒状ケーシング17は、この場合角筒状であり、建屋の
梁等に支持され、その後部上側にはモータ20等が設置
されている。
このモータ20からの動力は筒状ケーシング17内に設
置された2つのスプロケット21.22に夫々伝達され
るようになっている。また各動力伝達経路中には夫々電
磁クラッチ(図示せず)が介設されている。
トラベリングボックス18はランスチューブ15の後端
と気密的に結合すると共にフィードチューブ16を抱持
する如く該フィードチューブ16の外周とも気密的に接
触している。
このため、ランスチューブ15がフィードチエ−7’1
6に対しどの位置にあっても常にフィードチューブ16
から高圧蒸気の供給を受けることになる。
またトラベリングボックス18は、ランスチューブ15
と一体化すると共にフィードチューブ16の外周と密接
する内周部23と、該内周部23を囲繞する外周部24
とからなっている。
そして、内周部23にはウオームホイール25が固定さ
れ、外周部24にはウオームホイール25と噛み合うウ
オーム26が軸支されている。
このため、ウオーム26が回転するとランスチューブ1
5はフィードチューブ16に対して回動することになる
回転装置は、上記ウオーム26及びウオームホイール2
5の他に、ウオーム26の軸に固着されたスプロケット
27、該スプロケット27に巻回されるチェノ28等を
備えてなっている。
チェ728は筒状ケーシング18内にその一側壁に沿っ
て無端状に配置されている。
このチェ728は電磁クラッチがONになるとモータ2
0によって駆動され、その結果ウオーム26が回転して
前述の如くランスチューブ15が回転することになる。
移動装置は、筒状ケーシング17内にその他側壁に沿っ
て無端状に配置されたチェ729、筒状ケーシング17
の両側壁に固定されたガイド部材30等を備えてなって
いる。
そして、このチェ729はトラベリングボックス18に
連結され、またガイド部材30の溝内にはトラベリング
ボックス18に設けられたローラ31がはまっている。
これにより電磁クラッチがONになると、モータ20に
よってチェ729が駆動し、その結果トラベリングボッ
クス18はフィードチューブ16に沿って移動すること
になる。
また、移動装置はケーシング17の前後部に夫々配置さ
れたリミットスイッチ32.33モ含んでなり、前側の
リミットスイッチ32は逆転用スイッチとしてまた後側
のリミットスイッチ33は停止用スイッチとして機能す
るようになっている。
このため、トラベリングボックス18は2つのリミット
スイッチ32.33の間隔分だけ往復動し、従ってラン
スチューブ15もその間隔分だけケーシング17に出入
りすることとなる。
ヘッド弁19は第7図で示されると同様な構造であるが
、その開閉には第4図及び第5図で示されるようなリン
ク装置が用いられる。
これらの図において、符号34は筒状ケーシング17に
対し定位置に設けられた軸を示し、該軸34にはヘッド
弁19の弁棒35を押すためのレバー36が回動可能に
取り付けられている。
また上記軸34には上記レバー36を押すためのボルト
37を備えたリンク38の一端が枢支され、該リンク3
8の他端にはロッド39の一端が枢着されている。
ロッド39は筒状ケーシング17の長手方向に沿って伸
びており、その他端は円盤40に設けられた偏心ピン4
1に枢着されている。
円盤41は筒状ケーシング17の上壁と同一面上にて回
動可能に該土壁に対して保持されており、その下面には
筒状ケーシング17内に突出する略C字形の爪部材42
が固着されている。
またpラド39は筒状ケーシング17に対して2つのス
プリング43.44により両方向に付勢可能に保持され
ている。
一方、トラベリングボックス18には上記爪部材42の
2つの先端部45.46のいずれかに当接しうるピン4
7が固定されている。
これにより移動装置が駆動し、トラベリングボックス1
8が筒状ケーシング17後部から前部に向って進行を開
始すると、上記ピン47が爪部材42の一方の先端部4
5に当り、円盤40を回動せしめる。このためロッド3
9はトラベリングボックス18の進行方向に引張られ、
その後部のリンク38のボルト37を回動せしめる。ボ
ルト37はそのためレバー36を押すことになり、レバ
ー36はヘッド弁19の弁棒35を押し下げてヘッド弁
19を開かせる。
この状態は、ロッド39と円盤40とを結ぶピン41が
円盤40の右端48(第5図)を越えるまで回動するこ
とにより、スプリング43の引張りにより保持され、爪
部材42に逆方向の力が加わることにより解消する。
なお、符号49は円盤40が必要以上に回転することが
ないようにするためのストッパビンを示している。
トラベリングボックス18が筒状ケーシング17の前部
に到達した後、引き返してくると、そのビン47は爪部
材42のもう一方の先端部46に当るこ、とになる。
このため円盤40は逆方向に回動し、ロッド39はスプ
リング43によって後方に引かれ、従ってヘッド弁19
はレバー16により、押されなくなって高圧蒸気の通路
を遮断することとなる。
第1図及び第2図で示されるように、筒状ケーシング1
7の後部には下記部材からなる蒸気噴出孔3.3の角度
位置検出装置が設置されている。符号50はリミットス
イッチを示しており、該スイッチ50は筒状ケーシング
17の底部に設置されている。
符号51はこのリミットスイッチ50ヲ筒状ケーシンク
17下に保持するためのブラケットを示している。
またこのブラケット51の近傍には他のブラケット52
が設置されており、該ブラケット52にレバー53が軸
54を介して枢支されている。
該レバー53は外力が作用しないときはその下部がリミ
ットスイッチ50のスイッチレバー55に対向しており
、また上部は筒状ケーシング17内に突出している。
一方、トラベリングボックス18の内周部23の後部に
はフランジ56が固定されており、該フランジ56には
ローラ57が設置されている。
従ってローラ57はランスチューブ150回転と共にフ
ィードチューブ16のまわりを公転するが、該ローラ5
7が最下位置に来たときに上記レバー53の上部に当っ
て該レバー53を軸54のまわりで回動せしめる。該レ
バー53は回動すると、その下部にてリミットスイッチ
50のスイッチレバー55を押えることとなる。
このようなローラ57がレバー53を押すときのランス
チューブ150角度位置は該ランスチューブ15の蒸気
噴出孔3,4がボイラの配管に対向しないか又は配管に
施されたプロテクタに対向するとぎに対応せしめられて
いる。
なお、蒸気噴出孔3.4の角度位置とスイッチレバー5
5との位置関係を調節するためローラ57の取付位置は
変換可能になっている。符号58はその位置替えのため
多数設けられたボルト孔を示している。
以上蒸気噴出孔が一定方向に向いていることを検知する
装置を示したが、これに限定されるものではなく、ラン
スチューブの回転角度に関係する全ての部材(例えば駆
動ギヤの回転角)を利用して蒸気噴出孔の角度位置を検
知する事が可能なことは勿論である。
次に上記スーツブロア14の作動について第6図のフロ
ーチャートに従って説明する。
マススーツブロア14のスイッチをONにすると、モー
タ20が起動し、移動装置の電磁クラッチがつながれる
このためトラベリングボックス18は筒状ケーシング1
7前部に向って前進を開始し、途中でヘッド弁19を開
閉するための爪部材42に当って該ヘッド弁19を開か
せる。
またトラベリングボックス18の始動と同時ニタイマが
始動し、ヘッド弁19が開かれた直後項に移動位置の電
磁クラッチを切る。
そして同時に他のタイマが始動し、所定隙間経過後、上
記電磁クラッチを再びONにし、さらに回転装置の電磁
クラッチもONにする。
従って、上記2つのタイマの設定時間中高圧蒸気がラン
スチューブ15の蒸気噴出孔3.4から噴出し、ドレン
切りを行なう。
なお、このドレン切りの際、前述の理由から、ランスチ
ー−ブ15の蒸気噴出孔3,4はボイラの配管1に対向
しない角度位置又はプロテクタ13で覆われた配管部分
に対向する角度位置にある。
このためドレンはドレンカットを生じさせることなく予
め除去されることになる。
ドレン切りを終え、上記の如く2つの電磁クラッチがO
Nになると、スーツブー−が開始される。すなわち、ラ
ンスチューブは前進及び回転をしつつボイラ配管10ト
ンネル状隙間10内に入り、蒸気噴出孔3,4から高圧
蒸気を放射状に噴出する。
やがてトラベリングボックス18が逆転用リミットスイ
ッチ32を押すとモータ20は逆転し、従ってトラベリ
ングボックス18は回転しつつ逆方向に移動してランス
チューブ15をボイラ外へ引き抜き、爪部材42を逆方
向へ回転させ、ヘッド弁19を閉じさせる。
このように、ランスチューブ15が一往復する間に高圧
蒸気の噴射によりボイラの配管1に付着した煤等の除去
がなされる。
この後、トラベリングボックス15により停止用リミッ
トスイッチ33が押されると移動装置の電磁クラッチが
切れ、トラベリングボックス18は定位置で回転のみ続
行する。
この回転によってローラ57が筒状ケーシング17下の
レバー53を押すとリミットスイッチ50が働いて回転
装置の電磁クラッチを切る。
この結果、ランスチューブ15は前述の如くその蒸気噴
出孔3.4がボイラの配管に対向しないか又は配管プロ
テクタ1こ対向する角度位置にて停止し、次のスイッチ
操作を待つこととなるO なお、スーツブロワのスイッチONによってまず回転装
置の電磁クラッチをつなぎ、蒸気噴出孔が上記角度位置
となったところで該クラッチを切るようにしてもよいも
のである。
また、フィードチューブ16に至る蒸気供給源からの蒸
気供給管には小開又は全開の切り替えを行ないうる電動
弁を設け、ドレン切りの時に小開とし、清掃の時に全開
とするようにもできる(図示せず)。
〔発明の効果〕
本発明は以上のような構成からなり、ボイラ清掃の開始
に先立ち蒸気をボイラ配管と対向しない方向に噴射して
ドレンを除去するので、将来生じ易かったドレンカット
現象を完全に防止することができる。
また、ドレン除去には清掃用蒸気を利用できるので、ド
レンカット用のエネルギ源等を側段必要としないという
利点かある。
また、従来ボイラ配管に設置されていたプロテクタは不
要となるか、あるいはドレン切りの際蒸気がかかり易い
箇所にのみ設ければよいのでプロテクタの節約としない
コストダウンを図ることができる。
さらに、本発明のリトラクタブルスーツブロワは従来の
ものにリミットスイッチ等を付設することによって構成
されるから、改造に手間のかからないという利点もある
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係るリトラクタブルスー
ツブロワの一実施例を示し、第1図はスーツブロワ後部
の部分切欠垂直断面図、第2図は部分切欠左側面図、第
3図は全体の斜視図、第4図及び第5図はヘッド弁開閉
用のリンク装置を示し、第4図はその部分切欠側面図、
第5図は部分切欠平面図、第6図はスーツ7”l=ワの
動作を示すフローチャート、第7図は従来のスーツブロ
ワの概略図、第8図はボイラの配管の正面図、第9図は
第8図の■−X線断面図、第10図はプロテクタの施さ
れた配管部分の正面図である。 1:ボイラの配管、3.4:蒸気噴出孔、14ニス−ツ
ブロワ、15:ランスチューブ、16:フィードチュー
ブ、17:ケーシング、18ニドラベリングボツクス、
19:ヘッド弁、20:モータ、23:内周部、24:
外周部、25:ウオームホイール、26:ウオーム、2
8:回転装置のチェ7.29:移動装置のチェ7.50
:回転停止用リミットスイッチ、53ニレバー、54:
軸、57:出 願 人  王子製紙株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リトラクタブルスーツブロワによるボイラ内の清
    掃に際し、該ブロワのランスチューブの蒸気噴出孔をボ
    イラの配管に対向しない方向に指向させ、次いで該蒸気
    噴出孔から蒸気を噴出させてドレン切りを行ない、しか
    る後ランスチューブに往復直線運動及び回転運動をさせ
    つつ蒸気噴出孔から蒸気を噴出させることを特徴とする
    リトラクタブルスーツブロワの作動方法。
  2. (2)ドレン切りの蒸気は清掃用の蒸気よりも流量を小
    さくする請求項1記載のリトラクタブルスーツブロワの
    作動方法。
  3. (3)ボイラの配管の隙間に出入り可能な、周壁の相反
    する箇所に蒸気噴出孔が設けられた ランスチューブと、上記隙間外にあって上記ランスチュ
    ーブ内に相対的に出入り可能であるとともに高圧蒸気を
    上記ランスチューブ内に供給するフィードチューブと、
    該フィードチューブを上記隙間外にて格納するケーシン
    グと、上記ランスチューブを保持して上記 ケーシング内を往復動するトラベリングボックスと、該
    トラベリングボックス内に収納され、該トラベリングボ
    ックスに対して上記ランスチューブを回転せしめる回転
    装置と、上記トラベリングボックスを上記ケーシング内
    にて往復動させる移動装置と、上記フィードチューブへ
    の高圧蒸気の供給を断続するヘッド弁とを備えたリトラ
    クタブルスーツブロワにおいて、上記ランスチューブが
    上記ケーシング内に復帰した状態にあり、かつ該ランス
    チューブの蒸気噴出孔が、ボイラの配管に対向しない角
    度位置またはプロテクタで覆われた配管部分に対向する
    角度位置に来たことを検知すると、上記回転装置に対し
    て停止信号を発する蒸気噴出孔の角度位置検出装置が所
    定箇所に設置されていることを特徴とする上記リトラク
    タブルスーツブロワ。
JP6131588A 1988-03-15 1988-03-15 リトラクタブルスーツブロワの作動方法及びその方法を使用するリトラクタブルスーツブロワ Pending JPH01234711A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534439A (ja) * 2016-10-18 2019-11-28 ジースコ カンパニー リミテッド スーツブロワおよびこれを用いたチューブ型熱交換器の洗浄方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019534439A (ja) * 2016-10-18 2019-11-28 ジースコ カンパニー リミテッド スーツブロワおよびこれを用いたチューブ型熱交換器の洗浄方法
US11262146B2 (en) 2016-10-18 2022-03-01 Geesco Co., Ltd. Soot blower and method of cleaning tubular heat exchanger by using the same

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