JPH01233007A - 複合線の製造方法 - Google Patents
複合線の製造方法Info
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- JPH01233007A JPH01233007A JP5789688A JP5789688A JPH01233007A JP H01233007 A JPH01233007 A JP H01233007A JP 5789688 A JP5789688 A JP 5789688A JP 5789688 A JP5789688 A JP 5789688A JP H01233007 A JPH01233007 A JP H01233007A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明はアルミニウム(A、e)を被覆した線状磁性体
である複合線の製造方法に関し、特に、送配電線に巻付
けられ、そのヒステリシス損又は渦電流損により発熱し
て送配電線の着雪又は着氷を融解する融雪線に好適の複
合線を製造する方法に関する。
である複合線の製造方法に関し、特に、送配電線に巻付
けられ、そのヒステリシス損又は渦電流損により発熱し
て送配電線の着雪又は着氷を融解する融雪線に好適の複
合線を製造する方法に関する。
[従来の技術]
冬期には、寒冷地において、架空送配電線に着雪・着氷
があり、これが成長すると、電線重量の増大及び風圧荷
重の増大を招来する。そして、この着氷雪により電線の
破断又は鉄塔の倒壊等の重大事故が発生する虞れがある
と共に、着氷雪の落下により人間及び農地作物等に対す
る損傷の虞れがある。
があり、これが成長すると、電線重量の増大及び風圧荷
重の増大を招来する。そして、この着氷雪により電線の
破断又は鉄塔の倒壊等の重大事故が発生する虞れがある
と共に、着氷雪の落下により人間及び農地作物等に対す
る損傷の虞れがある。
そこで、着雪・着氷の防止対策として、キューリー点が
常温以下である融雪線を送配電線に巻付け、降雪時にこ
′の融雪線が強磁性体になってそのヒステリシス損又は
渦電流損により発熱することを利用して送配電線に付着
した雪を融解する技術がある。
常温以下である融雪線を送配電線に巻付け、降雪時にこ
′の融雪線が強磁性体になってそのヒステリシス損又は
渦電流損により発熱することを利用して送配電線に付着
した雪を融解する技術がある。
本願出願人は、このような融雪線として、磁性金属線材
の表面に導電性金属を被覆したものを提案した(特開昭
58−224511)。この複合線からなる融雪線は従
来の単線磁性合金線からなる融雪線に比して製造時の熱
処理又は加工条件による磁気特性の劣化が回避され、優
れた磁気特性を有する。
の表面に導電性金属を被覆したものを提案した(特開昭
58−224511)。この複合線からなる融雪線は従
来の単線磁性合金線からなる融雪線に比して製造時の熱
処理又は加工条件による磁気特性の劣化が回避され、優
れた磁気特性を有する。
この複合線は、Fe−Ni系合金を芯線とし、この芯線
にアルミニウム管を嵌合した後、伸線加工することによ
り製造される。
にアルミニウム管を嵌合した後、伸線加工することによ
り製造される。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、この従来の複合線の製造方法においては
、特に、アルミニウムとFe−Ni系の合金とを接合す
ることが難しいため、芯線と被覆材との間にインサート
材を使用して伸線加工する必要があるという問題点があ
る。
、特に、アルミニウムとFe−Ni系の合金とを接合す
ることが難しいため、芯線と被覆材との間にインサート
材を使用して伸線加工する必要があるという問題点があ
る。
なお、Fe−Ni合金芯線の表面にアルミニウム被覆材
を被覆して長尺の複合線を製造する方法として、連続押
出法もあるが、この方法は生産性は高いものの、作業ラ
インが長くなると共に歩留が低いという欠点を有する。
を被覆して長尺の複合線を製造する方法として、連続押
出法もあるが、この方法は生産性は高いものの、作業ラ
インが長くなると共に歩留が低いという欠点を有する。
芯線が一般的な鋼材のように安価である場合には、歩留
が低いことは製造コストに大きな影響を与えないが、上
述の融雪線のように磁性合金からなる芯線にアルミニウ
ムを被覆するような場合には、歩留が低いことが製造コ
ストを上昇させる要因になる。
が低いことは製造コストに大きな影響を与えないが、上
述の融雪線のように磁性合金からなる芯線にアルミニウ
ムを被覆するような場合には、歩留が低いことが製造コ
ストを上昇させる要因になる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
芯線と被覆材との間に十分に高い接合強度が得られると
共に、製造工程が簡略化されて製造コストが低減された
複合線の製造方法を提供することを目的とする。
芯線と被覆材との間に十分に高い接合強度が得られると
共に、製造工程が簡略化されて製造コストが低減された
複合線の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る複合線の製造方法は、Fe−Ni合金芯線
及びテープ状のAl被覆材の接合面を研磨し、次いで、
被覆材を芯線に被覆して複合体を得た後、この複合体を
300乃至500℃の温度に20分以上加熱して熱処理
し、その後、加圧した潤滑剤を供給しつつ複合体を冷間
伸線する。
及びテープ状のAl被覆材の接合面を研磨し、次いで、
被覆材を芯線に被覆して複合体を得た後、この複合体を
300乃至500℃の温度に20分以上加熱して熱処理
し、その後、加圧した潤滑剤を供給しつつ複合体を冷間
伸線する。
この芯線としては、0.5乃至15重量%のNi、0.
2乃至2重量%のSi及び0.1乃至3重量%のMnを
含有し、残部がFe及び不可避的不純物であるFe−N
i合金と、32乃至50重量%のNi、5重量%以下の
Cr及び2重量%以下のSiを含有し、残部がFe及び
不可避的不純物であるFe−Ni合金とがある。
2乃至2重量%のSi及び0.1乃至3重量%のMnを
含有し、残部がFe及び不可避的不純物であるFe−N
i合金と、32乃至50重量%のNi、5重量%以下の
Cr及び2重量%以下のSiを含有し、残部がFe及び
不可避的不純物であるFe−Ni合金とがある。
[作用]
本発明においては、芯線及びテープ状被覆材の接合面を
研磨した後、被覆材を芯線に被覆して複合体を得、次い
で、この複合体を300乃至500℃の温度に20分以
上加熱して熱処理する。その後、加圧した潤滑剤を供給
しつつ前記複合体を冷間伸線するから、芯線と被覆材と
がインサート材なしで高強度で接合される。また、製造
歩留も高く、低コストで複合線を製造することができる
。
研磨した後、被覆材を芯線に被覆して複合体を得、次い
で、この複合体を300乃至500℃の温度に20分以
上加熱して熱処理する。その後、加圧した潤滑剤を供給
しつつ前記複合体を冷間伸線するから、芯線と被覆材と
がインサート材なしで高強度で接合される。また、製造
歩留も高く、低コストで複合線を製造することができる
。
[実施例]
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して具
体的に説明する。
体的に説明する。
先ず、本実施例方法においては、所定の組成を有するF
e−Ni合金からなる芯線の表面をブラシ等により研磨
する。また、純度が99.0重量%以上のアルミニウム
からなるテープ状の被覆材の表面もブラシ等により研磨
する。これにより、芯線及び被覆材の表面酸化物等を除
去し、接合面を清浄化する。
e−Ni合金からなる芯線の表面をブラシ等により研磨
する。また、純度が99.0重量%以上のアルミニウム
からなるテープ状の被覆材の表面もブラシ等により研磨
する。これにより、芯線及び被覆材の表面酸化物等を除
去し、接合面を清浄化する。
そして、芯線を一方向に供給しつつテープ状の被覆材を
その長手方向を芯線の軸方向に一致させて所謂縦添えし
、ロールフォーミング法によって被覆材をその長手方向
に沿う中心軸の周りに湾曲させて芯線に被覆する。そし
て、この被覆材の幅方向両端部の付き合わせ縁を、例え
ば、TIG溶接により溶接する。
その長手方向を芯線の軸方向に一致させて所謂縦添えし
、ロールフォーミング法によって被覆材をその長手方向
に沿う中心軸の周りに湾曲させて芯線に被覆する。そし
て、この被覆材の幅方向両端部の付き合わせ縁を、例え
ば、TIG溶接により溶接する。
次いで、この芯線の周囲に被覆材が被覆された複合体を
300乃至500℃の温度に20分以上加熱して熱処理
する。具体的には、例えば、この6一 複合体をN2カス雰囲気中で320°Cに4時間加熱し
て熱処理する。
300乃至500℃の温度に20分以上加熱して熱処理
する。具体的には、例えば、この6一 複合体をN2カス雰囲気中で320°Cに4時間加熱し
て熱処理する。
その後、第1図に示す強制潤滑式冷間伸線装置により、
加圧した潤滑油を供給しつつ複合体を冷間伸線する。
加圧した潤滑油を供給しつつ複合体を冷間伸線する。
この伸線装置においては、ダイス箱1内にブレーキタイ
ス2及び引抜きダイス3かその軸方向を一致させて設置
されている。このダイス2,3は複合線4の引抜方向5
の夫々入口側及び出口側に配設されており、各ダイス2
.3の入口側及び出口側の部分が若干拡径している。ダ
イス箱1の中央には高圧油の通流道6が設けられており
、この通流道6を介して加圧された高圧の潤滑油がダイ
ス2,3間の領域に供給される。
ス2及び引抜きダイス3かその軸方向を一致させて設置
されている。このダイス2,3は複合線4の引抜方向5
の夫々入口側及び出口側に配設されており、各ダイス2
.3の入口側及び出口側の部分が若干拡径している。ダ
イス箱1の中央には高圧油の通流道6が設けられており
、この通流道6を介して加圧された高圧の潤滑油がダイ
ス2,3間の領域に供給される。
複合線4はブレーキタイス2に送り込まれ、引抜ダイス
3から引抜かれる。そして、このダイス2.3と複合線
4との間に、例えば、5000乃至10000気圧の高
圧潤滑油が供給されて潤滑される。
3から引抜かれる。そして、このダイス2.3と複合線
4との間に、例えば、5000乃至10000気圧の高
圧潤滑油が供給されて潤滑される。
これにより、複合線は、例えば、断面減少率が80%で
伸線加工され、例えば、直径が2.5龍の複合線が製造
される。
伸線加工され、例えば、直径が2.5龍の複合線が製造
される。
本実施例においては、芯線及び被覆材を研磨した後被覆
材を芯線に被覆して複合体を得、この複合体を300乃
至500℃に20分以上加熱して熱処理した後、加圧し
た高圧の潤滑油を供給しつつ冷間伸線するから、芯線と
被覆材とが強固に接合される。しかも、インサート材を
使用しないので工程が簡素であり、製造が容易であると
共に、芯線と被覆材との界面にインサート材が存在しな
いため磁気特性が向上する。また、熱間で伸線加工しな
いから、芯線と被覆材との間に磁気特性を劣化させるA
lの化合物が生成することもない。
材を芯線に被覆して複合体を得、この複合体を300乃
至500℃に20分以上加熱して熱処理した後、加圧し
た高圧の潤滑油を供給しつつ冷間伸線するから、芯線と
被覆材とが強固に接合される。しかも、インサート材を
使用しないので工程が簡素であり、製造が容易であると
共に、芯線と被覆材との界面にインサート材が存在しな
いため磁気特性が向上する。また、熱間で伸線加工しな
いから、芯線と被覆材との間に磁気特性を劣化させるA
lの化合物が生成することもない。
本発明においては、芯線として、0.5乃至15重量%
のNi、0.2乃至2重量%のSi及び0.1乃至3重
量%のMnを含有するFe−Ni合金線又は32乃至5
0重量%のNi、5重量%以下のCr及び2重量%以下
のSiを含有するFe−Ni合金線を使用する。
のNi、0.2乃至2重量%のSi及び0.1乃至3重
量%のMnを含有するFe−Ni合金線又は32乃至5
0重量%のNi、5重量%以下のCr及び2重量%以下
のSiを含有するFe−Ni合金線を使用する。
本願第1発明においては、芯線として、0.5乃至15
重量%のNi、0.2乃至2重量%のSl及び0.1乃
至3重量%のMnを含有するFe−Ni合金線を使用す
る。
重量%のNi、0.2乃至2重量%のSl及び0.1乃
至3重量%のMnを含有するFe−Ni合金線を使用す
る。
Si及びNiは純鉄中に添加することにより、その保磁
力を低下させ、透磁率を上昇させる元素である。Si含
有量が0.2重量%未満、Ni含有量が0.5重量%未
満の場合はこのような効果が得られない。また、Ni含
有量が15重量%を超えると、この効果が低減してしま
うのに加え、最大磁束密度が低下し、十分な発熱を期待
することができない。更に、Siを2重量%を超えて添
加すると、加工性が阻害され、健全な線材を得ることが
できない。更にまた、Mnは不純物として通常鉄中に約
0.3重量%存在する元素であるが、このMnを0.1
重量%未満に低減することは製造コスl〜を著しく高め
てしまう。また、Mn含有量が3重量%を超えて高くな
ると、磁気特性が劣化し、発熱量が低下するため、融雪
線としての用途上好ましくないと共に、加工性も劣化す
る。このため、Mn含有量は0,1乃至3重量%にする
。
力を低下させ、透磁率を上昇させる元素である。Si含
有量が0.2重量%未満、Ni含有量が0.5重量%未
満の場合はこのような効果が得られない。また、Ni含
有量が15重量%を超えると、この効果が低減してしま
うのに加え、最大磁束密度が低下し、十分な発熱を期待
することができない。更に、Siを2重量%を超えて添
加すると、加工性が阻害され、健全な線材を得ることが
できない。更にまた、Mnは不純物として通常鉄中に約
0.3重量%存在する元素であるが、このMnを0.1
重量%未満に低減することは製造コスl〜を著しく高め
てしまう。また、Mn含有量が3重量%を超えて高くな
ると、磁気特性が劣化し、発熱量が低下するため、融雪
線としての用途上好ましくないと共に、加工性も劣化す
る。このため、Mn含有量は0,1乃至3重量%にする
。
一つ−
また、本願第2発明においては、32乃至50重量%の
Ni、5重量%以下のCr及び2重量%以下のSiを含
有するFe−Ni合金線を使用する。
Ni、5重量%以下のCr及び2重量%以下のSiを含
有するFe−Ni合金線を使用する。
この組成の芯材は低キユーリー点のものである。
この場合に、Niの組成範囲が上記範囲から外れると、
最大磁束密度が低下し、十分な発熱量を得ることはでき
ない。また、Crはキューリー点を低下させるのに有効
な元素であるが、Cr含有量が多くなると最大磁束密度
の低下も促し、更に5重量%を超えて添加すると発熱量
も低下してしまう。このため、(、r含有量は5重量%
以下にする。
最大磁束密度が低下し、十分な発熱量を得ることはでき
ない。また、Crはキューリー点を低下させるのに有効
な元素であるが、Cr含有量が多くなると最大磁束密度
の低下も促し、更に5重量%を超えて添加すると発熱量
も低下してしまう。このため、(、r含有量は5重量%
以下にする。
Siは鉄の保磁力を低下させ、透磁率を上昇させるが、
Si含有量が2重量%を超えると加工性が阻害されるの
で、Si含有量は2重量%以下にする。
Si含有量が2重量%を超えると加工性が阻害されるの
で、Si含有量は2重量%以下にする。
また、被覆材としては、純度が99.0重量%以上のA
々テープを使用する。
々テープを使用する。
被覆材テープの純度が99.0重量%以上であるのは、
複合線には80乃至90%という強加工を施すため、テ
ープの材質としては加工性に影響がない程度の高純度の
ものを使用する必要があるからである。
複合線には80乃至90%という強加工を施すため、テ
ープの材質としては加工性に影響がない程度の高純度の
ものを使用する必要があるからである。
次に、本発明の実施例方法により実際に複合線を製造し
た結果について説明する。
た結果について説明する。
Ni;10重量%、Si;0.2重量%、Mn;1.2
重量%及び残部Feの組成を有し、線径が81の線状磁
性体を芯線とし、この芯線の表面をブラシで研磨すると
共に、厚さが0.7mmのAlテープをブラシで表面研
磨する。そして、このAlテープを前記芯線に縦添えし
、フォーミングロールで磁性芯線を包被するようにして
Afflテープの側縁部を順次円形に成形加工した後、
テープ付合わせ端部をTIG溶接してAffl被覆磁性
線複合体を作製した。
重量%及び残部Feの組成を有し、線径が81の線状磁
性体を芯線とし、この芯線の表面をブラシで研磨すると
共に、厚さが0.7mmのAlテープをブラシで表面研
磨する。そして、このAlテープを前記芯線に縦添えし
、フォーミングロールで磁性芯線を包被するようにして
Afflテープの側縁部を順次円形に成形加工した後、
テープ付合わせ端部をTIG溶接してAffl被覆磁性
線複合体を作製した。
次いで、このAρ被覆磁性線複合体をN2ガス雰囲気中
で320℃に4時間加熱処理し、その後強制潤滑伸線方
式により2,5關径まで冷間伸線し、Aρ被覆材と磁性
芯線とを完全に接合させて磁性複合線を得た。
で320℃に4時間加熱処理し、その後強制潤滑伸線方
式により2,5關径まで冷間伸線し、Aρ被覆材と磁性
芯線とを完全に接合させて磁性複合線を得た。
一方、比較例としてN2ガス雰囲気中での熱処理工程を
省略した方法により、2.5mm径の磁性複合線を作製
した。
省略した方法により、2.5mm径の磁性複合線を作製
した。
これらの2種類の線材について、夫々長さが30+am
のサンプルを作製し、このサンプルに5tの荷重を加え
て線材を直径方向に圧縮変形させ、Aρ被覆材と磁性芯
線との間の接合状態を調べた。
のサンプルを作製し、このサンプルに5tの荷重を加え
て線材を直径方向に圧縮変形させ、Aρ被覆材と磁性芯
線との間の接合状態を調べた。
その結果、本発明の実施例に係る複合線は界面での剥離
は認められなかったが、比較例に係る複合線においては
界面でAlが剥離し、接合が不十分であった。
は認められなかったが、比較例に係る複合線においては
界面でAlが剥離し、接合が不十分であった。
[発明の効果]
本発明によれば、熱処理した後、冷間伸線するので、芯
線と被覆材とを極めて強固に接合することができると共
に、インサート材を使用しないので、工程が簡素であり
、製造コストが低い。また、芯線と被覆材との界面にイ
ンサート材が存在せず、更に、両者を熱間ではなく冷間
で伸線して接合するから接合面にアルミニウムの化合物
も存在しないので、接合強度が極めて高い。更に、本発
明は所定組成の芯線及び被覆材を使用するから、キュー
リー点が十分に低く融雪線として極めて有益である。
線と被覆材とを極めて強固に接合することができると共
に、インサート材を使用しないので、工程が簡素であり
、製造コストが低い。また、芯線と被覆材との界面にイ
ンサート材が存在せず、更に、両者を熱間ではなく冷間
で伸線して接合するから接合面にアルミニウムの化合物
も存在しないので、接合強度が極めて高い。更に、本発
明は所定組成の芯線及び被覆材を使用するから、キュー
リー点が十分に低く融雪線として極めて有益である。
第1図は本発明の実施例方法にて使用する強制潤滑式冷
間芯線装置を示す断面図である。 1;ダイス箱、2;ブレーキダイス、3;引抜きダイス
、4;複合線、5;引抜方向、6;通流道
間芯線装置を示す断面図である。 1;ダイス箱、2;ブレーキダイス、3;引抜きダイス
、4;複合線、5;引抜方向、6;通流道
Claims (2)
- (1) 0.5乃至15重量%のNi、0.2乃至2重
量%のSi及び0.1乃至3重量%のMnを含有し、残
部がFe及び不可避的不純物である芯線と、純度が99
.0重量%以上のAlからなるテープ状の被覆材との接
合面を研磨し、次いで、前記被覆材を芯線に被覆して複
合体を得た後、この複合体を300乃至500℃の温度
に20分以上加熱して熱処理し、その後、加圧した潤滑
剤を供給しつつ前記複合体を冷間伸線することを特徴と
する複合線の製造方法。 - (2)32乃至50重量%のNi、5重量%以下のCr
及び2重量%以下のSiを含有し、残部がFe及び不可
避的不純物である芯線と、純度が99.0重量%以上の
Alからなるテープ状の被覆材との接合面を研磨し、次
いで、前記被覆材を芯線に被覆して複合体を得た後、こ
の複合体を300乃至500℃の温度に20分以上加熱
して熱処理し、その後、加圧した潤滑剤を供給しつつ前
記複合体を冷間伸線することを特徴とする複合線の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5789688A JPH01233007A (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 複合線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5789688A JPH01233007A (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 複合線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01233007A true JPH01233007A (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=13068747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5789688A Withdrawn JPH01233007A (ja) | 1988-03-10 | 1988-03-10 | 複合線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01233007A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865052A (en) * | 1994-11-11 | 1999-02-02 | Ecoform Umformtechnik Gmbh | Method and device for forming and/or coating wire-shaped metal material |
KR100407151B1 (ko) * | 2001-11-09 | 2003-11-28 | 엘지전선 주식회사 | 습식 선재 신선장치 |
-
1988
- 1988-03-10 JP JP5789688A patent/JPH01233007A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5865052A (en) * | 1994-11-11 | 1999-02-02 | Ecoform Umformtechnik Gmbh | Method and device for forming and/or coating wire-shaped metal material |
KR100407151B1 (ko) * | 2001-11-09 | 2003-11-28 | 엘지전선 주식회사 | 습식 선재 신선장치 |
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