JPH01232945A - 外科用手術装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は超音波プローブ等の切除手段と併設され、吸引
による対象部位への固定手段を設けた外科用手術装置に
関する。

［従来の技術１ 従来、関節手術は主として切開法で行われていた。例え
ば、代表的な関節の手術は、膝蓋骨上の腫瘍を除去した
り、膝関節から破損した軟骨等を切除すること等である
が、大きな切開を必要としていた。このため、切開によ
る外傷、苦痛等によって直るまでに多（の時間を要する
という欠点を有していた。

又、関節腔内の半月等の軟骨とか、弾力性のある部位を
切除しなければならない場合のように、狭い腔内の組織
の切除には適さない。

このため、近年、関節鏡の観察のちとで、切開を行うこ
となく、小さな穿刺孔を設け、該穿刺孔にプローブを挿
入して、プローブの先端に設けた切除部にて被切除部位
を切除する外科用手術装置が提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、従来の手術装置で、例えば半月等の軟骨とか
弾力性のある組織部位を切除しにつとした場合、切除部
を押し当てると、被切除部位が逃げてしまい、切除が行
いにくい場合があった。

このため、例えば超音波を利用して切除手段を形成する
ことが考えられる。この超音波を利用した先行例として
、本出願人は特開昭６２−１２７０４２号にて超音波砕
石プローブを提案した。このプローブは、砕石のための
手段であり、このままではｗｉ械を切除するのに適した
ものでない。

本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、切除
部を押し当てた場合に被切除部が逃げることなく確実に
切除できる外科用手術装置を提供することを目的とする
。

［問題点を解決する手段及び作用］ 本発明では手元側が吸引手段に接続される管状部材の先
端に、吸引路と連通ずる１つ以上の吸引孔を設けた吸引
管部材と、該吸引孔の近くで切除用刃先を進退自在に設
けた切除手段とにより外科用手術装置を形成することに
より、前記吸引孔を被切除部位に接触させた状態で吸引
を行うことにより、被切除部位を吸引孔部分で吸引保持
でき、この保持状態で切除用刃先を前進させると、保持
された被切除部位を確実に切除できる。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例係り、第１図
（ａ）は第１実施例の先端側の構造を示す断面図、第１
図（ｂ）は同図（ａ）の平面図、第２図は第１実施例の
装置全体の構成図、第３図は第１実施例の使用例を示す
説明図である。

第２図に示すように第１実施例の外科用手術装置１は、
中空のシース２内に挿通され、切除手段ζなる超音波プ
ローブ３と、例えばこのシース２の外周面における長手
方向に接し、固定部材４にてシース２と共に固定された
吸引管５と、該吸引管５の手元側端部に可撓性チューブ
６を介して接続される吸引ポンプ７と、前記超音波プロ
ーブ３に電気ケーブル８を介して励振用高周波ドライブ
信号を出力する高周波電源９とから構成される。

上記超音波プローブ３は、中空のシース２内に挿通され
る中空又は中実の挿入部１１と、この挿入部１１の後端
に連設された大径の把持部１２とからなり、この把持部
１２の内部には超音波振動子１３が収納され、この超音
波撮動子１３はホーン１４を介して超音波伝達部材で形
成された挿入部１１と接続されている。しかして、この
超音波撮動子１３に高周波信号を印加することにより高
周波で励振し、ホーン１４を介して挿入部１１側に伝送
し、挿入部１１の先端をこの挿入部１１の軸方向（長手
方向）に縦撮動させることができるようにしである。

第１図に示すように上記挿入部１１の先端部には切除し
易い様に、例えば樹形状にした刃部１５が形成しである
。

ところで、上記シース２と共に固定された吸引管５は、
例えば円管状又は矩形管状の管部２１と、この管部２１
の先端に設けられた平坦部２２とからなり、この平坦部
２２における（シース２側となる）上面には前記管部２
１の中空部（吸引路）と連通し、吸引孔となる小孔２３
，２３．・・・が多数設けられた吸着面２４が形成しで
ある。

第２図に示すように、上記吸引管５の手元側端部は固定
部材４の中空部を経て吸引用口金２５と連通し、この口
金２５はチューブ６を介して吸引ポンプ７の吸引口と接
続され、この吸引ポンプ７の排出口は排出チューブ２６
と接続されている。

従って、この吸引ポンプ７の吸引動作を行わせることに
より、平坦部２２の小孔２３，２３．・・・が設けられ
た吸着面２４を被切除部位に押し当てると、多数の小孔
２３，２３．・・・を通しての吸引により、吸着面２４
を被切除部位に確実に吸着保持することができるように
しである。

尚、吸引ポンプ７の吸引のオン、オフは、例えばポンプ
７を側面に取付けた高周波電源９に接続できるフットス
イッチ２７にて切換えられるようにしである。

又、超音波プローブ３も、例えばその把持部１２に設け
たオン／オフスイッチ２８にて超音波撮動のオン、オフ
を制御できるようにしである。

この第１実施例による使用例を第３図を参照して以下に
説明する。

第３図は膝関節の半月板３１における肥大しすぎた部分
を切除予定線３２に沿って切除する様子を示す。

関節＃Ａ３３による観察のもとで、第１実施例の外科用
手術装＠１を挿入し、吸引管５の先端に設けた吸着面２
４を被切除部位に押し当てる。この場合、切除予定線３
２が吸着面２４の中央に位置し、この切除予定線３２が
超音波プローブ３の刃部１５の前方位置に臨む状態にな
ったとき、フットスイッチ２７を押圧して吸引ポンプ７
の吸引動作を行わせると、吸着面２４の中央に切除予定
線３２が臨む状態で、吸着面２４に、被切除部位が吸着
保持される状態になる。しかして、超音波プローブ３０
オン／オフスイツチ２８をオンすることにより、刃部１
５は長手方向に縦振動するので、この超音波プローブ３
を前方に移動すると、刃部１５が接触する被切除部位は
第３図（ａ）に示すように切除できる。この場合、刃部
１５の前方に位置する被切除部位は吸着面２４により吸
着保持され、逃げが防止されているので、刃部１５を前
方に移動すると、その刃部１５に接触する部位は確実に
切除できる。従って、第３図（ａ）に示すように刃部１
５の前方位置が切除予定線３２となるように設定して、
刃部１５を前方に移動Ｊれば、同図（ｂ）に示すように
切除予定線３２に沿って被切除部位を切除できる。

第４図は本発明の第２実施例における外科用手術装置４
１の先端側を示す。

上記第１実施例では、シース２の外側に、吸引管５を設
けていたが、この第２実施例では、シース４２内に超音
波プローブ４３と、吸引管５を挿通している。

この第２実施例では、上記超音波プローブ４３は円管状
又は矩形管状の挿入部４５の先端にメス型の刃部４６を
形成したもので構成しである。

また、この実施例における吸引管５は、第１実施例と同
様の構造であり、第１実施例と同符口で示しである。こ
の第２実施例の作用効果は上記第１実施例と同様である
。

第５図は本発明の第３実施例における超音波プローブ５
１の先端側を示す。この超音波プローブ５１は、挿入部
５２が例えば円管又は矩形管形状であり、その先端部に
はＶ字型の刃部５３が形成しである。しかして、この刃
部５３におけるＶ字型に切欠いた縁部を尖らせて切除刃
を形成してあり、このｖ字に入り込んだ組織片を切除で
きるようにしている。

第６図は本発明の第４実施例の外科用手術装置６１の先
端側を示す。

この実施例は、例えば第２実施例のようにシース４２内
に超音波プローブ６２と、吸引管６３を挿通している。

また、この吸引管６３は、管部６４の先端には上面側が
平坦となる平坦部６５を設けた吸着面が形成しである。

この平坦部６５は、例えば偏平状の管部６４と略等しい
幅の寸法であり、またこの管部６４の吸引路と連通し、
吸引保持するための小孔６６．６６、・・・と共に、刃
部６７が突出される中央部分にはスリット状開口６８が
設けたものにしである。

また、上記開口６８には超音波プローブ６２の先端側の
刃部６７が一部入り込む形状にしてあり、この刃部６７
を前方に移動することにより、上記スリット状間口６８
に入り込むようにして保持（固定）される組織片を切除
できるようにしている。

上記第４実施例では、平坦部６５に、小孔６６゜６６、
・・・を設けであるが、第７図に示す本発明の第５実施
例のようにスリット状開口６８のみを設けた吸引管６３
′にしても良い。尚、この場合のシース４２′は第６図
に示すシース４２より小径のものが使用できる。また、
この場合には開口６８を設けた面は平坦面にしても良い
し、平坦面に限らず曲面でも良い。

ところで、第７図に示す第５実施例をさらに発展させて
、第８図に示す構造にしても良い。

即ち、吸引により外バイブ（シース）７１０開ロ窓７２
内に組織７３端部又は縁部を入り込ませ、この開口窓７
２に喰ねえ込まれた状態の組織７３を外バイブ７１内に
嵌合し、少くとも開口窓７２を閉じるように摺動自在と
なる部分の端部に鋭角状の刃先部７４を形成した超音波
プローブ７５にて切除する構造にすることもできる。

つまり、第８図（ａ）に示すように、超音波プローブ７
５の先端を開口窓７２から退避させた状態で吸引して組
１１７３を吸引して窓７２内に入り込ませ、この状態で
超音波プローブ７５を前進させ、同図（ｂ）に示すよう
に窓７２内に入り込んだ組織７３を刃先部７４で切除す
ることができる。また切除した組織片は吸引路内を経て
排出口側に枯山できる。

尚、上述し７ｊ各実施例では切除手段として超音波プロ
ーブを用いているが、本発明はこれに限定されるもので
なく、刃先を前後動させることのできるものであれば良
く、例えばマニュアルで移動ザるものでも良い。また、
超音波的に移動するものでなく、リニアモータとか、ボ
イスコイルモータ等の移動手段を用いても良い。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、吸引手段と接続され
た吸引管の先端側の面に、吸引路と連通する孔を設けた
吸引保持手段を形成しであるので、この吸引保持手段を
切除しようと望む部位に接触さければ逃げてしまうこと
なく、吸引保持状態に設定でき、切除手段にて確実に切
除できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図（ａ）は第１実施例の先端側の構造を示寸断面図、第
１図（ｂ）は同図（ａ）の平面図、第２図は第１実施例
の装置全体の構成図、第３図は第１実施例の使用例を示
す説明図、第４図は本発明の第２実施例の先端側の構造
を示す断面図、第５図は本発明の第３実施例における超
音波プローブの先端側を示１側面図、第６図は本発明の
第４実施例の先端側を示す断面図、第７図は本発明の第
５実施例の先端側の断面図、第８図は本発明の第６実施
例の先端側を示す断面図である。 １・・・外科用手術装置　　２・・・シース３・・・超
音波プローブ　　５・・・吸引管７・・・ポンプ　　　
　　　１３・・・超音波振動子１５・・・刃部　　　　
　　２１・・・管部２２・・・偏平部　　　　　２３・
・・小孔２４・・・吸着面 第１図 第３図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）第４
図 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管路を設けた中空部材の先端側に１つ以上の吸引孔を有
   し、手元側を吸引手段に接続可能とする吸引管部材と、
   前記吸引孔の近くで刃先を移動自在に設けた切除手段と
   からなる外科用手術装置。