JPH01232881A - ビデオ信号回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ビデオ信号の黒レベルをクランプパルスに
よってクランプするビデオ信号回路に関する。

〔従来の技術〕

第４図は従来のビデオ信号回路を示す回路図であシ、図
において、１はビデオ信号の増幅器、２は増幅器１にバ
イアス電圧を供給するコンデンサ、３．４は抵抗器、５
は増幅器１の出力電圧と基準電圧この差をとる差動増幅
器、６は電圧電流変換器、７はクランプパルスによって
オン、オフするスイッチである。

次に動作について説明する。増幅器１に入力された第５
図（ａ）に示すようなビデオ信号は、コンデンサ２に蓄
えられた電荷に従ってバイアスされ、直流レベルが第５
図（ｅ）に示すように増幅される。

増幅された信号は、抵抗器３．４によシ分圧されて検出
される。この検出された電圧と予め設定された基準電圧
とは差動増幅器５に入力され、これらが互いに比較され
てその差分の電圧が出力される。さらに、この出力電圧
は、電圧電流変換器６によシ、電圧に比例した電流に変
換される。一方、スイッチγは、クランプパルスが入力
される期間に閉じ、上記電流をコンデンサ２に蓄えるよ
うに作用する。そして、全体としてフィードバックルー
プが形成されて、ビデオ信号の直流電位の変動分を補正
する様に働き、第５図（ｂ）に示すようなりランプパル
スが入力される期間、黒レベルを固定する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のビデオ信号回路は以上のように構成されているの
で、ビデオ信号が立上シ、立下シのエッヂの部分でリン
ギングを起こしやすいために、このリンギングの部分で
クランプパルスが入力されると、黒レベルが変動してし
まい、これに伴って輝度が変化したシ、コントラストボ
リューム等により輝度を変化させたとき、色度が変化す
るなどの問題点があった。

この発明は上記の様な問題点を解消するためになされた
もので、クランプパルスの入力にも拘わらず、黒レベル
を安定化できるビデオ信号回路を得ることを目的とする
。

〔課題を解決するための手段〕 この発明に係るビデオ信号回路は、ビデオ信号の黒レベ
ルをクランプするクランプパルスの入力タイミングをず
らすため、パルス遅延回路を設けたものである。

〔作用〕

この発明におけるパルス遅延回路は、ビデオ信号におけ
るリンギングの少ない位置まで、クランプパルスの入力
タイミングをずらすことによシ、黒レベルの変動をよシ
少なくするように作用する。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図において、１は増幅器、２はコンデンサ、３．４は抵
抗器、５は差動増幅器、６は電圧電流変換器、７はスイ
ッチであシ、これらは従来例と同一のものである。また
、８はパルス遅延回路で、正規に入力されたクランプパ
ルスのタイミングをずら′せるように動作する。このパ
ルス遅延回路８は、コンデンサ８ａと、ノット回路（イ
ンバータ）８ｂと、入力否定の増幅器８ｃとを図示のよ
うに接続した時定数回路によって構成されている。

次に動作について説明する。増幅器１に入力された第２
図（ａ）に示すようなビデオ信号は、コンデンサ２に蓄
えられた電荷に従ってバイアスされ、そのビデオ信号の
直流レベルが第２図（ｄ）に示すように増幅されて出力
される。増幅されたビデオ信号は、抵抗器３．４によシ
分圧されて検出される。

この検出電圧を基準電圧と差動増幅器５において比較し
、その差分の電圧が出力される。続いて、その出力電圧
は電圧電流変換器６によシ、電圧に比例した電流に変換
される。一方、外部から入力された第２図（ｂ）のよう
なりランプパルスは、遅延回路８に入力されて遅延され
、第２図（ｅ）に示すようになシ、ビデオ信号における
リンギングの少ない位置までタイミングがずらされて、
スイッチ７に入力される。従つて、このクランプパルス
が入力される期間でスイッチ７が閉じ、コンデンサ２に
電荷がチャージされる。そして、全体としてフィードバ
ックループが形成されて、ビデオ信号の直流電位の変動
分を補正する様に働き、よシ安定した期間にクランプパ
ルスが入力さ、れ、黒レベルの変動を少なくしている。

第４図はパルス遅延回路８の他の実施例を示す。

これは２つのＭＯＳ型のＦＥＴ　８　ｄ　、　８　ｆと
、充放電用コンデンサ８ｇと、抵抗８ｈ、８ｘｅ８ｊと
から構成され、ＭＯ８型ＦＥＴ８ｄ、８ｆの高入力イン
ピーダンス特性と、コンデンサ８ｇおよび抵抗８１によ
るＣＲ時定数回路とによって、クランプパルスを上記リ
ンギングが少ない位置までずらせるように作用する。

なお、パルス遅延回路８として、図示したもののほか、
周知のあらゆるパルス遅延回路を用いることができる。

〔発明の効果〕

以上の様に、この発明によれば従来のビデオ信号回路に
、ビデオ信号の直流レベル（黒レベル）をクランプする
クランプパルスを遅延させるための遅延回路を付加する
ように構成したので、黒レベルの変動が少ないビデオ信
号を安定的に出力できるものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるビデオ信号回路を示
す回路図、第２図は第１図の回路各部の信号波形を示す
タイムチャート、第３図は第１図に示す遅延回路の他の
例を示す回路図、第４図は従来のビデオ信号回路を示す
回路図、第５図は第４図の回路各部の信号波形を示すタ
イムチャートである。 ２はコンデンサ、３，４は抵抗器、５は差動増幅器、６
は電圧電流変換器、７はスイッチ、８はパルス遅延回路
。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　入力されたビデオ信号をコンデンサに蓄えられた電荷
   に従つて増幅する増幅器と、この増幅器で増幅した信号
   を検出する抵抗器と、この検出した信号の電圧と基準電
   圧とを比較する差動増幅器と、この差動増幅器の出力電
   圧を電流に変換する電圧電流変換器と、上記ビデオ信号
   の黒レベルを固定するクランプパルスが入力される期間
   に閉じて、上記コンデンサに上記電流を蓄えるスイッチ
   とを備えたビデオ信号回路において、上記クランプパル
   スの入力タイミングをずらせるパルス遅延回路を設けた
   ことを特徴とするビデオ信号回路。