JPH0123259Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は新規な構成を有する庭木用束ね器を提供
しようとするものである。

とげのあるバラ、グスベリなどの庭木を冬囲い
するためなわで結束する場合、とげのため結束し
ずらく怪我をする心配もある。

本案はかかる問題を充分解決しようとするもの
で、以下図面を参照しながら、その１実施例の詳
細を説明する。

１は本案の庭木用束ね器で、左右の枠体２，３
からなる。そこで、上記左方の枠体２は左方に凸
状のわん曲部２Ａの先端に係止部２Ｂを設けると
共に、他端には把手部２Ｃを設け、かつ、上記わ
ん曲部２Ａの下面には所定間隔をもつて左方の係
合突起２Ｄが突設せしめられている。また、上記
右方の枠体３は右方に凸状のわん曲部３Ａの先端
に上記係止部２Ｂに係脱する係止部３Ｂを設ける
と共に、他端には把手部３Ｃを設け、上記わん曲
部３Ａの右方側面には水平方向へ突出する右方係
止部３Ｄを設け、さらに、上記わん曲部３Ａの下
面には結束用なわ４を係止するフツク３Ｅが適当
間隔で設けられている。なお、９は適当長さのひ
もで、上記枠体２の適当な個所に結束して取付け
てある。また、本願の束ね器の素材については
鉄、アルミニウム、プラスチツク、ダイカストな
どを使用するとよい。さらに、枠体２，３につい
ては第５図の如く半円状に構成したものでよいこ
とは当然である。

ついで、本案のものの使用方法を効果と共に説
明する。

第１図、第６図を参図して、なわ４をフツク３
Ｅを利用して係止しておく。そして、処理したい
庭木６に対して枠体３でかこみ、ついで、枠体２
で庭木をかこみ、第４図の如く把手部２Ｃ，３Ｃ
を交差させて当該庭木を所望する大きさまで押え
る。この時、係合突起２Ｄのうちの１個と上記右
方係止部３Ｄのうちの１個とを係合せしめると、
把手部２Ｃ，３Ｃから手をはなしても束ね器は落
下することがない。枠体３にはなわ４が係止され
ているから、このなわの左端を引つぱり、このな
わで庭木の枝を束ねる。このようにして庭木を適
数段なわで束ねる。また、同様にして第７図の如
く、Ｙ字型支持枠７で水平に支持した枝類８をも
結束することができる。

このように本案のものによれば Ａ 使用方法が簡単で誰にでも楽に使うことがで
きる。

Ｂ 小さい木から大きい木まで束ねることができ
る。

Ｃ トゲの有る木でも容易に束ねることができ
る。

Ｄ 大切な木を痛めることなく束ねることができ
る。

Ｅ 束ねた後は簡単に縛ることができる。

など、数多くの利点を有する有用な考案と言う
べきものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図はＡ−Ａ線拡大断面
図、第３図はＢ−Ｂ線拡大断面図、第４図は作用
を示す平面図、第５図は他の実施例の平面図、第
６図、第７図は使用状態を説明する略図的斜視図
である。 １……庭木用束ね器、２……左方の枠体、３…
…右方の枠体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の条件を有する左右の枠体２，３からなる
   ことを特徴とする庭木用束ね器。 イ 上記左方の枠体２は左方に凸状のわん曲部２
   Ａの先端に係止部２Ｂを設けると共に、他端に
   は把手部２Ｃを設け、かつ、上記わん曲部２Ａ
   の下面には所定間隔をもつて左方の係合突起２
   Ｄが突設せしめられていること。 ロ 上記右方の枠体３は右方に凸状のわん曲部３
   Ａの先端に上記係止部２Ｂに係脱する係止部３
   Ｂを設けると共に、他端には把手部３Ｃを設
   け、上記わん曲部３Ａの右方側面には水平方向
   へ突出する右方係止部３Ｄを設け、さらに、上
   記わん曲部３Ａの下面には結束用なわ４を係止
   するフツク３Ｅが適当間隔で設けられているこ
   と。