JPH01231355A - ガラス膜形成方法 - Google Patents

ガラス膜形成方法

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Publication number
JPH01231355A
JPH01231355A JP5755088A JP5755088A JPH01231355A JP H01231355 A JPH01231355 A JP H01231355A JP 5755088 A JP5755088 A JP 5755088A JP 5755088 A JP5755088 A JP 5755088A JP H01231355 A JPH01231355 A JP H01231355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
glass film
heating
adherend
paste
Prior art date
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Pending
Application number
JP5755088A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Takaoka
高岡 建
Yasunobu Yoneda
康信 米田
Akira Nagai
長井 昭
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH01231355A publication Critical patent/JPH01231355A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばICパッケージの封着等に用いられ
るガラス膜形成方法に関する。
〔従来の技術〕
第4図は、集積回路の一例を示す断面図である。
この集積回路は、いずれもセラミック製のパッケージ基
板4と蓋6から成るICパッケージ2内に、ICチップ
8を収納し、それとリードフレーム12間をワイヤ10
でボンディングし、そしてパッケージ基板4、蓋6およ
びリードフレーム12間をそれぞれガラス膜14で封止
(封着)したものである。
このガラス膜14による封着は、より具体的には、低融
点ガラス粉末(例えばPb0−B、O,系)、昇華性バ
インダーおよび溶剤を混練して成るガラスペーストを、
ICパッケージ2の所望部分に例えばスクリーン印刷し
た後、それを加熱炉(例えばバッチ炉、連続炉)で加熱
して溶着させていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の場合、ガラス膜14内にピンホー゛ルが存在する
と、ICパッケージ2内の気密性を保つことが不可能に
なり、集積回路の信顛性低下等を来たすようになる。
これを防止するためには、ガラスペースト中のガラス粉
末が軟化するまでに、バインダーをほぼ完全に飛散させ
る必要がある。
ところが、上記のような通常の加熱炉を用いる従来の方
法では、例えば第5図に示すように、ガラスペースト1
4pをその周囲の表面から加熱するようになるため、ガ
ラスペースト14Pの内部がそのバインダーの飛散温度
に達したとき、表面では既にガラス粉末の軟化が起きて
いてこれが妨げになって、中のバインダーを飛散させる
ことが困難となり、そのためガラス膜14内にピンホー
ルができてしまうという問題があった。
そこでこの発明は、このような点を改善して、ピンホー
ルの無い気密性の高いガラス膜を形成することができる
ガラス膜形成方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のガラス膜形成方法は、低融点ガラス粉末、昇
華性バインダーおよび溶剤を混練して成るガラスペース
トを被着体に付与した後、被着体の下側から当該被着体
およびその上のガラスペーストを加熱し、それによって
被着体上にガラス膜を形成することを特徴とする。
〔作用〕
上記方法によれば、得られたガラス膜中にピンホールは
殆ど観察されなかった。これは、被着体の下側から加熱
することによって、ガラスペースト中のガラス粉末の加
熱・軟化が下層部から上層部へと順次進むため、バイン
ダーの上方への飛散が、軟化したガラスに妨げられるこ
と無く効果的に行われるようになるためであると考えら
れる。
〔実施例〕
低融点ガラス粉末(組成: PbOB2O3系、軟化温
度: 400’C,LS−2002M旧日本気硝子製)
にビヒクルを加え、十分に混練してガラスペーストを作
った。
このビヒクルには、低温昇華性バインダー(アクリル系
樹脂で、ダイヤナール(商標)、BR−101、三菱レ
ーヨン類)をブチルカルピトールアセテートの溶剤に5
%溶解させたものを用い、ガラス粉末とビヒクルとの混
合比(重量比)を9=1とした。
そしてこのガラスペースト140pを、例えば第1図お
よび第2図に示すように、被着体の一例である前記と同
様のアルミナ類のパッケージ基板140の封止面に、ス
クリーン印刷によって4〜5回印刷し、これを試料とし
て次のような条件で加熱した。
叉慧炎上 上記試料を、カーボンヒータ上で、第1図に示すように
、パッケージ基板40の下側から加熱した。そのときの
加熱条件は、第3図に示すようなものとした(以下の実
験例2および比較例1.2においても同じ。)。即ち、
空気中において、ガラス粉末の軟化温度(400″C)
未満である3゜OoCで60分間加熱した後、ガラス粉
末の軟化温度以上である450°Cで20分間加熱し、
そして自然冷却した。
これによって得られたガラス膜140を拡大鏡で観察し
たところ、その内部にピンホールは殆ど見られなかった
裏腹炎主 上記試料を、電熱器上で実験例1と同様にして加熱した
これによって得られたガラス膜140を目視で観察した
ところ、この場合もその内部にピンホールは殆ど見られ
なかった。
几較炭上 比較のためにこの発明の範囲外の方法として、上記試料
を、カーボン匣(さや)に乗せ、通常のバッチ炉で第2
図に示すようにガラスペースト140pを周囲の表面か
ら加熱した。
これによって得られたガラス膜140を拡大鏡で観察し
たところ、その内部におよそ10olIm前後のピンホ
ールが数個見られた。
ル較拠l 同じく比較のために、上記試料を、アルミナ匣に乗せ、
比較例1と同様にして加熱した。
これによって得られたガラス膜140を拡大鏡で観察し
たところ、その内部であってパッケージ基板40との界
面付近に、およそ1100u前後のピンホールが見られ
た。
以上から、ガラスペーストを付与した被着体の下側から
加熱すると、ピンホールの無い気密性の高いガラス膜が
得られることがわかる。
従ってこの方法を例えばICパッケージの封着に用いれ
ば、ピンホールの無いガラス融着ができるため、気密性
の高いICパッケージを得ることができる。勿論この方
法は、ICパッケージの封着以外に用いることもできる
尚、上記のようなガラスペーストをパッケージ基板のよ
うな被着体に付与する方法としては、上記例のようなス
クリーン印刷性以外に、型枠を用いる成形法やシートを
用いるシート法等を用いることもできる。
また、バッチ炉や連続炉の下部にヒータ等の加熱手段を
設ければ、これらを用いて上記のような加熱を行うこと
も勿論可能である。
〔発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、被着体の下側から当該
被着体およびその上のガラスペーストを加熱するように
したので、ピンホールの無い気密性の高いガラス膜を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係るガラス膜形成方法を説明するた
めの部分断面図である。第2図は、比較例のガラス膜形
成方法を説明するための部分断面図である。第3図は、
加熱条件の一例を示す図である。第4図は、集積回路の
一例を示す断面図である。第5図は、従来のガラス膜形
成方法説明するための部分断面図である。 20.・ ICパッケージ、4,40・・・パッケージ
基板、14,140・・・ガラス膜、14P、140p
・・・ガラスペースト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低融点ガラス粉末、昇華性バインダーおよび溶剤
    を混練して成るガラスペーストを被着体に付与した後、
    被着体の下側から当該被着体およびその上のガラスペー
    ストを加熱し、それによって被着体上にガラス膜を形成
    することを特徴とするガラス膜形成方法。
JP5755088A 1988-03-11 1988-03-11 ガラス膜形成方法 Pending JPH01231355A (ja)

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JP5755088A JPH01231355A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 ガラス膜形成方法

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JPH01231355A true JPH01231355A (ja) 1989-09-14

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