JPH0123123Y2 - - Google Patents

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JPH0123123Y2
JPH0123123Y2 JP1978141796U JP14179678U JPH0123123Y2 JP H0123123 Y2 JPH0123123 Y2 JP H0123123Y2 JP 1978141796 U JP1978141796 U JP 1978141796U JP 14179678 U JP14179678 U JP 14179678U JP H0123123 Y2 JPH0123123 Y2 JP H0123123Y2
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optical
holding
optical lens
fixed
metal fitting
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【考案の詳細な説明】 本考案は、光結合器に係り、とくに光学レンズ
の保持固定構造に関する。
光結合器に用いる光学レンズは効率よく光結合
器させるたに光軸と直交する面上におけるX、Y
軸方向と、光軸方向のZ軸の3軸方向に微細に調
整後、所望位置において接着剤を用い上記光学レ
ンズを内部に固着した光学レンズ保持金具を保持
台に接着固定することが行われる。
上記のような光結合器の従来の構造を第1図に
断面図で示す。第1図は、金属でなる保持台8上
に載置固定された半導体レーザ1の出射光を保持
台8上に対向配置された光フアイバ7の端面に光
結合させ光フアイバ7に伝送出力するようにした
光結合器を示している。半導体レーザ1の出射光
は光軸上に配置された一方の光学レンズ2により
平行ビームとなり、もう一方の光学レンズ2′で
集光されて光フアイバ7の端面に入射される。
この場合、半導体レーザ1と光フアイバ7を有
する光コネクタ4とはあらかじめそれぞれの光軸
が一致するよう位置決めされて保持台8上に固定
され、光学レンズ2,2′が内部に固着された光
学レンズ保持金具3,3′を半導体レーザ1と光
フアイバ7の光軸上の対向間に位置させ、光学レ
ンズ保持金具3,3′を保持する微動装置(図示
省略)によりX,Y,Z軸方向に微動調整し、前
述のように半導体レーザ1の出射光が光フアイバ
7の端面に集光入射されるような所望位置の空間
位置に位置決め固定する。このために、光学レン
ズ保持金具3,3′と保持台8の光軸に直交した
垂直な垂直保持面との間には光学レンズ保持金具
3,3′の微動調整移動が可能なように十分な空
間9,9′が設けられており、微動調整が完了後
この空間9,9′に接着剤を流し込み、光学レン
ズ保持金具3,3′を保持台8の垂直保持面に接
着固定していた。
しかしながら、光結合度を上げるために上述の
光軸の位置合わせは、数μm以内に設定すること
が必要であるが、上述の従来構造では空間9,
9′を形成する双方の対向間隙が光軸調整によつ
て不均一となり、硬化後の接着剤の残留応力が不
均一となるためと、周囲の温度変化による接着剤
の不均一にもとずく膨張、収縮にもよる光軸ずれ
を起し、光結合効率の低下を招く欠点があつた。
本考案は、上記従来の欠点を除去し、接着剤で
接着固定後光軸ずれを起こすことのない光学レン
ズの保持固定構造を提供することを目的とし、こ
の目的は本考案によれば、保持台上に互いに光結
合される光素子と光フアイバとが光伝送路の光軸
上に対向して配置固定され、該対向間に上記光結
合のための光学レンズが配置固定される光結合器
において、上記対向間に光軸と直交する光学レン
ズ保持用の保持面が形成されてなる上記保持台
と、円筒部の内部に光学レンズが固着された光学
レンズ保持金具と、該光学レンズ保持金具の円筒
部と密に嵌合する孔を有する金具とからなり、上
記光学レンズ保持金具の円筒部を金具の孔に嵌合
させて光学レンズの光軸を上記光伝送路の光軸に
対して光軸方向および光軸と直交方向の位置を所
望位置の調整した位置において、上記金具を保持
台の保持面に接着剤を介在させかつ密着させて接
着固定するとともに光学レンズ保持金具と金具と
を接着剤で接着固定したことを特徴とする光結合
器によつて達成される。
以下、本考案を第2図乃至第4図に示した図面
を参照して、実施例により詳細に説明する。
第2図は、本考案を適用した一実施例である。
第2図は、金属でなる保持台8上に載置固定され
た半導体レーザ1の出射光を保持台8上に対向配
置された光フアイバ7の端面に光結合させ光フア
イバ7に伝送出力するようにした光結合器を示し
ている。半導体レーザ1の出射光は光軸上に配置
された一方の光学レンズ2により平行ビームとな
り、もう一方の光学レンズ2′で集光されて光フ
アイバ7の端面に入射されることは第1図と同様
である。半導体レーザ1と光フアイバ7を有する
光コネクタ4とはあらかじめそれぞれの光軸が一
致するように位置決めされて保持台8上に固定さ
れる。
光学レンズ2,2′が内部に固着された光学レ
ンズ保持金具10,10′は第3図に示したよう
に、円筒部11とこの円筒部の一端に鍔部を具え
てなり、円筒部11の内部に光学レンズ2,2′
が接着剤で接着固定されている。この円筒部11
の外部に第4図に示した金具13,13′をそれ
ぞれに金具の孔12を貫通させて密に嵌合させ
る。円筒部11と孔12とは嵌合状態でがた付く
ことなく相互に軸方向に移動可能なものである。
保持台8上の中間には光伝送路を挟んで紙面と
直交して一対の突起部14,14′が突設されて
おり、この突起部14,14′の左右の両端面は
光伝送路の光軸に直交した垂直な光学レンズ保持
用の保持面が形成されている。
以上の構成で、以下に光学レンズ2,2′部分
の組立方法について述べる。保持台8を図示しな
い微動調整装置の基盤に取り付け固定し、次いで
装置に付属された2組のX,Y,Z軸方向にそれ
ぞれ微動調整可能な微動腕の先端に光学レンズ保
持金具10,10′の鍔部を掴ませる。このよう
にして金具13,13′を嵌合した光学レンズ保
持金具10,10′を半導体レーザ1と光フアイ
バ7との対向する光軸上に位置させる。
半導体レーザ1を動作発光させ出射レーザ光を
ほぼ光フアイバ7の端面に集束させ、光フアイバ
7の他端に接続した図示しない光パワメータに光
出力が最大となるよう光学レンズ保持金具10,
10′の位置をX,Y,Z軸方向に微動調整し、
このような所望位置に光学レンズ保持金具10,
10′を定める。この状態は光学レンズ保持金具
10,10′の円筒部11が対向するとともにそ
の先端部分は保持台8の一対の突起部14,1
4′の対向面間に入り込んでいる。
以上のようにして光軸合わせを行い位置調整さ
れた状態で装置によつて空間位置に固定し、この
状態で金具13,13′と突起部14,14′の保
持面との両面に接着剤を塗布して両面を圧接し、
密着させて金具13,13′を保持面に接着固定
するとともに、光学レンズ保持金具10,10′
と金具13,13′との間に接着剤を塗布充填し、
光学レンズ保持金具10,10′と金具13,1
3′とを接着固定する。接着剤が硬化した後微動
調整装置から取り外し完了する。
以上のようであつて、光学レンズ2,2′は光
学レンズ保持金具10,10′に固着されており、
光学レンズ保持金具10,10′の外周の円筒部
11は金具13,13′の孔12に密に嵌合して
いる。そうして、金具13,13′は保持台8の
保持面に微動調整中に密着させないようにして3
軸調整が可能な構成である。
金具13,13′は保持台8の保持面と接着時
に密着させることから、両者の関係は密着面のみ
を精度よく仕上げればよい。接着固定に際しては
金具13,13′の面と、保持面の面の両面を確
実かつ自在な位置に密着して接着固定させるのみ
でよいことである。接着時には微動腕に支持固定
されている光学レンズ保持金具10,10′に対
して金具13,13′を光軸方向に移動させて保
持面8の保持面に密着させて相互を接着固定する
のみであるから保持面に対して全く無制限な位置
に金具13,13′を設定して面同士を対向させ
密着させて接着固定することが可能である。
接着固定されると、光学レンズ保持金具10,
10′は金具13,13′に密に嵌合しているから
この金具13,13′が介在されたことによつて
拘束され光軸と直交方向に変位したり、傾いたり
することがない。金具13,13′は保持面に対
して密着して固定されるから、確実強固に固着さ
れ、従来のようにこの間に接着剤の不均一部分が
介在しないから何れの方向への変位を生じること
がなく、長期に亘つて高い信頼性が得られる。
保持台8には熱伝導性の良好な銅、アルミニウ
ムなどの金属を用いることによつて、半導体レー
ザ1の発生熱を伝導し冷却することもできる。光
コネクタ4、光学レンズ保持金具10,10′、
金具13,13′には耐蝕性にすぐれるステンレ
ス鋼などを用いる。光学レンズ2,2′には平凸
レンズ、または二乗屈折率分布を有するレンズを
用いることが可能である。半導体レーザ1につい
ても受光素子に換えて光受光モジユールとするこ
ともできる。
以上詳細に説明したように、本考案によれば光
軸と直交する面上におけるX,Y軸方向と、光軸
方向のZ軸を含む3軸方向の微細調整を必要とす
る光学レンズを有する光学レンズ保持金具を、孔
を有する金具を介して保持台に該金具を密接させ
て接着固定することにより、互いに金属面で密に
接着固定されるから、接着剤層が最低数10μm程
度の厚さにすることもでき、かつ接着剤層が均一
となるために接着剤の不均一部分が生じないこと
により残留応力が生ぜず、従つて熱変化による接
着剤の膨張、収縮による影響が起こらないので光
伝送路の光軸ずれがなくなり、簡易にして実用上
の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光結合器による光発光モジユー
ルの断面図、第2図は本考案の一実施例光結合器
による光発光モジユールの断面図、第3図は光学
レンズ保持金具の斜視図、第4図は孔を有する金
具の斜視図、である。 図中、1は半導体レーザ、2,2′は光学レン
ズ、3,3′,10,10′は光学レンズ保持金
具、4は光コネクタ、7は光フアイバ、8は保持
台、9,9′は空間、11は円筒部、13,1
3′は金具、14,14′は突起部、を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持台上に互いに光結合される光素子と光フア
    イバとが光伝送路の光軸上に対向して配置固定さ
    れ、該対向間に上記光結合のための光学レンズが
    配置固定される光結合器において、上記対向間に
    光軸と直交する光学レンズ保持用の保持面が形成
    されてなる上記保持台と、円筒部の内部に光学レ
    ンズが固着された光学レンズ保持金具と、該光学
    レンズ保持金具の円筒部と密に嵌合する孔を有す
    る金具とからなり、上記光学レンズ保持金具の円
    筒部を金具の孔に嵌合させて光学レンズの光軸を
    上記光伝送路の光軸に対して光軸方向および光軸
    と直交方向の位置を所望位置に調整した位置にお
    いて、上記金具を保持台の保持面に接着剤を介在
    させかつ密着させて接着固定するとともに光学レ
    ンズ保持金具と金具とを接着剤で接着固定したこ
    とを特徴とする光結合器。
JP1978141796U 1978-10-16 1978-10-16 Expired JPH0123123Y2 (ja)

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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517543A (ja) * 1974-07-08 1976-01-21 Tsukasa Matsushima Kadoseimenhatsunetsutai
JPS517545A (ja) * 1974-07-08 1976-01-21 Ishizuka Glass Shiizuhiitanofukohoho

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196444U (ja) * 1975-01-31 1976-08-03

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