JPH0123092Y2 - - Google Patents

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JPH0123092Y2
JPH0123092Y2 JP1982076175U JP7617582U JPH0123092Y2 JP H0123092 Y2 JPH0123092 Y2 JP H0123092Y2 JP 1982076175 U JP1982076175 U JP 1982076175U JP 7617582 U JP7617582 U JP 7617582U JP H0123092 Y2 JPH0123092 Y2 JP H0123092Y2
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liquid tank
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車用冷房サイクルにおいて冷媒量
を適正に維持するために用いられるリキツドタン
クの取付具に関し、当該リキツドタンクを強固に
固定すると共に、容量が異なるリキツドタンクに
対して共通化し得る取付孔を提供するものであ
る。
(従来の技術) 一般に冷房サイクルは、第1図に示すように、
コンプレツサ(圧縮器)1と、このコンプレツサ
1で高温高圧となつた気体状の冷媒を冷却し凝縮
させて高圧の液体に還元するコンプレツサ(凝縮
器)2と、冷媒の気液分離と冷媒中の水分や塵埃
を取り除き、系内に冷媒を円滑に供給できるよう
にするためのリキツドタンク(受液器)3と、冷
媒を急激に減圧し膨脹させて霧状にするための膨
脹弁4と、冷媒が蒸発しながら空気より熱を奪い
空気を冷却するエバポレータ(蒸発器)6とから
構成されている。
従来のリキツドタンクは、第2図及び第3図に
示すように、前記コンデンサ2を車体に搭載する
ためのサポート7に、ブラケツト8aを介して固
定バンド8を用いることにより取り付けられてい
る。この固定バンド8は、ほぼ円筒形状に形成さ
れたリキツドタンクの中程を締付固定するもので
あつて、その締付領域、すなわちバンド8の幅
は、リキツドタンクの長さに比較して短い。した
がつて、自動車の振動を受けてリキツドタンクが
固定バンドを中心に振り子のように振動し、冷媒
パイプやブラケツト部分、コネクタ等の接続箇所
に大きな応力が作用することがある。
また、膨脹弁とリキツドタンクとを接続する冷
媒管は、銅アルミニウム管などが一般に使われて
おり、その取付位置は他の機器、装置類との関係
上固定的である。したがつて、リキツドタンクの
取付位置は、常に一定高さに設定しなければなら
ず、従来は、バンド締付部にバンド幅とほぼ同じ
浅い凹部を設け、当該凹部にバンドを締め付けた
り、または治具を用いてリキツドタンクの取付高
さを調節していた。このように、リキツドタンク
の加工及び取付作業は非常に煩わしいものであつ
た。
このような従来のリキツドタンク取付具の欠点
を解消したものとして、例えば、実公昭56−7811
号公報に開示された保持装置が挙げられる。
この保持装置は、保持具のバンドに係合溝を形
成し、更にリキツドタンクの底部を保持する底部
保持片が形成されたものであつて、リキツドタン
クの底部を底部保持片に搭載し、前記係合溝にリ
キツドタンクの入口あるいは出口冷媒管を係合さ
せることにより、リキツドタンクの位置決め作業
を正確、かつ容易に行ない得る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、自動車用空気調和装置に用いられる
冷房サイクルは、車室内容積、あるいは自動車の
エンジンルーム内の種々の部品(エンジン等)の
配置の違いにより、冷媒管の取り回しが異なつた
り、冷房能力が異なることから、冷房サイクル内
を循環する冷媒量が異なつている。
したがつて、このような冷媒を収容した気液分
離するリキツドタンクの容量も自動車によつて
個々に相違しており、リキツドタンクの直径と長
さとを変更することによつて冷媒容量の変更を行
なうことができるが、リキツドタンク上部に溶接
等により固着される蓋体を共通化するために、リ
キツドタンクの長さのみを変更することが好まし
いといえる。
ところが、上述した保持装置(実公昭56−7811
号公報)にあつては、リキツドタンクの底部を保
持片に搭載し、かつバンドに形成した係合溝と冷
媒管とを係合させることによつてリキツドタンク
の振動防止を行なうように構成されていることか
ら、リキツドタンクの形状、特に上述したように
リキツドタンクの長さが異なるとリキツドタンク
取付具もそれに応じた形状とせざるを得ず、した
がつて、リキツドタンクの違いによる取付具の共
通化ができなかつた。
しかも、上記保持装置は、リキツドタンクの底
部を保持片に搭載しているだけであるために、振
動防止という点においては決して満足し得るもの
ではなかつた。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、取付具の部品の共通化
と、リキツドタンクの振動防止を行ない得るリキ
ツドタンク取付具を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、コンデン
サを挟持するコンデンサ用サポートにリキツドタ
ンクを固定するリキツドタンク取付具において、
前記リキツドタンクの外表面を挟持すると共に、
複数の取付孔と当該取付孔の内周面に形成された
溝とを有するバンドに、一端は前記リキツドタン
クの下端を支持すると共に他端には前記取付孔に
係合する突起を有するサポート部材を着脱可能に
取り付けてなり、前記取付孔に前記突起を係合し
た状態で、前記バンドの内周面と前記サポート部
材の内側面とが面一となることを特徴とするリキ
ツドタンク取付具である。
(作用) このように構成した本考案にあつては、リキツ
ドタンクの重量や形状が異なる場合にあつても、
サポート部材のみを専用部材とすることにより、
固定バンドを共通化することができるので、この
サポート部材の取付数をリキツドタンクの使用条
件に応じて適宜選択することにより対応すること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第4図は、本考案の一実施例に係るリキツドタ
ンク取付具を示す斜視図、第5図は、同実施例の
平面図であり、また第6図及び第7図は、本考案
の他の実施例を示す斜視図である。
本図に示すリキツドタンク取付具は、リキツド
タンク3の外周面を挟持して固定する固定バンド
12と、当該固定バンド12に着脱可能に取り付
けられリキツドタンク3の下端を支持するサポー
ト部材11と、前記固定バンド12をコンデンサ
用サポート7に取り付けるブラケツト13とから
構成されている。なお、本実施例においては、前
記固定バンド12とブラケツト13とを別部品と
して両者12,13をスポツト溶接などの固定手
段により接続しているが、本考案はこれに限定さ
れることなく、両者12,13を一体的に形成し
てその一端をコンデンサ用サポート7にスポツト
溶接するようにしても良い。
前記固定バンド12は、金属あるいはプラスチ
ツクなどのある程度の可撓性と剛性とを備えた材
料によつて有端環状に形成されている。すなわ
ち、第4〜5図に示すように、両端に透孔14,
14が穿設された馬蹄形に形成され、その両端の
透孔14,14を利用してリキツドタンク3をボ
ルトなどを用いて締付固定するように設けられて
いる。この固定バンド12は、一端が「L」字形
に折り曲げられ、締め付けたときに他端面に当接
するように空間が設けられており、リキツドタン
ク3の締付代に幅をもたせていると共に、ブラケ
ツト13を介してコンデンサ用サポート7に固定
される。
前記サポート部材11は、リキツドタンク3を
少なくとも2点で支持するものであつて、第4図
に示すように鉤形の2本のサポート部材11,1
1により構成されている。このサポート部材11
は、少なくとも2点においてリキツドタンク3の
下端を支持するものであるが、リキツドタンク3
の重量や大きさ、あるいは自動車の種類により、
その設定本数を適宜選択し得るようになつてい
る。すなわち、自動車の種類により、冷房サイク
ルの大きさが相違していることから、リキツドタ
ンク3の重量や大きさも異なつており、また、自
動車によつてリキツドタンク3に作用する振動の
大きさも相違することから、リキツドタンク3が
重く、大きい場合、あるいは大きい振動を受ける
場合には、サポート部材11の設定本数を3本以
上とし得るようになつている。ここで、サポート
部材11を2本とする場合には、リキツドタンク
33の安定性上、少なくともこの2本のサポート
部材11,11を対向する位置に設置する必要が
あるが、3本ないしそれ以上のサポート部材11
を設置した場合には、これらを好ましくは等間隔
に設置することにより、リキツドタンク3の全方
位の振動に対処することができることとなる。
また、本考案は前述したサポート部材11の形
状に限定されることなく、種々の改変例が考えら
れる。例えば、リキツドタンク3が比較的小さく
て、しかも軽量である場合には、第6図に示すよ
うに、「L」字形に形成した1本のサポーと部材
11とし、一方、リキツドタンク3が比較的大き
く、しかも重量も重い場合にあつては、第7図に
示すように、サポート部材11を袋網状に形成し
てリキツドタンク3の下端全体を支持することも
可能である。この場合には、固定バンド12の広
がりに対応させるべく、縁の一部に切り込みを入
れることが好ましい。また、この袋網11は、金
属、プラスチツクなどから構成することが可能で
あるが、リキツドタンク3を強固に固定するため
に、保形性に優れる金網や非軟質プラスチツク網
などが好ましい。
前記第6図に示すサポート部材11を用いた場
合には、サポート部材11が1本であつてもリキ
ツドタンク3の下端を2点支持し得ることから、
自動車の軽量化に寄与することとなる。また、こ
の「L」字形のサポート部材11と、前述した鉤
形のサポート部材11とを組み合わせて使用して
も良い。この場合には、「L」字形のサポート部
材11をリキツドタンク3の中心より右あるいは
左に60゜曲げ、この曲げた反対側60゜に鉤形のサポ
ート部材11を設けることが好ましい。
前記サポート部材11と固定バンド12との連
結は、固定バンド12側に穿設された取付孔15
にサポート部材11の突起16を係合させること
により行われるようになつている。また、本実施
例にあつては、第5図に示すように、サポート部
材11及びその一端に形成された突起16を、固
定バンド12内周面の溝17及び取付孔15に嵌
め込むようにして、固定バンド12の内周面とサ
ポート部材11の内側面とが面一になるように構
成している。
このように構成した本実施例にあつては、リキ
ツドタンク3の重量や形状が異なる場合にあつて
も、サポート部材11のみを専用に形成すること
により、固定バンド12を共通化することができ
るので、このサポート部材11の取付数をリキツ
ドタンク3の使用条件に応じて適宜選択すること
により対応することができる。さらに、固定バン
ド12の内周面とサポート部材11の内側面とが
面一になるように構成しているため、固定バンド
12の内周面がリキツドタンク3の外周面に全面
接触することとなり、リキツドタンク3をより強
固に固定することができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、リキツドタ
ンクの外表面を挟持すると共に、複数の取付孔と
当該取付孔の内周面側に形成された溝とを有する
固定バンドに、一端は前記リキツドタンクの下端
を支持すると共に他端には前記取付孔に係合する
突起を有するサポート部材を着脱可能に取り付け
てなり、前記取付孔に前記突起を係合した状態
で、前記固定バンドの内周面と前記サポート部材
の内側面とが面一となるように構成したため、固
定バンドを共通化することができ、リキツドタン
クの振動防止を確実に行ない得るリキツドタンク
取付具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷房サイクルの原理図、第2図は従来
のリキツドタンク取付構造を示す正面図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図は本考案に係
るリキツドタンク取付具の一実施例を示す斜視
図、第5図は同平面図、第6図は他の実施例を示
す斜視図、第7図は同じく他の実施例を示す斜視
図である。 2……コンデンサ、3……リキツドタンク、7
……コンデンサ用サポート、11……サポート部
材、12……固定バンド、13……ブラケツト、
15……取付孔、16……突起、17……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンデンサ2を挟持するコンデンサ用サポート
    7にリキツドタンク3を固定するリキツドタンク
    取付具において、前記リキツドタンク3の外表面
    を挟持すると共に、複数の取付孔15と当該取付
    孔15の内周面側に形成された溝17とを有する
    固定バンド12に、一端は前記リキツドタンク3
    の下端を支持すると共に他端には前記取付孔15
    に係合する突起16を有するサポート部材11を
    着脱可能に取り付けてなり、前記取付孔15に前
    記突起16を係合した状態で、前記固定バンド1
    2の内周面と前記サポート部材11の内側面とが
    面一となることを特徴とするリキツドタンク取付
    具。
JP7617582U 1982-05-26 1982-05-26 リキツドタンク取付具 Granted JPS58179472U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7617582U JPS58179472U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 リキツドタンク取付具

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JP7617582U JPS58179472U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 リキツドタンク取付具

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JPS58179472U JPS58179472U (ja) 1983-12-01
JPH0123092Y2 true JPH0123092Y2 (ja) 1989-07-14

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JP7617582U Granted JPS58179472U (ja) 1982-05-26 1982-05-26 リキツドタンク取付具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2587871Y2 (ja) * 1992-03-31 1998-12-24 スズキ株式会社 エアコンのレシーバ取付装置

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JPS567811U (ja) * 1979-06-30 1981-01-23

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JPS52152163U (ja) * 1976-05-15 1977-11-18

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JPS567811U (ja) * 1979-06-30 1981-01-23

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JPS58179472U (ja) 1983-12-01

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