JPH01230686A - フェノール変性メラミン樹脂接着剤 - Google Patents

フェノール変性メラミン樹脂接着剤

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JPH01230686A
JPH01230686A JP5601588A JP5601588A JPH01230686A JP H01230686 A JPH01230686 A JP H01230686A JP 5601588 A JP5601588 A JP 5601588A JP 5601588 A JP5601588 A JP 5601588A JP H01230686 A JPH01230686 A JP H01230686A
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西山 芳夫
Tatsuo Ishii
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はパーティクルボード用フェノール変性メラミン
樹脂接着剤に関し、特に耐水性に浸れ九パーティクルゴ
ードが得られ、かつ硬化速度が速<てノ!−fイクルざ
−ドの高い生産性か得らレルパーティクルゴード用フェ
ノール変性メラミン檎 ゛脂接着剤に関する。
(従来の技術) 建材用等に用いられるノ!−ティクルメートは、通常、
本質材チップにフェノール樹脂や尿素樹脂やメラミン樹
脂などの、いわゆるホルマリン系樹脂に硬化剤や硬化E
14整剤、さらには撥水剤等を配合した接着剤を散布し
、たとえば三層構造等のマット状に成形したのち、加熱
圧締して樹脂を硬化させて製造される。
そして、従来、かかるホルマリン系樹脂を用いた接着剤
を使用して耐水性に優nたパーティクルボード(以下に
おいて、これを単に「メート」と略称することがある。
)を製造しようとする場合には、そのホルマリン系樹脂
として酸性の硬化剤で硬化するメラミン樹脂又はアルカ
リ性で硬化するフェノール樹脂が専ら用いられていた。
しかし、メラミン樹脂は短時間で硬化させることができ
るが、製品ボードの耐水性が劣る欠点があり九。また、
フェノール樹脂は製品メートの耐水性が良好であるが、
硬化に長時間を要し、ボードの生産性に劣る欠点があり
几。七のために、メラミン樹脂の場合にはメラミン官有
率を40M量チ以上とすることにより耐水性の向上をは
かる提案がおり、またフェノール樹脂の場合には硬化促
進剤を添ガロする提案かめるが、いずれも多少の改善が
みられるものの、充分に満足できるものでな力1つ几。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、耐水性に優れたが一部が得られ、しかも硬化
が速くてボードの高い生産性が得られるパーティクルボ
ード周接着剤を提供しようとするものである。
(b)発明の構成 (問題点を解決するための手段〉 本発明は、特定の製法で得られたメラミン樹脂水性液と
、特定の製法で得られたフェノール樹脂水性液とを特定
の割合において混合して得られ之フェノール変性メラミ
ン樹脂水性液を接着性樹脂成分として用いることによっ
て、その目的を達成することかで@九ものである。
すなわち、本発明のパーティクルボード用フエ/−#f
性メラミン樹脂接着剤は、メラミン1モルに対してホル
ムアルデヒド2.0〜2.8モルでアルカリ性で縮合反
応させて得られた不揮発分が64〜68重t%、声が8
〜9.水混和倍率が5〜10倍テあルメラミン樹脂水性
液囚と、フェノール1そルに対してホルムアルデヒド2
.0〜2.5モルでアルカリ性で縮合反応させて得られ
た不揮発分が64〜68重量%、PHが8〜9.水混和
倍率が10〜20倍であるフェノール樹脂水性液(B)
とを混合してなるメラミン成分含有率が30〜351t
S。
フェノール成分含有率が5〜10![1%、pHが8〜
9であるフェノール変性メラミン樹脂水性a(c)を接
着性樹脂成分とすることを特徴とする接着剤である。
本発明の接着剤は、まずメラミン樹脂水性液内と、フェ
ノール樹脂水性液CB)とを製造し1次いで。
これらの両樹脂水性液をメラミン成分含有率及びフェノ
ール成分含有率がそれぞれ上記した特定の割合になるよ
りに混合することにより得られる。
そのメラミン樹脂水性液(8)を製造するには、メラミ
ン1モルに対してホルムアルデヒドを2.0〜2.8モ
ル用い、アルカリ触媒(たとえば水酸化ナトリウム)で
−を9〜.11に調整した反応混合物を、温度75〜9
5℃で2〜3時間鰯合反応避ぜたのち、アルカリ性物質
(たとえば炭酸ナトリウムを添ガロして、−を8〜9に
調整する。その反応の終点は、その反応生成物を脱水濃
縮して後述する不揮発分が64〜68iLji%、pH
が8〜9のメラミン樹脂水性液にしたときのその樹脂水
性液の水混和倍率が5〜10倍の範囲内になるように選
定畑れる。次いで、その反応生成物を減圧下で脱水・濃
縮して不揮発分が64〜682i量チ、声が8〜9.水
混和倍率が5〜10倍であるメラミン樹脂水性液内を得
る。この場合の水混和倍率とは、そのメラミン樹脂水性
液の一部をとり、25℃において水を徐々に添加して行
っ几場合の、白濁が生ずる直前のメラミン樹脂水性液に
対して加え九本のM量倍率をいう(なお、後述するフェ
ノール樹脂水性液等の水混和倍率もこれに準じる。)。
このメラミン樹脂水性液内の製造反応においては、メタ
ノール、ポリビニルアルコール、尿素等を添加すること
も可能であるが、その際のこれらの添7JIl tは、
最終的に得られるフェノール変性メラミン樹脂水性液(
C)中のメラミン成分富有率’t−30〜35x菫チの
範囲内に維持することができる範囲、すなわち比較的少
量の範囲に止めるべきでろる。
このメラミン樹脂水性液の製造反応におけるメラミン1
モルに対するホルムアルデヒドのモル数が2.0よりも
少なくなると、最終的に得られるフェノール変性メラミ
ン樹脂水性液(C)の水混和倍率が低くなり、ひいては
貯蔵期間が短かくなるので好ましくない。また、同ホル
ムアルデヒドのモル数が2.8モルよりも多くなると、
生成するメラミン樹脂水性液、ひいては最終的に得られ
る接着剤用樹脂や接着剤やメートのホルムアルデヒド臭
が強くなるので好ましくない、七のた。めに、ホルムア
ルデヒドのモル数はメラミン1モルに対して2.0〜2
.8モルの範囲内とする。
また、メラミン樹脂水性液の水混和倍率が5倍よりも小
さくなると、それより得られるフェノール変性メラミン
樹脂水性液(C)の可使用時間が短かくなるし、同水混
和倍率が10倍よりも大きくなると、その接着剤を用い
て得られるメートの物性(特にその耐水性等)が低下し
てくるので、同水混和倍率は5〜10倍の範囲内にする
のである。
次に1本発明におけるフェノール樹脂水性液の)を製造
するには、フェノール1モルに対シてホルムアルデヒド
2.0〜2.5モルを加えたものに、アルカリ触媒、た
とえば水酸化ナトリウムをフェノール1モルに対して0
.04〜O,OSモル加える。
このアルカリ触媒量は1反応前、反応中及び反応後の声
を8〜9に調整・保持するのに必要な量でおる。次いで
、その反応混合物を温度75〜85℃で2〜3時間縮合
反応させる。その反応の終点は、その反応生成物を脱水
&縮して後述する不揮発分が64〜68%、声が8〜9
のフェノール樹脂水性液としたときのその樹脂水性液の
水混和倍率が10〜20倍の範囲内になるよりに選定さ
れる。次いで、七の反応生成物を減圧下で脱水・濃縮し
て不揮発分が64〜68重t%、水混和倍率が10〜2
0倍のフェノール樹脂水性e、CB)を得る。
このフェノール樹脂水性液(B)の製造反応においては
、フェノール1モルに対するホルムアルデヒドのモル数
が2.0より少なくなると、そnより得られるフェノー
ル変性メラミン樹脂水性液の水混和倍率が低くなり、ひ
いては貯蔵期間が短かくなるので好ましくない。また、
同ホルムアルデヒドのモル数が265モルより多くなる
と、生成するフェノール樹脂水性液、ひいては最終的に
得られるフェノール変性メラミン樹脂や接着剤中ば−ド
のホルムアルデヒド臭が強くなるので好ましくない。
そのために、ホルムアルデヒドのモル数は、フェノール
1モルに対して2.0〜2.5倍の範囲内とするのであ
る。
また、フェノール樹脂水性液の水混和倍率を10〜20
倍にするのは、この範囲内においてメラばノ樹脂水性液
(4)との相溶性が最も良好である、からである。
以上のようにして得られたメラミン樹脂水性液内と、フ
ェノール樹脂水性液CB)とを、室温〜60℃の加温下
で混合し、攪拌して両樹脂水性液を充分に均一に混和さ
せると本発明の接着性樹脂成分子6るフェノール変性メ
ラミン樹脂水性液(C)が得られる。この場合の両樹脂
水性液の混合比率は。
生成するフェノール変性メラミン樹脂水性1g、(C)
中のメラミン成分量(メラミン樹脂製造時に用いたメラ
ミン換算量)が30〜35重量%、また生成するフェノ
ール変性メラミン樹脂水性液(C)中のフェノール成分
量(フェノール樹脂製造時に用いたフェノール換算量)
が5〜10重量%になるようにする。このようにして製
造されるフェノール変性メラミン樹脂水性液(C)は、
粘度が1.3〜3. Oポイズ(25℃)、p)lが8
〜9(25℃)、不揮発分が64〜68重量%、メラミ
ン成分含有率が30〜35重量%、フェノール成分含有
率が5〜10重量%のものとして得られる。
この場合にメラミン成分含有率を30〜35Jifチ、
フェノール成分官有率を5〜107JL*%とするのは
、この範囲内でないと硬化速度が速くて。
しかも耐水性に富むメートを与える接着剤が得られない
、からである。すなわち1通常のメラミン樹脂水性液及
びフェノール樹脂水性液の酸性硬化剤による硬化は、メ
ラミン樹脂水性液の場合には速く、フェノール樹脂水性
液の場合にはフェノラート性水酸基でろるために遅いこ
とがよく矧られている。これに対し1本発明におけるよ
うなフェノール変性メラミン樹脂水性液の場合には、そ
のメラミン成分含有率が35j11%よりも多く、かつ
フェノール成分含有率が5重tチよりも少なくなると、
硬化速度が速いが耐水性に劣るゲートを与えるようにな
る。ま九、メラミン成分官有率が30重ttsよりも少
なく、かつフェノール成分を有事が10重量%よりも多
くなると、硬化速度が遅くなる。そのために1本発明に
おけるフェノール変性メラミン樹脂水性液(C)は、メ
ラミン成分含有率を30〜35重量%、フェノール成分
含有率f:5〜10][量チの範囲内にするのである。
不発明のパーテイクルボード用フェノール変性メラミン
樹脂接着剤は1以上のようにして得られたフェノール変
性メラミン樹脂水性液(Qを接着性樹脂成分として用い
て製造される。その製造は、通常、かかるフェノール変
性メラミン樹脂水性液に酸性硬化剤及び硬化調整剤を配
甘し、さらに必要に応じて撥水剤等の他の成分を配合し
、樹脂固形分濃度が計算量として48〜52重tチにな
るように、適量の水で希釈すれば、目的の〕4−ティク
ルゲート用に用いる接着剤が得られる。
その場合の酸性硬化剤としては、たとえば塩化アンモニ
ウム、硫酸アンモニウムなどがあげられるが、特に塩化
アンモニウムが好ましい。塩化アンモニウムの場合の配
合割合は、フェノール変性メラミン樹脂水性液(C)の
樹脂固形分100重量部に対して塩化アンモニウムが0
.4〜1. OJli童部である。
また、その場合の硬化調整剤としては、たとえばアンモ
ニア水、ヘキサメチレンテトラミ7などがめげられるが
、特にアンモニア水が好ましい。
アンモニア水の場合の配合割合は、フェノール変性メラ
ミン樹脂水性gl:’)の樹脂固形分100重量部に対
してアンモニアとして0.2〜0.4重量部である。
ま友、撥水剤としては、パラフィンワックスエマルノ、
ンi)1好−1LIA6 /#ラフインワックスエマル
ノヨンの場合の配合割合は、製造しようとするパーティ
クルボードの乾燥木質材チップZoo、21量部に対し
てノ母ラフインワックスとして0.3〜0.5重量部に
なる割合である。
本発明の1゛′    接着剤を用いてパーティクルボ
ードを製造する概略について説明すると、まずその接着
剤は、その樹脂固形分濃度が計算量で48〜52x量チ
程度になるように水で希釈して使用される。接着剤の使
用量(散布量)は。
その樹脂固形分量が乾燥木質材チップ100重量部当り
、表層と裏層の場合には12〜13重量部、芯層の場合
には6〜8!量部になる量である。その接着剤をかかる
割合になるように各層の木質材チッグに散布して各層を
重ねたものを、熱盤温度が150〜180℃、圧締圧力
が25〜301−圧締時間が製品ゲート厚さ1■当り1
3〜20秒になるような条件を用いて加熱圧締して成形
すれば、比較的に短かい圧締時間で優れた物性を有する
パーティクルボードが容易に得られる。
(実施例等) 以下に、実施例及び比較例をめげてさらに詳述する。こ
れらの例において記載の「s」及び「チ」は1重量部及
び重量%をそれぞれ意味する。
実施例1 メラミン樹脂水性液の製造: 反応器ニ37.3%ホルマリ/2620.!i’ (3
2,5モル)、メラミン15751 (12,5モル)
を仕込み、30チ水酸化ナトリウム水溶液94Iiを加
えて−11,6にfJ4整してから、温度を78℃に昇
温嘔せた。同温度で60分間反応させたのち、85℃に
昇温させてさらに60分間縮合反応させたところ、反応
生成物のpHが7.8に降下した。次いで。
その反応生成物を10%炭酸ナトリウム水溶液でpl−
i8.6KLでから、約100 ymHg 17)減圧
下、約60℃で脱水濃縮して、粘度2.1ポイズ、pH
8,4,不揮発分65.6L、25Cにおける水混和倍
率が8倍、メラミン成分含有率40.4重量%のメラミ
ン樹脂水性液(以下、これを「メラミン樹脂水性液A!
 Jという。)を得友。
フェノール樹脂水性液の製造: 反応器に37.3 %Oホルーrす/804.P(10
,0モル)、フェノール470g(5,0モル)t−仕
込み、30%水酸化ナトリウム水溶液53.3 J(0
,4モル)を加えて−8,8に調整してから、@度を8
0℃に昇温させ、この温度で110分間反応させた。
次いで、その反応生成物を約100wsHgの減圧下、
約60℃で脱水濃縮させて、粘度2.2ポイズ、−8,
6、不揮発分65.7%、25℃における水混和倍率1
5倍、フェノール成分含有率43.7%のフェノール樹
脂水性液(以下、これを[フェノール樹脂水性液Bz 
 Jという。)を得た。
フェノール変性メラミン樹脂水性液の製造:前記のよう
にして製造したメラミン樹脂水性液A10628部と、
フェノール樹脂水性液B1の100部とを%35℃で混
合して攪拌し、均一に混和させ、メラミン成分含有率3
4.81フ工ノール成分含有率6%、p)18.6のフ
ェノール変性メラミン樹脂水性液を得た。
ボードの製造: 上記のようにして製造されたフェノール変性メラミン樹
脂水性液に対して、硬化剤として塩化アンモニウム、硬
化調整剤としてアンモニア水(1!ki25%)、撥水
剤として・ぐラフインワックスエマルノヨン(ハラフィ
ンワックス111度50’%)t−下記の割合で配合し
て、各層用の接着剤(樹脂固形分濃度52%)をfA製
した。
硬化剤 樹脂固形分100sに対して塩化アンモニウムを下記の
割合で配合した。
表層用接着剤・・・0.6部 芯層用接着剤・・・0.9部 硬化調整剤 樹脂固形分100部に対して表層用及び芯層用の各接着
剤ともアンモニアとして0.3部配合した。
破水剤 乾量チップ100部に対して各層用の接着剤とも/ぐラ
フインワックスとして0.4部配合した。
以上のようにして調製した各接着剤を用いて、下記のざ
一部製造条件でパーテイクルボードを製造した。
メート製造条件 ボード様式・・・三層?−ド 使用チップ材・・・表層及び芯層ともラワン材設定メー
ト°厚さ・・・15m 設定密度・・・0.721部cm’ チップ材構成(重量比)・・・表層/芯層=1/1.5
接着剤散布前のチップ含水率・・・表層41芯層3チ 接着剤散布後のチップ含水率・・・表層151芯層8チ 接着剤散布率(樹脂固形分t/チップ乾量)・・・表層
13チ、芯層7% 熱盤温度・・・160℃ 熱圧圧力・・・30 kll/cs2 熱圧時間・・・4分 以上の実施例1における接着剤樹脂、メート製造条件及
び生成ボードの物性の概略は第1表に示すとおりでおり
、生成ボードは各物性値かノ櫂うノスよく優れていた。
比較例1 実施例1において製造されたメラミン樹脂水性液A1の
みを接着剤樹脂として使用し、硬化剤には、そのメラミ
ン樹脂固形分100部に対して表層用の場合には塩化ア
ンモニウムを0.3部、芯層用の場合には塩化アンモニ
ウムを0.5部使用し。
また硬化調整剤には、メラミン樹脂100部に対して濃
度25チのアンモニア水をアンモニアとして表層及び芯
層用とも0.3部使用し、そのほかは実施例1と同様の
条件を用いてパーテイクルボードを製造した。
この場合の接着剤樹脂、メート製造条件及び生成ボード
の物性の概要は第1表に示すとおりであり、その生成ボ
ードは湿潤曲げ強さ及び吸水厚さ膨張率の点において劣
るものでめり九。
比較例2 実施例1において製造されたフェノール樹脂水性液B1
のみを接着剤樹脂として使用し、硬化剤には、フェノー
ル樹脂固形分100部に対して表層用の場合には塩化ア
ンモニウムを1.4部、芯ノ−用の場合V′cは塩化ア
ンモニウムを2部それぞれ使用し、また硬化調整剤は全
く使用せずに、そのほかは実施例1と同様の製造条件を
用いてパーテイクルボードを製造しようとしたが、ざ−
ドが熱盤に付層してしまって、正常にボードの製造を行
なうことができなかった。
比較例3 実施例1において製造されたメラミン樹脂水性液A1を
192部、フェノール樹脂水性液B1を100部用い、
温度40℃において両樹脂液を混合し、攪拌して均一に
混和させ、メラミン成分含有$−bsz6.s%、フェ
ノール成分含有率が15 %。
−8,5のフェノール変性メラミン樹脂水性液を得た。
このフェノール変性メラミン樹脂水性液を用い、硬化剤
には、樹脂固形分100部に対して表層用の場合には塩
化アンモニウムを0.8部、芯層用の場合には塩化アン
モニウムを1.1fflS−f:れぞれ使用し、硬化調
整剤を全く使用せずに各層剤の接着剤を調製した。得ら
れた各接着剤を使用し、そのほかは実施例1と同様の条
件を用いてパーテイクルボードを製造した。
この場合の接着剤樹脂、メート製造条件及び生成ボード
の物性の概要は第1表に示すとおりでろり、その生成メ
ートは、実施例1における生成ボードと較べて各物性値
とも劣ってい几。
実施例2 メラミン樹脂水性液の製造: 反応器に37.3%ホルマリン2317,9 (28,
8モル)、メタノール3731尿索67.2 !!、メ
ラミン1575.9 (i 2.5モル)、ポリビニル
アルコール4yを仕込み、30チ水酸化ナトリウム水溶
液721を加えて−を10.8に調整したのち、77℃
に昇温させ、同温匿で60分間分応させた。
次いで、温度を85℃に上げて、さらに70分間鰯合反
応嘔せたところ1反応生成物のpHが7.6に降下した
時点で反応の中止をさぞ比。この反応生成物に10チ炭
酸ナトリウム水溶液を加えて−を8.6にし次のち、約
1100−Hの減圧下、約600で脱水・a縮を行なっ
て、粘度2.6ポイズ、Pki8.6.不揮発分65.
2チ、25℃における水混和倍率13倍、メラミン成分
含有率40%のメラミン樹脂水性液(以下、これを「メ
ラミン樹脂水性液Am Jという。)を得た。
フェノール樹脂水性液の製造: 反応器に37.3 % ホルーtリン93!IM(11
,6モル) s y xノール470j’ (5,0モ
ル)、 30チ水酸化ナトリウム水溶液26.71!(
0,2モル)を仕込み、声を8.2 K調整してから、
温度t−75℃に昇温させ、同温度で250分間縮合反
応させた。
その反応生成物を約100 mHgの減圧下、約55℃
で脱水・!I縮をさせて、粘度1.8ポイズ、pH8,
2゜25℃における水混沌倍率が15倍、不揮発分65
.0%、フェノール成分含有率42.0%のフェノール
樹脂水性液(以下、これを「フェノール樹脂水性液B、
Jという。)を得た。
フェノール変性メラミン樹脂水性液の製造二上記のより
にして得られたメラミン樹脂水性液入!の425部に、
フェノール樹脂水性液B3の100部を、温度40℃で
混合し、攪拌して均一に混和式せ、pi(8,5,メラ
ミン成分含有率32.4慢、フェノール成分含有率8−
のフェノール変性メラミン樹脂水性液を得た。
2−ドの製造: このフェノール変性メラミン樹脂水性液を用い。
硬化剤には樹脂固形分100部に対して表層用の場合に
は塩化アンモニウムを0.6部、芯層用の場合には塩化
アンモニウムを1.0部用い%また硬化調整剤には、表
層及び芯層用とも樹脂固形分100部に対して濃度25
%のアンモニア水をアンモニアとして0.3部使用し、
そのほかは実施例IK準する方法でパーテイクルボード
を製造した。
この例における接着剤樹脂、メート製造条件及び生成ボ
ードの物性の概要は第1弐に示すとおりでおり、メート
は良好な物性を有してい念。
比較例4 従来公知の高アルカリレゾール型フェノール樹脂の製造
を行なった。すなわち1反応器に37.3慢ホルマリン
405N(5,0モル〕、フェノール235N(2,5
モル)を仕込み、30%水酸化ナトリウム水溶1215
,9(L6モル)を3分割して添加しながら75℃に昇
温させて、同温度で60分間反応させたのち、さらに9
0℃に昇温して反応させ、その間に水120Iを3分割
して加えながら縮合反応をさせて、粘度が1.1ポイズ
(25℃)になるまで約140分間反応嘔せてから室温
に冷却した。得られたフェノール樹脂水性液rよ粘度が
1.2ボイズ、P)(が11.6.不揮発分が45.2
チでめった。
このフェノール樹脂水性液100部に対して、硬化促進
剤として20%炭酸ナトリタム水溶液10部、撥水剤と
して濃度50チのパラフィンワックスエマルノ、ンを、
パラクィンワックストシテ5部加えて接着剤を調製し、
この接着剤を用いて実施例1の方法に準じてパーテイク
ルボードを製造し比。
この例における接着剤樹脂、ボード製造条件及び生成メ
ートの物性の概要は、第1表に示すとおりでろり、実施
例で得られたメートと同等の湿潤曲げ強さを有するメー
トとするには熱盤温[170℃で8分以上もの熱圧時間
が必要であった。ま九、生W、メートの物性は吸水厚さ
膨張率の点において劣り、耐水性の不充分なものでめり
几。
以下余白 (e)発明の効果 本発明の製法で得られるフェノール変性メラミン樹脂接
着剤は、下記の優れた効果を発揮できる。
■ その接着剤用樹脂のフェノール変性メラミン樹脂水
性液C)が、特定のメラミン樹脂水性液(〜と特定のフ
ェノール樹脂水性液03)とを特定の混合比率で混合し
て得られるものでめり1両樹脂の相溶性が良好であるた
めに、一般の変性メラミン樹脂水性液を用い之接着剤に
較べて貯蔵安定性が良好である。
■ その接着剤を用いて製造されるメートは。
JIS A−5908で試験した場合の、200タイプ
の同規格の各区分に合格する接着性能を発現でき、特に
耐水性が従来のフェノール樹脂を用いたもの(Pタイプ
パーテイクルボード〕と同等り 以ヤードが得られる。
■ しかも、M−ド製造時の加熱圧締する熱盤温度を1
50〜180℃にしたときの圧締加圧時間を、従来のフ
ェノール樹脂接着剤を用いる場合と較べて約V2に短縮
することができ、これは従来のメラミン樹脂接着剤を用
いるときの圧締加圧時間と同程度でめり、ボードの生産
性に著しく優nている。
特杵出願人 日本化成株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)メラミン1モルに対してホルムアルデヒド2.0〜
    2.8モルでアルカリ性で縮合反応させて得られた不揮
    発分が64〜68重量%、pHが8〜9、水混和倍率が
    5〜10倍であるメラミン樹脂水性液(A)と、フェノ
    ール1モルに対してホルムアルデヒド2.0〜2.5モ
    ルでアルカリ性で縮合反応させて得られた不揮発分が6
    4〜68重量%、pHが8〜9、水混和倍率が10〜2
    0倍であるフェノール樹脂水性液(B)とを混合してな
    るメラミン成分含有率が30〜35重量%、フエノール
    成分含有率が5〜10重量%、pHが8〜9であるフェ
    ノール変性メラミン樹脂水性液(C)を接着性樹脂成分
    とすることを特徴とするパーテイクルボード用フェノー
    ル変性メラミン樹脂接着剤。 2)第1請求項に記載のフェノール変性メラミン樹脂水
    性液(C)に酸性硬化剤及び硬化調整剤を配合してなる
    パーテイクルボード用フェノール変性メラミン樹脂接着
    剤。 3)酸性硬化剤が塩化アンモニウムであり、硬化調整剤
    がアンモニア水である第2請求項記載のパーテイクルボ
    ード用接着剤。
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