JPH01230526A - 吸着剤およびその製造方法 - Google Patents

吸着剤およびその製造方法

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JPH01230526A
JPH01230526A JP63294686A JP29468688A JPH01230526A JP H01230526 A JPH01230526 A JP H01230526A JP 63294686 A JP63294686 A JP 63294686A JP 29468688 A JP29468688 A JP 29468688A JP H01230526 A JPH01230526 A JP H01230526A
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lys
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adsorbent
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Masao Tanihara
正夫 谷原
Kiichirou Oka
岡 樹一郎
Hideaki Yamada
秀明 山田
Toru Kobayashi
亨 小林
Toshihide Nakajima
俊秀 中島
Sukeaki Omura
大村 祐章
Koichi Takakura
高倉 孝一
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な吸着剤およびその製造方法に関する。
不発明によって提供される吸着剤はニコチン性アセチル
コリンレセプターに対するヒト抗体を特異的に吸着しう
る。従って、本発明によって提供において有用である。
〔従来の技術〕
ネイ5− ヤ−(Nature )、第299巻、第7
93〜797頁(1982年)には、シビレエイの1種
であるトルベト・カリホルニ力(Torpedo ca
lifornica )の電気器官から取得されるニコ
チン性アセチルコリンレセプターのα−サブユニット前
駆体が461個のアミノ酸から構成されており、その−
次構造を解明し得たことが報告されている。この報告に
よれば、該α−サブユニット前駆体の一次構造における
第183〜200位のアミノ酸配列は式−Gly−T 
rp−Lys −His −T rp−Va l −T
yr −Tyr−Thr −Cys −Cys−P r
o−Asp−Thr−Pro−Tyr−Leu−Asp
−テ示されテイル。
プロシーデインゲス・オブ・ザ・ナンヨナル・アカデミ
−・オプ・サイエンシス・オブ・ザ・ユナイテッド・ス
テーク・オプ・アメリカ(Proceedingsof
 the National Academy of 
5ciences of the UnitedSta
tes of America)、第84巻、第363
3〜3637頁(1987年)には、トルベト・カリホ
ルニカース系担体(CNBr−活性化セファロースCL
−4B(CNBr−activated 5ephar
ose CL −4B ) 〕に固定化して形成させた
吸着剤が、ニコチン性アセチルコリンレセプターに対す
るマウス抗体およびウサギ抗体と結合することが報告さ
れている。バイオグミカル・アンド・バイオフィジカル
・リサーチ・コミュ= ケ−ションス(Biochem
ical and BiophysicalResea
rch Communications )、第135
巻、第82〜89頁(1986年)には、トルベト・カ
リホルニ力から取得されたニコチン性アセチルコリンレ
セ″ブタ−のα−サブユニットをグロテアーゼで分解す
ることによって該α−サブユニットの一次構造における
第153〜350位のアミノ酸配列に対応すると考えら
れる分子量18キロドルトンのフラグメントが得られ、
このフラグメントがニコチン性アセチルコリンレセプタ
ーのリガンド結合部位に対−するマウスモノクローン抗
体およびα−プンガロトキシンと結合することが報告さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
重症筋無力症の治療において重症筋無力症の主な手段は
まだ確立されていないのが実状である。
しかして1本発明の目的は、ニコチン性アセチルコリン
レセプターに対するヒト抗体を有効に吸着する能力を有
し、かつ効率的に製造される新規な吸着剤およびその製
造方法を提供することにある0 〔課題を解決するための手段〕 本発明によれば、上記の目的は、一般式%式%(1) 〔式中、Aはペプチド残基を表わし;XおよびYは一方
が単結合を表わすか、またはAsp、 Glu、 Ly
sおよび式−NH(CH2)nC−(式中、nは1〜1
7の整数を表わす。)で示される二価の基からなる群か
ら選ばれるアミノ酸残基もしくは抜群から選ばれる少な
くとも1種のアミノ酸残基の2〜10個がペプチド結合
によって形成するペプチド残基を表わし、他方がAsp
、 Glu、 Lysおよび式−NH(CH2)nC−
(式中、nは前記定義のとおりである。)で示されアミ
ン基を表わす。〕 で示され、かつニコチン性アセチルコリンレセプターに
対するヒト抗体と結合する能力を有する及プチド〔以下
、これをペプチド(1)と称することがある〕を担体上
に固定化してなるニコチン性アセチルコリンレセプター
に対する抗体用の吸着剤を提供することによって達成さ
れ、またペプチド(1)を担体上に固定化することを熱
処理する前記吸着剤の製造方法を提供することによって
達成される。
本明細書において各種アミノ酸残基を慣例の略号で記述
する。略号は本発明の技術分野においてよく知られたも
のであり、その例を以下に列記する。
Asp : L−アスパラギン酸残基 Cys : L−システィン残基 Glu : L−グルタミン酸残基 (:;ly ニゲリシン残基 His : L−ヒスチジン残基 Leu : L−ロイシン残基 Lys : L−リジン残基 Pro : L−プロリン残基 Thr : L −トレオニン残基 Trp : L −トリプトファン残基Tyr : L
−チロシン残基 Val : L −ハII :/ 残基また本明細書に
おいては、常法に従ってアミノ酸配列をN末端のアミノ
酸が左側に位置し、C末端のアミノ酸が右側に位置する
ように記述する。
ペプチド(1)は担体上に効率的に、すなわち高収率で
固定化することができる。担体上に固定化されたペプチ
ド(1)は、血液、血漿、血清などの体液中のニコチン
性アセチルコリンレセプターに対するヒト抗体を吸着す
る能力を発現する。
ペプチド(1)が有する一般式(1)におけるAは上記
のとおり定義されるが、Aが表わすペプチド残基の例と
して1式 %式% (式中、Cys −Cysにおいて各々のCysが有す
るメルカプト基は相互に結合してジスルフィド結合を形
成していてもよい。ン で示されるペプチド残基が挙げられ、また式(11)で
合する能力に関して1式(II)で示されるペプチド残
基と等価であるペプチド残基が挙げられる。
ペプチド([)が有する一般式(1)におけるXおよび
Yは上記のとおり定義されるが、XおよびYの両方が単
結合であるペプチドならびにXおよびYのいずれかが上
記で定義されたものと異なるアミノ酸残基またはペプチ
ド残基であるペプチドは、担体上に効率よく固定化され
ない場合があるだけでなく、担体上に固定化された場合
にニコチン性アセチルコリンレセプターに対するヒト抗
体を吸着する能力が充分には発現しない場合がある。ペ
プチド([)が有する一般式(1)におけるXおよびY
が表わすペプチド残基としては1例えば、次のペプチド
残基を挙げることができる。
−Asp−Asp−,−Glu−Glu−、−Lys−
Lys−、−Gly−Gly−。
−Asp−Gly−、−Glu−Asp−、−Glu−
Lys−、−Lys−Glu−。
−Lys−NH(CHz)1、C+、 −Gly−As
p−、−Gly−Lys +。
−Lys=Lys−Gly−,(−Asp+5. +G
lu+、、 (:Lys+5゜−Gly−Lys−Gl
u−Glu−Asp−。
−Asp −Glu−NH(CH2)17C−Lys 
−Gly −Lys −。
窮 (−A s p昂、÷Glueo、 +L’lsh。r
 +””*a。
−Lys−Gl u−Gly−NH(CH2)1.C−
Asp−Asp−Lys−Lys−Glu−Gly−。
−Lys−Glu−Glu−Gly−Asp−Asp−
Lys−Lys−Gly−Gly−ペプチド責I)が固
定化される担体としては、親水性の表面を有し、ペプチ
ドとの間で共有結合を形成させるために利用しうるアミ
ノ基、カルボキシル基、水酸基などの反応性の官能基を
有し、体液に不溶性であり、かつ多孔性であるものが好
ましであるかまたは平均細孔径が約50〜1000ナノ
メートルの範囲内であるものを使用するのが好ましい。
担体は粒子状、ffl維状、シート状、中空糸状などの
任意の形状であることができる。かかる担体としては、
例えば、CM−セルロファインCH(排除限界タンパク
質分子食:約3X106;生化学工業株式会社販売)な
どのセルロース系担体;CM−)ヨパール650C(排
除限界タンパク質分子量=5×106;東ソー株式会社
製)などのポリビニルアルコール系担体;CM−)IJ
スアクリルM (CM−Trisacryl M ) 
(排除限界タンパク質分子量: 1 x 107 ;ス
ウェーデン国ファルマシアーLK B (Pharma
cia−LKB )社製〕などのポリアクリルアミド系
担体;セファロースCL −48(5epharose
CL−4B)C排除限界タンパク質分子景:2xlO7
;スウェーデン国77 ルマシ7− L K B (P
harmacia−LKB)社製〕などのアガロース系
担体などの有機質担体;およびCPG−10−1000
C排除限界タンパク質分子量:lX108;平均細孔径
:1100n;米国エレクトロ一二ニークレオニクス(
Electr。
二・ 固定化量は、吸着剤がニコチン性アセチルコリンレセプ
ターに対するヒト抗体の有意景を吸着しつるために通常
約3×10 モル/2(担体)以上であることが必要で
あり、担体上に固定化されたペプチド([)がヒト抗体
の吸着に有効に利用されるために約1×10−7〜2 
X 10−’モル/り(担体)の範囲内であるのが好ま
しい。
以下に1本発明の吸着剤の製造方法について述べる0 ペプチド(1)の担体上への固定化は、一般にペプチド
またはタンパク質を担体上に固定化する場合に採用され
る方法に従って行われる。その固定化方法としては1例
えば、担体が有するカルボキシル基iN−ヒドロキシコ
ノ・り酸イミドと反応させることによってスクシンイミ
ドオキシカルボニル基に変換し、これ、にペプチド(1
)をアミン基の部分で反応させる方法(活性エステル法
)、担体が有するアミノ基またはカルボキシル基にジシ
クロヘキシルカルボジイミドなどの縮合試薬の存在下で
ペプチド(1)のカルボキシル基またはアミ7基を縮ル
法で担体上に固定化して得られる吸着剤が最も高いニコ
チン性アセチルコリンレセプターに対スるヒト抗体の吸
着能力を有する。
このようにしてペプチド(1)を担体上に固定化し、次
いで所望により該担体上に固定化されたペプチド(1)
を熱処理することによって本発明の吸着剤が製造゛され
る。担体上に固定化されたペプチド責1)は、熱処理を
受けることによってニコチン性アセチルコリンレセプタ
ーに対するヒト抗体を吸着する活性をより顕著に発現す
る。熱処理温度は60℃以上であることが好ましいが、
熱処理温度が高すぎる場合にはペプチド(1)および/
または担体が分解する場合があるので、該熱処理温度は
180℃以下に抑えることが好ましい。また熱処理時間
は約5分間以上であることが好ましいが、熱処理時間が
長すぎる場合にはペプチド責I)および/または担体が
分解する場合があるので、該熱処理時間は約1時間以内
とするのが好ましい。熱処理は、担体がペプチド(1)
の分解を抑制しつる点から好ましい。゛ペプチド(1)
の合成は、ペプチドの合成において通常用いられる方法
、例えば、固相合成法;または段階的呻長法、フラグメ
ント縮合法のような液相合成法により行われるが、固相
合成法により行うのが操作上簡匡である〔例えば、ジャ
ーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
(Journal of the American 
Chemical 5ociety) 、第85巻、第
2149〜2154頁(1963年);日本生化学金偏
「生化学実験講座1 タンパク質の化学■化学修飾とペ
プチド合成」(昭和52年11月15日 株式会社東京
化学同人発行)、第207〜495頁;日本生化学金偏
[続生化学実験講座2タンパク質の化学(下)−1(昭
和62年5月20日株式会社東京化学同人発行)、第6
41〜694頁など参照〕。
ペプチド(1)の固相合成法による製造は1例えば、目
的とするペプチド責I)のC末端に対応するアミノ酸ま
たはアミノ酸アミドが有するα−カルポキンル基または
α−カルバモイル基からそれぞれ水素目的とするペプチ
ド(1)のN末端の方向に向って、対応するアミノ酸を
該アミノ酸が有するα−カルボキシル基以外のα−アミ
7基などの官能基を保護したうえで縮合させて結合させ
る操作と該結合したアミノ酸におけるα−アミ7基など
のペプチド結合を形成するアミン基が有する保護基を除
去する操作を順次繰返すことによって、ペプチド鎖を伸
長させ、目的とするペプチド(1)に対応するペプチド
鎖を形成し1次いで該ペプチド鎖を重合体から脱離させ
、かつ保護されている官能基から保護基を除去すること
により目的とするペプチド(+)を得1次いでこれを精
製することによって実施される。ここで、ペプチド鎖の
重合体からの脱離および保護基の除去は、フッ化水素を
用いて同時に行うのが副反応を抑制する観点から好まし
い。また、得られたペプチド(1)の精製は逆相液体ク
ロマトグラフィーで行うのが効果的である。
本発明の吸着剤を用いるニコチン性アセチルコリンレセ
プターに対する抗体の除去は、本発明の吸着剤を該抗体
を含有する血液、血漿、血清などの入口部と出口部を有
し、かつ入口部と吸着剤層の間および出口部と吸着剤層
の間にそれぞれポリエステルなどの材質のフィルターを
備えていることが望ましい。カラムの材質としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ
エステル、ポリメチルメタクリレートなどが例示される
。これらのうちポリプロピレンおよびポリカーボネート
が、吸着剤を充填したカラムを使用前にオートクレーブ
滅菌、γ−線滅菌などの滅菌に付することかできる点に
おいて特に好適である。
上記の充填されたカラムを使用する患者の体液からのニ
コチン゛性アセチルコリンレセプターに対する抗体の除
去は、例えば体外血液循環系で行われる。体外血液循環
系としては次の二つを例示することができる。
(1)  患者の血管から取り出した血液を本発明の吸
着剤を充填したカラムに送り、そこで血液からニコチン
性アセチルコリンレセプターに対する抗体を吸着により
除去し、次いでカラムを通過した処理された血液を患者
の血管に循環する。
漿成分からニコチン性アセチルコリンレセプターに対す
る抗体を吸着により除去し、カラムを通過した処理され
た血漿成分を上記の分離された血球成分と混合し、次い
で得られた混合物を患者の血管に循環する。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明するが1本発明は実施
例により限定されるものではない。
合成例1 式H−Lys−Lys−Gly−Trp−Lys−Hi
s−Trp−Val−Tyr−Tyr−Thr−Cys
−Cys−P ro−Asp−Thr−P ro−Ty
r−Le u−Asp−Lys’−Lys−Gly−O
Hで示されるペプチドをペプチド自動合成装置〔米国ア
プライド・バイオシステムズ(AppliedBios
ystems )社製モデ” 430 A (Mode
l 430 A)〕を用いて固相合成法により合成した
。4−(N−(t−ブトキシカルボニル)グリシルオキ
シメチル〕フェニルアセトアミドメチル 基を0.78ミリモル/7(m脂)の割合で有するン(
Glycine)、 t−Boc−Gly)を0.64
F用い、これに第1辰に示す一連の操作に従って目的と
するペプチドのN末端の方向に向ってL−アスパラギン
酸、L−システィン、グリシン、L−ヒスチジン、L−
ロイシン、L−リジン、L−プロリン、L−トレオニン
、L−トリプトファン、L−チロ7ンおよびL−バリン
から選ばれる対応するアミノ酸を順次結合させた。縮合
反応において上記のアミノ酸はそれぞれN−(t−ブト
キシカルボニル)、−()4−ベンジル−L−アスパラ
ギンe 無水物、N−(1−ブトキシカルボニル)−8
−(、、p−メトキ7ベンジル)−L−システィン無水
物、  N−(を−ブトキシカルボニル)グリジン無水
物、N“−(t+m  − 一フトキシカルボニル)−N   )シルーL−ヒスチ
ジン無水物、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−ロ
イシン無水物、 N2− (t−ブトキシカルボニル>
 −N6−ベンジルオキ/カルボニル−L−リジン無水
物、N−(t−ブトキシカルボニル)−L−プロリン無
水物、N−(t−ブトキシカルボニル) −03−ヘン
シル−L−トレオニン無水物、N″−(t−ブトキシカ
ルボニル) −L −) IJ フトとして用い、それ
らの使用量は基質に対して約2倍モル量とした。縮合反
応は室温下で行い1反応時間は縮合させるアミノ酸の種
類によって異な名が18〜30分間の範囲内であった。
またN″−(t−ブトキシカルボニル) −Hlm−)
ンルーL−ヒスチジン無水物を用いる縮合反応では変換
率が低いために、第1表に示す一連の操作を終了したの
ち、さらに第1表における工程4〜6の操作を繰り返す
ことによって縮合反応を再度実施したっトリフルオロ酢
酸を33容 (6〜16m1) 2 洗  浄 ジクロロメタン        13ジ
イソプロピルエチルアミ 3 中  和 ンを10容景チ含有するジ  12メチ
ルホルムアミド溶液 4 洗  浄 ジメチルホルムアミド    15アミ
ノ酸を含有するジメチ 5 縮合反応 ルホルムアミド溶液    18〜30
   1(10〜25m1) 6 洗  浄 ジクロロメタン        15全
てのアミノ酸についての反応操作が終了したのち、得ら
れた樹脂をグラスフィルター上でジエチルエーテル、ジ
クロロメタンおよびメタノールを用いて順次洗浄し、次
いで真空乾燥することによって2.17の乾燥樹脂を得
た。ポリトリフルオロモノクロロエチレン製の反応容器
(株式会社ぺ分間、次いで0℃の温度で30分間攪拌し
た。得られた反応混合物からフッ化水素、アニソールお
よびエチルメチルスルフィドを減圧下に除去し。
残留物をグラスフィルター上でジエチルエーテルを用い
て充分洗浄した。得られた残留物を2規定の酢酸水溶液
で抽出し、抽出液を凍結乾燥することによりペプチドの
粗製物を0.55’得た。
得られた粗製物を分取用逆相高速液体クロマトグラフィ
ー〔カラム:オクタデシル化シリカゲル(粒径:5μm
)充填カラム(内径:101、長さ: 300+at)
[:株式会社ケムコ製デベロシル(Develosil
) ODS 10 wxφX 300m] ;移動相ニ
トリフルオロ酢酸を0.05容8%含有するアセトニト
リルと水の混合溶媒(アセトニトリルの濃度は20分間
で20容量チから35容量チになるように漸次変化させ
た)〕で精製することによって。
目的とするペプチドの精製物を50 mq得た。
得られた精製物を分析用逆相高速液体クロマトグラフィ
ー〔カラム:オクタデシル化シリカゲル(粒径:5μm
)充填カラム(内径=4閣、長さ:水の混合溶媒(アセ
トニトリルの濃度は30分間で5容量チから50容量チ
になるように漸次変化させた);流速:1m//分;検
出法:波長210nmにおける吸光度〕に付したところ
、19.2分に単一の鋭いピークが示された。FAB(
高速原子衝撃)法マススペクトルにより求められた精製
物の分子量は2814であった(理論値:2815.2
1)。
また、精製物を塩酸を用いて加水分解して得られた生成
物をアミノ酸組成分析に付した結果は次のとおりであっ
た(括弧内の数字は理論値を示す)。
リジン: 5.23 (5)、  グリシン: 1.9
4(2)、  )リプトファン: 2.02 (2)、
  ヒスチジン: 0.98 (1)、 バi 7 :
 0.92(1)、 チロシン: 3.07(31,)
レオニン: 2.07(2)、  /ステン: 0.8
5 (1)、  プロリン゛:2、13 (2)、 ア
スパラギン酸: 2.10 (2)、  ロイシン:1
.0O(1)。
、合成例2〜16 合成例1におけると同様な方法でペプチドの固相合成お
よび精製を行うことにより第2表に示すペプチドを得た
。ただし、固相用の樹脂として、合成例2および合成例
10では4−(N−(t−ンゼン共重合体〔スチレンと
ジビニルベンゼンの構成比(モル比):99対1〕から
なる粒状樹脂〔米国アプライド・バイオシステムズ(A
ppliedBiosystems )社MpAMグリ
シン(Glycine )、 t −Boc −Gly
 )を用い1合成例3、合成例51合成例8および合成
例12では4−(N−(t−ブトキシカルボニル)−□
4−ベンジルーα−L−アスパルチルオキシメチル〕フ
ェニルアセトアミドメチル基を0.78 ミIJモル/
2(樹脂)の割合で有するスチレン−ジビニルベンゼン
共重合体〔スチレンとジビニルベンゼンの構成比(モル
比):99対1〕からなる粒状樹脂〔米国アプライド・
バイオシステムス(Applied Biosyste
ms )社製 PAM7スパラギン酸(Asparti
c acid)、  t−Boc−L−Asp(OBz
l))を用い1合成例4および合成例6では4−(N−
(t −ブトキシカルボニル)O5−ベンジル−α−L
−グルタミルオキシメチル〕フェニルアセトアミドメチ
ル基を0.78ミlJモル/2(樹脂)の割合で有する
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体〔スチレンとジビ
ニルベンゼンの構成比(モル+1 −Glu(0Bzl ))を用い、合成例75合成例9
および合成例11でH4−(N2−(t−ブトキシカル
ボニル)−N6−(クロロベンジルオキシカルボニル)
−L−リジルオキシメチル〕フェニルアセトアミドメチ
ル基を0.78 ミリモル/1(WR脂)の割合で有す
るスチレン−ジビニルベンゼン共重合体〔スチレンとジ
ビニルベンゼンの構成比(モル比)′:99対l〕から
なる粒状樹脂〔米国アプライド・バイオシステムズ(A
pplied Biosystems)社製PAMリジ
ン(Lysine)、 t−Boc−L−Lys(Q’
−Z) )を用い、また合成例13〜16ではα−アミ
ノ−p−メチルベンジル基を0.78ニ−IJモル/7
(樹脂)の割合で有するスチレン−ジビニルベンゼン共
重合体〔スチレンとジビニルベンゼンの構成比(モル比
)=99対1〕からなる粒状樹脂〔米国アプライド・バ
イオシステムス(Applied Biosystem
s)社製p−メ−y−ルB HA vジン(p−Met
hyl BHA Re5in) ’]を用いた。また縮
合反応においてL−グルタミン酸、12−アミノドデカ
ン酸および18−アミノオクタデカン酸はそれぞれ、N
−(t−ブトキシカルたQ 得られたペプチドの精製物を分析用逆相高速液体クロマ
トグラフィーに付したところ、いずれも単一のピークが
示された。それらの精製物につい−(FAB、4マスス
ペクトルにより求められた分子量および塩酸を用いて加
水分解して得られた生成物のアミノ酸組成分析値をそれ
ぞれ第3表に示す。
2                  Gly   
     OH3−NH(CH2)17CO−OH 4−NH(CH2) CO−+Glu+50H+1 5   +Lys+5+Asp%      OH6+
LyS+−1oGluoH 7+Gly−3−,−Gly−Lys−OH9Gly 
          −Lys−Lys−OH11Gl
u       −ASP−GIIJ−NH(CH2)
17CO−0HLys−Gly−Lys− 13Lys          −NH(CH2)1□
CO−NH4I 4  −Lys−Lys−−Asp−
G13’−NH2I5   +Glue、      
   Lys        NH2Pro−Tyr−
Leu−Asp−で示されるペプチド残基である。
第   3   表 括弧内の数字は理論値を示す。
第  3  表  (続き ) 括弧内の数字は理論値を示す。
第  3  表  (続き ) 括弧内の数字は理論値を示す。
第  3  表  (絖き ) 括弧内の数字は理論値を示す。
第  3  表  (続き ) 括弧内の数字は理論値を示す。
合成例17および18 合成例1におけると同様な方法でペプチドの固相合成お
よび精製を行うことにより、式H−Gly−T rp−
Lys−Hi 5−Tr p−Val−Ty r−Ty
 r −Thr−Cys−Cys−Pro −J Asp−Thr−Pro−Tyr−Leu−Asp−O
Hで示されるペプチド(合成例17)および式H−Le
u−Leu−Gly−Trp−Lys−His−T r
 p−Val −Tyr−Tyr−Thr−Cys−C
ys−P ro−Asp−Th r−Pro−Tyr−
Leu−Asp−OHで示されるペプチド(合成例18
)を得た。ただし、固相用の樹脂として、4−(N−(
t−ブトキシカルボニル)−04−ベンジル−α−L−
アスパルチルオキシメチル〕フェニルアセトアミドメチ
ル基を0.78ミリモル/2(樹脂)の割合で有するス
チレン−ジビニルベンゼン共重合体〔スチレンとジビニ
ルベンゼンの構成比(モル比):99対1〕からなる粒
状樹脂〔米国アプライド・バイオシステム、x: (A
pplied Biosystems )社製PAMア
スパラギン酸(Aspartic acid )、 t
−Boc−L−Asp (0Bzl ) )を用いた。
得られたペプチドの精製物を分析用逆相高速液体クロマ
トグラフィーに付したところ、いずれも単一のピークが
示された。それらの精製物についてFAB法マススペク
トルにより求められた分子量および塩酸を用いて加水分
解して得られた生成物のアミノ酸組成分析値をそれぞれ
第4表に示す。
第    4    表 括弧内の数字は理論値を示す。
実施例1 (a)  金属ナトリウムの存在下で蒸留することによ
って得られたジオキサン5Qm/中にセルロース粒子(
生化学工業株式会社販売、CM−セルロファインCH)
10fを悪濁し、得られた懸濁液にN−ヒドロキンコハ
ク酸イミド0.57およびジシクロへキ/ル力ルポジイ
ミド1.02を加え、混合物を室温下で1晩振盪攪拌し
た。得られた混合物を0.02モル/7!のリン酸塩緩
衝液(田ニア、4)で洗浄し、吸引濾過した。得られた
粒子を、合成例1で得られたペプチドの20■を含有す
る0、02モル/jのリン酸塩緩衝液(1ニア、4)2
0肩lと混合し、この混合物を4℃の温度で1晩攪拌し
た。
得られた混合物を吸引濾過した。濾液を分析用逆相高速
液体クロマトグラフィーに付したが、残存するペプチド
は認められなかった(担体上へのペプチドの固定化率:
約100%)。このようにして、合成例1で得られたペ
プチドの20”+9が固定化されたセルロース粒子(熱
処理されていない吸着剤)を約101得た。
(b)  上記のようにして得られたペプチドが固定化
されたセルロース粒子の1fずつを、塩化ナトリウムを
0.15モル/l含有する0、02モル/eのリン酸塩
緩衝液(Fllニア、4)の各5 me中に悪濁し、そ
れぞれ80℃(水浴上、常圧下)、100℃(水た0 実施例2 (a)  実施例1(a)においてセルロース粒子10
2の代りにポリビニルアルコール粒子(東ノー株式会社
製CM−トヨパール650C)10りを用い、かつ合成
例1で得られたペプチド20■の代りに合成例2で得ら
れたペプチド20■を用いる以外は同様な方法により、
合成例2で得られたペプチドの18.4■が固定化され
たポリビニルアルコール粒子(熱処理されていない吸着
剤)を約10y得た(ペプチドの固定化率:約92%)
(b)  上記のようにして得られたペプチドが固定化
されたポリビニルアルコール粒子の12を、塩化ナトリ
ウムを0.15モル/l含有する0、02モル/lのリ
ン酸塩緩衝1(F+′l: 7,4 ) 5rIte中
に懸濁し、オートクレーブ滅菌器中で加圧下に121℃
の温度で20分間熱処理した。このようにして熱処理さ
れた吸着剤を得た。
実施例3 (a)  多孔性ガラス粒子〔米国エレクトロ一二ニー
クレオニクス(Electro−nucleonics
 )社製CPG−10−1000)109を、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシンランを5ゴ含有するトルエン
溶液1001中で24時間加熱還流下に反応させた。得
られた混合物を、金属ナトリウムの存在下で蒸留するこ
とによって得られたジオキサンで洗浄し、吸引濾過した
。得られた粒子を、金属ナトリウムの存在下で蒸留する
ことによって得られたジオキサンlQQm/中に憑濁し
、この懸濁液に無水コノ・り酸3りを加え、混合物を室
温下で1晩攪拌した。得られた混合物を、金属ナトリウ
ムの存在下で蒸留することによって得られたジオキサン
で洗浄し、吸引濾過した。得られた粒子を、金属ナトリ
ウムの存在下で蒸留することによって得られたジオキサ
ン5Qme中に懸濁し、この懸濁液にN−ヒドロキシコ
ハク酸イミド0.52およびジシクロへキ/ル力ルポジ
イミド1.02を加え、混合物を室温下で1晩攪拌した
。得られた混合物を0.02モル/lのリン酸塩緩衝液
(pi−1ニア、4)で洗浄し、吸引濾過した。得られ
た粒子を、合成例3で得られたペプチド20■を含有す
る0、02モル/lのリン酸塩緩衝液(F4(ニア、4
)20at/と混合し、この混合物を4℃の温度で1晩
攪拌した。得られた混合物を吸引濾過し、合成例3で得
られたペプチドの20ηが固定化された多孔性ガラス粒
子(熱処理されていない吸着剤)を約1(1’得た(ペ
プチドの固定化率:約100%)0 (b)  上記のようにして得られたペプチドが固定化
された多孔性ガラス粒子の12をペプチドが固定化され
たポリビニルアルコール粒子1F+7)代jl)Ic用
いる以外は実施例2(b)におけると同様な方法により
、熱処理された吸着剤を得た。
実施例4〜16 (a)  第5表に示すペプチドの20■を用いる以外
は実施例1(a)、実施例2 (a) iたは実施例3
(a)のいずれかにおけると同様な方法によりペプチド
が固定化された粒子状担体(熱処理されていない吸着剤
)をそれぞれ得た。使用した粒子状担体および担体上へ
のペプチドの固定化率をそれぞれ第5表に示す。
(b)  上記のようにして得られたペプチドが固定化
された粒子状担体のlfを実施例2(a)で得られたペ
プチドが固定化されたポリビニルアルコール粒子120
代シに用いる以外は実施例2(b)におけると同様な方
法により、熱処理された吸着剤をそれぞれ得た。
第   5   表 4 合成例4で得られたもの セルロース粒子   約
1005 合成例5で得られたもの セルロース粒子 
  約 986 合成例6で得られたもの セルロース
粒子   約1007 合成例7で得られたもの ポリ
ビニルアルコール粒子 約 958 合成例8で得られ
たもの ポリビニルアルコール粒子 約959 合成例
9で得られたもの セルロース粒子   約 9510
  合成例10で得られたもの セルロース粒子   
約 9811  合成例11で得られたもの セルロー
ス粒子   約10012  合成例12で得られたも
の セルロース粒子   約10013  合成例13
で得られたもの ポリビニルアルコール粒子 約 90
14  合成例14で得られたもの ポリビちルアルコ
ール粒子 約10015  合成例15で得られたもの
 多孔性ガラス粒子  約 9516  合成例16で
得られたもの 多孔性ガラス粒子  約100(注)セ
ルロース粒子:生化学工業株式会社販売CM−セルロフ
ァインCH ポリビニルアルコール粒子:東ソー株式会社製CM−ト
ヨパール650C 多孔性ガラス粒子:米国エレクトロ一二ニークレオニク
ス(Electro−nucleonics )社ff
cPG−10−1000比較例1 体)実施例1(a)において合成例1で得られたペプチ
ド20rIPqの代りに合成例17で得られたペプチド
20ηを用いる以外は同様な方法により、合成例17で
得られたペプチドの14.4■が固定化されたセルロー
ス粒子を約102得た(ペプチドの固定化率:約72%
)。
(b)  上記のようにして得られたペプチドが固定化
されたセルロース粒子の12をペプチドが固定化された
ポリビニルアルコール粒子1りの代りに用いる以外は実
施例2(b)におけると同様な方法により、熱処理され
た吸着剤を得た。
比較例2 (a)  実施例2(a)において合成例2で得られた
ペプチド20■の代りに合成例18で得られたペプチド
20■を用いる以外は同様な方法によりペプチドのポリ
ビニルアルコール粒子への固定化操作を行った。合成例
18で得られたペプチドはリン酸塩緩衝液中での溶解度
が低いため、濾液中に残存するペプチドを分析用逆相高
速液体クロマトグラフィーにより定量することが不可能
であった。
(b)  上記の固定化操作に付して得られたポリビニ
ルアルコール粒子の1yを実施例2(a)で得られたペ
プチドが固定化されたポリビニルアルコール粒子1りの
代りに用いる以外は実施例2(b)におけると同様な方
法により、熱処理された吸着剤を得た。
試験例1 重症筋無力症患者の血清0.5 rnlに実施例1で得
られた熱処理されていない吸着剤または熱処理された吸
着剤の50■を加え、37°Cの温度で3時間懸濁させ
た。得られた懸濁物を遠心分離し、上清を得た。得られ
た上清中におけるニコチン性アセチルコリンレセプター
に対するヒト抗体の濃度をCon A法〔蛋白質 核酸
 酵素、第26巻、第1578〜1591頁(1981
年)など参照〕により求めた。すなわち、被検液をニコ
チン性アセチルコリンレセプターおよび放射線標識した
α−ブンガロトキシンと順次接触させ、得られた処理液
をコンカナバリンA (Con A )を固定化したセ
ファロース(5epharose )を充填したカラム
に通したのちカラムの放射活性を計測することによって
、該被検液中に含まれていたα−ブンガロトキシンとニ
コチン性アセチルコリンレセプターとの結合を阻害する
ヒト抗体の量をトキ7ン結合阻害活性度(カラムの放射
活性の減少率)として定量した。
結果を第6表に示す。なお、比較のために、合成例1で
得られたペプチドの代りにグリシンを用いる以外は実施
例1(a)におけると同様な方法によシ得られたグリシ
ンが固定化されたセルロース粒子、およびこのグリ7ン
が固定化されたセルロース粒子をペプチドが固定化され
たセルロース粒子の代シに用いる以外は実施例1(b)
におけると同様な方法により121°Cで熱処理して得
られた吸着剤を使用した場合に得られた結果をあわせて
第6表に示す。
第   6   表 合成例1で得られたペプチド  熱処理せず    3
8合成例1で得られたペプチド   80     3
0合成例1で得られたペプチド   100     
28合成例1で得られたペプチド   121    
 26合成例1で得られたペプチド   150   
  27グリ/ン           熱処理せず 
   44グリ7ン            121 
    45試験例2 試験例1において実施例1で得られた熱処理されていな
い吸着剤および熱処理された吸着剤の代りに実施例2〜
16で得られた熱処理された吸着剤を用いる以外は同様
な方法により、血清の懸濁処理を行い、得られた上清中
におけるニコチン性アセチルコリンレセプターに対する
ヒト抗体の濃度を求めた。得られた結果を第7表に示す
。なお、比較のために、比較例1または比較例2で得ら
れた熱処理された吸着剤を使用した場合に得られた結果
、ならびに試験例1で比較のために使用したものと同じ
グリシンが固定化されたセルロース粒子を121℃で熱
処理して得られた吸着剤を使用した場合に得られた結果
を第7表にあわせて示す。
第   7   表 吸   着   剤     トキノン結合阻害活性度
(働実施例2で得られたもの         22実
施例3で得られたもの          19実施例
4で得られたもの          17実施例5で
得られたもの         18実施例6で得られ
たもの         18実施例7で得られたもの
         21実施例8で得られたもの   
      20実施例9で得られたもの      
   18実施例10で得られたもの        
 19実施レリ11で得られたもの         
 22実施例12で得られたもの         2
0実施例13で得られたもの         22実
施例14で得られたもの         17実施例
15で得られたもの         20実施例16
で得られたもの         18比較例1で得ら
れたもの         28比較例2で得られたも
の         36グリ/ンが固定化されたセル
ロース 粒子を121℃で熱処理することに     34よっ
て得られたもの 〔発明の効果〕 本発明によれば、上記の実施例から明らかなとおり、ニ
コチン性アセチルコリンレセプターに対するヒト抗体を
有効に吸着する能力を有する新規な吸着剤が提供される
。該吸着剤はペプチド(1)を使用することによって効
率的に製造される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 H−X−A−Y−Z( I ) 〔式中、Aはペプチド残基を表わし;XおよびYは一方
    が単結合を表わすか、またはAsp、Glu、Lysお
    よび式▲数式、化学式、表等があります▼(式中、nは
    1〜17の整数を表わす。)で示される二価の基からな
    る群から選ばれるアミノ酸残基もしくは該群から選ばれ
    る少なくとも1種のアミノ酸残基の2〜10個がペプチ
    ド結合によつて形成するペプチド残基を表わし、他方が
    Asp、Glu、Lysおよび式▲数式、化学式、表等
    があります▼(式中、nは前記定義のとおりで ある。)で示される二価の基からなる群から選ばれるア
    ミノ酸残基もしくは該群から選ばれる少なくとも1種の
    アミノ酸残基の2〜10個がペプチド結合によつて形成
    するペプチド残基を表わし;Zは水酸基またはアミノ基
    を表わす。〕で示され、かつニコチン性アセチルコリン
    レセプターに対するヒト抗体と結合する能力を有するペ
    プチドを担体上に固定化してなるニコチン性アセチルコ
    リンレセプターに対する抗体用の吸着剤。
  2. (2)一般式 H−X−A−Y−Z( I ) (式中、A、X、YおよびZは請求項1における定義の
    とおりである。) で示され、かつニコチン性アセチルコリンレセプターに
    対するヒト抗体と結合する能力を有するペプチドを担体
    上に固定化することを特徴とする請求項1記載の吸着剤
    の製造方法。
  3. (3)ペプチドを担体上に固定化し、次いで該担体上に
    固定化されたペプチドを熱処理する請求項2記載の製造
    方法。
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