JPH01229698A - プリペイドカード用ベースフイルム - Google Patents

プリペイドカード用ベースフイルム

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JPH01229698A
JPH01229698A JP63056331A JP5633188A JPH01229698A JP H01229698 A JPH01229698 A JP H01229698A JP 63056331 A JP63056331 A JP 63056331A JP 5633188 A JP5633188 A JP 5633188A JP H01229698 A JPH01229698 A JP H01229698A
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JP
Japan
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base film
layers
depth
layer
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Pending
Application number
JP63056331A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Masuda
増田 雅則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテレホンカード、乗車券等に利用される磁気層
を有するプリペイドカード(単に磁気カードとも言われ
る)や商品券1回数券として利用されるプリペイドカー
ドのベースフィルムに関するものである。
[従来技術] プリペイドカードには偽造されるという問題がつきもの
であり、従来から、この防止、抑制策としているいろの
方策がとられている。例えば、(イ)印刷を複雑かつ高
級化する、[0)磁気塗剤を特殊な方法で塗布する、(
/9磁気信号を?!2雑化する、(勾ベースフィルムを
積層体構造とする、等が知られている。しかし、これら
の方策は効果が十分でなかったり、高価になる等の欠点
があり、満足できるものとは云い難い。
[発明の目的] 本発明者は、上記に)の方策の利点に着目し、この欠点
を改良して偽造防止効果を高める方法について検討した
結果、本発明に到達した。
本発明の目的は、偽造防止効果に優れかつ安価なプリペ
イドカード用ベースフィルムを提供することにある。
本発明の他の目的及び利点は以下の説明から明らかとな
ろう。
[発明の構成・効果] 本発明の目的は、本発明によれば、2層以上の積層構造
からなるプリペイドカード用ベースフィルムであって、
少くとも2層の接触面が夫々深さ5μ以上の凹凸構造面
を有しかつ該凹凸構造面が互いに噛合った状態で密着し
ていることを特徴とするプリペイドカード用ベースフィ
ルムによって達成される。
本発明のプリペイドカード用ベースフィルムは2層以上
の積層構造、好ましくは2層または3層の積層構造、特
に好ましくは3層の積層構造をとる。この1例を図面に
示す。
第1図は3層の積層構造をとるベースフィルムの断面図
であり、第1−1図は第1図の部分拡大断面図である。
第1−2図は3層の積層構造をとるが、第1−1図とは
違った積層構造をとる場合の部分拡大断面図であ。第1
−1図においては、両表層(A)と内層(B)の接触面
が夫々凹凸構造面を有しかつ該凹凸構造が互いに噛合っ
た状態で密着している。第1−2図においては、1つの
表層<A)と内層(B)の接触面が夫々凹凸構造面を有
しかつ該凹凸構造が互いに噛合った状態で密着している
。第1−2図においては、1つの表層(A)と内層<8
>の接触面が夫々凹凸構造面を有しかつ該凹凸構造が互
いに噛合った状態で密着しているが、他の表1(A’)
と内層(B)の接触面は実質的に凹凸構造面を有さず、
通常の積層密着状態をとっている。また2層の積層構造
からなるベースフィルムは、第1−2図における他の表
層(A′ )がない積層構造をとり、この場合層(B)
は表層を構成すると理解すべきである。
第1−1図及び第1−2図におけるしは凹凸の深さを示
し、5μ以上である。好ましくは5〜50μであり、特
に好ましくは10〜30μである。更にPは、凹凸の1
周期の長さを示し、51以下が好ましく、特に2.5L
:1a以下が好ましい。上記凹凸の深さ(シ)が5μ未
満であると、フラットな平面を有するフィルムを単に貼
り合せる等の如き簡単な積層方法で得られるものと区別
するのが難しく、偽造を防止することが難しい。一方り
が5μ以上であると、上記積層方法で積層するのが極め
て難しい。また、プリペイドカードの一辺の大きさは通
常5c1R程度であるから、1枚のカード中に少なくと
も一つの凹凸構造の接合面を形成させるには上記凹凸の
周期長(P)は5C11以下である必要がある。
かかる凹凸構造面が互いに噛合った状態で密着している
積層構造を有する積層体くベースフィルム)を製造する
方法としては、2種以上の熱可塑性樹脂を共押出しダイ
によって溶融押出し、急冷固化して未延伸フィルムとし
、次いで未延伸フィルムを2軸延伸、熱固定する方法が
好ましい。この共押出しダイの断面形状の1例を第2図
に示す。
第2図において、1はA、B成分の吐出リップであり、
2は該リップ1のノズルであり、3は内層を形成するB
成分のみを吐出するリップであり、4は該リップ3のノ
ズルである。第3図は、第2図のa−a’面の断面形状
の1例を示す図であり、そのうち第3−1図はノズル4
の両方が凹凸状の形状をとり、第1−1図の断面形状の
ベースフィルムを形成するのに有用であり、また第3−
2図はノズル4の片方が凹凸状の形状をとり、第1−2
図の断面形状のベースフィルムを形成するのに有用であ
る。ノズル4の形状を変えることで種々の凹凸形状で接
合された層を有するベースフィルムを容易に製造するこ
とができる。共押出ダイより押出された溶融シート状物
の冷却手段9条件、更には延伸、熱固定の手段9条件等
は従来から知られている或いは当業界に蓄積されている
ものを用いることができる。2軸延伸熱固定後のベース
フィルムの厚みは、通常150〜300μ、好ましくは
180〜250μである。
ベースフィルムにおける各層の厚み比は本発明の目的を
損わない範囲であれば特に制限がないが、2層からなる
場合には表面層:裏面層の比は60:40〜40:60
、更には55 : 45〜45 : 55であることが
好ましく、また3層からなる場合には表層:内層二人層
の比は30 : 40 : 30〜15ニア0:15、
更には25:50 : 2S〜20 : 60 : 2
0であることが好ましい。
本発明においてベースフィルムを構成するポリマーは、
熱可塑性ポリマーであれば特に制限はないが、ポリエス
テルが特に好ましい。このポリエステルの具体例として
はポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタレート等を好ましく挙げることができる。また
このポリエステルは共重合体でもよく、他種ポリマーと
のブレンド体でもよい。この場合、ポリエチレンテレフ
タレート成分、ポリエチレン2.6−ナフタレート成分
が全ポリマーの80重通%以上を占めるようにするのが
好ましい。
更に、ベースフィルムを構成するポリマーは、通常外層
(又は表面層)を形成するものと内層(又は裏面層〉を
形成するものとで異なるが、この違いは色調による違い
による場合が特に好ましい。例えば、外層(又は表面層
)が白色ポリエステルからなり、一方向層(又は裏面層
)が透明もしくは他の色調の有色のポリエステルからな
ることが好ましい。何故なら、表層(又は表面層〉のフ
ィルムと内層(又は裏面層)のフィルムとの機械的、熱
的な特性が同じとなり、かつ両層の密着性が大となるか
らである。特に2層の積層構造のときには、色調のみが
異なるポリマーからなると、ベースフィルムの表面層と
裏面層とが色調以外では実質的に同じ特性のポリマーか
らなり、例えばカールを防止できる利点が得られる。ま
た、特性の異なる2種のポリマーを用いる場合には、3
層の積層構造とし両表層を同じポリマーで形成するのが
好ましい。
上記ポリエステルにおいて、白色ポリエステルはTi 
02 、Si 02 、Ba 804等の如き白色付与
顔料を5〜20重量%含有させ、或いは該白色付与顔料
(又は染料)と螢光増白剤とを組合せて含有させること
で得ることができる。また他の色調の有色のポリエステ
ルは例えばカーボン粉末を5〜20重j%含有させるこ
とで得ることができ、また前記白色ポリエステルと異な
る白色特性の、例えばより多量に螢光増白剤を含有させ
た白色ポリエステルであることができる。
本発明におけるベースフィルムは、その上に磁性層を設
け、所望の形状にスリット、切断してプリペイドカード
とすることができる。その際、磁性層の形成は従来から
知られる手段で行うことができる。またベースフィルム
には易接着性付与処理、易接着性付与処理等の如き表面
処理を施しておくことも好ましい。
本発明のベースフィルムは特殊な凹凸形状面の噛合せ形
状を有する積層構造をとるから、2枚以上のフィルムを
単に積層しても得ることができず、偽造防止に優れたも
のである。
[実施例] 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
実施例1 平均粒径0.3μmのTi 02を15重1%含有する
ポリエチレンテレフタレート(極限粘度0.60 )を
所定の設備を用いて290℃で溶融しA成分とした。ま
た、平均粒径0,5μの炭素粉末5重j%を含有するポ
リエチレンテレフタレート(極限粘度0.60 )を所
定の設備を用いて290℃で溶融しB成分とした。
これらA、B両成分を第2図および第3−2図に示すダ
イを用いて吐出した。リップ1におけるノズル2の巾は
2 am 、ポリマー吐出部分の長さは600μmであ
った。またリップ3のノズル巾は第3図の平面図に示す
ように凹凸状をしており、凹部の巾は0.6μm、凸部
の巾は1.2履とした。凹部及び凸部の長さは各4JI
IIIとした。このダイよりA成分600/(g/ H
R、B成分1001(ff/HRで吐出し、30℃に保
ったキャスティングドラム上にて急冷した。その際、該
ドラムは5.2m/分で回転した。
これを80℃で3倍に縦延伸し、次いでテンターリップ
に両端を把持し、130℃で3倍に横延伸し、ついで2
30℃で30秒間熱固定し、ワインダーで巻取った。得
られた製品は250μの厚みを有し、その縦方向の断面
を顕微鏡にて観察したところ、黒色を有する内層成分の
凹凸部の深さ(L)は20μであり、凹凸の周期(P)
は24+a+であった。
実施例2 実施例1においてA成分に螢光増白剤(イーストマンコ
ダック社製B −1) 150ppmを加えて、新たな
A成分とした。また、B成分には上記螢光増白剤1重量
%を添加したポリエチレンテレフタレート(85%)/
イソフタレート(15%)共重合物(極限粘度0.62
 )を使用して、実施例1と同じ方法で!I膜した。得
られたフィルムの縦方向の断面に光を放ち、顕微鏡下で
見ると内層物は凹凸の深さ(L)18μ、P=24as
+であった。
実施例3 実施例1のA、B両成分を第2図および第3−1図に示
す装置で吐出した。内層成分押出リップの形状は対称な
凹凸を有するノズル4より成り、凹部の巾は1.5am
、凸部の巾は3.5履であった。
また凹凸のピッチは6jlIであった。ノズル1の巾は
2.5Mであり、ポリマーの吐出する長さは600履で
あった。A、B両成分の吐出口および製膜条件を実施例
1と同じとして製品を得た。
得られた製品の流れ方向の断面を顕微鏡で拡大したとこ
ろ、黒色ポリマーが内層を形成し、凹凸部の深み(L)
は10μであり、また凹凸の周期(P)は18.であっ
た。このような内層部は単なるはり合せでは得られず、
偽造防止のためのベースフィルムとしては極めて価値の
高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプレペイドカードベースフィルムの
1例の断面図であり、第1−1図および第1−2図は、
その部分拡大図である。 第2図は、共押出しダイのリップ部分の拡大断面図であ
り、第3−1図および第3−2図は第2図のa−a’線
の内層成分用リップの平面図である。 第1図 第1−1図     第1−2図 第Z図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、2層以上の積層構造からなるプリペイドカード用ベ
    ースフィルムであつて、少くとも2層の接触面が夫々深
    さ5μ以上の凹凸構造面を有しかつ該凹凸構造面が互い
    に噛合った状態で密着していることを特徴とするプリペ
    イドカード用ベースフィルム。 2、ベースフィルムが3層構造をとり、両表層が白色ポ
    リエステルフィルムであり、内層が透明もしくは他の色
    調の有色のポリエステルフィルムであり、少くとも1つ
    の表層と内層の接触面が夫々深さ5μ以上の凹凸構造面
    を有しかつ該凹凸構造面が互いに噛合った状態で密着し
    ていることを特徴とする請求項1記載のプリペイドカー
    ド用ベースフィルム。
JP63056331A 1988-03-11 1988-03-11 プリペイドカード用ベースフイルム Pending JPH01229698A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639986A (ja) * 1992-05-14 1994-02-15 Bando Chem Ind Ltd 立体感を有する積層シート
US6312787B1 (en) 1995-06-14 2001-11-06 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Resin sheet, process and apparatus for producing same, surface light source element and laminate
WO2002022356A1 (fr) * 2000-09-18 2002-03-21 Yupo Corporation Film anti-contrefaçon

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