JPH01229402A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、信号記録時に一時停止を行ない、一時停止解
除後信号記録を再開した場合に、磁気テープ上で記録パ
ターンのつなぎ目が乱れないようにした、すなわち精度
の高いつなぎ撮りを行なうようにした回転ヘッド型の磁
気記録再生装置（以下、ＶＴＲという）に関するもので
ある。

［従来の技術］ 従来、ＶＴＲにおいて、つなぎ撮りを行なう方法として
は、磁気テープの送り制御用に使用されるコントロール
信号を利用した方式が広く用いられている。

磁気テープの縁のコントロールトラックにコントロール
信号を記録し、これを再生して磁気テープ走行制御用の
信号に用いるＶＴＲのテープ走行系の概略図を第６図に
示す。図において、１はサプライ（供給）リール、２は
テンションアーム、３は全幅消去ヘッド、４はオーディ
オヘッドとコントロールヘッドが同一ヘッドアセンブリ
に組込まれてなるＡ／Ｃヘッド、５はキャプスタンモー
タで駆動されるキャプスタン軸、６はピンチローラ、７
はティクアップリール、８は磁気テープ、９はドラム、
１１は磁気ヘッドでドラム９に取付けられている。

このような構成になるＶＴＲの概略の動作について説明
する。磁気テープ８は、ピンチローラ６によりキャプス
タン軸５に圧着され、キャプスタン軸５の回転により一
定の速度で走行する。通常の記録・再生モードにおいて
は、磁気テープ８はサプライリール１より送り出され、
テンションアーム２および全幅消去ヘッド３を通った後
ドラム９に巻きつけられ、その後Ａ／Ｃヘッド４、およ
びキャプスタン軸５を通ってティクアップリール７に巻
取られる。

今、録画中に一時停止指令があった場合、直ちに記録動
作が停止され、磁気テープ８が逆方向へ一定量移送され
る。一定量移送後、磁気テープ８の移送が停止し、録画
の待機状態となる。

その後、一時停止指令か解除されると、磁気テープ８は
順方向へ移送を開始する。このとき、直ちに記録動作が
開始されないで、新たに記録しようとする映像信号の基
準とする垂直同期信号に、磁気テープ８のコントロール
トラックよりの再生コントロール信号を同期させた後、
すなわち、先に記録されている映像信号トラックの位相
と新たに記録しようとする映像信号トラックの位相を合
わせた後、記録モードに切換えられ、記録動作が再開さ
れる。

このようにして、以前に記録された画像と新たに録画し
ようとする画像のつなぎ目が乱れないようにつなぎ撮り
が行なわれる。

しかしながら、一時停止指令が解除された後、記録モー
ドに切換えられ磁気テープが順方向に移送中に、記録動
作が再開される時点での磁気テープ上に描かれる回転磁
気ヘッドの軌跡が、一時停止指令により記録動作を停止
した時点で磁気テープ上に描かれた回転磁気ヘッドの軌
跡に対しテープ走行方向にずれが生じて、双方の軌跡が
前後した場合には不具合が生じる。すなわち、前にずれ
た場合には、一時停止指令以前に記録した磁気テープ上
の記録パターンをオーバライドする部分が生じ、また後
方にずれた場合には、無記録部分が生じることになり、
この磁気テープを再生した場合には、画面上で視覚的に
違和感を与える。

これを避けるために、一般的には一時停止指令後、記録
動作を停止した後磁気テープを逆方向へ移送し、この逆
移送期間にコントロールトラック上より再生されるコン
トロール信号の数をカウントして記憶しておき、一時停
止指令解除後再びコントロールトラック上よりコントロ
ール信号を再生してその数をカウントし、この数と記憶
している逆移送期間中にカウントした数とを照合して、
その照合結果により記録動作を再開するようにしている
。

［発明が解決しようとする課題］ しかるに、このような従来のＶＴＲでは、テープ走行の
停止からの立上がり、あるいは順方向への逆転時にテー
プとコントロールヘッドとの間のコンタクトが不安定と
なり、このため機械的な精度管理を十分に行なわないと
、上記走行の過渡期にコントロール信号の再生が不安定
となり、重ね書きの期間が増えるか、あるいは無記録部
分が生ずるため、信号再生時に視覚的な不快感を与える
という問題点があった。

本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、コントロールヘッドなどの固定ヘッドを使用
せずに、しかも精度の高いつなぎ撮りを行なうことので
きる回転ヘッド型の磁気記録再生装置を得ることを目的
とする。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係るＶＴＲは、ビデオ信号をオーバラップして
記録する際、一時停止信号が送られた場合、或るトラッ
クのオーバラップ量をそれまでのオーバラップ量と異な
るようにする手段と、一時停止を解除して再生を再開す
るとき再生信号からオーバラップ量の異なるトラックを
検出して、その後のトラックから記録を再開して、つな
ぎ撮りを正確にするようにさせた。

［作用］ 本発明においては、通常の記録時のオーバラップ量と、
記録を一時停止する信号が与えられたときの記録中断前
のトラックのオーバラップ量とが異なるようにし、一時
停止が解除されたときにこのオーバラップ量の違いから
一時停止されたときのトラックを正確に識別することが
できる。

［実施例コ 以下、本発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、ｌｌａ、ｌｌｂ　（以下、双方を総称
する場合は１１という）は、それぞれ互いに異なるアジ
マスを有する２種類のトラックＣＨＩおよびＣＨ２に対
する回転磁気ヘッド、１２ａ。

１２ｂ（以下、双方を総称する場合は１２という）は、
それぞれの回転磁気ヘッドの記録と再生を切換える切換
スイッチ（ＲＦＣは記録側、ＰＢは再生側を示す）、１
３は切換スイッチ１２を切換える切換信号、１４ａ、１
４ｂ　（以下、双方を総称する場合は１４という）はそ
れぞれ回転磁気ヘッド１１への記録信号を断続する切換
スイッチ、１５ａ、１５ｂ　（以下、双方を総称する場
合は１５という）は切換スイッチ１４を制御する制御信
号、１６は回転磁気ヘッド１１へ供給する記録信号を増
幅する記録信号増幅器、１７はビデオ信号を記録信号に
変換する記録信号処理回路、１８ａ、１８ｂ（以下、双
方を総称する場合は１８という）は、回転磁気ヘッド１
８より再生される再生信号を増幅する再生信号増幅器、
１９ａ、１９ｂ　（以下、双方を総称する場合は１９と
いう）は、再生信号増幅器１８の出力を選択する切換ス
イッチ、２０は切換スイッチ１９を制御する制御信号入
力端子、２１は再生信号を処理する再生信号処理回路、
２２は再生信号増幅器１８の出力を検波する再生信号検
出回路、２３は再生信号検出回路２２の出力をラッチす
るラッチ回路、２４はラッチ回路２３へ入力されるラッ
チパルス、２５はシステム制御回路である。システム制
御回路２５は、切換スイッチ１２．切換スイッチ１４．
およびラッチ回路２３に接続され、後述のような動作を
行なう。

第２図は、再生信号検出回路２２の具体的な−構成例を
示す図であり、図において３１は入力端子、３２は再生
信号をエンベロープ検波する検波回路、３３は検波回路
３２の出力と直流電源３４の電位とを比較するコンパレ
ータ、３５は出力端子である。

第３図に記録ポーズ時のタイミングチャートを示す。図
において、（Ａ）は制御信号入力端子２０に入力される
制御信号Ｄ−ＦＦ、（Ｂ）は記録ポーズ指令を表わすポ
ーズ信号、（Ｃ）、　　（Ｄ）はそれぞれシステム制御
回路２５から供給される制御信号Ｈ−ＳＷＩ、Ｈ−３Ｗ
２であって、第１図では１５ａ、１５ｂと記されている
。（Ｅ）は切換スイッチ１２を記録と再生とで切換える
記録再生切換信号、（Ｆ）は記録されるトラックを示し
ている。Ｔ、、Ｔ２およびＴ３はそれぞれのトラックを
示す。

第４図は本実施例による記録、ポーズ時の磁気テープの
記録パターンを示す。

第５図にポーズ解除時のタイミングチャートを示す。図
において、（Ａ）は制御信号入力端子２０に入力される
制御信号Ｄ−ＦＦ、（Ｂ）は再生されるトラック、（Ｃ
）は切換スイッチ１９ｂから出力される再生信号、（Ｄ
）は再生信号検出回路２２の出力、（Ｅ）はラッチ回路
２３に入力されるラッチパルス、（Ｆ）はラッチ回路２
３の出力、（Ｇ）は切換スイッチ１２を記録と再生とで
切換える記録再生切換信号を示している。

次に動作を説明する。記録時は、システム制御回路２５
より入力される切換信号１３により切換スイッチ１２は
ＲＥＣ側に切換えられている。ビデオ信号は記録信号処
理回路１７で記録信号に変換される。すなわち、ビデオ
信号のうち輝度成分はＦＭ変調され、色成分は低域変換
された後両者が加算される。記録信号は記録信号増幅器
１６で増幅されて、切換スイッチ１４に入力される。切
換スイッチ１４はシステム制御回路２５より入力される
制御信号１５ａ　（Ｈ−ＳＷＩ）または１５ｂ　（Ｈ−
ＳＷ２）がハイレベルＨの期間接続され、１フイールド
ごとに異なるアジマスのトラックＣＨｌ、ＣＨ２用の回
転磁気へラド１１のそれぞれに記録信号が交互に供給さ
れる。但しオーバラップ記録をするために、制御信号Ｈ
−３ＷＩ、Ｈ−８Ｗ２のハイレベルＨの期間は１フイー
ルドより若干長くなっている。この関係は第３図に示さ
れている。第３図（Ｃ）、　　（Ｄ）に示したように、
ポーズ指令が与えられるまでは、制御信号Ｈ−ＳＷｌ、
Ｈ−３Ｗ２のテープ入口側のオーバラップ量はβ、テー
プ出口側のオーバラップ量はαである。第３図（Ｂ）に
示したように、ポーズ指令が与えられると、第３図（Ｄ
）に示したように、次のテープ出口側のオーバラップ量
をα十Δαとし、１フイールド記録した後、第３図（Ａ
）に示したようにシステム制御回路２５からの切換信号
により切換スイッチ１２をＲＥＣからＰＢに切換え、同
図（Ｆ）に示すようにトラックＴ３で記録を中断し、磁
気テープを一定量巻戻して磁気テープ送りを停止し待機
する。このときの磁気テープの記録パターンは第４図に
示したように、トラックＴ２のオーバラップ量のみα＋
Δαとなっており、トラックＴ１以前のオーバラップ量
αより長くなっている。待機中にポーズ解除指令が与え
られると、磁気テープ送りが再開され、記録ポーズ以前
に記録されたトラックと、ポーズ解除後に新たに記録さ
れるトラックの位相が合うように、ドラムの回転および
テープ走行が制御される。このとき切換スイッチ１２は
、システム制御回路２５からの切換信号によりＰＢ側に
切換わっており、回転磁気へラド１１より再生された信
号はそれぞれ再生信号増幅器１８に入力される。切換ス
イッチ１９ａは、制御信号入力端子２０より入力される
制御信号Ｄ−ＦＦにより切換えられ、１フイールドごと
にＣＨＩ、ＣＨ２の再生信号が交互に再生信号処理回路
２１に入力され、ビデオ信号に復元される。一方、切換
スイッチ１９ｂは切換スイッチ１９ａと同様に、制御信
号Ｄ−ＦＦにより切換えられるが、その極性は切換スイ
ッチ１９ａと逆になっており、第５図に示されるように
制御信号Ｄ−ＦＦかハイレベルＨのとき切換スイッチ１
９ａは再生信号増幅器１８ａの出力すなわちＣＨＩの再
生信号を選択するのに対し、切換スイッチ１９ｂは再生
信号増幅器１８ｂの出力すなわちＣＨ２の再生信号を選
択する。制御信号Ｄ−ＦＦがローレベルＬのときは、そ
れぞれその逆となる。このようにして、切換スイッチ１
９ｂからは、第５図（Ｃ）に示したように、常にオーバ
ラップ部分の再生信号が得られ、再生信号検出回路２２
に入力される。再生信号検出回路２２では、再生信号が
エンベロープ制御回路３２によりエンベロープ検波され
、コンパレータ３３において直流電源３４の電位と比較
される。オーバラップ記録された信号が再生されている
ときは、エンベロープ検波回路３２の出力が直流電源３
４の電位より高いのでコンパレータ３３の出力はハイレ
ベルＨとなる。

オーバラップ記録されていない部分を再生しているとき
、および回転磁気ヘッド１１が磁気テープ８に接触して
いないときは、再生信号が得られないので、エンベロー
プ検波回路３２の出力が直流電源３４の電位より低く、
コンパレータ３３の出力はローレベルＬとなる。第５図
（Ｄ）に示したコンパレータ３３の出力すなわち再生信
号検出回路２２の出力は、ラッチ回路２３に入力され、
システム制御回路２５より入力される第５図（Ｅ）に示
したラッチパルスによりラッチされる。ラッチ回路２３
の出力は、システム制御回路２５に人力される。ラッチ
パルスのタイミングをオーバラップ量α＋Δα／２に相
当するようにしておくと、トラックＴ、まではオーバラ
ップ量がαであるので、第５図（Ｆ）に示したように、
ラッチ回路２３の出力はローレベルしてあるが、トラッ
クＴ２はオーバラップ量がα十Δαであるので、ラッチ
回路２３の出力はハイレベルＨになる。ラッチ回路２３
の出力がハイレベルＨになると、第５図（Ｇ）に示した
ように、次の制御信号Ｄ−ＦＦの立上がりあるいは立下
がりに同期したシステム制御回路２５からの切換信号に
より、切換スイッチ１２は再生ＰＢ側から記録ＲＥＣ側
に切換えられ記録が再開される。

上記の実施例では記録ポーズ時のトラックのオーバラッ
プ量を他のトラックより長くするようにしたが、他より
短くすることもできる。

また、上記の実施例では記録ポーズ時に磁気テープの出
口側のオーバラップ量を変えるようにしたが、磁気テー
プの入口側のオーバラップ量を変えるようにしてもよい
。さらに、上記の実施例では、記録ポーズ時にトラック
を１個だけオーバラップ量を変えるようにしたが、複数
のトラックのオーバラップ量を変えるようにすることも
できる。

［発明の効果コ 以上のように、本発明によれば、つなぎ撮りに際し、記
録ポーズ前のトラックのオーバラップ量を通常の記録時
のオーバラップ量と異なるようにしておき、ポーズ解除
時に記録トラックのオーバラップ量を判別し、記録ポー
ズ前に記録されたオーバラップ量の異なるトラックを検
出し、次のトラックから記録を再開するように構成した
ので、つなぎ撮り部分に重ね書きや無記録部分の全くな
い、精度の高いつなぎ撮りができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本実施例における再生信号検出回路の一例を示すブロッ
ク図、第３図は本実施例における記録一時停止時の動作
を説明するためのタイミングチャート、第４図はこの実
施例における磁気テープの記録パターンを示す図、第５
図はこの実施例における一時停止解除時の動作を説明す
るだめのタイミングチャート、第６図は一般的なＶＴＲ
の磁気テープ走行系の概略図である。 図において、ｌｌａ、ｌｌｂは回転磁気ヘッド、１２ａ
、　　１２ｂは記録と再生を切換える切換スイッチ、１
４ａ、１４ｂはそれぞれ回転磁気ヘッド１１ａ、ｌｌｂ
への記録信号を切換える切換スイッチ、１９ａ、　　１
９ｔ）は再生信号増幅器の出力を選択する切換スイッチ
、２２は再生信号検出回路、２３はラッチ回路、２５は
システム制御回路である。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録、再生等の動作モードを切換える動作モード切換手
   段と、磁気テープに記録されるアジマスの異なるトラッ
   クに対応する複数の回転ヘッドと、それぞれの回転ヘッ
   ドへの記録信号を切換える記録信号切換手段と、それぞ
   れの回転ヘッドからの再生信号を切換える再生信号切換
   手段と、任意のトラックのオーバラップ量を変更する手
   段と、オーバラップ量の異なるトラックを検出する再生
   信号検出回路と、システム制御回路とよりなり、該シス
   テム制御回路は動作モード切換手段から一時停止信号が
   入力されたとき以後の或るトラックのオーバラップ量を
   変化させた後一定量逆方向に磁気テープを移送し、一時
   停止が解除されたとき、磁気テープを順方向に移送し再
   生信号検出回路により検出されたオーバラップ量の異な
   るトラックの後のトラックから記録を再開するようにし
   た磁気記録再生装置。