JPH01228588A - 水銀含有廃水の処理方法 - Google Patents

水銀含有廃水の処理方法

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JPH01228588A
JPH01228588A JP5575088A JP5575088A JPH01228588A JP H01228588 A JPH01228588 A JP H01228588A JP 5575088 A JP5575088 A JP 5575088A JP 5575088 A JP5575088 A JP 5575088A JP H01228588 A JPH01228588 A JP H01228588A
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JP
Japan
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water
mercury
heavy metal
membrane
membrane separation
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Application number
JP5575088A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Murakami
村上 恭庸
Isamu Kato
勇 加藤
Tadashi Takadoi
忠 高土居
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Removal Of Specific Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水銀を含む廃水、特に塵芥焼却場の洗煙廃
水のように水銀とフッ化物イオンを含む廃水を効率よく
処理する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
水銀を含む廃水としては、塵芥焼却場洗煙廃水、大学・
研究所の廃水などがある。塵芥 〔焼却場では燃焼排ガ
スをアルカリ吸収液によって洗煙する結果、水銀、カド
ミウム等の重金属類、フッ化物イオン及び有機物を含む
廃水が発生する。
水銀を含む廃水は、一般に重金属固定剤として硫化ソー
ダやキレート能を有するS系有機化合物を添加して難浴
性水銀化合物を生成させ、嘔らに塩化第二鉄、硫酸バン
ド、ポリ塩化アルミニウムなどの無機凝集剤を添加して
凝集沈殿を行い、上澄液は砂濾過後に水銀キレート樹脂
層に通液して処理している。しかし、原水水質の変動に
より凝集不良となり、砂濾過器からコロイド状水銀化合
物が漏出する場合があり、後続の水銀キレート樹脂層で
はイオン状水銀しか捕捉できないため、このコロイド状
水嫁化合物は処理水中に漏出することがあった。このた
め、本出願人は砂濾過器に代えて膜分離装置を適用する
方法を先に提案した(特願昭62−194866)。
、発明か解決しようとする問題点〕 この提案方法によると、コロイド状水銀化金物は膜を透
過しないので、処理水中に漏出することがなく、沈殿槽
を省略することができるので設備が簡素化できると共に
敷地面積も少なくて済むというメリットが得られる、し
かしながら、水銀含有廃水を凝集処理後に膜分離を行う
と、膜は徐々に閉塞を起し、通水不能となるため、適切
な膜の洗浄法が望まれていた。単なる酸洗浄やアルカリ
洗浄では重金属固定剤で不溶化した水銀など重金属類が
溶解しないため、膜の透過流束は新品膜と較べ回復しな
かった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、このような先の提案方法が持つ問題点を克服
するために研究を継続した結果、完成された発明である
本発明は、水銀を含む廃水に重金属固定剤と無機凝集剤
を添加したのち膜分離する方法において、膜分離を行っ
て透過流屯が低下した膜を所定u値の下に重金属固定剤
液で洗浄し、透過流束全回復させること全特徴とする水
銀含有廃水の処理方法である。
この発明の対象とする水銀を含む廃水は、塵芥焼却場洗
煙廃水、螢光灯やブラウン管製造工程廃水、大学・試験
所・研究所の廃水などが挙けられる。
重金属固定化剤としては、硫化ソーダや水硫化ソーダな
どのようにS イオンを含有するもの、または市販の選
択性重金属固定化剤が使用できる。選択性重金属固定剤
には、通常キレート能を有し、チオ尿素型、ジチオカル
バミン酸基型のように硫黄原子と窒素原子でキレートを
形成するもの、ジチオ酸基型、チオール基型のように2
つの硫黄原子でキレートを形成するもの、およびチオー
ル酸型のように硫黄原子と酸素原子でキレート全形成す
るものなどがあるが、常温で液体であって、水に可溶性
のものが好ましい。
無機凝集剤としては、鉄化合物やアルミニウム化合物が
使用できる。鉄化合物としては塩化第二鉄や硫酸第二鉄
、ポリ硫酸鉄などが好ましく、アルミニウム化合物とし
ては硫酸バンドやポリ塩化アルミニウムなどが好ましい
。特に、アルミニウム化合物は廃水中の7フ化物イオン
を除去することができるので望ましい。
これらの薬剤の添加量は予め簡単な実験によって決める
ことができる。廃水にこれらの薬剤を添加してpHを中
性付近、好ましくは6〜8に調節する。pH調節は公知
の酸やアルカリを添加すればよい。
これらの薬剤の添加によって生成した難溶性水銀化合物
は、金属水酸化物にとりこまれ、フロックを形成する。
なおフロックを大きく強固なものにするためにポリアク
リルアミド等の高分子凝集剤を加えてもよい。
次に、このフロック上官む液を膜分離する。
膜分離に扛、逆浸透膜、限外濾過膜、精密濾過膜のいず
れの膜でも使用できるが、コロイド状の物質を除去する
のであるから、0.01〜1μmの孔径を有する精密濾
過膜の方が低圧で透過流束が大きいので好ましい。膜分
離装置は、膜面に対して被処理水全平行に流し、一部上
循環通水すると共に一部を処理水として取り出すクロス
フロー形式のものが、目詰りが少ないので好ましい、 膜分離された処理水は、そのまま放流するか、必要に応
じてさらに濾過やキレート樹脂などによって高度に処理
してもよい。
以上のような廃水処理を行っていると、膜が汚れて目詰
りを起し、透過流束が低下してくる。そこで膜の洗浄を
行う。洗浄には前述の重金属固定化剤液を用いる。難溶
性水銀化合物は、大過剰の重金属固定化剤の存在丁では
、再溶解する。川は、所定…、すなわち金属水酸化物を
溶解する値に調整しておく。たとえばアルミニウム化合
物系の無機凝集剤を用いた場合は、重金属固定化剤液を
アルカリでpI′113以上にすると、アルミニウムは
アルミン酸イオンとなって溶解すると共に、難溶性水銀
化合物も溶解する。鉄化合物系の無機凝集剤を用いた場
合は、…を上げても溶解しないので、まず、酸で聞2以
下にし7て水酸化鉄分者解したのち、酸洗液を排出し、
アルカリでpH7以上、好ましくは9以上に調整し、死
重金属固定化剤液を用いて難溶性水銀化合物を溶解する
膜の洗浄は、所定虜に調整し72:重金属固定化剤の0
.05−=5チ溶液を膜分離装置の被処理水側に供給し
、て行い、膜分離装置の透過水も濃縮水も混合して洗浄
に循環使用する。洗浄か終了したら清水で膜を水洗する
。洗浄排水汲ひ水洗排水は貯留しておいて、のちの凝集
処理における重金属固定化剤とL2て使用する(′−と
ができる。
〔作用〕
本発明では、水@金倉む廃水に重金属固定化剤と無機凝
集剤舎添加することにより、水銀や他の重金属イオンは
重金属固定剤ど反応して難溶化され、フッ素イメンに水
酸化アルミニウムに吸着される。また同時(・(−生成
ブるアルミニウムや鉄の水酸化物は前記の難溶化換金と
りこんで70ツク化し、膜分離により処理水と懸濁物に
分離される。
目詰りを起して透過流束の低下した膜は重金属固定化剤
液で洗浄することにより、金属水酸化物・や難溶性キレ
ート化合物を溶解させ、1漠の透過流束全回りさせるこ
とができる。
〔発明の実w1例〕 次に、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。塵
芥焼却場の洗煙廃水が配管】に、l:り凝集槽2に供給
され、ここで重金属固定化剤、硫酸バンドおよび1君調
整剤がそれぞれ管3.4(、−↓びjより添加され、凝
集処理が惰わ1iilる9、 凝集処理後のgは循環槽6に移さね、こと。
、からポンプ(図示せj゛)によりクロスフi、3−型
槍密濾過膜分離装置7に供給される5、処理水に管8か
ら排出され、放流されるかt*ii必要により水銀・ヤ
1、・・・ト樹脂層(図示上゛ず)に通し1Sさらに処
理される。膜分離装置7のa組木U管9を通り、循環槽
6に戻され再処理される。濃縮水の余剰分は管10から
糸外((排出され、脱水機(図示せず−できらにa縮し
1、脱水して処分づ′る。
1漠分岨装srの透過流束が低下)7てきたら、洗浄を
子コう。洗浄は、循環槽6の水を抜き、所定の区XV(
調整した止金属固定化外111の0.05−5チ溶ti
、を循環槽に入れ、これを膜分離装置7に供給して行う
。この洗浄を行っているとき、濃縮水は管9を通り、1
fc、透過水は管11全通り、循環槽6に戻され循環使
用され/′)、。
汲浄が終つ六−ら、清水または処理水lc管8から膜分
離装置7に供給して水0ct行う。洗浄排水および水洗
排水は、循環槽6から貯槽(図示せず)に移し、のちの
凝集処理における重金属固定化剤として利用する。
実施fl!+ 】、。
塵芥焼却場洗煙廃水(…7.8.全固形分2.0%、7
)化物イオンiooダ/l 、全水銀5W/l)金図面
のフローで処理し念。まず、この廃水に重金属固定化剤
l−エボフロック1゜−1−、、+ (’:ヨシ油脂株
式会社商標)を25 m9/l及び硫r2パンF全50
00m9/l添加し、硫酸及び水酸化ノ゛トリウムで萌
7゜0に調整した。
次に、内径5.5 msのポリプロピレン製膜GLイφ
0.271 F+! ) 4−:装置し九鞘密r過膜分
離装置7に膜面の循環流速27n /RMQ、入口圧力
2に、y/adC通水1.2、透過水は処理水として取
り出“す゛とともに戸縮水は循環槽6に戻し/ど。定電
状態においては循環槽0内の濃縮水は約10悟に濃梱囁
れでお9、余や1の17濃縮水は管10かも引き抜い/
r、7 通水開始直後に12n//d・〔1であっ?C透過流束
が120時間後には6−/イ・dに低下し−Cいた。そ
こで各種の薬品全豹1時間循環させることにより膜洗浄
を行い、洗浄後の純水透過流+全測定し7た。結果を洗
浄条件とともに次光に示した。
注)1.試験−1及び2は実施例、他は比較例。
2.透過流中は25℃、1に#/−で測定した。
3、新品膜の純水透過流tは50rr?/d・dであっ
た。
4.1)H調整は、NaOHまたは迅S04を添加して
行った。
実施例λ 実施例1と同じ廃水にNat S ’k 5 Fn9/
 l、硫酸バンドを3,000■/l添加し、pHは7
.0に調整して凝集処理を行い、実施例1と同様に膜分
離を行った。次に透過流中の低下し*iを2チのNa2
S溶V<…13)で約1時間洗浄したところ、洗浄後の
純水透過流中は49−/−・dであり、回復率は98%
であった。なお、5%NaOHで洗浄した場合は回復率
60%であった。
実施例3゜ 実施例1と同様の廃水に重金属固定化剤陰ミフロックH
M6000J(住友化学株式会社商標)を20■/l、
塩化第二鉄’4soo■/l添加し、pHは7.0に調
整して凝集処理を行い、実施例1と同様に膜分離を行っ
た。次に透過流中の低下した膜を濃度10P/lのHI
 SO4で約2時間循環洗浄を行い、洗浄液を排水し九
のち、pH9,0に調整した0、1%の前記スミフロッ
クHM6000水溶液で約2時間循環洗浄し、水洗した
ところ、純水透過流中の回復率は新品膜に対して95%
であった。
〔効果〕
本発明によれば、水銀を含む廃水を重金属固定化剤及び
無機凝集剤で凝集処理したのち膜分離するのでコロイド
状水銀化合物の処理水への漏出がなく、処理を継続して
透過流中の低下した膜は、重金属固定化剤液で洗浄して
容易に透過流中の回復をはかることができるため、処理
効率が良い。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示す処理フローであり、2は凝
集槽、6は循環槽、7は膜分離装置である。 出 願 人  栗田工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水銀を含む廃水に重金属固定化剤と無機凝集剤を
    添加したのち膜分離する方法において、膜分離を行つて
    透過流束が低下した膜を、所定pH値の下に重金属固定
    化剤液で洗浄し、透過流束を回復させることを特徴とす
    る水銀含有廃水の処理方法。
JP5575088A 1988-03-09 1988-03-09 水銀含有廃水の処理方法 Pending JPH01228588A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014034845A1 (ja) * 2012-08-30 2014-03-06 東レ株式会社 造水方法
JP2015514002A (ja) * 2012-03-22 2015-05-18 サウジ アラビアン オイル カンパニー ガス流または液体流から水銀を除去するための方法
JP2015179083A (ja) * 2014-02-28 2015-10-08 アークレイ株式会社 金属の回収方法および金属の回収試薬

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