JPH01227727A - 脱臭便座 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は脱臭便座に関し、ざらに詳しくは用便にともな
い発生する臭気の脱臭および室内空気の脱臭さらに殺菌
能力を有する脱臭便座に関係している。

（従来の技術） 本水洗、簡易水洗等の水洗トイレで問題となっている用
便時の臭気について、様々な対策が提案されている。

代表的な臭気対策としては芳香剤によるマスキング法が
あり、又、便器における洗浄水の吐出系路を利用して臭
気抜きするものもある。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、前者の芳香剤によるマスキング法は根本的な
悪臭成分の除去にならないという問題を有している。又
、後者のものにおいても臭気抜きするだけで悪臭成分の
根本的な脱臭にならない問題があり、しかも、その臭気
抜きも洗浄水の吐水中は行なえないという制限がある。

又、トイレ室内の空気中に浮遊している菌（例えば球菌
、放線菌、ウィルス等）の殺菌に対して全く考慮が払わ
れていない。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、臭気の発生部分において悪臭成分
を根本的に脱臭し且つ空気中に浮遊する菌を殺菌するこ
とができる脱臭便座を提供しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 断る目的を達成するために、本発明の脱臭便座において
は、便座本体の底面部に吸気口を有し、この吸気口と便
座本体内の通気路を経て連通して、吸気側からオゾン発
生要素、脱臭および殺菌用触媒、ファンを配設した脱臭
および殺菌装置を備えてなるものである。

前記脱臭および殺菌装置を備える位置は便座の適当な箇
所とすることが可能であるが、１１１掛は及び起伏動作
を妨げないという理由により、次の態様が適当である。

脱臭および殺菌装置を便座本体の前後を除く側縁部に通
気路と連通状に備える。

又、脱臭および殺菌装置を便座の後側に備えるために、
便座本体の後端部に通気路と通じる中空軸状の軸部を形
設し、この軸部を便座本体が起伏動自在状に保持した基
台に脱臭および殺菌装置を前記軸部内の連通路を経て便
座本体側の通気路と連通状に備える。

（作　用） 便器のボール面内の臭気および室内空気がボール面部の
吸気口から通気路を経て脱臭および殺菌装置側に吸引さ
れて、同装置で悪臭成分を脱臭され且つ菌を殺菌される
。

そして、脱臭および殺菌装置の位置は、便座本体の左右
方向の側縁部である場合、腰掛Ｃノ及び起伏の妨げにな
らないし、便座本体の後縁部を便器に取付り軸部で起伏
動自在に取付りられることになる。

又、脱臭およびｆｌＬ菌装置の位置が、便座本体を起伏
動自在に軸支した基台側である場合には、腰掛は及び起
伏の妨げにならないし、便座本体の外観は異形・突出物
のない従前通りになる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説朗する
。

図中（Ａ）は脱臭便座であり、この脱臭便座（Ａ）は便
座本体（１）の底面部（１ａ）に吸気口（２）を有し、
そして、該吸気口（２）と便座本体（１）内に形設した
通気路（３）を経て連通状の脱臭および殺菌装置（４）
を備えている。

便座本体（１）は前部が対向状に離れている態様のもの
、或いは図面に示すところの前部が継っている態様のも
ののいずれでも良い。

吸気口（２）は底面部（１ａ）における内側部分に設け
ていて、吸気口（２）が便器（Ｂ）のボール面（Ｂ１）
に臨むようにしている。又、吸気口（２）は底面部（１
ａ）の内側部分に沿い周設してボール面（Ｂ１）を囲む
ようにするのが望ましい。

この吸気口（２）の開口形状は図面に示す様に、内側部
分に沿い連続状に開口した態様、或いは内側部分に沿い
散点状に開口した態様のいずれでも良い。

通気路（３）は便座本体（１）内の内周部分に吸気口（
２）と連通状に形設している。

通気路（３）を経て吸気口（２）と連通状の脱臭および
殺菌装置（４）は、吸気側から排気口（５）に流れる臭
気および室内空気の流通系路中に、吸気側より順に、オ
ゾン発生要素（６）、脱臭および殺菌用触媒（７）、フ
ァン（８）を配設している。

オゾン発生要素（６）はトランス（図示せず）から高電
圧を印加されてオゾンを発生し、オゾンの発生量は悪臭
成分を酸化せしめ且つ室内空気中の菌を殺菌せしめるの
に必要な量−；りも若干多めに調整している。

触媒（７）としては、アルミナ、シリカ−アルミナ、ジ
ルコニア、チタン、ケイソウ土、シリカーヂタニア、シ
リカ−ジルコニア、チタニア−ジルコニア等の担体にＨ
ｎ、　Ａｇ、　Ｆｅ、　Ｃｏ、　Ｚｎ、　Ｎｉ、　Ｐｔ
。

Ｐｄ、　Ｒｈ等の酸化物または金属を担持したものが用
いられ、形状としてはペレット状９球状、へニカム状な
どが採用される。この触媒（７）は通気路（３）側から
流通してくる悪臭成分とオゾンを反応させて脱臭ならし
めると共にオゾンによる殺菌作用を促し、そして未反応
オゾンを分解する。分解レベルは空気中に含まれるオゾ
ンがゼＤ或いは１０−６％程度以下になるようにするの
が良く、不快感がなくて爽やかな感じをともない、トイ
レ室内の清浄化に有効である。

ファン（８）はモータ付きファンで、その吸気作用によ
り臭気および室内空気を吸気口（２）から吸引し、そし
て、脱臭および殺菌された空気を排気口（５）より排出
する。

又、便座本体（１）の底面部（１ａ）と便器（Ｂ）上縁
面との間には、底面部（１ａ）の数個所に配設している
脚部（９）の高さ相当の間隙（１０）が形成されるよう
にしていて、この間ｗＡ（１０）を通じて室内空気が便
器本体（１）の外周りからも吸気口（２）に吸引される
ようにしている。

又、オゾン発生要素（６）、ファン（８）の運転は、常
時運転するようにするか、或いは自動タイマーセットに
より、始動後に一定時間運転するようにするか、又は座
圧を感知するセンサーで用便中の間を運転するようにす
るいずれでも良い。

第１図乃至第３図に例示した脱臭便座（Ａ）は、脱臭お
よび殺菌装置（４）を便座本体（１）におりる右側縁部
に腰掛（プおよび起伏動作の妨げとならぬように垂設し
た実施例を示しており、この脱臭便座（Ａ＞は後縁部に
突出状のアーム部（１１）を便器（Ｂ）に取付は軸部（
１２）で起伏動自在に軸支し得る。

第４図乃至第６図に例示した脱臭便座（Ａ）は、便座本
体（１）の後端部左右に中空軸状の軸部（１３）を通気
路（３）と連通状に形設し、この軸。

部（１３）を便座本体（１）が起伏動自在状に保持した
基台（１４）に脱臭および殺菌装置（４）を備えている
。

そして脱臭および殺菌装置（４）は基台（１４）におけ
る後部に軸部（１３）内の連通路（１５）おにび基台（
１４）内の通路（１６）を経て通気路（３）と連通状に
垂設している。

この実施例の脱臭便座（Ａ）は基台（１４）の底面部か
ら垂下している取付は軸部（１７）を便器（Ｂ）に取付
けて、便座本体（１）の外観を異形・突出物のない従前
通りに保てる。

（発明の効果） したがって、本発明によれば次の利点がある。

■請求項１にＪ：り臭気の発生部分であるボール面内か
ら臭気を、そして室内空気をともに便座本体底面部の吸
気口ｊ；り吸引して、悪臭成分を脱臭し且つ室内空気中
の菌を殺菌ｉることができ、トイレ室内を臭気および菌
のない清浄な環境に整えることができる。

■請求項２により、座面への腰掛けおよび便座本体の起
伏動作を支障なくでき、しかも便座本体を便器に取付は
軸部で起伏動自在に取付けることができる。

■請求項３により、座面への腰掛けおよび便座本体の起
伏動作を支承なくできると共に便座本体の外観を従前の
ものと同様に異形・突出物のない形態にすることができ
る。

−〇　−

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の脱臭便座の一実施例を示し
、第１図は平面図、第２図はＩＩ−Ｉ線に沿える拡大縦
断面図、第３図は■−■線に沿える拡大縦断面図、第４
図乃至第６図は他の実施例の脱臭便座を示し、第４図は
一部切欠して示す平面図、第５図はｖ−■線に沿える拡
大縦断面図、第６図はＶｌ　−ＶＩ線に沿える拡大縦断
面図である。 図中 （Ａ）は脱臭便座　　（１）は便座本体（１ａ）は底面
部　　（２）は吸気口 （３）は通気路 （４）は脱臭および殺菌装置 （６）はオゾン発生要素 （７）は触　　媒　　（８）はフ　ァ　ン（１３）は軸
　　部　　（１４）は基　　台（１５）は連通路 ＦＥ４″′ｌ 目」

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）便座本体の底面部に吸気口を有し、この吸気口と
   便座本体内の通気路を経て連通して、吸気側からオゾン
   発生要素、脱臭および殺菌用触媒、ファンを配設した脱
   臭および殺菌装置を備えてなる脱臭便座。
2. （２）脱臭および殺菌装置を便座本体の前後を除く側縁
   部に通気路と連通状に備えてなる請求項１記載の脱臭装
   置。
3. （３）便座本体の後端部に通気路と通じる中空軸状の軸
   部を形設し、この軸部を便座本体が起伏動自在状に保持
   した基台に脱臭および殺菌装置を前記軸部内の連通路を
   経て便座本体側の通気路と連通状に備えてなる請求項１
   記載の脱臭装置。