JPH01226748A - コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法 - Google Patents
コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法Info
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- JPH01226748A JPH01226748A JP5153988A JP5153988A JPH01226748A JP H01226748 A JPH01226748 A JP H01226748A JP 5153988 A JP5153988 A JP 5153988A JP 5153988 A JP5153988 A JP 5153988A JP H01226748 A JPH01226748 A JP H01226748A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/02—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
- C03B37/022—Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor from molten glass in which the resultant product consists of different sorts of glass or is characterised by shape, e.g. hollow fibres, undulated fibres, fibres presenting a rough surface
- C03B37/023—Fibres composed of different sorts of glass, e.g. glass optical fibres, made by the double crucible technique
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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- C03B2201/00—Type of glass produced
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- C03B2201/86—Chalcogenide glasses, i.e. S, Se or Te glasses
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は光の透過性に優れたコア・クラッド構造を有す
るカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法に関する
。
るカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法に関する
。
[従来の技術]
コア・クラッド構造を有する光ファイバーの製造方法に
おいて幅広く研究されている方法のひとつにロンドイツ
チューブ法がある。この方法はクラッドとなるチューブ
の中に該クラッドよりも屈折率の高いコア用ロッドを入
れ、それらを同時に、かつ局所的に加熱線引きする方法
であり、既にシリカファイバーの製造方法として実用化
されている。しかし、この方法ではコア用ロッドとクラ
ッド用チューブとの界面に泡や異物を取り込みやすく、
また紡糸温度が高い場合には、コア用ロッドとクラッド
用チューブとの間隙で材料の蒸発、凝集が起こり、コア
・クラッド界面の光学的な均一性が失われるばかりか、
材料がガラス材料で、かつ熱的安定性に劣る場合には失
透の原因となる場合があった。
おいて幅広く研究されている方法のひとつにロンドイツ
チューブ法がある。この方法はクラッドとなるチューブ
の中に該クラッドよりも屈折率の高いコア用ロッドを入
れ、それらを同時に、かつ局所的に加熱線引きする方法
であり、既にシリカファイバーの製造方法として実用化
されている。しかし、この方法ではコア用ロッドとクラ
ッド用チューブとの界面に泡や異物を取り込みやすく、
また紡糸温度が高い場合には、コア用ロッドとクラッド
用チューブとの間隙で材料の蒸発、凝集が起こり、コア
・クラッド界面の光学的な均一性が失われるばかりか、
材料がガラス材料で、かつ熱的安定性に劣る場合には失
透の原因となる場合があった。
一方、本出願人は先にこのロッドインチューブ法を利用
したコア・クラッド構造を有する新しい光ファイバーの
製造方法を提案した(特願昭63−)。この方法は下部
にノズルを設けたルツボの中にコア・ロッドとクラッド
チューブを入れ、ルツボとクラッドチューブの間隙を加
圧し、かつコア・ロッドとクラッドチューブの間隙を減
圧にしながら、下部のノズルよりファイバーを引き出す
というものであり、特に熱的安定性に劣り、かつ紡糸中
に厳密な雰囲気調整を必要とするカルコゲナイドガラス
ファイバーの製造に適している。
したコア・クラッド構造を有する新しい光ファイバーの
製造方法を提案した(特願昭63−)。この方法は下部
にノズルを設けたルツボの中にコア・ロッドとクラッド
チューブを入れ、ルツボとクラッドチューブの間隙を加
圧し、かつコア・ロッドとクラッドチューブの間隙を減
圧にしながら、下部のノズルよりファイバーを引き出す
というものであり、特に熱的安定性に劣り、かつ紡糸中
に厳密な雰囲気調整を必要とするカルコゲナイドガラス
ファイバーの製造に適している。
[発明が解決しようとする課題]
上記特許出願の方法は、紡糸の際の材料の蒸発、凝集が
起こりにくく、熱的安定性に劣る場合に6低い濃度で紡
糸することができるが、下記のような問題点を含んでい
る。
起こりにくく、熱的安定性に劣る場合に6低い濃度で紡
糸することができるが、下記のような問題点を含んでい
る。
(1)紡糸中にノズル近傍で失透が生じた場合、直ちに
紡糸温度を下げても失透部分が完全にルツボ外へ流出す
るまでには長時間を要し、場合によっては紡糸を中断し
て失透部分を切断除去した後に紡糸を再開しなければな
らない。
紡糸温度を下げても失透部分が完全にルツボ外へ流出す
るまでには長時間を要し、場合によっては紡糸を中断し
て失透部分を切断除去した後に紡糸を再開しなければな
らない。
(2通常、ルツボには石英を用いるが、ノズル近傍の加
工が困難である。特にノズル内面を光学的になめらかに
しておかないと、得られるファイバーの側面に連続的な
スジが入り、機械的強度の低下及び損失の増加を招くの
だが、一般にノズルの内径は2〜3jwφであり、光学
的になめらかな面を得るための加工が難しい。
工が困難である。特にノズル内面を光学的になめらかに
しておかないと、得られるファイバーの側面に連続的な
スジが入り、機械的強度の低下及び損失の増加を招くの
だが、一般にノズルの内径は2〜3jwφであり、光学
的になめらかな面を得るための加工が難しい。
(3)ノズル近傍のガラスは粘度が105〜107ボイ
スになるように加熱されてルツボ外へ流出するのである
が、その際のガラスの粘性流動はコアガラス及びタララ
ドガラスの粘度、ルツボの形状、加熱ヒーターの温度分
布等種々の因子によって影響されるため、得られるファ
イバーの線径、コア径とクラツド径の比の制御が困難で
ある。
スになるように加熱されてルツボ外へ流出するのである
が、その際のガラスの粘性流動はコアガラス及びタララ
ドガラスの粘度、ルツボの形状、加熱ヒーターの温度分
布等種々の因子によって影響されるため、得られるファ
イバーの線径、コア径とクラツド径の比の制御が困難で
ある。
本発明は、上記の種々の欠点を除去するためになされた
ものであり、コア・クラッド界面の光学的な不整による
損失がなく、ファイバーの側面が光学的になめらかであ
り、ファイバーの線径、特にコア・クラツド径比の制御
が容易で、かつ材料が熱的に不安定なガラス体の場合で
も材料の失透が起こりにくい、低い温度で紡糸できるコ
ア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイ
バーの製造方法を提供づることを目的とする。
ものであり、コア・クラッド界面の光学的な不整による
損失がなく、ファイバーの側面が光学的になめらかであ
り、ファイバーの線径、特にコア・クラツド径比の制御
が容易で、かつ材料が熱的に不安定なガラス体の場合で
も材料の失透が起こりにくい、低い温度で紡糸できるコ
ア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイ
バーの製造方法を提供づることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明の光ファイバーの製造方法は、クラッド用チュー
ブの中にクラッド用チューブよりも屈折率の高いコア用
ロッドを入れ、チューブとロッドとの間隙の気体の圧力
よりもチューブの外周の気体圧力の方が高くなるように
圧力を調節しながら、チューブとロッドとを同時に加熱
延伸する際に、チューブとロッドとを下端のみが局所的
にデユープの外径よりも小さく絞られた石英チューブの
中に収納し、かつ石英チューブの下端以下のml!のみ
を局所的に加熱することからなる。
ブの中にクラッド用チューブよりも屈折率の高いコア用
ロッドを入れ、チューブとロッドとの間隙の気体の圧力
よりもチューブの外周の気体圧力の方が高くなるように
圧力を調節しながら、チューブとロッドとを同時に加熱
延伸する際に、チューブとロッドとを下端のみが局所的
にデユープの外径よりも小さく絞られた石英チューブの
中に収納し、かつ石英チューブの下端以下のml!のみ
を局所的に加熱することからなる。
本発明の方法において、石英チューブ下端の内径R1と
クラッド用チューブの外径R2との比R1/R2は0.
3以上で、かつ0.95以下であることが望ましい。R
1/R2の値が0.3より小さく、かつコア用ロッドの
径よりも小さい場合は、ノズル付きルツボを用いた紡糸
方法と何ら変わりなく、紡糸中に失透が生じた場合には
紡糸を中断して失透部分を切断除去しなければならず、
石英チューブ下端内面を光学的なめらかにする加工が困
難となり、さらにコア径とクラツド径の比をv制御しず
らくなる。また、R1/R2の値が0.95よりも大き
い場合は石英チューブとクラッド用デユープとの間隙を
加圧する際に石英デユープとクラッド用デユープとの@
看面積が小さくなるために充分な圧力を印加できず、結
果的にコアとクララドとの界面に不整が生じ、得られる
ファイバーの損失が高くなる。
クラッド用チューブの外径R2との比R1/R2は0.
3以上で、かつ0.95以下であることが望ましい。R
1/R2の値が0.3より小さく、かつコア用ロッドの
径よりも小さい場合は、ノズル付きルツボを用いた紡糸
方法と何ら変わりなく、紡糸中に失透が生じた場合には
紡糸を中断して失透部分を切断除去しなければならず、
石英チューブ下端内面を光学的なめらかにする加工が困
難となり、さらにコア径とクラツド径の比をv制御しず
らくなる。また、R1/R2の値が0.95よりも大き
い場合は石英チューブとクラッド用デユープとの間隙を
加圧する際に石英デユープとクラッド用デユープとの@
看面積が小さくなるために充分な圧力を印加できず、結
果的にコアとクララドとの界面に不整が生じ、得られる
ファイバーの損失が高くなる。
また、本発明の方法においてクラッド用チューブとコア
用ロッドとの間隙の気体の圧力は、1O−2torr以
下であり、かつクラッド用チューブと石英デユープとの
間隙の気体圧力は0.2に9/ai以上であることが好
ましい。両者の気体圧力のいずれかが上記限定範囲から
外れるとコアとクラッドとのa着が不十分になり、結果
としてコアとクラッドの間の界面不整による損失が増加
する。
用ロッドとの間隙の気体の圧力は、1O−2torr以
下であり、かつクラッド用チューブと石英デユープとの
間隙の気体圧力は0.2に9/ai以上であることが好
ましい。両者の気体圧力のいずれかが上記限定範囲から
外れるとコアとクラッドとのa着が不十分になり、結果
としてコアとクラッドの間の界面不整による損失が増加
する。
[実施例]
次に本発明の方法を実施例に基づいて、詳細に説明する
。
。
第1図は本発明方法を実施する装置の断面を示すもので
、中央を大径にし下部にルツボを形成させた紡糸用ノズ
ル管8の下位に局部加熱用ヒーター17、雰囲気調整箱
12、ファイバー線径測定器13、樹脂コーター14、
紫外線照射箱15およびプリントローラーを配置する。
、中央を大径にし下部にルツボを形成させた紡糸用ノズ
ル管8の下位に局部加熱用ヒーター17、雰囲気調整箱
12、ファイバー線径測定器13、樹脂コーター14、
紫外線照射箱15およびプリントローラーを配置する。
紡糸用ノズル管8の上部は、接続用樹脂チューブ5を介
して加圧用不活性ガス入口9と減圧用吸引口10とを有
する蓋4をかぶせている。減圧用吸引口10には、吸引
用樹脂チューブ7を接続し、下端に接続用樹脂チューブ
6を装置してルツボを形成する石英チューブ3の内部に
挿入したクラッド用ガラスチューブ2の上縁を包持する
。石英チューブ3の下端には、クラッド用ガラスチュー
ブ2の外径より小さく、コア用ガラスロッド1より大径
のノズル8aが開口されている。
して加圧用不活性ガス入口9と減圧用吸引口10とを有
する蓋4をかぶせている。減圧用吸引口10には、吸引
用樹脂チューブ7を接続し、下端に接続用樹脂チューブ
6を装置してルツボを形成する石英チューブ3の内部に
挿入したクラッド用ガラスチューブ2の上縁を包持する
。石英チューブ3の下端には、クラッド用ガラスチュー
ブ2の外径より小さく、コア用ガラスロッド1より大径
のノズル8aが開口されている。
実施例−1
第1図に示した装置を用いてコア・クラッド構造を有す
るカルコゲナイドガラスファイバーを製造した。
るカルコゲナイドガラスファイバーを製造した。
Ge:25モル%、AS:20モル%、3e:25モル
%、Te:30モル%の組成からなる直径8.5履、長
さ 150mのコア用ロッド1を、Qe:20モル%、
AS:30モル%、Se:30モル%、Te:20モル
%の組成からなる内径9.0厘、外径12.5jm、長
さ170履のクラッド用チューブ2の中に入れ、これを
下端のみが局所的に内径11.0麿に絞られた内径14
.5.、外径17.5jgwの石英チューブ3の中へ垂
直に収納した。そして、加圧用不活性ガス人口9及び減
圧用吸引口10、雰囲気調整箱12の不活性ガス導入口
11よりアルゴンガスを300CC/分の流量で流し込
み、石英チューブ3の中及び雰囲気調整箱12内部を充
分にアルゴンガスで置換した。
%、Te:30モル%の組成からなる直径8.5履、長
さ 150mのコア用ロッド1を、Qe:20モル%、
AS:30モル%、Se:30モル%、Te:20モル
%の組成からなる内径9.0厘、外径12.5jm、長
さ170履のクラッド用チューブ2の中に入れ、これを
下端のみが局所的に内径11.0麿に絞られた内径14
.5.、外径17.5jgwの石英チューブ3の中へ垂
直に収納した。そして、加圧用不活性ガス人口9及び減
圧用吸引口10、雰囲気調整箱12の不活性ガス導入口
11よりアルゴンガスを300CC/分の流量で流し込
み、石英チューブ3の中及び雰囲気調整箱12内部を充
分にアルゴンガスで置換した。
その後、加圧用不活性ガス人口9、減圧用吸引口10か
らのアルゴンガスの供給を止め、石英チューブの下端近
傍のみを加熱ヒーター11でクラッド用チューブ及びコ
ア用ロッドの軟化点まで加熱した。クラッド用チューブ
2とコア用ロッド1が融着し、かつクラッド用チューブ
2が石英チューブ3の下端に均一に融着した後に、再び
加圧用不活性ガス人口9からアルゴンガスを供給して石
英チューブ3とクラッド用チューブ2との間隙を1.0
h10iに加圧すると同時に、コア用ロッド1とクラッ
ド用チューブ2との間隙を吸引用樹脂チューブ7および
紡糸用ノズル8を通して吸引口10より10−2tor
rに減圧した。これらの作業によりコア用ロッド1反ク
ラッド用チューブ2とは完全に一体になり、コア径30
0μm1クラツド径440umのファイバーを5TrL
Z分の線引き速度で紡糸することができた。このファイ
バーは、直ちにコーター14にて紫外線硬化型樹脂でコ
ーティングされ、その下に位置する紫外線照射箱15に
て樹脂を硬化させた。得られたファイバーの透過損失を
第2図に示す。波長8.5μm付近で0.5dB/ m
であり、ファイバーの強度は充分に実用に耐えるもので
あった。また、コア径とクラツド径の比は常に一定であ
り、ファイバーの表面にはスジ、キズ等が全く見られな
かった。
らのアルゴンガスの供給を止め、石英チューブの下端近
傍のみを加熱ヒーター11でクラッド用チューブ及びコ
ア用ロッドの軟化点まで加熱した。クラッド用チューブ
2とコア用ロッド1が融着し、かつクラッド用チューブ
2が石英チューブ3の下端に均一に融着した後に、再び
加圧用不活性ガス人口9からアルゴンガスを供給して石
英チューブ3とクラッド用チューブ2との間隙を1.0
h10iに加圧すると同時に、コア用ロッド1とクラッ
ド用チューブ2との間隙を吸引用樹脂チューブ7および
紡糸用ノズル8を通して吸引口10より10−2tor
rに減圧した。これらの作業によりコア用ロッド1反ク
ラッド用チューブ2とは完全に一体になり、コア径30
0μm1クラツド径440umのファイバーを5TrL
Z分の線引き速度で紡糸することができた。このファイ
バーは、直ちにコーター14にて紫外線硬化型樹脂でコ
ーティングされ、その下に位置する紫外線照射箱15に
て樹脂を硬化させた。得られたファイバーの透過損失を
第2図に示す。波長8.5μm付近で0.5dB/ m
であり、ファイバーの強度は充分に実用に耐えるもので
あった。また、コア径とクラツド径の比は常に一定であ
り、ファイバーの表面にはスジ、キズ等が全く見られな
かった。
実施例−2
Qe:20モル%、AS:30モル%、3e:30モル
%、Te:20モル%の組成からなる直径8.5ffi
l。
%、Te:20モル%の組成からなる直径8.5ffi
l。
長さ 150履のコア用ロッドと、Ge:20モル%、
As:30モル%、3e:35モル%、Te15モル%
の組成からなる内径9履、外径125履、長さ170M
のクラッド用チューブを用いて、実施例−1と全く同じ
方法で、コア径350μm1クラツド径510μmのフ
ァイバーを得た。最低損失は、6.5μmで0.5dB
/ mであり、実施例−1の場合と同様にファイバーの
強度は実用上充分なものであり、コア・クラッドの径の
比は常に一定でファイバー表面にはスジ、キズ等は全く
見られなかった。
As:30モル%、3e:35モル%、Te15モル%
の組成からなる内径9履、外径125履、長さ170M
のクラッド用チューブを用いて、実施例−1と全く同じ
方法で、コア径350μm1クラツド径510μmのフ
ァイバーを得た。最低損失は、6.5μmで0.5dB
/ mであり、実施例−1の場合と同様にファイバーの
強度は実用上充分なものであり、コア・クラッドの径の
比は常に一定でファイバー表面にはスジ、キズ等は全く
見られなかった。
比較例
第3図に示した構成の装置を用いてカルコゲナイドガラ
スファイバーを製造した。この装置は石英ガラス3のノ
ズル8bの径をコア用ガラスロッド1より小さくしたほ
かは、第1図の場合と同じである。実施例−1と同じ組
成のコア用ロッド1及びクラッド用チューブ2を底部に
ノズルを備えたルツボである石英チューブ3に入れ、実
施例−1及び2と全く同様な手法でコア径300μm、
クラツド径440μmのファイバーを作製した。得られ
たファイバーの透過損失は実施例−1の場合とほぼ同じ
だったが、線引き速度は実施例−1の場合の174であ
り、またファイバーの最小曲げ半径は実施例−1の場合
の1.5倍であった。すなわち、この比較例では紡糸速
度が遅く、また得られるファイバーの機械的強度が弱か
った。更に紡糸の途中で紡糸速度を上げるためにルツボ
の温度を通常よりも高くしたところ、クラッドガラス外
周に失透が生じはじめた。この失透は再び温度を下げて
も抑えられなかった。
スファイバーを製造した。この装置は石英ガラス3のノ
ズル8bの径をコア用ガラスロッド1より小さくしたほ
かは、第1図の場合と同じである。実施例−1と同じ組
成のコア用ロッド1及びクラッド用チューブ2を底部に
ノズルを備えたルツボである石英チューブ3に入れ、実
施例−1及び2と全く同様な手法でコア径300μm、
クラツド径440μmのファイバーを作製した。得られ
たファイバーの透過損失は実施例−1の場合とほぼ同じ
だったが、線引き速度は実施例−1の場合の174であ
り、またファイバーの最小曲げ半径は実施例−1の場合
の1.5倍であった。すなわち、この比較例では紡糸速
度が遅く、また得られるファイバーの機械的強度が弱か
った。更に紡糸の途中で紡糸速度を上げるためにルツボ
の温度を通常よりも高くしたところ、クラッドガラス外
周に失透が生じはじめた。この失透は再び温度を下げて
も抑えられなかった。
E発明の効果]
本発明の方法によれば、従来のロッドインチューブ法で
は製造が困難であったコア・クラッド界面に不整がなく
、機械的強度の高いカルコゲナイドガラスファイバーを
製造することができる。
は製造が困難であったコア・クラッド界面に不整がなく
、機械的強度の高いカルコゲナイドガラスファイバーを
製造することができる。
また本発明の方法は従来のノズル付ルツボを用いた紡糸
方法に比べて線引き速度が速いため、生産性に優れてい
るばかりか、カルコゲナイドガラスが加熱される時間が
短縮されるため、熱的な安定性が十分でないカルコゲナ
イドガラスでも容易に紡糸できる。
方法に比べて線引き速度が速いため、生産性に優れてい
るばかりか、カルコゲナイドガラスが加熱される時間が
短縮されるため、熱的な安定性が十分でないカルコゲナ
イドガラスでも容易に紡糸できる。
第1図は本発明の実施例で使用したファイバーの製造装
置の概略断面図、第2図は実施例−1で得たコア・クラ
ッド型ファイバーの透過損失スペクトル線図、第3図は
本発明の比較例で使用したファイバーの製造装置の概略
断面図である。 1・・・コア用ガラスロッド、2・・・クラッド用ガラ
スチューブ、3・・・石英チューブ(ルツボ)、4・・
・ノズル付ルツボ用蓋、5.6・・・接続用樹脂チュー
ブ、7・・・吸引用樹脂チューブ、8・・・紡糸用ノズ
ル管、8a・・・ノズル、9・・・加圧用不活性ガス入
口、10・・・減圧用吸引口、11・・・雰囲気調整箱
用不活性ガス入口、12・・・雰囲気調整箱、13・・
・ファイバー線径測定器、14・・・樹脂コーター、1
5・・・紫外線照射箱、16・・・プリントローラー、
17・・・局部の熱用ヒーター。
置の概略断面図、第2図は実施例−1で得たコア・クラ
ッド型ファイバーの透過損失スペクトル線図、第3図は
本発明の比較例で使用したファイバーの製造装置の概略
断面図である。 1・・・コア用ガラスロッド、2・・・クラッド用ガラ
スチューブ、3・・・石英チューブ(ルツボ)、4・・
・ノズル付ルツボ用蓋、5.6・・・接続用樹脂チュー
ブ、7・・・吸引用樹脂チューブ、8・・・紡糸用ノズ
ル管、8a・・・ノズル、9・・・加圧用不活性ガス入
口、10・・・減圧用吸引口、11・・・雰囲気調整箱
用不活性ガス入口、12・・・雰囲気調整箱、13・・
・ファイバー線径測定器、14・・・樹脂コーター、1
5・・・紫外線照射箱、16・・・プリントローラー、
17・・・局部の熱用ヒーター。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 クラッド用チューブの中に該クラッド用チューブよ
りも屈折率の高いコア用ロッドを入れ、クラッド用チュ
ーブとコア用ロッドとの間隙の気体の圧力よりもクラッ
ド用チューブ外周の気体の圧力を高くしながら、クラッ
ド用チューブ及びコア用ロッドを加熱軟化せしめて紡糸
する方法において、クラッド用チューブとコア用ロッド
とを下端のみが局所的にクラッド用チューブの外径より
も小さく、かつコア用ロッドの径より大きく絞られた石
英チューブ内に収納し、かつ石英チューブの下端以下の
領域のみを局所的に加熱して紡糸することを特徴とする
コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファ
イバーの製造方法。 2 石英チューブの下端の内径R_1とクラッド用チュ
ーブの外径R_2との比R_1/R_2が0.3以上で
、かつ0.95以下であることを特徴とする第1項記載
のコア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスフ
ァイバーの製造方法。 3 クラッド用チューブとコア用ロッドの間隙の気体の
圧力が10^−^2torr以下であり、かつクラッド
用チューブの外周の気体の圧力が0.2Kg/cm^2
以上であることを特徴とする第1項記載のコア・クラッ
ド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造
方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153988A JPH01226748A (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法 |
US07/232,998 US4908053A (en) | 1987-08-19 | 1988-08-17 | Process for producing chalcogenide glass fiber |
FR888811067A FR2619561B1 (fr) | 1987-08-19 | 1988-08-19 | Procede pour preparer des fibres en verres de chalcogenures |
GB8819757A GB2208859B (en) | 1987-08-19 | 1988-08-19 | Process for producing chalcogenide glass fibers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153988A JPH01226748A (ja) | 1988-03-07 | 1988-03-07 | コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01226748A true JPH01226748A (ja) | 1989-09-11 |
Family
ID=12889830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5153988A Pending JPH01226748A (ja) | 1987-08-19 | 1988-03-07 | コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01226748A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5958103A (en) * | 1995-03-06 | 1999-09-28 | Hoya Corporation | Process for producing preform for glass fiber and process for producing glass fiber |
-
1988
- 1988-03-07 JP JP5153988A patent/JPH01226748A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5958103A (en) * | 1995-03-06 | 1999-09-28 | Hoya Corporation | Process for producing preform for glass fiber and process for producing glass fiber |
US6074968A (en) * | 1995-03-06 | 2000-06-13 | Hoya Corporation | Chalcogenide glass fiber |
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