JPH01223253A - 調整床を有するコンクリート建造物 - Google Patents

調整床を有するコンクリート建造物

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JPH01223253A
JPH01223253A JP4416988A JP4416988A JPH01223253A JP H01223253 A JPH01223253 A JP H01223253A JP 4416988 A JP4416988 A JP 4416988A JP 4416988 A JP4416988 A JP 4416988A JP H01223253 A JPH01223253 A JP H01223253A
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Japan
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slab
floor
temperature
room
concrete
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JP4416988A
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Noboru Abe
阿部 陞
Shinichi Miyoshi
伸一 三好
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は荷捌き室棟の常温部分と一体となった冷蔵倉庫
、建物の一部に低温、または高温の物質を貯蔵する施設
等の如く温度差による歪を生起するコンクリート建造物
に係るものである。
(従来の技術) 例えば低温の冷蔵室部分と荷捌き室、事務室等の如きそ
の他の部分とが一体となった冷蔵倉庫の場合、冷蔵室部
分とその他の部分とで可成りの温度差が生じる。
このような場合、温度の低い部分のコンクリートが他の
部分より大きな収縮を生起し、主として両者の境界部分
にその収縮量の差に起因する大きなひび割れや変形の差
を生じる。
これを防止するため、従来は両方の建物境界部分で構造
物に絶縁するエキスパンシランを設ける方法が採用され
てきた。
(発明が解決しようとする課題) この場合、機能上一体の建造物を構造上切り離すため、
建造物の機能上の不便さや、建設費の増大等の問題点が
あった。
本発明はこのような従来技術の有する問題点に鑑みて提
案されたもので、その目的とする処は、建造物の一体性
を確保し、且つ有害なひび割れ等の発生を防止しうる、
温度差による歪に抵抗するコンクリート構造物を提供す
る点にある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明に係るコンクリート
構造物は、同一平面に低温室または高温室と常温室とが
あり、温度差が生じるコンクリート建造物において、温
度の異なる両空間に鉛直及び水平方向に変形能力の大き
い調整床を介在せしめて構成されている。
本発明はまた前記調整床に意図的にひび割れを発生させ
大きな変形に抵抗せしめるために、前記調整床の前記室
に接するスラブ端縁部にひび割れ誘発目地を設けるとと
もに、同目地の下端に補強鉄筋を配設したものである。
更に本発明は水平方向の変位に抵抗させるため、前記調
整床のスラブに、前記端縁部誘発目地と直交してスリッ
トを設けたものである。
更にまた本発明は前記の構成に代えて前記調整床のスラ
ブを支持する鉄骨梁及びブレースを設けるとともに、端
縁部にコンクリート躯体と絶縁するスリットを設けて、
温度差による歪に抵抗せしめるようにしたものである。
(作 用) 本発明は前記したように構成されているので、同一コン
クリート建造物で用途上温度差が大きくなり、コンクリ
ートの収縮量の相違による歪のため、有害なひび割れや
不同沈下が生じる場合、前記調整床によって温度差によ
り生起した鉛直、水平方向の変形量及び応力が調整され
、前記ひび割れ、不同沈下が防止される。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
第1図及び第2図において(1)は低温室、(2)は常
温室である。而して低温室(1)と常温室(2)との温
度差が大きいと、同両室(1)(2)は相対的に矢印の
方向に収縮を生起する。
この場合、前記両室(1)(2)の境界部分に相当する
(3)の部分に歪や大きなひび割れが生起し易い。
従来はこの部分に構造的なエキスパンションを設けて有
害なひび割れ等を防止していた。
図示の実施例においては前記エキスパンションに代って
変形能力の高いスラブよりなる調整床(3)を前記両室
(1)(2)間に介在せしめ、同画室(1)(2)を構
造的に一体化し、且つ有害なひび割れを防止している。
即ち低温室(1)が低温で収縮した場合、第3図におい
て低温室(1)と常温室(2)とを接続するスラブは、
低温室(1)の側が収縮して鉛直方向に縮むこととなり
、収縮量の大きさに伴って大きな歪正変形による応力を
鉛直方向に受け、この応力によってひび割れを生起する
こととなる。
このため前記調整床(3)の部分を、剛性が大で変形に
弱い梁や壁をやめて、変形能力の大きいスラブのみとし
て、強制変形の応力を緩和するものである。
なお更に強制変形の応力が大きくなった場合には、スラ
ブ端縁部にひび割れ誘発目地(4)を設け、同目地(4
)部分のコンクリートの強度を意図的に弱くして同目地
(4)にひび割れを発生せしめ、回部をヒンジとして大
きな変形に抵抗せしめる。
このような状態のときにスラブの力を伝達するため、前
記ひび割れ誘発目地(4)の下部にスラブと同スラブに
隣接する部分に補強鉄筋(5)が配設されている。(第
3図及び第4図参照) 前記実施例は不同性下等の防止に特に有効である0図中
(6)はモルタル、コンクリート、アスファルト、鉄板
等の床仕上材である。
更に前記低温室(1)は収縮によって鉛直方向とともに
、第5図のスラブ平面図に示すように水平方向に縮むこ
ととなり、この部分のスラブに大きな応力が発生する。
このため前記調整床(3)のスラブには前記ひび割れ誘
発目地(4)の他に、間溝(4)と直交するスリット(
7)を設けてスラブの剛性を低下せしめ、鉛直方向の応
力と同様、水平方向の応力を緩和する。
この際、前記補強鉄筋(5)は水平方向の力の伝達にも
寄与するものであり、前記実施例は地震等の水平力が作
用する場合の剛性調整に特に有効である。図中(8)は
大梁である。
なお前記第3図乃至第5図に示す実施例に代えて、第6
図及び第7図に示すように、低温室(1)と常温室(2
)との間に変形応力の大きい鉄骨梁(9)とブルースを
設け、その上にスラブOmを設けるとともに、端縁部に
コンクリート11体と構造的に絶縁するスリン)(II
)を設けて、前記実施例と同様な効果を挙げる。
図中021はプレート等より構成されたスラブの仮枠で
ある。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、同一平面にある低温室
または高温室と常温室との間に、鉛直及び水平方向に変
形能力の大きい調整床を介在せしめたことにより、前記
両室の温度差に基因するコンクリートの収縮量の相違に
よる鉛直、水平方向の変形量及び応力を調整し、前記コ
ンクリートの収縮による有害なひび割れや不同沈下を防
止する。
また本発明によれば従来のエキスパンション方式に比し
て、建造物の構造上の一体化が保たれ、機能が向上され
、建設費が節減される。
請求項2の発明は、前記調整床の端縁部にひび割れ誘発
目地を設けるとともに、同目地の下部に補強鉄筋を配筋
し、同目地部に集中的にひび割れを発生せしめ、回部を
ヒンジとして大きな変形に抵抗せしめ、このような状態
のとき補強鉄筋で力を伝達するようにして、特に不同法
下等を特徴する 請求項3の発明は、前記調整床にひび割れ誘発目地と直
交してスリットを設け、地震力が作用する場合の剛性を
特徴する 請求項4の発明は、調節床のスラブを変形能力の大きい
鉄筋梁を設けるとともに、端縁部にコンクリート躯体と
絶縁するスリットを設け、温度差によるコンクリート構
造物の歪に抵抗せしめるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る温度差による歪に抵抗するコンク
リート構造物の一実施例を示す平面図、第2図はその縦
断面図、第3図はその調整床部の縦断面図、第4図は第
3図の部分■の拡大図、第5図は調整床部の平面図、第
6図は調整床部の他の実施例を示す平面図、第7図はそ
の部分縦断面図である。 (1)−低温室、(2)・・・常温室。 (3)−一調整床、(4)・・・ひび割れ誘発目地。 (5)−・−補強鉄筋、     (7)−スリット。 (9)−一鉄骨梁、OI−・スラブ。 (11)−・・スリット。 代理人 弁理士 岡 本 重 文  外2名第1図  
   第2印 第3図      第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一平面に低温室または高温室と常温室とがあり
    、温度差が生じるコンクリート建造物において、温度の
    異なる両空間に鉛直及び水平方向に変形能力の大きい調
    整床を介在せしめてなることを特徴とする温度差による
    歪に抵抗するコンクリート建造物。
  2. (2)前記調整床の前記室に接するスラブ端縁部にひび
    割れ誘発目地を設けるとともに、同目地の下端に補強鉄
    筋を配設した請求項1記載の温度差による歪に抵抗する
    コンクリート建造物。
  3. (3)前記調整床のスラブに、前記端縁部誘発目地と直
    交してスリットを設けた請求項2記載の温度差による歪
    に抵抗するコンクリート建造物。
  4. (4)前記調整床のスラブを支持する鉄骨梁及びブレー
    スを設けるとともに、端縁部にコンクリート躯体と絶縁
    するスリットを設けた請求項1記載の温度差による歪み
    に抵抗するコンクリート建造物。
JP4416988A 1988-02-29 1988-02-29 調整床を有するコンクリート建造物 Expired - Lifetime JPH0749691B2 (ja)

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JPH01223253A true JPH01223253A (ja) 1989-09-06
JPH0749691B2 JPH0749691B2 (ja) 1995-05-31

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03117020U (ja) * 1990-03-13 1991-12-04
CN113916408A (zh) * 2021-08-23 2022-01-11 中建三局第三建设工程有限责任公司 一种测量混凝土结构内部应力的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03117020U (ja) * 1990-03-13 1991-12-04
CN113916408A (zh) * 2021-08-23 2022-01-11 中建三局第三建设工程有限责任公司 一种测量混凝土结构内部应力的方法
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