JPH01222953A - 透湿性防水布の製造方法 - Google Patents

透湿性防水布の製造方法

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JPH01222953A
JPH01222953A JP63048774A JP4877488A JPH01222953A JP H01222953 A JPH01222953 A JP H01222953A JP 63048774 A JP63048774 A JP 63048774A JP 4877488 A JP4877488 A JP 4877488A JP H01222953 A JPH01222953 A JP H01222953A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、基布面に塗布形成される樹脂皮膜に多数の微
細な孔を設けることにより透湿機能を有し、しかも防水
機能をも併せ有する透湿性防水布を提供するものである
(従来の技術) 従来の透湿性防水布はナイロン基布等の表面にポリウレ
タン系等の樹脂皮膜を形成し、この形成皮膜を極薄状と
し、該皮膜に微細な孔を設けることにより作り出されて
いた。そして、この基布の表面に形成される樹脂皮膜の
孔の孔径を0.5〜571m程度とすることにより水滴
の透過を遮断しながら水蒸気の透過を可能とし、蒸れの
無い各種の防水衣服等の生地として用いていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の透湿性防水布は、基布面に形成される塗布皮膜な
いしは基布面に張り合されるラミネートフィルムからな
るフィルム皮膜に以上の0.5〜5ILm前後の孔径を
有する微細な孔を満遍なく均一に作り出す必要があった
。か−る0、5〜5#Lm前後の孔径からなる微細な無
数の孔を、か−る皮膜に均一に、しかも満遍なく作り出
すことは技術的に難しく、作り出される孔が遍在したり
、孔の孔径にばらつきを生じたりする不都合があった。
又、このように微細な無数の孔を塗布皮膜ないしは基布
に貼着されるフィルム皮膜に作り出すためには、この皮
膜そのものを極薄状とする必要があり、基布面に形成さ
れた皮膜が摩耗等により破損し易く、又皮膜そのものが
均一に斑なく形成することが難しく、時として形成皮膜
に穴ができる場合があった。
本発明は基布面に形成される塗布皮膜の樹脂生地中にゼ
ラチンの微細粉を含ませ、この樹脂塗液をもって先ず基
布面に皮膜を形成することにより、基布面に対する均一
の厚味を有する塗布皮膜の形成をなし、次いで、基布面
に形成された塗布皮膜中のゼラチン粉を温水又は熱湯を
もって溶出させることにより概ね均一の孔径からなる微
細な無数の孔を満遍なく形成塗布皮膜にもたらし、更に
この塗布形成される皮膜の厚さを特に薄いものとし、し
かも塗布皮膜中に含まれるゼラチン粉の粒径が8ミクロ
ンよりも細かい範囲のものとすることによって、より透
湿性に優れた防水布の提供をなすことを目的としている
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明の透湿性防水布にお
いては、基布面に塗布形成される樹脂皮膜に微細粉状の
ゼラチン粒子を含ませておき、この基布面に形成された
樹脂皮膜中のゼラチン粒子の一部又は全部を温水又は熱
湯をもって溶出し、無数の微細な孔径の孔を満遍なく有
する透湿性の防水布を作り出すものであり、該透湿性防
水布の基布に塗布形成される塗布皮膜の厚さを0.2m
m以内とし、しかも該塗布皮膜中に含まれるゼラチン粒
子を8ミクロンよりも微細な粒径からなるものとしてい
る。
(作用) 上記のように構成された本発明の透湿性防水布において
は、基布面に塗布形成される皮膜中に均一に、しかも満
遍なく微粉状のゼラチン粒子を含ませて該皮膜を形成し
、次いでこの形成塗布皮膜から温水又は熱湯で該ゼラチ
ン粒子を溶出したことより、この形成皮膜に微細な孔径
の孔が均一に、しかも満遍なく作り出される。
又、この形成塗布皮膜に含まれているゼラチン粒子は、
基布面に塗布形成される皮膜を0.2a+mよりも薄く
したことから、温水又は熱湯で容易に溶出される。
又、この形成塗布皮膜に含まれているゼラチン粒子が8
ミクロンよりも微細な粒径であることから、このゼラチ
ン粒子の溶出に伴って作り出される塗布皮膜の孔の孔径
は最大でも8ミクロン以内とされる。
(実施例) 以下本発明に係る透湿性防水布の詳細を図面に示す典型
的な一実施例について説明する。
図においてAは透湿性防水布を構成する基布であり、通
例レーヨン、ナイロン、ポリエステル、綿、毛及びこれ
らの混紡糸にもとづく不織布1編布、織布等が用いられ
る。Bは、この基布Aの面に塗布形成された樹脂皮膜で
あり、その厚さが0.2mmよりも薄い状態で作り出さ
れ、通例0.08〜0.007腸粛前後の極薄状とされ
る。尚、この形成皮MBの厚さは用いられる樹脂lの特
性に大きく左右されるものであるが透湿性の面から0.
02〜0.007mmが理想的であり、このように薄く
することによって、この形成皮膜に含まれているゼラチ
ン粒子2の溶出が容易になされる特長を有している。そ
して、この樹脂皮膜Bの樹脂l中には粒径が8ミクロン
(p m)よりも小さい範囲にあるゼラチンの微粉状の
粒子2・・・2が含まれている。(本発明での粒径は細
長状の粒の場合では短かい側の径で測定している。) このように基布Aの面に設けられた樹脂皮膜Bに含まれ
ているゼラチン粒子2・・・2は温水又は熱湯により、
その全部又は一部が溶出され。
このゼラチン粒子2・・・2の溶出された部分が第2図
で明らかなように空洞状とされ、この空洞部分によって
皮膜Bに複雑な孔3・・・3が作り出される。
ところで前記の樹脂皮膜Bを構成する樹脂lは主として
合成樹脂材であって、極薄状とした状態での耐候性、耐
摩耗性等を考慮して、アクリル系樹脂、−液又は二液タ
イプのポリウレタン樹脂等が最適の一つとして使用され
ている。
又、使用されるゼラチン粒子2・・・2は誘導蛋白質の
一種であり通称ニカワと称する物をも含み、主として2
#Lm〜8gmの粒径からなり、より理想的には3Bm
よりも細かい範囲に属する粒径のゼラチン粒子であるこ
とが望ましく、WI細であるほど、より微細で複雑な孔
3を作り出すことができる。
尚、このゼラチン粒子2・・・2を8Bmよりも微細な
粒径の粒子とする粉砕方法としては、ゼラチンを乾燥し
、その含有水分量を10〜15重量%として粉砕する方
法と、ゼラチンを充分に1膨潤した状態で粉砕する方法
とがある。そして、これらの粉砕方法により微粉状とさ
れた使用ゼラチン粒子2は、少なくとも4重量%以上の
含有水分量を有するものとして用意する。このゼラチン
粒子2の含有水分量は、その含有水分が少ないほどゼラ
チンの粉砕が容易になされ得る利点を有する反面、含有
水分量が4重量%よりも少なくされた場合に温水又は熱
湯による溶出処理が難しくなる欠点を有し、使用に不適
とされる。
又、前記のゼラチン粒子2を膨潤させることなく粉砕す
る方法としては、ジェットミルのような所謂乾式粉砕機
による場合と、トルエン等の溶剤を用いてボールミルの
ような湿式媒体粉砕機によって粉砕する方法とがあり、
そのいずれにおいても粒径が8gm以内とされた微粉状
のゼラチン粒子2を得ることができた。更に、ゼラチン
を膨潤状態のものとし、これをノズルから高圧エアーと
共に粉砕面に向けて噴出させ、粉砕面での衝撃破砕をさ
せることによって粉砕し、この粉砕物を乾燥させる方法
においても粒径が8ILm以内の微粉状のゼラチン粒子
2を得ることができた。
このようにして粒径が8JLmよりも細かい範囲にあり
、しかも含有水分量が概ね10〜15重量%とされたゼ
ラチン粒子2を樹脂lに混ぜ合せた塗液をもって樹脂皮
膜Bを基布Aの面に形成する。
この樹脂lにゼラチン粒子2を混入する方法は、樹脂l
を樹脂液、樹脂溶液又は樹脂エマルションの状態とし、
これにゼラチン粒子2を直接投入して攪拌、混合する場
合と、トルエン等の溶剤に予めゼラチン粒子2を投入し
、攪拌、混合液を作り出した後に、該混合液に樹脂lを
溶解させる場合とがある。そして、このようなゼラチン
粒子2の攪拌、混合に伴うゼラチン粒子2の樹脂1中へ
のより確実な分散の方法として、トルエン等の溶剤、樹
脂液、樹脂溶液又は樹脂エマルションに対しゼラチン粒
子2を投入し、これをボールミル等の湿式粉砕機で再粉
砕することが望ましい、この方法によってゼラチン粒子
2を再粉砕したところ、樹脂lの中に含まれる大部分の
ゼラチン粒子2の粒径が371mよりも微細な範囲に属
することが明らかとなっり、特に、トルエン等の溶剤中
でゼラチン粒子2の再粉砕をなしたところ、ゼラチン粒
子2が溶剤に対し不溶であることから、ゼラチン粒子2
の溶解及び膨潤が一切無く、比較的容易に。
しかもそのほとんどの粒径が3Bmよりも細かい範囲に
属するゼラチン粒子を作り出すことができた。
次いで基布Aに対する皮膜Bの形成は刷毛。
ロール等による塗布と漬は込み及び吹きつけによる場合
等種々の方法がある。実施例ではドクターナイフコーテ
ングにより基布Aの面に直接皮膜Bを作ったところ0.
007mm前後の良好な皮膜Bが作られた。又、スプレ
ーガンによって基布Aの面に対し同様に皮膜Bを作り出
したところ若干の厚味のば、らっきがあったもの−路0
、QO7mm前後の良好な皮IIIBが作られた。
以上における樹脂1に対するゼラチン粒子2の混入量は
、塗布形成される皮膜Bにおいて要求される透湿性、防
水性ないしは耐候性等の度合によるものであり、混入量
を増すに従って透湿性が良好とされる反面、防水性に難
を生ずること−なり、又皮膜Bが裂けたり、摩耗により
損傷したり、剥離したりする等の不都合を生ずる傾向が
認められた。このことから実施例では樹脂lに含まれる
ゼラチン粒子2の量が、樹脂コンパウンド100重量部
に対し、ゼラチン粒子2を3〜20重量部の範囲で混合
して皮膜Bの形成をなした。又、他の実施例ではポリウ
レタン樹脂固形分30重量%を含むトルエン溶液100
部に対し1−15重量部のゼラチン粒子2を混合して皮
膜Bの形成をなした。
これらのいずれの実施例においても透湿性と防水性とが
混入ゼラチン粒子2の混入量に応じて生ずることが認め
られ、特にポリウレタン樹脂を用いた皮膜Bにおいては
皮膜Bの厚さを極端に薄くした場合でも優れた耐候性と
、耐摩耗性とが認められ、ゼラチン粒子2による微細な
孔を多量に設けることが可能である。
尚、以上の実施例における樹脂lに対するゼラチン粒子
2の混入量は、樹脂1の有する特性と、この樹脂lとゼ
ラチン粒子2とからなる塗液で形成される皮膜Bの厚さ
、及び要請される耐水性と透湿性等により自ずと特定さ
れるものであり、以上実施例の混合率に必ずしも限定さ
れるものではない。
尚、前記の樹脂lの希釈溶液化に用いられる溶剤は、対
象とされる樹脂lの素材に対応して適宜選択して用いら
れるものであり、通例前記のトルエンの他にメタノール
、イソプロピルアルコール、ベンジンアルコール、酢酸
エチル。
酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、キジロール、ジメチルフォルムアミド、
2・ニトロプロパン、二塩化アミド、トリクロールエチ
レンその他の各種溶剤が実用的な溶剤として用いられる
以上の方法で基布Aの面に塗布形成される皮膜Bは0.
2〜0.00?m層の厚さからなる極めて薄いものであ
り、より良い透湿性を得る目的から0.02〜0.00
7mm前後の厚味からなるものが理想的であり、主とし
てポリウレタン系の樹脂を用いて0.0O?mm前後の
極薄状の皮膜Bが形成された。
尚、このようにして塗布形成された皮gBの多くは、そ
の表面が樹脂のスキン層とされている場合があり、以下
に述べるゼラチン粒子2の溶出の妨げとなることがある
。そこで、この塗布形成された皮膜Bの表面にサンデン
グないしはサンドブラスト処理を施し、皮膜Bの表面に
もたらされがちな樹脂スキン層を取り除く処理を、ゼラ
チン粒子2の溶出処理前に施すことがある。
このようにして皮膜Bを形成された基布Aを50℃〜1
00°Cの温水又は熱湯中に漬は込んで皮膜B中に含ま
れている前記のゼラチン粒子2・・・2の全部又は一部
を溶出させる。
このゼラチン粒子2・・・2の溶出は使用温水又は熱湯
の温度が高いほど短時間に効果的になされる反面、基布
Aあるいは基布Aに形成された皮膜Bの破損あるいは劣
化を生ずることがあり、この使用温水又は熱湯の温度設
定及び情は込み時間の設定は基布Aの素材特性と、この
基布Aの面に形成される皮膜Bの素材特性、厚さ等によ
り随時決定する必要がある。又、この温度設定と、漬は
込み時間の設定は皮膜Bに含まれているゼラチン粒子2
・・・2を、どの程度まで溶出させるかによっても随時
変更される。
このゼラチン粒子2の溶出は皮膜Bに微細な孔3を作り
出すためになされるものであるが。
作り出される孔3を、より微細としたり、複雑に屈曲す
る形状とする意図から皮膜Bに含まれているゼラチン粒
子2の一部2°を残すようにして前記の溶出処理をする
こともある。
このように孔3にゼラチン粒子2の一部2゜を残した実
施例においては、孔3の径が5pLmよりも微細なもの
とされ、その多くが0.5〜3#Lmの範囲にある孔径
とすることができた。
か−る実施例から皮膜Bに含まれているゼラチン粒子2
の溶出の度合は、この皮膜Bに要請される透湿性の度合
と、耐水性の度合とにより決定されること覧なる。
又、皮膜Bに作り出Sれる孔3にゼラチン粒子2の一部
2°を残すことにより孔3の孔径を相対的に小さくし、
しかも鎖孔3が複雑に屈曲するようにすることによって
皮膜Bの通気性を大幅に制限することが可能となり、結
果的に断熱効果を皮膜Bにもたらすことができる。
更に、皮膜Bに作り出される孔3にゼラチン粒子2の一
部2′を残すことにより、この残されたゼラチン粒子2
の一部2°が吸湿機能を皮膜Bにもたらし、この結果、
皮膜Bに湿度調整機能がもたらされる。
尚、以上におけるゼラチン粒子2を皮膜Bを構成する樹
脂1の色合いに予め染めておくことにより前記熱湯又は
温水をもって溶出されずに皮膜Bにゼラチン粒子2が残
されている場合でも、又、形成される孔3にゼラチン粒
子2の一部2°が残されている場合でも違和感の無い色
調の皮膜面を作り出すことができる。
(効果) 本発明に係る透湿性防水布は以上の構成よりして基布A
の面に形成される皮膜Bの形成に際し、又は形成された
皮膜Bに以下の効果がもたらされる。
(1)樹脂lに含まれるゼラチン粒子2が8g、mより
も細かい範囲に属するものとされたことより、形成され
る皮膜Bを0.21以下の薄い塗膜とした場合でも、形
成塗膜から混入ゼラチン粒子2が浮き出したり、突き出
たりすることがない、従って、0.2+s+s 、IJ
下の薄い塗膜を形成した場合でも、塗膜に欠落部分のな
い滑らかな面を有する皮膜Bを容易に作り出すことがで
きる。
(2)又、このように8#Lmよりも細かい範囲に属す
るゼラチン粒子2を用い、しかも基布Aに塗布形成され
る皮膜Bの厚さを0.2mm以内としたことによって、
皮膜Bに含まれているゼラチン粒子2の溶出が円滑に、
しかも確実になされると共に、この溶出処理によって皮
膜Bに微細な均一の孔3・・・3を作り出すことができ
る。
(3)更に、基布Aに皮膜Bを塗布形成した後の溶出処
理によって孔3が作り出されることから、均一で、しか
も極薄状の皮膜Bの形成が基布Aに対する塗液の単なる
塗布のみにより作り出すことができ、作り出された皮膜
Bに薄肉部分や穴開き部分を生ずることがない。
(4)このようにして作り出された皮膜Bは、この皮膜
Bに含まれているゼラチン粒子2・・・2によって、そ
の皮膜Bを構成する樹脂lが独立気泡と連続気泡との混
合された発泡態様の各種フオーム材と同様の構造とされ
、皮膜Bに特有の伸縮性をもたらしている。このことは
皮膜Bに含まれているゼラチン粒子2が溶出せずに該皮
膜B中に残されている場合も同様であって、このように
皮膜Bに残されているゼラチン粒子2は含水状態におい
て特有の伸縮性と弾性とを形成皮膜Bにもたらす特長を
有している。
(5)又、0.2mm〜0.0071m+1の均一の厚
みを有する皮膜に目的とする量のゼラチン粒子2・・・
2を均一に含ませることができ、この結果、均一の厚み
の皮膜に、均一の分布密度で孔3・・・3を作り出すこ
とができること〜なり、目的とする透湿性と、防水性と
を併せもつ防水布の提供が可能とされる。
(6)更に、以上で形成される透湿性防水布では皮膜B
に形成される孔が8Bmよりも微細なものであり、その
多くが3JLmよりも孔径の小さな孔3とされているこ
とがら粒径の大きい水滴等の通過が防がれるのに比し、
人体から発散される汗等の水蒸気が透過される特長を有
している。
これらのことは通例の雨の水滴の粒径が2000#Lm
前後であること、特に微細な粒径の霧雨においても、そ
の粒径が100gm前後であるのに対し水蒸気の持つ水
分の粒径が0.0004uLmと小さいことに由来する
ものである。
(7)又、透湿性防水布に形成される皮膜Bの孔3が8
pmよりも小さい孔径であることから達成される透湿性
に比較して耐水圧性が良好とされる特長を有している。
以上の諸効果から、防水布の内側での蒸れ出しが効果的
に取り除かれると共に雨等による濡れが防止され、しか
も伸縮性が皮膜Bにもたらされるため各種のアウトドア
スポーツ用のウェア及び作業衣ないしは各種の雨具類等
として広範な用途に向けての使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る透湿性防水布のゼラチン溶出前の
要部拡大断面図、第2図は同ゼラチン溶出後の要部拡大
断面図である。 A・・・基布、B・・・皮膜、1・・・樹脂、2・・・
ゼラチン粒子、3・・・孔。 第  l  図 A・・・基布 B・・・皮膜 1・・・樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、基布面に塗布形成される樹脂皮膜の厚さが0.2m
    mより薄く、且つ該樹脂皮膜が8ミクロンよりも細かい
    範囲にある微細粉状のゼラチン粒子を含んでいると共に
    該形成皮膜中のゼラチン粒子の少なくとも一部が温水又
    は熱湯をもって溶出されていることを特徴とする透湿性
    防水布。
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JP2582742B2 (ja) * 1992-03-17 1997-02-19 鐘紡株式会社 温度により透湿度をコントロールする布帛

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