JPH01222869A - 研磨工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、自由曲面の研磨に好適する研磨工具に関する
。

（従来の技術） 一般に、自由曲面の研磨は、人手により研磨布を被研磨
面に押し当てて行っている。そのため、所望の研磨精度
を得るためＫは高度の熟練を要するとともに、いったん
得られた研磨精度が再び何度も得られるという再現性に
乏しかった。のみならず、自動研磨が困離であるため、
研磨能率がすこぶる低く、生産コスト上昇の一因となり
ている。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記事情を勘案してなされたもので、自由曲
面の研磨でも自動的に行うことのできる研磨装置を提供
することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段と作用） 袋状の弾性体からなる伸縮自在な支持部材に研磨体を固
着させ、支持部材に圧力流体を封入して膨°張させるこ
とにより＃ミぼ回転対称をなす被研磨面に研磨体を押圧
することにより、自由曲面をなす被研磨面の高精度かつ
高能率研磨が可能なフレキシビリティ−の高い研磨工具
を提供することを目的とする。

（実施例） 以下１本発明の一実施例を図面を参照して詳述する。

第１図（！ｌ）、　（ｂ）は、この実施例の研磨工具■
を示している。この工具は、伸縮自在な例えばポリブロ
ピレンなどの弾性部材からなる円筒状の支持部材（１）
と、この支持部材（１）の外周面に軸方向に等間隔かつ
同軸となるように複数段に貼着され九円環帯状の研磨布
（２）・・・と、支持部材（１）の内周面に軸方向に等
間隔かつ同軸に固着された円環状のリブ材（３）・・・
と、支持部材（１）の底部を閉塞する例えばポリ塩化ビ
ニルなどの合成樹脂からな夛硬質の底板（４）と、支持
部材（１）の上端部を閉塞する例えばポリ塩化ビニルな
どの合成樹脂からなり硬質の蓋板（５）とから構成され
ている。しかして、研磨布（２）・・・とじては、例え
ばアセテート、ナイロン（商品名；デ為ボン社）、綿な
どの繊布やポリウレタンなどの人工°皮革が好適してい
る。一方、リブ材ｒ３）・・・としては、例えばカーボ
ン繊維などの可撓性を有する部材を用いる。この場合の
リブ材（３）・・・の直径は、等しく設けられている。

そうして、研磨布（２）・・・は。

リブ材（３）・・・間となる位置に配設されている。さ
らに、蓋ｍ　（５）には、流体を支持部材（１）の内部
に導入させる栓（６）が設けられている。

つぎに、上記構成の研磨工具のの使い方について述べる
。

まず１円筒をなす被加工物（８）を図示せぬ保持手段に
その軸Ｍ　（９）のまわシに回転自在に取付ける。

ついで、研磨工具■を被加工物（８）の円孔ａ１に遊挿
させる。ついで、栓（６）から圧縮空気Ｉを支持・部材
（１）の内部に導入して、外方に静圧を付加し、リブ材
（３）・・・に拘束されている状態で、膨張させ、研磨
布（２）を円孔ａ１の内壁面に密着させる。このとき。

研磨工具■は１図示せぬ支持手段により、上、下両端部
を固定されている。ついで、被加工物（８）を軸線（９
）のまわり矢印（１２ａ）方向に回転させるとともに、
軸線（９）に沿う矢印（１２ｂ）方向に往復動させる。

同時に１図示せぬノズルから研磨部位に研磨液（至）を
供給する。この研磨液ａ３は１例えばメッシェサイズ５
００＃のダイヤモンド砥粒を加工液に分散させたもので
あって、研磨中においては、研磨液α騰は、研磨布（２
）・・・間のすきまに滞留し、研磨部位に円滑に供給さ
れる。その結果１円孔Ｈの内壁面は、支持部材（１）の
膨圧力による静圧を研磨圧として、全面均一にポリシン
グされる。

以上のように、この実施例の研磨圧Ａ■は、被加工面形
状に応じて伸縮する支持部材（１）に研磨布（２）・・
・を接着し、支持部材（１）を流体圧により膨張させ、
遊離砥粒を介して被加工面に圧接させて、研磨するよう
にしているので、被加工面に起伏が存在していても、ど
のような起伏に照応して支持部材が伸縮する。よって、
研磨むらがなくなシ、被加工面を均一に研磨することが
できるので、研磨精度が著しく向上する。また、起伏が
著しい場合でも１人手によることなく、自動的に研磨す
ることができる。

なお、上記実施例に訃いては、研磨布（２）・・・は、
隣接するリブ材（３）、　（３）間に、１枚ずつ配置す
るようにしているが、第２図に示すように、複数枚配置
するようにしてもよい。さらに、研磨布（２）・・・の
形状は、第３図に示すように、セグメント状としてもよ
い。のみならず、−本の研磨布を螺旋状に貼着してもよ
いし、支持部材（１）の壁面を研磨部に形成してもよい
。さらに、リブ材（３）・・・の径は、すべて同一とす
ることなく、被加工面形状に照応して変化させてもよい
。たとえば、第４図に示すように、被加工面Ｉが１回転
楕円曲面をなしている場合は、この被加工面ａ４の内径
変化に応じてリブ材（３）・・・の径を変化させた研磨
工具（Ｔ１）を用いる。

こうすることにより、支持部材（１）の膨張と相俟つて
、研磨布（２）・・・を回転楕円曲面に倣って圧接させ
ることがで色、研磨精度及び研磨能率が向上する。

さらに、第５図に示すように、外周面が回転楕円曲面と
なっている被加工物ａ！９を研磨する場合には、研磨工
具（Ｔ２）を用いてもよい。この研磨工具（Ｔ２）は１
円筒状の伸縮自在な弾性部材からなる支持部材Ｃｔ＊と
、この支持部材αｅの内周面に同軸的かつ多段に貼着さ
れた帯状の研磨布住η・・・と、支持部材ｔＬＩの外側
を同軸に囲繞する金属製の外壁部材α樽と、支持部材（
ＩＱと外壁部材ａ秒との底部を封止するように取付けら
れた底板α場と、支持部材α０と外壁部材＜１１との頂
部を封止するように取付けられた蓋板（イ）と、この蓋
板■に設けられ支持部材翰と外壁部材α印との間に圧縮
空気を導入し支持部材顛を内方に膨張させる栓Ｃυと、
支持部材（１１の外周面に外壁部材ＯＩに対して同軸か
つ軸方向に等間隔に配設されたリブ材働・・・とからな
りている。そうして。

研磨布αη・・・は：互に隣接する一対のリブ材（２）
、（２）の間となる位置に一枚ずつ配置されている。そ
して、リブ材（イ）・・・の径は、回転楕円曲面形状に
対応して変化している。しかして、被加工物ａ！９の外
周面である被加工面（至）を研磨する罠は、被加工物ａ
！９に、この被加工物ａ！９を挿入させる。ついで、４
＆Ｈから圧縮空気を導入し、支持部材顛を内方に膨張さ
せる。すると、研磨布αη・・・は、はぼ一定の圧力で
被加工面（至）に圧着する。しかして、図示せぬノズル
から研磨液（財）を研磨部位に供給するとともに。

被加工物置をその軸線（１５Ｊｌ）のまわ）矢印（ハ）
方向に回転させながら、この軸線（１５ａ）に沿う矢印
四方向に往復動させる。すると、被加工面（２）は、研
磨液＠によりはぼ一定の研磨圧で高能率かつ高精度で研
磨される。

さらに、上記実施例におけるリブ材（３）・・・、（２
）・・・は、被加工面の形状が円柱状のように単純であ
る場合であるとか、あるいは、支持部材（１）、　ｍｌ
が、圧力流体を導入したとき被加工面の形状に倣って膨
張するように形成したような場合には、省略してもよい
。この場合、リブ材（３）・・・、（２）・・・による
拘束がないので、フレキシビリティ−が格段に向上し、
よシ複雑な形状の被加工物の研磨が可能となる。さらに
また、第６図に示すよ５に、研磨布＠・・・に砥粒（至
）・・・を固着し、これら固着砥粒（至）・・・Ｋよシ
研磨するようにしてもよい。

〔発明の効果〕

本発明の研磨工具は、被加工面形状に倣って自在に伸縮
するとともに、静圧により被加工面全体が均一に研磨圧
が付加されるので、工具としての７レキシピリテイー（
柔軟度）が高まシ、複雑な形状の自由曲面の加工を能率
的かつ高精度に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例の研磨工具の断・面圧
面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）のＢ−Ｂ線断面図。 第２図乃至第６図は本発明の他の実施例の説明図である
。 （Ｔ）、　（ＴＩ）、　（Ｔ２）　：研磨工具、　　　
（１）：支持部材。 （２）：研磨布（研磨部）ｔ　　　　（８）：被加工物
。 代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　　扱山光之 第　２ｒＩＪ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）ほぼ回転対称をなす被研磨面を研磨する研磨工具
   において、圧力流体を封入自在に袋状に形成され且つ少
   なくとも上記被研磨面に対向する対向面側に伸縮自在な
   弾性体からなり且つ研磨部が形成されている支持部材を
   具備し、上記支持部材へ封入された圧力流体の圧力によ
   り上記支持部材の対向面を上記研磨部を介して静圧的に
   押圧しながら上記支持部材を上記被研磨面に対して相対
   的に摺動させることにより上記被研磨面を研磨すること
   を特徴とする研磨工具。
2. （２）支持部材には被研磨面と対応した円環状のリブ材
   が同軸かつ軸線に沿って多段に取付けられていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の研磨工具。
3. （３）研磨部はポリッシャであり、被研磨面は研磨体と
   上記被研磨面との間に介在する遊離砥粒により研磨する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の研磨工具
   。
4. （４）研磨部は砥粒を保持していることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の研磨工具。